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癌掲示板..>父が肺がんの疑い

1 名前: miles 投稿日:2006/06/29(木) 18:09
父が脳梗塞の治療中、撮影された胸部レントゲン写真で肺癌の疑いがあると言う事を受け、市内の病院にて胸部レントゲン、CTなどを実施した結果、正式な告知は受けませんでしたが、99.5%の確率でがんだと言われ街の大きな病院への紹介状を貰い、入院予約を経て今現在入院しています。現在色々な検査をしている段階でハッキリした事は分からないのですが、初回の診察でハッキリとは言われませんでしたが、初期の段階で手術可能だろうと言う話でした。当初の予定では入院期間は2週間くらいと言う事だったのですが、通常は肺がんに関してはどれくらいの期間入院するものなのでしょうか?すぐに検査などをして頂けませんでしたし、一ヶ月待たされた後検査がようやく始まっている段階で、当初は2週間の入院であれば1週間で検査などを終わらせ、もう一週間が手術などに割り当てられるものだと素人考えでは思っていたのですが、この期間が長くなったり、それ以上になると手術不能がんだったりして予定が変わったりするものなのでしょうか?現在それを考えると不安で眠れない状況になっています。経験をお持ちの方や、どなたかアドバイスなどありましたら教えて欲しいです・・・。

2 名前: miles 投稿日:2006/06/29(木) 18:19
本人は至って元気でまだ自覚症状と思えるようなものも出ていませんが、明確な答えを教えて頂けない?と言いますか転移などの有無、全てではありませんが骨シンチなどはすでに終了していますので医者のほうは分かっていると思うのですが、おおよそでも教えて頂けない状況みたいです。告知もまだの状態ではありますが家族を呼んでと言う事ですので、転移性の手術不能ガンではないのかとか色々考えています・・・・。現在入院四日目、告知などは正式に受けていません。市内の医者は99.5%ガンだと言ったそうですが発覚から入院まで1ヶ月放置された挙句(重病人が居ると言うのは分かっていてベットに空きがないらしいことは分かっていたので説明して頂ければ納得できたのですが・・。そういう人が沢山居るんだと自分自身に言い聞かせていました。)、検査もまだ終了していない状態で結果もないまま現在に至ります。

3 名前: 肺外科医 投稿日:2006/06/29(木) 23:52
事前にどのようなスケジュールで物事が運ぶか、大まかに
でも教えてくれないのは不親切かと思いますが、どの
程度の検査を外来/入院でやるのか、手術のどのくらい前に
入院していただくかといったことは、各々の病院で事情が
異なります。ここでいろいろ憶測なさっていても意味が
ありませんので、直接病院、担当医にお聞きになることを
お勧めします。

4 名前: miles 投稿日:2006/06/30(金) 07:13
肺外科医様

おはようございます。冷静になって考えてみれば確かにそうですよね・・・。気が動転していて自分でも気持ちが先走りしてしまっていたようです。その上でしっかりとしたアドバイスなどを頂けて本当に嬉しかったです。父の担当医になった医者は明確な答えを要求しても訴訟などを恐れているのか、答えから逃げているように思いました。私としましては父の病期や現時点で言える事、正確でなくても良いけれど大体聞いておきたかったと言うだけで後々、責任を誰かに押し付ける気持ちはありません。せめて本音で教えて頂きたかった感じです。と同時に身内でがんの人間が出た事は私の人生でこれが最初でよく分からなくて・・・。多分病院やお医者様の都合などもあるのだろうと思いました。7/3日にPET、7日に細胞採取をするそうです。見ず知らずの私などに優しくアドバイスをして頂き本当に感謝しています。

5 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2006/06/30(金) 14:51
milesさん 初めまして omizuと申します

お父様が肺ガンの疑いと診断され、ご心痛のこととお察し申し上げます。
私は約2年前に、掛かり付けの病院で肺ガンの疑いがあると言うことで
肺専門のセンター病院を紹介され、Xray,CT等の資料持参で診察を受け、診察後入院手続きをしましたが
入院まで約1ヶ月自宅待機となりました。
入院当初は腫瘍内科でお世話になり、連日検査づけで、主治医の話では一通りの検査が終わらないことには治療方針も

6 名前: omizu 投稿日:2006/06/30(金) 15:33
初めての書き込みで大変失礼しました。

お父様が肺ガンの疑いと診断され、ご心痛のこととお察し申し上げます。
私は約2年前に、掛かり付けの病院で肺ガンの疑いがあると言うことで、肺専門のセンター病院を紹介され、Xray,CT等の資料持参で診察を受け、診察後入院手続きをしましたが、入院まで約1ヶ月自宅待機となりました。
入院当初は腫瘍内科でお世話になり、連日検査づけで、主治医の話では一通りの検査が終わらないことには、治療方針も話せないとのことでありました。
この病院では、週に1回、腫瘍内科医、腫瘍外科医、放射線科医、麻酔科医等が参加してカンファレンスが開かれ、ここで患者の病状の検討、治療方針等が決定され患者に告知されることになるとの説明がありました。
検査は当然癌の種別、癌のステージの想定等の検査は当然のことですが、患者がこれから受けると思われる治療に耐えられるかも検査します。
肺ガンは呼吸器系ですが、そればかりではなく循環器系、消化器系等の検査も行われます。
私の場合、入院から約1ヶ月後に外科治療を行うこととなり、内科病棟から外科病棟に移り、右肺上葉切除手術を受けました。
手術後約2週間で退院し、現在に至っております。
milesさんに落ち着いて下さいというのは酷かも判りませんが、この病気は長期戦であると承知して下さい。
お父様の検査が早く終わり、負担の少ない治療であることを願っております。



7 名前: miles 投稿日:2006/07/03(月) 20:36
omizuさん

こんばんわ、ご自分のお辛い体験、話して下さって本当に嬉しく思っています。やはりそれくらいの時間はかかるのが普通のようなのですね・・・・。私のほうも父がこのような状態になり、自分の生活もあるのですが全てを捨て、親に尽くしています。私のほうも失ったもの、代償も大きいですが何より親で気持ち的にも他に向かない状況になっています。どちらに比重を置くかはあれなのですが自分のほうの都合を裂いて気が付いた時には全てを失っていそうで不安に思い、また父の様態も依然として分からない状態が続いている為、不安な毎日を過ごしています。うちの場合はまだ入院一週間と少し位ですので結果が出るのはまだ少しかかりそうですね。落ち着いていられないですがなんとか自分を抑制して待ってみる事とします。ネットで色々情報収集をしていますが肺がんの場合は2年半くらいのうちに転移の可能性が最も高いらしいですので、omizuさんもあと少しです。病気を乗り越え現在は元気に過ごされている方も少なからず居るようですし、私も患者の立場になったことはありませんので全てを理解する事は難しいですが、人の痛みを少し分かるようになりました。流れとしておおよその経験を聞けただけでも私としては大きな収穫、お辛い気持ちを押し殺してでもお話下さってありがとう。

8 名前: miles 投稿日:2006/07/14(金) 02:04
お世話になります。
しばらく湧き上がる焦りを押し殺して我慢していましたが、一通りの検査が
終了し来週に手術が決まりました。細胞診のほうは肺の抹消に出来ている癌で
無理に行うと本人が苦しがる可能性があったらしく未遂に終わったらしいですが
現段階でのステージは癌の大きさが3CM以下、リンパ節への転移なし
との事でステージⅠa。
手術は胸腔鏡で行うと言う事でした。
自分の父親の心配ばかりを考え、駄スレッドとして
書き込んだにも拘らず、優しくアドバイスして下さった
方に本当に感謝の気持ちで一杯です。
苦しんでいる方も大勢居るかと思いますので
もし似たようなケースの状況下に置かれている人など
参考になれば本当に嬉しく思います。
手術終了後の抗がん剤治療や放射線療法などに関しましては
まだ十分に調べていませんので分からないのですが、
抗がん剤治療を行い場合はタキソール、またはUFTなど
どちらが良いものなのでしょうか??非小細胞癌におきましては
抗がん剤の利きが悪いらしく、有効ではないと言う
話を聞いた事があるのですが、UFTの服用ですと5年生存率
を3%程度高める事が出来ると聞いた事もあり、色々
考えています。余計な事は考えず意思に任せたほうが良いのか
とも思っておりますが、どなたか経験をお持ちの方は
お教えして頂ければ助かります。


9 名前: omizu 投稿日:2006/07/17(月) 17:06

milesさん今日はomizuです。

7/14付けの書き込み拝見いたしました。
 お父上の検査も一応終わられたようで、ステージⅠaとのことで早期発見の部類になると思われます。

 また胸腔鏡による手術が今週にも行われるとのことで、開腹手術に比べるとはるかに患者本人の身体的負担が軽いと思われます。無事に手術が終わることをお祈りしております。

 術後の抗癌剤の服用についてお悩みのようでありますが、退院前に医師からUFTを服用するか否かの質問があると思います。

 私の場合もUFTの服用について意見を求められました。抗癌剤を服用するか否かは患者が決めることであるようです。

 UFT服用効果はmilesさんが書かれているとおりの、効果がある患者もあると言うことで、すべての患者に効果があるというものでもないようです。ガン細胞が線癌の場合にそこそこの効果があるようで、扁平上皮癌の場合は効果が薄いようです。

