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癌掲示板..>肺ガン治療について

1 名前: ろく 投稿日:2001/03/21(水) 00:15
私、肺ガンでかなり末期に近かづいています。
なにかいい治療があれば教えて下さい。

2 名前: 通りすがりの人 投稿日:2001/03/23(金) 00:12
肺癌の末期 とは、
 どの程度なのでしょうか?
 
 もう少し詳しく書かれると、アドバイスが得られやすいですよ。

3 名前: UTAKA 投稿日:2001/04/01(日) 00:05
がんを考える:http://www.sanynet.ne.jp/~syo/CANCER/
 で、抗癌剤「イレッサ」の情報を書きましたので一応こちらにも貼ります。

ZD1839(薬名 イレッサ:Iressa ) 
 非小細胞肺がん、消化器がん(レセプターチロシンキナーゼ阻害剤)
 臨床後期(01年末申請予定、大型化期待)

 との事
 http://www.yakuji.co.jp/yakuji/kikaku/kikaku20000913_asz.html
 関連情報
  http://homepage2.nifty.com/tkeizo/paper/asa121004.html
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/116231
  http://www.med.kindai.ac.jp/naika4/lc.html
  http://square.umin.ac.jp/jsco37/abstract/E11537.htm

 会社は
 http://www.astrazeneca.co.jp/ のようです。。

4 名前: <削除> 投稿日:2001/04/01(日) 00:05
<削除>

5 名前: ろく 投稿日:2001/04/10(火) 00:14
マルコさん、ありがとうございます。
いまは、温熱治療にかけています。

6 名前: UTAKA 投稿日:2001/04/10(火) 00:18
今日届いた「癌めーる2001年4月9日(105号)」に
興味深い記事が有りましたよ。
 ******************* 
週刊ポスト <4月13日号>
『名医の症例セミナー/リンパ節に転移した肺がん。温熱療法は?』
************
どなたか、概要だけでも教えて下さい。
             医療関係の雑誌購入で毎月小遣いを使い果たすUTAKA。

癌めーるのバックナンバーは下記で見れます。
http://www.cyberoz.net/city/ubix/canmail/backnb.html
 購読をお薦めします。

7 名前: みゆき 投稿日:2001/04/13(金) 00:16
「がんを考える」の掲示板でUTAKAさんに情報を頂いたみゆきです。近大の腫瘍内科へメールを送っていたのですが、今日ようやく返事がはいりました。内容を簡単に報告します。----「イレッサ」は現在治験ベースでは肺がんに対するものが終了しており、現時点では使用することができません。但し8月から、治験とは別の臨床試験において近畿大学にて使用できる可能性があります。----というものでした。どうなるかは分かりませんが、少しでも可能性があるなら試してみたいと思います。有難うございました。

8 名前: UTAKA 投稿日:2001/04/13(金) 00:21
みゆきさん、貴重な情報ありがとうございます。
 何かお知りになりたいことがありましたら、いつでも連絡ください。
 癌は家族を含めた闘いです。
 がんばってください。応援しております。 UTAKA

9 名前: マルコ 投稿日:2001/04/18(水) 00:01
ろくさんは、温熱療法を受けていらっしゃるのですね。
よかったらどんな治療なのかきかせてもらえないでしょうか?
効果があることをお祈りします。
なお、前の書き込みの時入れたメールアドレスはウイルスメールが
送られてきたので削除してしまいました。
こんな真剣に悩んでいる人が書き込む掲示板でそんないたずらをする人っているんですね。
残念なことです。

10 名前: UTAKA 投稿日:2001/04/18(水) 00:12
肺癌とハイパーサーミア-- あるメール交換の記録から --
と言うHPが17日に公開されました。
 http://ns.taishitsu.or.jp/hyperthermia/case-lung.html

 http://ns.taishitsu.or.jp/hyperthermia/index.html
 使用した機種は、
 局部温熱治療器:山本ビニター社のサーモトロンRF8と思われます。
 ろくさんがチャレンジしているのは、全身~です。

PS>マルコさんへ
  メールアドレス削除のみは出来ませんが、「書き込み」の削除は可能です。
 お困りでしたら、連絡下さい。
 >残念なことです。
  この掲示板がそのような使われ方をされた事は 私もとても残念です。。。

11 名前: 名無しさん 投稿日:2001/04/30(月) 00:19
>>6 の週刊ポスト <4月13日号>『リンパ節に転移した肺がん。温熱療法は?』の記事の要約
Q:58歳の兄がリンパ節に転移があり手術が出来ない状態である。温熱治療の効果は?

A:がん細胞は高熱に弱く43度C以上の熱で死滅させることができる。
 ただ深部の癌腫瘍まで確実に死滅させることが難しく、有効性の検証が不十分である。
 しかし、大きな局所進行がんが縮小、消失した例もある。
 温熱治療は単独で行うよりも、放射線を併用した「放射線温熱療法」ともいえる
 併用療法が効果的だが、実施している医療機関は限られる。
 
 相談者のケースも「放射線温熱療法」が可能と思われる。
 臨床例には、縦隔リンパ節に転移した手術不能な局所進行肺がんで治療した例もある。
 この50代男性は10年経った今でも生存している。
 治療方法は、一般的な放射線量の半分を照射し、温熱治療機(サーモトロンRF8)を6回使用。
 癌細胞が消失した。

 温熱治療は、日本では、外科手術が出来ない症例に対して行われることから、
 最初から難しい症例にたいして行われている。
 温熱治療は、コストがかかる割りに医療費が安いため、本格的に温熱治療を行うと
 病院は赤字になるため、なかなかやりたがらない。
 「1回でも3回でも総額9万円。自己負担は1万8千円~2万7千円」。
 温熱治療の過半数は、放射線科医が対応しているが
 温熱治療の専門医の数が少ないため、希望する患者全員に対応出来ていない。
 
 東京都立駒込病院:唐澤克之
 http://www.komagome-hospital.bunkyo.tokyo.jp/housya02.htm

12 名前: 名無しさん 投稿日:2001/06/07(木) 00:12
進行性小細胞肺がんの標準化学療法CDDPまたはイリノテカン+CDDP
http://club.carenet.co.jp/JM/2001/06/0606_05.asp?SID=                                           第49回日本化学療法学会
 5月30日に横浜市で開かれた第49回日本化学療法学会の教育セミナー「抗癌治療の進歩」で、千
葉大保健管理センターの長尾啓一氏は進行性小細胞肺がんの標準化学療法としてエトポシド+シ
スプラチン(CDDP)またはイリノテカン+CDDPとした。小細胞肺がんには抗がん薬や放射線療法が
奏効しやすいが、再発性小細胞肺がんには新規抗がん薬による治療が試みられるべきという。

 肺がんの約80%を占める非小細胞肺がんは、抗がん薬の奏効率が低いことが知られている。長
尾氏は非小細胞肺がんの標準化療として、米国でCDDP(あるいはカルボプラチン)+パクリタキセ
ル、国内でイリノテカン+CDDPと紹介した。今年の米国がん治療学会(ASCO)では、日本からドセタ
キセル+CDDPによる良好な成績が報告されている(表)。

 長尾氏は、前治療にCDDPなどの白金製剤が含まれている非小細胞肺がんの再発例では、ドセタ
キセルによる化療の試行を勧めた。今後は、非白金製剤の新規抗がん薬どうしの併用、分子標的
薬剤との併用の検討が求められるという。

ステージIII、IVの卵巣がん患者にはカルボプラチン+シクロホスファミド

 京都府立医大産婦人科の保田仁介氏は、卵巣がんのステージIII、IVの卵巣がん患者に対してカ
ルボプラチン+シクロホスファミドがCDDP+シクロホスファミドよりも治療指数の高い治療法とした。
カルボプラチン+シクロホスファミドとCDDP+シクロホスファミドの無作為比較試験で、奏効率は
61%、52%、3年生存率は20%、21%と同等の成績が得られた。重篤な血液障害の発現では両群間
に差は認められなかったが、血液毒性以外の副作用ではカルボプラチン+シクロホスファミドのほう
が忍容性の高い治療法であった。

 最近の卵巣がんの治療の考え方では、カルボプラチン+シクロホスファミドから、カルボプラチン+
パクリタキセルあるいはCDDP+パクリタキセルが主流になりつつあり、日本産科婦人科学会婦人科
腫瘍委員会報告でも合意を得ている。

13 名前: 非小細胞肺癌 投稿日:2001/07/13(金) 00:12
1.7.13 NSCLCに対するビノレルビンとパクリタキセルの第3相比較試験結果
が発表

 進行性の非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対し、ビノレルビン(商品名:ナベルビン)とパクリタ
キセル(商品名:タキソール)の治療効果を比較する第3相臨床試験の結果が、Journal of
Clinical Oncology(JCO)誌7月1日号に掲載された。両者とも、従来の化学療法薬よりも治療
効果が高いことが実証されており、“直接対決”の行方に世界的な注目が集まった
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/135217

14 名前: わら 投稿日:2001/07/24(火) 00:17
名無し様 返信メール有り難うございます。
こんにちわ、私は、35才肺ガン(腺がん)の患者です。左右に、ガンがあり、
手術は、無理と言われ今は、抗ガン剤と免疫療法を行っています。上記欄に、
温熱療法が書かれてありましたが、抗ガン剤と併用しても大丈夫でしょうか?
抗ガン剤はジェムザールとナデルミンを使用してます。

15 名前: 名無しさん 投稿日:2001/07/25(水) 00:04
大丈夫です。
 局部温熱治療は、放射線や、化学治療(抗癌剤)を併用すること が多いです。
 抗癌剤の感受性が、温熱を併用することにより、更に高まります。

 温熱治療(ハイパーサーミア) のスレッドの61番の記事も参考になりますよ。
http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=972663313

 ただ、肺がんに対しての局部温熱治療を行う、
 経験豊富な病院(医師)は、限られています。全身温熱治療は、一箇所ですし。

16 名前: 名無しさん 投稿日:2001/07/25(水) 00:12
わらさんへ
 一般名:塩酸ゲムシタビン
   製品名:ジェムザール の情報は 下記が参考になりますよ。
http://www.jbbs.net/sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=964761417&START=49&END=55
http://www.jbbs.net/sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=964761417&START=74&END=75

17 名前: わら 投稿日:2001/07/26(木) 00:12
名無し様 いつも有り難うございます。
先日、イレッサの治験について近畿大学付属病院ヘ、行って来ました。10月末
位から、開始予定だそうです。今回、30人位を対象で行うそうです。まだわくが、
あリそうな、かんじでした。患者の皆さん是非私と参加して長生きしましょう。
  
 温熱治療のことについてもう少し具体的に教えてください。
治験開始まで温熱治療をしたいのですが、今通院している病院の先生は、あまり
温熱治療に前向きでわ在りません。主治医に黙って治療してもいいか悩んでいます。
それと、かなり高額な費用がかかりそ。
私は、母子家庭なので保険の利くところで、北陸に近いところで、経験豊富な病院
を探してます。何か良い情報在りませんか。

18 名前: <削除> 投稿日:2001/07/26(木) 00:12
<削除>

19 名前: 名無しさん 投稿日:2001/08/08(水) 00:05
>>18さん
 ここは、
*********************************************
 健康・機能食品・代替医療の類を
 宣伝、挑発する書き込みは禁止です。
*********************************************

20 名前: わら 投稿日:2001/08/23(木) 00:21
こんにちは、久しぶりに、書き込みします。私は、肺(腺がん)末期です。
今日、全身温熱治療のため、ルカ病院に事前検査に、行って来ました。
これから、受けようと思って方や、迷ってる方のために、役に立てだと思います。
費用は、1クルー(4回)200万円です。とても高額です。
まず、1日、血液検査、心電図、レントゲン、その後、先生の、お話でした。
2日CT、血液検査、その後、先生のお話でした。
そこまで、本日の、日程でした。
また、経過報告したいと、思います。

21 名前: 名無しさん 投稿日:2001/08/24(金) 00:12
わらさん。
 がんばって下さい。
 北陸にお住いと思いましたが、
 ルカ病院まで通院(転院?)の際はは、決して無理をしないでください。
 鉄道、タクシー、あらゆるモノを利用して下さいね。

22 名前: わら 投稿日:2001/08/30(木) 00:17
こんにちわ、昨日、第1回全身温熱療法に、行って来ました。
治療に、2時間、放熱に、4時間要しました。
治療中は、麻酔が効いて無痛です、目が覚めると、頭痛と吐き気がしました。
こうかは、全体の10%ぐらいだそうです。しかし。10人1人、100人10人
1000人100人と考えれば、頑張ろうと思いました。
また、経過報告します。

23 名前: 名無しさん 投稿日:2001/08/30(木) 00:19
わらさん、抗癌剤は使用しているのですか?
 もし使用しているなら、薬剤名わかりますか?

24 名前: わら 投稿日:2001/09/06(木) 00:19
こんにちは、昨日、第2回全身温熱療法に、行って来ました。やっぱり、目が、
覚めると、頭痛と吐き気がしました。それで、その日は、ルカ病院で泊まらせて
もらいました。次の日は、すっきりして、帰りました。
また、経過報告します。

25 名前: もぐ子 投稿日:2001/09/07(金) 00:10
わらさん
ご報告ありがとうございます。
私は29歳転移性肺がん患者です。
現在国立がんセンターで治療を受けていますが
わらさんの報告がとても参考になります。
月曜日に都立駒込病院に行こうかと思っています。

26 名前: わら 投稿日:2001/09/07(金) 00:11
もぐ子さん連絡取りたいの、どうすればいい、

27 名前: UTAKA 投稿日:2001/09/07(金) 00:19
もぐ子さん、わらさん、始めまして。
 わらさん、貴重な情報ありがとうございます。

 もぐ子さんを始め、皆様へ 下記を参考にしてください。 
 http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=964759165&START=18&END=18&NOFIRST=TRUE
 フリーメールアドレスをご活用してください。

28 名前: 名無し 投稿日:2001/09/09(日) 00:01
プロポリスにここのところ投稿している名無しです。
がんであるということは、確実に死に直面しているということです。
癌なになって、けっっ、、と思ったことの何度あることか。癌を食
い物にする悪徳商人のような医者の何と多いことか。かつ、奴らは、
あたかも、商売をしているという気はあっても、人助けをしている
のだという、フザケンナのの名目の元に脱税の限りを尽くしている
のです。健康食品の商法もしかり。僕は再発して2年、いくら使っ
たことか。貯蓄はおおかた使い果たしてしまいました。
資本主義の世の中ですから、仕方のないこととはいえ、製薬会社や、
それらに政治献金を受けている奴らの都合が優先するのは仕方があ
りません。しかし、国内で多くの患者が自分の死期を感じながら(す
くなくともじぶんはそうです)、待っているのに、なぜ米国や欧州で
ばかり治験を始めるのでしょう。日本でやってほしいです。
製薬会社は、もはや、健康保険でがんじがらめの日本市場などは、念
頭に無いのかもしれません。それより、欧米で早いとこ特許をとって
、黙っていても利益が転がり込んできた方が、なんぼかましなのでし
ょう。国内治験をややこしくしているのは患者側(正確にはこういう
BBSに書き込みをするみなさんも例外ではありません)の多くの、無い
物ねだりと、アホな医者に対する過大な期待かもしれません。
医者と、対等に話せる理論武装をした上で(奴ら、新聞程度のことも
しらなかったりしますよ。某、大学で教鞭を執る、癌で有名な先生で
す。)、悪徳商人(大学病院を含む)に対応したいものです。
しかし、こうしたぺーじの書き込みは、癌患者自身というのは少ない
ですね。そりゃー、パニックになります。自分もそうでした。しかしね、
誰でも死にます、いつかは。
早いか遅いかなんですね。僕は43です。白血病の若い人たちに比べれ
ば、まあ、長生きしてます。でも、胃や肺でお困りの大方のご老人に比
べれば遙かに人生、損をしています。
神は自分に似せて人間を造り賜いましたが、決して平等には造らなかっ
た。なぜか。誰も命は平等ではないからです。明らかじゃありませんか。
科学の時代、遺伝子の解析がすすんで、キリスト教のアホさかげんが、
証明されるのは、もう、間もなくです。

29 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/10(月) 00:23
非小細胞肺がんにタキソテールとシスプラチン併用
http://club.carenet.co.jp/JM/2001/09/0910_04.asp?SID=
第3回抗がん剤に関する東京フォーラム 東京がん化学療法研究会・仁井谷久暢氏

 第3回抗がん剤に関する東京フォーラムが8月31日に東京都内で行われ、ワークショップで抗がん剤の各相別臨床試験の成績が報告された。
東京がん化学療法研究会の仁井谷久暢氏は、切除不能非小細胞肺がんに対する標準的治療法を確立するため、
タキソテール(TXT)+シスプラチン(CDDP)の併用療法DC群とビンデシン(VDS)+シスプラチンの併用療法VC群を比較検討する無作為化比較試験を実施した。
奏効率と1年生存率はDC群37.1%、47.7%、VC群21.2%、42.9%で、グレード3以上の有害事象は好中球減少がDC群75%、VC群77%であった。
 仁井谷氏は、タキソテールとシスプラチンの併用が切除不能の非小細胞肺がんに対する新たな標準療法のひとつになる可能性を指摘した。
同併用療法は、安全性と抗腫瘍活性に優れ、延命効果も期待でき、日常的な治療法になり得るとした。
臨床試験は、ステージ4かつパフォーマンスステータス0~2で、前治療のない症例を対象に実施された。

 順天堂大内科の岩崎良三氏は切除不能進行胃がんに対するイリノテカン(CPT-11)とシスプラチンの併用療法の第1・2相試験の成績について、
奏効率が32.5%、うち前治療のない症例では53.3%の好成績とした。
グレード3以上の副作用は好中球減少40.0%、ヘモグロビン減少30.0%、白血球減少5.0%、下痢2.5%と低率であった。
岩崎氏は、同療法ではシスプラチンを低量としているため、多量の補液を必要とせず、外来化学療法として応用可能とした。
投与スケジュールはイリノテカン60mg/m2とシスプラチン30mg/m2を4~6週間ごとに投与を繰り返し、
投与が延期した場合でも最低2週間の休薬期間をおいた。
部位別の奏効率は原発巣33.3%、肝36.8%、腹部リンパ節30.4%、肺100%だった。

 昭和大豊洲病院乳癌検診・治療センターの富永健氏らは、
閉経前進行・再発乳がんに対するLH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)アゴニストのゴセレリンとタモキシフェン併用療法の有効性に関して、
国内外の4臨床試験によるメタアナリシスの結果を明らかにした。同併用療法は、ゴセレリン単独投与に比べて生存期間、再発までの期間、
奏効率が有意に高いことが認められた。

 国内で実施した臨床試験では、症例数が少ないために統計学的に有意な有効性は示されなかった。
しかし、生存期間、再発までの期間、奏効率に関してメタアナリシスとほぼ同じ結果が示唆されたという。

 北海道大耳鼻咽喉科の犬山征夫氏は進行・再発頭頸部がんを対象としたタキソテールとシスプラチンの併用療法の第1・2相試験の成績について、
臨床推奨用量は欧米に比べて低いものの、ほぼ同等の奏効率が得られたことを示した。第2相試験はタキソテール60mg/m2、シスプラチン70mg/m2の投与量で、
3~4週間ごとの投与で実施され、奏効率は42.4%、うち扁平上皮がんでは44.4%、前治療のない症例では50.0%、前治療のある症例では39.1%であった。

情報提供:Japan Medicine(株式会社じほう)

30 名前: わら 投稿日:2001/09/14(金) 00:11
こんにちわ、第3回全身温熱治療に、行って来ました。やっぱ、北陸から、
東京は、疲れます。麻酔をするので、痛みは、無いのですが、目が覚めると、
熱射病みたいに、頭が、ずきずき、しますね。遠くの方は、お泊まりを、
ススメます。
効き目があれば、いいな~と思います。

誰か、教えてください。私は、シスプラチンを使ったことがありません。
担当医は、髪が全部抜けるので」、、、と言うことで。
本当に髪が抜けるのでしょうか?

31 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/14(金) 00:22
CDDP(シスプラチン:プラチナ製剤)
 http://koto8.kpu-m.ac.jp/cgi-bin/sk1-cgi?list=3%29+%A5%B7%A5%B9%A5%D7%A5%E9%A5%C1%A5%F3%C3%ED%A1%D6%A5%DE%A5%EB%A5%B3%A1%D7+%A5%DE%A5%EB%A5%B3+50mg100ml1%C9%D3+25%2C700+%2312-18

32 名前: 31 投稿日:2001/09/14(金) 00:22
仮に抜けたとしても、治療が終われば(投与が終われば)、
 また生えてきますよ。
 
 がんばってください。
 「毛」くらいで気にするかぁぁ~ と開き直ってください。
 ガンバレ、わらさん!負けるな!わらさん!

33 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/20(木) 00:17
わらさんがんばってください
私の母と同じ状態です。今同じように全身温熱療法受けています
効果ある事祈っています。母もイッレサの治験受けようと思っていますが治験と
考えると不安です。でも他に効果望める治療もなかなかないですし
局所温熱治療も考えていますが全身に目に見えない癌が存在する場合局所温熱治療
はしないほうがいいのでしょうか?ご意見聞かせてください

34 名前: <削除> 投稿日:2001/09/20(木) 00:17
<削除>

35 名前: <削除> 投稿日:2001/09/20(木) 00:17
<削除>

36 名前: UTAKA 投稿日:2001/09/20(木) 00:19
わらさん、もぐこさん、33さん、
 私宛にメールください。
 メールアドレスは、このHPの最下部にあります。

37 名前: わら 投稿日:2001/09/20(木) 00:20
こんにちは、第4回全身温熱療法に行ってきました。やっぱ、治療後は、頭痛が、
ひどいですが、1晩眠れば、楽になりました。2週間後に、CTの検査が、
あります。あ~効き目があればいいな~。2週間後に、また報告します。

38 名前: 髪の毛に悩んだら 投稿日:2001/09/20(木) 00:21
***** 宣伝だけど、管理人さん 許してください******

ガンの治療などの副作用で一時的に髪の毛を失ってしまった女性のために
髪の毛つきの帽子と帽子に取り付けるための着脱式ウィッグを制作、販売しています。
髪に問題のない方も髪のセットする暇がないときにちょっとかぶる
おしゃれ小物としてもお使いいただけますので、
一度、気軽に帽子を買うつもりでためしてみていただければ幸いです。
 http://www.proid.co.jp/withwig/index.htm

***** 私は、母に購入してあげました *********

39 名前: UTAKA 投稿日:2001/09/21(金) 00:00
  肺癌治療での、「局部温熱治療」は
・ハイパーサーミアの臨床―難治癌への挑戦
 http://www.iryokagaku.co.jp/7_BOOK/99_11.html
 これには、癌性胸膜炎を含む 3例の治療データ、と駒込病院の唐澤氏の掛かれたモノもあります。
 購入は、http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4900770795/gankeijiban-22

・ハイパーサーミアマニュアル
 http://www.iryokagaku.co.jp/7_BOOK/99_09.html
 これには、局部温熱治療を、
 肺がんに適用させた「ジャケット型のオバーレイボーラス(体に接するところ)」の写真があります。
 確か、駒込病院の唐澤氏 の論文で掲載されています。
 購入は、http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4900770744/gankeijiban-22

 ともにとても高価な書籍ですが、お薦めいたします。
 出来ましたら、上記URLで、ご購入頂ければ幸いです。
 2~3日以内に発送とあります。 サイト運営費に御協力を。

 ちなみに私は、2冊とも所有しています

40 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/23(日) 00:22
母が二回目の温熱治療に行ってきました。今回は点滴が漏れるというアクシデントがあり
本人が落ち込んでいます。(入院中から看護婦さんによく漏らされていたので)
あと先生の話では40.5度で治療したとの話らしく前回41.6だったので治療に対して不安がっています
自覚症状にセキと声帯麻痺があります。一回目の治療の後声が少し出るようになったのに一週間で元に戻ってしまい
二回目の治療の後ではほとんど声が出ていない状態です。昨日治療したばかりなのでまだ結果をだすのは
早いとおもいますが治療してすぐ悪化するものなのでしょうか?
主治医に3日前入院の話が出ました。会社にも行き、セキと声以外は別に症状がなかったので私も入院の話を聞いてびっくりしました
そんなに悪いのかとショックです。イレッサ、局所温熱治療のことなど考えていただけにその治療さえもできないのではと不安です
火曜日に主治医に本人抜きで話を聞きに行こうと思っています
この一週間すごくつらいです。
日に日に悪くなっていく不安すごくたまらないですね
でも本人のほうがもっとつらいはずといいきかせ自分にできる事をしていこうと思います

41 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/23(日) 00:23
>昨日治療したばかりなのでまだ結果をだすのは早いとおもいますが

結果を出すには、まだ早いです。
 全ての治療後、3~4週間(1ヶ月)は見たほうがよいと思います。

>治療してすぐ悪化するものなのでしょうか?
 ありえなくは、ないです。
 癌の増殖は、人それぞれです。
 
>主治医に3日前入院の話が出ました。

 主治医とは、現在治療を受けている、ルカ病院の主治医?でしょうか。 
 そうであるならば、「危ない状態だが、まだ、なんとななる 」
  と踏んでいる と思うべきです。
 もし、なすすべがないのであれば、家(自宅、地元)に。極力いることを勧めると私は思います。
 
 地元?の主治医であるならば、いままで、どのような診断をしていたのか、気になります。

> この一週間すごくつらいです。
>日に日に悪くなっていく不安すごくたまらないですね

 一般に、肺がんは、普通の呼吸が出来る限るなんともありませんが、
 出来なくなった時は、「イッキ」に襲ってきます。
 呼吸が苦しくなって、1週間後に・・・ と いうケースは多々あります。
 
 呼吸が出来ななくなる以上、呼吸ルートを確保してあげれば、生存は可能です。
 ですが、「呼吸ルートの確保」が「治療」なのか、
 それとも数日、数週間、数ヶ月の「延命」なのか です。

>でも本人のほうがもっとつらいはずといいきかせ自分にできる事をしていこうと思います
 その通りです。
 40さんは、癌とは直接闘えないのです。
 40さんが戦えるが何なのか?誰なのか?何処なのか? です。
 負けるものか!ですよ。

42 名前: 私もコピペ 投稿日:2001/09/24(月) 00:10
進展型小細胞肺癌における塩酸イリノテカン/ シスプラチンvsエトポシド/シスプラチンの無作為第III相試験
:Japan Clinical Oncology(JCOG9511)(K.Noda) 厚生省の研究班(日本臨床腫瘍研究グループJCOG)の結果
  http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Noda/noda_01.asp?SID=
  http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Noda/index.asp?SID=
*** コピペ***
 進展型小細胞肺癌[ED-SCLC] の生存率は併用化学療法により向上し、
CPT-11 + シスプラチンは、エトポシド + シスプラチンによる標準的化学療法よりも優れた特長を持つ可能性が
第II相試験において証明されている。我々はCPT-11 + シスプラチン(CP)とエトポシド + シスプラチン(EP)と
を比較した無作為化多施設第III相試験を実施した。プライマリエンドポイントは、生存率である。
当初予定の標本サイズは230例(115例/群)であった。中間解析について出された勧告に従って、
試験への登録は1998年12月に中止した。理由は、生存率に統計的有意差が見られたからである。

1995年11月から1998年11月までの期間に、154例の患者を各群77例ずつ無作為に割り当てた。
試験群では4週間ごとにCPT-11 60mg/m2を1, 8, 15日目に、
シスプラチン 60mg/m2を1日目に投与するクールを4回繰り返した。
標準的治療群では、3週間ごとにエトポシド 100mg/m2を1, 2, 3日目に、
シスプラチン 80mg/m2を1日目に投与するクールを4回繰り返した。CR率はCP群が2%、EP群が13%であり、
奏効率はCP群が89%、EP群が67%であった(P=.013)。生存期間中央値と1年間生存率はCP群がそれぞれ420日と60%、
EP群が300日と40%であった。EP群での標準的治療法と比較して、CP群での生存率は有意に高かった
(P=.0047; log-rank test)。

JCOGの分類によるgrade3/4の白血球減少症はCP群では患者の27%で、EP群では患者の52%で発現し(P=.003)、
grade3/4の好中球減少症はCP群では66%、EP群では92%で発現し(P=.0002)、
grade3/4の血小板減少症はCP群では5%、EP群では19%に発現した(P=.01)。
grade3/4の下痢はCP群では16%で見られたのに対して、EP群では全く見られなかった(P=.0001)。
他の非血液学的副作用については、両群間で差はなかった。治療関連死亡例は4例見られ、内訳はCP群3例、EP群1例であり、
死亡原因は2例が好中球減少症を伴う感染症、他の2例がそれぞれ転移部位からの出血と肺臓炎であった。
結論として、ED-SCLCの患者においてCPT-11とシスプラチンとの併用療法を4週間ごと4クールにわたって実施すると、
標準的なエトポシド + シスプラチン併用療法と比べて生存率に有意な改善が見られ、
しかも骨髄抑制度は低くなった。今後、最新のデータを報告する予定である。

43 名前: 私もコピペ 投稿日:2001/09/24(月) 00:10
塩酸イリノテカン/シスプラチン療法が未治療転移性非小細胞肺癌の生存期間率に及ぼす影響 
(Masahiro Fukuoka)
http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Fukuoka/fukuoka_01.asp?SID=
http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Fukuoka/index.asp?SID=

1995年6月から1998年1月までの期間に、
末期NSCLC患者において構造が類似した2種類の無作為化第III相治験 (Proc ASCO 18, #1774 & #1897, 1999) を実施した。
試験Aでは、CPT-11 + CDDP(CPT-P)、ビンデシン + CDDP(VDS-P)、CPT-11単独投与の三者を比較した。
試験Bでは、CPT-P とVDS-Pとを比較した。二つの試験は患者の参加規準や、CPT-PおよびVDS-Pの投与法が同じであった。
二つの試験を合体して分析することにより、転移性NSCLCでの生存率に及ぼすCPT-P治療法の影響を検討した。
二つの試験には、参加規準を満たした358例の患者(病期IV)が参加した。内訳は、CPT-P が139例、VDS-Pが134例、
CPTが85例であった。Cox回帰モデルを用いた多変数分析を実施し、周知の予後因子を用いて調節した。Cox回帰分析の結果、
PS、性別、体重減少、アルブミン、LDH以外にCPT-Pも、有意に好ましい独立因子であることが証明できた。
Cox回帰分析の成績を下にまとめた。それらのデータから、転移性NSCLCの患者では、
VDS-Pと比較してCPT-P 治療法により生存率は大きく改善することがうかがえる
(危険比率 0.697;95%C.I., 0.525-0.925;p=0.012)。CPT-Pが他の有望な新しい併用療法と比較して、
生存率の改善をもたらすかどうかを証明するためには、さらに試験を追加する必要がある。
(第一製薬とヤクルト本社から助成金の提供を受けた。

44 名前: 私もコピペ 投稿日:2001/09/24(月) 00:10
進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対するドセタキセル(DOC)/シスプラチン(CDDP)vs 
 ドセタキセル(DOC)/塩酸イリノテカンの無作為第II相試験;
West Japan Thoratic Oncology Group(WJTOG)(Koji Takeda)

http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Takeda/takeda_01.asp?SID=
http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Takeda/index.asp?SID=

DOC /CDDP(DC)とDOC/イリノテカン(DI)は進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者に対する有効で、
忍容性の高い化学療法である。無作為化第II相試験を実施して、それら治療法の有効性と副作用を比較した。
参加規準としては、ECOGによる日常生活機能が0~1であり、病期がIIIBとIVであることが証明されており、
以前に化学療法を経験したことがなく、骨髄、腎、肝が適切に機能している患者とした。
1998年10月から1999年8月までの期間に、患者112例を試験に登録した。無作為化の結果、53例(DC群)に対しては、
1日目にDOC 60mg/m2と1日目にCDDP 80mg/m2を投与し、59例(DI群) に対しては、8日目にDOC 60mg/m2、
1日目と8日目イリノテカン 60mg/m2を投与することとなった。どちらの治療法も3週間ごとに反復した。
どちらの投与群の患者も、投与前の疾患特性が良くつりあっていた。DC群の判定可能例は44例あり、
有効率は40.9%であったのに対して、DI群の判定可能例は54例、有効率は35.2%であった。この分析を行った時点では、
進行発現までの時間(中央値)はDC群が21.3週間(データ判定率44.9%)、DI群が18.1週間(データ判定率38.6%)であり、
生存期間(中央値)はDC群が33.9週間(データ判定率65.3%)、DI群が39.1週間(データ判定率75.4%)であった。
DC群/ DI群それぞれにおけるNCI-CTCによる副作用発現率は、次の通りであった:3~4度の貧血 16.7%/12.1%、
3~4度の好中球減少症 74.5%/74.6%、3~4度の血小板減少症 2.0%/1.7%、2~4度の血清クリアチニン 17.7%/13.6%、
2~4度の嘔吐 85.1%/53.5%、2~4度の下痢 21.3%/41.3%。嘔吐はDC群でより顕著であり(p=0.001)、
下痢の発現率はDI群のほうが高かった(p=0.036)。投与と関連する死亡例はDC群でが3例見られたが、
DI群では全く観察されなかった。こうした予備成績から、DC治療法、 DI治療法はともに、
進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者においてほぼ同じ程度の有効性と副作用像を持つものと考えてよさそうである。
DIの併用化学療法は非プラチナ型治療法として有望と考えられる。
今後、無作為化第III相試験を追加して、CDDPを組み込んだ標準的な治療法とDIとを比較する必要がある。

45 名前: 私もコピペ(終わり) 投稿日:2001/09/24(月) 00:10
切除不能IV期非小細胞肺癌に対する塩酸イリノテカン+シスプラチン併用療法後、
塩酸イリノテカンと胸部放射線同時併用療法の第II相試験 (Nobuyuki Yamamoto)

 http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Yamamoto/yamamoto_01.asp?SID=
 http://club.carenet.co.jp/Oncology/ASCO2000/Yamamoto/index.asp?SID=

緒言:以前我々は、CPT-11とCDDPとの併用療法は、
末期NSCLCに対する最も有効な治療法の一つであること (PASCO 18: 459a, 1999)、
ならびに週1回CPT-11を投与しながらTRTを実施することは、局所的末期NSCLCに対して有望であり、
実行可能であること (Br J Cancer 79: 1462, 1999)を証明した。
それらの成績に従って、我々は第II相試験として2周期にわたりCPT-11/CDDPによるIND CTを実施した後、
週1回CPT-11を投与しながら同時にTRTを実施した。方法:参加規準は、切除不可能な第III期NSCLCの患者であって、
日常生活機能(PS)は0か1、そして以前に治療受けたことがない患者とした。
患者で実施した治療法は次の通りである:CDDP 80mg/m2を1日目と29日目、
CPT-11 60mg/m2を1, 8, 15, 29, 36, 43日目及び30mg/m2を57, 64, 71, 78, 85, 92日目に投与する。
TRTは1日当たり2 Gyの用量で57日目に開始した(総量60 Gy)。成績:1998年2月から1999年1月までの期間に、
患者68例を試験に登録した。患者の特性は次の通りであった:男女比:52/16、年齢中央値:63(46~70)
、PS 0/1: 22/46、Sq/Ad/その他:32/32/4、病期IIIA/IIIB:28/46。

IND CT中に見られた3/4度の副作用は主として好中球減少症:41%/31%、下痢:14%/5%であった。
TRTとCPT-11の併用療法中に見られた3/4度の副作用は、好中球減少症:10%/6%、食道炎:4%/0%、
低酸素症:4%/2%であった。治療と関連する死亡例はなかった。有効率は63.3%(CR 5.9%, PR 57.4%)であった。
生存期間中央値には未だに到達していない。1年間生存率の推定値は71.7%であった。

結論:以上の成績から、IND CTの後、TRTとCPT-11による併用療法は協同グループという状況の下でも実行可能であること、
そしてCPT-11は局所的末期NSCLCに対する有望な照射感作体であることが分かった。
今後、最新の生存率と無効パターンを報告する予定である。

46 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/25(火) 00:11
40番の名無しです
いろいろな情報ありがとうございます
局所温熱治療と放射線の治療考えていますが関西ではどこの病院が治療成績いいのでしょうか?
生存率で詳しくわからないでしょうか?
あと体力的に負担かかるのでしょうか?つらい治療になるのでしょうか?
肺がんの腺癌で三期Bです
経験された方ご意見お願いします

47 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/28(金) 00:06
肺癌のネット医療相談、治療方針に関する相談が最多
http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/medi/144988
東京慈恵会医科大学呼吸器外科部長の秋葉直志氏らは、
同大学呼吸器外科のホームページや秋葉氏が運営する
「肺がん治療ネット」http://www.akiba.gr.jp/tcp/ などに寄せられた、
肺癌に関する医療相談を分析。診断や予後、病状や告知などに関する相談よりも、
治療方針に関する相談が圧倒的に多いことを見出した。秋葉氏らはこの分析結果を9月26日、
日本癌学会のポスターセッションで報告した。

 秋葉氏は、インターネットを始めた当初、肺癌に関する専門的な情報がネット上には少ないことに着目。
1998年から同大学の呼吸器外科ホームページや、米国国立癌研究所(NCI)が運営するCancer Netの日本語サイトである
キャンサーネットジャパンに参画し、1999年11月からは自らホームページを立ち上げて、肺癌などに関する専門情報や、
患者や家族へのセカンドオピニオンの提供を開始した。

 これらのサイトを通し、1998年5月から2001年2月までの約3年間で寄せられた医療相談件数は392人から436件。
うち肺癌とは無関係の6件を除き、相談内容などについて分析した。

 その結果、患者の平均年齢は61.7歳で、50~79歳が全体の8割を占めることがわかった。
また、相談の一部はファクスで届いたが、大半は電子メールだった。インターネットを使える高齢者が少ないためか、
患者本人や配偶者からの相談と比べ、患者の子供からの相談件数は2.6倍となった。

 相談内容を分析したところ、今後の治療方針や、手術・化学療法・放射線療法に関する質問が最も多く226人となった。
こうした標準治療以外の、遺伝子治療や免疫療法、民間療法などに関する質問も68人から寄せられた。
次いで、信頼できる医療機関を尋ねた質問(57人)、診断に関する質問(39人)が多く、患者や家族が最も求めている情報が
、治療方針に関するものであることが明らかになったという。

48 名前: 名無しさん 投稿日:2001/09/30(日) 00:09
日本肺癌学会の公式ホームページ
http://www.haigan.gr.jp/
 論文検索 できるようですよ。

49 名前: <削除> 投稿日:2001/09/30(日) 00:09
<削除>

50 名前: 名無しさん 投稿日:2001/10/04(木) 00:22
私の母は肺がんの三期Bと去年の10月診断されました
抗癌剤投与でPRとなり今年の三月に退院しました。でも4月にはセキがではじめ
今は2センチの癌が4センチ、声帯麻痺、せき込み等つらいおもいをしています
退院してからクリニカETの血管内治療、八木田先生の新免疫療法を信じてきました
お金も高額でそれでも命には変えれないと思い治療をつづけてきました
血管内治療の先生も癌は消せないけどもそんなに悲観する状況ではないとの事、八木田先生も免疫力
があるので僕を信じて大丈夫といわれました
私は二つの治療を信じました。その結果癌は二倍になり母はつらい思いをすることになりました
血管内治療も新免疫療法も効果のある人にはあるとおもいます
効く人には効くと思います。でも母のように効果があるよといわれて効果のない人間もいるという事を知ってもらいたいと思います
母のように取り返しのつかない事になると治療をすすめた私はすごく苦しみました
こんな思いをしないためにも症状が悪化するのであればその治療は効果がないのでは
と考え他の治療を考えたほうがいいとおもいます。私は先生が大丈夫という言葉を信じた為
すごく後悔しています。主治医に治療法はないといわれ保険の利かない高額の治療しか母には残っていないという
思い込みで無駄なお金をたくさん使いました。でもこの掲示板でいろいろな人からの情報を頂き
他にも治療はあることを知りました。インターネットを母が癌とわかった時に使っていたら
もっと結果は違ったと思います。私は癌に対する知識はありません。経験でしか話せないけど
私のような失敗は誰にもしてほしくないです

51 名前: 放医・ケン 投稿日:2001/10/06(土) 00:17
重粒子線治療は手術に替わる有効な治療法
 ―肺がんは、がん死亡数の第1位―

 http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/200108/hik5p.htm

52 名前: 名無しさん 投稿日:2001/10/08(月) 00:04
放射線治療は、扁平上皮癌には効きますが、
腺癌には難しいとされています。

53 名前: 名無しさん 投稿日:2001/10/08(月) 00:05
「肺癌医師のホームページ」という名のHP
  http://www2.inter-pro.ne.jp/~ina/
 残念ながら掲示板は、閉鎖されました。
 参考になると思います

54 名前: 名無しさん 投稿日:2001/10/10(水) 00:06
001.10.9 【日本胸部外科学会速報】
COPD合併肺癌患者、肺下部切除なら肺機能低下は軽微
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/147164
 千葉大学呼吸器外科助手の関根康雄氏らは、
肺癌患者が慢性閉塞性肺疾患(COPD)を合併していても、肺の下部を切除する手術なら、
術後の肺機能低下は比較的軽いことを見出した。
従来の「肺機能的限界」に基づく手術範囲よりも、
症例を選べば広範囲の切除が可能であることを示すもので、
手術適応の見直しにつながりそうだ。関根氏らはこの研究結果を、
10月5日の一般口演で発表した

55 名前: 術前放射線化学療法(CRT) 投稿日:2001/10/10(水) 00:22
局所進行肺がんCRT術 感染性合併症対策の強化で合併症発生率低下
http://club.carenet.co.jp/JM/2001/10/1010_03.asp?SID=

局所進行肺がんでは近年、術前放射線化学療法(CRT)の施行頻度が増加しているが、
その術後合併症は7~30%、合併症死亡率も5~10%と高頻度であることが知られている。
こうしたなか、大阪大大学院機能制御外科の太田三徳氏らは、感染性合併症対策を強化することによって、
CRT施行進行肺がんの術後合併症の発生率低下に取り組んでいる。
5日の日本胸部外科学会で太田氏が発表した臨床成績によると、
従来40%弱もあった合併症発生率が最近では10%にまで低下しているという。

 太田氏らはまず、1992~98年に同科でCRT後に手術を施行した局所進行肺がん59例(平均年齢59歳、臨床病期IIb~IIIb)を分析した。
術式は肺葉切除術45例、一側肺全摘14例。CRTの放射線照射は平均40グレイ前後。
周術期白血球の推移をCRT非施行の対照群30例と比較した。

 術後合併症は肺炎、膿胸、ARDS(成人呼吸促進症候群)、気管狭窄など、全体で37%(22例)にみられた。
合併症死亡は6.8%(4例)で、手術死亡はARDS2例、在宅死は肺炎2例であった。
合併症発生率は術前治療の内容や切除量とは相関していなかった。
周術期の白血球数は対照群に比べ有意に低値を示した。

 そこで、同科では感染性合併症対策として次のような方針を導入した。

(1)術後第1病日の白血球数が10000/mm3以下の場合にG-CSFを使用
(2)免疫グロブリン製剤を第1病日から使用
(3)照射野に入った他肺葉を部分切除(例えば、左上葉原発巣に照射した場合、下葉S6を部分切除)
(4)気管支形成術はテレスコープ吻合で行う
(5)身体計測と血清タンパク値による積極的な栄養管理を行う。

 これらの合併症対策に基づいて治療された2000年以降の局所進行肺がん20例の術後合併症を検討したところ、
合併症発生率は10%(2例)に低下していた。
しかも、合併症死亡は1例もみられず、上記の感染性合併症対策の有効性が確認されたという。

56 名前: 週刊文春 11月1日号 投稿日:2001/10/25(木) 00:05
週刊文春 11月1日号(10月25日発売) の

病院最前線ガイド'01 で、
 「肺がん」の記事が掲載されるようです

57 名前: 名無しさん 投稿日:2001/10/26(金) 00:22
肺がんの腺癌で鎖骨のリンパ節に転移があります
抗癌剤と放射線温熱治療の併用治療を受けようと考えています
抗癌剤はジェムザールとシスプラチンの併用を先生は考えておられます。
前回はシスプラチンとVDSを4クール行い50%の縮小となりました
他にも抗癌剤を用いた治療を行っているので抗癌剤の耐性が心配です。
ジェムザールの事詳しく知っておられる方おられませんか?
よろしくお願いします
すべての治療が終わった後、治験の段階であるイレッサを考えています
イレッサ(ZD1839)の事知っておられる方いらっしゃいませんか?
どんな事でも結構ですのでお願いします

58 名前: 名無しさん 投稿日:2001/10/26(金) 00:22
肺がんの腺癌で鎖骨のリンパ節に転移があります
抗癌剤と放射線温熱治療の併用治療を受けようと考えています
抗癌剤はジェムザールとシスプラチンの併用を先生は考えておられます。
前回はシスプラチンとVDSを4クール行い50%の縮小となりました
他にも抗癌剤を用いた治療を行っているので抗癌剤の耐性が心配です。
ジェムザールの事詳しく知っておられる方おられませんか?
よろしくお願いします
すべての治療が終わった後、治験の段階であるイレッサを考えています
イレッサ(ZD1839)の事知っておられる方いらっしゃいませんか?
どんな事でも結構ですのでお願いします

59 名前: 人柱 投稿日:2001/10/27(土) 00:06
JCOG:Japan Clinical Oncology Group(日本臨床腫瘍研究グループ)
の、臨床試験情報のうち 
下記の肺がん内科グループ の治療も選択肢の一つです。
http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pro/jcog/jcoglist.html

注意書きは
http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/pro/jcog/index.html

 リンパ腫、食道がん、大腸がん、胃がん、乳がんについての治験情報もあります

60 名前: 速報!イレッサは期待できる! 投稿日:2001/11/03(土) 00:08
新抗がん剤、肺がんに高い効果 近畿大など臨床試験(11/02 08:52)
 国内で臨床試験が続けられている新しいタイプの抗がん剤が、
これまで治療が難しかった肺がんに高い効果を示すことが、
近畿大学医学部、国立がんセンターなどが参加する国際共同研究でわかった。
副作用も少なく、患者には朗報といえる。
大阪市で開かれている日本肺癌(がん)学会で2日、発表される。

 この抗がん剤は、英国のアストラゼネカ社が開発した飲み薬「ZD1839」(商品名・イレッサ)で、
がん細胞の増殖に関係する酵素の働きを妨げる「分子標的薬」の一つ。
正常な細胞も攻撃するこれまでの抗がん剤と異なり、がん細胞のみを狙い撃つため、副作用が少ないとされている。

 肺がんには、抗がん剤が比較的効く小細胞がんとあまり効かなかった非小細胞がんがある。
昨年暮れから日本と欧州の8カ国で、非小細胞肺がんの患者208人を対象に、
薬の効き目などを調べる「第2相試験」が続けられていた。
日本では、従来の治療で十分な効果が得られなかった重症の102人がこの薬を飲んだ。

 日欧合わせた結果では、患者の半数以上に、がんの進行が止まるなどの効果が見られ、
全体の約2割では、がんの大きさが半分以下に縮小した。
がんによる痛みが軽くなるなどの患者が実感できる治療効果は平均約8日で表れた。

 副作用では、発しんや下痢などが出た例もあったが、その症状は軽い人が多く、
従来の抗がん剤と比べて、大幅に改善されている。

 この薬は、肺がんのほか、国際的に胃がん、乳がんなどで臨床試験が続けられており、
結果が注目される。国への承認申請は年内にも出される見込み。
http://www.asahi.com/science/news/K2001110200117.html

61 名前: 抗がん剤「Pemetrexed」奏効率が44.8% 投稿日:2001/11/03(土) 00:08
開発中の抗がん剤が中皮腫治療に有効
日本イーライリリーは10月30日、米イーライリリー社のオンコロジー部門が
開発中の抗がん剤「Pemetrexed」が、肺胸膜部の悪性腫瘍である中皮腫治療に有効であり、
忍容性も良好とのP2試験結果を発表した。
この試験結果は、先にポルトガルのリスボンで開かれた欧州がん学会(ECCO)で報告された。
 「Pemetrexed」はこのほか、最近の研究として、非小細胞肺がん患者にも有効とのデータが示されており、
現在、非小細胞肺がんを対象に、
非小細胞肺がんと膵がんの治療薬「ジェムザール」(一般名=塩酸ゲムシタビン)との併用効果についての臨床試験が行われている。

 同社によると、専門誌「Cancer」には、同剤が進行がんを含む非小細胞肺がんにも有効であるとの多施設P2試験結果が発表され、
試験全体での奏効率が44.8%、進行性非小細胞肺がん患者での奏効率は45.8%にも及んだという。
 日本では、同剤のP1試験を実施中。
情報提供:Japan Medicine(株式会社じほう)
http://club.carenet.co.jp/JM/2001/11/1102_01.asp?SID=

62 名前: <削除> 投稿日:2001/11/03(土) 00:08
<削除>

63 名前: 名無しさん 投稿日:2001/11/06(火) 00:01
 参考になるリンクです。

肺がん治療ネット:http://www.akiba.gr.jp/tcp/
肺癌医師のページ:http://www2.inter-pro.ne.jp/~ina/
元気で肺がん治療: http://sk.aitai.ne.jp/~haraka/hara/
肺癌治療記:http://www.tac-net.ne.jp/~hisashi/
肺ガンなんかに負けないぞ!:http://hp.vector.co.jp/authors/VA008750/momo/

64 名前: 名無しさん 投稿日:2001/11/09(金) 00:05
抗癌剤 イレッサ は、下記スレッドも参照してください。

http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=1005135265

65 名前: 本日21時 投稿日:2001/11/12(月) 00:18
時間がないですけど、
 本日21時。日本テレビ スーパーテレビ。
 「突然、夫が末期がんになった」

http://www.ntv.co.jp/supertv/html/next_week/1112.html

 ・・・右肺に影が見つかり、さらに県立ガンセンターで検診したところ、
 ガンが見つかったのです・・・・
 肺癌のようですよ!

