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癌掲示板..>肺癌 4期 胸水の薬について

1 名前: たなか 投稿日:2007/03/18(日) 00:53
肺癌4期82歳。昨日胸水が溜まっているといわれ、今度痛みが強くなったら水を抜きましょうと医者からいわれました。
最近癌が見つかり、病院に通っているのですが胸水に関する薬を何も処方してもらっていません。
普通はどうなのでしょうか?炎症剤ぐらい処方していただけないのでしょうか?
痛くなるのを待っているだけのようで心配です。
また、今の病院で放射線や抗がん剤治療を受ける事をせず、緩和ケアを医者に望んでは見たものの、痛くなったらイレッサを飲みましょうといわれているのですが、本当にイレッサで良いのでしょうか?
分からないことが多いので、何でも良いのでご意見をよろしくお願いします。
また、千葉市に在住しているのですが、噂の良い親切なホスピスも教えていただければ嬉しいです。
お願いします。

2 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/18(日) 20:23
>>1

胸水を抜くのは痛みが強くなったときではなく、胸水によって肺がつぶされて呼吸が
苦しくなったときです。

がん自体を叩くのでなければ、「胸水に関する薬」というのはあまりありません。利尿剤が
役立つ方もおいでですが、82歳のIV期肺がんの方に下手に利尿剤を使うと危ないときも
あります。

「本当にイレッサで良いのでしょうか?」とおっしゃいますが、「本当に」とはどういう程度を
意味していらっしゃいますか? ほとんどの治療について「真に」良いかどうかなど分りま
せん。医者が言えるのは、データや患者さんのさまざまな背景から考えて、効果と危険性
などのバランスも加味した上で、ある治療に最も分がある「だろう」というところまでです。
その治療が結果から見て「本当に」よいという保証はありません。

また、何を求めるのかにもよります。イレッサの場合、例えば患者さんがタバコのみの男性
なのでしたら、間質性肺炎で亡くなる可能性を5%程度は覚悟しないといけませんし、
効果も女性の非喫煙者ほどには期待できません。効果といっても、治るわけではありません。
「治療を受ける事をせず、緩和ケアを医者に望んで」いらっしゃるのでしたら、イレッサも
あまりお勧めできないのではないでしょうか? そのあたり、何を大切となさるのか、よく考え
ご相談なさって、医者とあらためて話されてはいかがですか?

ホスピスについては、他人が受けた印象が、あなたと患者さん自身にも通じるかは分りません。
ご自分で見学・相談に行ってみてはどうですか?

3 名前: たなか 投稿日:2007/03/19(月) 00:24
肺がん外科医様、的確なご意見本当にありがとうございます。
こんなに心強く思った事はありません。これを読んでこれからのことが少し冷静に考えられそうです。
これからもわからない事がたくさんでてくると思いますので、お時間があれば書き込みをお願い致します。
本当に本当にありがとうございます。
緩和ケアを望みつつも、イレッサを使わない勇気も今はまだありません。
イレッサが有効ならば使いたい気持ちもあり、遺伝子変異を調べることによって、
薬が効果的に効くかどうかわかるとテレビでみたのですが、調べてわかるものなのでしょうか?
先生に調べてもらう事を頼む事は出来るものなのでしょうか?
教えて下さい。


4 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/19(月) 19:10
>>3
>イレッサが有効ならば使いたい気持ちもあり、遺伝子変異を調べることによって、
>薬が効果的に効くかどうかわかるとテレビでみたのですが、調べてわかるもの
>なのでしょうか?

効きやすいかどうかは分ります。でも、効きやすいとされても効かなかったり、効きにくいと
されても効くこともあります。耐性の遺伝子も分ってきましたが、こちらはまだ事例が少なく、
耐性遺伝子があるのに効く場合がどの程度あるかはまだよく分っていません。

>先生に調べてもらう事を頼む事は出来るものなのでしょうか?