 私の場合は、扁平上皮癌であまり効果か期待できるものではなく、服用しないよりはましだろうとのことで、退院後約10ヶ月服用しましたが、不整脈、血小板の減少、白血球の減少等副作用とおぼしき症状が出ましたので、医師と相談の結果UFTの服用を中止し今日に至っております。

 お父上とよく似た症状でありましたので、簡単ですが書き込みさせていただきました。

 お父上の手術が成功裏におわりますことをお祈りします。


10 名前: miles 投稿日:2006/07/17(月) 19:07
omizuさん

ありがとうございます。
体験談凄く参考になっておりまして、今後の治療方針を決める上でも
役に立ちます。やっぱりUFTのほうは大きな結果には繋がりにくい
ようですね・・・。肺の抹消に出来ている癌と言う事で
細胞診こそ失敗に終わりましたが
パーセンテージから言っても線がんの可能性が
濃厚ではないのかと考えています。
肺ガンの場合は扁平上皮癌か線がんの患者様が
8割くらいとほとんどを占めているようですので
これを使用したリスクとパーセンテージから服用を
決定しなければなりませんね・・・。
オヤジは脳梗塞の為、言語障害をわずらっており、医者から
提案があった場合、話す事が出来ないので医者から提案があった場合にも
うんうんと聞いてしまうと思いますし、お袋も年で無知、
情報収集能力もありませんのでうんうんとやってしまいそうで
怖いです・・・。医者からすれば私のようなのがやっかみがましく
チャチャを入れてくるのを嫌いそうですし大変悩んでいますが
線がんであった場合はUFTの短期使用を検討し、扁平上皮癌で
あった場合にはUFTの使用を考えるといったような
感じで考えてみようかと思います。あくまでも個人差にも
よるようですので分からないのですが、omizu
さんの意見を大事にし検討していこうと思います。
金曜日に手術なのでそれが終わりましたら最終的な病期と
種類が分かると思いますので書き込もうかと思っています。
不整脈は心臓関係、血小板や白血球の現象は下手をすると
白血病などにも繋がりかねないと考えており、この選択は
非常に難しいです。
最近の医者は自らの考えを押し通そうとせず、(自分で別の病気になった時に通院し、
満足の行く治療を施して頂けなかった経験から)患者任せの部分が
少なからずあると感じていまして年寄りには対処出来るかが
心配です・・・。がんの場合はその傾向がより一層強い
そうですし、患者のほうも癌と向き合う為に多少なりとも
最低限の知識は必要だと言う考えからです。
UFTの服用により命を危険に晒すハイリスクはどう考えても
危険ですもんね・・・。相手が癌なだけにノーリスクで治すの
は虫が良すぎるのでしょうが・・・。最終的な病理検査などが
終了し確定しましたらこの事を踏まえ決定します。

11 名前: 肺がん外科医 投稿日:2006/08/09(水) 13:56
術後の調子はいかがですか?

そのうち取れたものの顕微鏡検査の結果が出るでしょうが、病期がIAであれば、
抗がん剤の治療はやらないのが標準的な考えです。また、病期がIB以上と
なっても、やった場合とやらない場合の5年生存率の差は高々1割ですので、
副作用などを考慮すると、やるべき治療とはいいにくいところがあります。
役立つ方は10人に1人程度ということですから。

で、
>医者からすれば私のようなのがやっかみがましく
>チャチャを入れてくるのを嫌いそうですし大変悩んでいますが
ということはあまりありません。むしろ、上記したような事情を良く
分かっていただいたうえで、ご自分で決めていただきたいので、
積極的に質問して下さることはむしろ好ましいと思います。

また、
>最近の医者は自らの考えを押し通そうとせず、、
>患者任せの部分が少なからずある
というのは時代の要請です。少なくとも、司法や大抵のマスメディアは
患者さんによく理解していただいたうえで、患者さん自身に方針を決めて
いただくことこそ善であるとしています。そうすることが常にハッピーな
患者-医者関係をもたらすというのは幻想だと思いますが、そうしなければ、
社会的に非難されかねませんので、せざるを得ないのです。

12 名前: miles 投稿日:2006/08/09(水) 19:52
肺がん外科医様

その節は適切なアドバイス、また今回もお医者様の考え方なども含めて
ご意見などを頂きまして自分自身も色々な勉強になりました。
最終的な病期と病名のほうはⅠaの肺線ガン、周辺のリンパや他臓器への転移は
なし、大きさは2.7×1.4cm。手術自体は胸腔鏡で行っており、
通常は病変部分を大きく切るらしいのですが
ウチの場合は脳梗塞をわずらっていると言う事もありまして切除部分を
最小限に留めたそうです。詳しくは分からないのですが、
胸腔鏡手術でやっている事、また病変部分をケチって取った事などから
UFTの服用を勧められ飲んでいる状況でして、私も色々調べてみたのですが、
UFTが5年生存率の大きなパーセンテージへの変化に繋がらない事、薬代も
高額になる事、副作用の心配などを考え、飲まないほうが良いの
ではないだろうか?と思ったのですが、母親のほうに情報収集能力がない事、
自己主張も弱く、医者の言う事にはいはいと調べもせずに従ってしまう事
(息子の私には強く、こう思ったら間違っていたとしても絶対に自己を
通す性質を持っています。)から折れざる終えなくその意思を尊重し、
そのような状況となっています。個人的な考え方としては私ども患者より、
経験豊富なお医者様にも自分の本当の意思を遠慮やためらいなく、
言って頂いた上で、自分の考えも加味し最終的な判断が出来れば理想かな?
間違っている事を言っていると思われる場合は、個人にもよりそうですが、
私の場合ハッキリ、また必要であれば怒られても良いくらいに思いますが
・・・。話を聞く限りなかなか難しいようですね(^^;些細な事で持ち上げたり、
過剰に叩いたりするマスコミなども原因かと思いますが・・・。現場のシステム
や経理、例えばセカンドオピニオンなどについてもそうですが、初回外来
(呼吸器科)で診察を受けた際、その話を担当医にしたら顔が真っ赤になって
明らかに不機嫌そうになっているようでした。私ども患者はその怒る理由
なども良く分からずに変に機嫌を損ねたかな・・・。と心配になったり色々
ありましたが・・・。患者側も自分の出来るべき事をやろうとせず、医師に
頼りすぎる事や自己主張が弱い事、病気に対する知識不足、また何かあった
場合、医者や医療法人などに責任転嫁させ、安易に訴訟を起こしたりする
のもまたそのような状況を作る要因になっているのではないだろうかと
思っています。自分自身がまだ子供の頃に皮膚の調子がおかしく医者に
かかった事があるのですが、これは~~の病気ではなかろうか?と医者に
言ったところ一喝され、彼方に何が分かる、これは絶対~~の病気だと
言われてあまりの職人気質にビックリした事がありましたが、性格は
悪く感じたものの、後から考えてみるとあの医者は本物だった、
また何かあったらあの医者に見てもらいたいとたまに
思う事があります。私にしてみればなぜ医者が強く言わないのか?と言う
理由そのものに疑問を持っておりましたのでその理由が判明した事で色々な
意味を含め今後に生かして行こうと考えています。
手術を受けた医療機関はがんセンターで、外科の先生には上記の引っかかる
点などを除き、大変良くして頂いたようです。

13 名前: miles 投稿日:2006/08/09(水) 23:04
私ももし患者になった時は、病気の話だけではなく担当医などと世間話なども交えて色々話してみたい気持ちもあります。
医者になった時点で多分医療機関により多少は異なる部分が出てくるのでしょうが、患者と安易に交流しないよう
教育されているような感じもしなくはないところです。ましてがんの場合は、命に関わるやっかいな病気ゆえ、配慮
しているつもりなのでしょうが、お互い人間と言う事もあり、医者の考え方を聞く機会や無駄話をする事もお互いの理解を深める事
にも繋がりますし、それこそが理想の医療だと個人的には思います。会話は信頼関係を築く為に欠かせないツールで
あるからです。司法やマスコミが必ずしも良い方向に作用せず、このような患者と医者の間のゆがみを作っているのだと
痛感させられました。どのようなジャンルでもそうですが、司法と実際の現場と言うのは明らかにずれている
場合が多いですもんね・・・。患者も最低限出来る事は精一杯やった上でこれは絶対ガンだ、オレに任せておけば治るから
安心しろ位言える自分の職に対するプライドと腕を兼ね備えた職人気質のお医者様がこれから沢山出てくれば
良いなと願います。少なくても肺がん外科医様には自分の意思を偽りなく意見として、
また考え方として聞く事も出来て私にとってはこの上ない収穫になっています。