66 名前: 名無しさん 投稿日:2001/11/14(水) 00:03
[ドセタキセル+シスプラチン併用」非小細胞肺がんに有効

広島大学医学部の礒部威氏らのグループは7日、広島市で開かれた日本癌治療学会で、
未治療の切除不能非小細胞肺がん患者を対象にした国内ランダム化比較試験の中間結果を発表した。
それによると、「ドセタキセル+シスプラチン併用療法群」(A群)が、
「ビンデシン+シスプラチン併用療法群」(B群)よりも有意に高い抗腫瘍効果を示した。
主要評価項目の延命効果については、まだ最終結果が出ていないが、
1年生存率ではA群のほうが高い傾向が得られた。
 礒部氏は、「ドセタキセル+シスプラチン併用療法が、生存期間を延長させる可能性が示唆され、
標準的治療法のひとつになり得ると考えられる」と述べた。

 同試験は、切除不能の非小細胞肺がんに対する標準治療を確立するのが目的。
A群(151例)を、試験開始当時の標準的治療法のひとつであるB群(151例)と比較検討した。

 中間結果では、抗腫瘍効果を示す奏効率(CR+PR)は、A群37.1%、B群21.2%で
、A群のほうが有意に高かった。安全性については、グレード2以上の非血液毒性の発現率をみると、
悪心・嘔吐がA群約65%、B群約50%などだった。グレード3以上の血液毒性では、
好中球減少がA群75%、B群77%などで、礒部氏は、安全性も十分許容できる範囲とした。
1年生存率は、A群47.3%、B群42.3%だった。

 今年の米国がん治療学会(ASCO)では、「ドセタキセル+シスプラチン併用群」は、
「ビノレルビン+シスプラチン併用群」よりも生存率が優れるというデータが発表されたが、
礒部氏は、ASCOでの発表データと国内ランダム化比較試験の奏効率や1年生存率などのデータが類似していると報告した。
http://club.carenet.co.jp/JM/2001/11/1112_03.asp?SID=

67 名前: わら 投稿日:2001/11/16(金) 00:19
UTAKAさん お久しぶりです。いろいろ ありまして。
温熱治療に行ってきて結果がでましたので、報告します。
少しこれまでの、経過を・・今年の4月に肺の腺ガンと診断され(3b)
もう、両肺にガンがあり、手術は出来ないとのこと。
抗ガン剤は、ジェムザール、と ナベルミンを5月1日から、投与してます。
温熱は、9月から、1クルー(4回)しました。
10月末に結果がでました。
ガンの大きさ、転移は、4月とでは、(CT)見る限り、変わりませんでした。
しかし、肺にたまっていた、みずは、半分くらい減ってました。
本当は、もっと期待してたんですが、進行してないから、これで、我慢しなけれ
ば・・・と自分で無理矢理言いきかせてます。
もう1回温熱をやります。
また、書き込みします。生きなければ・・・子供が、親無しになるもんで。

68 名前: 名無しさん 投稿日:2001/11/18(日) 00:04
がんばれ! わらさん。
 応援してます。
 ”進行してない”ならいいのですよ。
 癌だって、自分の体の一部。共存です。
 悩んでも、悩むだけ損!
 病は気から!

69 名前: UTAKA 投稿日:2001/11/19(月) 00:06
わらさん。
 レス遅くなりました。
 >>68さんの言われるとおり、「進行していない」ことは、
 とてもいいことですよ!
 私だって、体の何処かには、既に「癌」があるような気がしています。
 ひょっとたら生まれた時から既に。

 ただ気づいていないだけ、眠っているだけ なんじゃないか と
 最近特に思っています。
 http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=964761417&START=112&END=114&NOFIRST=TRUE
 
 わらさん、いつでも連絡下さい。

70 名前: 妻の応援団長 投稿日:2001/11/19(月) 00:23
 私の妻も、今年の1月に肺腺癌の摘出手術をしました。妻は精神的に不安を抱えるとパニックになる病気ももっているため未告知です。皆さんの書き込みを拝見させていただきとても参考になり勇気付けられます。
皆さん、世界中で病気で苦しんでいるすべての人が、以前のように元気に明るくなるよう心から応援します。わらさん、絶対完治してください。
政治家の皆さん、大して直す必要のない道路をほじくり返すお金があるのなら、癌の、そして病気の研究にお金をもっとかけてください。みんな苦しんでいるのだから・・・。

71 名前: 名無しさん 投稿日:2001/11/20(火) 00:21
わらさんへ
局所温熱治療に抗癌剤を併用した治療も考えてみてはいかがでしょうか?
母も現在肺がんの骨転移でこの治療を受けています
効果はまだはじめたばかりなのでわかりませんが
わらさん直ると信じていろいろな治療考えてみてください

72 名前: ワンチビ 投稿日:2001/11/22(木) 00:17
私の母も同じ肺腺癌のⅢB期です。
わらさんのように進行していなかったと話を聞くととても心強く感じます。
癌を治す方法が必ず一つはあるはずじゃないか!?
と毎日、そのことばかり考えています。
他人の心臓まで移植して動かすことができるのに、誰か癌がすっかり消えてしまう効く薬を発見してくれないのでしょうか!?
せめて、癌の進行を一切止めてしまうとか。
でも、医学は日々進歩していると聞きます。
いつの日か、必ず癌は治る病気になりますよね。その日が、明日にでもやってきて欲しい!!
わらさん、がんばってください。 
みんなで、闘っていきましょう!
【心を強くもつ】という言葉は、一人じゃないんだって思えることだと思います。
自分ひとりじゃないから【心強い】んですよね。
母も、私も家族も、そしてここにいらっしゃる方すべてが癌と闘ってるんですよね。
わらさんのことを、愛し必要としているすべての人が、わらさんの回復を祈っています。
がんばってください。私にも、わらさんの回復を祈らせてください。
応援しています。

73 名前: 名無し 投稿日:2001/12/05(水) 00:00
どなたかFDG-PETのことを詳しく知っている方は教えてください。
今年の1月に肺腺癌の摘出手術をうけました。stage1b(T2N0M0)ということでした。
8月に人間ドックでPET検査というものを受けたのですが、鎖骨上リンパ節に再発しているといわれ、
手術を受けた大学病院に検査結果をもっていったら、「PETは完全じゃない。余計な検査が増えるだけだ。」と
先生に言われてしまいました。先生に喰らい付きCT・エコー・細胞診などの検査をしていただきましたが、
何もでませんでした。しかし、不安で仕方ありません。どなたか何かヒントになることをご存知内でしょうか。

74 名前: UTAKA 投稿日:2001/12/05(水) 00:05
3次元CTの進化したタイプだったような。
 で、私なりに調べてみました。
PET(positron emission tomography:ポジトロン断層法)
FDG(F-18 fluorodeoxy glucose:18F 標識フルオロデオキシグルコース)
腫瘍組織の糖代謝活性を反映し、CT、MRI、超音波等による形態診断と異なり腫瘍の質的評価が可能
核医学的画像診断法
310 18FDG PETによる肺癌放射線治療効果の評価 金沢医大・放 東 光太郎
 http://www.radiology.or.jp/syouroku/image/page1/310.html
311 肺癌における11C-メチオニンPETの放射線治療前後の評価および予後予測の検討
  放医研・治療診断 古賀 雅久
 http://www.radiology.or.jp/syouroku/image/page1/311.html
全身PETによる癌の画像診断
 http://jsco.umin.ac.jp/~jsco/syoroku/data/abstract/10373.htm
FDG-PETを用いた頭頸部癌の治療効果判定
 http://jsco.umin.ac.jp/~jsco/syoroku/data/abstract/838.htm
子宮肉腫診断におけるFDG-PETの有効性:MRおよびpower Doppler ultrasonographyとの比較
 http://jsco.umin.ac.jp/~jsco/syoroku/data/abstract/871.htm
婦人科領域におけるPET臨床応用の検討
 http://jsco.umin.ac.jp/~jsco/syoroku/data/abstract/933.htm
18F-FDGポジトロン断層法(FDG-PET)による膵・胆道系悪性腫瘍の診断能
 http://www3.convention.co.jp/dbase/jss01/sr25H00728.html
胆嚢隆起性病変の良悪性鑑別診断におけるFDG-PETの有用性の検討
 http://www3.convention.co.jp/dbase/jss01/sr25H00136.html
原因不明腫瘍マーカー高値例でのPETの意義
 http://www3.convention.co.jp/dbase/jss01/sr25H03224.html

75 名前: UTAKA 投稿日:2001/12/05(水) 00:05
http://merckmanual.banyu.co.jp/
で FDG で検索してみてください。

第 198章 心血管系診断法[ ポジトロン放射形断層撮影(pet)]

76 名前: 名無しさん 投稿日:2001/12/05(水) 00:06
>>73
がん発見に有効 PET (2001年12月1日)

PET(ペット)(陽電子放射断層撮影)
代謝が活発ながん組織では、糖が大量に消費される。
これに着目し、陽電子(ポジトロン)を放出する放射性同位元素とブドウ糖をくっつけた薬剤を、
静脈から注射、放射線の強度を撮影することで、全身の腫瘍を映し出す。
大学病院など約40施設にあるだけ。
「高度先進医療」として厚生労働省に承認された施設で、診療の一部に健康保険が適用
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/renai/20011201sr11.htm

* 73さん、自費で受けれられたのですか?
 費用はいくらでしたか?

77 名前: 経験者 投稿日:2001/12/05(水) 00:12
 今年、7月に受けました。再発が予想されましたが(腫瘍マーカー値が上昇)再発箇所が画像に映らず、自費で受けられる西台クリニックにて、金額は合計17万ほどでした。血液検査、CT、MRIをプラスすると25万ぐらいだったと思います。
 主治医は、あまり信憑性にかけると言ってましたが、指摘された位置に3ヵ月後にはCTでしっかり確認できる腫瘍がありました。一概には言えませんが、一例として報告いたします。

78 名前: 名無し 投稿日:2001/12/05(水) 00:16
 経験者さん 病名・病期(ステージ)を教えていただけますか。
どこを指摘されたのですか?(再発ですか?転移? リンパ節は?)
腫瘍マーカーはCEAですか? その後主治医の先生はどう対応してくれたのですか。
質問ばかりですみません。

79 名前: 経験者 投稿日:2001/12/05(水) 00:16
 説明不足、お詫びします。直腸がんのⅢbです、昨年9月に切除しました。術後5FU+アイソボリンを2クールうけ、UFTを飲みながら血液検査にて経過観察してました。腫瘍マーカーは、CEAです、術後3.9まで下がっていましたが、6月中旬には6.9まであがっていました。主治医もPET検査の後、前回同様の抗癌剤をはじめましたが、セカンドオピニオンと言うか病院を替わりました。
 指摘されたのは、骨盤腔内で、局所再発は仙骨にへばりついた形で別の病院で切除手術を受けました。こんなところでいいでしょうか?

80 名前: 名無しさん 投稿日:2001/12/05(水) 00:18
医療法人社団清志会 西台クリニック画像診断センター (東京都板橋区)の
 URL 載せときます。
  http://www.ncdic.org/
関連
http://www.jbac.co.jp/nisi/index.htm
http://www.iryokagaku.co.jp/4_REPORT/rep_00_11_1.html

 治療云々ではなく、「機能診断専門機関 」とのこと。
 探す専門病院ってことでしょうか。 凄いですね。

81 名前: 肺がんの臨床試験「WT1」 投稿日:2001/12/15(土) 00:03
新がんワクチン臨床試験◆大阪大で開始

 大阪大医学系研究科の杉山治夫教授(病態生体情報学)らのグループは13日、体内の免疫細胞にがん細胞の目印を認識させ、
攻撃させる世界初のがんワクチンの臨床試験を始めた。

 肺がんや乳がん、白血病の患者が対象で、この日は肺がんの40歳代女性に注射。
14日には白血病の30歳代男性に投与する。第一段階として計27人に投与し、安全性や効果を確認する。

 がん細胞中で活性化している「WT1」遺伝子に目をつけ、同遺伝子のつくるたんぱく質から、
免疫細胞が攻撃対象として認識する部分をワクチンとして人工的に合成。
1回0・3ミリ・グラムを2週間おきに3回皮下注射する。
 マウスの実験で、がん細胞の死滅効果を確認している。
 阪大医学倫理委員会で8月、臨床試験計画の承認を得た。

2001年12月14日 東京読売朝刊

82 名前: 癌めーる2001年12月3日(138号) 投稿日:2002/01/05(土) 00:16
臓器別 がん生存率・再発率を公開している専門病院一覧(関西)

病院名(所在地)/診療科名/生存率の指標データ内容の順で表示
注:生存率データのがん進行時期表記の数字はローマ字です。

≪肺がん≫
【大阪府】
大阪府立成人病センター(大阪市東成区) 第2外科
●5年生存率:早期90%、1期74%、2期45%、3a期25%、
3b期10%
●転移性肺がん5年生存率46%で、微小がんや早期肺がんに
ヤグレーザー術式を開発して良績を上げる

大阪赤十字病院(大阪市天王寺区) 呼吸器外科
●5年生存率:1期81.8%、2期50.3%、3a期31.9%、
3b期32.4%、4期23.5%
●脳転移症例に対する1期以外にコバルト照射あるいは化学療
法を施し好成績

住友病院(大阪市北区) 呼吸器外科
●5年生存率:1期89%、2期83%、3a期36%、3b期11%
●気胸再発率6%、進行性肺がんに対する放射線療法、化学療
法に積極的

関西電力病院(大阪市福島区) 呼吸器科
●5年生存率:1期88%、2期50%、3a期25%
●ヘリカルCTと胸腔鏡下生検を行い、微小肺がん診断と早期治
療に取り組む

大阪市立総合医療センター(大阪市都島区) 呼吸器内科
●微小肺がん病巣に対するCTガイド下針生検を行い診断の精度
向上につとめ、肺がんの約50%に外科手術を施行するなどの実績

大阪大学医学部付属病院(吹田市) 肺縦隔外科
●早期がんに対する低侵襲手術と進行がんに対する術前化学・
放射線療法、気管支形成術、体外循環下拡大手術に良績
●転移性肺がん治療、肺移植に強い

国立療養所近畿中央病院(堺市) 呼吸器内科、呼吸器外科
●じん肺などの職業性肺疾患診療に強い。また、腫瘍マーカー検査
時における治療法効果予測と、肺門部早期がんに対する光線力学
的治療法、再発肺がんの集学的治療法に実績

大阪府立羽曳野病院(羽曳野市) 第1外科
●5年生存率:(他疾患死亡を含めて)1期約70%、2期約50%、
3a期約28%
●切除術を施行する前にリンパ節転移診断の縦隔鏡検査を行う

【京都府】
京都大学胸部疾患研究所付属病院(京都市) 呼吸器外科
●5年生存率:1期80%、2期75%、3a期50%、3b期25%
●広範囲リンパ節転移への術前検査診断および放射線療法、
免疫化学療法に優れる

京都府立医科大学付属病院(京都市) 第2内科
●小細胞がんにおける放射線療法+抹消血幹細胞移植を用いた大
量化学療法により、完全寛解率100%の良績。非小細胞がん3a期
に対する化学療法奏効率75%以上

京都第一赤十字病院(京都市) 呼吸器科
●5年生存率:1期~2期80%、3a期40%
●ヘリカリCTによる肺がんドックを開設し、禁煙外来による予防につ
とめる

京都桂病院(京都市) 呼吸器センター
●5年生存率:1期79%、2期58%、3期36%
●肺ドックをわが国最初に開設し、早期の発見実績を上げる

【兵庫県】
兵庫県立成人病センター(明石市) 呼吸器内科
●患者の53%は化学療法・放射線療法後に手術療法を行い、
平均奏効率57.2%
●肺機能温存の縮小手術症例において、リンパ節郭清を行い再発例
少ない

兵庫県立尼崎病院 内科
●ヘリカルCTを用いた肺がんの鑑別診断に高い正診率
●小細胞肺がんに対する手術療法+化学療法+放射線療法に奏効
率高い

【滋賀県】
滋賀医科大学医学部付属病院(大津市) 第2外科
●5年生存率:1期72%、2期55%、3a期28%
●3期症例に対しリンパ行性化学療法を行い良績

【奈良県】
天理よろづ相談所病院(天理市) 胸部外科
●術前に化学療法によってがん巣を小さくし手術を行う。切除後も
化学+放射線併用療法を行い、再発率は少ない
●呼吸器内科、放射線科との連携強い

【和歌山県】
日本赤十字社和歌山医療センター(和歌山市) 呼吸器外科
●5年生存率:1期75%、2期60%、3a期35%、3b期10%、
4期5%
●胸腔鏡下肺縫縮術を行い、術後再発は見られない

http://www.melma.com/mag/45/m00000945/a00000129.html

83 名前: グラ 投稿日:2002/01/08(火) 00:14
55才の父が去年の8月にステージ4の肺癌と宣告されました。
脳と骨の転移はまだの様ですが、肝臓や食道には転移しております。
今まで2回ほど抗癌剤を投与しました。1回目で少し小さくなり、2回目は効き目は有りませんでした。
現在は、食事は通常通りで、体重ももとに戻り、胸の痛みを訴えますが、日常生活は満足にできています。
来週に退院を迎えましたが、医師が言うには、
「がんは大きくなっていますが、今また抗癌剤を打つと、脊髄を著しく弱めるので、
2,3ケ月あけます。それまで通院して下さい。」
とのことです。
そんな中で私が思ったのは、
・抗癌剤を打たないのだからガンが大きくなってゆくのは当たり前では??
・ガンが大きくなっていくのが分かっているのに何の対応もしないの?(薬は朝昼晩でています)
とゆう疑問です。
私はガンと戦いたいです。
父の体力があるうちに、良い話があれば県外の病院でもとんで行きます。
でも、今は医師の言うとおり、抗癌剤を打てる時期までまった方が良いのでしょうか?
良いアドバイスがありましたらお願いします。

84 名前: アドバイザー3号 投稿日:2002/01/08(火) 00:23
医学的な知識はないですが、
 多くの医者の意見を聞くことは、大切ですよ。
 ネット上でセカンドオピニオンを探す--ここの掲示板のどっかにありましたとか、
 ここの管理人さんの体験が読める、
 他の病院を尋ねたい、転院したい のスレッド
http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=973654078
 も参考になります。

 皆、初めてなことばかりで、悩むことが多いと思いますが、
 分からないこと、不安なことは必ず尋ねて、調べて、連絡して、
 全て納得してください。

85 名前: 投稿日:2002/01/09(水) 00:08
こんにちは、狸と申します。
どういった薬剤が使われたか、あるいは使われているかわからないので何とも言えませんが、脊髄を傷める、と言うのはおそらく骨髄毒性が出たためと思われます。そのため抗がん剤の投与を躊躇しているのではないでしょうか?肺癌、とのことですがおそらく非小細胞肺癌でしょうから薬剤はずいぶんとあるのですが、標準療法に含まれるプラチナ系薬剤がその骨髄毒性が出るためと言う気もしますが、何にせよステージ4と言うのがかなり厳しい印象です。と申しますのも、ステージ4の場合の抗がん剤投与は全身状態が良く、特に骨髄機能が維持されかつご本人の病状の認識が十分でない場合には投薬をすべきではない、との考えもあるからです。担当医師にそのあたりを確認のうえ、ご希望を伝えられては以下がでしょうか?あまり回答になっていないかもしれませんが、御自身で納得された治療を受けられるのが最善と考えます。

86 名前: グラ 投稿日:2002/01/11(金) 00:06
アドバイザー3号さん、狸さん、早々にお返事をありがとうございました。
どうやら私は目先の物しかみえてなかったようです。
こちらのHPにたどり着いた事だけで満足して、自分の事だけペラペラとお話してしまい
恥ずかしい限りです。
もっと周りを見て頑張って勉強していきたいと思います。
また行き詰まった場合にはご意見を承まわれば幸いです。ありがとうございました。

87 名前: アドバイザー4号 投稿日:2002/01/11(金) 00:06
>>グラさん、
>自分の事だけペラペラとお話してしまい恥ずかしい限りです。
 
 そんなこと、ないですよ。
 みんな、知らないことばかりなのですよ。
 私も不安ばかりでしたよ。
 わたしも、たくさんの情報や励ましもココで貰いました。
 頑張って!グラさん!
 今後の人にもさんこうとなることあったら、情報を提供しあいましょうね。

88 名前: 名無し男 投稿日:2002/01/16(水) 00:23
 肺がんの術後再発は大半(約75%)が術後1年以内に確認でき、2年経過すると再発の可能性は極めて低い。
と言われたのですが、本当でしょうか? どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
インターネットでいろいろ検索しているのですがなかなか見つかりません。よろしくお願いいたします。

89 名前: 名無しさん 投稿日:2002/01/19(土) 00:18
>>82さん
 私の経験(膵臓癌)ですが、そのような感じはします。
 治療を受けた4~6ヶ月(半年位)が一つの山場だと思います。
 腫瘍マーカーが上昇し始める方も多いです。
 ただ、腫瘍マーカーが全てではないそうですが、上昇は要注意です。
 
 治療後、
 3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月…
 以後、1年毎に節目があるような気がします。
 定期的に必ず血液検査等を受けてください

90 名前: 名無しさん 投稿日:2002/01/20(日) 00:18
肺がんの腺癌で骨転移があります
おととしの10月からシスプラチンとビンデシンを4クールしました
結果は半分の縮小です。去年の11月にジェムザールとシスプラチンを温熱治療で使用しました
結果マーカーが半減し肺の腫瘍は腐った状態になっているとのことです
しかし副作用の嘔吐がすごかった為、2クール目はジェムザールとタキソテールを温熱治療に使用しました
結果はマーカーはCEA1805から1905でした
1クール目はCEA4200から1805の減少だったのに2クール目の変化がないのには
ショックでした。もうジェムザールが効かないと言う事でしょうか?
こういった場合次に効果の期待できる抗癌剤はなにがあるでしょうか?
後、骨転移に対してビスフォスフォネートのアレンドロネート(ボナロン)を
2日間服用しました
胃がすごく痛くなり飲むのをやめてしまいました。骨粗鬆症があるのでそちらのほうから保険適用してもらい服用
していました。骨転移がこれ以上すすまないようにビスフォスフォネート剤を服用したいとおもいます
インカドロネート(YM-175)の錠剤は骨粗鬆症にはまだ保険適用になっていないのでしょうか?
骨転移にビスフォスフォネート剤は効果があるのでしょうか?
ご存知の方お返事お願いいたします
自分の事ばかりでごめんなさい

91 名前: 投稿日:2002/01/20(日) 00:21
こんばんわ、狸と申します。
乳がんや前立腺癌などは良く知られますが、一般に骨には転移が入りやすいです。ビスフォスフォネート剤はそうした骨転移に良く効くとされています。作用機序は、骨の中での腫瘍細胞の増殖は腫瘍細胞が破骨細胞を何らかの方法で活性化して骨を破壊してその隙間で増殖をする為、と考えられています。ビスフォスフォネート剤はその破骨細胞の活性化を抑制し、血中カルシウム濃度の上昇(ここで保険が効くケースが多い)を抑え、骨そのものの破壊を抑制します。ですから疼痛低減効果などに極めて有効です。新しい薬剤が次々出ているようですが、効き目は少しずつ上がっているようです。YM-175の保険適応(認可?)はちょっと知りません。

92 名前: 名無しさん 投稿日:2002/01/20(日) 00:22
狸さんお返事ありがとうございます
もうひとつお聞きしたいのですがメールに書いたように次に選択するとすれば
どのような抗癌剤があるのでしょうか?
宜しくお願いします

93 名前: 投稿日:2002/01/21(月) 00:18
こんばんわ、狸です。
頂きました情報から、おそらく非小細胞肺癌であると考え回答させていただきます。まず現行でGem+タキソテールを受けられているとの事ですので、まずは効果判定待ちかと思います。CEAが落ちない事を気にされていますが、むしろ不変である事が重要かと思います(癌のマーカーは決定因子ではありません)。嘔吐が凄かった、と言うのはシスプラチンの副作用ですね。そこでネダプラチンに変える手もあった気がしますが(効果があった処方を副作用が出て全く別の処方に変えていますね)、、。また今後の治療についてですが、まだその段階ではないですが、ナベルビン+シスプラチンなどがあります。ナベルビン+シスプラチンはビンデシン+シスプラチンやナベルビン単独に奏効率で優るとのデータがありますので有望かと思います。先の嘔吐でシスプラチンを止めてしまった点が気になりますが、効果があった以上嘔吐に対するケアをしつつ続行するのが今の段階では良い気がいたしますが、嘔吐のつらい事もありますので医師と良く相談なさってください。すいませんが本日より出張で不在ですのでお返事できないかもしれませんが、何かありましたらまた質問してください。

94 名前: 名無しさん 投稿日:2002/01/21(月) 00:22
狸さん早速のお返事感謝します
シスプラチンのことですが1クール目は10mgと少量をいれました
先生の考えは4期の場合副作用の強い治療はやめたほうがいいという考えです
それでタキソテールに変更になりました
でも狸さんのお返事をみているとその選択は間違っているのでしょうか?
1クール目でマーカーが半減していることを考えるとシスプラチンを2クール目でも
使用したほうがよかったのでしょうか?
先生は今後もジェムザールを基本に考えているようです。
1クール目からずっとジェムザール1000mgを併用しています
私はシスプラチンは少量なのでジェムザールが効いてると思っていたのですが
狸さんのメールを見ていると組み合わせがよかったのですね
だから2クール目はマーカーにもCTにも変化がなかったのでしょうか?
先生に抗癌剤の種類変更してもらったほうがいいのでしょうか?
狸さんの全く別の処方に変えているという言葉がすごく気になります

95 名前: 投稿日:2002/01/22(火) 00:23
こんばんわ、狸です。シスプラチンは実は少量(嘔吐が出ないくらい少なく)使っても癌抑制遺伝子の発現を高めるという作用が知られます。ですから少量でのシスプラチン使用は一応意味があるのです。ジェムザールをまた使うとの考えですのでまずは良いのではないでしょうか?いったんタキサンにかえたのは耐性回避の意味もあるので戻すというので安心しました。また、万が一効果が鈍ってもまだナベルビンなどもありますので、余りご心配にならないでください。

96 名前: 名無しさん 投稿日:2002/01/23(水) 00:15
狸さんいつもお返事ありがとうございます
現状維持ができるように今は見守っていこうと思います
いろいろありがとうございます

97 名前: 名無しさん 投稿日:2002/01/26(土) 00:00
118 名前: 情報のおすそわけ 投稿日: 2002/01/26(土) 00:02

◆ 2002.1.24 アストラゼネカ、肺癌に関する情報サイト「エルねっと」を開設
 アストラゼネカは、肺癌の情報を提供するサイト「エルねっと」を1月10日から開設している。主なコンテンツは、疾患の概要や診断・検査法、関連用語などについて解説した「Lungトピック」、医師が肺癌に関するエピソードを語る「Lifeスクエア」、肺癌関連サイトを紹介する「Linkボード」の三つ。このホームページは、西日本胸部腫瘍臨床研究機構(WJTOG)とアストラゼネカが協力して運営している。「エルねっと」のアドレスは、http://www.lnet.info/

◆ 2002.1.23 HER2遺伝子増幅を調べるFISH法検査薬「パスビジョン」が輸入承認
 藤沢薬品工業は1月22日、乳癌などの腺癌の増殖に関与するHER2遺伝子を検出する体外診断薬、「パスビジョンHER-2 DNAプローブキット」の輸入承認を取得したと発表した。今年3月の発売を見込んでいる。HER2の発現を調べる検査薬は、昨年3月に発売、6月に保険収載された「ダコ HercepTest」に続き2薬目。
 HercepTestとの違いは、HercepTestがHER2蛋白(遺伝子産物)を染色する免疫染色法(IHC法)による検査であるのに対し、パスビジョンはHER2遺伝子の増幅を検出する蛍光in situハイブリダイゼーション法(FISH法)に基づくものである点。一般には、FISH法の方が高額だが正確な検査が可能と考えられているが、遺伝子の増幅があれば蛋白が過剰発現しているとみなせるかについては異論もある。
 両検査薬とも、昨年6月に日本ロシュが発売した、転移性乳癌の分子標的治療薬トラスツズマブ(商品名:ハーセプチン)の適用患者絞り込みに用いられるもの。HER2蛋白は、上皮細胞成長因子受容体(EGFR)の一種で、腫瘍の増殖や転移を促進するとされており、転移性乳癌の3~4割に過剰発現がみられる。トラスツズマブはこのHER2蛋白に対するヒト化モノクローナル抗体で、HER2蛋白を過剰発現している転移性乳癌患者などに対する抗腫瘍効果が報告されている。

98 名前: 投稿日:2002/01/28(月) 00:00
こんばんわ、狸@出張先です。
97さん(恐らく管理人さんですね?)の後半のほうですが、ハーセプチンはご存知のように大変効果の見込める薬剤ですが、作用する相手のHer-2が無くては効きませんし、保険適応にもなりません。このHer-2の発現はたんぱく質、遺伝子の両方で確認できますがどちらが医療機関によって実施しやすいか、見積もりミス(特に見逃すほう)の頻度などいまだ議論がされています。ただ、タンパクを見るほうが確立された既存の技術が使用でき、汎用性が高いと言う意見が多いようです。

99 名前: しのちゃん 投稿日:2002/01/30(水) 00:21
初めて書き込みさせていただきます。

初歩的な質問で恐縮なのですが、いろいろ教えて頂きたいと思いますので
宜しくお願い致します。

父が昨年の8月に扁平上皮がん(ステージ2b)だと宣告されまして、
摘出手術を行いました。幸いリンパ節の方には転移が見られなかったのですが、
肺を突き抜け、脊髄付近にまでがん細胞が進出していた為、手術では
一応摘出は行ったのですが、念のために9月に放射線治療を受けました。
その後、現在は自宅療養を行っておりますが、周期的に食べたものを吐き出してしまう
等の症状が見られます。主治医の先生がおっしゃるには「放射線治療の副作用が出ている為」
という診断結果で、検査をしても今のところ異常ナシと言われています。

以上が現在までの進行状況なのですが、正直このまま主治医の先生に
任せっきりでいいものかどうかすごく不安です。
それで、セカンドオピニオンを行いたいと思いまして、
主治医の先生にお願いをし、診断結果等の資料一式を
先日頂いてまいりました。
来月中にも隣県にある、A県がんセンターの方に出向きたい意向なのですが、
(肺癌の名医がいるという情報がとある本に掲載されていたので)
こういった状態で、そのまま「セカンドオピニオンをお願いします」と
言ったところで受け入れてもらえるものでしょうか?

良いと言われているモノは一通り試していますが(アガリスク等)
少しでもより好い治療があれば・・・と気持ちばかりあせってしまう為、
よいアドバイスが頂ければと思っております。

勉強不足で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。

100 名前: お教えください 投稿日:2002/01/31(木) 00:04
先日、75歳の叔父が
痰検査、レントゲン検査、CT検査で小細胞・肺線癌
第Ⅲ期であると診断されました。

なお、肺右下葉口付近が狭窄しつつあり、
息苦しい状態が続いております。
更に、肺内転移を起こしている状態であると
言われました。

主治医の先生によると、

・Ⅲ期であり75歳以上であるので、外科手術は無理
・小細胞癌には化学療法が効きにくい
・75歳であるので化学療法に耐えられるか不明

ということで、できるのは放射線の治療による狭窄の
緩和のみであると言われました。
具体的には(10Gy/day x 4)/weekで行うとのことですが、
照射量については、どのくらいが基準なのでしょうか?
腫瘍の大きさ、深さ等にもよると思いますが、
この辺の資料がネット、書籍等で調べているのですが、
なかなか見つからず当惑しております。

他にとりうる方法はないものでしょうか?
イレッサ、免疫療法を今後考えておりますが、
両方もすぐにできる状態ではなく、
悩んでおります。

勉強中のみですが、なにとぞご教授ください。
失礼いたします。

101 名前: <削除> 投稿日:2002/01/31(木) 00:04
<削除>

102 名前: 情報のおすそわけ 投稿日:2002/01/31(木) 00:19
僕の母も腺房腺癌(acinar adenocarcinoma)のⅢb期です。
肺腺癌ならば非小細胞肺癌に分類されるはずです。
肺内転移ってことはリンパ節にも転移が及んでいるのですね。
肺以外の遠隔転移・または癌性胸水の有無については調べましたか?
化学療法を用いない理由があまり明確でない気がします。
姑息的放射線療法は狭窄しつつある部分に使うのではないでしょうか?
リンパ節転移をおこしているのなら積極的化学療法が今のところ一番よい延命方法だと思うのですが。
患者の年齢や体質を考慮すると化学療法が不適格なのかもしれませんが、ふつうの放射線だけで肺内に広がった癌を死滅させるのは無理でしょう。

103 名前: 情報のおすそわけ 投稿日:2002/01/31(木) 00:19
すいません。
途中でENTER押してしまいました。
あくまで私見です。
セカンドオピニオン等色々な情報提供してくれる専門の機関があります。
あたってみては如何でしょうか?

104 名前: UTAKA 投稿日:2002/01/31(木) 00:22
プロ向けの貴重な情報を見つけました。

非小細胞肺癌
http://www.chest-disease.com/wjtog/chemo2000/nsclc.html

小細胞癌
http://www.chest-disease.com/wjtog/chemo2000/sclc.html

呼吸器病に関する情報を提供
http://www.chest-disease.com

>情報のおすそわけさん。ありがとう。(私的な内容です)

105 名前: UTAKA 投稿日:2002/01/31(木) 00:23
情報のおすそわけ さん。
乳癌で認可されましたハーセプチン(Herceptin)と、非小細胞性肺癌の関係を追ってみました。

・HER2はその野生型遺伝子産物が卵巣癌、乳癌、非小細胞性肺癌等でしばしば増強発現
・Herceptin (Trastuzumab)は、ヒト抗HER2モノクロナール抗体でHER2過剰発現腫瘍の増殖を阻害する。

 ハーセプチンで、非小細胞性肺癌も!と今後期待できるのかも知れません。

結論。ひょっとしたら下記です。
三重大学医学部第二内科:臨床試験に関する情報公開
 http://www.medic.mie-u.ac.jp/naika2/HPJ/tumorimmunology/patient.html
 HER2発現乳癌、卵巣癌、胃癌または肺癌患者に対して癌ワクチンが行われています。

そして下記。
近畿大学第4内科肺癌研究グループ
 http://www.med.kindai.ac.jp/naika4/lc.html

参考************
HER2由来ペプチドを用いた癌ワクチン療法 三重大学 医学部 第二内科
http://jsco.umin.ac.jp/~jsco/syoroku/data/abstract/11219.htm
ワクチン療法 三重大学 医学部 第二内科
http://square.umin.ac.jp/jsco37/abstract/E11503.htm
新しい作用機作を有する癌治療薬の開発 近畿大学 医学部 第4内科
http://square.umin.ac.jp/jsco37/abstract/E11537.htm
>>97の記事
>>98の狸さんの記事
****************

106 名前: しのちゃん 投稿日:2002/01/31(木) 00:23
情報のおすそわけさん、UTAKAさん
大変貴重な情報を本当にありがとうございました。

がんに関する情報があまりにも氾濫している為、素人の私としては
どれが良い選択なのか分からず、ずーっと悩んでいたので
やはりこちらに相談してよかったです。
臨床試験を行っている病院の方も自宅から通える範囲の
ところなので、可能であれば受けてみたいと思っています。

あと「セカンドオピニオン等色々な情報提供してくれる
専門の機関がある」との事ですが、具体的にはどういった
ところがあるのでしょうか?
度々質問してしまって申し訳ありませんが、どうぞよろしく
お願い致します。

107 名前: 情報のおすそわけ 投稿日:2002/01/31(木) 00:23
東京慈恵病院
http://www.jikei.ac.jp/hospital/honin/shinryou/kokyuukigeka/secondopinion.htm

あと下のページなんかも参考になります。
http://mediazone.tcp-net.ad.jp/Life/index2.html
http://www.jhf.or.jp/second.html

108 名前: 情報のおすそわけ 投稿日:2002/02/01(金) 00:00
UTAKAさん、どうもありがとうございます。
参考にして勉強します。
母が術後に『カルボプラチン』+『ドセキタキセル』4クールの化学療法中なのですが、
『これが終わるともうする事がないのでしばらく様子を見よう。』と
主治医から言われています。
その4クール目が終わるのが4月なのですが、その後何もしないでは不安でなりません。
ZD1839(イレッサ)には多大な期待をしていますが、認可は11月あたりでしょうから
半年も放置することになります。
乳癌で認可受けた『ハーセプチン』はどうやら非小細胞肺癌にも有効そうなので、
なんとか拡大適応が早まらないかと願っている次第です。
保険適応されなくても適応外でも有効とわかれば(Her2発現が条件)使用してくれる
という病院を探しています。
どなたかそういった情報もってましたら『情報のおすそわけ』して下さい。
お願いします。

109 名前: 投稿日:2002/02/01(金) 00:17
こんにちは、狸と申します。所要で離れていたため気になっていたのですが対応できませんでした、、、。
ハーセプチンの肺癌対応ですが、ご指摘の通り最近話題になっています。ただ効果はあくまでerbB2陽性のみなのです。ですが保険適応外覚悟でしたら投与は可能です。強く言えば医師の采配範囲ですのでやってくれる可能性があります。ですがかなり高価な薬剤ですのでやはりある程度効果予測が立たないと厳しい気がします。現行で受けられているのがプラチナ系+タキサン系のゴールデンコンビですので、このあとはナベルビン程度ですかね。プラチナベースの投与がされていますが、もし万が一効果が弱まったと判断されても少量プラチナ+ナベルビンも一応効果が期待できますよ。ハーセプチンの方は医師と良く相談なさってください。

110 名前: グラ 投稿日:2002/02/02(土) 00:21
初めて掲示板に参加させて頂いてから、後に改めて医師と話をしました。
55歳の父が肺ガン扁平上皮ガン、ステージ4と診断され4ヶ月が過ぎました。
本人には初期のガンだと伝えています。今までの治療法は、
カルボブラチン+タキソールが2クール、ジェムザールが1クールです。いずれも肺炎に
なりかけたので肺ガン剤は中止しました。昨日からは放射線をしています。
胸の部分だけに10分間、を週5日×6週間の予定です。
副作用にあまり苦しまない様、日常生活が普通に出来る様、ごくごく標準的な、それでいて
父の体に合う様な治療を、と先生も最善を尽くしてくれています。
ですがやはり狸さんが言われていたようにステージ4というのが大きな壁となっています。
何とかガンとうまく共存していって欲しい。しかし、新薬への夢も捨てきれないというのが今の心境です。
最後の手段の放射線、と言われてますが、肺ガン扁平上皮ガンに関するいい薬名等をご存じでしたら教えて下さい。
よろしくお願いします。

111 名前: ”お教えください”より 投稿日:2002/02/06(水) 00:20
情報のおすそわけ UTAKAさん
貴重な情報をありがとうございます。
おっしゃるとおり、
非小細胞癌の肺線腫でした。
今は姑息的放射線治療を開始しております。
また、質問をすると思いますが、
どうぞ宜しくお願いいたします。

112 名前: たかっぴぃ 投稿日:2002/02/07(木) 00:17
始めまして。たかっぴぃと申します。
母親が非小細胞肺癌の腺癌3b期で現在抗癌剤治療中です。
インターネットで住友製薬(株)が肺癌の抗癌剤として『カルセド(SM-5887)』を申請中とあったのですが、詳しい情報を見つけきれませんでした。
どなたかこの薬剤の効果など詳しい情報をお持ちの方がおられましたら『情報の おすそわけ』お願い致します。

113 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/08(金) 00:06
重粒子医科学センター病院

http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/200108/hik5p.htm
http://www.nirs.go.jp/report/nirs_news/200201/hik11p.htm

114 名前: たかっぴぃ 投稿日:2002/02/08(金) 00:16
度々すいません。調べてて次のような情報を見つけました。

http://club.carenet.co.jp/JM/2002/02/0201_01.asp?SID=

住友製薬の「塩酸アムルビシン」(カルセド:SM-5887)は条件付きで承認されたみたいです。

心毒性とか条件付きというのが怖いですが、、、。
治療の選択肢が増えるという意味ではよいのでしょうか?
実際のところはどうなのでしょう?

115 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/08(金) 00:18
>>114 せっかくだからコピペしときます。
:::::::::::::::::::
住友化学工業、住友製薬の「塩酸アムルビシン:
住友化学工業=カルセド原末、住友製薬=カルセド原末住友、カルセド注20mg、同50m」は、
肺がんを効能とする医薬品で、
国内で7番目のアントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤となる。
従来薬は、累積投与することで心臓への副作用が問題となっていたが、
こうした副作用が少ないとのデータが動物試験などで得られている。承認にあたっては、

(1)肺がんに対する比較臨床試験の実施
(2)心毒性に対する市販後特別調査の実施
のふたつの承認条件がついた。原体が毒薬指定、製剤が劇薬指定になる見通し。

116 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/20(水) 00:18
78 名前: 平安京 投稿日: 2002/01/27(日) 16:04

 はじめまして、平安京と申します。現在、肺癌(腺癌)治療中の男性64才です。
 昨年11月初旬にADSL回線にしてからネット検索が早くずいぶん楽になって、すぐ貴掲示板にヒットし、掲示板創設者のご苦労のみならず、みなさんの発言をよませてもらいました。また、リンク先にも行き情報的にも精神的にも癒され感謝しています。お礼が遅くなりましたのは、小規模な印刷・出版業を現にやっていて、この不況下、長期入院ともなりますと何かと大変で、やっと現在落ち着きを取り戻し、とりあえずお礼としてこの書き込みをさせていただきました。
 さて、昨年9月中ごろ懇意のK医院にて健診を受けレントゲン直撮で正面は異常なく側面で右肺に陰影発見されました。自覚症状としては、喉に痰の引っかかりで時々風邪も引いてないのに咳が出る程度であまり気にしていませんでした。40年近く吸っていた煙草は60才の記念にとやめておりました。精密検査をした方が良いと、即、S医大を紹介されCT検査予約、10月初旬CTの結果は右肺に1.5cmと0.5cmの2つ、左肺に1.0cm1つの腫瘍を確認されました。どうなることやら、頭がパニックになりそうでした。幸い印刷の仕事で癌関係の書籍に携わったこともあり、また、ここ1、2年の間に友人、同僚らを肺癌で失い、友人は30年来の文学仲間で彼の葬儀では弔辞を読み、遺稿集を発刊したほどでした。同僚は当社取締役で社葬をもって殉職をねぎらいました。そんなこんなで、ここはグットふみとどまりとりあえずS医大の勧めに従い入院の上、さらに精査することになりました。入院まで半月ほどラグタイムがありましたのでネット検索や丸善で医学専門書をあさり、この病気の重篤さ難病さを再認識し、セカンドオピニオンおよび自己判断の重要性を知りました。
 ネットや書籍で例の近藤先生や京大の小久保先生の意見を参考にし、京大の放射線科の体幹部定位放射線照射を受けるべく外来にゆきました。当科のホームページをプリントし持参しました。京大では、両肺に腫瘍がある場合は原発巣が別にある可能性があり、当病院では検査は3ヶ月待ちになるのでS医大で検査を受けて、その結果をもってくるなら相談に乗るとのきびしい指示でした。まもなく、S医大に入院、外科手術に該当せず、内科の担当の二人の先生が決まりました。この際、京大にも相談を掛けていることを正直に話したほうが良いと判断し,協力を誠心誠意お願いしました。S医大の先生は良く納得してくれました。少々虫の良いお願いで若い先生を相手に冷や汗ものでした。有り難いと思いました。年末まで2ヶ月の検査入院の間、外出許可をとり京大にS医大のCTフィルムなど膨大な検査資料を借り出し数回通いました。京大ではS医大の検査が足りない、京大のPET検査を受けるように言われました。この検査は高度先進医療になり、保険が効きません。46,000円かかり、3ヶ月待ち。そこを早めてくれと頼み込んでの年末に受けました。結果は右2cmが原発と確認され、その結果は京大からS医大の先生に電話連絡され,S医大の外科手術の選択も可能と初めて言われ,正直ほっとしましたが、京大の定位放射線にもぎりぎり該当するといわれていましたので、前述の二人がいずれも手術を選択しての落命でしたから、家内と話し合いの上、京大の定位放射線治療を選択しました。正月7日のことでした。15日に測定、17日から2週間入院し4回の照射で完了です。この治療も高度先進医療ですから保険外です。ちなみに先払い66万円でした。本日現在で3回終了、明日28日で完了です。痛いことも痒いこともありません。副作用も何にもありません。3ヶ月ほどあとにすこし出るかもしれないといわれています。担当は永田助教授で論文も著書も多数ある先生です。
 この治療のあと、すぐ退院となりますのですが、昨年末に退院したS医大では京大ですべて面倒見てもらいなさいと指導され、京大ではあなたはうるさそうな人だから、S医大に頼みなさいなどとからかわれています。
 この3ヶ月の間、薬の類は一切処方されていません。プラセボ効果と万一の幸運を願って、アガリスク細粒(姫マッタケ+クロレラ)を飲用してしています、念のため。
  さて、これから仕事デモするか。
 PS パソコン歴は商売柄古く,PC8001から現在8代目の機械です。ネット歴も古く最初からのかかわりです。ホームページも持っています。いずれリンクをおねがいするかもしれません。
http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=964759165&START=78&END=78&NOFIRST=TRUE

117 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/20(水) 00:18
170 名前: 平安京 投稿日: 2002/02/18(月) 21:09

肺癌治療中の”平安京”64才です。「初めて」のページに、この掲示板にお礼かたがた
定位放射線照射の実体験を掲載しましたが参考になりましたでしょうか。
自身が患者の投稿が少ない中,アメリカのVARIAN社のリニアックで行われる、体幹部(肺癌と肝臓のみ)
に対しての強烈な焦点放射線照射後19日経ちましたが全く副作用なく、嘘のように自覚症状(せき、たん、痛み)
が消えております。今後の展開など不安が無いとは云えませんが。。。


171 名前: 情報のおすそわけ 投稿日: 2002/02/18(月) 22:07

平安京さんはリンパ節には転移はなかったのですか?
定位放射線照射だけで化学療法は併用していないのですか?
私の母も肺癌なので参考にさせてください。


172 名前: 名無しさん 投稿日: 2002/02/19(火) 19:13

定位放射線照射は、一般には、「動かない部位」に行われます。
一般的には、「脳腫瘍」です。
肺癌は、呼吸や、心臓の動きがあり、絶えず振動しています。
そこで、
動きにあわせて(同期をとって)、照射する技術、機械が必要になります。

平安京さんが受けられた「京大」でも、かなり先進的な治療です。

 管理人さんが「様々な情報!」の
114に揚げた サイバーナイフ装置病院 の情報は 
ひょっとしたら?です。貴重なデータです。
北海道大学病院で研究していると聞いたことがあります。
http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=973854159&START=170&END=172&NOFIRST=TRUE

118 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/20(水) 00:18
176 名前: 平安京 投稿日: 2002/02/20(水) 14:00

肺の動きは15から20mmあるらしく、京大でも5mmの誤差は出ると云ってました。
3Dの連動装置を開発し、2001年秋から治療照射を開始されました。したがって、
私は昨年10月に申し込みしました。リンパ節に転移云々はPET検査で可能性なきに
しもあらずとのことですが、現在は化学療法はやっていません。
3月1日に再びPET検査を受けます。
http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=973854159&START=176&END=176&NOFIRST=TRUE

119 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/21(木) 00:06
age

120 名前: 情報のおすそわけ 投稿日:2002/02/21(木) 00:12
『インフォシーク』より

がん細胞を狙い撃ち(共同通信社)
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は19日、特定の細胞だけに結合するモノクローナル抗体に放射性物質をつなげ、非ホジキンリンパ腫(しゅ)というがんの細胞をミサイルのように狙い撃ちする新薬を認可した。従来の化学療法などで効果がなかった患者への効果が期待できるという。

121 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/22(金) 00:06
平安京さん。
最新鋭の治療を受けられているのようで、とてもうらやましいです。
私の父には、間に合わないですが、
平安京さんに良い結果が得られることを願っています。
そして、そのような設備が全国に普及して欲しいものです。
がんばってください。

122 名前: 平安京 投稿日:2002/02/23(土) 00:22
有難う御座います。頑張ります。

123 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/26(火) 00:18
今売られている週刊現代2002/03/09号 
平岩正樹:読む抗癌剤の特集は、
「肺癌は抗癌剤で闘えるか」です。

 エポシド、イリノテカンについて書かれていますよ。P194~195

124 名前: 心配男 投稿日:2002/02/26(火) 00:20
 肺腺癌ステージ1bにて昨年1月右肺下葉切除・リンパ節をとりました。
今月の血液検査でCA19-9という腫瘍マーカーが正常値37までのところ49に上がってしまいました。
担当の先生は「再発?」らしきことをおっしゃるのですが、CEAは正常値です。
再発なのでしょうか?心配でしょうがありません。ご意見をお願いいたします。
現在は元気でどこもおかしいところはないのです。今年1月に行った胸部CT検査でも異常なかったんです。
肺腺癌術後でCA19-9だけ上昇することはあるのでしょうか?今後どのような検査を受ければよいでしょうか。
49という数値は、肺がん術後患者にはかなり高い数値なのでしょうか?

