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癌掲示板..>小細胞肺癌について

1 名前: ちちち 投稿日:2002/07/12(金) 21:37
父が4期の小細胞肺癌ということであと半年の余命と言われて
しまいました。なんとか延命をしたいのですが、小細胞肺癌
の治療法について何でもいいので教えていただけませんでしょう
か?
化学療法と放射線療法が効果的とされていますが、最新の治療法
等も教えていただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2 名前: yamada 投稿日:2002/07/12(金) 22:43
4期ということは遠隔転移しているので、抗ガン剤治療が主体で転移巣に対して放射線療法を併用できる場合があります。抗ガン剤は最低でも3クールできれば4クールするのがベストです。シスプラチンとエトポシドまたはイリノテカンの組み合わせが主流です。最初のうちはよく効くタイプですが、すぐ大きくなりますのでこまめに経過を見ていく必要あり。4期で半年から10か月くらいの予後だと思っています。

3 名前: ちちち 投稿日:2002/07/13(土) 10:56
yamadaさんご返答ありがとうございます。
父はすでに脳に腫瘍が転移しており、そちらはガンマで
治療済みです。あとは、抗ガン剤治療を進めるということ
ですね。抗ガン剤治療をしても半年から10か月くらい
しか延命はできないということでしょうか。
抗ガン剤治療がかなりきついのならしない方がよいのかな
ともちょっとは思ってしまいます。

4 名前: yamada 投稿日:2002/07/13(土) 23:02
小細胞癌は非小細胞癌と違って抗ガン剤の感受性がよく最初はよく効きます。遠隔転移がなければ完全治癒もあるのです。脳転移はまた再燃する可能性があります。再燃すれば全脳照射した方がよいでしょう。遠隔転移症例の予後は厳しいのですが治療がよく効いているうちは、副作用が強く出なければ治療する価値はあると思います。無治療で経過をみた場合は3-4か月かもしれません。短期間の延命のためにつらい抗ガン剤治療をうけるのであれば残された時間を本人に有意義に過ごしてもらうのも一つの考えです。本人の意思を尊重して今後を決められたら良いと思います。

5 名前: ちちち 投稿日:2002/07/14(日) 19:57
yamadaさん本当にありがとうございます。
告知は母のみでしたので、あさって実家に帰省して実際
担当の先生に会って話を伺ってみようと思います。

この治療に関しては父はシスプラチンとエトポシドで
治療するようですが、イリノテカンとは新薬なので
しょうか?また、本などで調べてみると、CP療法が
最近は利き目があることがわかったとありましたが、
こちらはどうなんでしょうか?もしおわかりでしたら
ご教示願えないでしょうか。

6 名前: yamada 投稿日:2002/07/15(月) 00:08
イリノテカンは新薬ではありません。5年くらいは前からあります。シスプラチンとエトポシドの組み合わせ(PE療法)は標準だと思います。イリノテカンとの組み合わせとの奏功率は大差ないです。ご質問のCP療法は知りません。EPと同じものかもしれません。

7 名前: ちちち 投稿日:2002/07/16(火) 22:31
yamadaさんいつもご返答ありがとうございます。
本日、主治医の先生とお話してきました。結構シビアな
ことをおっしゃっていたので、母から電話で聴いていた
時より正直へこみました。でも希望は捨てずに最善を尽く
そうと思います。
主治医の先生と相談して、イリノテカンよりも副作用の
軽いPE療法に決定してきました。それでもいろいろこちら
でも調べていましたが、国立ガンセンターのHPに、
新抗癌剤について記されている部分があるのですが、

「未治療のED症例を対象とした新しいanthracyclineである
amrubicin単剤の化学療法により、78.8%の奏効率と11.0ヶ月
の生存期間中央値が報告されている」

こちらに関して詳しい方はおられますでしょうか。

8 名前: jun 投稿日:2002/07/17(水) 12:03
カルセド注射用
(アムルビシン)
[効]細胞の増殖を抑えて、腫瘍の発育を抑えます。非小細胞肺癌,小細胞肺癌
H14.3.18承認
[副]心筋障害、心電図異常、白血球減、血小板減、倦怠感、肝障害、食欲不振、悪心、血液障害、貧血、嘔吐、下痢、口内炎、発熱
(ア)心筋障害(頻度不明):心筋障害更に心不全等が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には,休薬又は中止する。特にダウノルビシン,ドキソルビシン投与後症例への本剤の投与には十分注意する
(イ)骨髄抑制:汎血球減少,貧血,白血球減少,血小板減少,出血が現れることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には減量,休薬等適切な処置を行う



9 名前: jun 投稿日:2002/07/17(水) 12:09
厚生労働省は新医薬品7成分9品目を、6月7日付で薬価基準へ追補収載する。
アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤であるカルセド注(住友製薬)については、収載希望書が提出されなかった。

10 名前: ちちち 投稿日:2002/07/24(水) 22:35
junさんご返答ありがとうございます。アムルシビンも安全
な小細胞肺癌に効く新薬とは言えないようですね。
今週頭から1クールめのPE療法をはじめました。2日めから
すぐ吐き気等出てきました。(他の患者さんより早いそうで
す。)これから心配ですが、がんばって乗り切って欲しいと
思っています。
さて、あれからもいろいろとインターネットで調べているの
ですが、丸山ワクチンは小細胞肺癌には効くのでしょうか?