14 名前: 通りがかりの一患者◆26PKCMob6A 投稿日:2006/08/10(木) 07:51
>病気の話だけではなく担当医などと世間話なども交えて色々話してみたい気持ちもあります

現実の患者として、同じ気持ちではありますが、医師側の事情も考えなければならないと思います。
医師は一日に何十人もの患者を診ているようです。一人の患者にとっての数分の世間話であっても、それがつもれば、医師にとって一日に数時間になります。

また、単なる診察(今後の治療方針の説明のために一時間を使ったとしても)に認められている診療費はわずかです。
時間当たりのコストが高い「医師の時間」をどこまでこれにふりむけるべきかということも問題です。

また、(感じとしてですが)医学教育の場で、患者とのこのような接し方について十分な教育・訓練がなされていないのではないかとも感じます。
(そのために、医師の患者との会話が「おくびょう」になってしまう。)

たまたま医師に余裕があるようなときは別として、世間話などで医師の時間を費やすことは、医師への負担や他の患者さんの診察時間の減にもなるかもしれません。

また、医学教育においても、患者との「会話」のあり方などをきちんと教育・経験を与えることも必要でしょう。

あってほしい医療とそのために必要な資源(医師の数及び時間に応じた診察代=健康保険でどこまでまかなえるのか、まかなうべきか)まで含んだ難しい話にもつながりそうです。

15 名前: miles 投稿日:2006/08/11(金) 20:51
通りがかりの一患者様

そうですね、予算やお金の関係、法律面などの問題点も
医療従事者側になった訳ではないので内情は分からない部分がある
のですが、うわべだけ見ているとそういう感じはします。
我々民間人は民間での常識はあり、それに伴いある程度特定
の業界の内情などは予測する事が出来ますし、それはほとんど
間違っていると感じた事はありませんが、医療関係のほうでは
制度や司法との繋がりも濃厚な為、またそれを知る機会もなく、
業界側が隠す傾向が強いと思うのです。そうなってしまうと
何をやっているのだか訳が分からなくなってしまい、患者側は
知る由もなく、ある種医療に踊らされているような状況?に
なるような気がしまして・・・。このように状況を飲み込めない
私のようなバカが少なからず出てきてしまうと思うのです。
ウチの場合だとセカンドオピニオンの話を担当医に切り出すと
不機嫌になったり、聞いた話ではある患者が癌を発見した病院で
治療を受けたくなく、別の病院で治療をしたいと申し出たところ、
レントゲン写真などの提出を拒まれたような話も聞いた事があります。
ハッキリとは言いませんがうちで仕事を取らせろ、儲けさせろと
言う事なのかもしれないのですが、ハッキリと理由が判明している
訳でもないのでどうにもひっかかるような感じなのです。
どんどん話が肥大化してしまうので自粛したいですが、医療に携わる
人の本音と言うのも聞いてみたい気はしますよね・・・。
それはそうと病気の話のほうも忘れてはいなく、ウチのオヤジの場合は
最終的にⅠaとなったのですが、大体5年生存率は全国平均で80%くらい
と聞きます。腫瘍の大きさや手術方法、切除部分の温存などから
考えまして再発率なども数字化されているのかなと最近疑問に思って
います。ネットや本で色々調べていますが、Ⅰ期の情報源があまりなく、
もし似たような経験をお持ちの方が居ましたら教えてもらったりしたい
と思う次第です。今まで癌の事など全く他人事として生きてきましたが
このような状況になり、人生観がかなり変わった気がします。

16 名前: 肺がん外科医 投稿日:2006/08/12(土) 22:34
milesさん

>私ども患者より、経験豊富なお医者様にも自分の本当の意思を遠慮やためらいなく、
>言って頂いた上で、自分の考えも加味し最終的な判断が出来れば理想かな?

お気持ちは分かるんですが、経験豊富な医者ほど医学・医療の限界を知っているので
むしろ遠慮やためらいを伴った語り口になるというところがあるんじゃないでしょうか。

例えば、術後にUFTを使うときの話ですが、医者が知っているのはまず、臨床試験で
得られているデータです。話を単純化するために数字を多少丸めてIB期の腺癌に
限った話をしますが、5年生存率では使った患者さんが85%、使わなかった方が
75%という有意な違いが出ました。この数字が意味するところは、IB期の腺癌の
手術を受けられた方を100人集めてきてUFTを飲んでいただくと、75人はもともと
がんがどこにも潜んでいなくて、UFTを飲まずとも治った方たちで、UFTは無駄なん
ですね。で、10人が潜んでいたがんをUFTで抑えることができて5年を迎えられた。
15人はUFTを飲んだんだけれども潜んでいたがんを抑えられずに再発して亡くなって
しまう、ということです。

さて、では目の前にいるある患者さんがこの75人、10人、15人のどのグループに
入っているかというと、どんな経験を積んだ医者だって分かりはしないんです。
分かっていれば、あなたは飲まなくても治るから心配するなと言えますが、そうは
行きません。

副作用の出具合も飲んでみて初めて分かります。UFTを飲んだことのない患者さんに
どんな副作用が出るか、これまたどんなに経験を積んだ医者でも事前に予測はでき
ません。せいぜい、高齢の患者さんや手術からの回復が思わしくない患者さんでは
いざ副作用が出たときに余裕がなくて危ないから、止めておいた方が良いかもという
意見を言えるくらいです。

ですから、正直な、あるいは物事を正確に言いたい医者が申し上げられるのは、
多少は副作用が出る可能性のあるUFTという薬を飲めば、10人に一人くらいの
割合でが肺がんで死なずに済むようになる可能性があるというところに留まって
しまいます。

とりあえずそんなところで。



17 名前: miles 投稿日:2006/08/13(日) 00:04
肺がん外科医様

いつも何も分からない私にアドバイス本当に感謝しています。
今回の件では気が動転していたせいかどうやら私は特定の方向からしか
物事を見ていなかったようです。恥ずかしい話ですが術後のUFT服用に
関しての5年生存率とはそう言った意味だと言う事も理解する事が
出来ました。そう考えると上記のⅠBの場合、手術で対応可能な時は、
あえて副作用の出る抗がん剤の服用を行わなくても手術で治癒を望む事
が出来、また数字から言って副作用のリスクよりも手術単独で行った方が
最善であると言う見方も出来ますよね・・・。前回アドバイスを頂いた
時にⅠAの場合は術後の薬剤投与をしないと言うのが標準だとアドバイス
を頂きましたが、この病期の患者様が悩むのはそこだと言う事も
分かりました。私が思っていたのはⅠ期全体における5年生存率が
平均80%と考えると5年間生きる割合が80%であっても半数以上は5年以内
に再発や転移などをおこしてしまうのではないだろうか?
と思っていまして・・・。そこでUFTを服用した場合の5年生存率と服用
しなかった場合の5年生存率はどう違うのだろうか?再発率を極限まで
下げる方法はないだろうか?などと勝手に悩んでいました。根本的に
間違っていたんですね(^^;;本当に初歩的な事を丁寧に教えて頂き、
恐縮ですが、発覚から退院まで、ステージの確定、手術可能であるか
など、そんな事ばかり気にしておりまして術後の対処法まで全く気が
回りませんでした(^^;;恐らくウチと同じような状況下に置かれ、
情報を必要としている方も居ると思うので、定期的に書き込んで
いこうかと思います。分からない事も沢山ありますが、優しく教えて
くれればありがたいです。


18 名前: 通りがかりの一患者◆26PKCMob6A 投稿日:2006/08/13(日) 09:57
miles 様

>ⅠBの場合、手術で対応可能な時は、あえて副作用の出る抗がん剤の服用を行わなくても手術で治癒を望む事
が出来

75%という数字を「治癒を望む事が出来」と思うかどうかは、個々人の
(ⅠAだと当然、この数字より高くなりますが100%ではありません。)

>また数字から言って副作用のリスクよりも手術単独で行った方が最善であると言う見方も出来ますよね

これも75%から85%への10%の改善と抗ガン剤の副作用のリスクをどう考えるかという価値観の要素が大きいでしょう。
(重篤な副作用のリスク(数%)に対する評価は、医師でも患者でも大きく違わないでしょうが、不快感といったものをどの程度に考えるかは価値観に属するでしょう。)

なお、ⅠA期では改善の割合はこれよりも低くなる(抗ガン剤なしでの再発率が低いのですから)が他方、抗ガン剤のリスクは変わらないので、「ⅠAの場合は術後の薬剤投与をしないと言うのが標準」ということです。

ただ、「切除部分を最小限に留めた」ということなので、ⅠAの平均よりは再発率は高い(と思われる)。ということから、(通常はⅠAでは術後抗ガン剤の再発防止効果と抗ガン剤のリスクを比較して行わないのが標準であるが)この場合はどうするか患者側の意見を聞かれているのだと思います。