125 名前: 平安京 投稿日:2002/03/02(土) 00:19
1月28日の定位放射線治療のあと,2回目のPET検査を受けてきました。結果は、
4、5日あとには出るそうですが、教授の次の診察日が3月20日に決まっておりますので
それまで仕事などして待ってるわけですが,急いで歩くことなど無理で、体力の低
下が心配ですが、そのほかは特に悪くはなっていません。健康です。しかし京大の指示
通りのんびりしていていいのか不安です。なお、本日のPET検査料は、昨年末に受けたとき
46,000円でしたが,本日分は無料でした。

126 名前: GOO 投稿日:2002/03/02(土) 00:23
初めて参加させていただきます。
父(58歳)が肺がんの闘病中です。今年の初めに発覚、4期で転移部位は肺内
およびリンパ節です。抗がん剤(医師が言うにはマイルドなもの)を2週間投与し、
この度退院しました。肺内転移が進んでいるため手の施しようがない、とのこと。
制がん剤の薬を服用しながら様子を見ることになりました。
とりあえずは、アガリクス、プロポリスを飲ませています。
4期ともなると、出来ることは限られるのでしょうが、まだ若いため、どうにか
良い方向へ持っていきたいと、家族全員で励ましています。
何かできる治療法はあるのでしょうか。アドバイスをお願いします。

127 名前: SAKU 投稿日:2002/03/03(日) 00:23
GOO様 心中お察しいたします。
私の父も肺癌4期で闘病中です。
GOO様のお父様のくわしい病状がわからない状態で書き込むのもどうかと思いましたが
上記の理由で他人事に思えずレスさせていただきました。
まだまだなんとも言えない治療法ではありますが、
サーモトロンRF8によるハイパーサーミアはいかがでしょうか。
転移が見られる様で、局所治療をしても…とは思いますが。
(ちなみに、胸壁に近いほうが効果が上がりやすいと先生が仰っていました)
とりあえず保険も効くし、他の治療に比べて体へのダメージが少ないので私は父に選びました。
消えはしないものの、悪化は免れています。(わたしの父だけかも知れませんが)
全身への温熱は経済的にも体力的にも負担が大きいので選択しませんでした。
普通の病院へ入院されているのなら先生に相談されても前向きにとりあって下さるかは怪しいですね。
ここの掲示板にも温熱のスレッドがありますので御自分で調べられてから、
先生に御相談する事をお勧めいたします。

GOO様のお父様にあった、よい治療が見つかります様に。

128 名前: さくら 投稿日:2002/03/06(水) 00:11
初めまして。さくらと申します。
今日は、私の友人のご主人の事でご相談に参りました。
彼は、去年の10月に肺に水が溜まり、検査の結果
肺腺癌3bと診断されました。
その後、C型肝炎キャリアという事がわかり、
更に血小板減少症・・・と、次々と病名が加わりました。

今現在は、抗がん剤治療を行っておりますが、
C型肝炎キャリアである為、薬の使用が限られているとの事。
次の、抗がん剤使用で効果が無ければ、もう治療は放射線のみで
手立てが無いと言われたそうです。

現在は、リンパ節転移も認められ進行しているようですが、数度の抗がん剤
治療を行っているのにも関わらず、体力・食欲共衰えてはおりません。
残りは延命治療と言われた事が認められるはずも無く、退院後の療養先を探して
おります。もちろん、望みを捨てたのでは無く、あくまで治療を
希望しております。

現在私立病院にて、治療しておりますが他の病院に当たってみたところ
そちらで、治療して駄目なら引き受けられないと断られたそうです。
そこで、保険外の薬でも構いませんので、C型肝炎患者にも使用出来る
ものをご存知でしたら教えて下さい。

彼には、長女4歳。そして、今年の7月には第二子が誕生します。
同じ歳の子供を持つ私としては、人事とは到底考えられず、
そんなご主人の傍で、じっと耐えている友人をみるのは本当に辛いです。
身重で、子供の世話、ご主人の世話、家事をこなさなければ
ならない友人の助けに少しでもなれたら・・。
そう思い、今色々な情報を収集しております。

そして今、ルカ病院での、温熱療法を薦めております。
が、7月に子供が出来る友人にとって、それが最善の方法なのかどうか・・・。
でも、最後まで望みを捨てず前向きに生きて欲しいと願って
おります。
どんな事でも構いませんので、どうぞ宜しくお願い致します。

129 名前: はつね 投稿日:2002/03/14(木) 00:01
突然、すみません。今HPみさせていただきメールを送ろうと思いました。

私のおばあちゃんは、12月に肺癌の手術をしました。

肺にできた悪性の腫瘍は、手術でとることがで

きたのですが肺をおおっている膜(胸膜)に

癌があり、胸膜はしゅと診断されました。

医師の話しによると、手術でとることも不可能、

今の所なんの治療法もないと言われました。

余命、六ヶ月・・・肺に水がたまり呼吸困難にな

るそうです。小さい頃からおばあちゃん子だっ

た私は医師に見放されても諦めずなにかいい

方法は必ずあると信じパソコンを買い初心者

ながらにHPも母とつくりました。医師との情報

交換をするために・・・。

何処かの医者が凄い、何処かの薬がよくきく、

何処かの・・・・・・

ほんの小さな情報でも、構いません。

なにか知ってる事などありましたら教えて下さ

い!もしよければ私と母が作ったHPみてくださ

い。http://www2.ttcn.ne.jp/~hahaです。宜しく

お願いします。

130 名前: はつね 投稿日:2002/03/14(木) 00:01
突然、すみません。今HPみさせていただきメールを送ろうと思いました。
私のおばあちゃんは、12月に肺癌の手術をしました。
肺にできた悪性の腫瘍は、手術でとることがで
きたのですが肺をおおっている膜(胸膜)に
癌があり、胸膜はしゅと診断されました。
医師の話しによると、手術でとることも不可能、
今の所なんの治療法もないと言われました。
余命、六ヶ月・・・肺に水がたまり呼吸困難にな
るそうです。小さい頃からおばあちゃん子だっ
た私は医師に見放されても諦めずなにかいい
方法は必ずあると信じパソコンを買い初心者
ながらにHPも母とつくりました。医師との情報
交換をするために・・・。
何処かの医者が凄い、何処かの薬がよくきく、
何処かの・・・・・・
ほんの小さな情報でも、構いません。
なにか知ってる事などありましたら教えて下さ
い!もしよければ私と母が作ったHPみてくださ
い。http://www2.ttcn.ne.jp/~hahaです。宜しく
お願いします。

131 名前: はつね 投稿日:2002/03/14(木) 00:01
突然、すみません。今HPみさせていただきメールを送ろうと思いました。
私のおばあちゃんは、12月に肺癌の手術をしました。
肺にできた悪性の腫瘍は、手術でとることができたのですが肺をおおっている膜(胸膜)に
癌があり、胸膜はしゅと診断されました。医師の話しによると、手術でとることも不可能、
今の所なんの治療法もないと言われました。余命、六ヶ月・・・肺に水がたまり呼吸困難になるそうです。小さい頃からおばあちゃん子だっ
た私は医師に見放されても諦めずなにかいい方法は必ずあると信じパソコンを買い初心者
ながらにHPも母とつくりました。医師との情報交換をするために・・・。
何処かの医者が凄い、何処かの薬がよくきく、何処かの・・・・・・
ほんの小さな情報でも、構いません。
なにか知ってる事などありましたら教えて下さい!もしよければ私と母が作ったHPみてくださ
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132 名前: 情報のおすそ分け 投稿日:2002/03/15(金) 00:19
◆3.14 進行性非小細胞肺癌の化学療法、4コース以上の継続は無意味
http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/174558

 進行性の非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象とした第3相臨床試験で、病気が進行
するまで、あるいは副作用のため止めざるを得なくなるまで化学療法を続けても、治
療効果は4コースで止めた場合と変わらないことがわかった。しかも、副作用は、治
療を長く続けるほど増加するという。「抗癌剤投与をいつまで続けるか」という、悩
ましい問題を議論する上で、大きなインパクトを持つデータとなりそうだ。研究結果
は、Journal of Clinical Oncology(JCO)誌3月1日号に掲載された。

133 名前: ryon 投稿日:2002/03/16(土) 00:01
>>132

 ようするに、カルボプラチンとパクリタキセルとの併用療法は12週以上継続しても意味がない
ということですね。いいかえれば、12週経ったら、さっさと別の抗がん剤に切り替えろと。マス
コミが大騒ぎするほど衝撃的な事ではなくて、抗がん剤に関する常識のひとつ(=耐性)が証明さ
れただけのような気がします。耐性が目に見えて生じるまで治療を継続するか、耐性を予測して早
めに治療を切り替えるか、どちらがよいかという問題だと思います。

134 名前: 情報のおすそ分け 投稿日:2002/03/16(土) 00:16
ryonさんの言う通りですね。
しかし、ファーストチョイスの抗癌剤が一定期間すぎたら、セカンドチョイスに切り替えねばならないというのは、決断に迷うところではあります。
母の抗癌剤治療(カルボプラチン+ドセタキセル)が来月で4クール目です。
その次は何をすればいいのやら・・・・?
早くイレッサ認可されないかなぁ。

135 名前: 投稿日:2002/03/20(水) 00:16
こんにちは、狸です。上記の記事読みました。内容を良く見ますと、、、
・・・患者の生存期間の中央値(6.6カ月対8.5カ月)、1年生存率(28%対34%)・・・
とあります。この差は有意差がない、と言う事ですが、書き様によっては有意差はないが生存期間延長傾向、と言われる場合もある差だと思います。ただ薬効だけでなく、副作用も考えなくてはいけませんよね。
この論文の趣旨は高騰する薬剤費を何とか抑制する事をベースに捉えていると推察します。また133/ryonさんの言われる12週でやめて他剤に切り替えなくてはいけない、と言うよりもむしろ、効果判定を腫瘍の大きさなどで判断し、無効確認が取れるまでその薬剤を使い続ける事への警鐘と思います。極端な事を言えば無事有効なままパクリタキセル+カルボを12週完了したらまずはお休み、が良いのでしょう。もし有効なまま投薬を完了すれば残った癌もこのレジメンに有効な状態のまま置いておける訳です。そしてしばらくの休薬後また悪化してきたらまた同じレジメンを再開する事も可能です。あるレジメンを効かなくなるまで使う、と言う事はある時期からは抗癌活性を期待できないばかりか、新たな耐性癌を発生させるだけになるという意味ではないでしょうか?その時期が12週あたり?かも知れません。癌が完治しないのに抗がん剤投与を止める事は大変勇気が要る事と思います。ですが効くと思って苦しい副作用に耐えても、この論文にあるような事が考えられるのであればむしろ耐性を生む機構を押さえ込む風に考えた方が結局は患者さんのために良いと思います。

136 名前: 非小細胞肺がんの新しい治療薬-1 投稿日:2002/05/07(火) 00:06
イーライリリー・アンド・カンパニー(本社:米国インディアナ州インディアナポリス、シドニー A. トーレル 会長・社長兼CEO)が、
がんによる死因の上位を占め、全世界で約100万人に影響を及ぼしている非小細胞肺がんの新しい治療薬について、
グローバルレベル(世界規模)で予定されている臨床試験の開始を、米国時間の4月18日に発表しました。
 この臨床試験は以下の3つの薬剤を用いて実施されます。
▼LY900003
 イーライリリー社がアイシス・ファーマシューティカルズ社(本社:米国カリフォルニア州カールスバッド、スタンリー T.クルック会長兼CEO)から
ライセンス契約をしたアンチセンス薬
▼塩酸ゲムシタビン
 イーライリリー社が発売している非小細胞肺がんの治療薬
▼シスプラチン
 広範に使用されている抗がん剤

 この臨床試験の目的は、すでに米国FDAが承認している塩酸ゲムシタビンとシスプラチンの併用療法にアンチセンス薬(LY900003)を加えることで、
非小細胞肺がん患者さんの生存期間を延長することができるかどうかを評価することです。
 LY900003は画期的なアンチセンス薬です。非小細胞肺がんの患者さん53名対象にアイシス社が実施した第2相試験では、
LY900003は、カルボプラチンとパクリタキセルとの併用療法で、15.9カ月の生存期間中央値が得られました。
通常の治療法での生存期間中央値は、8カ月から9カ月です。この第2相試験でLY900003を加えたことによる副作用は少なく、
全般に忍容可能なものでした。
 LY900003について、非小細胞肺がん患者さんを対象に、現在2つの第3相試験が進行中です。
ひとつは、今回開始された、非小細胞肺がん治療に広く選択されている治療法である塩酸ゲムシタビンとシスプラチンとの併用療法で、
もうひとつは、カルボプラチンとパクリタキセルとの併用試験です。
 「非小細胞肺がんは治療が難しいとされる疾病のひとつであり、世界的にも健康に対する脅威とされています。
初期段階でのLY900003の成績は期待がもてるものであり、この最新の臨床試験は、
本剤が進行性非小細胞肺がん患者さんの治療成果を向上させるかどうかを判断する好材料になるでしょう」、
とカリフォルニア大学デイビスがんセンターの臨床試験部長で、UCデイビス医科大学の教授であり、
LY900003の臨床試験の治験統括医師であるディビッド・ガンダーラ医師は話しています。

137 名前: 非小細胞肺がんの新しい治療薬-2 投稿日:2002/05/07(火) 00:06
(続き)
◎臨床試験のデザイン
 リリー社による非小細胞肺がんの患者さんを対象とした無作為化での臨床試験で、約700名の患者さんを登録し、
15カ月にわたって20カ国125施設で実施されます。臨床試験に参加する患者さんは、塩酸ゲムシタビンとシスプラチン、
または塩酸ゲムシタビン、シスプラチンにLY900003を加えた併用療法のいずれかの投与を受けることになります。

 この臨床試験の主要評価項目は生存期間です。さらに、LY900003を加えることによる有効性の向上と安全性への影響、
特に進行を伴わない生存期間、治療中止に至るまでの期間、腫瘍縮小効果、腫瘍縮小効果の期間と副作用発現までの期間について評価します。

◎作用機序

 LY900003はアンチセンス薬です。アンチセンス薬は遺伝子構造の特異性を用い、
疾患を引き起こす特定の蛋白質の産生を阻害します。

 特に、LY900003はプロテインキナーゼCアルファ(PKC-Alfa)の選択的阻害剤です。
PKC蛋白群は正常細胞で働きますが、異常細胞の増殖にも関与していると言われています。
LY900003はPKCアルファ固有のメッセンジャーRNAに結合することで、PKC蛋白群の他の蛋白の産生を阻害することなく、
PKCアルファの産生のみを選択的に阻害します。

 塩酸ゲムシタビンは、核酸の誘導体で、DNA生成のプロセスを阻害します。
このはたらきにより、塩酸ゲムシタビンはがん細胞シグナルが転写することを防ぎ、腫瘍の成長を抑制あるいは制止します。

 塩酸ゲムシタビンは他の抗がん剤と比べ、副作用は制御しやすいことが示されています。
投与規制因子となる毒性は、骨髄のはたらきが減少する骨髄抑制であり、赤血球、白血球、血小板が減少することです。

 「新規薬剤とこれまでに広く使用されてきた薬剤とを併用することで、がんという疾病を急性の疾患の範疇から、
究極的には、長期にわたって制御することができる慢性疾患の範疇へと移行させることをめざします」、
とイーライリリー社のLY900003グローバル・プロダクトチーム、ウィリアム・ジョン上級臨床開発医師は話しています。

 イーライリリー社は、革新を追求する医薬品のリーディング・カンパニーで、
自社の世界各国の研究施設と外部の優れた科学的研究機関との提携による最新の研究成果を用いて、
各治療領域で最高レベルの豊かなポートフォリオの医薬品を開発しています。インディアナ州インディアナポリスに本社を置き、
医薬品と情報の提供を通じて、世界の最も急を要する医学的ニーズへの「答え」を提供しています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020424-00000025-mai-ind

138 名前: 新参者 投稿日:2002/05/24(金) 00:19
NHKの7時のニュースでイレッサの承認のニュースが流れていました。
私の母も4期の腺癌なのですごくうれしかったです。
もうじきですね、みなさん!

139 名前: 名無しさん 投稿日:2002/05/24(金) 00:22
おめでとう!
 よかった!
希望をもちましょう!諦めるな!がんばろうよ

140 名前: るた 投稿日:2002/06/11(火) 02:06
はじめまして。
今日、舅が肺由来の小細胞癌と診断されました。
縦隔に10cmほどの腫瘍が発見されたのは2ヶ月ほど前です。
入院先の病院では、様々な検査の結果、部位的に難しいですが、
外科手術で取りましょうという説明のもと、
2週間前に執刀されましたが、結果は取れませんでした。
胸腺リンパ腫と説明されていたのですが、
今日、小細胞癌という言葉を始めて聞きました。
明日から放射線療法へ入りますが、効果がなければ、お正月は
迎えられないといわれました。
何をしてあげられるのでしょうか?
何を調べたらいいのでしょうか?
医師の説明はとても、紋切り型で、よく理解できませんし、
必要最低限だけです。聞いても『それは先ほど申し上げたでしょ』
というだけです。
術後急激に食欲が衰え、食べても吐いてしまいます。
そのため、とても弱ってきたようです。
どこかもう少し信頼できる病院へ転院したほうがいいのでしょうか?
技術良いのかどうかは分かりませんが、
これでは私たち家族は途方にくれるばかりです。
まなさんはどうやって、病院を選んだりしましたか?
どなたか教えて下さい。



141 名前: 新参者 投稿日:2002/06/13(木) 08:30
読売新聞インターネット版

肺がんの新薬をスピード承認


  厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会は12日、新世代の肺がん治療薬ゲフィチニブ(商品名イレッサ)の輸入を承認した。ゲフィチニブは、既存の抗がん剤が効かないタイプの肺がん(非小細胞がん)を縮小させる効果があり、通常1年以上かかる手続きが約5か月に短縮された。承認にあたり、使用は手術不能例と、がん再発例に限定する条件が付いた。薬価の決定などを経て、秋ごろ使用開始の見込み。

 ゲフィチニブは、がん細胞の特定の部分に的を絞って働く「分子標的薬」の一種。正常細胞も区別せずに攻撃する既存の抗がん剤と違い、重い副作用がほとんど見られない。日本と欧州で行われた治験では5割の患者に効果があった。国内では肺がんで年間5万人以上が亡くなっており、諸外国に先駆けての承認となった。

(6月12日21:35)


142 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/06/25(火) 12:49
NHK教育
 今日の健康 19:10~19:25
増える肺がん 最新治療

24日(月)隠れたがんを見つける
25日(火)体にやさしい レーザー治療
26日(水)抗がん剤と手術を組み合わせる

143 名前: 再放送 投稿日:2002/06/27(木) 01:09
きょうの健康 再放送 
増える肺がん 最新治療
       13:45 ~ 14:00
7月1日(月)隠れたがんを見つける
  2日(火)体にやさしい レーザー治療
  3日(水)抗がん剤と手術を組み合わせる

144 名前: heankyo 投稿日:2002/07/10(水) 14:31
7/9の日経朝刊によると,アストロゼネカではイレッサ発売を今月中旬頃から開始
すると発表したとのこと。
薬価が決まり保険適用されるまでは、1錠1万円前後となる予定とのこと。
 いよいよ、本格的な「在宅治療」が可能となるが、高額なことから私は,保険適用
になる秋までは、近所の、にわか主治医さんと相談のうえ、いままで通り”UFT”を
服用しながら現状維持に努めたいとおもっています。

145 名前: みやこ 投稿日:2002/08/17(土) 18:09
こんばんは。61歳の母が肺がんにかかりました。
いろいろ治療はしていますが、「云南白約」という漢方薬が
効くとの情報を得ました。ホームページで検索はしていますが、
同じ人が書いているようで、使っている方がいれば感想を
聞かせていただきたいと思います。
ぜひよろしくお願いします。

146 名前: ワンチビ 投稿日:2002/08/28(水) 19:08
詳細まったく不明なんですが、今日病院の呼吸器内科の入院患者さん(肺腺癌Ⅳ期だそうです)から、
「11月頃に、確か住友だったと思うけど、抗がん剤の新しい薬がでるらし、何か情報ありませんか?」
と言われました。
薬剤名も不明なのですが、ご存知の方いらっしゃいませんか?



147 名前: 希望の薬 投稿日:2002/08/29(木) 01:37
>ワチビンさん

住友製薬
カルセド注(amrubicin,SM5887)の事だと思います。

4月の時点で、承認を受けているようです。
私も新薬と展望2002年度増刊号に載っていたので、住友製薬のMRの方に尋ねた事がありましたが、
その件に関しては、全く知らされていませんでした。
何かに、申請を取り下げた様な事を書いてあったようにも思うのですが、不確かです。
MRの人が来たら、再度確認を取ってみます。

先日家内の主治医の方とお話をしましたが、イレッサ以外は目新しい薬はないそうです。
以前その先生は住友製薬の治験に加わっていたそうですが(たぶんこれがカルセドだと思われます)、
効果はやはり、シスプラにはかなわないとの事でした。

なおその本には、大鵬製薬のTS-1が(これはすでに、胃癌で適応ある薬ですが)、
NSCLCに対して治験中だと書いてありました。
これは、経口剤です。

化学療法に関しては、しばらくは新規の薬より、今の薬のどの組み合わせが一番ベストか、
その点が議論の中心になるんじゃないでしょうか。


148 名前: tomy(とみー) 投稿日:2002/08/29(木) 12:34
肺ガン、脊椎に骨転移していた父ですが先日のCTの結果で
腰の骨にも転移。小さかった肺の癌も中で転移してそうで
胸水もたまっていました。
手術のキズが開いてしまい、今は唯一の放射線治療も
ストップしています。
最近言動がおかしく、疼痛治療のモルヒネのせい?と
思っていたのですが、モルヒネを服用してると
こんなに言動がおかしくなるものでしょうか?
それとも頭に転移しているのでしょうか?
凄く不安です。
今は身体を動かせる状態ではなく、頭のCTは保留に
なっていて調べていません。
余命6ヶ月と当初言われていたのですがもっと早そうな
ことを言われてしまい家族みんなショックです。

149 名前: ワンチビ 投稿日:2002/08/30(金) 23:32
希望の薬様
ありがとうございます。
イレッサに一生懸命になっている間に、もっと効果のある薬の情報をもらしていたのかと思いました。
今のところ、イレッサの効果がでているようですが、いつの日かイレッサも効かなくなってくるのかな・・・なんて
毎日不安です。一日も早く、【癌が治る薬】が開発されて欲しいものです。


150 名前: 希望の薬 投稿日:2002/08/30(金) 23:54
>ワチビンさん

イレッサ効いているとの事、何よりです。
イレッサの効果持続世界最長記録を打ち立てて下さい。
その節は、ギネスブックに申請しましょう。

イレッサの薬価 7216円10銭 に決まったようです。
でも、何で10銭がつくのででしょう。。。??


151 名前: heankyo 投稿日:2002/09/02(月) 15:20
 非小細胞腺癌のheankyoです。当掲示板既発表の京大の体幹部定位放射線を受けて、
早いもので、8ヶ月が経過しました。 その間、近所のY医院のY博士と相談しUFTをやりな
がら、仕事もしながらイレッサ待ちをしておりました。
 皆さんご存知のように,この肺癌治療薬は、外国の製薬会社の開発に依るものですが,
世界にさきがけて今春、日本で申請、6月承認、7月保険外投与認可、8月薬価決定、
9月1日保険適用下で投与許可と、いままでの政府の対応からは予想もしなかった円滑な
許認可のプロセスで、患者始め関係者の喜び、これに勝るものはありません。大きく云え
ば、不況不況と叫ばれている日本国もまんざらではない、とのおもいがします。
 さて、本日9月2日、イレッサを処方してもらいました。濃い茶色の大き目の錠剤14粒入り
アルミ箔パッケージ1個を受け取りました。当方の場合、化学治療はUFTのみであるため、
保険の縛りから投薬に異議がだされる懸念があるかもしれない、ということですが、待ちに
待った最新型の薬ですので、Y博士の理解ある協力のもと投薬にふみきりました。
 近所の開業医さん(大病院で癌治療経験のあるお若い先生でベットはありませんが往診
対応)で投薬処方に持ちこんだことに、意義があるので発表します。


152 名前: ひろ 投稿日:2002/09/05(木) 01:22
私は20歳の大学生です。
母が腺癌、第4期と診断されました。
体中の骨に少し癌が転移しています。
肺の水が抜いても抜いてもたまるので、体に何回管を通しています。
余命は3から6ヶ月。
まだ48歳です。妹は大学受験生、父は持病持ちで仕事がきつく、
私も生まれつき体が丈夫でないので、弱り目にたたり目です。

同じ境遇にいらっしゃる方々を知り、
私も母の最期を見届けるまで、頑張ろうと思いました。
もう打つ手はほとんどない、とのこと。
母には癌の初期であることしか伝えていません。
毎日毎日がほんとうに辛いです。


153 名前: とも 投稿日:2002/09/06(金) 00:24
>ひろ さん
はじめまして。
私の母も、線ガン第4期です。昨年11月に第4期の状態で発見され、
以来化学療法、放射線療法及びAHCCの投与でなんとかガンを抑え
こんでていたのですが、つい先日再びガンが大きくなっている事が
分かり、イレッサ投与に最後の望みをかけている状態です。
それはそうと、私は現在39歳ですが、私も22歳のとき、父を胃
がんで亡くしました。享年55歳でした。一昨年には姉が45歳で乳が
んで亡くなりました。肉親が若くして不治の病に侵されたつらさは
痛いほどわかります。
励ます言葉もありませんが、どうかご兄弟で励ましあって、お母様
を看病してあげてください。少なくともあなたのような境遇の人間
は決してひとりではないのですから。

154 名前: 前向き 投稿日:2002/09/07(土) 15:12
あなたが頑張らないと・・お母さんに会うときは笑顔でね。

155 名前: 前向き 投稿日:2002/09/07(土) 15:38
>ひろさん
私も49歳男性、腺癌4期で今イレッサを飲んで治療してい
ます。入院はしてないのですが、余命は決まっています。こ
んな私でも、自分自身むちうって頑張っています。貴女も
辛いと思いますが笑顔を忘れず頑張ってください。


156 名前: なえ 投稿日:2002/09/08(日) 21:52
はじめまして
主人の父が肺がん(小細胞癌)で入院しました。
現在は化学療法を受けております。病状や治療に関しては、主人の兄ひとりが
医師からの説明を受けており、母や主人は兄から聞くという形です。
その母が、
「まだ2クール目に入るばかりなのに、医師が『4クール終わったら退院です。
その後は通院が困難であれば転院してくる前の病院でレントゲンの検査を行って下さい』
って言うのよ。でも前の病院で治療の設備が整っていないから今の病院に来たのに、
もう治療はしないってことなのかしら」と合点がいかぬ顔で私に言います。
私も詳しいことが分からないので、「はぁ」と相槌を打つくらいなのです。
そんなことってあるのでしょうか。
余命が宣告されることはつらいことだけど、もし分かれば
もっと父のしたいことをさせてあげたいし、食べたいものを食べさせてあげたいと
母は言います。

157 名前: yamada 投稿日:2002/09/09(月) 06:45
小細胞癌の場合通常4クール終了すれば治療はいったん休止しないとダメージが大きくなります。最初はよく効くので順調よくいけば退院してよいと思います。主治医が話した紹介医でみてもらえというのは、次の治療までの間経過観察を指しているのだと思います。ただ治療ができない状態になれば紹介医に返すケースになるように思います。主治医に真意を確認されることをお勧めします。

158 名前: なえ 投稿日:2002/09/09(月) 07:25
>yamada様
ありがとうございます。母にそのように伝えたいと思います。

159 名前: heankyo 投稿日:2002/09/12(木) 23:13
155さんへ
151のheankyoです。私の場合,この掲示板で,検査入院時にイレッサのことを知りました。
昨年、2001.10月の事でした。大学病院でしたが,担当の内科医はイレッサの開発を知り
ませんでした。それ以来、ひたすらイレッサをまちわび、今回の投与に持ちこんだのです。
お互いイレッサをのんでがんばりましょうね。


160 名前: 前向き 投稿日:2002/09/14(土) 14:53
heankyoさん、その後のイレッサの、効き目はどうですか?
私は、飲み始めて16日目ですが、2日前CTを撮ったところ
少しも良くなっていません。まだ、肺炎をおこして、わき腹が
痛くて・・・?
それと、上半身と顔に湿疹ができ、かゆくてたまりません。
下痢はしてません。
heankyoさんはどうですか?
効いていますか?

161 名前: 希望の薬 投稿日:2002/09/15(日) 00:33
>カルセド(amrubicin)の件

以前ご報告しましたが、先日住友製薬のMRの方が来られたので聞いてみました。
結論としては、販売中止ではなく書類の不備?があって遅れているが冬頃には販売予定(したい)との事でした。

わかる範囲で検索してみましたが、PHASE2 未治療の患者さんへの単独投与の報告でした(1998~9年頃)
NSCLCでは単独で20~29%の効果が報告されているようです。
ただ最近の多剤併用療法上での位置付けは良くわかりません。
詳しい資料がきましたら又書かせて頂きます。



162 名前: heankyo 投稿日:2002/09/15(日) 19:31
160さんへ
当方も、飲み始めて15回目、レントゲンを撮りましたが、よく判定
出来ませんでした。10回目から2日ほど下痢がでました。その後,
上半身から顔、頭に湿疹が、また、治っていた乾癬が再発。しかし、
つらい従来の抗癌剤投与にくらべて、まだましだと、考えて軟膏を
使用しています。これ以上酷くなるようなら,内服薬の服用をしなけ
ればならなくなるでしょう。最悪イレッサの一時中止ですな。でも、
何とかつづけたいですね。    by heankyo



163 名前: 前向き 投稿日:2002/09/15(日) 23:12
heankyoさんへ
上半身から顔、頭に湿疹が(とくに顔)ひどくて、今日から
イレッサの一時中止します。軟膏も塗っていたのですが、
良くならなくて・・・。
また、17日から放射線をあてる事になっています。
heankyoさんは、頑張って続けてください。
お互いに、前向きに頑張りましょう。
また、ご連絡を・・・

164 名前: 教えてください 投稿日:2002/09/16(月) 18:06
はじめて書きこみをさせていただきます。
昨年7月に父が大腸ガンで手術をしました。結果はリンパ節に達しているものが
2~3あるが、達しているかいないか微妙な具合とのこと。
その後は抗がん剤治療を半年行い、現在は3ヶ月毎の検診を受けています。
8月の検診で肺のレントゲンに2つほど影が見つかり、
その奥にも幾つか影が見えると言われました。
大腸ガンからの転移ではないと思われると言われたようですが
レントゲン検査だけで判断できるものなのでしょうか?
また、5月の検診では全く影が無く、3ヶ月で幾つかの影が
はっきりと見られると言う事は小細胞ガンの可能性が高いのでしょうか?
父は昨年ガンが発覚するまで大変なヘビースモーカーでして、
転移ではない肺がんの可能性もあるとは思っております。
しかしながら、血痰も出ず、喫煙時にしていた咳も禁煙後はなくなり
ネットなどで見る肺がんの症状がみられないのです。
症状が見られなくても肺がんである可能性はあるのでしょうか?
私は両親と離れて暮らしているので、医師のお話を直接伺う事が出来ません。
父や母から聞く説明はあまり要領を得ないため、不安で仕方がありません。
現在はレントゲン後の検査のみで、これから入院して気管支鏡検査などを
行うと思われます。確かな検査前なので、なんとも言えないかとは思いますが
どなたか詳しいかたのアドバイスを頂ければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い致します。

165 名前: pee 投稿日:2002/09/18(水) 12:11
>152のひろさん
その後お母様のご様子はいかががですか?
私の母は抗ガン剤投与1クール終え、やはり髪はかなり抜けて
はしまいましたが、今のところ体に辛い副作用は出ておらず
あさってあたりから2クール目の投与がはじまります。
レントゲンでは 良くも悪くも変化は見られないとのことでした。
ひろさん、もしよろしかったらメールでも連絡がとれたらな、と
思ってます。 これからまだまだどうなるか不安はいっぱいですが
いろんな情報に目をむけたり勉強したり、力づけられたりしながら
がんばりましょう!

166 名前: tomy(とみー) 投稿日:2002/09/19(木) 10:48
>164さんへ
うちの父は脊椎の骨転移で肺ガンの可能性が高いと診断され(MRIにて
小さなしこりをその後確認)、内視鏡検査・レントゲンでは
確認出来なかったのですが、喀痰検査で癌細胞が
出て、肺ガンの骨転移と診断されました。8月初旬のことです。
7月に会社の健康診断でと背中の痛みで外来した病院でも
レントゲンを撮りましたがそのときは何も確認されませんでした。
それまでは呼吸器障害は全くありませんでしたが、9月に入ってから
咳が出始め、そのうち胸水がたまり、現在は呼吸を非常に苦しがっています。
肺ガンは早期発見が非常に難しいそうです。
(症状が出るようになったら殆ど末期だそうです)
脅しているわけではありませんが、肺ガンは症状が出ていない
からと安心はできないと思います。
検査結果が肺ガンではないといいのですが。

167 名前: 前向き 投稿日:2002/09/21(土) 23:00
heankyoさんへ
その後、いかがですか。イレッサで頑張っていますか?
私は放射線をあてて4日になります。あと2回でやめて・・
様子をみるそうです。(今までに14回しているので・・)

放射線が出来ないと、イレッサを呑みます。今のところ
顔のぶつも、ひいてかゆみも、ありません。

heankyoさんの報告待っています。



168 名前: 教えてください 投稿日:2002/09/23(月) 23:34
tomyさんへ
ありがとうございます。
やはり症状が無いこともあるんですね。。。。。
先日、父の検査が終わり今は結果待ちをしています。
場所があまり良くないらしく、検査するのに十分なだけ
取れたかどうか難しいとの事。
「場所が良くない」というのが、単に「取り辛い」の意味なのか
「この場所の癌は悪性」という意味なのか、
直接医師の話を聞けないのがやはりもどかしいです。

仮に今回の結果が肺癌で無かったとしても
検査結果を素直に信じる事が怖いです。
気をしっかり持たなければ。。。。。。

169 名前: ひろ 投稿日:2002/09/25(水) 01:54
peeさん、返事が遅くなりすみません。
こんばんは。
母はもうすぐ2回目の抗がん剤投与です。
1回目は心配していたほどの副作用はでませんでした。
今は白血球を増やすお薬で様子見の状態です。白血球の数が戻り次第、
次の投与となります。
やはり私の母も髪が今ごろになって抜けてきました。
今日急いで帽子を買いに行ってきたところです。
peeさんのお母様の具合はどうですか?
peeさんのお体は大丈夫ですか?
季節の変わり目で、かなり気温も冷え込んできていますし、
体調を崩さないように、お互い頑張りましょうね。。
メールどんどん結構です!すぐに返信できないかもしれませんが
できるだけ情報交換などできたらな、と私も思います。

どうか、ご本人様もご家族の方も
お体をお大事に・・・

ともさん、前向きさん、
お返事ありがとうございました。
辛いこともいっぱいですが、今同じように頑張っている人達がいる
といことを胸に留め、毎日頑張っています。
お二人の力を分けていただきました。ありがとうございました。


170 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/09/25(水) 11:06
27日、テレ朝系の“からだ元気科”のテーマが肺癌だと聞きましたよ。

171 名前: tomy(とみー) 投稿日:2002/09/26(木) 17:35
火曜日に父が亡くなりました。
ガン発覚から2カ月も経たないうちのことでした。
優しくて大好きだった父の死がまだ納得できません。

172 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/09/28(土) 15:08
先日こちらの掲示板の存在を知りました。
私の母は昨年の5月にガンが発覚し、その後放射線、抗がん剤等の
処置をしてきました。1度放射線でガンが小さくなったのですが、
骨に転移しているようで最近では足の痛みを訴え、トイレにも
行けない状況です。
9月の初めからイレッサを服用していますが今のところ目に見えた
効果はありません。今はとにかくイレッサが効いてくれることを
祈るのみです。



173 名前: わら 投稿日:2002/09/30(月) 14:49
サリドマイドと癌について何か わかる方いますか?
癌に効くと聞いたんですが・・・

174 名前: 山口 投稿日:2002/09/30(月) 22:42
わらさん
スレありますよ。
このページの最初の方にお題がでてますよ。


175 名前: 御参考に 投稿日:2002/10/15(火) 19:02
今年7月に発売されたばかりの
肺がん治療薬「ゲフィチニブ」
(商品名イレッサ)を投与された
末期がん患者13人が、
副作用による急性肺障害などで
死亡していたことがわかり、
厚生労働省は15日午前、
輸入販売元の「アストラゼネカ」
(本社・大阪)に対し、
緊急安全性情報を医療機関に
配布するようよう指示した。
英国で開発されたゲフィチニブは、
既存の抗がん剤が効かない
肺がん患者にも効果があるとして
注目され、同省が世界に先駆けて
輸入を承認していた。
同剤の添付文書には、
「重大な副作用」として間質性肺炎が
記載されているが、同省では改めて
医療機関や患者に細心の
注意を払うよう呼びかけている。
同剤は、がん細胞に多く現れる
特定のたんぱく質を狙い撃ちするという、
これまでの抗がん剤とは異なる効き目があり、
治験段階では、既存の抗がん剤が効かない
肺がん患者のうち、2割でがんが縮小する効果が
あったとされる。
また、錠剤のため患者の負担が少なく、
既存の抗がん剤に特有な白血球減少などの
副作用も少ないとされていた。
今年1月25日に承認申請が出され、
7月5日に承認された。通常の審査期間が
1年以上かかるのに比べると、
「スピード承認」だった。
同月16日の販売開始以来、
3か月間で約7000人に投与されている。
添付文書に記載された副作用については、
患者に説明の上で、投与することになっている。
(読売新聞)[10月15日13時41分更新]


176 名前: まだまだ、選択肢はある!諦めるな! 投稿日:2002/10/17(木) 04:05
***********************
新しい方法は、日本で開発されたイリノテカンと、シスプラチンの併用。
2年生存率が19.5%なのに対し、従来の標準的な治療は5.2%
***********************
抗がん剤の新しい組み合わせ。その臨床試験が世界を驚かせた。

今年1月、米国の著名な医学雑誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに日本から1本の論文が掲載された。
 二つの抗がん剤を新たに組み合わせて悪化した肺がんの治療効果を調べた報告で、
2年後に生存している患者の割合が従来の標準治療より4倍近く高まったという内容だった。
「このがんの治療では、ここ20年近く大きな進歩がなかっただけに画期的な成果だ」と著者の一人、
神奈川県立がんセンター呼吸器科の野田和正部長。
 「このがん」とは、小細胞肺がんという、比較的悪性度が高く、肺門部にできやすいがん。
肺がんはがん細胞の性質によっていくつか種類があり=表=、小細胞がんは15~20%を占める。
がんとわかった時にはすでに肺の外に広がっている人が約6割。抗がん剤による治療が主になる。
 新しい方法は、日本で開発されたイリノテカンと、シスプラチンの併用。
この方法と、従来の標準的な抗がん剤の組み合わせについて、患者の同意を得て二つのグループに無作為に割り振り、効果を調べた。
 成績は、新しい方法の2年生存率が19.5%なのに対し、従来の標準的な治療は5.2%。
「意外だった」と、医師らが口にするほどの大きな差で、
標準治療に振り分けられた患者が不利益を被るとして、試験が途中で中止された。
 「欧米での追試で確かめられれば、日本発の研究成果が世界の標準的な治療法を書き換えることになる」と、
国立がんセンターの西條長宏部長は期待する。

   ○  ○  ○
 がんで亡くなる人のうち肺がんは年間5万2000人(99年)と最も多い。
 肺がんの8割を占める非小細胞肺がんでは、治療はがんの進み具合、
患者の年齢、体力などによって外科手術、放射線治療、抗がん剤が使いわけられる。
 「手術ができるのは25%程度」(福岡正博・近畿大医学部教授)だから、
多くの患者は、化学療法や、化学療法と放射線の組み合わせに頼ることになる。
 今年7月、分子標的薬と呼ばれる新しいタイプの抗がん剤「イレッサ」が世界に先駆けて日本で承認されて注目された。
副作用が比較的少ないのが特徴だ。
 日本や欧州で実施された臨床試験では、従来の抗がん剤で治療をしても効果がなかった患者に使った。
患者の約2割では、がんの大きさが半分以下に縮小したと報告されている。
 例えば写真は、64歳の患者。手術後再発し、4種類の抗がん剤を使っても効かなかったのに、イレッサでがんの影が消えた。

   ○  ○  ○
 ところが今月初めの日本癌(がん)学会で、
イレッサを開発した製薬会社アストラゼネカが「既存の抗がん剤にイレッサを加えた治療法と、
これまでの化学療法の生存率に差がなかった」という別の臨床試験結果を発表。論議を呼んでいる。
 「イレッサは、効果がある人とない人がはっきり分かれるようだ。
遺伝子から効きそうな人を予測するなど個々の患者に最適化した使い方に進むのではないか」と福岡教授はみる。
 厚生労働省の研究班は、01年度から肺がんの標準的治療のガイドラインづくりを進めている。
 肺がんの種類や悪化の状況により治療法をどう選ぶかなどをEBM(根拠に基づく医療)の手法で整理。
来年度中には、専門医、一般医、患者や家族向けのものを公表する予定だ。
 ガイドラインのとりまとめ役の藤村重文・東北厚生年金病院長はこう話す。
 「自分が受けている治療法の利点、不利益などを理解してもらい、医師と話し合うのに役立ててほしい」

◆どこで治療を受けるか
 外科手術の場合、一般の外科医が手術しているところもあるが、「お勧めは呼吸器外科の専門医にかかること」(藤村院長)。
抗がん剤は強い副作用が出ることがあるので経験を積んだ医師に診てもらうのがいい。
だが専門医(臨床腫瘍医)は米国には約2万人いるのに対し、国内では約300人程度。医師の専門は病院で相談するといい。
 国立がんセンターのホームページ(http://www.ncc.go.jp)で、
がんセンターの経験やデータをもとにした同院の治療指針を紹介している。
米国立がん研究所(NCI)にリンクし、米国の治療情報も得られる。

http://www.asahi.com/life/health/cancer/series/K2002101300100.html

177 名前: Win 投稿日:2002/10/17(木) 12:10
こんにちはwinと申します。先日、父が肺癌である事を告知されました。
扁平がんであると告げられました。その時、私も父と同席していてとても、
ショックを受けました。私はまだ、肺癌についてはあまり知識はありませんでしたが、
何期かを尋ねると「はあ?」と言う感じで答えられました。
癌専門病院なので当然その事はわかる物と思っていたので、より混乱してしまいました。
治療方針は手術はできない。肺の下葉に5cmの影でリンパ線から、肝臓の一部にも影があるから転移しているので、
放射線治療もできない。との事。また、薬物治療も30%程しか効果がでる人がいないのでしても仕方ないような話でした。
でも、私は藁にも縋る思いなので、父に早く抗癌治療でも、薬物治療でのして欲しいのですが、「ベットの空きがないので、
何時になるか」と言う答えでした。先ほど、先生に「ベット空きの間、何か癌に作用する薬を出して欲しい」と話すと無いとの事。
癌治療についてはまだよく分かりませが、この様なものなのでしょうか?とても不安です。それとも、もう見捨てられているのでしょうか?
考えると涙が止まりません。唯一の救いは父が見た目とても元気で咳きも出なく、痰も出る事が稀でまるで健康体に見えることです。
どうしたら良いのか今は分かりません。

178 名前: 774 投稿日:2002/10/17(木) 12:45
お気持ちお察しいたします。
StageⅣ肺がんの標準的治療はありませんが、状態により化学療法、BSC(best supportive care)
の選択ということになると思います。
CDDPを含む多剤併用療法の延命効果は認められていますが、奏効率は20~30%
です。VP療法・MVP療法が代表的ですが、CDDPにTXT,CPT-11,VNB,TAXOL,GEM
などを併用する選択肢もあります。
経口薬ではイレッサということになります。


179 名前: win 投稿日:2002/10/17(木) 18:12
178様お答え頂きありがとうございます。現実を知れば、知るほど厳しい状況にある事がわかりました。
でも、まだいろいろと可能性もあるようですね。
早いうちに手がうてる様に泣く暇はありませんね。

180 名前: 774 投稿日:2002/10/18(金) 00:00
この掲示板には、奏効率20~30%と宣告されてからのヒントが数多く寄せられています。
奏効率20~30%ということは、10人のうち2~3人は効果が期待できるということですから
この状況で化学療法にトライする価値は大いにあると思います。
しかも化学療法は延命効果が認められているわけですからベストを尽くすのが、
医師の責務であるとも考えます。
肝転移に関しても、肝動注療法などの方法があります。
最終的に治療法を選択するのは、患者さんご本人ですが、その選択肢を十分提供
するのも医師の責務と考えます。
winさん、お父様、是非がんばってください。



181 名前: win 投稿日:2002/10/19(土) 10:49
180様いろいろありがとうございます。何とかがんばって行きたいと思います。
私も父には1日も長く生きて欲しいです。
告知された時は動揺が激しく何を初めに考えれば良いか分かりませんでした。
父は仕事一筋の人なのでこれから治療法等一緒に考え支えていくつもりです。
本当にありがとうございました。

182 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/20(日) 06:12
切除不能非小細胞性肺癌に対する温熱併用放射線療法
○金原一弘1,渡井喜一1,井上登美夫2
(1横浜市立大学市民総合医療センター放射線科,2横浜市立大学医学部附属病院)

日本ハイパーサーミア学会 日本ハイパーサーミア学会第19回大会 2002
http://endai.umin.ac.jp/cgi-open-bin/hanyou/lookup/detail.cgi?parm=shouroku&cond='A00130-00003-10012'&&
残念。抄録は、未公開。

183 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/20(日) 06:53
悪性胸膜中皮腫に対する治療法の検討
○増田良太1,早川信崇1,吉野和穂1,藤森賢1,濱本篤1,朴在善1,米谷文雄1,西海昇2,山田俊介1,加賀基知三1,岩崎正之1,井上宏司1
(1東海大学 医学部 外科学系呼吸器外科,2国立療養所富士病院 外科)

【目的】当院での悪性胸膜中皮腫に対する治療法を検討した。
【対象および結果】1990年以降当院に入院した胸膜中皮腫は17例で16例に手術を施行した。
悪性胸膜中皮腫は7例ありうち、5例は死亡し2例は担癌生存中である。
7例全例に化学療法と手術療法を併用し5例に放射線治療も併用した。
2例は再発に対し再度手術を施行し、うち1例は計3回の手術を施行した。
7例の治療内容は
(1)3例に初回手術で胸膜肺全摘を施行(1例は温熱化学療法を併用),
(2)1例に胸腔鏡下腫瘍生検と温熱化学療法とを併用,
(3)1例に胸腔鏡下腫瘍生検後に化学療法と放射線治療を行い,引き続き肺全摘を施行,
(4)1例に初回手術での腫瘍切除後その再発に対し肺葉切除を施行,
(5)1例に初回手術での横隔膜と肺葉合併切除後その再発に対し胸膜残存肺全摘と温熱化学療法を行い、
その後対側肺に再々発したためPCPS下に胸腔鏡下肺部分切除を施行,の5つに分けられた。
生存期間は,死亡5例では118~1722日(平均654.2日)であり,担癌生存中2例は術後1649日と507日経過している。
【まとめ】悪性胸膜中皮腫は温熱化学療法を併用することにより治療成績が向上する可能性がある。 

日本呼吸器外科学会 第18回日本呼吸器外科学会総会 2001

184 名前: 立川 投稿日:2002/10/22(火) 15:42
私の父も扁平上皮癌で、ステージが3bと判断されました。
標準的治療は放射線らしいのですが、奏効率はどれくらいなのでしょうか?
情報下さい。

185 名前: 名無し 投稿日:2002/10/24(木) 06:27
肺がん他に 有効とされる温熱療法と治療を行う病院について
情報を教えてください。



186 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/24(木) 10:35
岡山にある一心堂病院が治療実績がある
みたいですよ。
http://www.isshin.or.jp/

187 名前: perman 投稿日:2002/10/25(金) 22:10
win様
その後お父様の調子はいかがですか?
私の父も肺ガンでⅣ期ですが、告知はしていません。
父の場合かかりつけの内科からの紹介で先日大学病院に入院すること
ができました。
まだ検査の段階ですが、父は相当まいっている様子でした。同室の方
が、(悪気はないのでしょうが)色々なガンのことを話してくれるこ
とで悪いことばかりを考えているようです(実際悪いのですが)。
私自身どうせ治らないのなら化学療法などせず家でゆっくりさせてや
りたいと思うこともあります。化学療法で体力を失ったあげく亡くなっ
てしまったという事もよく聞きます。
しかし、この掲示板をよく見ていくとがんばって良くなったというレス
もありますし、間質性肺炎が怖いもののイレッサが効果的だったという
報告もあります。
私が一番頼りにしているのは身体の持っている「治る力」です。私たち
がけがをしてもかってに治るのはその自然治癒力だと思います。ただ、
その力は落ち込んだり悲観的になっていては発揮されないようです。
とにかくあきらめないで前向きに進むしかないように思います。
いわゆる自然食などに頼れというわけではないのですが、お父様がこれ
なら治ると思えるような治療法などがあればみんなでそれを信じるしか
無いように思います。
ただの生理食塩水であってもプラシーボ効果があらわれればどんな病気
でも治ってしまう可能性があります。
半分は自分に言い聞かせる様な内容でした。まとまりがなくでごめんな
さい。

188 名前: win 投稿日:2002/10/26(土) 17:18
皆様、本当にありがとうございます。化学療法から温熱療法まで選択しがありまだ可能性は
あるかな。と思っている所、もし化学療法の効果が無い場合の余命を話されて、酷く落ち込み、私自身体調を崩してしまい、情けない限りです。
私の父は掛かり付けの内科から直ぐに癌専門病院に行ったので癌自体の告知は簡単に言い渡されました。何期であるかは曖昧でしたが。
先日、入院しましてまだ治療は始まっていません。入院患者は全員何らかの癌患者なのでお互いどの点まで話せば良いか各々分かっているようで、安心できます。
perman様のお気持ちも分かります。今は治療の経過をまずは見てそれから父とも話し合って決めたいと思います。常に前向きで行きたいと思います。

189 名前: perman 投稿日:2002/10/27(日) 00:26
>>win様
体調を崩されたとのこと、お察しいたします。
私自身仕事中に気分不良となり早退したこともあります。みんな同じ
なんだなあと思うと少し気が楽になりました(ちょっと不真面目?)
肉親が命に関わる病気になったらおかしくなるのも当たり前ですよね?
余命については逆に「よかった」と思うようにしています。
まだ日にちがあるということです。何かができるかもしれない。それに
現代医学での「余命」ということであってそれは確率論でしかありません。
イレッサのニュースですこし落ち込みましたが本当に人それぞれだと思い
ます。774さんがおっしゃっているように7人が死ぬと思うか3人が助かる
と思うかでずいぶん違ってくると思うのです。
ただ、大事なことはお父様の気持ちであることには変わりないと思います。
逆にwin様の気持ちも大切だと思うのです。
余命?ヶ月・・・どうするかはそれぞれ人によって違うんでしょうね。
正解はおそらく無いと思います。悩むしかないと思うし、逆に悩まなかっ
たら嘘だと思います。

190 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/28(月) 12:12
温熱療法については、治療検査板に情報があります

191 名前: 石綿(アスベスト) 投稿日:2002/11/05(火) 12:23
<石綿>遺族の大半、労災補償未受給 吸引が原因のがん

 建材に使われている石綿(アスベスト)を吸い込むことで発症するがんの一種、悪性中皮腫(しゅ)にかか
り、労災補償を受けた労働者や遺族は昨年度33人にとどまったことが、厚生労働省の調べで分かった。昨
年の悪性中皮腫による死亡者は全国で772人に上り、多くは建設現場などの労働者とみられることから、労
働者団体からは「補償を受けていない労働者がたくさんいる」として、同省に追跡調査を求める声が上がって
いる。

 悪性中皮腫は肺を包んでいる胸膜などにできるが、治療法は確立されていない。患者の多くは建設現場な
どで仕事をしていた労働者で、発症から2年以上生存する人は3割程度との報告がある。

 厚労省労働基準局のまとめでは、悪性中皮腫で労災補償を受けた労働者や遺族は99年度25人、00年
度34人、01年度33人と横ばい傾向。一方、同省の人口動態統計による悪性中皮腫の死亡数は99年647
人、00年710人、01年772人と増加中で、今後は年数千人まで増えるとの研究報告もある。

 死亡者と労災補償の数の開きについて、同省職業病認定対策室は「労災認定はあくまで当事者の請求に
基づくもの。請求のないケースまで調べてないので、理由は分からない」と説明している。

 一方、関西労働者安全センター(大阪市)の片岡明彦事務局次長は「少なくても死亡者の半数は労災認定
の対象になるはずだが、中皮腫で補償が受けられることを知る労働者や遺族は少ない。厚労省は事態を放
置しているが、死亡者の追跡調査をして救済を図るべきだ」と訴えている。 【須山勉】

 石綿(アスベスト)

 天然の繊維状鉱物。長期にわたって吸いこむと、悪性中皮腫のほか、肺が繊維化する石綿肺、肺がんなど
を発症する恐れがある。海外では全面的に使用を禁止している国が多いが、日本では白石綿(クリソタイル)
の使用が認められている。厚生労働省は6月末、全面使用禁止の方針を打ち出したが、禁止時期はまだ決
まっていない。(毎日新聞)
                                [10月31日15時31分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021031-00001057-mai-soci

192 名前: YUKI 投稿日:2002/11/06(水) 21:59
肺腺癌に「TS-1」母はすごく良く効きました。1年間だけだったけど。
告知していなかったので本人は完全に直ったと思い込んでいたほどです。

193 名前: ハイカムチン注射用 投稿日:2002/11/13(水) 01:11
英系GSK、日本化薬と抗がん剤で提携

 英系製薬のグラクソスミスクライン(GSK)は12日、
抗がん剤の国内販売・開発で日本化薬と提携したと発表した。
がん分野に強い日本化薬と組んで製品の競争力を高める。
GSKは三共や吉富薬品とも組んでおり、国内企業との提携による事業拡大戦略を鮮明にしている。

 提携の対象となる抗がん剤は「ハイカムチン注射用」。
GSKが小細胞肺がんの治療薬として開発し、日本では昨年4月から販売していたが、
来年2月に日本化薬に販売権を移管する。
卵巣がんへの効能追加を目指して共同開発することでも合意した。

 ハイカムチン注射用はがんの発症に関与する「1型トポイソメラーゼ」という酵素を狙い撃ちし、
その働きを阻害する。同じタイプの治療薬を販売する製薬企業もあるが、
下痢など副作用が比較的少ないという。 (21:00)
http://www.nikkei.co.jp//news/sangyo/20021112AT1DI04K212112002.html

194 名前: nored22 投稿日:2002/11/24(日) 23:46
肺の小細胞ガンにはSTI-571即ちGlivecが効果があります。但し保険外で自費です。副作用はあまりありません。

195 名前: hina 投稿日:2002/11/25(月) 16:28
はじめまして。父が肺癌で、背骨と腰に転移していることが
判明しました。お医者様は「長期戦で」と言われただけで、
家族は詳しい状況は聞いていません。
抗ガン剤による治療が始まったのですが、副作用がかなりひどく
気持ちが落ち込んでしまって、部屋の匂いや音さえ嫌がります。
背骨・腰へは放射線治療を行われるとのことですが、副作用が
こんなにきついと、それだけで参ってしまうような気がします。
食事も取れません。モルヒネも服用しています。かなり悪い
状態だったのだとは思いますが、こんなに副作用とはひどいもの
なのでしょうか?(でもおかげで痛みは取れたようですが)
肺癌・骨転移など、私にはどうやって勉強していいかわかりません。
どうか、みなさまお力を貸してください。
どんな風に病状を勉強すれば良いのですか?
副作用に、どんな風に対応すれば良いのですか?
どうぞ、よろしくお願い致します。

196 名前: 癌と化学療法社 投稿日:2002/11/26(火) 07:13
GemcitabineとVinorelbineの併用が奏効した80歳の切除不能肺腺癌の1例 多部田弘士 ほか 
GemcitabineとCisplatin併用化学療法が奏効した再発肺癌の1例 宮澤 正久 ほか
http://www3.ocn.ne.jp/~ccp/gan/bk/gan200207.html

http://www3.ocn.ne.jp/~ccp/index.html

197 名前: はじめ 投稿日:2002/11/26(火) 15:18
hina 様
詳しい情報が記載されていないため、具体的なアドバイス(というか関係ホームページの紹介)はできませんが、
どのような薬でどのような副作用が出ているのかわかれば、
完全とは言えないにしろある程度の対策はあるのではと思います。
一つには、お医者さんに症状とか治療の内容について、できる限り詳しく尋ねることです。
(たいていの医者は質問されるときちんと答えてくれますよ。)
また、予備知識として、国立がんセンターのホームページの肺ガン・化学療法・痛み対策などを
事前に読まれると良いと思います。

その結果を踏まえれば、もっと具体的な質問も出来るし、具体的な回答も得られると思います。


198 名前: hina 投稿日:2002/11/27(水) 09:25
はじめ様
お返事いただき、ありがとうございました。
お医者様には「食欲・吐き気・だるさ」全て伝えています。
今の時期は仕方ないけれど、しばらくすると慣れてくる、という
お答えでしたので、その時期を待って日々頑張っている状態です。
点滴のお薬の名前などもチェックして控えておき、またいろいろと
質問したいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
(国立がんセンターの情報はプリントして読みました)

199 名前: perman 投稿日:2002/11/27(水) 21:37
>>hina様
肺ガンで転移があるということはⅣ期にあたります(私の父と
同じです。
化学療法の副作用については何とも言えませんが「背骨と腰に
転移」している場合腫瘍による脊髄の圧迫とそれに伴う麻痺の
出現が怖いと思います。場合によってはその部位以下の麻痺が
生じてしまうので症状が出た場合早めに徐圧する必要がありま
す。
初発症状としてはシビレや入力困難(力が入りにくい)がある
はずです。化学療法の副作用ばかりでなく神経症状にも注意
してあげてください。
「Ⅳ期」ですからとにかく主治医に食らいついて詳しい話を聞く
べきかと思います。できれば家族の方が別々ではなく一緒に聞か
れたほうがいいでしょう。
もちろんきちんとメモを取って後でみんなで情報の整理をするこ
ともお勧めします。
あわてず冷静に。一度に全てはできません。すこしずつ問題を解
決していけばと思います。
がんばってくださいね。

200 名前: hina 投稿日:2002/11/30(土) 13:47
>permanさん

病院に行ったりしていて読ませて頂くのが今日になりました。
詳しくアドバイスいただき、本当にありがとうございます。
Ⅳ期・・・やはりそうですよね。
しびれはまだ無いようですが、力が入りにくいという症状はあるようです。
「起きあがる」行為が辛かったりしてベッドに寝る事を
嫌がり、座って寝たりしていました。
(最近は電動式ベッドに慣れて、そんな事もないですが)
そうですね「神経症状」そういう事にこれから神経を配っていこうと思います。
本当に何も知識がなく、ネットで勉強しても限界があり、
無力で情けなくなります。

実は、昨日主治医の方から、年明けに予定していた放射線治療に
ついて(背骨、腰)「痛みがあるので、出来ないかもしれない」
ということを言われました。
痛みがあると、放射線治療は出来ないのでしょうか?
permanさん、お父様も闘病中なのですね。
いろいろと今後とも教えてください。よろしくお願いします。

201 名前: perman 投稿日:2002/11/30(土) 15:21
>>200hina様
放射線療法が痛みのせいで出来ないというのはよく分かりません。
ただ、私の父の場合胸椎の12番に転移があり放射線療法を行った
のですが、このとき主治医の先生から
 ・癌があるので脊椎自体が弱くなっていること。
 ・放射線をあてると更にその部分が弱くなるので骨折しやすく
  なること。
ということをうかがいました。もしかしたら脊椎がもろくなって
いるための痛みのことを言われているのかもしれません。つまり
これ以上骨がもろくなったら脊椎がつぶれるのかもしれません(た
だ、この場合コルセットなどで背骨を保護する必要があるのではな
いかと思います。脊椎がつぶれれば当然その中にある脊髄が損傷し
てしまいます)
もう一つは「痛み」という表現は副作用全てを指しているのかもしれ
ません。

ちなみに私の父は転移部分への放射線治療のみで化学療法はまだ行って
おりません。すべきかどうか迷っているのです・・・。

追記;「力が入りにくい」のは全身の衰弱と鑑別しにくいものです。私
の父の場合で言えば胸椎の12番以下の麻痺になりますから上肢には出ず
下肢の麻痺が出ることになります。

とにかくネットで調べたり本を読むしかないですね。くり返しになります
が主治医の先生とよく相談してみてください。お互いがんばりましょう!!