できます。数万円、実費でかかります。大学病院ですと、内部でできるところもありますが、
多くの病院では、例えばこういうところに外注するわけです。
http://www.bml.co.jp/genome/product_service/invader03.html

5 名前: 投稿日:2007/03/19(月) 19:32
母84歳ですが、今日“小細胞ガンです”と言われました。胸水も半分ぐらいたまって
まって咳をしています。主治医から今後どのようにするか相談してきて下さいと言われましたが
実際わかりません。手術は無理だそうです。姉をガンで亡くしていますので、抗がん剤の苦しみを
させたくないのですが・・・このままじっとしているべきでしょうか?何か苦しくない方法など
あれば教えてください。

6 名前: たなか 投稿日:2007/03/20(火) 22:31
肺癌外科医様 いろいろお教えいただき本当にありがとうございます。
効きやすいとされても効かなかったり、効かないとされても効いたりすると先生に伺うと
調べても調べなくても決心するのになやみそうですね。
また肺水に関する薬はないそうですが、肺水を減らすすために日常で
何か出来る事はありますか?漢方薬は効果があるでしょうか?


7 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/21(水) 22:39
>>5
「じっとしている」ことが選択肢だと言われたのでしょうか? せめて「胸水を抜いて呼吸を
楽に」くらいの話はあったのではないですか? 84歳でもそれなりに元気な方でしたら、
小細胞癌について普通は抗癌剤治療を勧めます。副作用の出具合はさまざまですし、
ほかにもいろいろな病気を抱えていれば、そうも行かないでしょうけれど。それでも、
胸水がそのまま溜まれば息が苦しくなりますから、溜まらなくなるような手立てを講じ
ましょう、というのが普通ですけど。

8 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/21(水) 22:48
>>6
「肺水」ではなく「胸水」です。日常で何かすることというのはありません。漢方薬については
よく知りません。効能を歌うものはあるようです。
http://www.toyokanpo.co.jp/html/kou_fukusui_kyosui.html
でも、一方では「ごくまれに悪心、嘔吐、下痢、腹痛が起こる場合がある。」としながら、他方
では「中国唯一の体液貯留を排除できる副作用のない薬剤」と記載してしまう感覚は理解
できません。私は、何らかの作用を体に及ぼす「薬」には、常に何らかの副作用がありえると
理解すべきであると考えています。

9 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2007/03/22(木) 01:27
そうですね。
こちらの業者は(も?)この掲示板でも患者家族の自作自演から回答者の足を引っ張る書き込みなど
悪名高いです。。。

10 名前: 肺がん外科医様 投稿日:2007/03/22(木) 22:02
お教え頂いた漢方薬のホームページを読みましたが、先生のご助言がなかったらきっと胸水の漢方薬
を買っていたでしょう。ほんとうにありがとうございます。これからも、いろいろわからない事がでてくると
思いますのでご助言いただけましたら幸いです。

11 名前: 投稿日:2007/03/23(金) 19:48
肺がん外科医殿 有難うございました。
 「じっとしている」とは言われなかったのですが、告知をするかどうかを
家族の方と相談してきて下さいとの事でした。高齢ですから手術は無理です。
と言われただけでした。胸水のことは何も言わなかったです。
私もじゃどの方法があるのですか?と聞けば良かったのですが、
先生の方からは、それのみでした。一応一週間後に返事を聞かせて欲しい
と予約を入れて返答をするのですが・・・
かかりつけの先生にその旨を伝えた所「何が出来るか聞いてからの告知じゃないか」
と怒られました。私がしっかりしないとだめなんですが・・


12 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/03/23(金) 20:45
>>11
まずは告知が問題なのですね。これまではどうなさっていたのでしょうか? いろいろ
検査を受けられたと思うのですが、それは何のための検査で、どういう病気が考え
やすいかといったことは本人には一切伏せられていたのでしょうか? 検査や結果
待ちの間、ご本人に「がんのような悪い病気かもしれないけれど、結果はちゃんと
聞いておきたい?」くらいはお尋ねになっていても良かったんではないかと思います。
あるいはご家族が慮って本人には知らせないというお考えなのかもしれませんが、
家族には知らせたくないけれど、自分では知りたいというアンケートの結果がしばしば
出ることはどうお考えでしょうか。それに、何かしら治療をする(そしてそれはそれなりに
役に立つ状況であろうと思います)となれば、多少は痛かったりつらかったりすることを
やるわけで、何でそういうことをやるかを本人が分っていないと、余計つらいんじゃ
ないかと思います。