どのように決められるにしろ(医師任せという決断を含めて)、16の肺がん外科医様の説明をよく念頭に置かれて、一番良いと判断されるものに従われることがベストだと思います。


19 名前: omizu 投稿日:2006/08/14(月) 11:35
milesさん今日はご無沙汰しました。omizuです。

 お父上の手術も無事終了された由、同病者の一人としてほっとしております。
 病期と病名のほうはⅠaの肺線ガン、周辺のリンパや他臓器への転移はなしとのことで、手術のタイミングとしてはベストであったと思われます。
 手術後UFTの服用をされているようで、効果のあることを祈念しております。

11日付の書き込みの中で、
〉Ⅰ期の情報源があまりなく、・・・
 確かに肺癌ステージⅠ期の患者の情報が少ないように思います。
 過去に2度書き込みをさせていただきましたが、その際の書き漏らしも含めお知らせします。

 私の病名診断(手術前)
 ・肺右上葉胸膜に接し(35㎜×27㎜)大の腫瘍、肋骨に浸潤の恐れあり
 ・気管支鏡による検査の結果 扁平上皮癌、リンパ節転移なし、他臓器転移なし

 手術の予定術式
 ・右上葉切除術+リンパ節郭清術、場合により肋骨合併切除

 手術後の確定診断
 ・肺右上葉に(35㎜×27㎜×25㎜)大、胸膜・肋骨に浸潤なし
 ・扁平上皮癌・ステージⅠb
 ・肺右上葉肺門付近に線癌(6㎜×4㎜)、手術後切除肺上葉より発見・ステージⅠa

私の場合右肺上葉に組織型の異なる2つの癌があったと言うことです。
手術前の検査では発見されておらず、少々驚きでした。

確定診断の説明の最後に抗癌剤の説明があり、使用するか否か、使用する場合点滴か内服かの2者択一で、点滴は効果が不明であり。内服の場合若干の効果が期待できる場合があると言うことで、UFTを服用することになりました。

UFT服用後の副作用は前回の書き込みのとおりで、約10ヶ月の服用で中止しました。

 7月末で手術後満2年になることから、全般的な検査を受診し、8月4日に検査結果を聞きに行って参りましたが、再発。転移の兆しはなく、半年後の検査予約を取り帰宅しました。
 また何か思いだした際には書き込みさせていただきます。
 お父上の快復を祈念しております。


20 名前: miles 投稿日:2006/09/08(金) 03:17
皆様お世話になります、その節は色々とアドバイスをして頂き、
本当にありがとうございました。しばらく書き込んでいなかった
のですが、父の術後の経過は比較的良いようです。
退院して一ヶ月ほど経ちましたが、胸部レントゲン写真により
肺が膨らんできたとの事で、癌は今のところ再発していないようです。
UFTのほうは依然服用を続けていますが、飲み始めた当初、食欲不振
などの副作用と思われる兆候が少し見られましたが、現在は、ある
程度食べられるようになって元気になってきています。
相手がガンと言う事もあり、まだまだ気を抜けない状態ですが
様子のほうを随時見て、書き込んでいこうかと思っています。

omizuさん
このような状況から私自身も父の手術も終わり、気持ち的
にも若干余裕が出て冷静に書き込みなども出来るようになっています。
omizuさんの場合は扁平上皮ガンと言う事で線癌と少し性質が
違うように思いますが、私の調べた記憶によれば最も進行が遅いガン
だったと記憶しています。扁平上皮癌の場合はUFTのほう、線癌より
利きが悪いようですが、いずれにしても2年間再発の兆候もなく元気に
過ごされていると言う事で私としても励みになっています。
私自身も同世代にガンの話を出来る人があまり居ませんし、みんな健康で
当たり前だと思っているような連中が多いので、このサイトはある種、心の
支えのようになっています。これからも分からない事が多く、変な書き込みを
してしまう事があるかと思いますが、たまに途中経過など書き込んでいこうと
思っておりますので、宜しくお願いします



21 名前: 肺がん外科医 投稿日:2006/09/09(土) 11:28
落ち着いていらっしゃるようでよかったですね。まあ、お父さんの状況で数ヶ月で再発するなんてことは
まずありませんから、あまりぴりぴりせずに、たいていは大丈夫だろうという構えでとりあえずは
よろしいんじゃないでしょうか。

それで、「腺癌」ですんでよろしく。(^^;

22 名前: miles 投稿日:2006/11/17(金) 03:39
しばらく書き込みをしていなかったのですが、
本日定期的に来院するようにと言われていた日で、病院のほうへ
行って参りました。術後、約4ヶ月が過ぎましたが、
三度の来院でCTなどの精密検査は行われないものの、
胸部レントゲンでは影など疑わしいものもなく、至って
良好のようです。本日は血液検査を行ったようですが、
UFT服用による副作用を見ているものではないかと思われます。
食欲不振のような事はないようですし、水曜日に血液検査
の結果が出るようなので、少し不安です。
医者の話では2年間は服用するようにと言われているそうですが
その間、何事もなければと願うばかりです。
発覚から退院まで本当にパニックで何をやっていたか自分でも
分からないくらい混乱していたのですが、小さな不安は少しある
ものの、今では大分落ち着きを取り戻せています。
お忙しい中、私の書き込みに対して色々教えて頂いています
方々の為にも、この経験が誰かの役に立つと考え、定期的に
書き込みのほうしていこうと思いますので宜しくお願いします。
次回の定期通院は1月だそうです。

23 名前: miles 投稿日:2007/03/09(金) 07:54
しばらく書き込みしていなかったのですが、二ヶ月おきの定期検査、1月分~3月分まで
今のところ問題もなく無事に通過出来ています。手術後、かれこれ半年以上経過してこのスレッド
を読んでいると当時の自分の心境が沸々と湧き上がってきて、複雑な心境になっていますが、
それを支えてくれた医療従事者、この場で助言を頂いた方にまず感謝の気持ちで一杯です。
今の自分にこれだけ心のゆとりがあるのは、自分だけの力だとは思っていませんし、まだまだ
これからが戦いだと思っていますが、1月に撮影したCTなどの結果は良好で、3月分は
UFTの服用による副作用の検査の為か、血液検査を行ったようです。結果は一週間くらい
後に出るようで、術後からはじめたUFTの服用ですが、目立った副作用もないようなので
医師の提案通り2年間は飲み続ける方向でいます。毎回CTをかけられないので、再発の心配を
完全に払拭する事はやはり出来なく、わだかまりもあるのが事実ですがとりあえずは
何事もないようなので安心しています。次回の検査は5月と言う事ですので
定期的に報告していこうと思います。

24 名前: miles 投稿日:2007/03/17(土) 13:26
途中経過

やはり事はそう簡単に運ばなかったようです。
前回の血液検査にて腫瘍マーカーと言うものの値が3つあるうち
の一つが少し高いと言われました。とりあえず手術を終わらせなければと言う
思いから術後のチェック事項を見落としていまして、その項目、基準値
なども全然分からないし、具体的な数値も医者の口からでなければ言えない
と言われたようで、それを聞く為にまた少々待たされるようです。発覚から
手術終了後の生殺し状態の感覚が蘇ってきました。癌が再発してないか非常に
心配ですがこれは再発と捉えて良いものなのか寝れない日々が続いています。
肺線癌の場合は術後の再発を強く疑う場合、どの成分を中心的に見るのか、
またそのおおよその標準値のようなものがあると思うのですが、もしお知りの
方がいらっしゃいましたら教えて頂けると助かります。

25 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/18(日) 20:32
>>24

肺腺癌でわりと高くなりやすいのはCEAです。ただ、腫瘍マーカーというのはCEAと
限らず、がんが育っていなくても高くなることがありますので、今回ちょっと高かったから
といって、直ちに危ぶまれるわけではありません。手術前に高かったのが手術後に下がり、
今回また上がってきたのでしたら、確かに怪しいですが、そういう場合も実はがんと関係
ない場合もあります。

私は、一度ちょっと上がったからといって、すぐに再発じゃないかと検査することはあまり
ありません。3から6ヶ月先に再検査をして、あがり続けているときに検査をするのが普通
です。それでも何も見つからず、しばらくするとマーカーが下がってきてしまうこともあり
ますので、まあ、今からそんなに気をもまないことです。

ところで、「腺癌」を辞書に登録なさっていないみたいですね。(^^;

26 名前: miles 投稿日:2007/03/19(月) 15:50
肺がん外科医様

毎回、適切なアドバイス本当にありがとうございます。
ステージからしても数字的に相当ついてない部類に入ってしまった
とそれを聞いてからまた悩みまくっていました・・・・。
どういう結果になるかはまだ分かりませんが多少落ち着けたよう
な気がします。白血球だか赤血球の数も少なくなってきているらしく
UFTの副作用かな、などとそっちのほうでも若干気になっていますが
・・・。と、指摘されたので腺癌登録しておきましたw
良く見ると線と腺で違うようでして今まで”線”だと思っていました
・・。wお恥ずかしい(^^;