202 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/12/11(水) 05:37
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi/3a7d56d769e8f01034de?aid=&tpl=dir/00/00000000/0077/0000000029.tpl

安原顕さんの日記をリンク張っておきます。
こういうひともいます。

203 名前: カルセド注射用 投稿日:2002/12/12(木) 06:23
住友製薬、全合成の抗がん剤を発売

 住友製薬はこのほど、
自社開発した世界初の全合成アントラサイクリン系抗悪性腫瘍性抗生物質製剤「カルセド注射用」(商品名)を
非小細胞肺がん、小細胞肺がん治療薬として発売した。
同系の既存薬に比べ抗がん作用の強いのが特徴で、ピーク時売上高37億5000万円を目標に育成する。

 [医療/ライフサイエンス] 
http://www.chemicaldaily.co.jp/news/200212/09/02802_0000.html


204 名前: ナナシ 投稿日:2002/12/18(水) 00:40
はじめまして、初めて書き込みをさせていただきます。

私の母が今年8月に肺腺癌であるといわれ、
いままでは抗がん剤を、そして今週からイレッサを使うようになりました。
イレッサについては、色々と世間でも騒がれていますが実際の所はどの程度の期待がもてるのでしょうか?
イレッサのHPを見ると、
「イレッサはがん細胞を直接攻撃して死滅させるのではなく、
このEGFRの働きを止めることで、がん細胞の増殖を抑えます。
したがって、正常な細胞への攻撃は少ないと考えられます。」
と書かれていました。
この文からだと、癌が治るのではなく進行を止めるだけにしか思えないのですが・・・。
しかし、なかには影が減ったとの声も聞くのですが・・・。

実際にイレッサで癌を治療することはできるのですか?
もちろん個人差もあるでしょうが、イレッサ的に効くと言うのは癌が無くなるのですか?
どなたか、ご意見お願いします。


205 名前: 欽也@肺がん 投稿日:2002/12/18(水) 02:43
この癌掲示板の「イレッサと副作用」をご覧になってください。

206 名前: 北斗 投稿日:2002/12/21(土) 18:46
ナナシさんへ
私の父は、今年の4月2日から治験ということで、徳島大学
へ行きました。そこで使われた薬が「イレッサ」でした。
最初飲んでたうちは、癌が小さくなったのですが、6月くらいに
また大きくなってその大きさが治験から外れてしまう大きさに
なってしまったので治験での薬はもらえなくなりました。
9月に入り、認可が下りたので自腹を払って飲んでいましたが
19日あたりに熱が出でそのまま入院することになりました。
12月8日まで、入院していて今は家にいます。
動くと呼吸が乱れて酸素ボンベが離せません。新聞やニュースで、
イレッサを飲んでいた人が多く亡くなってショックを受けています。
イレッサを飲んでいた人(飲んでいる人)のお話を聞きたいので
お願いします。

207 名前: Aki 投稿日:2002/12/21(土) 22:28
ナナシさん。初めまして、Akiと言います。
『癌掲示板のイレッサと副作用』で時々書き込みさせて貰ってます。
お母さんが肺線ガンとのこと、さぞ心配の事とお察ししたします。

私は医者ではありませんので治療的な方法や検査過程の数値などを
記入しての説明は出来かねますが、私の娘がイレッサを2カ月ほど
服用していましたので、少し程度のお話ならばと書き込みしてみます。

まず始めに、このイレッサを服用する事で肺ガンが治るのか?との事ですが、
ご存知のように、肺ガンが発見される過程は何らかの自覚症状なり本人が多少の
異変を感じて診察を受けての発見ということが多いようです。発見時は
その時点で相当に進行してたり、他に転移して居る場合が多いようです。
肺ガン発見の60~70パーセントが自覚症状⇔進行になっているとの事です。

手術は出来ない肺ガンとなると、患者さんの体力なり年齢に合わせて
抗がん剤などで治療をして行くことになるのでしょうが、ある程度進行している
肺ガンの場合は、完治を考えることは今の医学では難しいと思います。
家族の皆と患者さんが力を合わせてガンに立ち向かって行く事が一番です。
この先、いかにしてガンと共存して行くか。が一番必要な心得ではと思います。

イレッサを使用して、肺ガンが完全に消えるとか、ガンが治るという事は
家族の心情としては思いたい事理解できますが、進行を止める薬としては
今までのものからすると画期的な効果が期待出来る。とは思います。
このイレッサに付いては副作用死が社会問題となっていますが、確かに人によっては
副作用が極端に出る人と意外と軽くてすむ人・・さまざまで、こうですとは決め付けが
出来ないのが実情です。

先生と話し合われて、イレッサが使用出来る状態と判断して頂けたら
家族の皆さんで検討して行くのが一番良いと思います。
主治医の先生には、副作用を極力避けるための方法を詳しくお尋ねして
又、家族の方には・このイレッサは他の服用薬に比べると高価な薬ですから
その点も合わせて、この先長く続けて行かなければならない闘いなのですから
無理のない治療継続は大切と思います。
色んな点がクリア出来れば後は主治医の先生が判断してくれると思います。

どのような病気でも、それぞれ人によって効き目が良い人と余り効き目が
ない人があって、このイレッサでもその点は同じだと思います。
只、はっきりとお話出来る事は、完治は出来ないと思います。
肺ガンに負けない体力と気力を持って、家族の皆さんも一緒に立ち向かって行けば
何年でも・何年でもガンと共存しながら生きていけるのです。
決してくじけず、負けないで、頑張って下さい。
まず家族のみなさんが「ガンなんかには負けないぞ!」と思って接して行けば
お母さんにも伝わって行くものです。気を強く持てるのです。
ガンと仲良く付き合って、何年でも共存して行ってる人は沢山いますから。

専門的な質問と疑問は、素人の判断に頼るには余りにも代償が大きすぎますので、
主治医の先生と納得の行くまで話し合って行かれるようにお勧めします。
ご心痛でしょうが、頑張って!

208 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/12/23(月) 04:27
このスレの方々へ。
参考にしてください。

近畿大学の臨床試験一覧
http://www.med.kindai.ac.jp/shuyounai/rinsyousiken-itiran.htm

209 名前: poke 投稿日:2002/12/26(木) 01:34
ナナシさん、私の母とほぼ同時期に診断されているようなので、参考までに今までの治療経過をかきますね。8月5日検査入院し、肺腺がんと診断、原発巣2cm弱両肺に多数の細かいがんがあり、手術は不可能、翌日からすぐ1クールめの抗がん剤投与となりました。薬剤は、タキソールとパラプラチン。全く効果なし。副作用はひどかった。2クールめは、ジェムザールとナベルビン。全く効果なし。それどころか、ナベルビンが漏れて腕の皮が重度の火傷のようにベロベロに剥けてしまいました。今も痕が消えていません。そのうえ白血球を戻すのに10日間注射を射ち、頭もハゲて、揚げ句の果てに腫瘍マーカーまで上がっているという次第。そんな時このサイトにめぐり合いました。主治医も新しく変わり、イレッサを、とお願いしたところ、以前の勤務先で2人に投与した経験があり、この病院では初めてだけどやってみましょう、ということで10月7日よりイレッサになったわけです。その後の経過は副作用のところに書いてあります。私の母の場合はあのまま抗がん剤をやっていたら、体力も気力もなくなり、今頃どうなっていたかわかりません。本日またイレッサに対する記事が載っていましたが、確かに専門の知識のある先生が使うべきだとは思います。だって、そのほうが飲むほうも安心ですものね。でも、調べてみると、副作用による死亡は従来の抗がん剤のほうがはるかに多いんですよ。今の報道のやり方は、どこか悪意をかんじます。なんか話が別の方向にいきそうなので、ここらでおやすみなさい。

210 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/12/27(金) 07:06
肺癌と誤診される寄生虫

イヌ糸状虫(フィラリア)
 ヒトに寄生した場合は、成虫にはなれないといられている。
 皮下組織や肺に寄生してコブを作るので、時々肺癌と間違えられます。
 ヒトの心臓に寄生することもあります。
 ヒトが感染すると、気管支炎、皮膚の湿疹、喘息などのアレルギー症状が出て、
 重症化することもある。

肺吸虫
 成虫はヒトの肺に棲息し、糞便あるいは喀痰に虫卵が出現する。
 幼虫は中間宿主(淡水産のカニ:川ガニ)の体内で感染型幼虫(メタセルカリア)に発育して、
 ヒトに経口摂取されるものを待つ。人体内に入った幼虫は腸壁、横隔膜を突き破って肺に移行する。
 感染後2~3ヶ月で、成虫となって産卵を開始する。寄生による症状は、血痰、胸部異常陰影などで、
 結核や肺癌との鑑別が問題となる。虫卵が血行に入って、塞栓をおこすことがある。
 他感染源:イノシシの刺身

211 名前: yamada 投稿日:2003/01/07(火) 01:09
どなたか、ご助言お願いします!!!
相談の内容は、「もう他に、うてる手段(薬)はありませんでしょうか?」です。

まず、こちらの状況を申し上げます。
患者は私の母、62歳です。
今年の6月、胸水による苦しさによって、癌であることがわかりました。肺腺癌 Ⅲb期です。肺内で転移しています。

2002.7.24 抗がん剤投与開始。内容は、①デガドロン ザニタック セロトーン の入った点滴を0.5hで ②カルボプラチン600mgを1.5h ③ドキセタキセル90mgを1.5h ④ソリターT3号とかかれた「洗い流し用」の点滴 です。
2002.7.31 前回の点滴のうち ①②④をしました。
2002.8.7  抗がん剤投与予定日でありましたが、白血球減少のため(2100)取りやめになりました。
2002.8.14 抗がん剤投与。①②③④
2002.8.21 胸部にしこりがみつかりました。後日、乳がんであるとわかりました。
2002.8.23 イレッサー 投与開始。
2002.11.11  腫瘍マーカーUP
2002.11.20  抗がん剤投与。①ジェムザールを30分で ②ナベルミンを12分 ③ハンデロンを30分
2002.12.4   抗がん剤投与。前回と同じ
2002.12.11  腫瘍マーカーは微減するも、白血球減少がいちじるしい。ノイトロジン投与。
2002.12.18  経口抗がん剤 UFT 開始。(旅行に行くため)

主治医の先生は、「ジェムザール ナベルミン 2回で、これだけ白血球が減るということは、かなり骨髄が弱ってきている。年が明けたら 新しい抗がん剤をまず試してみる。それが駄目だったら、ジェムザール ナベルミンにもどる。このセットが駄目になったら、もう一度、イレッサー それから UFTをするくらいで、それ以上はもう打てる手がない」と、いわれてしまいました。ありませんでしょうか?
(ちなみに、「新しい抗がん剤」の名前は確認しそこねたのですが、最近承認された小細胞肺がんの薬で、腺がんにもきくケースがある、とのことであったので、ハイカムチン のことかなと思っています)

どうぞ、よろしくお願いいたします。

212 名前: はじめ 投稿日:2003/01/07(火) 10:01
yamada 様

当方も患者側なので専門的なことはわかりませんが、テレビ・本などで「有名」な平岩医師のウェブ相談で過去の非小細胞肺ガン(肺腺ガンは非小細胞肺ガンの一部と思いましたが)の相談・回答をご覧になれば有用な情報があると思います。
アドレスは、http://2nd-opinion.eee.ne.jp/です。

なお、白血球減少は、薬(G-CSF)により、対応可能と聞いていますが、主治医の判断はどうなのでしょうか?



213 名前: thank 投稿日:2003/01/08(水) 21:52
初めて書き込み致します。
60歳の父が現在、、放射線治療による副作用と思われる
肺水腫で苦しんでいます。
3期小細胞肺ガンにて薬物療法と放射線療法で一時は
入院前以上に元気になったのですが
退院後1年3ヶ月くらい経った現在は
咳や吐血が出ています、、、
担当医からは肺の中の水を抜くにはホースを入れっぱなしに
なるので終わりまで入院になるor
自宅でこのままで最後まで との事でした、、
どなたか有効な治療方法を教えていただけないでしょうか?
もしくは、、せめて苦しさからだけでも解放してあげたいです!
よろしければなんでも良いので
アドバイスをよろしくお願いします。

214 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/08(水) 23:52
初めまして、thankさん。まず、辛い話かもしれませんが3期の小細胞肺がん
の場合、放射線、抗がん剤治療が有効ではありますが平均的な生存期間は
せいぜい15ヶ月です。あくまで本人さんとご家族の考え方によりますが、
対症療法に徹して緩和ケアを重視した方がいい時期かもしれません。
以前に行った放射線療法の副作用かどうかは判りませんが、胸水貯留
が癌性胸膜炎によるのでないなら心臓はいかがでしょうか。癌性心膜炎
などが原因で胸水が貯留する場合がありこの場合は、心膜炎の治療をして
胸水を排液すれば改善する可能性があります。ただやはり癌性胸膜炎
による場合が一番考えられます。この場合主治医が言っているように
排液のためホースを入れますが、同時に癒着療法を行い胸水が貯まりにくい
状態にしてホースを抜くことも可能です。もし癒着がうまくいかなくて
ホースを入れっぱなしにしなければいけなくても必ずしも入院でしか管理
できないわけではありません。ただ癒着療法にも危険性はあり発熱や痛みも
一時的ではありますが発症します。でもほとんどの方が一、二回の癒着療法
で胸水のコントロールが可能です。
ですからまず、
1.まだ積極的な治療(抗がん剤など)を望むのか、対症療法に専念するのか
2.治療の場として入院を望むのか、在宅を望むのか。
3.在宅の場合、在宅専門の看護センターと連携をとることと、望む場合再入院
 できることの確認が必要。これらが可能かどうか。
などをご検討下さい。ご返事待っています。
「せめて苦しさからだけでも解放してあげたい」と言うことですが
今の在宅治療(緩和医療)は十分満足できる状態を提供できますよ。
当院では昨年20人以上の方を在宅で診ましたが、約半数の方の
在宅死が可能でした。
「何をしなければいけない」ではなく、「どの様な状態での生活を
望むのか」が大事と思います。

215 名前: カオリ 投稿日:2003/01/09(木) 03:16
みなさんはじめまして。カオリというものです。ここに書くべきかどうか悩んだのですが、、、肺癌には自覚症状みたいなものはあるのでしょうか?
一か月くらい前から母が「腕が痛い」と言い続け現在も治る様子はありません。本人が「肺癌で腕が痛くなることがある」と言っていたので心配になりカキコさせていただきました。本当にそうなのでしょうか?ちなみに母は一日5、6本タバコを吸います。突拍子もない質問で申し訳ありません。
よろしくお願いします。

216 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/09(木) 18:27
初めまして、カオリさん。お母さまは何を見てそう言ったのでしょうか。
腕が痛くなる肺癌の典型として、パンコースト(pancoast)腫瘍があります。
これは、肺尖部浸潤肺癌といって肺の天辺にできたものを差します。
肺尖部は鎖骨や肋骨が重なって見えにくく、癌の発見が遅れて進行状態で
発見されることがあります。その結果、胸壁や神経が障害されてたとえば
腕の痛みを感じることがあります。また、神経の種類によっては瞳孔が
縮んだり、汗をかきにくくなったりもします。
ただ、発見しにくいと言っても呼吸器の専門の先生が診ればすぐ分かります。
すぐお近くの病院を受診して下さい。

217 名前: カオリ 投稿日:2003/01/10(金) 18:43
こげやさん、ありがとうございます。私の祖父が7年前肺癌で亡くなったのもあり、母はその時の症状と今自分の症状が似ているので言ったのだと思います。祖父もよく腕が痛いと言っていました。
母自身もB型肝炎の患者であり、その検査のま辛い体験から極度の病院嫌いで病院に行こうとしません。自分の病状を知るのが恐いのもあるのでしょう。最近では自分が死んだ時の事や保険などの話をします。
私はどうしたらいいのか分かりません。無理やりにでも病院に連れて行くべきなのか…。私も恐いです。
医師の立場から、そして患者さんの立場から家族はどうしたらいいかご助言下さい。

218 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/10(金) 20:24
カオリさん、こんばんわ。なんか脅かしてしまったようですみません。
腕が痛くても必ずしも肺癌と言うわけではありません。むしろパンコースト
腫瘍はめずらしいです。私もこの二年で一例の経験だけです。
ただ何にせよ症状があるのですから診察は受けた方がいいと思います。
「わたし最近咳が出て気になるから、病院に行くけどついでにお母さんも診て
もらいましょう」というのはいかがでしょうか。
もし気になる診断でしたらその時は改めて相談下さいね。


219 名前: yoshi 投稿日:2003/01/10(金) 22:40
初めて書き込みします
母(64歳)が、余命2年といわれました。
非小細胞肺癌、腺癌です。(左右に20数個)
また骨(右肩甲骨付近)にも転移しています。
これは痛みを伴うものです。
すでにS63,左乳癌、H11,右肺癌の手術をしています。
今回は手術できないそうで、1月14日からシスプラチンとタキソテールでの治療が始まります
皆さんの書きこみを見ているとかなり専門的で、私はとりあえず主治医の先生の治療に従うだけなのですが、
自分に何かできないかと焦りばかり募ります。
健康食品や漢方位しか思いつきませんが、膨大な広告等に惑わされるばかりです
値段もかなり高額だし、副作用はないとうたっていますが、本当かどうかわからないし
どなたかいいものを知っていたら教えてほしいのですが。
この掲示板を読んでいて、その手の話は一切出てきませんよね
145さんが云南白約のことを聞いてましたがどなたも答えてらっしゃらないし、
もし、この場でそういう話はタブーなら、どうもすみません。
ただ、母を助けたい一身での思いからです。



220 名前: thank 投稿日:2003/01/11(土) 00:09
こげやさん、、アドバイスありがとうございます。
申し訳ないのですがもう2、3教えて貰いたい事があります
よろしくお願い致します。

214での1番2番3番なのですが
1:直る物なら直したい
2:在宅希望
までは決まってるのですが、、3番の看護センターなのですが
病院で紹介して貰えたりするのでしょうか?
それとも地域の保健所などで紹介して貰えるのでしょうか?

それと、ここ2日ほど、、父の容態が変わり
咳と一緒に血痰が出始めてます。
この状態で、、水を抜くのはまだ効果的なのでしょうか?
水を抜けば、、血や咳は止まるのでしょうか?
よろしければ御返事よろしくお願い致します。

221 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/11(土) 10:45
おはようございます、thankさん。お父様の症状いかがでしょうか。
質問について)
1.今、治ると言うことはいろんな状態を言います。たとえば骨折が治る様に
 ほぼ元に戻ることから、糖尿病のように一生つき合いながら症状が出ない
 様に治療していくことまで。そしてつき合って治療していく病気の方が
 圧倒的に多いです。癌もある状態を過ぎると(お父様の場合)治るとは
 後者をさします。ですから癌をやっつける治療も大事ですが、もし在宅
 が希望なら在宅を続けていくのに必要な状態に近づける治療(痛みや咳や
 血痰の緩和)も良い治療です。厳しいことですがこれからの時間をどこで
 どの様に過ごしていくかが大事で、そのためには積極的な治療を
 しないことは消極的な治療ではなく、在宅を続けていくために積極的
 に対症療法に徹することも積極的な有意義な治療です。
2.ですから、在宅希望(ご本人もご家族も?)なら1.の治ると言うことは
 どういうことかもう一度お考え下さい。
---次に続く---
 

222 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/11(土) 11:27
そこで在宅での積極的な対症療法を行うために必須なのが在宅支援看護センターなどの
在宅看護師です。在宅治療というと特別なこととお考えでしょうけど、患者さんを
病棟の看護師と協力して入院患者さんを主治医が保険で診ているのと同じで、在宅看護師
と主治医が協力して保険の範囲で在宅患者さんを診ていくことで、何処で診ていくかが
違うだけで今行っている診療の延長なのです。しかも実際の治療において抗がん剤などの
積極的な治療をしないのなら入院でしている治療とほぼ同じ事が在宅でもできます。私の経験
ですが脳転移、骨転移を合併した肺癌患者さんは、癌性胸膜炎による呼吸困難を10日間の入院
(ホースを入れて胸水を抜き、癒着療法にて貯まりにくくした後)在宅で酸素を吸いながら
脳圧亢進を抑える点滴を一日に一回しながら、モルヒネの持続静脈投与にて痛みを抑えながら
最後までご自宅で過ごされました。
主治医の先生に聞いていただければ判ると思いますが、病院には医療相談室と言うところがあり
そこを通じてケアマネージャーさんなどと相談されればどこの在宅支援看護センターが利用でき
患者さん達にとって有効かおしえてくれると思います。さらに65才を越えていらっしゃるのなら
介護保険に登録すれば在宅で必要なもの(電動ベッド、エアーマット、ホータブル便器など)
ほとんど介護保険内でレンタル可能です。
皆様が考えているより、在宅看護はマンパワー、金銭面、実際の治療内容、精神的サポートなど
多くの面でお役に立てます。
ただ、あくまでご本人とご家族が在宅を望むのならですし、希望なさればいつでも病院で診てくれる
(場合によっては入院も)事を確認する事も必要です。その事があるからこそ症状の変化があっても
慌てず、在宅の治療を続けることができるのです。昨年20人近くの方を在宅で診させていただきましたが
約半数の方が在宅でお亡くなりになることができました。
---次に続く---

223 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/11(土) 11:53
最後に、今の症状の治療についてですが、咳と血痰が出ていると言うことですね。
主治医の先生は原因は何と言っていますか?気管支に腫瘍が顔を出しているとか、
肺水腫によるためとか主治医に聞いてみてください。そしてもし咳や、息苦しさ
が胸水貯留によるなら胸水を抜く事で随分改善すると思います。
もう少し詳しく判りましたらお知らせ下さいね。
ただ、あくまで在宅を希望するのなら「何か治療はないか」と悩むより在宅を
続ける事に専念する事を大事にしてください。
それと、私たち医療従事者はあくまで皆様の味方ですが、あくまで主治医の先生と
とことん話し合う必要はありますが信じることも大事です。お父様のために私たち
医療従事者をうまく利用してください。


224 名前: poke 投稿日:2003/01/13(月) 00:56
YOSHIさん、わたしも、つい以前に母に飲ませているものを書いてしまったことがありますが、おそらく商売にされる恐れがあるので、ここではだめなんだろうとおもうのですが。母が入院していた時も、みんな隠して飲んでいました。長く飲むものですから、あまり高価なものは避けたほうがいいですよ。母にも、いろいろ飲ませていますが、調べた結果(わたしなりにですが、)カバノアナタケ(煎じてのむのです)がいいと思います。北海道の良心的な方より分けてもらえば、(山に自身のある方は自分で取りに行く)1ケ月数千円で済みます。皆さん、こんなことをここに書いてはいけない事は重々承知していますが、私も母に飲ませるときすごく悩んだので、あえて書かせていただきました。もう書きませんから、今回は見逃してください。以上

225 名前: HARU 投稿日:2003/01/13(月) 19:09
初めて書き込みさせていただきます。
母が腺ガン3期bと診断され、去年の5月に片肺部分切除しました。
最初にガンが発見された時、血液検査では全く問題なかったのですが、
そのようなことがあるのでしょうか?

2ヵ月後、完全に切除できなかったのと、もう片方の肺、リンパ節に転移も見つかりました。
放射線の治療でも改善せず、抗がん剤の治療も始めました。
しかし、1クールで咳がひどくなり、肺炎を起こしたとのことで治療をストップされました。
抗がん剤が体に合わないし、肺の機能が弱ってきているので今後「抗がん剤」での治療は無理だといわれました。

現在はイレッサの使用か、緩和治療?かの選択を迫られています。
①イレッサを使用するのに肺の機能が弱っていても大丈夫なのか?
②緩和治療の場合、どのような薬を使う場合が多く、副作用はないのか?
(基本的には咳を止めるのが優先のようですが、今もらっている薬では治まりません・・・)
というのが気になるところです。

現在病院からもらっている薬は
リン酸コデイン1%
ペリアクチン散10mg
アンナカ
プレドニゾロン5mg
ホクナリンテープ2mg(貼付薬)
以上です。

もしよろしければ、どなたか教えてください。

まとまりのない変な文章ですいません。



226 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/13(月) 21:20
はじめまして、HARUさん。私は呼吸器外科をしていますので質問にお答えする前に少し教えていただきたいことがあります。
3b期と言いますと、普通は手術になりません。ですから手術してみて初めて3b期と判ったのでしょうか?だとすると何が
3b期の理由でしょうか?(反対側のリンパ節や、心臓、縦隔、食道などに転移があった。胸水にガン細胞が認められた。
取った肺に転移した別の腫瘍があった。など)
そして、片肺部分切除とは片方の肺の本当に一部なのか、一つの肺葉(一区切り、全体の肺の5分の1)なのか?
さらに、抗ガン剤1クール終了時の肺炎とは白血球減少による肺炎なのか、抗ガン剤による間質性肺炎なのか?などです。
質問について)
1.発見時に血液検査(腫瘍因子?)が正常のことは良くあります。
2.イレッサ服用に際し、肺機能が弱っていることは既に間質性肺炎などになっていなければ、改善を待って服用可能でしょう。
 主治医が服用を選択しているのですから大丈夫でしょう。呼吸器症状には注意してください。
3.緩和治療と言っても主治医の考え方で二つが考えられます。一つは対症療法のみを行う終末期医療的なもの。もうひとつは、
 現在の状態を本人の希望により少しでも緩和していく治療。私は後者と思っています。ですから、副作用が少ない様に一種類
 の抗ガン剤を毎週外来投与する事なども緩和治療と考えています。(緩和的抗癌剤治療)あくまで本人の希望があればですが。
最後に咳についてですが、原因を改善して止まるのならいいのですが痰が絡んで咳が出ているのならリン酸コデインで無理やり
咳を止めることは痰をためることになり肺炎を助長します。頻回に吸入してみてはいかがでしょうか。それでも夜間など咳が続き
睡眠不足になるようでしたら、リン酸コデインを増やしてもらっては。枕元にタオルを濡らして干すのも効果的です。
いずれにしてもお母様が現在のご自分の状態をどのように理解しているのかによりますが、今最善と思うことを主治医の先生と
協力して頑張ってください。何かあったらどうしようと悩みすぎるより、症状の変化があった場合、再度その時最善のことを
考えましょう。

227 名前: perman 投稿日:2003/01/13(月) 22:21
>>219のyoshi様
健康食品等に関してはこの掲示板の「本館」ではなく「食品」
で話題にされればいいと思います。
この掲示板は決して健康食品の話題をするなという趣旨ではない
と思います。ただ善意、悪意はともかくレスが流れてしまうこと
を皆さん嫌っているのだと思います。
ここを訪れる方は皆真剣ですから書き込む方も注意が必要ですね。
かくいう私も不用意な発言をしてしまったことがあり反省してい
ます。
この書き込みも流れを切ってしまう形になりましたがご容赦下さい。
yoshi様。医学的な治療や健康食品以外にも家族が出来ることはたく
さんあると思います。というより家族にしかできないことがあると思
います。身体的なケアではなく精神面でのケアは癌の患者さんにとっ
てとても大切なことだし、それは家族にしかできない部分があると思
います。
大変かと思いますが、がんばってください。

228 名前: HARU 投稿日:2003/01/14(火) 11:07
こげや先生、早速のお返事ありがとうございます。
先生からの質問ですが、片肺の一部というのは間違いで、
実際には片肺全摘出の予定でしたが、肺機能が弱いとのことで半分くらいの摘出だったようです。
それと、3b期というのは手術後に判ったようです。
後の診断書を見て書いてしまいました。すいません。
そのときはリンパ節、食道に転移の疑いがあるとのことでした。
それで放射線治療、その後反対の肺への転移がわかり抗がん剤へと治療が進みました。
抗がん剤1クール終了後の肺炎ですが、退院後の診察では肺炎ではなかったと言われたそうです。
どういうことなのでしょう?
実際に白血球が少ないとのことで抗がん剤の治療も延期になりましたが・・・

母の主治医はあまり詳しいことを話してくれないようで、
咳が出るのも今はしょうがないとのことで半年が過ぎようとしています。
吸入は市販されている蒸気のでるやつでしています。
枕もとに濡れタオルを干すのを今晩からやってみます。

母には告知済みです。
父が一度家に帰っているときに告知されてしまいました。
実際にはよかったのですが・・・

イレッサに関しても自分で調べて、それで決断するように言われたようです。
主治医も使用したことがないのかもしれません。

現在この掲示板などで色々情報をいただき、
家族で相談しているところです。

緩和治療になりそうですが、咳はある程度軽減できるものなのでしょうか?
リン酸コデインより効く薬はないと主治医からは聞きましたが、
咳が止まらなければ緩和治療にならないような・・・

もういちど主治医と話し合ったほうがいいかもしれませんね。

またわからないことがあったら教えてください。
ありがとうございます。



229 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/01/14(火) 20:40
>228さん
家族が肺がんです。咳がよく出るので、以前はバスタオルをぬらしたものを干していましたが、今は加湿器を使っています。
咳とのどの渇きが、かなりマシになったようです。
最近の加湿器は、なかなか性能がよいですよ。
カビが増殖しないように、日中の換気は必要ですが。。。
一台あると、便利です。

230 名前: HARU 投稿日:2003/01/15(水) 12:10
>>229さん
情報ありがとうございます。
咳は乾燥すると出やすいのでしょうか?
母は温度が下がると咳が激しく出たので、
暖房を付けっ放しにして寝ています。
暖房もエアコンなので、尚更乾燥するのかもしれません。
加湿器も検討してみたいと思います。
情報ありがとうございました。

皆さんは暖房器具は何をお使いですか?
オイルヒーターも考えたんですが、
電気代がエアコンの倍以上とのことで断念しました。
でも、体には良さそうですが・・・








231 名前: 229 投稿日:2003/01/15(水) 17:59
>230さん
うちも、気温が下がると咳がよく出ます。暖房してない寝室なんかだと眠れないほど咳がでるようです。
オイルヒーターも、乾燥が少ないと聞き心が動きましたが、電気代を考えると断念しました。
うちは、ガスファンヒーター(灯油に比べて、空気が汚れないと聞きました)と加湿器を併用しています。



232 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/15(水) 21:51
HARUさん、その他の皆様、この時期咳には悩まされることと思います。
「咳はたんを出すために必要です」とはいっても特に夜間の咳は患者さんにとっては辛いものですよね。
冷たい空気や乾燥した空気を吸うと、今までと違った環境と理解して咳が出ます(早く体内から出そうとして)。
さらに乾燥は痰を出にくくするばかりで無く、ウィルスの感染力を増強します。そこで外出などにはマスクを
することも有効です。加湿器もいいですし、私は寝る前の吸入を勧めています。電池式にも成るタイプの携帯
ネブライザーが25000円くらいです(オムロン社製)。
ガス暖房ですが、燃焼に際し水分を発生しますので理想的な暖房と思います。


233 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/01/19(日) 08:23
叔父が肺腺癌の4期です。両肺に癌があります。
イリノテカン+シスプラチン の投与を1回おこないましたが、腫瘍サイズ、マーカーともに変化なく、
叔父自身が思ってた以上に抗がん剤の副作用は辛いものだったので、イレッサの投与を強く強く希望しました。
1ヶ月イレッサを飲みましたが、こちらも腫瘍サイズ、マーカーともに変化なく、イレッサは効果なしと判断され投与を止めることになりました。
叔父は、投与中止に反対しましたが、その後肺炎をおこしたので、イレッサの投与再開には至りませんでした。
2ヶ月、何もせず過ごし、また、イリノテカン+シスプラチンの抗がん剤投与を2回しましたが、2回目の投与が終了し3週間後頃、一時退院中に自宅で、失神してしまいました。
脳のMR等撮影しましたが、失神につながるような原因が見えてこず、失神する時に自分がどうなってしまったのかわからないので、非常にショックを受けています。
また、失神したことにより、【死への恐怖】が強くなり、精神的にもかなりストレスがかかっているようです。
(家族で、心療内科を受診しようかと話しています)

脳以外で失神につながるような、原因はありえるのでしょうか?
例えば抗がん剤の副作用とか・・・もし、なにか他に考えられる事があり、検査したら原因がわかり対処できるのならぜひそうしてあげたいのです。
病院は、脳のMRだけで、原因なしと結論をだしました。


234 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/19(日) 18:33
>233さん、はじめまして。
失神を引き起こす可能性はさまざまです。肺癌と言うことで限定してかきます。
1.腫瘍が肺静脈に影響している場合、腫瘍が崩れて(腫瘍塞栓)脳虚血を引き
 起こした。この場合時期によってはMRで判らないことがある。
2.骨転移による高カルシウム血症による、意識障害。
3.ホルモンバランスの異常による低Na,Cl血症(SIADH)。しゃっくりも良く出ます。
 最近経験した肺小細胞癌の方は、失神で発見されました。抗ガン剤治療が
 効果的で、Na,Clの正常化と供に失神も治りました。
その他もあるでしょうが、電解質の検査ならすぐできるでしょうから主治医に
確かめてみてください。
当院の緩和ケアの勉強会で心療内科の先生に講師をお願いしました。
患者さんとの話し合いの中で、何か結論を出そうとする私たちと違い、
いろんな考え方や方法があることを知ってもらうことの重要性を教えて
いただきました。緩和医療に心療内科的な手法は必要と感じました。


235 名前: 233 投稿日:2003/01/19(日) 22:17
こげや先生ありがとうございます。
さっそく、明日にでも病院へもう一度行ってこようと思います。
本当に、色々なことが次から次へと起こります。叔父は、元来マイナス思考の人
というのも手伝い、明日にでも死にそうなことばかり言います。
心療内科の受診も早く行くことにします。
お忙しい中、こんなに早くお返事いただき感謝いたします。
ありがとうございました。

236 名前: いくら 投稿日:2003/01/26(日) 02:31
はじめまして。
父が肺がんで余命半年から1年と宣告されたのは去年の3月でした。
大学病院に入院し、抗がん剤を2回投与しましたが、効果はなく、
退院。現在はイレッサを服用中で、5ケ月になります。
熱が時々でてはいましたが、食欲もあり、イレッサの効果だろう
かと少し期待もしていました。しかし、年末に急に筋力がなくなり、
歩くことも困難で、手の握力もほとんどありません。
イレッサの副作用でそんな症例はないと病院で
言われましたが、ほかの薬のせいなのか原因はわかりません。
イレッサも結局効果がないようで、今回だけ渡しますと
いわれたそうです。副作用か肌がかさかさになった父を
みるのは本当につらいです。
最近は食欲もなくなり、がんの進行なのか、時々すごく
苦しそうに、呼吸をします。大学病院への入院待ちなのですが、
なかなか連絡がきません。
家族からしてみれば、治療の見込みがないので、後回しにされているような
気がしてしまいますが、そういうこともあるのでしょうか。
待たずに違う病院を探したほうがよいのか、毎日が不安です。




237 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/26(日) 17:57
はじめまして、いくらさん。お父様の御加減いかがですか?
貴方の心配事とは「昨年末から急に体力が低下したことでしょうか?
確かに手術不能な肺癌で抗ガン剤治療の効果が思わしくなかったと言うことですので
診断されてから十ヶ月の現在の症状としては認めざるを得ないかもしれません。
ただ、あまりに急なのであれば脳転移の有無や、電解質異常などの栄養障害も考慮に
入れる必要があると思いますし、この場合なら改善の余地もあると思います。
そこで教えていただきたいことがあります。
1.お父様の肺癌の種類と進行度(転移がある場合、その場所)
2.抗ガン剤の種類と効果がないと判断した理由
3.現在の血液検査の異常値(電解質など)
なかなか聞くことが難しいかもしれませんので判る範囲でいいですから、
宜しくお願いします。
現在呼吸苦があり入院待ちと言うことですが、その他の症状としてはどのような
ものがありますか。そしてご本人やご家族の希望はやはり入院なのでしょうか。
さらに順番はあるとしても治療の見込みがないと言うことで、後回しにするという
ようなことはありません。むしろ患者さんの希望をはかりかねているのではと思います。
主治医と今後のことについて、よく相談なさった方がいいと思います。
違う病院を探すのはそれからでも遅くはないと思いますし、そのようになるとしても
主治医からいままでの経過などについての紹介状を書いてもらう必要がありますので
まずはアポを取って主治医に会いましょう。

238 名前: いくら 投稿日:2003/01/26(日) 22:36
こげや先生、早速のお返事本当にありがとうございます。

ご質問の件ですが、
 1.扁平上皮ガン4
  左肺にガンがあり、右肺にも転移(右肺の転移部分は切除)
  肺以外に今までの検査では転移無し
 2.抗ガン剤治療(2回と書きましたが実際は3回でした。)
  1回目、2回目、3回目ともに
  カルボプラチン + パクリタクセル
  2回目までで、50%の回復といわれました。
  しかし、2回目と3回目がほとんど変わらなかった為、
  効果なしということでした。
 3.ちょっとデータがありません。

薬は
退院後は
 ロキソニン(1錠/日)+ メチコバール(1錠/日)
しかし、微熱が3日に一度の割合ででるので、
11/17より
 イレッサ(1錠/日)+ リンデロン(4錠/回/日)
 + ガスター(2錠/回/日) 
の服用。
年末に急に筋力が落ちたため、
1/8よりリンデロンからロキソニンへ
 イレッサ(1錠/日)+ ロキソニン(1錠x3回/日)
 + ガスター(2錠/回/日)
を服用して現在まで続けています。

12月の検査では脳転移は無し
1/7 抹消神経の検査で
   貧血、甲状腺ホルモンの増加、白血球増加 
1/20の検査で骨シンチ 異常なし

入院は父の希望でもありますが、トイレに立った後など、
何か行動を起こした後、ベッドに横になった途端に
すごく苦しむようになりました。
最近は何もしない状態でベッド横になっていても、
突然大きな声を出して、苦しみだすようになり、
呼吸がとまってしまうのではないかと不安になります。
急にこういう状態になってきたので、
どうしていいかわからない状態です。
母は主治医からもうガンの治療は望めないといわれたようです。

次回の診察は2月のはじめなので、とにかく明日にでも
主治医に連絡をとってみるようにします。

 
  
 1/8より
 イレッサ+ロキソニン+ガスター
  
  

 

239 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/27(月) 22:34
いくらさん、こんばんわ。
年末からの急な筋力低下はステロイド(リンデロン)のためだったのでしょうか。
リンデロン止めてからはいかがですか?イレッサお止めになるようですがガスターは
いつから服用していたのでしょうか?また質問になってしまいました。
ただ今の問題は「体動時の苦しみ」でしょう。骨シンチ上問題なしと言うことなので
苦しみとは、痛みではなく息苦しさでしょうか。明日、主治医に連絡すると言うこと
なので原因が分かりましたら教えてください。
可能性としては、
1.癌性胸膜炎などによる胸水の貯留からの肺機能低下。
 >レントゲンを撮ればすぐ判ります。しかも胸水を抜けば改善が望めます。
2.イレッサによる肺障害。
 >レントゲン(CTも)血液検査を必要とします。入院治療になります。
3.心臓の問題。(癌性心膜炎や狭心症など)
 >心膜炎はレントゲン、エコーが、狭心症は心電図が有効です。
あくまで、可能性ですので主治医の判断を仰いでください。
ただ、御父様の場合4期の肺癌なので積極的な治療から、対症療法に移行する
時期を考えなければなりません。ご本人、ご家族のお考えによりますが
今後どのように過ごしていきたいかを御父様に確認することも必要かもと考えます。
私は緩和医療、在宅治療をスタッフの協力の下に行っています。
皆様が考えているより緩和医療は進んでいます。その時期が来ましたら
お役に立てることもあると思いますので遠慮なく相談下さい。
貴方がキーパーソンでしょうから、頑張ってくださいね。

240 名前: いくら 投稿日:2003/01/29(水) 07:18
こげや先生 お返事ありがとうございました。

ガスターは11/17から服用しているようです。
筋力は一番ひどいときに比べほんの少し戻ってきて
いるように思います。
入院の件は主治医に電話しましたが、まだ空きがなく
ほかの病院もあたってもらいましたが、だめでした。
とにかく空き次第連絡をくれるということでした。
日によっては3食べられる日もあるのですが、
食欲のない日はほとんど食べません。
そういう日は胸の苦しみもひどいようです。
体力面が心配です。
点滴など近くの病院で受けてもよいのでしょうか。
主治医に電話して聞いてみようと思います。
2月の初めに診察があるので、その時に
これからのことなど相談できたらと思っています。

241 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/01/30(木) 23:31
いくらさん、こんばんわ。
良いときもあればすぐれない日もあると言うことでしょうか。
その良い日を大事にするようにしてください。どうしても、
すぐれない時のことを気にするあまり本人の望むようにでき
ないことがあります。(たとえば、旅行に行きたいと思っても
「もしものことがあったらどうする」と思ってしまう。)
近くの病院との連帯と言う意味では良いと思いますが、何の
ための点滴かをよく考えましょう。「食事がとれない日があるので」
「安心のため」というなら必要ないことが多いですよ。
むしろ必要以上の水分は利用できない分、むくみとなったり
特に肺癌の場合、痰が多くなるなどの症状の悪化につながる
こともあります。
最後に、入院は御父様の希望と言うことですが在宅での治療
を希望しないのはどの様な理由があるのでしょうか。

242 名前: ちこ 投稿日:2003/01/31(金) 14:22
はじめまして。私の母は四年前に肺腺癌だと分かり中央リンパにも入ってしまい科学療法で治療しました。中央リンパの癌は消え肺の癌も小さくなりそこから二年転移もなかったのですが昨年脳に転移がわかり顔面麻痺、歩行障害などがおこりました。ガンマーナイフできえましたが顔面麻痺などは残り、右肺が機能していないため心臓に負担がかかり心臓肥大+水が溜まってしまいました。心臓に対しての薬はないのでしょうか。食も細く痩せてます。

243 名前: たつや 投稿日:2003/01/31(金) 20:20
はじめまして。私の父は右肺門部に腫瘍4cmの腺癌があり
手術が難しいといわれていました。幸運にも手術ができ、
昨年12月13日に右全肺摘出となり無事終了いたしました。
摘出しなければ3ヶ月でした。リンパ、脳、他臓器にも
転移はありませんでした。今は順調よく元気ですが
体力的に心配です。
しかし、手術1ヶ月後の検診で腫瘍マーカが下がっていない
と病院から連絡がありました。転移しているのが心配ですが
放射線、化学療法となりますが、片肺の父では副作用に絶えれる
かが心配です。やはりマーカが変化しないのは癌細胞がどこかに
増殖しているのでしょうか。父は67歳です。




244 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/01(土) 01:31
ちこさん、たつやさん、はじめまして。さぞご心配のことと思います。
ちこさん>4期の腺癌になります。まず教えて欲しいことは右肺が機能
していないとは、癌性胸膜炎により胸水が貯留して右肺がつぶれている
のか、気管支を腫瘍やリンパ節が塞いで無気肺になっているためつぶれて
いるのかです。それと心臓に対する治療についてですがそのためにも
心肥大の理由は癌性心膜炎があるのか、心不全によるのかによって違います。
これらのこと宜しくお願いします。

たつやさん>1期の根治手術のできた肺癌と言うことになります。腫瘍マーカー
がさがらないということですが、肺癌の種類は何でしょうか。そして腫瘍
マーカーとはどのようなものでしょうか。CEAとかシフラとか。
腺癌で上がるCEAは喫煙により正常の二倍くらいになることがあります。
ですから腫瘍因子によっては下がらなくても問題ないことがあります。