13 名前: 投稿日:2007/03/26(月) 19:09
肺がん外科医殿
 遅くなりました。今日行って聞きました所、母が高齢の為ドクターの考えは、このまま
している方が良いとの意見でした。胸部レントゲンと血液検査の数値でステージⅢBから
Ⅳだと思う。余命半年ぐらいと言われました。もし治療をするのだったら胸水を抜いて
抗がん剤投与になりますとのこと。放射線治療は出来ませんとのことでした。
このままそっとしてあげた方がいいのかなと思ったりしています。
苦しまないでと願うばかりです。




14 名前: nobinobi 投稿日:2007/04/13(金) 22:38
肺ガンからの脳転移を頭蓋内腫瘍摘出術をした後で小さな2箇所のはリニアックをして1年半程原発も大きくならずに過ごしてきましたが、同じ左肺に新しく小さなのができてイレッサを飲み始め、副作用もなかったのですが8ヶ月経ってまた脳に転移が見つかり2度目のリニアック(3箇所)をしました。頭に転移したということで(今までも定期的に胸部CTや腹部全域CT、全脳MRIはとっていました)胸部CTを撮ったところ心臓の周りに水がたまっていることが判りイレッサが効かなくなったということで入院して心臓の周りの水をぬけるか、新しい薬で化学療法をするか入院して検査をしています。息苦しいとか自覚症状はありません。水が溜まっていると言われて翌日入院しました。

15 名前: TOM 投稿日:2007/04/16(月) 01:04
母(72才)のことで相談させてください。2006年3月に咳をきっかけに発見された
右肺腺癌です。原発巣は径2cm程度ですが、心嚢液貯留があり、Ⅳ期となり
ました。カルボプラチン+ドセタキシルによる化学療法を6クール行い
原発巣は変化ありませんが、他の転移はなく、CEAは軽度高めであったものが
正常範囲になっています。化学療法終了後、3ヶ月間は非常に落ち着いていました。
その後、2007年2月下旬から右胸水が貯まり始めました。
① 再発時の治療として、次の治療はイレッサがよいのでしょうか?
  (女性、腺癌、喫煙歴なし、日本人、細胞の遺伝子変異は検査中)
② 50年前に肺結核を患い、左(癌とは反対の肺)肺の胸郭形成術を行ったため、
  左肺の働きは十分でありません。今回、癌のある右側の肺に対してまで、癌性胸膜炎
  の治療として、胸膜癒着を行うと、呼吸機能はどうなのでしょうか?
  先生からは、どうなるかはわからないが、癒着をする方法を選択する方法もあると
  言われています。反対側の肺が健康ならば、それは一般的なのでしょう。しかし母は
  もともと不十分な左肺なので、右肺まで癒着してしまうと、全体的な呼吸に大きな
  影響があるのではないかと心配です。
3 イレッサは、以前に間質性肺炎、肺線維症などがある場合には要注意と言われて
  いますが、今回のように50年前に結核および胸郭形成術を受けたことに関しては
  いかがでしょうか?

1、2、3について、特に2については先生からの話を聞いて考えてみても、実際に
何を選択してよいのかわかりません。
アドバイスがございましたら、どうぞ宜しくお願いいたします。


16 名前: たなか 投稿日:2007/04/16(月) 16:25
肺癌外科医様
 あれから徐々に疲れるようになり、今現在レントゲンの結果胸水はまだあり
もうひとつの肺も痛くなりつつあります。腫瘍マーカーのCEAが89・3で
シフラ17・9とのこと。1ヶ月前と比べると倍の数値だということですが
この数値はどのくらい悪いのでしょうか?教えて下さい。

17 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/04/16(月) 22:34
>>15
お書きのようなプラチナ系+第3世代抗がん剤で治療したあとの再発に対する抗がん剤
治療で一番データが揃っていてあてになるのはドセタキセル単剤です。しかし、これと
カルボプラチンの組み合わせをしのいだ癌細胞を相手にするのですから、ドセタキセル
単剤ではあまり役に立たないかもしれません。そのとき、お母さんの「女性、腺癌、喫煙
歴なし、日本人」という状況では、イレッサの方がはるかに分がよいでしょう。遺伝子検査
の結果にもよりますが、変異がある可能性は高いですし、変異がなくとも効く可能性は
そこそこあります。

胸水がありますと呼吸が苦しいですし、胸水に薬剤が一旦貯まってしまうために、薬剤が
体から排出される速度が遅くなり、予想外に副作用が出やすくなる可能性もあります。
癒着によって確かに多少肺機能は落ちるでしょうけれど、通常はあまり大きな影響では
ありません。胸水が溜まる毎に何度も胸水を抜かれるよりも、癒着させて胸水が溜まる
スペースをつぶして差し上げた方が、普通は良いでしょう。