27 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/19(月) 19:17
>>26
がんのタイプの名前は、だいたいは細胞や細胞が組みあがった「組織」の特徴に基づいて
つけられます。体には甲状腺、唾液腺、汗腺といった、何かを分泌するタイプの臓器が
いろいろありますが、これらの臓器の組織に共通するのが、腺構造と呼ばれる姿です。
「腺癌」は、がん細胞の組みあがり方がこの「腺」に似た像を示すため、その名前があります。

28 名前: miles 投稿日:2007/03/22(木) 19:05
肺がん外科医様

お世話になります、本日病院へ行ったところ、手術前はマーカーの値が
高かったものの術後はこれが下がってきていると言う事でお袋が
一人で行ってきたのですが、何かあったら言ってるから大丈夫だと
先生に怒られたそうです(^^;;血液検査や腫瘍マーカーと言ったような
物はどうやら病院内でセクションが違うらしく、別の担当者から連絡が
あった事が勘違いに繋がったようです(^^;;今回、母親の意向から
本人は行っていませんが、診察料70円だったそうです。
がんの事は現場に立っていないので分かろうとしても、どうしても分から
ない部分がありますが、一つ一つ経験で、毎回勉強になります。腺構造
と言う性質上、転移しやすいがんなのかもしれないですし、まだまだ
安心は出来ませんが、ひとまず安心してぐっすり寝る事が出来そうです。
転移してはもう葬式の準備!?と言うくらいまで気持ちが追い込まれて居
ましたので、本当にみんなに感謝です。

29 名前: omizu 投稿日:2007/03/23(金) 09:32
milesさん今日はomizuです。
お父様の術後の経過状態を拝読しました。
私自身、手術後2年6ヶ月の検診を今年の1月に受けましたが、転移、再発等なく半年後の7月に、術後3年の検診予約をしてまいりました。

milesさんの書き込みで、腫瘍マーカー3つのうち1つの値が高いと云われたとありますが、腫瘍マーカーの名称も不明で、ご返事の仕様がありませんが、肺がん外科医様のコメントで、ご納得頂くのがよいかと想います。

私が現在定期検診時に受けている血液検査の中での腫瘍マーカーについて、お知らせします。肺癌の腫瘍マーカーも数種類ありますが、私の場合次の三つの腫瘍マーカーを調べてもらっております。

腫瘍マーカー名・基準範囲・単位の順に記載しておきます。
CEA・基準範囲は5.0以下、単位はng/ml
CYFRA・基準範囲は2.8以下、単位はng/ml
ProGRP・基準範囲は46.0以下、単位はpg/ml

肺がんの定期検診では以上のものですが、私の場合過去に大腸癌(横行結腸)の手術をしていることと、胃潰瘍の治療で長期間(10年以上)肝臓の薬を服用していることから、別の病院で定期的に、肝細胞癌の腫瘍マーカー検査も受けておりますので、ご参考に記述しておきます。
AFP・基準範囲は10.0以下、単位はng/ml

血液検査結果は、Drにお願いして毎回コピーを頂いております。
患者としては、腫瘍マーカー値が変動すると気になるところではありますが、腫瘍マーカー検査は、多くの検査の中の1つとして行うもので、決して腫瘍マーカー値の上下のみでがんの存在、病態の悪化および回復を判断できるものではなく、極端にいえば、患者の体重や顔色さえも広い意味ではがんのマーカーであるとも云われております。
以上のことから腫瘍マーカーは、他の検査(画像診断、病理組織検査など)と総合的に判断することが必要であると教えられております。
腺癌の名称を私自身も間違っておりました。この場をお借りして肺がん外科医様にお礼申し上げます。


30 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/23(金) 13:47
>>28
「腺」の構造と転移のしやすさは関係ありません。むしろ逆です。このような臓器、組織に特有な性質を細胞、組織が
帯びる「分化」という変化は、細胞の癌化とは逆の方向の変化です。このような構造がはっきり現れているがん細胞は、
癌としての性質、力はむしろ弱く、すなわち増殖は遅く、転移もしにくいことが多いのです。

31 名前: もも 投稿日:2007/03/25(日) 09:37
私の父も肺ガンと診断されリンパ節に転移しています抗がん剤治療になるようですが、もうておくれなのか・不安です。アドバイスお願いします

32 名前: omizu 投稿日:2007/03/25(日) 14:06
もも様初めましてomizuともうします。
お父様が肺ガンと診断され、さぞかし驚かれたこととお察しします。
質問があまりにも簡単すぎて、このご質問では、どなたもコメントのしようがないと想います。
肺ガンと診断されたときの経緯とか、肺ガンの大きさ、発生場所、進行具合を示すステージは何期と言われたのか、今少し詳しい情報がないとドクターでも答えられないと思います。

>もうておくれなのか・不安です。
肺ガンと診断されたのが事実であれば、ておくれ云々ではなく、治療のスタートラインに立たれたばかりと判断します。

患者の年齢、癌の発生場所、大きさ、ガン細胞の種類(非小細胞癌、小細胞癌の別)、ステージ等を勘案して治療方針が決定されると想いますが、医師から手術ではなく抗癌剤治療を行うと説明があったのならば、その理由を主治医に良く聞いて納得して、治療を受けるべきと想います。
誰でも医師から癌と宣告されれば、気が動転することは理解できますか、今少し落ち着いて、物事に対処されることが肝要かと思います。
申し遅れましたが、私は7年前に大腸癌の手術を受け、2年半前には肺癌右上葉摘出手術を受け、現在経過観察中の患者であることを申し添えておきます。


33 名前: もも 投稿日:2007/03/25(日) 15:28
ありがとうございます。私がしっかりしなくては・・わかってはいるのですが・・きっかけは、お正月に声がかすれた事です。風邪だとおもい近所の病院へ・・咳など他の自覚症状はなかったです。それから少しして首のリンパ節のしこりに気がつき総合病院に行ったら耳鼻科で悪性リンパ腫と言われ、三日前には悪性リンパ腫ではなく肺ガンしかも小細胞癌でリンパ節に転移していると告げられました。今の症状は背中が痛い、息苦しい感じがする・一刻も早く治療をしてほしい気持ちでいっぱいです

34 名前: omizu 投稿日:2007/03/25(日) 16:49
ももさんへ omizuです。
早速の返事拝見しました。
前回の書き込みで、少しきつい書き込みをしましたが、お気にさわったらお許し下さい。
肺ガンで小細胞ガンでリンパ節に転移有りとのこと了解しました。
まず娘さんであるももさんに、お父様の病気の勉強をお勧めします。
国立がんセンターのホームページにアクセスされ、小細胞ガンのことを勉強されることをお勧めします。アクセスの手順を下記に記しておきます。

1.国立ガンセンター(http://www.ncc.go.jp/jp/index.html)にアクセスする
2.国立ガンセンターのホームページから「がん情報サービス」をクリックする
3.がん情報サービスの「各種のがんについて」欄の「肺ガン」をクリックする

ここでは次の8項目について詳細に記述されております。
1.肺ガンとは
2.症状
3.診断
4.病期
5.治療
6.病期(ステージ)別治療
7.治療の副作用と対策
8.生存率・予後

差し出がましいようですが、ご家族の皆様が病気の予備知識として、一通りお読みになるのがよろしいかと想います。
お父様が主治医から告知を受けておられるようでしたら、お父様もこれから病気と闘って行くうえで、知っておかれた方がよいと思います。

現時点では、がんはまだまだ手強い相手であることを、私自身自覚し戦っております。
お父様の治療が早く始まり、良い結果が生まれることを祈念しております。


35 名前: もも 投稿日:2007/03/25(日) 19:20
本当にありがとうございます。ありがたいです!父は65歳です。実は私は総合病院の入院の事務をしていて今まで肺ガンの患者さんをたくさん見てきました。小細胞癌は悪性度が高く転移も早い。もうオペは無理・たくさんの亡くなった患者さんを見てきました。よりによって父が・・イレッサの事とかいろいろ考えています。自分が情けない。きつい意見も当然だと思います。今まさに闘ってる方々にとっては、あまったれるな・ですよね~スイマセン。今までの担当だった血液内科の先生は僕は耳鼻科の先生から悪性リンパ腫だと受け継いだから僕の責任ではない・とか、言い訳ばかりで悲しくなります。もう僕の手を離れたので腫瘍内科、抗がん剤専門の先生から聞いて下さい。・・いつから治療が始まるのか、いつ詳しい説明があるのか、まだわからない状態で、父の状態が悪くなっていくのを見ていると焦りと怒りが湧いてきてどうしていいのかわからないのです。。