これらのことにお答え下さい。

245 名前: ちこ 投稿日:2003/02/01(土) 01:46
こげや先生、お返事ありがとうございます。母の肺は放射線治療によって焼けてしまい肺が堅くなってしまったと聞きました。ちょうど焼けたスポンジみたいな感じだと。なので正常な肺は上の部分ともう片方の肺しか残っていません。その肺の上の部分があるから余計に苦しいと担当医に母は言われたそうです。それと心臓の方は風邪を引いてしまった時に別な病院で調べてわかったのですがいつ心不全をおこすかわからない状態だとだけ聞きました。どぉなのでしょうか。

246 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/01(土) 10:11
ちこさん、おはよううございます。
心臓だけの問題として考えると心不全の原因にもよりますが(高血圧、弁膜症、虚血性疾患など)
それぞれ治療法はあります。お家でも水分の摂取と排尿や、塩分の摂取、むくみの程度など
目安にすることがあります。ただ現在は大丈夫ならお薬はもらっているのでしょうからそんなに
気にしなくても良いのでは。
ただ肺のことを考えると、肺の機能は酸素を取り込みそれを静脈(酸素が少ない血)に供給し
心臓に送り込んでから全身に行き渡らせる。
お母様の場合、つぶれた肺のため酸素の取り込みができない部分があり、その部分の静脈は酸素
を供給されない状態で心臓に戻ります。そこで酸素が供給されている血液と供給されていない
血液が混じり合い、全身に酸素が低い血液が送られることになります。心臓はそれを改善するため
に、回数(心拍数)で頑張ろうとして疲れた状態にあるので、風邪を引いたりすると心臓のポンプ
としての機能が低下(心不全)します。
ただ、肺がつぶれた状態が続くとその部分の血管も閉鎖していきます。すると酸素が供給
されない血液は流れなくなり酸素濃度の高い血液だけが心臓を返して全身に流れるように
なります。ちょうど性能(酸素供給)は普通だけど、以前より排気量(肺の量)の小さくなった
エンジンのようです。ですから今までより息が上がりやすく、心臓も高鳴りやすくなります。
無理ができないと言うことではありませんが、今までよりゆったりした生活が必要です。
その他、必要なことについては主治医の先生とよく相談なさってください。

247 名前: ちこ 投稿日:2003/02/01(土) 13:20
こげや先生ありがとうございます。説明していただいてとても勉強になりました。全然知識がなかったので。あともう一つ質問よろしいでしょうか。顔面麻痺は治らないものなのでしょうか?脳腫瘍のせいかと思っていたのですが消えても治らず笑うとまだひきつります。

248 名前: たつや 投稿日:2003/02/01(土) 14:23
こげや先生、ご返事ありがとうございます。
来週火曜日に病院へ行きます。病院からの電話連絡
は母が受けたのと、看護婦さんが詳しい情報を伝えて
くれないため、一度病院へ行き詳しい情報を聞こうと
思っております。ただ、最近、本人の食欲が極端に
落ちているため気がかりですが。また、連絡します。

249 名前: たつや 投稿日:2003/02/02(日) 10:10
こげや先生殿
母に聞きました。病院からの連絡は「手術後の腫瘍マーカがちょっと高いため病院に来て下さい。」とのことでした。
マーカはCEAで、10月末で216、手術前(12月12日)279でした。
しかし、手術前にはすべての転移は見られず、術後にも採取したリンパには転移はない状態でした。たぶん、CEAが正常でないため化学療法の
ことをできるだけ早く話されると思いますが。たぶん、数値の変化がないと思います。
しかし、何も転移が無く、手術でも腫瘍を取り除いたのにCEAがそのまま高いということは細胞が
体内に残っているのでしょうか。
医師は術後でもすぐにはマーカ値は下がらないと言っていました。
それとも、人によりCEAの変化に差があるのでしょうか。
父はヘビースモーカで癌と診断されてから喫煙しており、3ヶ月が経ちます。
また、仕事は8年前に定年ですがコンビナート化学工場で35年以上勤務しておりましたの
で確かに好ましくないガスなどは吸っていると思います。
まずは火曜日に医師の話を聞くことにします。

250 名前: たつや 投稿日:2003/02/02(日) 10:16
こげや先生殿

申し訳ありません。言葉に誤りがありました。

父はヘビースモーカで癌と診断されてから喫煙しており、3ヶ月が経ちます。
                   **
喫煙 ⇒ 禁煙 です。


251 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/02(日) 12:22
そうですよね。禁煙はヘビースモーカーにとって辛いことだったでしょう。
それゆえ、お父様の決意が表れていると思います。

CEAですが、正常値が検査法によって違います(5だったり2,5)。しかし200
というのは相当高値と考えます。前回に言った様に喫煙で高値を示すと言っても
せいぜい10程度です。ですから今回「ちょっと高い」とは実際にいくつ程度なのか
が問題です。
その施設のCEAの正常値と実際の値をお知らせ下さい。
それとCEAは肺腺癌だけに高値を示すのではなく、消化器系の癌でもその他の場合も
あります。当然、手術前には骨、脳、消化器系、肝臓などの検索を行って転移のない
こと、同時に存在する癌がないことを確認していると思いますが、このことも考えに
入れる必要があると思います。

とにかく今回のCEAの値によりますので、主治医に良く聞いてください。
それともしできれば、摘出した癌の性質(進行度とは違います)を聞いてみてください。
腫瘍の中のリンパ管や血管の浸潤の程度を示すもので、lyとかv因子といいます。
これからの再発の頻度などに関係する場合があります。

ただし、コミュニケーションにとってあまり詳しく聞くことが望ましくないとお考えなら
主治医に任せてみましょう。
主治医とスクラムを組んでお父様の望む状態を作っていくことが重要なのですから。

それでは、お返事待っています。


252 名前: 砂漠の狐 投稿日:2003/02/02(日) 17:59
COX-2阻害剤の件で教えていただきたいのですが。

NSCLCにemphysema併発に対する化学療法の一つとして、
COX-2阻害剤にエリスロマイシン(又はクラリスロマシン)等の、
macrolideを併用すると、
emphysema進行を抑制しつつ、
NSCLCをdormant(休眠化)するという論文を探しています。

MEDLINE等で検索するのですが、
なかなかヒットしません。
当トピご覧のドクターの方々で、
聞いたことがあるという方がいらっしゃいましたら、
ご教授いただけると幸甚です。

253 名前: デニー 投稿日:2003/02/02(日) 19:10
いきなりCOX2阻害剤+マクロライド系抗生物質ですか?どのような目的で探してらっしゃるんですか?よろしければお聞かせ下さい。

254 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/02(日) 19:34
これかねぇ??多少違うような。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?cmd=Retrieve&db=PubMed&list_uids=11439906&dopt=Abstract

255 名前: 砂漠の狐 投稿日:2003/02/02(日) 23:01
>>253デニーさん。
いきなりのCOX-2阻害剤の理由ですが、
母のNSCLC(T4N2M1.腺amy産生、PS2)の治療プロトコールのためです。
某大学病院で確定診断。
emphysema合併もあり、インオペ、
ファーストラインの化学療法不可という状況でした。
無治療で自宅療養を推奨されましたが、
諦めきれず
開業医に依頼し保険適用前からIressaとSSMを投与中です。
余命2か月の宣告から7か月目を迎えました。
遠隔転移1箇所で、その首リンパ節の転移巣は半減。
マーカーのamyも対前月比15パーセント減ですが、
原発の胸部XP所見では微増しています。
一応NC以上の効果ですが、
emphysema(HOT施行中)による痩せと、
悪液質から体力の維持が難しいです。
そんなわけで、
QOLを維持しながら延命を図ることを目標とせざる得ず、
侵襲度が低く、激甚な副作用が生じないものを探しています。
それでCOX-2阻害剤とemphysemaの急性増悪阻止を狙ったわけです。

>>254さん

ありがとうございます。
ただ、ラットの悪性腫瘍ですね(激汗)。
キーワードで、
PGE2とかNSAIDsでも探したのですが、
見付かりませんでした。


256 名前: たつや 投稿日:2003/02/04(火) 20:42
こげや先生へ
本日、病院へ行きましたが、私は仕事がどうしても休めなく、
母と父と家内が行きました。話では、CEA値:14.8、正常
では5以下、喫煙とか体調では10以下とのことでした。
14.8というのは、どこかに潜んでいる可能性があるから、内科
的療法を行う予定です。明日、再度、病院へ出向き、内科専門医
の話を聞くこととなります。
しかし、抗がん剤の場合、片肺なので後遺症で苦しむのが心配ですが。
とりあえず、免疫力を向上させる目的で手術前から岩出101株(姫マツタケ)
を購入して今も毎日飲ませております。あまり信用していませんが。


257 名前: たつや 投稿日:2003/02/05(水) 20:15
こげや先生へ
今日は内科治療説明のため病院へ出向きました。
60~70%は術後も抗がん剤を受けているそうです。
医師は「片肺でも67歳でまだ若いほうですので大丈夫
ですが化学療法を実施しても再発する場合もあるし
消える場合もあり断言はできません。最終的には
本人次第です。」
抗がん剤を行い完治した実例は無いとのこと。
リンパ19個のうち癌細胞が見つかったのは0という
ことでしたが、実は1個のみ含まれていたもよう。
でも、父は化学療法を受けます。
本人の食欲が落ちていたのはどうも風邪による影響
でした。

免疫療法やその他いい療法があれば教えて下さい。
あと食事など。姫マツタケは続けております。
癌が完治する日に向けがんばりたいと思います。

258 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/05(水) 22:33
こんばんわ、たつやさん。

正常値が5で14.8は微妙な値ですね。ただしはっきりしていることは
術前200以上だったものが14.8になったことです。
これから肺以外の可能性の検索をすると思いますので、治療するか
どうかはその後になると思います。
さらに片肺の場合の抗がん剤の後遺症(副作用のこと?)は、片肺
だからといって通常と比べ強くでると言うことはありません。
その方にあった抗がん剤の種類と量を加減することはあっても片肺と
言うだけで諦めることはありません。
もっとも、肺炎になりやすいですからその場合は片肺が不利になります。
ですから、医療側で細心の注意が必要ではありますが。
それと(姫マツタケ)ですが、私はこれらのものを使う立場にありません。
でも、もし効果を期待するとするとそれは、信じること自体がが効果に
繋がると思います。
もっとも免疫力を向上するためというのなら、保険の範囲で処方できる
漢方薬もありますので、主治医と相談なさったらどうでしょうか。

259 名前: ゆう 投稿日:2003/02/05(水) 22:51
僕は16歳の頃から2年間たばこを吸っています。最近体力も減ってきて、左の胸が痛みます。これは肺癌の可能性があるのでしょうか?

260 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/05(水) 23:07
たつやさん。二つのことを教えてください。
1.60~70%が術後の抗がん剤治療を受けていると言うことですが、
 何の60~70%でしょうか。CEAが高いと言うことでなく再発した
 場合と言うことでしょうか?再発がはっきりしたのですか?
2.「実は一つのみ含まれていた」とはどういうことでしょうか。
 術後の進行度(ステージと言います)はリンパ節転移がたとえ一つ
 でも、無い場合と違ってきます。さらに、リンパ節の場所によっても
 ステージが違ってくるのですが、具体的にこのステージはいくつ
 だったのでしょうか?

261 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/06(木) 08:30
あんまり無いと思うけど、タバコはやめよう。
気になるようなら一回医者に行ってみよう。

262 名前: たつや 投稿日:2003/02/06(木) 21:24
こげや先生
ご連絡ありがとうございます。

1.60~70%の方が抗がん剤治療を受けている。
  念のために進めているのだと思います。よくわかりませんが。
  
2.ステージについて
  昨年の手術後に外科の先生から説明がありましたが、リンパに無かった
  ら、ステージはⅡaで、採取したリンパ19個のうち癌細胞が見つ
  かったらⅢbといわれておりました。
  従って、今回19個の内、1個含まれていたため、理論的にⅢb
  となると思われます。かなり鬱です。
  CEAが14.8ということは現リンパにも含まれている可能性があります。
  心配なのは片肺にできたらもうおしまいだと思うと悲しくなります。

  本人も自分が癌と知っておりまして、理論的にⅢbとなるので、かなり
  落ち込んでいました。でも、家族ではげましていますけど。

  

263 名前: 砂漠の狐 投稿日:2003/02/06(木) 22:21
すいません。
再掲させて下さい。
お話の間に割って入ってしまって申し訳在りません。

再掲。

COX-2阻害剤の件で教えていただきたいのです。

NSCLCにemphysema併発に対する化学療法の一つとして、
COX-2阻害剤にエリスロマイシン(又はクラリスロマシン)等の、
macrolideを併用すると、
emphysema進行を抑制しつつ、
NSCLCをdormant(休眠化)するという論文を探しています。

MEDLINE等で検索するのですが、
なかなかヒットしません。
当トピご覧のドクターの方々で、
聞いたことがあるという方がいらっしゃいましたら、
ご教授いただけると幸甚です。


264 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/08(土) 00:28
COX-2阻害の論文とマクロライドの論文はそれぞれ腫瘍抑制
のものがあるみたいです。併用に関してはMEDLINEでは確かに
見つからないような気が。相加効果相乗効果拮抗に関しては
作用機序から推定するしかないですが、大丈夫な気が。

265 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/08(土) 16:47
たつやさん。ステージのことで気になりました。
2aとは既にリンパ節転移があることを表しています。
さらに3bとは反対側のリンパ節転移や隣接臓器への転移、悪性胸水などが
あった場合です。
ですから貴方の記述からはこのようなステージは考えられません。
もう一度、主治医にご確認下さい。

266 名前: 砂漠の狐 投稿日:2003/02/09(日) 01:34
>>264さん
>併用に関してはMEDLINEでは確かに
見つからないような気が。

拙文へのレスありがとうございます。

CAM投与のみについては、NSCLC患者に対して、
投与群は生存期間の延長があったという論文は見つけました。
奈良医大のMikasa.Sawaki氏らのものでした。
(Chemotherapy1997Jul-Aug43(4):288-96)

日本の雑誌のバックナンバーを探そうと思います。
また情報がありましたら書き込みいただけると幸甚です。




267 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/12(水) 00:28
別に副作用無いような感じだからやってみてもいいんじゃないですか?
そのような論文をご覧になった記憶がおありなんでしょうか。
すべての臨床介入にエビデンスを求めるのは不可能かと思います。
組み合わせの問題だけにしても。

268 名前: さや 投稿日:2003/02/12(水) 07:02
74歳の父は昨年10月からイレッサを服用し、8センチ5ミリのがんが、二ヶ月でがんが半分以下の4センチになりましたが残りひと月でもとの大きさにもどってしまい服用を中止しました。体重は5キロ増えていて、今のところ転移はありません。次の治療方針をたてる上で何かアドバイスをいただきたいのです。イレッサを中止後は2週間ほど、次の治療はできないということで今何もしてません。

269 名前: 名無し 投稿日:2003/02/12(水) 08:08
主治医は、その2週間の後、どのような治療方針を立てているのですか?

270 名前: たつや 投稿日:2003/02/12(水) 21:04
こげや先生

父は2月10日から入院しました。術後1ヶ月(1月20日?)のCEAマーカ値が
14.8でしたが、昨日の血液検査では7.6まで下がっていました。
その間何もしておりません。姫マツタケを摂取しているくらいです。
でも、主治医は化学療法で完全根治を目指しております。当初は入院期間が
4ヶ月でしたが、1ヶ月になりそうです。時間とともにマーカ値が下がっている
状況です。

ステージの件について、私も手術後に転移が無いが腫瘍が大きいため
Ⅱa、リンパに転移していればⅢa(先日はⅢbと連絡しましたが誤りです。)
と言われていました。でも、普通、腫瘍が大きくてリンパに転移していな
かったら、Ⅰbと思いますが。Ⅱaの場合、5年生存率は50%といわれてました。




271 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/12(水) 23:37
たつやさん、こんばんわ。
とにかく術前200以上だったCEAが14.8からさらに7.6まで低下した
と言うこと、本当に良かったですね。

どうやら御父様のステージは陽性だった一つのリンパ節の番号に
よりますが、2bか3aですね。

ところで入院での抗がん剤治療が始まると言うことでしたが
「完全根治を目指す」とは結局、腫瘍因子(CEA)が軽度高値
以外、何処か転移部位または局所再発などが解ったからでしょうか。

ステージに関わらず根治手術ができた場合に術後の抗がん剤治療
を追加するする事の意義ははっきりしていないのが現実です。
唯一、経口抗がん剤を一年服用することが生存期間を延長するかも
と言われているくらいです。

ですから、CEAが高い以外にはっきりした所見があるのかどうかは
確かめてみてください。

272 名前: ちこ 投稿日:2003/02/13(木) 00:37
今日母が亡くなりました。浴槽の中で倒れ原因は心不全でした。苦しんだ様子もなく眠ったように横になってます。こげや先生、お話を聞いていただきありがとうございました。

273 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/13(木) 05:38
ちこさん しっかりね。 ちこさん、がんばったよ。

274 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/13(木) 16:15
ここは、たつや専用スレなのか?
こげや◆X2mWOv7A 氏 他の人の質問にも、もっと丁寧に答えて
やれよ。

275 名前: ryon 投稿日:2003/02/13(木) 20:44
>>274

 八つ当たりはご遠慮ください。


276 名前: たつや 投稿日:2003/02/13(木) 20:47
こげや先生ありがとうございました。

>>274
あなたの文章には少し複雑な気分になります。
父の様態が心配なので相談できるチャンスがあるため書き込んで
いるのです。別に君も相談したいならば相談を書き込んだらどうか。
別に専用スレではありません。こげや先生は私以外にも相談に
答えております。

277 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/13(木) 21:07
ちこさん、本当に頑張ったね。

貴方とお話ししてから二週間です。
心不全や顔面麻痺のこと、とても不安だったでしょうね。
でもお母様はこの二週間安らいでいたと思いますよ。
苦しんだ様子がなかったことでわかります。

今はいろいろ忙しくしているのでしょう。しっかりね。
でも、一通り落ち着いてくると疲れがでてきます。
貴方が体調を崩すことを一番望んでいないのがお母様です。
遠慮なく一時間でも周りの人にお願いして体を休めましょう。

そして、いつかお体もお気持ちも落ち着かれたなら、貴方とお母様の
貴重な体験を今度はここの他の方のためにお聞かせ下さいね。

本当に、よく頑張ったね。

PS:思慮が足りなかったこともあったと思います。
でも、たくさんの方が見ているこの掲示板はある方が言っているように
「魂の宿る場所」です。
他の方が見ても参考になるように私なりに考えてお答えしているつもりでした。


278 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/13(木) 21:21
たつやさん、こんばんわ。
貴方の質問は、たくさんの方が参考にしていると思います。
ですから、貴方らしいしっかりとした決定をして他の方の
力づけになって下さい。
遠慮することは、他の方のためにもなりません。

279 名前: 欽也@肺がん 投稿日:2003/02/13(木) 22:36
こげや先生の真摯な姿勢にいつも感謝しております。
たつやさんも遠慮なくカキコしてください。
やり取りが大変、参考になります。
>274
この掲示板を荒らさないでください。残念です。

280 名前: 砂漠の狐 投稿日:2003/02/13(木) 23:10
>>267さん

>別に副作用無いような感じだからやってみてもいいんじゃないですか?
そのような論文をご覧になった記憶がおありなんでしょうか。

その治療法を示唆して頂いたドクターが、
多分処方して頂けることになりそうです。
ありがとうございました。

>すべての臨床介入にエビデンスを求めるのは不可能かと思います。
組み合わせの問題だけにしても。

はい、ただ奏功率など臨床データがあれば、
見たいと思いました。
エリスロ等のマクロライド使用例を論文検索しますと、
日本での臨床例が多そうです。
もちろん併用の文献が皆無なのは残念ですが、
ですから日本の雑誌を探そうと思います。
また情報やご意見ありましたらお願いします。

>274さん
当トピで何日か前にCOX-2阻害剤の件で質問した者です。
その結果何人かの方が論文の提示も含めて、
真摯にご回答して頂きました。
私には十分に機能したすばらしいトピだと思います。
私はかえって、自分の設問が、
貴方がご批判された方々の会話の邪魔になるのではないかと思えど、
その方たちの会話が邪魔などと思ったことはありません。
実際私は利用させていただいて不便は感じませんでしたよ。

ここを訪れる方々は皆さんが何らかの形で、
ガンという疾病と向き合う運命を背負った人たちです。
有益な情報のみならず、闘病や家族の気持ち等、
背負った人々でなければわからない心の動き読ませて頂くことで、
時として大変勇気づけてくれます。
私の地元は家族の会といった横断的な組織が無く、
ネットだけが頼りなのです。
そういった気持ちも斟酌して頂ければと思います。

PS.本音を言えばトピの流れや投稿者の構成から、
私が別ハンで中傷投稿したと思われるタイミングなので、
大変迷惑しています。



281 名前: はな 投稿日:2003/02/15(土) 08:47
初めまして。
調べてもよくわからないもので書き込んでみました。既出だったらスミマセン。

父・62歳が1年前に肺がんと診断され、開胸手術をしました。
「もう肺に癌はない」と聞かされています。
が、それから間もなく仙骨に転移が認められ、今は抗癌剤治療をしています。

私は皆に詳しい病状を教えてもらえません。
聞いているのは「肺にはもう癌はない。仙骨に転移している」って事だけです。
ステージは、おそらくどの位なのでしょうか?

よろしくお願いします。

282 名前: 774 投稿日:2003/02/15(土) 09:43
遠隔転移のある肺癌はTNM分類でStageⅣとなります。

283 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/15(土) 11:00
はじめまして、はなさん。
仙骨に転移しているとのこと、御心配と思います。
今、痛みなどの症状はあるのでしょうか?

それと、一年前の手術ですが「もう癌はない」ということですが、
実際のその時のステージはどうだったのでしょうか?
そして肺癌の種類はどんなものだったのでしょうか?

教えていただれば、お役にたてると思います。

なを、下記のアドレスを参考にしてみて下さい。
http://www.lnet.info/lung/index.html


284 名前: たつや 投稿日:2003/02/15(土) 14:52
こげや先生。欽也様。
父は17日月曜日より化学療法を行います。
医師からは時間的に3時間くらいと言われています。
入院は1ヶ月でしたが2ヶ月となり1ヶ月ごとに1回抗がん剤
を摂取する予定です。本日は治療前なので自宅に帰ってきており
ます。今後も治療状況を書き込んでいきますのでよろしくお願い
します。


285 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/15(土) 15:03
今日は日直です。
比較的少ない方ですが、やはりまだ風邪ひきさんが多いです。
インフルエンザも1人いました。
皆さんもお気をつけ下さい。

たつやさん、来週からの抗癌剤治療がんばってください。
私は、患者さんに入院に際して言う言葉があります。
「退院の目標を持つこと。」
今回は抗癌剤治療なのですから継続し終了したら退院することが目標です。

もしよろしければ、抗癌剤治療で使用している薬の種類を教えて下さい。

286 名前: はな 投稿日:2003/02/15(土) 18:56
>774さん、>こげや先生、レスどうもありがとうございます。
こげや先生、分かり易いHPでとても参考になります。ありがとうございます。
やはり774さんの言うとおりⅣ期のようですね。

こげや先生。
痛みはあるようで、常に薬を飲んでいます。
左仙骨の為、左足下が特に痛いらしく歩行器で歩くのがやっとの状態です。
私自身が鬱病のせいか、母も親戚も誰として父の詳しい病状を話してくれないのです。
一度、母に「ステージは?どこに(癌が)できたの?」と聞いた時も
「そんな専門的な事は判らない」と言って、教えてもらえませんでした。
唯一聞いたのは「手術で切ったのは左肺の上・5分の1」それだけなのです。
なので手術時のステージも判らず、種類すらも判らないのです。
何も判らない状態での質問で本当にすみません。

夏に仙骨に転移しているのが判り、放射線治療をしていました。
その頃から左足下が浮腫み、痛がって歩く事が困難になってしまいました。
現在は抗癌剤治療中で、3クルー目です。
最初の予定では3クルーだったそうですが、父は「もう1クルーやるかもしれない」と言っています。

長々と書いてしまいましたが、父の病状を知る事ができない状況の為、ここで質問させて頂きました。
母や弟、親戚は、私を気遣って詳しい事を話してくれないのですが、
私としては事実を受け止め、父の苦痛を和らげるような笑顔で接していきたいと思っています。

287 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/15(土) 21:31
こげや先生、
先生の書き込みはとても参考になります。ありがとうございます。

288 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/16(日) 10:56
はなさん、おはようございます。
肺癌の種類や術後のステージの件、悩ませてしまってすみませんでした。
今のお父様の治療のことを考える上で知りたかったのです。

でも今のお父様に大切なことは3クール目の抗ガン剤治療を終えることです。
ですから、以前のことより貴方にとって心配事であるお父様の苦痛を和らげる
事を考えてみましょう。
治療のことは主治医を信じるとしても、貴方ができることは笑顔で接すること
ですよね。
貴方はその事をしっかりと分かっているのですから今のままでいいと思いますよ。

今は昔と違って「治療だから苦痛は我慢」という時代ではありません。
苦痛を緩和する治療もだいぶ進歩してきています。
足の痛みと浮腫についてですが、これは左だけですか?
しびれなどはないのでしょうか。
その他の苦痛についてもご相談下さい。

とにかく今のお父様にとって一番の薬は貴方の笑顔である事は事実です。


289 名前: たつや 投稿日:2003/02/17(月) 20:34
こげや先生

本日、父は予定どうり抗がん剤の治療をうけました。
先週、腫瘍マーカ(CEA)が7.6(標準値:5)でしたので
抗がん剤は4時間程度でした。

初めに、ソリタ-T3・・血管部の洗浄?
    デカトロン(ステロイド系)・・吐き気止め
を投入して、次の投与を行いました。

① 生理食塩液 500ml + タキソラール 60ml :2時間
② 生理食塩液 500ml + パラグラチン 60ml :2時間

今月はこれ以上投与せず、様子を見ていくと思います。
たぶん、手術ができたので短時間で収まったと推測されます。
他の手術ができない患者さんは14時間投与している方もいました。

副作用は明日か明後日くらいから出るかもしれないけど、別に
不安がる必要はないといわれました。現在は食欲もあり全然問題
ありません。

また、経過を連絡します。  

290 名前: はな 投稿日:2003/02/18(火) 18:16
こげや先生、お返事ありがとうございます。
遅くなってしまってすみません。私なりに色々なことを考えていました・・・。

>一番の薬は貴方の笑顔
ありがとうございます。どう接すればいいのか悩んだ時期もありましたが、
やっぱり笑顔で「普通に」接することが一番大切なのでは?と思いました。

治療の方は、今3クール目ですが現在お休み中です。
っていうのも、先々週の土・日曜日にお正月以来の外泊許可を貰って帰って来たのですが、
歩行器も車椅子もないし、病院と家とでは日常生活での動きが全然違う為か疲れてしまい、
全身筋肉痛(?)になってしまったので今は取りあえず抗癌剤はお休みしています。
身動き取れない状態だったんですが、だいぶ回復したのでそろそろまた治療に入ると思います。

浮腫みは左足のふくらはぎ半分より下だけで、しびれもあるようです。
座ったりして足を下ろすと痛くなってしまうので、ほとんどいつもベッドに居ます。
夏からずっとこの状態なのですが、これは左仙骨に癌がある以上仕方がないのでしょうか?

あとは特に何も無いので、父自身も思うように動けないことが悔しそうです。
3クール目からの抗癌剤が前と変わって少しきつくなったそうで、
一時食欲不振や下痢といった副作用が出ていましたが、現在はお休み中ってこともあり、
食欲も旺盛で、左足以外は至って元気です。(抗癌剤で白血球等は下がっていますが。)
治療計画の紙がベッド横に貼られているので、抗癌剤の名前などが書かれてないかさりげなく見てみます。
病気の話は避けているので、直接聞けないもので・・・。

幸い、良い先生にめぐり合えたようで治療等は父も信頼しております。
ただ、左足の痛み・浮腫みが全然治らず、このままでは自宅での生活ができないのではないかと
心配しています。他には目立った症状、何もないんです。
現在はまめに病院に行って、父と一緒にお昼ご飯を食べてお喋りを楽しんでいます。
こげや先生の「一番の薬は貴方の笑顔」というお言葉、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。

291 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/18(火) 21:37
たつやさん、はなさん、こんばんわ!

たつやさん、まずは一回目の抗がん剤治療ですからこれからですね。
はなさん、信頼できる主治医で良かったですね。

また経過がわかったら、お知らせ下さい。

292 名前: いくら 投稿日:2003/02/20(木) 00:16
こげや先生 ご無沙汰しています。 いくらです。

いろいろと助言いただきありがとうございました。
父は2月初めの診察のあと、紹介された病院にそのまま入院しました。
レントゲン写真もみせてもらいましたが、かなり肺に水が
たまっているということでした。
ただ、水をぬくことについては出血の危険があり、酸素吸入をしながら
様子をみるということでした。イレッサ以外の薬は以前どおり
飲んでいます。手の筋力だけは少し戻ったようで、お箸も
使えるようになりました。
しかし、酸素の量も増えてきて、日増しに呼吸が苦しくなって
きているようです。食事をすることも呼吸のさまたげになるようで、
ほとんど食べません。
昨日から点滴をはじめました。
主治医からも状態は良くないといわれています。
今はただ、少しでも楽なようにと願うばかりです。

293 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/21(金) 23:26
いくらさん、お久しぶりです。
胸水がたまっていると言うことですが御心配の事と察します。

酸素の量が増えて呼吸が苦しくなっているという原因について
胸水以外の原因があるのしょうか。
やはり胸水が一番の原因なら、危険はあるものの(CTを撮って
レントゲンの透視下で刺せば問題ないと思いますが)胸水を抜く
事により大部呼吸苦は改善できるのではと思います。

この胸水は肺癌に関係して出ているものでしょうから(癌性胸膜炎)
、ドレーンという管を刺して水を抜いたあと癒着療法をすれば、
今後たまりにくくなることも可能と思います。

確かに、胸水を抜く治療は病気をよくする治療と言うより症状を
改善するための治療です。
ただ、いまのお父様にとって症状を緩和することが大事であるなら
もう一度、胸水を抜く治療について主治医とお話下さい。


294 名前: win 投稿日:2003/02/22(土) 12:53
お久しぶりです。昨年の10月に書き込ませていただいたwinです。ご報告とご相談です。
父は10月よりジェムザールとランダの2薬による化学療法を行ってきました。
相当激しい副作用を想像していましたが「腎機能」の数値の一時的乱れと、脱毛以外は何事も無く過ぎました。ですから、入院はいつも1週間前後で済みました。
1回目はレントゲンで約40%の縮小、2回目はCTでは大きな塊が崩れていて千切れ雲の様になっていましたが、3回目ではレントゲンで残念ながら塊自体は薄く映った
物の1回目に戻ったとの事で、(不変)と言う事で、薬変えになる予定です。
当人は3回目もCTで撮って欲しかったようですがCTでは「良くわからない」レントゲンで十分との事でした。
薬変えはもう「イレッサ」しか残っていないので「イレッサ」になる予定です。以前、温熱療法とかいろいろ教えていただきましたが、当人が病院を動いてくれなく実現できません。
私としましてはとても不安で仕方ありません。ここの病院に入院する前に1ヶ月待ち時間があるというので、「セカンドオピニオン」を受けに行くからとこの病院に「資料」の提示を求めた所、
入院が急遽決まり「セカンドオピニオン」を受ける日の午後に入院となりました。
「セカンド・・」を受けた所では内科から外科に回され、こんなCTと資料では肝臓転移しているか疑わしい。もっと詳しく調べなければ・・・と言われましたが帰らざるおえませんでした。
もし、肝臓に転移してなければ・・・と私は最近考えます。今、父は咳も出る事は稀で痰も朝とかに出るぐらいです。
脳、骨の転移も無く体調も良くよく食べ、運動不足なので3~5キロ体重も増えました。
化学療法ではレントゲンとCTは1~4回の間は交互に撮るものなのでしょうか?

295 名前: はな 投稿日:2003/02/23(日) 20:22
こげや先生。
いつも遅くなってすみません。お返事ありがとうございました。
治療等は全て先生・看護婦さん・ヘルパーさんを信頼してお任せしています。
また抗癌剤が始まり、何かありましたら書き込みに来ます。
どうもありがとうございます。

296 名前: たつや 投稿日:2003/02/24(月) 21:42
こげや先生へ 

抗がん剤治療(第1回)終わりました。父はなんとか副作用も緩和
してきており、あと2~3日で元に戻りそうです。
本日、主治医から話があり「手術日に目に見えるリンパは取りましたが必ず再発します。
データから、あと1~5年が山」と言いきっていました。
手術1ヶ月後の話ではリンパには転移していないと言われておりましたが
実は転移していたようです。父がかなり神経質で本人も癌としっているので
医師は黙っていたのでしょう。片肺のため再発したら。。。。
頭の中はもう真っ白です。。。。。。。。

でも、県内の癌セミナーに参加しまして某医師と話をしましたが寿命を
判定する根拠は何もない。何事も前向きに!と励ましてくれましたが、
今の主治医(結構若いけど)はどちらかというとネガですね。励ましは
ないですね。でもしょうがないと思う。事実ですから。。。。

今は医師の方が否定している姫マツタケを飲ましております。
自分も信じていませんが信ずる気持ちにもなりかけております。

また経過を連絡します。

297 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/26(水) 00:33
Winさん、はなさん、たつやさん、こんばんわ。
昨日は心疾患(心室中隔欠損症)を合併した肺がんの手術でしたので
返事が遅くなって死ましました。

winさん、御父様の症状がそれほど厳しいものでないとのこと、本当に
良かったですね。
前回の治療結果を考えると、そんなに悪い結果ではないと思いますよ。
おおむね変わらないと言うことですから。
まず今は、入院でのイレッサ服用が順調にいきいずれ外来投与に移行
できるように励ましてください。
それと、CTですけどそれほど頻繁にとらなくてもいいと思います。
3クール終わった後でも効き目が出ることもありますから、来月
あたりで良いのではないでしょうか。

はなさん、今はいずれの治療のため心身共に体調を整える大事なときです。
良い医療従事者やヘルパーさんに恵まれて良かったですね。

たつやさん、まずは抗がん剤治療終了できて良かったですね。
ただ、「必ず再発します」「後1~5年が山」と言うことですが私には、何を
根拠にして言っているのか良く解りません。
CEAが軽度高い以外はっきりした事はないのなら、さしあたって今は何の問題
もないと理解しましょう。
「何事も前向きに」とは楽観視することではなく、今を大事にすることと
いずれの治療のための心構えです。
姫マツタケも良いですが、今の状態を良く理解した上で今の生活を享受する事
が大事です。
免疫能を向上する目的のためなら、これら栄養食品より今を楽しく生活する
事の方がより有効です。




298 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/26(水) 00:38
前回の書き込みで、漢字変換がうまくいかずご迷惑をかけましたら
どうもすみませんでした。

(正)返事が遅くなってしまいました。

299 名前: ケイ 投稿日:2003/02/26(水) 12:32
はじめてカキコします。うちの父が肺線癌のステージⅢbと診断され、一週間になります。余命は放射線などの治療をして、約一年だと、呼吸器内科の主治医に言われました。動脈に浸潤がありレントゲンの影像を見る限りでは、心臓にもかかっているようだ、と言われました。この症状だと手術はできないらしいです。癌は手術以外に完治の方法はないんですよね?本で見たんですが、動脈などに浸潤があっても手術の方法はあると書いてありました。医者に色々聞いてみたくても大きな大学病院で医師も忙しそうで、どうやって話す時間を作ってもらえば良いのかも分かりません。毎日ホントに不安です。

300 名前: win 投稿日:2003/02/26(水) 23:02
今晩はwinです。こげや先生、本当にお忙しい所、お返事いただきありがとうございます。
読むだけで難しそうな手術で体力、神経共にお疲れの事と存じます。
父にも今日のお返事を少し伝えた所、明日にも病院にまた行ってみると、言ってくれました。
私同様に多少、父自身も薬変えの件では不安を感じていたようです。
「イレッサ」の件についても、もう少し通院している先生に聞いてみるそうです。
CTも、もう少し様子を見てから撮ってもらう気持ちになったようです。
また、経過をみてご相談いたします。本当にありがとうございました。


301 名前: MDS 投稿日:2003/02/27(木) 11:55
 はじめまして。私の父が去年の春に小細胞肺がんだと診断されました。
去年の暮れには一度退院できたのですが、今年のはじめにリンパの再発脳への転移が判り、
再度治療しています。
 主治医の先生からは二ヶ月ほどでの再発、転移なので余命は今年の夏あたりといわれました。
平均的な統計から出したものなので必ずとは言いませんとおっしゃっていたのですが、まだ信じられません。
 サリドマイドが小細胞肺がんに効いたとイギリスで研究されていると聞きましたが、どうなのでしょうか?
可能性があるなら何でも飛びつきたいと思ってしまいます。どうなのでしょうか?
 何か、ないものなのでしょうか?

302 名前: すずらん 投稿日:2003/02/27(木) 13:41
こげや先生、皆さんはじめまして。すずらんと申します。
 少し長くなるかと思いますが、私の3年以上におよぶ肺がん闘病体験を書き込
ませていただきますので最後まで読んで下さい。
 私は99年末(48歳8ヶ月で)、肺腺がんStageⅣ(左肺に3センチの原発巣、
両肺に多数の1センチ以下の結節性病変、両側肺門・縦隔に1センチ以下のリン
パ節多数、他臓器転移なし)の宣告を受け、A病院に検査期間含め4ヶ月入院。
シスプラチン+ビンデシンによる化学療法を2クール施行するも効果なく、対症療
法とするという病院側の決定でやむなく退院しました。
 納得がいかずあらゆる手段を使い情報収集し、代替治療の勉強もしました。
 退院後初の外来で、「肺がんに効く薬はもっとあるはずだから、セカンドライン
の治療をやって欲しい。」「うちではもうやらない。どうしてもと言うなら国立
Gセンター(中央)を紹介するが、治験ということになるし副作用ばかり強くて
効果は望めない。とにかく今日はもう話している時間がないので次回(1ヶ月後)、
にしよう。」
 この医者の言葉に唖然としました。ちなみにA病院とは、某大学病院で、最先
端の研究をしている誰もが知っている大きな病院です。

 《 A病院での検査・診断・治療・結果の詳細は以下の通りです。》
  ・99年11月初発。肺腺癌StageⅣ(T4N3M1)。
  ・胸部CT:左肺S6に空洞伴う30×25mm、その他両肺に多発する経1cm
   以下の結節性病変。両側肺門、縦隔に1cm以下の小さなリンパ節多数。
  ・器官支鏡:Brushing Cytologyは左B6a Adenocartinoma class Ⅴ。
   組織診はhitせず。
  ・病変は両側にわたっており in-ope。検査にて転移巣の存在、また他臓器
   原発の可能性は否定。
  ・2000年1月17日より化学療法第1クール開始。
    (day1:CDDP140mg+VDS5.4mg、day 8・15 VDS5.4mg)
    2月16日より第2クール施行(第1クールと同メニュー)。 
  ・化学療法前後のTumor markerは変化なし。
    CEA(5.0ng/ml未満):入院時(11/19)18.5 → 退院時(3/8)19.7
  ・CT画像より左肺S6の空洞伴う原発巣は面積で80%に減少。両肺に多発
   する経1cm以下の結節性病変は数・大きさに著変なし。よって化学療法
   2クール終了後の効果はNC。今後は対症療法の方針とし、退院とする。

~次に続きます~


303 名前: すずらん 投稿日:2003/02/27(木) 13:42
~すずらんの続きですパートⅠです~
 
 A病院はこちらから拒否し、つてを頼ってすぐにB病院(がん専門病院)
に転院、そこでセカンドラインの治療を始めました。当初1週間のみ入院し、
あとはずっと通院で、自分で車を運転して行って治療しています。
 ジェムザール+タキソテールの組み合わせを3年間投与し続け、先日23クール
の治療をクリアーしました。

 ・(day1:GEM 1,800mg、day8:DOC108mg+GEM1,800mg)のメニューで
 ・ 2000年4月~20001年6月:12クール施行。
 3クール終了時原発巣34%縮小、6クール終了時さらに39%縮小、
9クール終了時さらに30%縮小(A病院入院時比較78%縮小)と、
もの凄い効果を得ることができました。
 多発する転移巣も小さくなったり、壊死してしまったのもあります。
 副作用も多少はいろいろありますが、どれも生活に支障をきたす程強く出る
ことはなく、回を追う毎に軽減されてきています。(詳しくはまたの機会に。)
 12クール終了後主治医から「もうエビデンスがありませんからこれ以上は
できません。」と言われ、「だったら私がエビデンスになりましょう…。」
でも少し体を休めることにして、
 ・2001年7月~12月:治療半年休止
 ・2001年10月、PET検査:左肺に1箇所腫瘍あり。他臓器転移なし。
 ・2002年1月~7月:7クール施行(13~19クールめ)。
 ・2002年6月、PET検査:前回と同結果。
 ・2002年8月~10月:治療3ヶ月休止。
 ・この間何回かの胸部CT:治療すれば必ず効果ありを確認。
 ・2002年11月~2003年2月:4クール施行(20~23クールめ)。
 ・2003年1月24日、骨シンチ、脳MR,腹部CT:転移認められず。
 ・2003年2月20日、CEA((5.0ng/ml未満):13.8(最高値25.3)
 ・2003年2月24日、胸部CT:前回比較で僅かに縮小
 ・今後の治療予定:3ヶ月休んでまた芽が出てくるようなら24クール~
  投与予定。イレッサも効くタイプだと思うと主治医。イレッサも視野
  に入れながら、今のメニューでできるところまで…。

~次に続きます~


304 名前: すずらん 投稿日:2003/02/27(木) 13:43
~すずらんの続きパートⅡです~

 副作用は少なく、専業主婦として日常生活を普通に営んでおり何の支障も
ありません。
 自覚症状は発病前から現在も一切なく、咳ひとつ痰ひとつ出ません(喀痰
検査もできずじまい)。息苦しさは微塵も感じず、治療休止時はプールに通
ったりテニスをやったり、また治療の合間には旅行に行ったりしています。

 長くなってしまいましたが、肺腺がんStageⅣで手術・放射線治療・化学
療法すべてダメと、権威ある病院にも見離されたにも拘わらず、諦めずに頑
張って3年以上たった今も元気で明るく笑って生きている者がいます。
 この事実を知っていただき、今がんと闘っている方々、またそれを支えて
いらっしゃる家族の皆さんに、少しでも希望を持っていただけたらと思い書
き込ませていただきました。

 こげや先生はじめ医療に従事していらっしゃる方々で、肺がん患者で同じ
化学療法メニューを20コース以上続けて投与している例をご存知でしょう
か?
 副作用に耐え得る体力と、薬の耐性のことが問題になってくると思うので
すが…。
 昨年春、『進行性非小細胞癌の化学療法、4コース以上の継続は無意味』
との研究発表を読んだ覚えがあります。
 主治医はB病院でも記録的とそして私のことを「鉄の体」と言っています。
 なお私は今の治療以外に、補助食品や代替医療…etc.は一度も試したこと
がありません。性格はいたって明るく外交的、なんでもPositive thinking
です。告知もすごく冷静に受け止め、落ち込む家族を支えていたくらいです。
 何の自覚症状もなく、咳ひとつ痰ひとつも出なかったのに、突然肺がん、
それもStageⅣです…なんてこともあるのでしょうか?その1年前の同じ健
診、さらにそのちょっと前の人間ドックでも異常は見つからなかったのに…。
 
 レスいただければ嬉しく思います。
 長くなってしまい、たいへん失礼致しました。


305 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/02/27(木) 20:54
すずらんさん、はじめまして。
貴方の体験談はどれほどの方に勇気を与えたかわかりません。
本当に頑張られましたね。

それにしてもA病院の判断は理解に苦しみます。
比較的古典的シスプラチン+ビンデシンの2クールで効果なしと判断したのは何故だったのでしょうか。
少なくても80%縮小しているのだから3クールは試してみるのが普通と思います。
スズランさんが言っていた(4コース以上の継続は無意味)というのはファーストラインでの話で、
2クールより3クール行った方が効果があるということは常識です。
何故2クールだったのでしょう、副作用が相当重いものだったのでしょうか?
さらに患者さんが希望しているにもかかわらず白金製剤+新薬に変更しなかったことも解りません。
しかも、いきなり対症療法しかないと言い切ってしまうのも全然理解できません。
その時期すでにセコンドラインの有効性を示すデータが出ていたと思います。

さらに最先端の大学病院であるなら画像だけで1センチ以下のリンパ節にもかかわらず縦隔鏡による
リンパ節生検もしないでN3と判断したり、両側の小結節についても原発側でない右側の結節の確認
(胸腔鏡下肺生検で迅速病理診断)をして確かめもせずM1と判断するなど、何処が最先端なのかと思います。
もしかしてT2N0M0のstage1bだったかもしれません。

とにかくB病院に巡り会えて良かったですね。
ジェムザール+タキソテールとは、とても抗がん剤治療に詳しい先生に巡り会えたのでしょうね。
新薬同士の組み合わせですか。
それにしてもジェムザール1800mgとは、すずらんさんの体格が判りませんが頑張りましたね。
ジェムザールはどちらかというと腺癌により有効と思える患者さんをよく経験します。

ところで私も現在、毎週15人の方の外来抗がん剤治療をしています。
この場合、骨髄機能が疲弊していなければ、そしてPDにならなければ、できるだけ続けます。
ですから、最長で1年6ヶ月治療している方がいます。
もっとも私の場合ほとんどが毎週一回の治療(三週継続一週休薬)ですが。
ある意味、癌休眠療法です。
今金沢で休眠療法の研究が始まりましたが、実地の診療の場では以前から行っているのです。

わたしがとても尊敬している先生がコロラド大にいます。
東井先生と言う女医さんで、以前から外来抗がん剤治療を実施している方です。
この方の発表において出てくる症例は入院がほとんど必要なく、しかも陰影がこのくらい小さく
なったとかというのでなく、治療の結果その方がキャリアアップしたとか、小さかったお子さまの
結婚式に出席したとか、旦那様と念願の世界一周旅行をしたなどと生活の質を重視した治療結果
の発表なのです。

遅ればせながら私も、彼女に感化され今少しでも追いつきたいと思っています。
今年できたらASCOの後に見学させてもらいたいと計画中です。

すずらんさん、これからも前向きに治療して経過をお知らせ下さい。
そして、たくさんの方に勇気を与えてください。



306 名前: すずらん 投稿日:2003/02/27(木) 22:50

こげや先生、お忙しいのに早速のレスありがとうございます。
私も今もってA病院のやり方には納得しておりません。
一番心を許せる親友のご主人がA病院の助教授をしていたり、他にもいろいろ関わりがありました
ので、病状についても詳しい説明を受けたり質問も徹底的にできた環境にあったのですが・・・。
(かえって専門外の科のことは口をはさみにくいのかもしれませんね。)

シスプラチン+ビンデシンの治療法は同じ病室にいた他の肺がんの方も皆やっていました。
入院中からいろいろ調べて、新薬も認可されていることを知っていました。でもここでは
10年前と同じ治療法しかやっていなかったのです。名前を挙げるわけにはいきませんが、
ほんとうに誰もが知っている大学病院です。
副作用が相当重いものだった?・・・NOです。入院中のデータをひっくり返してみましたが、
白血球の最低値は2,300で好中球が940。他の方々がクリーンになって苦しんでいる中でひとり
元気でした。吐き気もほとんどなく、食欲がなかったのは直後3日間だけでした。
研修医が「こんなに元気で明るい患者さんは初めて・・・。」と言っていた位です。
内視鏡は一度め失敗し、すごく苦しかったので二度とイヤと言っていたのに二度やり、結果
ヒットせずでした。ブラッシングした時の液から“がん”と判断したようです。あとで聞い
てびっくりしたのですが、この時のプレパラートはB病院には送られていませんでした。

B病院はたまたま知り合いがいてラッキーでした。(実は流れでA病院に入院したと知って
どうして?・・・と言われていたのです。)
主治医は抗がん剤はもちろんのこと(がん専門病院ですから)、QOLの研究もしていらっ
しゃいますので、治療の話し以外趣味のことなども気軽に話せ全幅の信頼をおいております。
私は背も高く体格がいいのでジェムザール1,800mgです。先生に欧米人並ですよと笑われて
おります。

私のある日の日記に、「がんと仲良く共存していくことにしよう。ただし悪さをしないように
しっかり監視しながらね・・・。」と書いてあります。
病気になってからは主人と一緒に旅行に行くことが一番の楽しみとなっております。ハワイや
ヨーロッパにも行ってきましたし、月一回温泉に行くのが目標です。
俳句、音楽、ガーデニング、テニス、スポーツ観戦・・・etc.と多趣味ですので、毎日楽しく
過ごし、がんと闘っております。
まさに東井先生と同じ考え方だと思います。
子供は3人。長女は昨年結婚、もうすぐ初孫が生まれます。次女は社会人1年生、長男は大学
3年生で資格試験目指して頑張っています。
子供達が皆一人前になって家庭を持つまで、とくに娘達が子供を産むまでは母親の責任、何と
しても元気でいなければ・・・と頑張っております。
なまいきなようですが、“がん”に負ける気は全然しません。あくまでも前向きです。
これからも良い経過報告ができるようのんびり頑張っていきますので、見守っていて下さい。

こげや先生のような先生ばっかりだったらいいのに・・・。
先生もお身体に気をつけて、より精進なさって患者の痛みのわかるお医者様でいて下さいね。


307 名前: ゆう 投稿日:2003/02/28(金) 04:28
はじめてここのサイトきました。いろいろと聞きたいことがあるんですが。NSCLCのケモでビンデシン、シスプラチン 療法は今じゃ古典的みたんですけど今は何が標準治療になるんですか?私的にいろいろ調べた結果、新薬+プラチナと思うんですけど新薬の中でもどれがいいのかが分かりません。またその理由も聞きたいです。もしよろしかったら教えてください。よろしくお願いします〉こげや先生

308 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/01(土) 01:56
ゆうさん、はじめまして。

シスプラチン+ビンデシンは古いプロトコールですが有効ですし
まだ標準的治療の一つです。
ただ新薬が登場しその有効性が証明されてからはやはり白金+新薬
がスタンダードでしょうか。
そして新薬のうちどれが良いかですが、結論から言うとどれも鼻の差
程度と言われています。

そうなるとどの様な理由で新薬を選ぶかというと、それぞれの得意な点
を考えると言うことになります。

以下は私の考えですからあくまで参考に!
1.タキソール 比較的使いやすい。完遂率(3クールの治療を最後まで)を第一に考える場合。
2.ジェムザール 鼻の差ながら効果をより期待する場合。腺癌なら私は第一選択に。
3.ナベルビン 比較的高齢者にも使える。ただ私が使うときはほとんどが外来で単剤を。
4.タキソール むしろセカンドラインに使用。
5.イリノテカン 私は最初から、非小細胞癌には使いません。

以上より私は、より効果を期待するときはジェムザール、最後まで治療を続けたいなら
タキソールでしょうか。
さらに、放射線治療を併用するならジェムザールは選択しません。

あくまで私の考えですが、シスプラチンビンデシンも含めて主治医が使い慣れていると
言うのも選択する上で重要と思います。

その他、副作用でも共通な点と、特徴的な点などもあり選択に際しまだ検討しなければ
ならないことがあります。

ところで、ゆうさんがこの質問をした理由は何ですか?
それが判るともう少し詳しくお答えできると思います。

309 名前: さや 投稿日:2003/03/01(土) 09:17
先日74歳非小細胞癌の父のがイレッサ治療を受け、2週間で半分になった(?)癌が一ヶ月でもとの大きさに戻った件書き込みした者です。
「癌が元の大きさになり、イレッサが効かなくなったと分かった時点で、すぐにイレッサを中止しその後は2週間あけて、それから点滴で一般的な…抗ガン剤投与をする」というつもりだったとあとで主治医A医師から聞きました。しかし、イレッサをやめて2週間何もしないでその「一般的な抗ガン剤点滴」にかけるのは不安でした。それですぐにサリドマイドの治療をできるB医師に相談し、サリドマイドの服薬をはじめておりました。
その後A医師に相談して父の不安を説明して相談し、『温熱療法+放射線』の治療をのできるC医師に紹介状をいただきました。C医師からベットがあき次第はじめましょうということで、それから2週間後やっと「入院日のお知らせ」をいただきました。いよいよ来週月曜日から開始ということになりました。ちなみにサリドマイドは2月12日から飲み始め2週間あまりですが、見た目は元気そうです。しかし、2月6日以来癌の大きさを確認できてないので…心配です。また、ご報告させていただきます。

310 名前: こじか 投稿日:2003/03/03(月) 00:23
皆さん、はじめまして。うちの母のことで教えてください。

昨年7月に、転移性脳腫瘍、肺・扁平上皮癌と診断されました。
ガンマナイフや抗がん剤(ジェムザール+ナベルビン)の効果があり落ち着いていましたが、12月に脳腫瘍が再発し全脳照射をしました。
1月にイリノテカン、2月にタキソール+カルボプラチンを1クールづつしましたが、どちらも効かなかったそうです。
母の背中の痛みが強くなり、先日から肺にも放射線をあてているようです。
当面は放射線のみ行い、抗がん剤はしないそうです。

教えていただきたいのですが、肺の放射線治療中も抗がん剤をした方が良いでしょうか。
「何が効いているか分からないから」という理由で抗がん剤をしないそうですが、母の癌は悪性度が高いらしく、こうしているうちにどこかで転移しているのではと心配です。
また脳腫瘍が再発した場合、どうなるのでしょう。

母はまだ50代です。死ぬには早すぎます。
主治医は近頃、治療の方針について私達家族に説明しなくなり、母がどうなってしまうのか不安でたまりません。
痛みに耐えながらみるみる衰えていく母を目の前に、自分の無力さがとても辛いです。
どうぞよろしくお願いします。

311 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/03(月) 01:25
こじかさん、はじめまして。
お母様のことご心配なことでしょうが、ご家族の不安はご本人にとっての
不安を増すことにもなりますのでできるだけ早く主治医から説明を受けて
下さい。

まず、お聞きしたいのですが
1.お母様の背中の痛みというのは骨転移によるのでしょうか。
2.全脳照射をしたと言うことですが、どのくらい照射したのですか。(何グレイ?)
3.イリノテカンは単剤ですか?