11 名前: jun 投稿日:2002/07/25(木) 11:40
"ちちち"さん
うちの父もSCLCで闘病中です。シスプラチンとイリノテカンを
4クールの後、今は放射線を受けています。治癒は難しい病気
ですが、少しでも命を延ばせて、その間に新しい治療法が
出てくればと思っています。
情報交換よろしくです。


12 名前: jun 投稿日:2002/07/25(木) 11:47
"ちちち"さん。
参考までに、同じ病気のAkiraさんのHPです。

http://www.jungle.or.jp/akisan-n/new_page_2.htm

13 名前: ちちち 投稿日:2002/07/26(金) 10:11
junさんありがとうございます。junさんのお父さんは4クー
ルされたんですね。本当、今まで『ガン』って他人事のよう
に思っていましたが、今ではjunさんのような方とお話や
情報交換できることが励みになります。お互いできる限りの
ことをしてがんばりましょう。

ご紹介していただいたAkiraさんのHPは自分も拝見させて
いただいてました。Akiraさんは小細胞肺癌でも限局型なん
ですよね。父は進展型なんです。。一番やっかいな癌では
ありますが、なんとか延命させてあげたいと思っています。
今日は水の点滴をするはずです。明日は実家に帰省する
予定ですので、また報告いたします。

14 名前: jun 投稿日:2002/09/11(水) 12:35
ちちちさん その後いかがですか?


15 名前: ちちち 投稿日:2002/10/03(木) 20:33
junさんご報告が遅れました。

父は2回の抗がん剤(PE療法)と丸山ワクチンとアガリクス
の錠剤および液体とお茶の服用で先月の末の結果、すべての
ガン細胞がレントゲンから消えました。進展型であるため、
いずれまた再発の恐れはありますが、延命処置はうまくいっ
たのではないかと思っております。みなさまにはいろいろと
お教えいただきまして感謝でいっぱいです。

今は退院して家で療養しております。まだ副作用により食欲
がないため、家での食事の方が父にとっても楽なようです。
また、日によって熱が出るようです。
これからは体力、抵抗力が落ちないように日々気を付けて
過ごすように伝えました。

このあいだに新薬等が出てくればいいなと思っています。

16 名前: jun 投稿日:2002/10/14(月) 13:26
ちちち様
お父様のご退院、おめでとうございます。
必ず、新しい治療法が開発されます。一日でも長く命
を伸ばしてがんばってください。

うちの父は放射線の後退院しましたが、放射性の肺臓炎で
9月10日に再入院、心筋梗塞、小腸行く血管に塞栓、
外科手術、そして手術の2日後に肺血腫で亡くなりました。
転移や再発のことは覚悟しておりましたがまったく予想外の
急な最期でした。
10月10日 55歳でした。

'02/8/27 バイオビジネスニュース
米国ペンシルバニア州 Cell Pathways社
SCLCを対象としたAptosyn のP1の結果を発表
NCIの支援でP2へ

'02/10/1 京大 本庶 佑 教授
新しい治療法開発 自らのリンパ球にがん細胞を
攻撃対象として認識させる。

17 名前: ちちち 投稿日:2002/10/16(水) 20:13
junさんへ
思いもがけないとても悲しいお知らせになんと言っていいの
か言葉も出ない思いです。junさんのお気持ちを考えますと
同時に自分のことのように胸が苦しくなり、また、これから
という時に本当に残念でなりません。心からお悼み申し上げます。

父は脳の転移による部分以外の放射線治療はしておりません
でした。あらためてガンという病気の恐ろしさと憎さは
増えてくるばかりです。しかしながら、今思うと父の食生活
や喫煙等、反省するべき点も多々あります。病気になる前に
毎日の生活こそが本当に大事なのを再認識させられ、学ぶこ
とができました。
junさんもどうぞお身体には充分に毎日を大切に、またjunさん
やまわりの方々の悲しみが少しづつでも癒えること、心より
お祈りしております。
私もこれからも父のこと、情報など書き込んでいくつもり
ですのでこれからもどうぞよろしくお願いいたします。