36 名前: miles 投稿日:2007/05/28(月) 03:10
久しぶりに状況報告の為、ここにやって来ました。
春先からあがり始めていましたマーカーの値が、5月初めの段階で
正常値の2倍~3倍程度まで上がり、緊急検査を行う事になり、
先日、来院してきたのですが、いつの間にやら正常値まで下がった
ようで・・・。omizuさんや肺がん外科医様の言う通りのパターンになりました(^^;
一時は再発したのではないかと夜も寝れない日が続きましたが、
現在はこれによって安眠出来ています。問題となったマーカーの種類ですが
SCCと言うものらしく、通常1.5のものが春先に若干高くなり、5月の段階で
約3倍まで上昇、緊急検査を行ったところ1.5まで戻っていたと言うような
格好でした。検索などで調べたところ、扁平上皮癌などで高くなるものらしく
うちの場合は腺癌でしたのであれれ???と言ったような感じです。
一旦はどうなる事かと思いましたが、おかげさまで今は精神的にも楽でまた
来月の定期検査まで安眠する事が出来ます。思えば去年の今時期に癌が発覚して
かれこれ一年になりますが、もう一年も経ったのかと世間では花火大会の季節で
外は青々と晴れているのに絶望的な心境だった事を思い出します。
とは言うもののまだ術後一年未満ですしUFTなどの副作用も心配ではありますが、
再発しないように経過してくれればと思っています。
今になって思いますが、人間窮地に立たされると焦りなのか、物事を冷静に
考えられなくなるのだなと痛感しており、それでも冷静にアドバイスを
下さっている方々には本当に感謝。状況によりまた絶望的な状態になる可能性は
十分ありえますが・・・。次回の通院は7月です。

37 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2008/08/16(土) 16:32
milesさん、その後いかがですか?

38 名前: suns 投稿日:2008/08/26(火) 00:28
肺腺がん(NSCLC)での余命宣告
はじめまして!先日、父が肺腺がんの再発で事実上の余命宣告を受けました。
1年2ヶ月ほど前に胸と背中に痛みを訴え、肺がんが発覚しましたが、
その時はその際は化学療法抗がん剤シスプラチン+タキソテールに放射線治療で
ほぼ完治したと言われ退院しました。退院後、予防治療等の薦めはなく、
月に1回の検診を受けていましたが、先月再発をされました。
今回も放射線しか手が無く、効果も期待できないといわれ、藁にもすがる思いで、
セカンドオピニオンを受けたところ、放射線を再度当てる危険性の指摘と、
抗がん剤の依然使った以外の使用(イレッサ含む)を進められました。
結果を、かかり付けの病院の先生に伝えましたが、方針を変える気は
無いようです。一体どうすればいいでしょうか?どんな些細なことでも
かまいませんので、教えてください。父はステージⅣ以前と同じ位置での
再発でリンパを巻き込んでがんが。骨に捲きついているといわれてます。
せっかくの早期発見、父もまだ元気です。どうぞ宜しくおねがいいたします。


39 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2008/08/28(木) 16:05
>>38

>今回も放射線しか手が無く、効果も期待できないといわれ、

こんなこと言われているんだから、主治医は無治療を宣言しているんですよね?
無治療で病院にいる必要は無いので、転院したら良いんじゃないでしょうか。というか、それ以外の選択肢が見えないんですが。
まさか、「治療効果は全く期待できないが、それでも放射線治療をする」なんて言われているんですか?

40 名前: suns 投稿日:2008/08/28(木) 23:02
はじめまして。レスありがとうございます。
放射線治療については、完治の可能性は全くないと言われてます。
ただし、早く放射線をしてこれ以上悪くなるのを抑えることが最優先
といわれ、しぶしぶ受けている状態です。
今の病院は地元ではかなり大きな専門病院です。何が正しいのか判らない
のでうかつに転院できないのが現状です。また、よくある話ですが、
あまりにも他種の抗がん剤やその他の治療を拒否するので、
臨床データをとっているのでは?という話も耳にします。
父が5年生存の可能性を聞きましたが、ほぼありえないという回答でした。
CTのデータも私が所持していますが、セカンドオピニオンで最相談
となると、また治療が遅れますしあまりに判断材料が無いのが現状です。

41 名前: 肺がん外科医 投稿日:2008/08/30(土) 00:40
>>38
状況が良く分りませんが、初めに抗がん剤+放射線で肺がんを治療する時、放射線はその場所に
安全に当てられる限度一杯を当てます。以前と違う場所に再発が出てきたのであれば、再度
放射線を当てるからといって特段危険なことはなく、効果も通常はそれなりに期待できますので、
以前当てた範囲の中に再発が現れたのかと思いますが、そのような場合、再び放射線を当てると
健康な組織も死んでしまっていろいろとまずい事態が起きがちです。ですから、以前と同じ場所に
放射線を当てることはしてはならないことと普通は認識されています。でも、「効果も期待できない」
といいつつ、そのような危険なことをしようとしているのですよね? なんだかわけが分りません。

このような状況では、セカンドオピニオンで聞かれたように、同一部位への放射線照射は避ける、
以前使ったのとは別の抗がん剤で再発巣を抑えるように務める、というのがもっとも分がよい、
頼れる治療と考えるべきで、それを受け容れずに危険な放射線照射を強行する主治医とは縁を
切った方が良いと思います。今の主治医は正しくはありません。

再び他の病院に相談に行って治療が1月やそこら遅れても、いま元気な方の場合、大勢に変わりは
ないのが普通です。ただ、肺がんの再発が完治することはなかなか難しく、ことに、初めの治療が
放射線+抗がん剤であったような方は、元々が進行した状態だったのであって、「せっかくの早期
発見」などというものではないことはきちんと認識しておいてください。

42 名前: miles 投稿日:2008/08/30(土) 06:52
お世話様です、おかげさまで父の状態も良く、しばらくここにも顔を
出して居なかったのですが、術後2年を経過し、UFTの服用も現在はして
いません。まだまだ油断は出来ない状態ですが現在のところ、非常に良好な
状態を保っているようです。二ヶ月に一回の定期検査がありますが、何事もなく、
ここまで来てしまっていますので少し安心しすぎなのかもしれません。
この病気は本人はおろか周りに居る関係者にまで大きな打撃を与えるもの
ですので、自分を含め多くの人が完治して元気に生活出来る事を
本当に願います。現在のところUFTの服用をやめた事でそれによる
医療費の負担減、副作用の心配などをしなくて良い点などメリット
がありますので、そういう意味では以前とは違い夜はぐっすり寝る事が
出来ています。

43 名前: OMIZU 投稿日:2008/08/30(土) 17:03
milesさん今日は、お久しぶりomizuです。

前回書き込みをさせていただいてから、1年半弱経過しましたが、月日の経つのがすごく早いように感じられます。

このトビも毎日のように来ており、milesさんのお父様のその後のご様子は如何かと案じておりましたが、経過が非常に良好とのことで、我が事のようにうれしく拝見しました。

以前にも書き込みをしましたが、私の場合UFTの服用は約10ヶ月で、副作用とおぼしき症状が出て、主治医と相談の上服用を中断しましたが、お父様の場合は、極端な副作用もなく、2年間の服用を終えられたとのことで、自分のことのように喜んでおります。

私は、去る7月10日に手術後4年目の検査を受け、7月18日に検査結果を聞いて参りましたが、転移等の兆候も全くなく、半年後の1月に次回の検査を受けるべく、予約をして参りました。

これからも、I期の患者として時々書き込みをさせていただきますので、トピ主のmilesさんも、よい情報がありましたらお聞かせください。


44 名前: suns 投稿日:2008/08/30(土) 18:54
肺がん外科医さま 貴重なご意見ありがとうございます。
知識がない上に気持ちばかりが焦り混乱しています。
放射線は以前の治療では60Gyと書いて有りました。
セカンドオピニオンを受けた後、同位照射は危険なのでは?と主治医に
質問したところ、以前から中心はずれているので大丈夫ですと言われました。
医者なので、絶対とはもちろん言いませんが。
とりあえず今は数回放射線を当ててますが、9月上旬に予約してあるMRI
で脳への転移有無の検査が終わったら、抗がん剤治療をしてくれる病院へ
移ろうかと思います。また、主治医に効果は否定されてますが、温熱療法
を組み合わせてみようと考えています。

45 名前: miles 投稿日:2008/09/01(月) 20:42
omizuさん

あの時はオヤジが肺がんと分かり、死ぬやもしれないと夜も寝れずに居た私に、
肺がん外科医様を含めまして色々経験談などを教えて頂き、本当に助かりました。
うちのオヤジとは異なり、omizuさんの場合は服用後しばらく経ってから副作用が
出てある意味良かったのかもしれません。UFTと言えども毒を持って毒を制す薬物なので
高額な薬代の事などもありますが決して体に良いものではありませんから・・・。
それで今までの4年間何事もなければ本当に良かったと思います。
油断のほうは出来ないかもしれませんが、omizuさんもあと一年足らずで一応完治扱いですね!
正直、身の周りの人間、もしくは関係者などがこの病気になると初めて当事者の気持ちが
分かります。私もオヤジが肺がんの宣告を受けるまでは人事でしたが、
色々な事を勉強しました。苦しんでいられる方も大勢居ると思いますので、omizuさんをはじめ
このステージの一例としてみんなの参考にして頂けるような定期検査の結果など時々書き込みに
来ますね。