放射線治療は局所治療で、抗がん剤治療は全身治療です。
「何が効いているか分からないから」というのは理解できません。
放射線と抗がん剤を同時に使用すると増感効果といって効き目が増します。
たしかに副作用もますのですが、比較的お母様の年齢がお若いのでもしご希望
なら、主治医に同時使用を聞いてみてください。
さらに、イリノテカン、タキソ・カルボとも一クールで効果なしの判断を
するのもよく分かりません。
このことについても良く聞いてみる必要があるでしょう。

このように治療の変更がある以上、主治医からの説明があることが当たり前
ですが、説明しないと言うよりアポを取ってあなた達から求めましょう。

ただ、お母様の場合4期の肺癌であり積極的な治療を望む時期から、対症療法
の割合を多くしていく必要な時期かもしれません。
これは、消極的な治療というのでなく、今の生活を大事にするために身体の負担
を少なくすると言うように治療の方向転換であり、積極的緩和医療のことです。

まずは、ご家族の不安を取り除きこれからの方針を再検討するためにも
主治医とご相談してください。

312 名前: Vaca 投稿日:2003/03/03(月) 14:27
こげや先生、2月に終わりに5ヶ月間続けたイレッサの服用を中止する事になりました。
その訳は、最近がん細胞の方が強くなった感じで腫瘍マーカーの数値も上がって来ているしレントゲンで見ても少しがんが大きくなっている。
と言われ服用中止を決心しました。
また、従来の副作用の強い抗がん剤治療を少し考えざるを得ません。
今までに使った抗がん剤を書いておきますので何か良い方法がありましたら教えてください。
タキソール+パラプラチン2クール・ランダ+マイトマイシン+ナベルミン6クール・ジェムザール単剤2クール・UFT(約5ヶ月)・イレッサ(約5ヶ月)
病院で腫瘍マーカーCA10・SCC2,7・CEA32と言われて居ます。
頭部に転移は無いそうです。現在左肺上部の原巣と左肺下部の転移があります。

313 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/03(月) 22:38
Vacaさん、はじめまして。
長年の治療、ご苦労様です。

ところで少し教えていただきたいのですが。
1.ご自身のことなのでしょうか、そしていつ頃肺癌の診断をされたのでしょうか?
2.肺癌の種類、そして進行度は(ステージ)。
3.治療の場として外来、入院どちらを考えていますか?
4.今現在の症状はあるのでしょうか、そしてそのため服用している薬はありますか?

一番大事なことは、どんな治療をするかでなく患者さんが望む状態を継続することです。


314 名前: Vaca 投稿日:2003/03/03(月) 23:25
こげや先生早速のレスありがとうございます。
1、これは、私自身のことです。癌が発見されて2年8ヶ月に成ります。
2、がんの種類は、扁平上皮癌です。
ステージは、主治医の先生によると肺に転移しているので分類上はステージⅣだそうです。
3、まだこの元気がありますので入院してある程度がん細胞を小さくしたいと思っております。
4、痛みなどは無く胸膜炎を起こしているので仰向けに長く寝ていると背中が痛みます。
それと少し咳が出ていますので【咳散E】と狭心症がありますので【アシノンカプセル150】リスモダンR錠】
【ラニラビット錠】【バファリン81㎎】【シグマート錠5㎎】【ニトロダームTTS】【メバチバール錠500】
今飲んでいるのは全部狭心症の薬です。
自分の気持ちとしては、入院して少しくらい寂しい思いをしてもがん細胞を叩きたいです。
そして痛みの出無い日を少しでも長く過ごしたいです。

315 名前: Vaca 投稿日:2003/03/03(月) 23:35
Vacaです、こげや先生すみません。【ニトロダームTTS】は貼り薬です。
どうぞ宜しくおねがいします。

316 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/03/04(火) 12:50
世界初、開胸せず肺葉切除=がん手術で患者負担軽減?富山医薬大

 国立富山医薬大付属病院(富山市、寺沢捷年院長)は3日、
胸を大きく切り開かずに肺葉を無傷で体外に
取り除く手術に、世界で初めて成功したと発表した。
筋肉やろっ骨を損傷せずに肺の一部を切除することから
患者の身体的負担が軽減され、早期の肺がん手術などへの新たな応用法として注目される。
 (時事通信)   [3月3日20時5分更新]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030303-00000172-jij-soci

317 名前: 投稿日:2003/03/04(火) 12:50
こげや先生。はじめまして。
父が肺癌で、いい先生に恵まれず不安な毎日を送っています。
ここを読み、
こげや先生なら、患者といろんな可能性を追求していただけそうな
気がしています。
相談したい事がたくさんあるので、
可能な距離ならば病院に伺いたいのですが。
病院の場所をおしえていただけませんか?
こちらのアドレスを書けばお返事いただけますでしょうか?



318 名前: たじ 投稿日:2003/03/04(火) 14:42
はじめまして。肺癌(腺癌)で入院している父(67歳)のことで
こげや先生にお聞きしたいことがあります。
父は、2月18日の検査で右肺の2/3に胸水が溜まっているので
翌日から水を抜きました。その後肺に抗生物質を入れて肺を膨らます
治療をしましたが、すぐまた胸水が溜まってしまい、また水を抜き
別の抗生物質をいれましたが、それでもやはりまた水が溜まってしまい
ました。担当の先生の話では、「右肺は機能していないし、本人の体力も
落ちてきているので長くはない。退院させて最後に会いたい人に会わせて
あげてください。」とのことでした。
私としては厳しい状況であることは認識しているつもりですが、父本人は
一生懸命食事をとり、自力でトイレに行ったりして頑張っているので、
簡単に最後などとは言って欲しくないのですが、やはりこれ以上は手の着く
しようがないのでしょうか?また、このような状況で退院することが危険
ではないのでしょうか?
ちなみに胸水が見つかる前日まで自転車で出かけたりしていましたし、本人も
比較的調子がよいので温泉にでも行こうなどと、言っていました。
前述した抗生物質の説明はなく名称がわかりませんが、2回目のものは1回目
より熱が出るとの説明があったそうです。
とにかく胸水が溜まらなくなる方法があればと思っています。

父の病状および治療の経緯は下記のとおりです。どうぞよろしくお願いします。
(薬品名などの説明がないので、詳しくわからずすみません)
2月下旬:声がかすれる
3月中旬:耳鼻咽喉科へ行き、その後別の病院を紹介される
3月下旬~4月中旬:鎖骨のリンパ節に転移した腺癌が見つかるが、原発がみつから
     ない
5月上旬~:放射線治療(鎖骨のリンパ節)
7月中旬:内視鏡検査で原発が肺と診断される
8月中旬~:化学療法(ナベルビン単剤)2クール
その後副作用などもあり、特に治療はしていません








319 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/04(火) 22:52
Vacaさん、お返事ありがとうございました。

ご自身のことなのですね。
頑張りたいというお気持ちが伝わりましたので私なりに考えてみました。

有効な抗がん剤(新薬)で使用していないのはタキソテールとイリノテカンです。
その内、タキソテールは二回目以降の治療(セコンドライン)でも効き目が証明
されています。
ですから白金製剤とタキソールの組み合わせはいかがでしょうか。

それと入院での治療でもこの組み合わせでは週の始めに点滴をすれば、終末には
外泊が可能と思いますよ。
もっとも、私の患者さんで外来治療をこの組み合わせの治療でしている方がいます。

いろんな組み合わせを試している主治医ですから、貴方の望みを聞き入れる
と思いますが、まず貴方のお気持ちを決めたらレスして下さい。
それから主治医に対しての対応法を検討しましょう。


320 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/04(火) 23:16
Eさん、はじめまして。
御父様の肺癌のことさぞご心配のことと察します。

私も普段の治療の現場で患者さん、ご家族によく説明できただろうか、
何か不満なことはなかっただろうかと悩みます。
何処の医者でも良い医者になろうと思っています。
うまく表現できなかったりしますので、ですから貴方ご自身から主治医に
問いかけてみてください。
もっともとんでもない医者もいることも事実ですから、ダメだと思ったら
遠慮なく病院を変えましょう。

ところで私で良ければご質問にできる範囲で答えましょう。
そこで以下のことにお答え下さい。
1.御父様の年齢。
2.肺癌の種類とステージ。
3.いつ病気と診断されましたか。
4.現在までの治療歴。治療の種類。
5.現在の症状およびそのための服用薬などの薬。
6.治療の場として入院とが以来のどちらを望みますか。

私のメールアドレスは、yahoo掲示板(病気・症状>癌>父の扁平上皮癌)の
メッセージ4に書いてあります。
どうぞそちらにお送り下さい。
ちなみに、thoraxgnとは双子の私の弟です。

321 名前: こじか 投稿日:2003/03/05(水) 00:52
こげや先生、丁寧なレスをありがとうございます。
家族にも相談し、主治医に説明を求める事にしました。
今日、主治医にアポを取ってきました。

ご質問の件ですが、
1. 背中の痛みは肺癌が胸膜に浸潤しているからだそうです。骨シンチはしてませんが、最近CTを撮ったところ、骨の転移ではないとのことでした。
2. 全脳照射は、30グレイでした。ガンマナイフの時は、確か45グレイで8ヶ所に照射だったと思います。
3. イリノテカンは単剤でした。

1クールで効果なしと言っていたのは、抗がん剤投与後に、レントゲンで肺癌のサイズが大きくなっていたからのようです。普通ならば、どのくらい続けるものでしょうか?

癌の進行がかなり早く、家族としてはとても焦りを感じるのですが、母は副作用がきついようで、主治医に相談してみようと思います。
また御報告します。

322 名前: Vaca 投稿日:2003/03/05(水) 08:47
こげや先生ありがとうございました。
13日に診察日ですので主治医の先生とよく相談してみます。
また報告します。これからも宜しくお願いします。

323 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/05(水) 08:47
肺腺癌の肝転移の治療の情報を求めています。

1年間イレッサを続けてきましたが、母に肝転移の可能性が出てきました。放射線科の先生は、画像を見て9割方クロ。
呼吸器の先生は、CEAが0.8(イレッサ投与前は81)で、原発腫瘍はどんどん縮小を続け、対肺転移(2箇所)は不変の状況で、肝転移は考えにくいが放科が画像上認めているということを考えて、五分五分 と言っています。
これから、肝の詳しい検査と多臓器への転移の可能性も考えての検査に入ります。
昨日、とてもショックでしたが、母と一緒に、家族みんなそろって落ち込んでしまったら、次に立ち上がるエネルギーを持つのに時間がかかってしまいます。私だけでも、冷静になり、次の段階の事を考えなければ・・・
どんな些細なことでも構いません。お願いします。

324 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/06(木) 00:00
たじさん、はじめまして。
御父様の胸水の状態いかがでしょうか。

肺癌において胸水が貯まる場合は、
1.癌性胸膜炎による胸水貯留
2.無気肺(気管が腫瘍などによって閉塞)による胸水貯留
3.またはその両方による場合などです。

ところで御父様の場合は腺癌であることと前日まで比較的元気だったこと
を考えると、1.の癌性胸膜炎のためと思いますが。

胸水貯留により肺が圧迫され息苦しさを感じます。
ですから胸水を抜くことで症状の改善が得られます。
しかし、原因である癌性胸膜炎は存在するのですぐに貯まってしまいます。
そこで肺と胸壁を癒着させ胸水が貯まりにくくし、肺を圧迫しづらくする
癒着療法を施行します。
この癒着を起こすための薬として作用の違いにより、抗生物質や抗がん剤、
生体糊、タルク、自己血などを使います。
二回目の熱が出るというのはこの内、ピシバニールと言うものを使ったのでしょう。
熱や痛みはどうだったのでしょうか?
この薬は癒着を起こすためにむしろ熱が出なければ効果が出ない場合が多いです。
人によって炎症の起こり方が異なるので場合によっては数回、薬を増量して
行う必要があります。

私は、癒着が難しいときにはピシバニールの増量と生体糊(ボルヒールなど)を
同時に使います。
とにかくできる限りの癒着が胸水のコントロールには必要です。
たとえ癒着がうまくいかなくても、右肺が機能していないのが胸水貯留が原因なら
ドレーンをいてたままにした方がいいかもしれません。
そしてその内に治療(抗がん剤、イレッサなど)することによって胸水が
少なくなることもあると思います。

そこで教えていただきたいのは、
1.胸水の原因は癌性胸膜炎なのか無気肺によるのか?
2.ナベルビン単剤2クールしかしていないのは何故か?
3.今後、抗がん剤治療でなく在宅での対症療法にするのはご本人の(またはご家族の)
 希望ですか?

声がかすれるのは、肺癌の場合反回神経麻痺といって腫瘍自体や肺の中心の
リンパ節転移による場合が考えられますから、昨年の2月の段階で進行癌と考えられます。
あくまで御父様のご希望によりますが、どの様な状態での生活を望むのかをお聞きして
主治医とよく相談しましょう。
対症療法に重点を置いた治療が必要な時期かもしれません。
それにしてもできるだけの胸水コントロールは必要ですが。


325 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/06(木) 00:17
ワンチビさん、お久しぶりです。
お母様の場合イレッサの効果があり、良かったですね。

ところで肝転移のことですが、放射線科での診断率は高い方です。
ですからやはり肝転移を考慮しなければ行けないと思います。
現在何か肝転移による症状はあるのでしょうか?

対側肺の二カ所が不変というのが気になりますがCEA正常化が長く
続いているのなら、将来の影響因子としては肝転移の方が重要かも
しれません。

私の患者さんでも肺癌手術の後、出現した肝転移に対しラジオ波
による治療をした方がいます。
保険の問題で主治医と相談する必要がありますが、3センチ位
までなら治療可能と思います。

冷静さも優しさです。
主治医とよく相談してみてください。

326 名前: たじ 投稿日:2003/03/06(木) 12:56
こげや先生、詳しいご説明をどうもありがとうございました。

先生ご質問の
1.胸水の原因は癌性胸膜炎なのか無気肺によるのか?
2.ナベルビン単剤2クールしかしていないのは何故か?
3.今後、抗がん剤治療でなく在宅での対症療法にするのはご本人の(またはご家族の)希望ですか?
ですが、
担当の先生からは癌性胸膜炎と言われています。また、抗ガン剤治療は
通院でやりたいという父の希望があり、2クール終了後 本人の
体調が非常に悪く、全く食事がとれなくなりそれ以上続けるのは
本人の希望に沿わないという担当の先生の判断で、それ以上続けませんでした。
とにかく本人は出来る限り自宅で過ごしたいという強い希望があり
担当の先生もそれを第一に考えてくれているみたいです。

実は昨日、担当の先生から説明があり、来週の火曜日に退院する
ことになりました。余命1ヶ月と宣告されました。胸水はまだ抜いて
いますが、これ以上の治療は本人の体力を消耗させるだけだとの
ことでした。
ただ、自宅で生活していてこげや先生がおっしゃられている
胸水のコントロールは可能なのでしょうか?
また、確かに本人は自宅での生活が希望ですが、それによって
さらに残り少ない命を縮めることはないのでしょうか?
ちなみに本人は相変わらず頑張っていて食事も取るし、歩いたり
手足を動かしたりしています。

まとまりのない文章ですみませんが、よろしくお願いします。








327 名前: わら 投稿日:2003/03/06(木) 20:39
こんばんは。昨日、検査の結果がでました。腫瘍マーカが、14.4
まで上がり、どうやら、以前から休んでいた、骨の転移が
活動し始めたらしい、と、主治医から、言われ、イレッサの
服用は、これで、終わりになりました。
これからの、治療は、これから、決める段階です。
わんちび様のお母様は、どういった治療をお考えですか?
もしよかったら、お聞かせ下さい。

328 名前: わら 投稿日:2003/03/06(木) 20:49
たびたび、すいません。
私は、新しいチケンを試そうと思っています。

329 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/07(金) 17:51
こげや先生、ありがとうございます。今度の日曜日に主治医が、今後についてゆっく
り話す時間を持ってくださるということなので、その時までにラジオ波について、勉
強してから行きたいと思っています。

肝転移については、自覚症状は出ていません。最近ずっとレントゲンばっかりで、去
年の8月からCTを撮っていなかったし、イレッサの副作用の肝障害も気になりまし
たので、「いくら原発が縮小していて、マーカーが正常でも、肺だけ見てるのは不安
だ」と主治医に伝え、CTを撮ってもらいました。
肝転移は本当に初期のもので、CTでも分かりにくいくらいです。(転移に初期とい
う言葉が適当かどうかわかりませんが)

エコーでも、3人の先生が見てくださり、最後に見てくださった先生が発見してくだ
さいました。
現在、GPT(204)・GOT(160)共に上昇し続けていますが、主治医の先生は「この程
度の肝転移で肝機能数値が上昇することはありえないので、この数値の上昇はイレッ
サの影響に違いない」とのことです。
対肺の小さな転移も、2002/8月に発見されたもので、2002/3月から投与を受けている
イレッサの効果がなくなったのかと思い、イレッサの中止を考慮する話もあったので
すが、一ヵ月後のレントゲンで原発がまた縮小したので、続投となりました。(結局
イレッサは1年飲みました)
対肺の転移腫瘍の大きさは最近撮ったCTと2002/8と比較して変わってはいませんでした。

医師の示している今後の治療計画は、点滴による全身への抗がん剤投与です。

動脈から、肝臓に直接、抗がん剤を投与する方法を本で見つけ、主治医に聞きました
が、母の場合、画像上はまだ肝臓だけだけど、全身に転移している可能性を考える
と、肝臓だけに抗がん剤を投与しても、無意味だと思う。」と言われました。

ラジオ波については、名前だけは知っていますが、詳しい事についてはこれから調べます。
母に福音になればよいと思います。
情報ありがとうございました。

330 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/07(金) 17:58
わらさん、お久しぶりです。
とうとう私の母にも、ついにイレッサが効かなくなってしまいました。
今後の治療計画は、あさっての日曜に主治医とじっくり話す中で決めることになりそうです。
わらさんが受ける新しい治験とはどんなものですか?差し付けなければ教えてください。


331 名前: わら 投稿日:2003/03/07(金) 22:21
ワンチビ様
私の受けようとしている、治験は、タキソテールの類似品だそうです。
しかし、2種類以上の抗がん剤を、使用した方は、
治験に参加できないそうです。
今回の、治験は、日本で、初めてで、薬の副作用と、どのくらいの
量が、安全か調べるよていだそうです。
詳しいことは、来週聞く予定です。
子供のため、自分のため、必ず元気になりたいです。
また、治験の経過など皆さんに、お知らせします。
ある程度の副作用は、冊子には書いてありましたが、
死亡例も書いてありました。




332 名前: せっと 投稿日:2003/03/08(土) 16:57
はじめまして。少し悩みをきいてもらっていいですか?
父がたまたまCT検査をしたんですが、肺にくもりがあるといわれました。
気管支鏡の結果細胞に異常はないといわれました。
その後縦隔リンパ節付近にもくもりがあるとのことで縦隔鏡で細胞を調べた結果、
大細胞癌だといわれました。
いまは主治医がPETでほかにないか調べてから考えようとのことです。
縦隔リンパ節や大細胞癌で検索したりして情報をあつめていますが良ない情報ばかりで、
かなり不安になってしまいます。父はかなり悪い状況なんでしょうか?
PETは4月後半に予約できたんですが、一ヶ月以上そのままです。
PETの結果を待つのがベストなんでしょうか?


333 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/08(土) 19:33
はじめまして、せっとさん。
御父様のことご心配のことと察します。

「たまたまCT]とありましたが、実際の症状はなかったのでしょうか?
お年はいくつでしょうか?
体力的に問題はありませんか?(合併症など)

大細胞癌は肺癌とすると頻度は一割以下で、その性質としては悪性度が高い
と言うのが特徴です。
縦隔発生の大細胞癌もありますが、肺にくもりがあると言うことなので
縦隔リンパ節転移のある肺大細胞癌と言うことになると思います。

するとステージは3a以上です。
治療法ですが施設により違いが出るステージと思います。
ただ縦隔鏡を施行したと言うことですから呼吸器外科がある施設と思います。
ですから手術も含めた治療法が考えられると思いますが、主治医は何と
言っているのでしょうか?

事実関係がわかりませんのであくまで参考ですが、以下のような治療法と
なると思います。
1.抗がん剤治療(同時または異時性に放射線治療の可能性もあり)
2.手術(あくまで肺原発で3aまでであるなら)
3.緩和医療

私は呼吸器外科医ですので2.の手術について説明します。
3aであるために、他の処に(骨、脳、肝、消化管など)転移がないか早急に検索する。
そして肺原発であることのできるだけの診断をする。
これらは通常の検査(シンチ、CT、MRI、消化管内視鏡そして場合によっては経皮肺生検)
でありPETではありません。
もっともこの段階の手術は難しく、あくまでご本人の希望があればですが。

一ヶ月以上先のPETを待つというのは、肺以外の原発を考慮しているからなのでしょうか。

大細胞癌という性格上、今の段階での治療法の説明を受けた方がいいと思います。

334 名前: まみや 投稿日:2003/03/09(日) 00:27
今年2月中旬、68歳の父が背中の痛みを訴えて入院、
肺腺がん4期と判明しました。
現在肝に転移があります。
それまで普通に動けていたのに入院した途端に
骨転移したのか脚に麻痺が出て今では寝たきりです。
(週明け整形外科の検査予定)
母も私も呆然とするしかありません。
神経の細い人なので告知せず
異型細胞が喀痰から出たので悪化(がん化)予防の為、として
科学療法を進める方針でしたが
脚の麻痺をどう説明づけたらいいのか判らなくなりました。
以前ヘルニアで腰を手術しているので
苦しいですが体の衰弱で脚が弱ったと言うしかないのか・・・
告知されたら一挙に絶望して治療拒否しかねない人です。
それも本人の選択なのだから告知すべきなのでしょうか?
でも私は少しでも長く父の顔を見ていたい。一緒にいたい。
治療で状態が改善する可能性に賭けたい。
嘘をつかずに一緒に頑張れたらいいのに。
今日、父の同室になった(二人部屋)患者さんの付き添い人が
その人を叱咤激励するために
「寝たきりになったら終わりなんだよ」
「ちょっとでも体を起こさなきゃ悪くなる一方だよ」
としきりに言うのでほんとに気が気じゃなかった・・・
急に体も起こせなくなった父はどんな気分で
あれを聞いていたのか。
周りから聞こえてくる「声」が怖くてたまりません。
週明けには先生から父に治療の話があります。
土曜の夜、帰り際笑顔でおやすみと言ってくれた父。
またあの笑顔を見られますようにと祈るばかりです。



335 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/09(日) 13:10
まみやさん、おはようございます。
御父様のこととてもご心配のことと思います。

病気、特に癌の場合すべてに対する納得は難しいです。
ですから何を大事にしなければいけないのかをしっかり認識しなければ行けません。

事実として認識すること、
1.状態としては、4期の肺癌で骨、肝転移がある。
 これは痛みや麻痺の存在がすでに出現しているので、できるだけ早い治療が必要。
2.ご家族(貴方)の気持ちとしては治療で改善する可能性に期待している事と、
 そのために一緒に頑張りたい気持ちがあること。
3.帰り際に見せた御父様の笑顔。

一方これらを妨げる可能性の事実。
a.告知を受けていない。告知に耐えられるかというご家族の不安。
b.有無をも言わさず進行してくる症状の存在、同室の方などからの雑音。
c.週明けに行われる主治医からの説明。

a.について、
今は特別な場合にだけ告知しない時代です。
告知した方がそれ以降の治療に前向きになれることが多いからです。
そして事実、私は年間約70人位の肺癌患者さんを看させていただいていますが
告知して悩む時期はあっても、そのまま自暴自棄になった人はいません。
それ以後の自分にあった治療法を決定するためにはこの悩むことも必要です。
要はそれを医療側とご家族がどの様にサポートしていけるかです。
b.c.について、
同室であっても人それぞれ病気も進行状態も違います。
「少しでも体を動かさないと」とか、御父様にも必要な良い点にだけ耳を傾け
その他聞きづらいことは「病気は人それぞれだから」とお話しすればいいと思います。
そしてそれを主治医からも強調してもらってはいかがでしょうか。
場合によっては一人部屋にしてもらうのも良いかもしれません。

ただ、私の場合現在入院にて抗がん剤治療をしている方が6人いますが、患者さんが
嫌でなければ大部屋で治療しています。
医療側からは、管理、観察、治療の計画性、のためですが、
患者さんから見れば、自分だけではない事の安心、癌治療と言うことに対する慣れ、
そして自分なりに癌というものの認識ができるという利点です。

6人もいると途中から骨転移のために痛みを自覚しモルヒネの服用が始まる人もいますし、
脳転移のため頭の照射が必要になったり、治療を中止しなければならなくなったり、
大部屋から移らざるを得ない人の存在も目の当たりにするわけです。
ご自身の今の状態、治療効果を冷静に判断し、今後の自分なりの生活を考えていくためにも
徐々に理解していくことが必要です。

私がよく告知についてお悩みのご家族に言う言葉ですが、
「確かに身内である以上、お悩みが多いと思います。ただ時として優しさという曇りガラスで
判断ができにくいことがあります。今患者さんのためにもどうするか決定しなければならない
事も事実です。ですから、告知するかどうか決める時には貴方がご家族の立場ではなく、もし
貴方自身が患者さん自身だったらどうしてほしいいのかという感覚で決めましょう。」

どの様に決定してどの様に治療していくかは、ご自身の判断です。
そのためによく主治医と相談してください。
決して遠慮は要りません。
そして主治医が信頼できるなら、決定した治療を最善の方法と信じて頑張りましょう。





336 名前: せっと 投稿日:2003/03/09(日) 23:43
こげや◆X2mWOv7A  さん。
ありがとうございます。

父は元々C型肝炎のキャリアで一年半ほど前、いつも行ってた医者から、
肝硬変になりかけているといわれたそうです。そのころに血液&CT
の検査をしているのですがCEAは0.1程度で癌の疑いはとくになかったそうです。
最近仕事で疲れやすくなったこともあって知人に肝硬変=肝癌みたいな話をもらすようになって、
その知人から話を聞きむりやり去年の12月末に検査につれて行きました。
そこでCEAが22あったのでCT&血液検査&胃カメラ&便・・などの検査をおこないました。
検査の結果異常はとくになく、肝臓の方も慢性肝炎ではあるけれどそれ以上のものではないとの診断でした。
ただCTで肺にくもりがありCEAが高いこともあり呼吸器内科で検査を続けることになりました。

今年2月に血液&気管支鏡の検査を行ないました。気管支鏡の結果からは癌は出ませんでしたが、
CEAは28にあがってました。
あとリンパ節のくもりが気になるといううことで2月末に縦隔鏡の検査をしました。
そこで大細胞癌だといわれました。

父は今年64歳です。肝臓以外にはとくに悪いところはありません。
今現在は肺癌の症状はまったくないようです。

私が直接主治医から話を聞いたわけではないですが、
母が言うには、そこだけ(リンパ節)だと切れると言っていたそうです。
ただPETの結果をまたないとしょうがないと説明されたそうです。

主治医はそこが原発とは思ってないみたいですが、どこが原発かはわからなようです。

やはり肺が原発の可能性が高いのでしょうか?
手術は難しいとのことですが、状況からみて手術しても良くなる可能性は低いということでしょうか?

昨日母から聞いたのですが近々脳の検査も行なうそうです。
木曜日に私が主治医に会いに行くつもりです。

ながなが書いてすいませんでした。


337 名前: ぶん 投稿日:2003/03/10(月) 18:41
父が肺癌の末期と診断されて3ヶ月、骨、肝臓、色々と転移していました。
医師に頼み込んで飲ませてもらったイレッサが父には効いたようで、
骨転移の痛みも少なくすみ、モルヒネは何回使ったかなという程度
でした。先週のひなまつりの日に目の前で静かに息を引き取った
父を見て、悲しみと安堵を感じました。
イレッサをなくさないで下さいね。皆さん頑張って下さい。

338 名前: まみや 投稿日:2003/03/10(月) 22:54
こげや先生、ありがとうございました。
今日先生から父に病状説明と治療計画の説明がありました。
母がインフルエンザで倒れ、私が付き添って聞きました。
はっきりがんと告知しなくとも
「治療にはがんに準じて抗がん剤を用いねばなりません」
と言われ、本人は何かしら感じたことと思います。
土日にまひが鎖骨の上まで来たため涙ぐんで「帰る」と言ったり
自身の死後を想定して母に残す貯金の心配を始めたりと精神不安定な様子でしたが、
母が倒れたこと・病状の説明への驚きもあってか
今日は淡々と話を聞き、治療にも同意しました。
もっとも、治療の副作用で辛くなれば「もういい、帰る」と言い出すのかも・・・。
MRIで骨転移も確定的になりました。
麻痺の改善は望めないこと、平均的な余命は6ヶ月とのお話でした。
今は奇妙に静かな気分です。
明日からシスプラチンとビノベルビン投与が始まります。
少しでもそれで父の苦痛や麻痺が軽減されることを信じて、
治療への不安が軽くなるように接していきたいと思います。


339 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/10(月) 23:32
まみやさん、こんばんわ。

いいかたちで告知できてよかったですね。
初めはそれでいいと思います。
徐々に認識していくことも日本的で良いですね。

明日からの抗がん剤治療、すでに治療の意味、副作用の出る理由と症状、
そして対策など説明があったと思いますが、この副作用に対する治療法
は進んできてはいますが、出たときは4.5日くらいで改善してくるのだと励ましてください。

治療法はご本人の希望で見直すことも可能ですが、抗がん剤治療は少なくても
2クール施行しないと効果も出てきません。

私たち医療従事者が治療できない、やる気という治療はご家族の対応が頼みの綱です。
それでは、無事抗がん剤治療が終了することをお祈りします。

340 名前: さや 投稿日:2003/03/11(火) 19:54
父の抗ガン剤治療・温熱治療の併用が本日よりはじまりました。イレッサ以外の抗ガン剤は今回初めてです。
・フィシザルツ(吐き気止めとの説明)100ml
・ヴィーンD注(日研科学)500ml
・大塚生食注TN50ml
以上のの点滴を週に1回と、週2回の温熱を3週間やってみるとのことです。
上記の点滴のうち、『ヴィーンD注(日研化学』がどんな種類の抗がん剤なのか、どんな副作用がでるのか、ご存じの方教えて下さい。


341 名前: 電解質 投稿日:2003/03/11(火) 20:53
 フィシザルツ、ヴィーンD注いずれも輸液で溶かされている薬の名前が不明であることがわかりました。
そこから推察するに、たぶんフィシザルツの中に吐き気止めの薬が入っていて、ヴィーンD注、大塚生食注TNそれぞれに別々の抗ガン剤が入っているものと思われます。





342 名前: まい 投稿日:2003/03/11(火) 22:20
 父が肺腺癌のステージⅢbです。末期に近いにもかかわらず、
昨年11月に手術を受けました。
 転院して毎月レントゲンを撮っていて「異常なし」でしたが、本日
はCTを撮り先生は異常なしともなんとも言いませんでした。
撮影したものをずっと見ていました。
実際はどうなのか不安です。私たち素人でも分かるCTの見方かなにかの
HPはないでしょうか?レントゲンなら多少分かるのですが・・・

343 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/12(水) 00:34
まいさん、こんばんわ。

医者をうまく利用することです。
無意識のうちに不安を与えてしまうことがあります。
ただ、医者としては問いかけがないことは理解しているのだと
かってに考えてしまう傾向もあります。
決して良いことではありませんが、医師としてもむしろ遠慮なく
問いかけていただいた方がありがたいと思います。

患者さん、ご家族の理解度を知ることも大事なことですから。

「前回のCTについて、説明してください。」と言ってみてください。



344 名前: あきこ 投稿日:2003/03/13(木) 20:15
はじめまして お忙しいところ申し訳ありませんが
こげや先生にお聞きしたい事があります。
父(66)昨年8月に小細胞肺がんの診断
昨年8月中旬と9月中旬に2クールのケモ施行(シスプラチン+
ラステット(エポトシド))いわゆるPE療法?
腫瘍サイズ48mmから38mmへ
その後OP勧められ、上記の診断のため迷いましたがOP受けました。
OP前診断ではステージ1b(本当の所小細胞の場合限局型・進展
型のほかの基準はよく解らないのですが)
CT,x-p上リンパ節転移(-)、脳転移(-)、肝転移(-)、
骨シンチにて骨転移(-)との説明。
10月下旬左肺上葉切除、OP後結果リンパ節転移0/23
その後すぐに3クール目のケモ予定でしたが腎機能低下にて
延期11月下旬退院。UFTのみ内服
今年2月3クール目のケモ施行。また腎機能低下にて4クール
目も延期の予定。
OP後すぐより取り残した縦隔のリンパ節へのラジェ―ションを
勧められていましたが、(照射部位が食道に沿ってという事な
ので、食道炎、肺炎等リスクを考え)保留にしていました。
実家が遠いので今の情報はこれくらいなのですが今回またその
話が出て迷っているようです。ラジェーションの適否、この場
合の有効性やデメリット等どんなものでしょうか?他の癌に比
べ治療法が確立されてなく悩んでいます。また他にあるので
しょうか?教えて頂ければ幸いです。

345 名前: まい 投稿日:2003/03/13(木) 23:12
こげや先生 ありがとうございます。
本来ならば医師がうるさいと思うくらい質問するのですが、父の前では
どうかと思いまして質問することが出来ませんでした。
良くなって行ってると思うことで、父にはストレスを感じさせずに安心してほしいからです。
電話ででも聞いてみようと思います。いざとなれば、本人にも説明が必要と思いますが・・・
でも明らかに体重減少が激しいです。
最初は健康食品を買い捲りましたが、今は癌に関する勉強と、父が生きているうちに新築のハ
ウスを建てることを夢として頑張っています。
私がしっかりしなければいけないのですが、再発が怖くて気がめいるばかりです。
この掲示板が唯一の助けになります。
 

346 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/13(木) 23:46
こんばんわ、あきこさん。

小細胞肺癌に対する手術は行われない時代がありました。
手術単独と放射線治療の成績に差がなかったという古いデータによるものでした。
しかし、術前に診断がつかない肺腫瘍の手術のうちには小細胞癌も含まれていました。
そして、その検討により小細胞癌ステージ1の成績(5年生存率)は非小細胞癌と遜色なく、
今ではステージ1では手術が行われるようになりました。
ただ、ステージ1bでは若干成績が落ちるので術前に抗がん剤治療をしてから手術を
することもあります。
御父様の場合がそうです。

私も年に1~2例を経験します。
ただ術前の治療効果は全身に対してと言うより、局所(肺、縦隔リンパ節)の制御のため
局所効果を期待して放射線治療も同時に行うことがあります。
御父様の場合、放射線治療はどうだったのでしょうか?

結局2クール後の手術では、リンパ節転移なしと言うことですが実際のステージはやはり
1bだったのでしょうか?
(取り残した縦隔リンパ節)とありましたが、オペ後リンパ節転移0/23を考えると
どちらが本当なのか解りません。
主治医は何と言っているのでしょうか?取り残したという理由は何なのでしょうか?

今回のあきこさんの質問である、術後の放射腺治療について。
質問に対する答えですが、取り残したリンパ節が無く術後のステージが1bまでであれば
抗がん剤治療に放射線治療を加えるかは御父様ご本人の希望に従ってとしか言えません。
ただ、私なら術前も術後も放射線治療を加えることを勧めます。
さらに、予防的全脳照射も加えます。

なぜなら小細胞癌に対して術前後の治療を加えたことはとても積極的な治療ですし、
それを納得して施行したという本人の積極性を尊重する事になるからです。
あくまで、ご本人の希望があればですが。

すべて主治医と良くご相談の上、利点と欠点を御父様ご本人に当てはめてお決め下さい。

347 名前: あきこ 投稿日:2003/03/14(金) 01:39
こげや先生 早速のご返事ありがとうございます。
前回は説明が足らず申し訳ありません。
まず第一は、術前は化学療法のみで放射線治療の話
はありませんでした。手術しないのであれば、4クール
後に放射線治療と言う選択肢でした。
第二は、ステージ1bについてですが、取ったリンパ節
に転移なしという事で、1bが正解か誤りか確認できて
いません。(ちなみに術後約3ケ月の全身検索では異常
なしです。マーカーは・・これは父の話なので数値は
解りませんが、11月低値、1月微増、2月はまた下
がっているそうです。)
第三は、取り残したリンパ節の事ですが、左から
アプローチしたので届かず取ってないものがあります
というお話でした。手術時に第何群まで郭清する予定
だったかは確認できていません。父が幼少期に膿胸
を患い排膿のためトロッカーを入れたようで、その為
左下葉が長年にわたり癒着していて剥離に時間がかかり
実質手術に7H近くかかったのも関係あるのでしょうか?
ちなみに取ったリンパ節23個が多いのか少ないのかも
よく解りません。
個人的にはリンパ節転移はないが、小細胞癌の性質
上再発予防のために縦隔に放射線をあてると解釈し
ているのですが・・・これも再確認しなければ、、
ここで再確認なのですがこれは正常細胞にあてると
いう事ですよね。
いずれにしろこげや先生のご意見で、主治医と話を
する上の疑問がまとまってきます。
本人の意向に沿って、よい方針を話し合って決めて
いこうと思います。

348 名前: MASA 投稿日:2003/03/14(金) 08:27
 はじめまして母(64歳)が小細胞がんになり3年3ヶ月が過ぎました。1999年11月に発見し川崎共同病院で治療しましたが、がんは消えず、すぐに現在の築地の国立がんセンターに転院しました。
先週3月8日に付き添いで先生の話を聞きました。病状は左肺小細胞がん限局的、再発です。初期治療でイリノテカン、エトポシド、シスプラシンの併用による化学療法。がん部分への最大量の放射線治療。予防的に脳にも放射線治療を行いました。結果は良好で影は消え2002年6月まで影や腫瘍マーカーは基準値以内でした。
しかし7月から腫瘍マーカーが上がり始めました。すぐに再入院、タキソールによる化学療法は効果が無ありませんでした。その後イリノテカン単体による化学療法も行いましたが、効果はありませんでした。
左肺に影が見え始め、腫瘍マーカーの数値もどんどん増えました。しかし左肺以外には転移が無く、主治医はこのまま様子を見るしかないと言われました。今までにかなりの化学療法を行ったので新薬のカルセドも副作用を考えると、危険なので使いたくないとの事でした。 家族としては不安でカルセドで治療してくれる病院や免疫療法で有名な病院の情報が欲しくメールを送る事にしました。
 参考までに腫瘍マーカーの数値を送ります
      2002/7/11   8/6     9/19    10/11    11/14    '03/2/6
CEA    H 10.5     H 12.0   H 9.2    H 11.4    H 12.6    H 15.9
NSE      5.4       7.9     5.6      6.8      7.3      7.6
ProGRP H249.4     H383.6   H472.8   H589.9    H813.0   H716.0
X線の影は今年に入り月々0.5mmぐらいずつ大きくなり、今では5~6cmぐらいの楕円形です。
有名な免疫療法の情報があればお返事頂ければ幸いです。ご多忙のところわざわざすみませんが、どうか宜しくお願いします。


349 名前: nored22 投稿日:2003/03/14(金) 14:59
肺小細胞癌の難治・再発型の状態ですね。既に標準的な治療法
を施行されており今後の治療が難しい状態です。小細胞癌に対し
有効性がありそうな抗癌剤が塩酸アムルビシン即ちカルセドあたり
ぐらいしか無いのも確かです。後強いて言えばIFO即ちイホマイド
ぐらいでしょうか。ですからここで治療するとしたらカルセドを
使用したいと言うあなたの考えは私は妥当と思います。
あとは患者さんが投与に耐えきれるかどうかの問題です。
もし投与できる病院が見つからない場合は私の病院まで来ることが
可能なら診察の上投与するのは全く構いません。ちなみに私の
病院は首都圏にありますが。
また肺小細胞癌にはサリドマイドが奏功する可能性が高いです。
少なくても単独で腫瘍の進展を抑制します。従い効果が不明な
怪しい免疫療法を施行されるよりはサリドマイドやグリベック
などの分子標的薬の使用・併用を私はお薦めします。
もし資料等のご希望あれば0432428516@pipopa.ne.jpまでご連絡
下さい。

350 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/15(土) 00:52
MASAさん、こんばんわ。
お母様のことご心配のことと思います。
ご家族としては「何か治療法はないか?」とお考えになる気持ちも分かります。

ただ、貴方の書き込みの中にお母様の今の症状とお母様ご自身の治療に対する
お気持ちが、書いてありませんでした。

小細胞肺癌の三年生存率はLDでさえも20~30%程度です。
主治医が「このまま様子を見るしかない」と言ったのは、このまま何もしない
と言う意味ではなく、身体に負担がかかる治療から症状を緩和していく治療
に方向転換をすること考える時期ではないのかと言う意味だと思います。

小細胞癌の治療において一度は完全に陰が消えたりすることは良く経験します。
ただ、ほとんどの例で再発しその場合の腫瘍細胞は以前とは違い治療抵抗性の
腫瘍が残って大きくなったものです。

お母様の場合、昨年7月以来抗がん剤治療によってもprp-GRPは改善されていません。
このことを見ても現在の腫瘍細胞は抗がん剤に対し抵抗性を示すと思います。
決して効果がないと言っているわけではありません。
副作用のわりには効果が低い可能性が高いと言うことです。

ですから、お気持ちは解りますが是非お母様自身の治療に対するお気持ちをまず
聞いてみることを勧めます。


351 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/15(土) 01:24
せっとさん、こんばんわ。

あなたの以前のメールに「木曜日に主治医と会う」とあったのですが、
いかがでしたか?