結核・胸郭形成による肺の変化とイレッサによる間質性肺炎には特段関係は示されて
いません。あまり心配なさらなくとも良いでしょう。

18 名前: 肺がん外科医 投稿日:2007/04/16(月) 22:41
>>16
腫瘍マーカの絶対値で病状が分るわけではありません。1ヶ月前と比べて倍になったと
いうことからは、わりと速いペースでがんが増えているようだとは言えますが、「どのくらい
悪い」とは実際のがんの広がり具合を見て言うことです。

19 名前: たなか 投稿日:2007/04/16(月) 23:29
肺がん外科医様
 お教え下さり本当にありがとうございました。
数値だけ見てどのくらい悪いか判断できるものではないのですね。
この掲示板で先生にお教えいただけることで気持ちがすくわれます。
感謝しております。



20 名前: TOM 投稿日:2007/04/17(火) 01:13
肺がん外科医先生

迅速なご回答をいただきまして感謝しております。
非常に参考になりました。今週中には、遺伝子変異の結果も判明予定
ですので、イレッサを使用するかどうかも含めまして検討させてただき
ます。
ありがとうございました。

21 名前: もとこ 投稿日:2007/09/09(日) 15:48
知人の30代になったばかりの男性ですが、
大学生時代には普通に喫煙してたそうですが現在は一切禁煙してます。
3ヶ月(今年の6月)ほど前からヒジが痛む、と訴えて整形外科(どの位の規模かは不明)
へ行った所、初期の癌が見つかり手術を勧められたそうですが、
医師との相談の結果、通院しながら理学療法で治療が可能とのコトで、
本人もきちんと治療を続けていました。
しかしながら8月の下旬辺りから、体調が優れ無い(リンパの腫れ、微熱、
咳に血が混じる)為、大学病院へ検査入院したところ胸水が見つかったと
報告を受けました。
もう少し詳しい検査が必要とのことですが、ヒジに癌が発見されてから
体調不良で肺に異常が見付かった期間が約3ヶ月と30代にしては
長い気がします。
それにヒジに癌が見付かった時点で肺の検査等で胸水を発見していなかったのも
不思議でなりません。
上記の知人のようなケースはよく見受けられるのでしょうか?
宜しくお願い致します。


22 名前: ある患者 投稿日:2007/09/10(月) 17:22
>21
がんで「通院しながら理学療法で治療が可能」ということはありえません。

情報がかなり間違っているか、トンでもないところで治療を受けているかのどちらかでしょう。

いずれにしても、このようなことを質問されるならば、がんの種類・進展度合い及びそれを確認するために
なされた検査方法、さらには、具体的な治療内容などを確認した上でなさらないと無意味です。
(誤った情報により、誤った回答しか得られば、大きなマイナスしか残らないこともありえます。)

23 名前: もとこ 投稿日:2007/09/10(月) 19:31
ある患者様、
早速のお返事、どうも有難うございます。
知人にも、再度、腕の癌?もしかしたら良性腫瘍なのか確認
しておきます。
本人は何か隠しているのかも知れませんが。
もう少し詳細にわたって、きちんと質問させて頂くべきでした。
自分自身が精神的に不安定だったとは言え大変申し訳ありませんでした。

24 名前: こうの 投稿日:2007/09/25(火) 15:19
恋人の父親が肺癌のⅣ期と診断余命8~10ヶ月だそうです、どんな薬があるのですか?どんな療法が有効でしょうか?大腿骨にも転移しているようです

25 名前: OHO 投稿日:2008/10/14(火) 19:06
胸水=癌でしょうか?

26 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2008/10/14(火) 19:08
いいえ。

27 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2011/06/30(木) 08:35
65才の主人が肺の進行期癌です。見つかったときは既に大腿骨・リンパ節に転移しており手遅れでした。医師から余命半年と言われ、それから8ヶ月が経過。近頃は胸の膨らみが気になりだしました。胸水が溜まってるのでしょうか?体重の減少はほとんどありませんが、見た目は痩せてきたように感じます。抗がん剤の副作用で脱毛も著しいです。本人は『楽にいかせてくれ』と言ってます。この先どんな症状が出てくるのか心配です。