46 名前: 肺がん外科医 投稿日:2008/09/01(月) 22:13
>>44
体のたいていの部位で60Gyというのが限界量です。ただ、照射した部分に均一に当たるわけ
ではなく、周辺部分は照射量が多少低いことも少なからずあり、今度の照射範囲の縁が重なる
程度であれば、あまり問題は起こらずに済むかもしれません。しかし、その辺の判断は実際に
痛い目にあった(重い合併症を来たした)ことがあるかどうかにもよるところがあって、私の病院
では「照射範囲の縁が重なる程度」であったのに痛い目にあったことがあるものですから、まず
やりません。

温熱療法については毀誉褒貶、いろいろありますので、この掲示板の中でよく検討なさってた
方が良いでしょう。

47 名前: suns 投稿日:2008/09/02(火) 23:52
肺がん外科医さま>
色々と情報を頂き、有難うございます。
始めにがんが発覚し、治療を行なった後今思えば、1ヶ月の定期健診以外に
何の予防策もとっていなかったのも問題だと反省しています。
現在の主治医は不可能だと言っておられますが、万が一今回もがんがかなり
小さくなった際にはその後の予防策や手術の可能、不可能はきちんと
調べたいと思います。


48 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2008/09/04(木) 07:02
UFTの副作用について私の経験です。
肺切除後、UFTを2年服用しましたが
嗅覚がほとんど無くなりました。
休止後2年たちますがほぼにおいません。
また味覚も薄く感じられ塩分が鈍く感じられます。


49 名前: suns 投稿日:2008/09/07(日) 20:12
現在、放射線治療を継続しておりますが、転院予定の病院のお医者様に
抗がん剤(ナベルビン)の同時投与を進められています。
セカンドオピニオンを受けたお医者様は、放射線治療を終えてからのほうが
良いといわれました。どんな情報でも構いませんので教えてください

50 名前: <削除> 投稿日:2008/09/22(月) 09:53
<削除>

51 名前: suns 投稿日:2008/10/11(土) 23:55
父の肺がん再発が判明して、放射線治療と温熱治療、加えて少量の抗がん剤
治療を行なってきました。脳のMRIも受けましたが幸い脳への転移はなく
現在はがんも大きくはなっていないそうです。体調も全く問題ないのですが、
来週には放射線治療が限界値を超えるので打ち切りとなります。
温熱療法と抗がん剤は続けていきますが、完全にがんが無くならなくても、
今の状態で、病院に通いながら治療を受けてがんとうまく付き合っていくこと
はできるでしょうか?他にできる治療はあるでしょうか?

52 名前: miles 投稿日:2009/01/17(土) 16:29
お久しぶりです、みなさん、お元気でいらっしゃいますでしょうか?先日、
父の癌、定期健診の際、その日の朝、少し体調が優れなかったようなのですが、
定期検査の為、病院のほうへ連れて行きました。二ヶ月おきの定期検査で、
初回、通常のCTスキャン、次回、血液検査、腫瘍マーカーの定期的な実施、
その次は医師との話し合い?のようなサイクルが続いていたのですが、
今回病院に行った際、(CTは2008年の11月実施、問題なし)マーカーの数値が少し
高いと言う事で、しかしながら軒並み正常だと言う事で診察を終え、帰ってきたのですが、
どうも調子が悪い、と言う事で(本人の体調が優れない様子でしたし、
戻る時間がなかった為)地元の病院へ念の為と言う意味も込めて診察したのですが、
その時は正常、多少不安ながらも帰ってきて様子を見みと言う事で、一日置いてみました。
しかし一日おいても良くなるばかりか前日より悪化しており、熱もかなりあって歩けない
状態でしたので母親と相談し、同じ病院へ搬送、診察してもらったのですが、
結果は肺炎と言う事で、前日レントゲンの撮影も行っていたようですが、
その時には異常なし、次の日に肺炎と診断されたようです。即日入院しました。
抗生物質の投与など、肺炎としては医師の側もしっかりやって下さっているよう
なのですが、医師の説明に説明をを受けた際、私が質問はありますか?と
言われましたので、がんの疑いを聞いてみたところ、いまいちよく分からない
影があると言う事で・・・。これに関しては肺炎で入院しています病院に設備がないし、
がんを切除した際、こちらには情報がないので分かりかねますと言われました。
肺癌特有の微熱、(肺炎だった場合でも素人目では判断がつかない)も続いていますし、
気になっている次第です。土日と言う事もあり、身動きが取れない為、
またしても精神的に参っている状態でして・・・。肺癌が原因で肺炎を起こしているのか、
それとも単発の肺炎であるのか、根本の治療方法が違います事と、
また、違った場合、対処方法が異なってきますので・・・。現在は通常の肺炎として
入院していますが、時間勝負ですので非常に困っています・・・・。

53 名前: miles 投稿日:2009/01/19(月) 12:52
お世話になります、本日肺癌の可能性を疑い、癌のほうの担当医
にレントゲン写真を持っていったのですが、軽い肺炎との事で、
帰ってまいりました。肺癌と肺炎の症状が素人判断ですが、似ている
そうなので、心配しておりましたが少し安心しています。ただ、肺炎のほう
も高齢になってくると甘く見れない病のようですので、引き続き
入院先にて安静にさせていようと思います。癌が発覚した時も、
肺炎かもしれないと言われていましたので心配していましたが
お騒がせしましたm(_ _)m

54 名前: りも。 投稿日:2009/02/25(水) 21:19
64歳の母(リウマチ、多血症)が昨年10月CT検査で肺に影が見つかり、今年2月詳しく検査したところ・・・「以前のCTと比較しました。左上葉に10mm大の類円形の結節影を新たに認めます。肺癌の除外が必要です。厳重にフォロー下さい。 両側腋○?のリンパ節は著変ありません。その他肺門・縦隔に腫大リンパ節は指摘できません。心拡大あり。胸水なし。脾腫あり。」と書かれた検査結果を渡され特に説明なく「詳しくは呼吸器へ」と言われ予約は1ケ月先です。首の右前にもしこり(痛みなし)があり、それは2ケ月先の予約です(某大学病院)35歳頃からリウマチを発症し、先日までリウマトレックスを飲んでいましたが、脱毛が気になりヒューミラー?という薬に変えたいと希望したところ要検査で肺に影がみつかりました。ました。良性と見込んで?とりあえず2回ほどうったようです。。検査結果の説明がないままの1ケ月はとても長いのですが肺癌の除外必要というのは影はガンだったイコール悪性という意味ですよね?除外とは手術のことでしょうか??どなたかわかる方いらっしゃいましたらお願い致します。。検討はずれな質問ならすみません。。心配で仕方ありません。。


55 名前: 大まぬけ3号 投稿日:2009/02/25(水) 22:25
54 りも様
肺の陰影ですが、がんだとしたら10㎜の大きさになれば治療対象になると思います。
1ヶ月先は診察でしょうか?怪しいけど様子を見ましょうということですね。
その陰影が肺の奥の方にあり、気管支鏡検査での細胞摂取ができないのかもしれませんね。
除外というのは、摘出・排除・消滅ということでしょう。
癌は悪性ですから、良いわけがないので取り除くか、小さくしないといけません。
私は、新たな陰影が昨年の3月に見つかり、7ヶ月後の10月には10㎜に、11月には
15㎜になり、12月に摘出手術を受けました。勢いの強い腺がんでした。
某大学病院とのことですが、1ヶ月を要するというのは患者が多いわけですね。
手術実績の高い病院だとしたら、安心して治療に臨まれては如何ですか!
信頼できなければ、他の専門病院での診察治療を図るべきですね。


56 名前: りも。 投稿日:2009/02/25(水) 23:03
大まぬけ3号様)早々のお返事ありがとうございました。お返事がいただけるだけで心強いです。今はリウマチと多血症で免疫血液内科を受診中で、そこでは詳しくワカラナイ(?)ので検査結果用紙を持って呼吸器へということになり、呼吸器科の予約が1ケ月先というわけです。。その間に大きくなりそうで怖いです。検査ではなく診察と言う話でそこから検査ならまた1ケ月先とかかもしれません。肺癌の除外が必要ということはやはり肺癌確定という意味ですよね?それさえも説明なく、1ケ月待ちは本人も落ち込みがキツイです。大まぬけ3号様も大変なようですね。。そんな時にありがとうございます。

57 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2009/02/26(木) 00:38
”肺癌の除外”は”肺癌かどうかを見極める””肺癌では無いと言う証明”の意味では?