ところで、手術についてですがご質問にあったように手術しても良くなる
可能性は低いと思います。
原発が解らない状態で縦隔リンパ節だけ取る治療はどうしても考えにくいです。



352 名前: たつや 投稿日:2003/03/15(土) 21:18
こげや先生。お久しぶりです。

父の調子は髪の毛は抜けていますが順調です。
3月17日に第2回の抗がん剤を投与します。前回1回目投与3日後も副作用で
本人も食欲も無く苦しんでおりましたが今は順調です。病院からも許可がでて
本日自宅に一時帰宅しました。たぶん、投与は次の2回目で終わると思いますが
あとはCEAの値によります。現在、白血球数も7000と順調です。
また、連絡します。

353 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/15(土) 22:05
こげや先生、その後の報告です。
母の肝転移ですが、水の溜まった小さな袋が5つくらいあって、それが写っていたということでした。
確か、のうほう って言われたと思います。腎臓にもありました。
癌の肝転移ではなかったのですが、イレッサの有害事象の肝臓の数値の上昇が止まらないので、休薬する事になりました。
せめて、GPT100以下にならないと再投与はしない方向です。
ただ、休薬後10日目の検査では、肝臓の数値は飲んでた時以上の上がり幅で、休薬すれば数値はすぐ下がると思っていた期待を見事に裏切られてしまいました。
対象とする薬剤をやめたのに・・・先生も首をかしげておられるし、でも、画像上明らかな肝障害は起こっていなかったので、もうしばらく様子を見る事になっています。
しかし、こうしている間にも母の癌が大きくなったら・・と不安で仕方がなく、なんとか肝臓の数値を下げる方法はないかと、AZ社が公開している573ページに渡るイレッサについての資料を全部印刷して、一生懸命読みましたが、結局素人は素人で専門的な内容がわかるわけでもなく、ただただ自分の無力さを再認識しただけでした。
とりあえず、母の肺がんの治療の今後の見通しはたっていないのが現状です。
でも、もし今後母に肝転移が起こったとしても、ラジオ波という治療法が出来るかもしれないと知ることができた事は、私たち家族にとって、とてもありがたいことでした。転移したら、あっという間に母が死んでしまうんじゃないかと思っていた私たちにとって、まだまだ方法はあるのだと希望を持つ事が出来ました。
ありがとうございました。




354 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/15(土) 22:13
たつやさん、こんばんわ。
御父様の抗がん剤治療、順調で良かったですね。

タキソール・カルボプラチンの組み合わせは比較的無事終了できやすい
組み合わせです。
副作用が比較的軽いと言うことですが、ただ特徴的なものに筋肉痛と
末梢神経炎(手足がピリピリ)があります。
痛みには薬が効きますし、ピリピリもいずれ抗がん剤治療が終われば
改善してきますので、症状があってもお父さんを安心させてください。
それと髪の毛も戻ります。(髪の毛はちょっと時間がかかりますが)

抗がん剤治療が無事終了し、CEAの改善が得られることをお祈りいたします。

355 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/15(土) 22:22
わらさん、こんばんは。
353に書きましたが、今後の治療計画は見通しがたっていません。
肝数値が下がればイレッサの再開もありえますが、飲んでもまたすぐ上がるかもしれないし、肝数値の上昇がイレッサだけが原因とは数値が上昇してからの母を見ていると限定も出来ないので、いろいろ飲んでる健康食品の類もすべてやめてもらいました。
だからしばらく何もできません。自分の無力さに情けなくて涙がこぼれます。

356 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/15(土) 22:29
ワンチビさん、こんばんわ。

肝機能のことご心配でしょうが、今お母様の自覚症状はあるのですか?
肝臓の症状は判りにくいですが血液検査で確認しているのですから
あまり心配要らないと思います。

とにかく肝嚢胞だったのですからご安心下さい。
本当に良かったですね。

肝機能障害にはとにかく体を休めることが大事ですよ。


357 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/15(土) 22:48
こげや先生、ありがとうございます。
少し疲れやすさを訴えていますが、これは肝障害とは関係がないように思いますので、特に自覚症状はないと思います。
「1年間イレッサの代謝をしつづけて、肝臓も休みなく頑張ってきやったから、ちょっと間休憩させたろなー」と言ってきましたが、母の不安は取ってあげる事はできてないです。
来週血液検査をします。だんだん血も取りにくくなってきました。血管壁が硬くなって来てるかもと主治医は言っていましたが。。。なんだか可哀想で、私の腕と変わってあげたいと思いました。
また、結果を報告します。良い報告ができる事を、神に祈っています。
でも本当に、のうほうでよかったです。


358 名前: Vaca 投稿日:2003/03/18(火) 10:46
こげや先生先日は、アドバイスありがとうございました。
主治医の先生と相談しましてイリノテカドン+シスプラチンで3クール治療することになり
昨日入院しました。副作用の下痢がどの程度出るか解らないですが頑張ってみます。
イレッサを5ヶ月飲んでいましたが肝障害腎障害とうもありませんので来週抗がん剤の投与をします。
とりあえず報告しておきます。

359 名前: Vaca 投稿日:2003/03/18(火) 10:53
こげや先生、すみません。イリノテカドンは、間違いでイリノテカンですゴメンナサイ

360 名前: Tomo 投稿日:2003/03/19(水) 23:35
はじめまして。61歳肺腺ガンの母について教えてください。
母は3年4ヶ月前、国立がんセンターで左肺上葉部のがんを切除し、
半年後再発、その後シスプラチンとビノレルビンを2クールしましたが
効果がなく中止、その後民間病院でサリドマイド治療などをしながら
イレッサの認可を待って9月から今度はがんセンターでイレッサを服用して
いました。11月の時点でガンはほとんど消え、腫瘍マーカー(CEA)
も9月の服用直後は12,11月7.5、2月5.5、3月は4.5と
下がり続け喜んでいましたが、念のため3月に併せてCTもとったところ
服用前ほどではないが、またがんが大きくなりつつある、とのことで、
一旦イレッサを中止することになりました。三ヶ月後に再開予定と
言われています。がんセンターの主治医は、マーカーはあくまでも目安で
あり、あてにはならないとおっしゃっているのですが、一番調子がよかった
11月の時の値より今も着実に下がり続けているのになぜ?と素人の
私には納得ができません。
また、イレッサ再開までの間、主治医は抗ガン剤などの治療は
しないほうが良いとおっしゃっています。以前使用したファーストラインの
シスプラチンとビノレルビンで効果がなかったので他も効く可能性は
極めて低くかえって体を痛めるので、との理由です。この点でも他で
いろいろと試している方の情報を耳にすると、これでよいのかどうか
不安に思います。状況は厳しいことはわかっているつもりですが、なんとかうまく
コントロールしてあげたいと思っています。
母は現在のところ健常者と変わらない生活をしており、普通の体力を
持ち合わせていると思います。(多少疲れやすいようですが)
マーカー値の捉え方と、これから三ヶ月間の治療方針について
何かアドバイスをいただけたらと思っています。どうか宜しくお願いします。

361 名前: Tomo 投稿日:2003/03/20(木) 00:45
すみません。先ほどの書き込みの治療経過についての追加です。
再発時のシスプラチンとビノレルビンの投与ですが、2クール終了後のCTでは
がんは不変で、3クール目は意味なしとのことで他の抗ガン剤が選択肢に
あげられましたが、当時の母には抗ガン剤の副作用がきつく、これ以上は
できないと拒否したので、がんセンターでの治療はなくなりました。

その後のサリドマイドの治療の際に、シスプラチンともう一つの抗ガン剤
(種類は今わかりません)の投与を2クールしました。2クール終了時点で
明らかな腫瘍縮小は見られないまでも、腫瘍の周りにある新生血管の数が
最初より明らかに少なくなっていると言われました。しかしサリドマイドの副作用が
思ったよりきつかったことと、イレッサの承認が目の前だったので、この時点で
サリドマイドは中止しました。

今お世話になっているがんセンターの主治医は原発巣の切除の時の外科医の先生で、
信頼の置ける方なのですが、時に対応がクールで、がんセンターでの
抗ガン剤を拒否する以上治療法はないのでやむなく他でサリドマイドや
民間療法などいろいろ試しましたが、その間定期検査はがんセンターに
お世話になっており、現在の主治医には反対はされないまでも、効果に
ついては否定的でした。(実際緩やかではあるけれど少しずつ進行は
しましたが)
今回主治医との話し合いで、母のがんは今までも緩やかな進行で
これから三ヶ月の間何もしなくても致命傷にはならない、むしろ
その方が体のためだとおっしゃるのはそういう理由もあるのではと思います。
しかし、効果の程はどうであれ、がんセンター以外では今まで
何もしていなかったわけではないので、このまま本当に様子をみるだけで
よいのか、とても不安なのです。

とは言え、がんセンターでのイレッサによる治療で一時は奏功しましたので、服用時は健康食品その他一切を断ち切り、主治医の指示を守ってきました。
それにより母を始め家族一同主治医への信頼もよせ、前回抗ガン剤を拒否していましたが、
また病状をコントロールできるのであれば抗ガン剤も考慮するつもり
でいましたので、それを否定され、母も私も困惑している状態です。

長々とすみません。
宜しくお願いいたします。

362 名前: わら 投稿日:2003/03/21(金) 10:04
ワンチビ様こんにちは。お母様おかげんどうですか?
しばらく何もしないという事は、どれだけ、心配か
よく解かります。私も、治験が、始まる2ヶ月は、何もしません。
夜になると、不安で、体が、震える時もありますが、
子供たちの前では、明るく振舞ってるようにしています。
治験が、始まると、入院しなくちゃいけないので、
旅行に出たり、楽しく過ごそうと思います、
ワンチビ様も、お母様を、連れ出しては、いかがですか?
火曜日から、京都の方に旅行に行きます。

363 名前: Vaca 投稿日:2003/03/21(金) 11:27
ワンチビさん初めまして、こんにちは、Vacaと申します。
サイバー暦2年8ヶ月に成りました。私もイレッサを5ヶ月服用していましたが、
効果が期待できなくなり抗がん剤(イリノテカン+シスプラチン)治療のため入院して
23日から加療を始める予定です。今は、どんな副作用が出るか不安な気持ちです。
もうすぐ桜が咲きますから花見等にお母様と行かれたらいかかですか少しは気がまぎれると思います。
私は、病院の窓から山桜が沢山眺められますので楽しみにしています。

364 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/21(金) 14:37
Vacaさん、お久しぶりです。
いよいよ治療ですね。
主治医を信じてがんばって下さい。
でも何か質問があれば遠慮なく聞いて下さいね。

イリノテカンですが下痢に注意して下さい。
ちょっと緩い程度と思わないで、主治医に報告して下さい。
ただ、対策も色々ありますから心配しないで下さい。

私は入院抗癌剤治療を始める方に必ず言う言葉があります。
「退院の目標を持つことが大事です。抗癌剤治療の場合の目標は
きめられた回数(コース)を終えることです。」

こちらはまだ桜の「さ」の字もありませんので、是非見に行きたいものです。

365 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/21(金) 15:05
Tomoさん、はじめまして。
お母さまの事御心配の事と思います。

もしよろしければ以下の事を教えていただきたいと思います。
1.三年前の手術時の最終的な病理診断(ステージ)
2.サリドマイドの治療の際に行った抗癌剤治療(シスプラチン以外)
3.三ヶ月あいだをあける理由(骨髄抑制が強いとか、肝機能が悪いとか)
4.三ヶ月後、再度イレッサにする理由(主治医はなんと言っていますか)

質問について)
1.マーカー値のとらえかた
マーカーは確かに目安です。
しかも抗癌剤治療の後の癌細胞は前回と変化しています。
ですから、腫瘍が増大していても同じマーカーはそれほど
上がらないことはあります。
その他のマーカーはいかがですか?

2.これから三ヶ月間の治療方針
あくまで主治医の方針ですから参考程度にして下さい。
サリドマイド治療の際に使用したシスプラチン以外の抗癌剤が
ジェムザールでなかったのなら、ジェムザールは考慮に入れる
必要があるかもしれません。
エビデンスは弱いですが腺癌に有効な症例を経験します。
抗癌剤の辛さを訴えていましたが、ジェムザールの単剤治療は
外来投与も可能です。

ただあくまで主治医の方針を聞くことが必要です。
お母さま御自身と御家族の治療に対する方針を率直にお話して
納得行く治療法を選択して下さい。


366 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/03/21(金) 18:27
こげや先生、早速のお返事ありがとうございます。
ご質問ですが、
1.三年前のステージは術前は2b、術後病理検査の結果3bでした。
  リンパ節に転移が見られたようです。

2.サリドマイドの時の抗ガン剤は父に確認したところアドリアマイシンとシスプラチンでした。
3.三ヶ月間をあける理由:単純にCTで癌が増大しはじめたようなので、と言う理由です。
  血液検査(肝機能検査も含んでいるようですが詳細はわからず)は全て基準値内とのことです。
4.三ヶ月後、再度イレッサにする理由:イレッサは新薬のためデータが少ないので
  未知の部分があるが、過去のデータで、一旦中止してから再度
  始めたら効果が見られたという症例があったとのことで、その可能性に
  かけるとのことです。期間については難しいところであるが、だいたい三ヶ月
  というのが専門家の間では言われているから、とのことです。

マーカーについてですが、CEAについてしか言われていないようです。
ただ、血液検査では全て基準値内とのことです。
三年前の手術前のCEAは正常値だったようで、母の癌はマーカーに現れにくい
ようだと思っていたのですが、イレッサ開始時の昨年9月は基準値を超え、
その後下がり続けている、と言う状態です。癌細胞が抗ガン剤で
変化するのですね。

ジェムザールを使用する治療法があるということについては家族とよく相談してみます。
素人の私たちには何がよいのかさっぱりわからず、ただ主治医のおっしゃることだけが
全てなので、少しでも希望を持つことができ、感謝しております。 
また何かありましたら相談させてください。
ありがとうございました。

 


367 名前: Tomo 投稿日:2003/03/21(金) 18:31
こげや先生、すみません。366の名前、名無しになってしまいました。
Tomoです。宜しくお願いします。

368 名前: Vaca 投稿日:2003/03/21(金) 22:43
こげや先生励まし、ありがとうございます。
先日は、アドバイス頂きまして、ありがとうございました。
治療計画書では、2~3ヶ月です。
退院してくるとすぐ孫が生まれので、それを楽しみに治療してきます。
また解らない事が有りましたら、お聞きいたしますので、宜しくお願いします。

369 名前: いくら 投稿日:2003/03/22(土) 02:23
こげや先生 ご無沙汰しています。いくらです。
2月の末に父は亡くなりました。去年の2月にあと1年と告知を
受けて、本当にそのとおり1年で亡くなりました。
いろいろと助言をいただいてありがとうございました。
父の結果は残念でしたが、家族全員で看取ることもできました。
医学は日々進歩しているので、きっと肺がんも死亡率がへる
時がくるのでしょうね。本当にありがとうございました。

370 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/22(土) 10:49
いくらさん、ご苦労様でした。
「家族全員で看取ることもできました」
お父様のためにも皆様のためにも、よかったですね。

お父様がお亡くなりになってから一ヶ月が経ちましたね。
ご家族の皆様どのようにお暮らしでしょうか。
とにかく今は静かな時間の経過が必要です。

お父様のために、どうぞご自愛下さい。

そしていつの日にか、いくらさんの経験したことを通じての
アドバイスなどをお願いします。

371 名前: Win 投稿日:2003/03/22(土) 18:43
こんにちはWinです。皆様も大変な思いをなさっていらしゃるのですね。言葉になりません。
以前、父の肺がん治療が「イレッサ」の投薬になるとご報告いたしましたが、
取り合えず、「タキソテール」を一回、1薬打ってからにしょうと、医師に話され従いました。
今まで、なまじ副作用や咳や痰がなかったせか今回の「タキソテール」100mgでの化学治療は酷い事になってしまいました。
本来なら副作用の少ない薬剤とは思いますが、38度前後の熱が続き、倦怠感、味覚の変化、食欲減退、咳、痰、しかも、
白血球が2000まで下がり、「白血球の増加剤」を打つ事となりました。
しかし、これが余計「副作用」を悪化させ、これに腰痛、息切れが加わりました。
規定で「白血球の増加剤」は4回打つそうですが、3回目の時、あまりに酷いの息切れと熱、腰痛に必ず、血液検査で白血球の数値を確認してから、
4回目は打つかどうか決めたほうが良いのではないかと素人ながら思うほどでした。
しかし、父も苦しさから検査してからにしてと頼んだそうですが結局、看護婦さんに打たれてしまい。その直後、医師から「間質性肺炎」の疑いから、
血液検査してもらいその時で、白血球数13000で、今は30000近くあります。レントゲンもCTも撮りましたが「間質性肺炎」になっているかどうか解らないと、
医師から言われました。1週間前まで肺がんながら元気でしたが、今は2、3Mも歩いただけで激しい息切れが出て、寝たきりになってしまいました。
医師からは全て「癌」自体が少し大きくなったからと説明されましたが、何故か納得出来ません。長くなってしまい申し訳ございませんが、医師はこれから「イレッサ」か、
他の「カルボプラチン+他」でやるか決めて欲しいと言われましたが、この状態では・・・。と思っております。

372 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/03/22(土) 22:54
わらさん、Vacaさん、ありがとうございます。
そうですね、ちょっと気分を変える為に、花見のイベントを企画します。
今は、梅の花が満開で素晴らしい匂いがただよっています。
去年は、梅も桜も母と見ることが出来るのも最後と思い、そっと涙をぬぐいながらの花見でしたが、神様と皆様のおかげで、また今年の花も見る事が出来ます。
もし、最後の花になったとしても、今年は一緒に笑顔で花の美しさを愛でることができそうです。





373 名前: まみや 投稿日:2003/03/23(日) 22:50
父の治療が開始されて2週間経ちました。
こげや先生の話では2クール程やってみないと
抗がん剤の効果の程は不明とのことですが、
正直それは今の父にはとても長いなぁという気分です。
ここ2・3日全身のだるさを訴えてどんどんものを食べなくなってきました。
嘔吐こそしないものの吐き気も漫然とあり、
なにより背中の痛みはひどくなって痛み止めの薬はどんどんと
強くなっている。
「今より状態を改善していくための薬だから」と言ったのに、
ほんと父に申し訳ない。
せめておいしいと思って食べられるものがもう少しあればいいのですが。
吐き気が強いときなど皆さんは何を食べていらっしゃるのでしょう?

374 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/24(月) 01:19
まみやさん、こんばんわ。
御父様の吐き気のこととてもご心配のことと思います。

抗がん剤治療を継続していくためにも、吐き気対策は必要です。
かなり良い薬が利用できるようになったのですが、どの様なものを使っているのでしょうか?

ただし完全に良くなると言うことではないので、やはり日々の工夫は必要です。
そこで私は患者さんに、抗がん剤治療における副作用対策のパンフレットを渡しています。
よろしければあなた宛のメールに添付しますが、アドレスを下記アドレスの私宛に送って下さい。

thoraxg@hotmail.com

375 名前: まみや 投稿日:2003/03/26(水) 00:29
遅くなりましたがこげや先生、パンフレットありがとうございました。
まずは試しにと果物のジュース等勧めてみましたが
リンゴジュース程度でも甘すぎと感じるようで口を湿す程度です。
今度は起き抜けに乳児用のビスケットか
何もつけないバターロールでも用意してみようかと思います。
それでも今日は、抗がん剤を点滴する日だったのに
吐き気止めが効いたか昨日よりはお粥を多く食べていて少しほっとしました。
先生は食事がとれなくなったら静脈カテーテルで栄養を入れると言っていて、
そうなると父か一気に治療にやる気を無くすのが目に見えているので
とにかく食べてもらいたいと思ってます。


376 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/03/26(水) 01:34
まみやさん、御父様少し食欲が出たと言うこと良かったですね。

吐き気などの副作用は、抗がん剤の効果を考えると仕方がないものですが、
病気で出ている症状ではありませんのでいずれ抗がん剤が体外に排出
されれば良くなっていくのだと理解してみましょう。
そのうえ吐き気対策は結構進んでいます。

でもなにより、ご家族の一言、気遣いの方が効果的ですよ。

377 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/03/26(水) 12:35
2003.3.25 米国Sloan-Kettering記念癌センター、喫煙者の肺癌発症確率予測ツ
ールを開発

 米国Sloan-Kettering記念癌センターはこのほど、喫煙歴がある中高年者が、今後10年間に
肺癌を発症する確率を算出するソフトウェアを開発し、ホームページで公開した。年齢、性別と喫
煙年数、1日当たりの喫煙本数などを入力すると、たばこを吸いつづけた場合と禁煙した場合の
「肺癌10年発症率」が表示される。

 このソフトウェアを開発したのは、同センター健康予後研究グループのPeter B. Bach氏ら。長
期喫煙者(禁煙者含む)およびアスベスト曝露者を対象とした介入試験「CARET」(the
Carotene and Retinol Efficacy Trial)のデータを基に、喫煙歴がある人の肺癌10年発症率を算
定する計算式を作成した。

 「CARET」のデータからは、同じ「喫煙歴がある人」でも、肺癌の10年発症率は年齢や性別、
喫煙指数、禁煙年数などで大きく異なることが判明。肺癌のCTスクリーニング試験への参加者
データを用いた検証で、計算式の精度が高いことが確かめられたという。

 ソフトウェアの適用対象は、年齢が50?75歳でたばこを1日10?60本、25?55年間吸ってお
り、現在喫煙中または禁煙してから20年以内の人。ただし、日本人の場合、人種や大気汚染
など環境要因の違いにより、肺癌発症に及ぼすたばこの影響は米国人の数分の1と報告され
ている。こうした点に配慮は必要だが、たばこを吸い続けた場合、禁煙した場合の肺癌発症確
率が数字で呈示されるツールは、日常臨床で十分役立ちそうだ。

 ソフトウェアに用いられている計算式に関する論文は、「Variations in Lung Cancer Risk
Among Smokers」。Journal of the National Cancer Institute(JNCI)誌3月19日号に掲載され
ており、アブストラクトは、こちらまで。
ソフトウェアは、こちらから入手できる。
http://www.mskcc.org/mskcc/html/12463.cfm

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/238074

378 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/04/02(水) 18:39
お久しぶりです。母が、イレッサの長期投与(1年間)による肝機能障害で、投与休止してから約1ヶ月経過しました。
肝機能の数値のほうは、ようやく下がりあともうちょっと下がれば投与再開の予定です。
胸の腫瘍のほうは、やっぱりと言うべきなのか・・・少し大きくなりました。
もしかしたら飲むのをやめても、大きくならないかも!と10%くらい期待してたのですけど・・・やっぱりダメでした。
投与再開で、縮小を祈っています。
投与再開時は入院はしない予定です。

379 名前: まい 投稿日:2003/04/03(木) 01:34
こんにちは こげや先生 私も「抗がん剤の副作用の対処法」
を頂きたく思います。いざと言うときのために・・・宜しくお願い
いたします。
先日、電話で医師にCTの結果について聞いたところ、「異常なし」
との事で、ホットしました。
 ありがとうございました。でも今からが正念場のようで、
不安な日々ですので、いろんな情報を集めています。

380 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/03(木) 20:40
まいさん、お久しぶりです。
まずは御父様の術後の経過、変わりないと言うこと良かったですね。

いざというときの事を考えることも、いろんな情報を集めることも
必要なことではあります。
しかし、毎月通院し術後の経過を確認しているのでしょうから、
「今からが正念場のようで、不安な日々です」は良くありませんよ。
あなた達が右往左往したら、一番不安に思うのは御父様ご本人です。

主治医から何らかの異常を指摘されてからでいいと思います。

術後の再発についてはどなたも不安を感じています。
その時私は、「術後の経過については私が責任を持って調べます。
そして、異常があるときははっきりとお話ししますからそれまでは
元気な今日を積み重ねていきましょう。そうすれば結果として
一ヶ月、半年、一年とたっていきますよ。」と言っています。

パンフレットはお送りしますが、御父様のためにまずあなたが
リラックスですよ。

PS:yu-yu3@ninus.・・・のほうで良いのでしょうか?


381 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/05(土) 22:29
まいさん、こんばんわ。
何気なく別館を見ていてまいさんの投稿をみました。
医師とのやり取りでとても苦労されたのですね。
何とも情けなく感じました。

ところで、パンフレットの件ですがメールアドレスの確認を
お伺いしたのですがお返事がありませんので、さしあたって
近々添付メール送ります。

私が言うのも何ですが、決してそんな医師ばかりではありません。
お父さんのためにも今の主治医と良く連絡を取ってください。


382 名前: matsu 投稿日:2003/04/07(月) 23:15
こんばんは。皆さんはじめまして。西東京市のmatsuといいます。
早速ではありますが、私の父(73歳)が肺腺がんと腹部リンパ節への
転移疑との診断を受けました。これから、具体的な治療方針の検討に入るのですが、
その前にひとつ、直面している問題があり、皆様のご知識、ご経験に
頼らさせていただく次第です。よろしくお願いいたします。

問題というのは、現在、相談に乗っていただいている医師(循環器科)
が言うには、治療に入るためには、確定診断が必要であり、
そのためには、細胞診を行わなければならず、うちの場合、
発生部位が特殊なため開胸生検しかない、と言うのです...

細胞診を除く検査は、CT、MRI、では3つの病院で行い、
もっとも信頼できる診断は、

肺右下葉、S-10領域抹消腺癌。25mmX25mmX15mm
肝門部、肝十二指腸間膜に径25mmのリンパ節転移の疑いあり。
というものです。

そこで、教えていただきたいのですが、

1.癌治療の開始にあたっては、細胞診は必須なものなのでしょうか?
  (勿論、敵を知らなければ対策も立てられないというのは私も
  判りますが、絶対条件なのかどうか、ということです)

2.細胞診を行うとした場合、肺S-10領域では開胸生検しか手が無いので
  しょうか?
  (確かに、経気管支肺生検は一度試しましたが検体不足で診断でき
  ませんでした。経皮肺生検は場所的に無理と言われています)

以上、長くなってしまいましたが、何かアドバイスがありましたなら、
よろしくお願いいたします。


383 名前: ユウジ 投稿日:2003/04/08(火) 04:43
肺小細胞癌患者40才です。すでにPE療法4クール終了し、CT、MRIによる評価したら新たに小脳に転移が判明しました。どんな治療法(医者は全脳照射と言ってます。)があるのでしょうか。

384 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/08(火) 18:21
腫瘍マ-カ-のみで充分でしょう。大事なことはSLCLかNSLCLかです

385 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/08(火) 22:45
matsuさん、お父様のことご心配のことと察します。
治療と言うからには確診が得られていなくても、相当に疑わしいと言うことなのでしょう。
(この一年での増大傾向があり、画像上の特徴を示し、腫瘍因子が高いなど)

質問に対する答えとしては、
症例を見ていないので参考までにですが、細胞診は絶対条件ではありません。
ただ、やはり確信を得ていた方が良いのは事実で、できればもう一度気管支鏡を行うほうが
いいと思います。
開胸肺生検はほとんどは胸腔鏡で行いますので比較的安全に行えます。
しかもこの場合(診断のみ)は胸腔鏡下で経皮的生検針による生検でも可能と思います。

ただ私としては教えていただきたいことがあります。
1.肺原発の腺癌と診断した根拠
2.肝門部のリンパ節を考えないとしたら、肺癌としてのステージは?

文面を見ると抗ガン剤治療を予定しているのでしょうか?
何故質問したかというと手術の可能性について考えたからです。
以下に私の考えを示します。(あくまで参考です)

CEAが高値を示しているので腺癌と判断したとしても肺原発とは限りません。
消化管の検索はどうだったのでしょうか。
さらにたとえ肺原発だとしても肝門部リンパ節転移とは限りません。
そこで、肺以外に病巣がないか、リンパ節転移がないかを見るためにPETをしてみては
如何でしょうか。
肺に限ってのステージが2期までで、pet上明らかな転移が見られないなら
胸腔鏡下肺生検を行って迅速診の結果、もし悪性でも肺原発が強く疑われたら
右下葉切除およびリンパ節郭清により根治手術の可能性もあると思います。

発見された期日や症状の有無が書いていませんでしたので、もし検討する時間的
余裕があるのならと思い書きました。
しかしもし、ただ悩ませてしまったのなら謝ります。
あくまで一つの参考にしてください。


386 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/08(火) 23:05
ユウジさん、こんばんわ。
ご質問はご自身のことなのでしょうか。

まずは教えていただきたいことがあります。
1.PE4クールはいつ終了したのでしょうか?
2.その効果判定はどうだったのでしょうか?(CR,PRなど)
3.脳転移巣は小脳単発なのでしょうか?

最近終了しその判定結果で脳転移が分かったのなら、抗ガン剤治療の
効果は残念ながら芳しくなかったと言うことになります。
小細胞癌の抗ガン剤治療後の全脳照射は脳転移の制御が目的です。
さらに、生存率の改善はCRとなった場合に期待できるのです。

ですから、このような場合は脳転移巣の局所治療が目的になりますから
必ずしも全脳照射が必要とはおもえません。
むしろガンマナイフやエックスナイフのほうが有効なのではないでしょうか。

ただ、症例を見ているわけではありませんのであくまで、
良く主治医と相談してください。


387 名前: ユウジ 投稿日:2003/04/09(水) 15:48
こげやさん、遅くなりましてすいません。
自身の病気です。まず経緯をお話したいと思います。
1、2002年11月に人間ドックから始まった検査で
 LD-SCLCと確定診断。但し原発はUNKOWN、
 肺門リンパ+縦隔リンパ転移
2、2002年12月から化学療法開始(シスプラチン+イリノテカン)
3、2003年1月からpe療法に変更し、併せて胸部放射線
 照射(51gy)
4、同年3月末までに3、4クール終了
5、同年4月頭に評価(造影ct、骨シンチ、頭部MRI)

でした。効果判定は胸部は主治医曰く"NEARLY-CR”
でした。4つあった腫瘍のほとんどが計測不能or1mm
で残り1つは11mmでしたがほぼ索状ではないかとの
事。問題は頭部(小脳)の約5mmの単発浮腫。よくよく
話を聞いてみると2002年11月の段階で疑わしき影
はあり、それが約6ヶ月で顕在化したのではとのこと。
(LDではなかった?)主治医にはγナイフや重粒子線の
相談をしましたが、「SCLSの場合は1つあったら多く
あることを疑ったほうがよい。NEARLY-CRなので
予防的全脳照射の意味合いも含めて全脳照射をした
ほうがよい」と言われました。とりあえず以上です。
全脳照射後にγナイフは使えるものなのでしょうか。また
γナイフ実行後に全脳照射はつかえるのでしょうか?


388 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/09(水) 21:29
ユウジさん、お返事ありがとうございます。
ご自身のことだったのですね。
4か月に渡る抗ガン剤治療ご苦労様でした。

さて、質問についてですが
全脳照射とガンマーナイフを異時性に治療することは可能と思いますが、やはり限界はあります。
しかし全脳照射とガンマーナイフは治療の意味が違います。
かたや予防的、かたや局所的な意味です。

分からないこととして(約5mmの単発浮腫)を主治医はどう捉えているのでしょうか?
あくまで転移と捉えているのか、転移の可能性と捉えているのか。

と言うのは、予防的全脳照射において問題になっていることは照射量です。
以前は40グレイ以上照射していましたが、副作用として痴呆などの問題が起こる可能性があります。
そこで最近は予防的意味合いを重視して20~30グレイが普通ですがまだ決まったわけではありません。

ですから、あくまで転移ありとして治療するなら転移巣をコントロールするため多くの線量が必要
となり(40~60グレイ)予防的ではなくなります。

つまり、予防的な線量(20~30グレイ)では転移巣のコントロールはむずかしく、コントロールを
目的とした線量なら(40~60グレイ)予防的意味が薄れ痴呆などの問題が出てくると言うことです。

私の意見は、主治医の(約5mmの単発浮腫)に対する考えを確かめてほしいと言うことです。

とにかくCRに近い効果があったのですから納得してもう一頑張りですよ。


389 名前: matsu 投稿日:2003/04/10(木) 23:02
こんばんは。matsuです。こげや先生、早速のご意見ありがとうございました。
胸腔鏡下で経皮的生検針ができるのですね。大変参考になりました。
PETの件、考えてみます。消化管の検索は今週中に予定しています。

あと、手術の可能性についてですね。以下、説明不足で申し訳ありませんでした。

1.肺原発の腺癌と診断された根拠ですが
  過去5回のCT画像を見て、経過およびCT形状から、とされています。

  (簡単に経緯を記します)
  2002. 7 A病院 CTでは肺右下葉S10領域胸膜直下抹消に 10mmx10mm の病変
  2002.11 A病院 同 25mmx15mm                  
  2003. 1 B病院 同 25mmx20mm 骨転移、脳への転移なし、1回目TBLB検体不足
       腹部CT/MRで膵臓がん原発の肺転移疑があり、2回目TBLBキャンセル
      ( 膵臓を原発とした根拠は、このパターンの頻度が高いことによる)
  2003. 2 A病院 再度腹部CT/MR、A病院の読影では膵臓では無く胃亜全摘出の跡の可能性。
       腫瘍マーカー検査、CEA:3.7 AFP定量/RIA:2.1 CA-19-9:10.8
  2003. 3 C病院 同 25mmx25mmx15mm 腹部のリンパの腫瘤性病変(径25mm)はリンパ節へ
       の転移疑いで1月CTより増大しているとのこと。CEA:2.7
  今のところ本人は元気で、痛み、咳、血痰、呼吸困難もありません。肝機能も正常です。

2.肝門部のリンパ節を考えないとしたら、肺癌としてのステージは?
  ステージの診断は聞かされませんでした。B病院で質問したところ、
  診断できないと言われました。(恐らく細胞診ができていないから、という理由ですよね)

文面を見ると抗ガン剤治療を予定しているのでしょうか?

  腹部のリンパの腫瘤性病変が転移であれば、化学療法と局所的な放射線治療しか選択肢が
  ないと聞きます。また、本人も過去3回、消化器系で手術を経験しており、今の年齢を
  考えると、余程治癒の可能性が無い限り、手術は避けたいようです。
  抗がん剤治療では、腫瘍が一定期間NC、あるいは腫瘍の増大を遅らせる、
  ことを目標として、日常生活を送れる程度の副作用に抑えながら、何もしない状態より延命を
  図れれば、ということを考えています。
  そういう抗がん剤治療があると知ったのは、平岩正樹氏の本いくつかと、高橋豊氏の「がん休
  眠療法」でした。
  しかし、いくつかの病院に問い合わせてみましたが、「休眠療法」や副作用を抑えた抗がん剤
  治療は、まだまだメジャーでは無いようで、積極的に行っているところは見つかっていません。また、肺の場合は休眠状態を得ずらい傾向にある...とのことでした。
  情報を集めるにつれ、抗がん剤の副作用の怖さも気になり悩ましいところです。

長くなってすいません。同じような境遇の方のお役に立っていれば幸いです。


390 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/11(金) 20:12
mastuさん、こんばんわ。
三度の手術のこと思うとやはり手術以外と言うことになるのでしょうか。

その場合、腫瘍因子を見ても増大する腫瘍と言うこと以外、肺癌を示唆する
根拠がはっきりしません。
ですから、抗癌剤治療をするからには確診に向けたさらなる検査が必要と思います。

前にも言ったようにまずは気管支鏡検査をもう一度した上で、はっきりしなければ
胸腔鏡下肺生検となるでしょうか。

「休眠療法」とは、そんなにマイナーではないですよ。
例えば今私は15人の方の外来抗癌剤治療をしていますが、この内三分の一が
ファーストラインで、三分の一がセカンドラインで残りの三分の一が術後の
再発症例です。
セカンドライン以降の方と術後再発の方の多くは「休眠療法」的な意味での
治療です。

週一で約一時間の抗癌剤治療を、最長で一年半続けている方もいます。
そしてその間に、夫婦で旅行をしたりグランドゴルフの大会に参加したり
それぞれの方なりに生活をエンジョイしています。

要はお父様がどの程度にそしてどのような場所で治療をすることを望んで
いるのかを確認し、そのことを主治医に真剣に相談することが大事だと
思います。

そうすれば「休眠療法」つまり、オーダーメイドな治療を計画してくれると
思います。

でもやはり、呼吸器外科医としては本当に根治手術が望めないのかを確かめて
みたいですが。

391 名前: ケン 投稿日:2003/04/12(土) 05:34
はじめましてケンと申します。
私は、2002年5月右肺癌(腺癌)STⅢA、右下葉5~6cmの切除及び、縦隔のリンパ節2箇所の郭清手術を行い、術後化学治療、放射線治療一切行わずにきましたが今年1月より腫瘍マ-カ-(CEA)数値が15、23、4/4日(採血)31.5と上昇しております。
RI、MRI、CT(頭胸腹部)、胃カメラ、大腸内視鏡、PET検査等行いましたがこれという部位がみつかりませんでした。
主治医の先生より、3択を言い渡されました。①癌が定着するまで放置②従来の抗がん剤を2ク-ル打つ③イレッサを服用主治医は③のイレッサをお勧めです。
イレッサにおいてはマスコミ等で名前だけは存じておりますが、抗がん剤その他はまったくわかりませんどのように決断すべきなのか戸惑っております。ご意見お願い致します。

392 名前: ケン 投稿日:2003/04/12(土) 07:41
先程のケンです。もう2点お聞き致します。
①手術前(原発巣が有る時)の腫瘍マ-カ-数値が13.5でした現在は31.5ですすごく不安を感じておりますが?
②いろいろな検査等で部位がみつかりません。数字が上昇しております。主治医の先生談--血流に癌細胞が?もしくは検査では見つけられない極小で定着?
ご意見お聞かせ下さい。


393 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/12(土) 21:08
ケンさん、はじめまして。
今後の治療についてお悩みのことと察します。

そこで、教えてほしい事があります。
1.ステージ3aとは、リンパ節転移があったためでしょうか?
2.その場合、郭清リンパ節二個とは少ないと思いますが転移のあったリンパ節が
 二個だったのですか?
3.5~6cmとありますが腫瘍の大きさはどのくらいだったのですか?
4.手術の記載で根治手術と言う言葉がありますが、根治手術だったのでしょうか?

PETまで行って再発を特定できなかったと言う事ですが、CEAが術前より低下する事
なしに増加していますから、やはり再発を考えなければいけないと思います。

この場合の治療の意味は、手術の時と違って癌の進行を押さえる事になります。
ですから御自身が納得する事がより大事になります。
よって主治医は三つの選択肢を提示したと思いますが、いきなりイレッサという
選択はどうかと思います。
本当にファーストラインでイレッサと言ったのでしょうか?

術後の抗癌剤治療については、はっきりしたエビデンスが出ていません。
しかし、治療の考え方としては正しい点がありいまでもいくつもの
スタディが進行しています。

局所的に癌をとってから、残存しているかも知れない部分を抗癌剤治療で仕上げる。
ですから、ステージが進んでいた場合やはり試してみたい治療です。

一方イレッサは術後抗癌剤治療のように予防的に使うものではありません。
適応の点からもファーストラインでのイレッサは問題です。

この点をもう一度主治医に確かめて下さい。

これからは私の意見ですので、参考までにして下さい。
必ず、主治医と相談して下さい。

N2(リンパ節転移)の3aであり、CEAが減少する事なく増加している事を考えると
縦隔リンパ節の再発が一番考えられると思います。
胸部のCT,MRをとって、再度術後のものと比較していく必要があると思います。

お悩みのこと解りますが、もしよろしければ質問について教えて下さいね。

394 名前: ケン 投稿日:2003/04/13(日) 11:15
こげや先生おはようございます。
早速有難うございます。お答え致します。
郭清リンパ節は転移で2ヶ所です。5~6cmは腫瘍の大きさで、手術は右下葉切除及び2箇所のリンパ節の郭清で目に見える範囲で完全切除です。
そしてCEAの件ですが、術後、6ヶ月程okラインである5以下を推移、去年の12月6.8、1月15.8、2月23.5、4月31.5と上昇しています。
主治医の判断は再発であると断言、イレッサを勧めました。よろしくお願い致します。


395 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/13(日) 13:20
ケンさん、早速のお返事ありがとうございます。
T2N2M0のステージ3aだったのですね。

術後の再発としてイレッサの選択なのでしょうが、CEAの高値以外に
CT,MR,PETまでしてもはっきりしないので、やはり再度確かめる必要が
あると思います。
adjuvantでの使用のエビデンスは今のところありません。

イレッサへの不安は相当なものでしょうが、次第に分かってきたことも
あり、最初は入院での服用が普通になっていますので安心下さい。
たしかに死亡例の存在はありますが、通常の抗ガン剤治療と比べて多い
わけではありません。

大事なことは、貴方自身でイレッサの服用か抗ガン剤治療かを決めることです。
それぞれの利点と欠点について主治医と相談してください。
少なくてもイレッサを薦める理由は聞いてください。



396 名前: ケン 投稿日:2003/04/13(日) 16:38
こげや先生ありがとうございます。
再度ですが392での質問に対して御所見頂ければ幸いです。
イレッサを勧める理由は短期の入院と外来で治療が可能。私事を主に云っておられました。
ご質問ですが仮にリンパに怪しい部位が見つかったとしましてお答えしづらいと思いますが、どちらが先か?もふまえどれをお勧めでしょうか?
何度も申し訳ありません。よろしくお願い致します。

397 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/14(月) 00:36
ケンさん、こんばんわ。

まず質問についてですが、術後のステージからいってやはり再発を考えなければいけない
と思います。
必ずしもではありませんが、CEAは腫瘍の量的な相関があると思える症例が見られます。
術後の縦隔は手術の変化で分かりずらい事があり、私の考えでは縦隔リンパ節の局所
再発ではないかと思います。

前にも言ったように、再確認は必要ですが早めの治療を勧めます。
その時、(どちらが先か?)とはイレッサか抗がん剤治療かと言うことなら、
ご自身の考えが一番の判断材料ですが、比較的体力がありおもだった合併症がないのなら
私は、抗がん剤治療をまず勧めます。

現在、入院5人、外来15人の方の抗がん剤治療を行っていますが、いきなりイレッサ
という方はいません。

ところで、ケンさんはおいくつでしょうか?
体力的にはどうでしょうか?
合併症はありますか?

398 名前: ケン 投稿日:2003/04/14(月) 06:08
こげや先生おはようございます。有難う御座います。
年齢は55歳、いたって健康ですが、慢性の下痢で腸に関して少し?です。(以前大腸内視鏡ポリ-プ摘出手術で本来1泊2日でしたが炎症で2週間入院したことがあります。)


399 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/14(月) 18:59
ケンさん、こんばんわ。
「いたって健康ですが、」とのこと、嬉しく思います。
ですからこそ、主治医にイレッサと抗がん剤のそれぞれの利点と欠点を
よく説明してもらい、あなた自身がどちらを望むのかをご検討下さい。

どちらにしても副作用はでます。
効き目故の副作用ですから、納得して治療を受けることが大事です。

癌治療には下痢が問題になります。
その中でも抗がん剤であればCPT-11は下痢に注意が必要です。
イレッサも下痢の出現は比較的高いです。(1~10%)

ただし、早期に対処すれば改善されることが多いですので十分
観察の上、もし気になるならすぐに医師の診察を受けましょう。

400 名前: たじ 投稿日:2003/04/15(火) 12:32
お話の間に入ってすみません。
私は以前肺癌の父の件でご相談した者です。その節はありがとう
ございました。
また、父のことで教えていただきたいことがあります。
2月中旬に肺に水が溜まってしまい、3週間ほど入院して治療を
しました。なかなか水が治まらず癌性胸膜炎とのことで、どんどん
体も弱ってしまい、その時点で余命1ヶ月と担当医から言われました。
しかし、家に帰りたいという父の希望から外泊許可をいただき、家に
帰ったところ、少し元気が出て痛み止めの効果もあってか、食欲も
出てきました。そこで、当初は胃に穴をあけて(医学的用語でなく
てすみません)直接点滴する予定だったのですが、それは止めて
胸水も落ち着いたので、現在は退院して自宅療養しています。
担当医はもう今後は特に何も治療はしないとのことで、最近は
レントゲンも撮りません。私たち家族としては、正直なところ
それで本当に良いのか不安な気持ちです。父本人もまた、水が
溜まれば、抜いて欲しいし、まだまだ気力はあり、病気と闘う
意志があるのですが、やはりここまで進行してしまうと、胸水を
抜いたりするとかえって、体が弱り逆効果なのでしょうか?
また、今更イレッサなどの抗ガン剤は使っても意味がないので
しょうか?
ちなみに父は食道の周りのリンパ節にも転移していて、痛み止め
(貼り薬)を使っています。近い将来食道は圧迫され食べ物も
受け付けなくなるだろうと言われています。

事実は事実として受け止めなくてはならないと思いつつ、情報が
あまりないので、何か出来ることはないかと思い悩んでいます。
何とぞよろしくお願いします。





401 名前: ケン 投稿日:2003/04/15(火) 20:11
こげや先生こんばんわ。お世話様です。
早速、主治医と打ち合わせいたしました。
まずイレッサの前治療についてですが既に行っている患者がおり、前後治療は問題ないとの事です。
又私の再発の判定及び今後の治療方針についてはチ-ムで話し合った結果であり主治医一人の判断ではないとのことです。
そしてイレッサのパンフに記載されている「開始後4週間は入院またはそれに順ずる管理の下----」
の「それに順ずる管理」は最初から2回/週×4回、外来で管理しますとの事。(仕事しながら外来治療希望の患者に対する配慮)
等確認致しました。病院によって治療方針が異なるんでしょうか?ちなみに私のかかっている病院は国立のがんセンタ-です。
いずれに致しましても再度主治医と打合せの上方向を決めたいと思っております。



402 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/15(火) 22:29
たじさん、お久しぶりです。

2月以来の介護、本当にご苦労様です。
胸水が落ち着いて今は在宅なのですね。

担当医の言う「今後は特に何も治療はしない」とは、癌に対する治療であって
対症療法はしていくと思います。
ですから、息苦しさが強くなったら遠慮なくレントゲンを撮ってもらいましょう。
対症療法として胸水を排液する事は必要です。

イレッサですが確かに胸水のコントロールに対しても有効なことがありますが、
鎖骨上リンパ節に対する放射線療法を行っていますので、イレッサによる肺障害
が起こる可能性が高いと思いますし、その場合致命的になるでしょうからあまり
勧められません。

今でも御父様はご自宅での生活を望んでいるのでしょうか?
それでしたら、67才でしたので介護保険を申請してご自宅の環境作りをしましょう。
ケアマネージャーと相談してどの様なことが利用できるか相談してみましょう。
その上必要になれば主治医と相談して訪問看護を利用し、いざというときの対応策
も決めておきましょう。
辛い話ですが御父様の望むようにするためには、比較的お元気なうちに決めて
おかなければいけません。

私も現在5人の方の在宅緩和医療をさせていただいています。
遠慮なく相談下さい。


403 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/15(火) 22:59
ケンさん、治療方針決まって良かったですね。

最近、私も二人の方のイレッサ服用を開始しました。
イレッサ服用時、特に肺障害については2週間と比較的早期に出現することがあります。
週二回の外来診療により入院に準じることでしょうが、肺障害(間質性肺炎)の初期症状
は風邪様症状で、血液ガス検査(動脈検査)が必要ですから週二回診察するからいいと
思わず、慎重に対処してください。
ですから、夜間、休日などの病院の対応を確認しておきましょう。

ただ、発症率は低いものですからまずは効果を信じて服用しましょう。
イレッサについての情報はネット上でも比較的多く得ることができます。
しかし、結構情報の訂正や追加がありますのでまた何か解らないことがありましたら
遠慮なく質問下さい。


404 名前: なべぶた 投稿日:2003/04/17(木) 22:45
こげや◆X2mWOv7A さん、ご無沙汰しています。83歳になる
父は、昨年10月15日よりイレッサを服用し半年が過ぎまし
た。この半年SCCは、3.0前後で大きな変化はありません
でしたし、ペット等でもさほど大きさも変化がなかったのです
が、最近のCTで、上大静脈側が少し大きくなっており、上大
静脈を押しているような状況となり、顔にむくみが出るように
なってしまいました。この半年間何とかイレッサにより進行を
抑制できたのでしょうが、ここに来てまた大きくなり始めたよ
うです。二回目の放射線治療について、主治医と相談し、出来
れば高度先端医療の認定を受けた、重粒子線治療を希望してい
る旨を伝えましたが、今後この治療法がとれるかは先生側の検
討の結果を待つことになります。昨年4月の入院から一年とな
りましたが、本人も病気と闘う意欲が持続しないようになって
きており、なんとか新しい展開を模索しながら一日でも長生き
してもらうよう応援していこうと考えていますが、なかなか難
しいものです。しかし、イレッサは父には効いたようで、ここ
まで持ったことには感謝しています。実際、イレッサはセカン
ドラインとして使用されるものなんでしょうね。手術も出来ず
放射線治療も効果がなかった父には、イレッサの存在は、希望
の命綱だったのだと思います。さて、重粒子線治療だけでなく
プラチナ製剤ブラスαの化学治療も含めて何とか次の展開を考
えざるを得ない状況のようですから、また当面は真剣勝負の日
々が続くことになるのだと思います。色々またアドバイスもい
ただければと思いますので、宜しくお願いします。 なべぶた

405 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/19(土) 00:46
なべぶたさん、お久しぶりです。
今のお父さんの胸水の具合はいかがですか?

上大静脈症候群といいます。
上半身の血流が上大静脈のレベルで滞り、上半身の浮腫と時には痛みが出現します。
次第に側副血行というバイパスができ改善することもありますが放射線治療による
効果が期待できます。

ただイレッサとの併用は難しいと思います。
やはり、イレッサの服用は続けたいというのなら上大静脈にステントという内張り
をカテーテルを用いた血管内手術(局所麻酔)で入れることも有効かと思います。

どちらにしても、対症療法的な側面が強い治療です。
しかし今までの治療経過から見るとその様な対症療法的治療の割合を増やしていく
時期かもしれません。

あくまで本人、ご家族の考え方ですが重粒子線やその他癌に直接作用する治療は
その効果だけでなく副作用も含め不利な点のほうを考慮する時期がだれにも来ます。

対症療法とは消極的な治療ではなく、今の生活を大事にするため積極的に身体に
負担を掛けない治療のことです。
治療の方向性を癌治療から、今の生活を維持することに変更することです。

御父様のお気持ちを確認し、主治医とよく相談してください。

406 名前: TAI 投稿日:2003/04/19(土) 13:51
はじめまして。母の肺腺癌(ステージⅣ)による胸水治療について教えて下さい。
今までに両肺ともドレーンを入れて水を抜いたことがあるのですが
水が再び貯まり呼吸が苦しくなったので再度ドレーンを入れて抜いた所
ドレーンから空気が入ってしまいました。担当医からは、レントゲン写真で説明を受けた際、
「この程度なら問題無いと思います」と、言われたのですが 本当に問題は無いのでしょうか。
写真で6cm×1cmはあると思ったのですが。
あと、薬で胸膜癒着を行ったところが部分的に剥がれて 無数の巣が出来た状態になり
その部分に水が溜まってしまったのですが上手く水を抜く方法は、無いでしょうか。
現状は、酸素吸引をしていますが体を動かすと苦しくなるので 一日のうちほとんどを
ベッドで横になっています。お手数ですがどなたか教えて下さい。宜しくお願いします。



407 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/19(土) 15:13
TAIさん、こんにちわ。
癌性胸膜炎の治療についてですね。

1.空気が入ったことについて
胸腔内に空気が入ったと言うことですが、それだけでしたら問題ないと思います。
今、ドレーンが入っているのならそれに繋がった入れ物から空気漏れはありませんか?
つまり、ドレーン挿入時に入ってしまった空気だけでしたら現在は入れ物からの空気
漏れはありません。
ただ挿入時に肺を傷つけてしまった場合の空気漏れは今も続いている場合があり
その場合は入れ物から空気漏れが見られるはずです。
どっちにしろ、ドレーンが入っている状態なら問題ないと思いますが、
いずれドレーンを抜くときには問題になると思います。

2.癒着後の状態について
ちょうど蜂の巣のような状態になっているのだと思います。
結核などによる胸膜炎の場合は、治療のため中の蜂の巣状になったところを
ぬぐい取って一つの空間にする場合はあります。
ただ、癌性胸膜炎の場合の目的は出きるだけ肺を縮めない様にすることなので
すべての胸水を抜く必要はありません。

ただ酸素吸入をし体動時の呼吸苦を自覚していると言うことですから、
抜くべき量の胸水なのかどうか、空気漏れは続いているのかどうか、呼吸苦の原因は
病状の進行のためかどうか、その治療はどの様なことが考えられるかなど、主治医と
よく相談してみて下さい。

もしよろしければ以下のことを教えてください。
1.お母様の年齢といまの状態。
2.ステージ4と言う理由。
3.肺癌と診断された時期。
4.今までの治療歴。および現在行っている治療。
5.お母様自身の病気に対する理解度と、今後のご希望。

TAIさん、ご心配のことと思いますが必ずいまの状態を1割でも2割でも
良くする方法はありますから、主治医とよく相談なさって頑張ってくださいね。



408 名前: なべぶた 投稿日:2003/04/20(日) 12:14
なべぶたです。早速返信頂き誠にありがとうございます。
父の胸水は、その後大きな変化はなく癌性でもないようですから、
心配しなくても良いと先生から言われています。
また、上大静脈症候群と胸水に因果関係がある場合もあると言われていますので、
当面は上大静脈症候群が治療の焦点になろうかと思います。
側副血行というバイパスができるそうですが、先生にはその点も指摘され、数本の細い
血管が首から胸にかけて皮膚近くに出来ているようです。
つい最近、トイレに行こうとしたとき咳のため意識不明となり倒れた拍子に額に
2センチの切り傷を負い、気がついたら腰等も痛打し服が血だらけだったそうで、
生活の中での危険と隣り合わせの状況であることは確かであり、
このままの在宅治療にも不安を覚えるような状況でもあります。
 病気だけでなく歳のこともあり、今後の対応として適切な判断が求められているわけで、
確かに癌等に直接作用する治療については、迷いもあります。
本人は癌に冒されている現状を非常に悔しく思っているようで、
その悔しさがまだ癌と闘おうという気持ちを残してくれているのでしょう。
こげやさんのご指摘は、一番核心の部分ですので、
本人と主治医と三者で相談していこうと思います。また宜しくお願いします。


409 名前: TAI 投稿日:2003/04/20(日) 16:51
こげや先生、お返事ありがとうございます。

胸腔内の空気についてですが
主治医から説明があったのがドレーンを抜いた後からでした。
説明時、「空気が入ってしまっている」と言われていましたし
入れ物からの空気漏れはなかったで 肺からの空気漏れでは無いと思いますが
一度、空気の現状と原因を主治医に確認します。

癒着後の呼吸苦についてですが
今回入院し胸水(右2000cc・左1400cc)を抜きましたが
治療後にレントゲン写真を撮って見ると胸水の量が入院時と同じぐらいになっており
主治医からは、「10日ほどで胸水の量が戻ってしまっている。とんでもない貧血状態で
あり 肺内出血をしていて治療の方法が無い」と言われ それからは、最低でも
3リットル以上の酸素吸入をしています。貧血につきましては、現在正常値に戻っています。

ご質問ですが、
1.母は、54歳で骨転移あり。脳・肝臓は、異常なし。
2. 余命3ヶ月と診断されましたので
3. 平成14年4月
4. 4月に緊急入院 心膜内に溜まった水を注射器で抜き その後、
  両肺共ドレーンを使い胸水を抜き癒着をして退院(この時、父の判断で告知しませんでした)
  7月に再入院 両肺共ドレーンを使い胸水を抜き8月に抗癌剤投与(タキソテールとランダ)
  1回目(結局一度だけですが)と骨転移部の放射線治療開始。
  9月にイレッサを飲み始め退院。11月には、CEAは、2.3まで下がる。
  2月に呼吸苦を訴え再入院 両肺共ドレーンを使い胸水を抜き
  現在(イレッサは、飲み続けています)に至っています。  
5. 関係書物等を読み病状については、理解しています。
  希望についてですが 以前は、最後は、ホスピスへ行きたいと言っていましたが
  今はただ 楽に呼吸がしたいのともう少しみんなと一緒に居たいと言っています。

長々と書いてすみませんでした。また解らない事が有りましたら、お聞きしますので
宜しくお願いします。


410 名前: もも 投稿日:2003/04/22(火) 23:24
はじめまして、ももと申します。私の父(68才)のことでご相談させていただきます。
父は去年の7月に膵臓ガンと診断され9月に膵頭部十二脂腸切除の手術を受けました。
がんは膵頭部に2.5cm程その時には断端に転移もない状態でしたが、12月に食欲が無くなり肺に
転移が疑われました。1月には肺への転移が確定しジェムザールを一度投与しましたが、白血球・血小板
等が減ってしまいダメージが強すぎるので2度目は出来ませんでした。一時体重が62キロから37キロまで
減ってしまいましたが今は食欲もあり45キロまで戻り自宅療養しております。そこでご質問なのですが手足
特に足のむくみがひどく靴もはけない状態です。主治医はガンが肺に転移しているからだといいますがそうなんで
しょうか?抗がん剤は出来ないので免疫療法をすすめられていますが、治療法は他に無いのでしょうか?
また、免疫療法というのはどんな事をするのでしょう。1日でも長く生きて欲しいと思っております。どうぞよろしくお願いします。

411 名前: たじ 投稿日:2003/04/23(水) 12:35
先日は返信をいただきありがとうございました。

父は昨日病院へ行きレントゲンを撮りました。結果は
2月頃から特に病状は進んでいないそうです。胸水は
多少溜まり始めてはいますが、様子を見る範囲内だそうで
入院せずに、自宅でゴールデンウィークを過ごすことが
できます。「体調も良さそうなので旅行でも行ってきては
どうですか?」と担当医に言われたそうです。
まずは一安心といったところです。ただ、痛みが出始めたので
痛み止めの貼り薬を少し強くしてもらいました。
今は、自宅でのんびり過ごしていて時には散歩などにも出かけて
います。あくまでも入院せずにこのままの状態が良いみたいです。
少しでもこの状態が長く続けばと思っています。
ところで、一つお聞きしたいのですが、痛み止め(モルヒネ)は
副作用で幻覚や幻聴が現れると一般的に言われていますが、
個人差もあるのでしょうか?今のところ父は特段そのような
症状が現れておらず、副作用かなあと思われるものは便秘くらい
です。また、今後どのような症状に注意して自宅療養を続ければ
良いか、アドバイスをいただきたいのですが・・・
よろしくお願いいたします。



412 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/24(木) 00:33
ももさん、はじめまして。
御父様のことでお悩みのこと察します。

膵癌、食欲不振と言うことを考えると浮腫は考えられますが、
「ガンが肺に転移しているから」という事がどうしてなのか分かりません。
ですから、主治医にこの詳しい理由を聞いてみた方がいいと思います。

そして、血液検査の結果(電解質異常がないか、低蛋白血漿がないか?など)
も確かめてください。

効果があるかどうか分かりませんが、足を高くして寝てみてください。
そして経口栄養剤(ラコールなど)の処方をしてもらったらどうでしょう。

413 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/24(木) 01:05
たじさん、ゴールデンウィークはご自宅ですね。
病状も進んでないと言うことですから、本当に良かったですね。

痛み止めの貼り薬とはフェンタニールパッチのことでしょうか?
そうならば痛みを強く自覚したときのための薬(レスキュー薬)が
処方されていると思いますが、どの程度使っていますか?