58 名前: 大まぬけ3号 投稿日:2009/02/26(木) 15:29
57番様
除外というのは、肺がんなのかを見極めるという意味なのですね。

56 りも様
判りやすい医師の説明が欲しいですね。また、こちらから詳しく聞くことも必要ですね。
現在、どういう状況なのかが判らないと心配になりますからね。

59 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2009/02/26(木) 16:24
りも様
単なる肺がん手術経験者の意見です。
CTの画像を読影した医師(技師)から,免疫血液内科の医師に対して,「肺がんの可能性もあるので,そのまま免疫血液内科で治療するには肺がんの可能性を否定(除外)する必要がありますよ」という意味に見えます。
CTの画像のみでがんかどうか確定することはないと思われます。
つまり,「肺がん確定ではなく,肺がんの可能性があるので,専門である呼吸器の医師の診察を受ける」ということでは。
そういう風に主治医に聞いてみられたらいかがでしょう。

ただ,単なる診察が1ケ月先は少し悠長な気がします。
不安だから早めてほしいと頼めないでしょうか。

60 名前: 肺がん外科医 投稿日:2009/02/27(金) 14:39
皆さんのおっしゃるとおりで、肺癌の可能性があるから、その可能性を除外する必要がある、という意味です。
1ヶ月先というのは確かに悠長なようにも思いますが、それだけ癌らしくないという考えなのかもしれません。

61 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2009/02/28(土) 21:21
患者ですので間違いかもしれませんが
「先日までリウマトレックスを飲んでいました」ということから
結核の可能性を疑うが肺がんでないことを確認しておくことも
必要ということでは。

62 名前: koji 投稿日:2009/03/04(水) 21:37
初めて書き込みします。
夫が今年の1月に扁平上皮がんのステージ1Aと診断されました。
診察して頂いた総合病院では 手術を進められましたが
高齢で肺気腫もあるので 手術後のQOLも考えて
他の病院で放射線治療を選択しました。

2月半ばの放射線治療前の検査でステージ1Bという診断でびっくりしました。
そんなに早くステージの評価がかわるんでしょうか?

とりあえず予定通り放射線治療を順調に進めていますが
主治医に再発、転移を避けるために 「放射線治療と抗がん剤の
併用が出来ますか?」と聞いたところ、血液検査でKL-6が713もあり
副作用で肺炎になる危険性が高いので無理だと言われました。

色々な書き込みを読むと間質性肺炎の人でも抗がん剤を使っていらっしゃる人も
あるようなのですが本当に出来ないのでしょうか?

もうひとつの心配は SCCの数値が非常に高いことです。18.5もあるのですが
本当に放射線治療だけで再発、転移は防げるのでしょうか?
再発、転移を考えると不安でいっぱいです。


63 名前: りも。 投稿日:2009/03/06(金) 20:31
57番様)除外というのは、おっしゃる通り見極める検査ということでした。ありがとうございました。

大まぬけ3号様)お体いかがでしょうか??診察予約がいつも約1ケ月先でモヤモヤしますが、次回の診察までにしっかり聞きたいことを聞けるように準備したいと思います。ありがとうございました。

59番様)まさにその通りでした。親切・丁寧な回答をありがとうございました。お返事遅れましたが、回答いただいたおかげでとても安心できました。

肺ガン外科医様)その通りでした。除外検査が必要ということで23日にPET検査という運びとなりました。結果が心配ですが経過をみていきたいと思います。ありがとうございました。

61番様)結核検査は済んでいるようです。ありがとうございました。
 
心配で仕方ない私の質問に皆様丁寧に回答していただき感謝しています。

64 名前: 大まぬけ3号 投稿日:2009/03/07(土) 17:36
63 りも様
お母様のお身体をすっきりとさせたいですね。
私の術後の肺は、毎日少しの痛みは感じますが順調です。
脳腫瘍は、3月9日に入院で10日に手術です。気合い入れます!


65 名前: 肺がん外科医 投稿日:2009/03/08(日) 17:58
>>62
病期 IAと IBの境は腫瘍の直径3cmです。扁平上皮癌は増殖が速いことがままあり、1月に腫瘍の
大きさが3cm近かったのでしたら、2月半ばに3cmを超えて IBとなっても不思議はありません。

「本当に出来ない」かどうかは誰にも分りません。副作用の危険性は高いのであって、必ず副作用が
出るわけではありません。抗がん剤をやってみても副作用は出ないかもしれませんし、そう期待して
やってみたら出てしまってホゾをかむかもしれません。「間質性肺炎の人でも抗がん剤を使って
いらっしゃる人も」いるのは、その危険性を受容して、もし間質性肺炎になって命を縮めてもしょうが
ないと覚悟なさっているからです。

放射線はもちろん、手術でも再発や転移が後に起きることはあります。そこに抗がん剤を加えれば
再発・転移を来たす可能性はそれなりに減るようですが、抗がん剤がそのように役立つことが個々の
患者さんに保証されているわけではありません。現在の抗がん剤の力は、役立ちやすい状況でも
5年生存率を1割ほど上げる程度にすぎず、これは抗がん剤を試みた方 10人のうち1人にしか5年
先に生きていられるという役立ちようが現れないということです。


66 名前: koji 投稿日:2009/03/08(日) 20:28
>肺がん外科医さま
コメントありがとうございます。

がんのステージの件納得できました。
でも、ほんの少しの時間なのに不安です。

抗がん剤の件は、家族としては1割の人が助かるというパーセントは大きいです。
でも、肺炎になって亡くなったら泣くに泣けません・・・。

放射線治療は後1回で終了します。
その後の治療がないのは不安です。
免疫療法も考えたのですが 治療費があまりにも高くて
とても出来ません。

ネットで検索すると標準治療として
受動免疫療法というのがあると書いてあったので
一度、主治医に聞いてみたいと思います。

とにかくステージ1で発見できたのは不幸中の幸いと思って
前向きに あまり考えすぎなようにしようと思います。
アドバイス本当にうれしかったです。ありがとうございました。



67 名前: りも。 投稿日:2009/03/10(火) 19:29
大まぬけ3号様)手術は無事おわりましたか?病に負けないでくださいね。

68 名前: koji 投稿日:2009/03/10(火) 20:59
レス62に書き込みした者です。3月9日に放射線治療が終了しました。
体への負担もなく、手術や抗がん剤の治療をされている方には、申し訳ない位楽でした。
ただ、前にも書きましたが再発、転移の可能性が高いとされる肺がんですので
このまま、何もしないで 経過を観察というほど 気持ちにゆとりを持つ事ができません。
色々調べていたら たまたま、近所の開業医で「高濃度ビタミンC点滴療法」が出来ると聞いたのですが
詳しい情報をご存知の方いらっしゃいませんか?本当に副作用はないのでしょうか?

69 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2009/03/11(水) 09:14
>>68 kojiさん
放射線治療お疲れ様でした。かなり気も使われ大変だったこととご推察いたします。
「高濃度ビタミンC点滴療法」については、民間板にトピがございますので、そちらを御覧ください。
正直、荒れやすい板でもあるので過去ログの中には目を背けたくなるような暴言的なものもありましたが、ざっと目を通すと「高濃度ビタミンC点滴療法」がどんなものであるか輪郭が見えてくると思います。
これは、あくまでわたしの個人的な見解ですが、「民間療法の域をでない治療」と思います。もしも私の家族がしたいと言えば私は反対するでしょう。
そして、こちらの板はエビデンスのある治療方法の情報を交換する板ですので、「高濃度ビタミンC点滴療法」についての意見交換をなさりたいと希望するならば、民間板にお願いいたします。



70 名前: りも。 投稿日:2009/04/04(土) 16:21
PET検査をしたのにもかかわらず肺癌良性のような悪性のような・・・で半年後にもう一度と言われたのですがPET検査でもわからないものなのでしょうか?悪性でも取りにくい場所にあるそうです。リュウマチのヒューミラーを打っているのですが悪性なら進行を進めてしまうそうですが後半年打ち続けるみたいです。。他の病院でも見ていただいたほうが良いでしょうか?

71 名前: 大まぬけ3号 投稿日:2009/04/04(土) 17:15
70 りも様
肺の陰影は、CT検査で判るはずです。私の場合、昨年12月の肺がん手術時では
気管支鏡検査ができない肺の奥の方にがんができていました。
大きさが10㎜になると、治療の対象になる様です。まだ小さいので経過観察ですね!
脳下垂体腺腫手術は、3月10日に無事終わりました。鼻孔からの手術でしたが、
現在も鼻づまりが治っていません。術後の痛みは、肺がんの方が辛いです。


72 名前: 肺がん外科医 投稿日:2009/04/04(土) 21:04
>>70
「がん」とは悪性の腫瘍のことですので、「肺癌良性のような悪性のような」ということはありません。
「良性腫瘍のような、悪性腫瘍のような」というのはありえます。PET検査は代謝の活発な細胞が
集まっているところを描き出すもので、そのような細胞は癌細胞とは限らず、PET検査でがんか
否かを断定することは困難です。どのような病院、医師に検査を受けたのか分りませんが、肺癌を
専門とする医師が「半年後にもう一度」と言ったのでしたら、癌でない可能性がかなり高いと踏んで
いるのでして、あまり心配しなくても良いでしょう。