個人差はありますが、モルヒネは副作用の少ない薬です。
もっとも正しい処方、使い方をすればですが。
在宅を続けていくためには必須な薬です。
あまり副作用について気にしすぎるより、痛みの観察をしましょう。

自宅療養において御父様の場合気をつけることは、胸水貯留
による呼吸苦の出現でしょうか。

ただ、せっかくの自宅ですからいろいろと不安なことを考えて
御父様の行動に制限を設けるより、何かあったら病院に行けば
いいという位の気持ちでいましょう。
「旅行でも行って来てはどうですか?」と主治医も言っているように。

御父様のご希望によりますが在宅を続けるのなら、いずれ訪問看護
なども考え、介護保険の申請なども検討しましょう。


414 名前: もも 投稿日:2003/04/27(日) 22:39
ももです。こげや先生早速ご返信下さいまして本当にありがとうございました。PCの具合が悪くご連絡遅くなりました事御詫びいたします。

早速なのですが、先生がおっしゃるようにむくみの原因が電解質異常がないか、低蛋白血漿という事だった場合どのような治療が考えられるのでしょうか?
ラコールなどを処方していただくと解決するのでしょうか?今、食事は三食おかゆとおかず少々という状態です。やはりそのような食事がむくみの原因なのでしょうか?
ぞうの足という表現がぴったりな程むくんでいて特に、左足がももから足のつま先までひどくむくんでいます。
今までずっと寝たきりだったのですが、3月に口内炎がひどくなりそのときに処方されていたフルツロンの影響ではないかと一旦飲むのをやめたら半年続いた下痢も止まり
食事も出来るようになったのです。一般的に見て膵臓ガンの術後にフルツロンを処方するということはあるのでしょうか?

食事が出来るようになり身体にも力が入るのでしょう、今までまったく外に出ることが無かったのにお散歩をするようになりました。
最初は寝たきりだったのが急に動いたのでむくんだのだろうと思っていましたがそのような状態になって早や一ヶ月あまりたちますが、ますますむくみがひどくこわい程です。
同じ話ばかりの繰り返しで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
それから、サリドマイドを試してみたいと思っているのですがいかがなものでしょうか?


415 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/04/29(火) 01:12
こんばんわ、ももさん。

まずは治療法ですが、簡単に言えば足りない分だけ電解質とか蛋白質を補うことになります。
ただそれは正常値に近づけることではありません。
患者さんの病状にあった状態であり、三食とれていれば問題ないかもしれません。
ただ簡単な血液検査で分かることですから、調べてもらってはいかがでしょうか。

手も足も浮腫んでいると言うことでしたが、左足が特徴的に浮腫んでいるのなら
腹腔の腫瘍(リンパ節)による血流障害があるかもしれません。
腹部のCTなどではいかがな所見なのでしょうか?

診察を受ける前に出来ることとして、寝るときに足を高くすることがあります。
何か治療法がないかという気持ちも分かりますが、まずはいまの状態の把握
が必要です。

足の浮腫以外の症状はどうなのですか?
大事なことは御父様がいまの状態を苦痛と感じているかどうかと思います。

「主治医はガンが肺に転移しているからだといいます」
と言うことも含めて、何か分かりましたら教えてください。


416 名前: たじ 投稿日:2003/04/30(水) 12:42
いつもお世話になっています。ご丁寧な返信をいただき
勇気づけていただいています。ありがとうございます。
また、67歳の父(肺腺ガンです)のことで、教えて
いただきたいことがあります。
4月24日に診察を受けた時点では、比較的調子が良く
連休中は診察しなくても大丈夫とのことだったので
本人も私たち家族もホッとしていたところだったのですが
週末にかけて痛み止めの副作用か便秘がひどく、その影響で
急激に食欲もなくなり、吐き気もあるとのことで、みるみる
元気がなくなってしまいました。で、急遽病院へ行き、診察を
受けて下剤をいただいたのですが、さほど効果が出ません。
食べ物も受け付けなくなってしまいました。
本人も食べられないことに不安といらだちがあるらしく、
「入院したい」と、言い始めました。
これまでは入院を嫌がり、そのために頑張って食べたり
していたのでうすが・・・
何か良い方法はないでしょうか?もちろん、主治医の
先生もいろいろ配慮してくださって、カロリー飲料
(味の素の「インパクト」)をすすめてくれて
それも使っています。
辛そうな父を見ていると、何か他に良い方法はないか?
と、考える毎日です。
何とぞよろしくお願いします。



417 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/01(木) 19:01
たじさん、こんにちわ。
御父様の様子いかがですか?

便秘は麻薬の副作用かもしれませんが、急激な食欲不振、吐き気については
幾つか教えていただきたいことがあります。

1.食欲不振とは文字通り食べたくないのか、吐き気などで食べれないのか?
2.吐き気の他に頭痛などの症状はないか?

麻薬のせいだけでなく以下の可能性はないのでしょうか?
1.前に書いてあったと思いますが「いずれ食べれなくなると主治医に言われた」
と言うように縦隔リンパ節の腫大などにより食道が狭くなっている。
2.脳転移による脳圧亢進の症状としての吐き気。

以上の場合は、
1.縦隔に対する放射線治療や食道ステント挿入。
2.脳照射やガンマーナイフ、または脳圧低下を目的とする治療。
での症状改善が期待できるからです。
ただし病状の改善を目指した治療ではありませんので、対症療法に
徹する時期かもしれません。

インパクトは食品の分類だったので(たしか)外来での処方が
できません。
他の栄養剤に比べ利点もあるのですが、同様なもので薬品扱い
で外来投与が出来るものに(ラコール)があります。
インパクトはご自分で購入しているのですか?

「何か他によい方法はないか?」
というお気持ちは分かりますが、御父様の状態からも身体に負担を
掛けない対症療法に移行した方がいい時期かもしれません。
御父様の家にいたいというお気持ちを重視するために。

具体的な方法の提示が出来なくてすみません。

418 名前: ワンチビ 投稿日:2003/05/02(金) 15:17
先日、主治医の先生にイレッサが効かなくなったときの治療として、ハーセプチンという薬が効果がある人がいるという話を聞いているのですが、母の今後の治療計画の中に考えて欲しい。
と申し入れました。思ったとおり「ハーセプチンは乳がんの薬ですよ。肺がんには、認可されていません」と一蹴されましたが、外来のあの数分間では、自分の思いを伝える事は無理ですね。
別に時間を設けていただいて、相談することにします。

連休明けに、また母を診察に連れて行きます。肝機能が急に悪くなってたらどうしよう・・・もし、腫瘍が大きくなっていたら・・転移していたら・・
悪い事を考えればキリがないですが、家族の心配と裏腹に母は、休薬期間に今までで一番不安な思いをしたらしく、「今は、イレッサを飲んでるから、もう私は大丈夫」と微笑んでいます。
おとといは、どこへ出かけるのかと思ったら、「癌が治ったから、スポーツセンターに行く」と言って、家族をハラハラさせたりします。
気の持ちようなのか、イレッサが効いているのか・・・センターでは、ほとんど休憩してましたが、ホントに行ったんです。

何はともあれ、母の癌が今の母と同じように機嫌よく過ごしてくれることを祈るばかりです。
お願いだから、ご機嫌悪くなったりしないでね・・・



419 名前: ねも 投稿日:2003/05/04(日) 23:39
昨年春、父に肺腺癌が見つかりました。手術を躊躇っているうちに
夏には7センチになり化学療法(ジェムザール他・イリノテカン)を試しましたが
進行が止まらず、今年になってからイレッサを服用しています。
左肺はレントゲン・CTでも真っ白で心臓を圧迫しており、右も下の方は繊維化が
進んでいるそうです。
4月になって家に戻りたい(入院したくないという消去的選択)という本人の意向で
在宅酸素をしながら近所の病院に転院いたしました。往診は無いところです。
そこではイレッサの服用に否定的で、この症状の患者には積極的治療は勧めないとはっきり
言われました。迷いましたが強く要望したところこれは聞いて頂けました。
二週間に一度の外来で薬の処方を頂いていますが、初回のレントゲン以外、血液検査もして
いないし、指先で酸素量を測ることもして頂いていません。
モルヒネを薦められたのでお願いしたところ、入院はしないでも大丈夫との
ことで服用したその晩に尿閉が起こり、翌日慌てて病院に行ったところ副作用だと説明され
ました。
ハルナールを処方されましたが、二日後また尿の出が悪く胸が苦しいと訴えましたので
救急車を呼び、経過が不安だと訴え一晩入院させてもらいました。
すると翌日には、膀胱カテーテルを留置したままが良いからと説得され退院になりました。
夜中に何度も起きたり苦しんだりするより本人が楽だから、だそうです。
救急で運ばれた時に取ったレントゲンを見て、すでに1/3くらいしか動いていないだろう、
本人が家に居たいのなら、入院せずに家族に看取られて眠るように逝けるのが人間らしい、
最後は救急車を呼んで、ここに運んでくれば死亡診断書は出せるから不審死にはならない、
一人で助けが居ないならソーシャルワーカーと相談して訪問看護を受けられるようにしたら
どうか、動揺していたので細部は違っていますが、こんな事も言われました。
本当に末期癌なのだとは思いますが、患者を家に戻す場合は環境を整える事まで期待できな
いのでしょうか。

420 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/05(月) 09:04
モルヒネの尿閉作用にハルナ-ルは効果ありません。
無意味です。私ならそれだけでその病院の信用ないです。

421 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/05(月) 16:31
>420名無しさん、モルヒネの尿閉にハルナールは全然効果がないわけではありません。
ただ、経口投与の場合一過性のこともあり在宅でのケア、生活の質を考えるといきなり
バルーンカテーテル留置はいかがかとは思います。

ねもさん、お父様のことさぞかしご心配のことと察します。
緩和医療に対する考え方、特に在宅でのそれぞれの医者、医療機関の
温度差は残念ながらとても違いがあります。

近医でのイレッサ服用における対応(血液検査なし、酸素飽和度測定なしなど)
尿閉に対する対応を考えると末期医療の取り組みがどのようなものか気になります。

ただ、訪問看護の話がでているのでしたら進めていったら如何でしょうか。
お父様の場合、HOTを始める段階で訪問看護を始めた方がよかったかもしれませんが、
カテーテルの管理や皆様の不安の軽減などのためにも訪問看護は必須です。

それと可能であれば介護保険の申請をして見て下さい。
今の在宅緩和ケアは皆様が思っているより、医療の面、マンパワーの面
精神的ケア、設備の面でもお役に立てることが多いと思います。

私は現在、5人の方の在宅緩和ケアをさせていただいています。
何かご質問、不安なことなどがありましたら遠慮なくどうぞ。


422 名前: ねも 投稿日:2003/05/06(火) 20:41
こげや先生返信ありがとうございます。
今日の外来の時に、気になっていた事を聞いてみました。
漠然とですが、緩和ケアの方針というより積極的治療も止めて様子見を
するしかないとお考えのようです。
血液検査をお願いしたところ、本人が痛い思いして家族が検査結果をみて
安心したいだけなら必要無いんじゃない?とも言われました。
以前の病院がQOLを第一に考えてくれ、家族の質問にも充分に時間をとっ
てくれただけに、今の先生の対応には悔しさを感じて毎回泣いてしまい、扱
いにくい家族だと思われているでしょう。
末期ならばホスピスも考えに入れたいのですが、余命は神様でも分からない
そうです。在宅緩和ケアに対する具体的な話はまだ出ていません。

訪問看護に必要な書類はすぐに書いてくださるそうです。
介護保険はソーシャルワーカーの方に勧められて申請しました。
認定に一ヶ月かかるそうなので、まずは医療保険で訪問介護をお願
いしようと思っています。

またなにかありましたら、ケアのBBSの方にでも相談を書きこみた
いと思います。ありがとうございました。

423 名前: nored22 投稿日:2003/05/07(水) 16:45
こげや先生いつも貴重な意見有り難うございます。1つ先生の
ご意見をお聞かせ下さい。421のモルヒネにおける尿閉は
私も経験がありますし、先生もご同様だと思います。
そうした時ハルナ-ルをお使いになられ尿閉に効果ある経験
ございますか?私ならNeostigmine<ワゴスチグミン>を
使用していますが。いかがでしょうか?先生のご意見を
お聞かせ下さい。

424 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/07(水) 18:23
nored先生、お久しぶりです。
経口投与の場合、モルヒネによる尿閉はそれほどの頻度ではありませんが
やはりご本人、ご家族にとっては気になる症状でしょう。

先生もご存じのように、モルヒネの尿閉は数日で改善することがあります。
私が言いたかった要旨は、在宅での治療を望んでいる方に対し、安易にバルーンカテーテル
を入れるやり方についてで、もう少し様子を見ても良かったのではと思ったことです。
バルーンカテーテルが入っているのと入っていないのとは生活の質に大きな違いがあるからです。

ただ「もし治療を」というのなら?排尿筋の収縮力を上げる薬と、?膀胱出口の圧減弱する薬
と言うことになります。
?としてコリン作用薬(ベタネコール)、抗コリンエステラーゼ薬(ワゴスチグミン)
?としてα1受容体遮断薬(ミニプレス)がありハルナールも同様な作用があります。

さらに、モルヒネの尿閉は前立腺肥大症がある方の方が発症しやすいことを考えると
数日様子を見て改善するかを観察する間、ハルナールと言う選択はあると思います。。

当然、ワゴを使うのも理にかなっているわけですが・・・

緩和医療において、とても重要で患者さんの福音とも言える麻薬ですから、不安を与えないよう
上手に使わなければといつも考えさせられます。

425 名前: たじ 投稿日:2003/05/09(金) 13:02
こんにちは。いつもお世話になっています。

昨日 父と一緒に病院へ行きました。ここ数日ほとんど
食事もとれなくなってしまったので、点滴を受けました。
あれほど入院を拒んでいた父が、入院したいと主治医に
告げて、来週月曜日に入院することになりました。
主治医からは「最後の入院になる。もう長くはない。
今後は一つ一つ管が増えていき(酸素吸入等)、近い時期に
痛みを抑えるため意識もなくなることになる。」と、言われ
ました。入院しても胸水も抜かないし、脳についても何も
調べないし、対処療法も行わないそうです。この話は
本人には言っていません。本人はさすがにもう気力もなく
「入院したらもう帰っては来られない。」「頭がぼーっとして
おかしくなったようだ。」と、ここのところ言っています。

介護保険の申請は一応したのですが、日数がかかるとのことです。
在宅介護が出来ればとも思うのですが、本人が今は家にいる方が
不安だと言っているので、その気持ちを優先するべきなのでしょう。
とにかく父本人が一番辛いわけですから、支えていきたいと思います。







426 名前: まみや 投稿日:2003/05/11(日) 22:32
お久し振りです。こちらに初めて書き込んでからふた月経ちました。
父は五月になって間もなく他界しました。
入院当初から治療しても回復は望めないと言われていましたが
もう少しは一緒にいられるものと思っていたのに・・・
四月半ばに抗がん剤投与が打ち切られ、緩和療法をメインにしてから
毎日病室を訪問するたびに目に見えて容体が悪くなっていくのが判りました。
モルヒネによる譫妄状態の合間に「疲れた」「帰りたい」と
ふっと普段の表情に戻って呟いた姿が忘れられません。
がん告知しなかったことについては選び得るベストの選択だったと信じますが
治療についての医師との検討・対応についてはもっと何か出来たのでは?という後悔があります。
地域・病院・医師によって提供される治療のクオリティにはあまりにも差があり、
病状が進んで体力を失った病人には、それを知っても選び直す猶予が無いのです。
今はただ、父の死が穏やかだったことだけが救いです。
 

427 名前: もも 投稿日:2003/05/11(日) 23:24
こげや先生お久しぶりです。先日ご相談させていただいてから1週間ぐらいでちちの足のむくみは利尿剤をつかったわけでもないのにすっかり治ってしまったのです。
そう書くと良いことのように思われるかもしれませんが、折角体重が増えたと思ったらそれがすべてむくみだったようでまた一番やせていた頃の体重に戻ってしまったのです。
それと同じ時期(5月の連休あけから)耳がキーンとする感じがとれなくなり耳鼻科に通っていますがまったく改善せずそのため平行感覚がおかしくなるようですっかり寝たきり
に戻ってしまいました。今日もトイレに立とうとして倒れてしまいました。食欲も半減したように思います。
先生はこういった耳の症状の相談を受けられた事はありますか?がんとは関係のないことなのかそれともなにか関係しているのかまったくわかりません。
主治医はこちらの質問に適当に答えて煙に巻くような人で最近はなにを聞くのも疲れてしまいました。本当の事を言っているのか嘘なのかそれもわかりません。
術後、フルツロンを処方され下痢が止まらないのに副作用ではない下痢は大腸のまわりに癌が出来てそれが腹膜と癒着して水分の吸収を妨げていると言った方なので・・・・
その後、口内炎がひどくフルツロンをやめたら1日で下痢が止まりました。そんなこともあり信用出来ないなと信頼感がすっかり消えてしまいましたが家に近い事、
訪問看護をおこなっている病院という事で万が一の時家で訪問介護を受ける事を思うとすっぱり切るわけにもいかずそのまま同じ病院に通っている次第です。
こんな時期に病院を変えるべきではないのではないかとか(父は肺に転移したことは知りません)でも、まだ手はあるのではないかとか毎日迷いの中におります。

428 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/12(月) 00:44
まみやさん、本当にご苦労さまでした。

骨転移による痛みで発見された肺癌でしたので、お父様の場合
特に厳しかったと思いますが、穏やかだったと言うことを聴いて
安堵しました。

お便りにあるように色々と考えてしまうことがあると思いますが、
全てについて納得できることはありません。
ですから今はお父様のためにも、あなた方が一日も早く癒される
よう、どうぞご自愛下さい。

429 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/12(月) 01:18
ももさん、こんばんわ。
むくみが取れたのは良かったとして、歩行困難なほどの耳鳴り
と食欲低下はご心配のことでしょう。

耳鳴りだけでしたら脱水などによることもありますが、耳鼻科
でも改善しないことならやはり、脳転移などを考える必要がある
と思います。
放射線による治療などもありますからこの点を主治医に確かめて
みてください。

主治医との関係に疲れてしまったとのことですが、お父様のため
にも、あなた達のためにもアポイントを取って遠慮なく聞くように
してください。
決していいことではありませんが、医者は質問がない時、皆さんが
すべて理解していて何の疑問もないものだと考えがちなので。

訪問看護を行っているとは、訪問看護ステーションが併設されている
ということですか?それとも、医者も積極的に在宅緩和医療を
されていると言うことですか?

私の近くの病院も訪問看護ステーションが併設されている所がありますが、
必ずしも訪問看護に積極的な病院というわけではありません。

在宅緩和ケアで重要なことは、御本人ご家族の希望と訪問看護師の熱意です。
在宅での主治医の役割も重要ですが、やはり訪問看護師やヘルパーの役割が
重要です。

病院を変えるかどうか悩む前に、訪問看護ステーションに聞いてみると
熱意のある医者に対する情報も分かると思います。

ところでyahoo掲示板でのyukaさんとは、ももさんのことですか?
別にその事でどうこういうというのではありません。
実は私も、yahooではthoraxgnで参加していますよ。

ですからもしそうなら、ラコールの話がでていましたがラコールは栄養剤です。
私も良く処方していますが、200ccのレトルト食品のような容器に入っています。
元々薄目のキャラメル味で、4種類のフレーバーを混ぜることで若干味が変わります。
これは食品ではないので、普通に薬と同じに処方されます。


430 名前: TOTO 投稿日:2003/05/12(月) 11:39
初めまして。
私の母ですが、約1ヶ月前に肺ガンの手術を行いました。
左肺から約4cmの病巣をとりました。
胸膜播種がひどく、ステージⅢbで余命半年から1年との宣告がありました。
もちろん本人にはその状況は知らせてません(肺ガンであることは知っています)。
今は自宅に戻り 以前ほどではないにしろ、家族と同じ生活をしています。
(食事は以前の7割くらい、洗濯等しています)

どうすればガン細胞が悪さできなくなるのか?
今 リンパ球治療と癌カテーテル治療を考えております。
この治療で効果はあるのでしょうか?

絶対に癌に負けたくありません。

431 名前: もも 投稿日:2003/05/12(月) 22:06
こんばんは!こげや先生。yahooの掲示板でyukaで書き込みをしているのは私です。この肺がんスレットでnored22先生を発見してあれ?っと思っていたのですがこげや先生がthoraxgn先生だとは気が付きませんでした(^^)
掲示板を見るようになったのがつい最近の事でそこまで頭が回りませんでした。それでしたらどちらか一方に書き込みをすればよかったですね!!

訪問看護の事ですが、現在の病院で訪問看護制度があり主治医も在宅看護をしているのです。そんな事もあり最後は家で看取りたいと思っていたもので最初から(主治医は手術の執刀医の一人でもあるので)経過がわかって
いる医師の方が良いのではと思ってしまったのです。でも、もしそうなったらそうなったで他に訪問介護をしてくださるところはたくさんあるのですものね今の病院にこだわる必要はないかもしれませんね。

耳鳴りについてですが、左耳だけで右は平気です。脳転移という事も考えられるのですね頭のなかでそんな事もあるかもとは思っていたのですが意識の中でそれを否定したい気持ちがありあえて考えないようにしていたように
思います。もし、そうだとするとガンマナイフとかそういって治療になるのでしょうか?
なにがおこってもすべて私に判断をまかされる状況になっていてすべて投げ出したくなるような気持ちもあります。

432 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/12(月) 23:53
TOTOさん、こんばんわ。
お母様の手術から一ヶ月と言うことですが、体調はいかがでしょうか?

呼吸器外科医として教えていただきたいことがあります。
術中に胸膜播種を確認したときその程度にもよりますが抗がん剤治療
やその他の治療を考慮し、定型的手術をしない場合があります。
手術そのものを中止することもありますし、リンパ節の郭清を省いて
単純肺葉切除となること、腫瘍のみの摘出などになります。

これらは術後の対応を考慮しての選択になりますが、そこで質問です。
1.実際の手術はどうだったのか?
2.癌の種類は?
3.今後の治療、特に胸膜播種に対する今後の治療については何と言っていますか?
4.リンパ球治療、癌カテーテル治療とは主治医の提示した治療法ですか。

最後に「絶対に癌に負けたくありません」とのお気持ちですが、
お母様に病状の告知はするつもりでしょうか?

もしよろしければ以上のことについてお答え下さい。


433 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/13(火) 00:20
ももさん、こんばんわ。

皆様にとって欲している情報の一つにセカンドオピニオンという側面があると思います。
ですから、ネット上でも同じで、いろんな所への問いかけは問題ないと思います。
しかも、それぞれの場は趣が違っているのでこれからも遠慮なくどうぞ。

主治医がそのまま在宅緩和ケアの主治医になることはある意味理想的でもあります。
最終的にどうなるとしても納得できる方法をとってください。

「すべて私に判断をまかされる」貴方がキーパーソンなのですね。
大事なことの一つに貴方自身のリハビリがあります。
「すべて投げ出したくなるような気持ち」になったら、御父様のためにも
冷静な判断をするために、遠慮なく体を休めてください。

最後に私が少し気になっていることとして以前の書き込みに、
「主治医はこちらの質問に適当に答えて煙に巻くような人で」
と言うのがあります。
在宅緩和ケアにおいてご本人、ご家族の不安を出来るだけ解消すること
が肝要で、そのためには何度でも納得できるよう説明します。

医者も体調などでテンションに差が出ますが、実際ももさんがその様に
感じたのはどのようなことでだったのでしょうか?


434 名前: まい 投稿日:2003/05/13(火) 01:28
こげや先生様へ
こんばんは パンフ有難うございました。
お返事が大変送れて申し訳ありません。
働き尽くめでPCになかなか向かえませんでした。
さっそく父にFAXで送ろうと思っています。
今のところは異常なしですが、CTやX線で異常あるともう遅い
と聞いたことがありますが、頑張ります。今月67歳の誕生日を
迎えることが出来そうなので、良かったです。
本当に有難うございました。何かありましたらまたお願いいたします。


435 名前: まい 投稿日:2003/05/13(火) 01:42
 追伸:こげや先生様
医師とのコミュニケーションは昨年以来本当に苦手になりました。
医師の奥様の知り合いが多いので(他の科ですが)聞いてみると、
病院をころころ変えるより最期まで信頼できて、お付き合いし出来るような
先生を探すよう言われましたが、どのように探してよいのか全く分かりません。
しかし、今はこげや先生のおっしゃるとおり気丈に、でも普通に振舞っています。
現在の主治医は喜怒哀楽が激しい方ですが、信頼はしています。
こげや先生のような方がいらっしゃって本当に励みになります。
ありがとうございます。


436 名前: TOTO 投稿日:2003/05/13(火) 08:52
おはようございます。
早速のお返事ありがとうございました。

質問の回答
1:腫瘍部分のみ切除しました。
2:たいだいま病理検査中で今週中にその結果が出ます。
3:1ヶ月入院して抗ガン剤治療を行いたい
  (胸膜播種については特に方針はありませんでした)
4:リンパ球治療、カテーテル治療に関して、医学的に認められてないので
  どこまで有効性があるのか?良く考えてくださいとのことでした。

母は 肺ガンであることは知っています。
病巣を切除したのだからあとは治るだけだと思っていますが、最近は薄々気づいてる
ようにも思います。
リンパ球治療・カテーテル治療をやるにしても母がその治療に対し積極的な姿勢で
望まないとよい結果が得られないと思っています。
今現在 他の部位には転移は見られないとのことです。
肺ガンは 脳・リンパ球・骨に転移がみられることが多いと聞きますが、
脳は今のところ心配はないと思います。2ヶ月前、脳の開頭手術を行ったので。。。
でも油断はできません。




437 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/13(火) 17:23
イレッサとサリドマイドの併用は可能なのでしょうか?母親が肺癌で、今までサリドマイドのみの治療をしていましたが、今週からイレッサを投与する事になりました。副作用等がでないか心配です。どなたか、わかる方いましたら教えて下さい。お願いします。

438 名前: あや 投稿日:2003/05/15(木) 22:16
私の父はイレッサと、サリドマイド&セレブレックスを使用しました。転移もなくとても調子いいです。

439 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/15(木) 23:31
あやさん、ご返事ありがとうございます。イレッサとサリドマイドを併用すると肝機能の値が上がりやすいという事を聞いたので、併用をためらっていました。あやさんのお父さんは肝機能に異常など、でていませんか?

440 名前: n先生の患者 投稿日:2003/05/16(金) 01:04
その場合は少量ステロイドを併用すると良いとnored先生が
おしゃってました。私はリンデロン2錠併用しています。
3ケタ以上あったgot,gptが正常値になりました。
サリドマイドは2錠寝る前、セレブは3錠です。

441 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/16(金) 08:00
少量のステロイドですか。今現在、数値が160ほどあるんで、すぐに試してみます。時間薬理学から見ると、サリドマイドのような新生血管を抑制するものは、夜に飲むより、朝飲んだ方が、かなりの効果を期待できると聞いたのですが、どうなんでしょうね?

442 名前: あや 投稿日:2003/05/16(金) 11:50
主治医の話ではサリドマイドは催眠作用が強く昼間服用すると夜寝れなくなるとのことでした。父は肝障害出てませんでした。

443 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/16(金) 12:41
サリドマイドは、睡眠薬としての効果もありますからね。実は、私の母も寝る前に飲んでるんです。ただ薬にも効きやすい時間帯と効きにくい時間帯があるらしく、朝と夜に、分けて飲ませようかとも考えてます。

444 名前: わら 投稿日:2003/05/17(土) 19:40
こんにちは。1ヶ半ガンセンターに入院にていました。久しぶり
に、こちらに来て見ましたが、いつもながら、こげや先生の
迅速な、回答、頭がさがる思いです。本当にありがとうございます。
病院で、治験に参加していましたが、肝臓の数値が、高くなり
2クルーで、取り止めになりました。
でも、また、新たな、知験に参加するつもりです。
ワンチビさん、お母様のおかげんいかがですか?
突然ですが、連絡とれますか?


445 名前: ワンチビ◆g2ukuLuE 投稿日:2003/05/17(土) 20:58
わらさん、おかげんどうですか?
母は元気です。
肝臓の数値のこと、ご心配なことと思います。
連絡を取りたいとのことですが、どのようにしたらわらさんと連絡取れますか?


446 名前: わら 投稿日:2003/05/17(土) 21:51
msnhotmail まで、n8y7m6k4@hotmail

447 名前: みゆりん 投稿日:2003/05/18(日) 23:11
はじめまして。患者の家族です。患者は45歳男性です。現在肺がん治療三年目で胸水をぬく治療を行いながら二度目のいれっさの投与中で入院しています。なんとか自宅で療養してもらいたいのですが家族にはどんなことができるんでしょうか?通院で胸水をぬくと体力的の消耗が激しく難しいともいわれています。在宅専門の病院で処置が可能であればいいのですが。食欲もなくなり本人は無理して口から食べている状態です。どうか助けてください。

448 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/19(月) 13:12
在宅ケアべ-スで検索しその中で胸腔穿刺可能な医療機関を探されては
いかが?

449 名前: やよい 投稿日:2003/05/19(月) 14:57
教えてください。
私の知り合いが去年7月に肺がん(扁平上皮癌・Ⅲ期)といわれ、
その後、抗がん剤・イレッサ等の治療を行い、
3月に放射線をしました。現在は、何も治療をしていません。
お医者様の言うには、放射線治療は半年ほど経たなければ、
効果が分からないから。と言われているのですが、腰の後や、
首周り、肺の背中がかなり痛いらしく、痛み止めの薬を服用しています。
最近では、朝などは痛みのため、起き上がるのも辛いようです。
放射線の治療前にはそのような痛みはほとんどなかったのですが、
そのような副作用があるのでしょうか?
私には、何の治療もせずに、半年近くいると言うことが不安でなりません。
本人には、お医者様は転移はないというのですが・・・。
なにか、ご存知の方、ご意見お願いいたします。

450 名前: あや 投稿日:2003/05/20(火) 22:10
半年とか1、2ヶ月とかいう単位で様子をみるといって何の治療もしなくなってしまうことが、意味あることなのでしょうか?余命3ヶ月、半年…という患者にとっては、ただ不安な気持ちで大切な残りの時間をすごすことを強いられるだけのような気がします。打てる手をすべて打ってから後ならまだしも…。家の父も主治医から「どんな治療も寿命を縮めるだけだから静かに死ぬのを待った方がりこうだ」といわれショックを受けてました。

451 名前: たじ 投稿日:2003/05/21(水) 12:34
いつもお世話になっています。
父の病気についていろいろと教えていただき、ありがとうございます。
実は13日PM9:24に私たち家族に看取られ、父は永眠いたし
ました。12日に再入院したのですが、担当の先生も「もう限界
でしょう。」とのことで、個室に移動し、尿を取る管をつけられ
モルヒネを投与し、アッという間に意識もなくなり呼吸も止まり
逝ってしまいました。11日まで自宅にいて子供や孫に囲まれ
食事をしていたので、何だか信じられないのですが、やっぱり
ぎりぎりまで頑張っていたのでしょう。
入院後の処置については仕方ないことなのでしょうが、家族と
しては「モルヒネの投与がかえって早めてしまったのでは?」とか
「12日までは車椅子でトイレに行き自分で用を足していたのに
管をつけられたのは本人にとってショックだったのではないか?」
などといろいろ考えてしまいます。
意識が遠のいていく中で父の目に涙が浮かんでいたのが、忘れられ
ません。
後悔しないよう出来る限りのことを家族でしてきたつもりですが、
やはりこういう時を迎えると、なかなか割り切れないものなのだ
なあと、痛感しました。
今はとにかく家族みんなが元気を取り戻せるよう頑張っていく
つもりです。

いろいろと本当にありがとうございました。



452 名前: なべぶた 投稿日:2003/05/22(木) 21:27
こげや先生。ご無沙汰しています。なべぶたです。前回4月に書き込みしてから一ヶ月半がたちましたがこの間父の身に変化が現れてきました。前年10月15からイレッサを使用してきましたが、いよいよ癌に太刀打ちできなくなってきたようです。前回4月お話しした上大静脈症候群が更に進行し、ベットで横になっている間も意識を失うようになってきました。今日は3回あったようです。話が前後しますが、実は5月8日夜緊急入院しました。一週間前から強い咳止めの薬を飲み始めたのが誘発原因か解りませんが、尿管閉塞を起こし異常な苦しみを訴えたためです。入院し管を入れたところ、1リッター出ました。前立腺肥大か前立腺癌か今のところ医師も判断できかねているようですが、PSAが40.5あるそうです。一昨日やっと管が抜け一人でトイレにいけるようになっています。この間色々検査しました結果を昨日3人の担当医師から話を伺う機会がありました。結果は、Ⅳ期の状態となってきていると言うことです。胸膜を越えて転移しているようで、胸水もかなり溜まってきています。右肺動脈も圧迫されています。肺動脈と上大静脈にステントを入れることも考える時期なのでしょうか。
今イレッサが効かなくなっている状況で、アムルビシンやナベルビンなどの身体に影響の少ない化学治療に変更するか、対症療法的な治療を選択するか、まず胸水を抜いてみてから判断をしたらどうかと考えているのですが、こげや先生どう考えたらいいでしょうか。
 それと、たじさん、みやまさん。お父様ご愁傷様でした。また、お二人とも本当にお疲れ様でした。こげや先生とお二方のやりとりを見させて頂き、今転移を宣告された父のことと重ね合わせております。辛い中でもとにかく最善のことを先生達と相談しながら、覚悟を決めるところは決めながらも、父のそばになるべくいてあげながら、一時一時を大事にしていきたいと考えています。

453 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/23(金) 01:54
みゆりんさん、こんばんわ。
地方で呼吸器外科医をしているものです。
胸水貯留と言うことは癌性胸膜炎のためなのでしょうか。
現在入院中で、在宅が望みというのなら是非主治医と相談の上
胸膜癒着術(胸水の制御のため)をしてみてはいかがでしょうか。
たしかに、在宅での胸水排液は可能ですが胸水貯留自体が体力を
低下させてしまう可能性がありますので、出来るだけ貯まらなくする
治療も必要と思います。

それと、もしよろしければもう少し詳しい病状(癌の種類、病期など)
を教えていただければと思います。
なを、私も在宅での緩和ケアをしていますので、その点での
ご質問もどうぞ遠慮なく。

454 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/23(金) 02:06
やよいさん、こんばんわ。

患者さんおよびご家族などのご心配に、何か治療をしていなければ
いけないと言うようなことがあります。
しかし、癌に対する治療はその性格上身体に負担がかかります。
ですから、次回の治療までの休息は重要な意味を持っています。

三月の放射線治療はなんのための治療だったのでしょうか?
単独であるのなら骨転移のためではなかったのでしょうか? 
ですから、朝の傷みなどは放射線治療の副作用ではなく骨転移
自体からの症状ではないでしょうか。
「放射線治療は半年ほど経たなければ」という点は理解できません
が、骨転移の有無、今回の放射線治療の理由は主治医に聞いてみて
ください。

とにかく今の休養はなにもしない不安材料ではなく、次回の治療の
ための大事な休養とお考え下さい。

455 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/23(金) 02:19
あやさん、御父様のことでお心配のことと察します。

私たち医療従事者が言うことが、本意とは違って患者さんや
ご家族にショックを与えてしまう可能性があります。

「どんな治療も寿命を縮めるだけだから静かに死ぬのを待った方が利口」
と言う言葉自体はひどいと思います。
ただ、本意は対症療法の割合を増やしていく時期に来ていると言うこと
だとおもいます。

とうぜん、ご本人、ご家族の希望によるわけですが安らかな生活のために
むしろ積極的な治療を避けた方がいい事もあります。

456 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/23(金) 02:31
たじさん、御父様のこと残念に思います。
これまでの皆様の介護、本当にご苦労さまでした。
皆様、どうぞご自愛下さい。

癌の末期での治療は、その性格上(お亡くなりになるので)決して
悔いの残らない事はありません。
再入院からの経過を考えると、いろんな事が本当に良かった
のだろうかと思うのも当然のことと思います。

ただ、今回の再入院まで在宅での生活が出来たことと、比較的
苦しまなかった様子から言って、急な経過はともかく御父様や
皆様が望んでいたことだったのではないでしょうか。

詳しい経過が分からないのですが、御父様のためにも皆様が元気を
取り戻し、一日も早く癒されることを祈っています。

本当に、ご苦労様でした。

457 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/23(金) 02:55
なべぶたさん、お久しぶりです。
御父様の状態ご心配のことと察します。

強い咳止めとはリン酸コデインのことでしょうか。
コデインの濃さと量にもよりますが麻薬ですので、経口投与
の場合頻度は低いですが尿閉は副作用として考えられます。
ただし、たいていの場合は数日で改善してきます。
御父様の場合もそうだったのではないでしょうか。

PSAの高値は気になりますが、御父様の場合やはり肺の状態が
一番の問題と思います。

詳しく分かりませんので、あくまで私の一つの意見ですが、
いずれ抗がん剤治療などを再検討するとしても、今の状態を
改善することが先決と思います。
胸水の排液および癒着療法、上大静脈症候群に対する照射や
ステント挿入などにより体力の改善を図ること、これら自体が
対症療法です。

それらの後、やはり大切なことは御父様自身のお気持ちではないでしょうか。
確かに、ご家族の場合何かさらなる積極的治療はないかと考えがち
ですが、「一時一時を大事にしていきたい」と言うお気持ちを大事にして
行く時期かもしれません。

具体的な治療ではなく、御父様自身の病気に対するお気持ちと治療の場を
何処にしたいのか(入院も辞さないのか、やはり在宅が良いのか)を
再確認し、それにあった治療法を主治医に検討してもらいましょう。


458 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/23(金) 13:40



459 名前: あや 投稿日:2003/05/23(金) 20:43
こげや先生、ありがとうございます。やよいさんへのコメントから、次の治療までの大切な休息ということばの意味わかりました。父は「死ぬまで何も治療するな」といわれたということに、心傷つきこだわっていましたが、それを告げた医師の思いを父に正しく理解させようと思います。

460 名前: あや 投稿日:2003/05/23(金) 21:01
父が、イリノテカン投与2週目です。現在白血球が9000ありますが、どうでしょうか?

461 名前: シゲ 投稿日:2003/05/23(金) 21:35
はじめまして。父が末期の膵臓癌と4月に診断されてから早1月半が経ち
余命3カ月と言われております。抗癌剤は効きめがないと言われているので
やめました。昨日丸山ワクチンをもらって来ましたが効き目はわかりません
が何もしないよりはましだと思い初めてみようと思います。
今入院中ですが痛みなどは訴えておりません。かなり痩せてしまい見るのもつらいです
質問なのですが末の膵臓癌はどのくらいから痛みが発するのでしょうか?
今は座薬程度で済んでいます。また黄疸を取るためにステントを入れる予定だったのですが
入れるのが困難な為断念。お風呂に入れてあげたいのですが何か方法はありませんか?
情報等ありましたらアドバイス頂きたく思います。
よろしくお願い致します。文章がメチャクチャですがパソコンをいじって1月なので
お許しください・・・・
れない

462 名前: みゆりん 投稿日:2003/05/23(金) 21:35
こげや先生はじめまして。お忙しいところお返事ありがとうございます。
主人の左胸の胸水はガン性胸膜炎です。三年前右下肺を2/5切除して翌年に右の
右の肺の癒着をしているため左の癒着は無理ということです。
担当医は在宅に酸素を用意して通院すると体力の消耗が激しく死期が早くなります。
というようなことをおっしゃるので、ならば在宅でと思っているのですが本人は迷って
います。主治医の腕を信頼?家族に迷惑がかかる?とか複雑な思いのようです。
なるべく家族で過ごす時間をもちたいと思うのはわがままなのでしょうか。。
現在水の量は減ることがなくどんどん体重も落ちている状態です。





463 名前: やよい 投稿日:2003/05/24(土) 09:28
こげや先生、ありがとうございました。私が直接主治医の先生と
お話できればいいのですが、わけあって、それができない状態ですので
心配しています。本人の話では、レントゲンを見せてもらいながら、
(骨転移は)影がないのでだいじょうぶ。と、言われたとの事ですが、
現在、副作用の痛みをとるためという理由で、タガメット・プレドニン・
ムコスタ・ボルタレン・フロモックス・マグラックス・ノバミン・
カディアンカプセル・レシカルボンという薬を毎日飲んでいます。
その病院は、癌で入院する際も別の病名で入院させてから、
患者の家族に癌であることを告げていたため、私としてはあまり信用できない
というのがあります。その時点でも、肋骨の辺りを二本骨折していたのですが、
それも、「高齢になると(本人は60歳)咳で折れることもあるから」といわれ
骨転移はないと言われました。日に日に痛みがひどくなっていく
本人を見ていると心配でなりません。

464 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/24(土) 20:50
あやさん、こんばんわ。
イリノテカンは単剤での投与ですか。
白血球9000ということですが、問題ないと思います。
発熱などの症状があるのでしょうか?
イリノテカンがほかの抗癌剤と比べ気おつけなければならない
副作用に下痢があります。
すでに下痢対策をしているとは思いますが。

465 名前: あや 投稿日:2003/05/24(土) 21:04
こげや先生、イリノテカンは単剤です。発熱、下痢もなし。逆に便秘防止のためか下剤が処方されているくらいです。


466 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/25(日) 01:22
みゆりんさん、こんばんわ。

在宅緩和医療において大事なことは、患者さん本人の在宅を
望む気持ちです。
その上でやはり在宅を望のならやはり胸水のコントロールは
できるだけつけた方がいいと思います。

確かに、胸膜癒着術は危険もあります。
でも手術していない側(左肺)だからこそできるだけ膨らんで
いなければと思います。
主治医が言う癒着は無理と言うことは、危険が大きいという
意味だと思いますが、決してできないと言うことではないと思います。

在宅を望む気持ちが強いのなら、その気持ちを主治医に相談し
危険と利点とのどちらを望むのかを伝えましょう。

「なるべく家族と過ごす時間を持ちたいと思うのはわがままなのでしょうか」
決してそんなことはありません。
ご主人の気持ちも在宅ならば、その気持ちを伝えましょう。

病院に医療相談室があるのなら、相談してみてください。
皆様が考えているより、在宅緩和医療は治療の点でも、マンパワー
の点でも、経済的な点でも、進んでいます。

ただ、病院や主治医によってその温度差がありますのでなにか
わからないことがありましたら遠慮なくそう段ください。

467 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/25(日) 01:47
やよいさん、こんばんわ。

医療従事者として気をつけなければいけないことに(インフォームドコンセント)
は当然として、はなした結果をどのように理解しているかと言うことがあります。
ですから、信用とはやはり話し合いによって生まれてくるものです。

「わけあって、それができない状態です」とはどういうことなのでしょうか?

今服用している薬、特にカディアンは特別な場合をのぞいてやはり骨転移による
のではないのでしょうか?
咳で肋骨が二本折れていると言うことや日々痛みが強くなっていることなどを
考えると、骨転移の有無を改めて聞いてみた方がいいと思います。

骨転移の検査は骨シンチと腫瘍因子( 1-CTP )の測定で判ります。

それぞれの事情もあるとは思いますが、患者さんご本人のためですから
アポを取って主治医の意見を聞いてみてください。

468 名前: あや 投稿日:2003/05/27(火) 23:02
イリノテカン2週目が終わりまもなく3週目です。父は1日だけ下痢ですぐに回復しました。発熱もないし食欲もあります。副作用は21日目くらいときいたことがありますが…

469 名前: やよい 投稿日:2003/05/29(木) 14:55
こげや先生
いつもお忙しい中、返信ありがとうございます。
私が主治医の先生と話しできないのは、私がその患者の
直接の身内ではないからなのです。

先日、本人にもう一度家族にも確認を取るように勧めたところ、
やはり息子さんや奥さんとで本人に内緒で先生からのお話があったみたいです。
詳しい内容は分かりませんが、来週はじめに本人が直接先生に聞いてみるようです。
症状はひどくなっており、首周りも痛みがひどく、おまけに尿の出もわるいらしいので、
私が思うに脊椎あたりに転移して、肝臓・腎臓機能が低下しているのでは?
と思います。先週の診察のときにも、来月から入院しましょうか。といわれていたようです。
今度は違う種類の抗がん剤をするのと、なんかの検査と言うことらしいです。
しかし、転移していた場合に、今さら抗がん剤治療をしても、
意味があるのだろうかと疑問です。
また、かなり痛みがひどいので何か少しでも痛みを軽くする治療などありましたら、
アドバイスいただきたいと思っています。
長々と申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。


470 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/05/29(木) 16:05
やよいさん、こんにちわ。
場合によって違いますが、抗癌剤は放射線と違い全身に行き渡りますので
転移していても有効な事があります。
ただ、治療を受けるためにも苦痛はできるだけ取らないと頑張りがききません。
今使っている麻薬の量や種類を変更してもらって下さい。

お立場もあるでしょうが、あれこれと思い悩むよりは御本人さんの精神的な
支えになってあげて下さい。

私は明日からアメリカでASCOという癌学会に参加して来ます。
帰りは6月9日になりますが、どうか順調に行く事を祈っています。


471 名前: なべぶた 投稿日:2003/05/29(木) 22:33
こげや先生、先週はありがとうございました。転移がわかりこの一週間色々と悩みました。今晩主治医の先生を含め、三人の医師の方と本人を交え私と母との6人で、二時間この間の検査の結果の説明と、今後の進め方について話し合いがもたれました。
 結局本人次第だということで、結論を出さずに終わりました。
 この間の検査で、胸水中にガン細胞は見つかりませんでした。ただ1リットル少々ですから、全くなかったと結論づけることは出来ないそうです。胸水を今後も抜くかという点では、一リットル抜いても本人が楽になったということがない、右肺が機能していないから抜いても抜かなくても全身状態の改善には影響ない。というのも、右肺動脈が閉塞しており肺に空気は入っても肺に血液が循環していないので、右肺が大きくなっても意味がないと言うことでした。
 ここで疑問があります。問題は癌の転移のスピード、可能性です。胸水はガン細胞を含んだ場合、それが転移の経路にならないのでしょうか。要するに胸水を抜いた方が転移の可能性、スピードを低くすると言うことはないのでしょうか。また、肺の機能というものは、肺の形が元に戻ることで幾分か機能を取り戻す可能性すらもなくなるものなのでしょうか。
 実は、ベットの上で少し咳き込むと、失神するという状態が日に何回もあります。上大静脈症候群だけでこのようになることは、医師も経験がないようです。これが、QOLを大きく後退させている症状の一つです。当面この対策をどうするかが、次の課題です。
 ステントを入れた場合、金属ですからその後で放射線治療をするというわけには行きません。ステントの材質で、放射線治療とバッティングしないものはないのでしょうか。たとえば、セラミックのステントというものはないのでしょうか。
いま、ステントを入れるか、頑張って放射線治療をするか、更に積極的治療をするかという判断が求められています。
 父は、自分が余命幾ばくもないと言うことを理解していないようです。私もとても「短くて後半年だ」なんてことは言えません。
ただ、近日中に相談して結論を出さねばなりませんので、父とのやりとりは、真剣なものになることをこちらも覚悟しておかなければなりません。緩和治療でさえも難しい状況と理解せざるを得ません。
 食欲が無く体重の減少が激しいことについては、当面必要ではない薬を減らして、吐き気止めの薬を使う、補助栄養食品として、カロリーメイト缶を使う。その他の傾向栄養食を検討する事となりました。とにかく、好き嫌いがなかった父が好き嫌いを言うようになり食が細っていくのをほっとくわけにはいきません。
 大変長々とすみません。
 気をつけて渡米してください。

472 名前: みゆりん 投稿日:2003/06/01(日) 09:46
こげや先生いらっしゃらなくて残念です。本人の在宅を望む気持ちは残念ですがありませんでした。
急変による苦しみをとても恐れていました。先週かなり状態が悪くなってしまいました。口からの
食物はうけつけず、ほとんどベッドからでない状態です。
在宅がだめだったらすぐ近所の大病院への転院と希望しているのですがそれも病人本人の
ストレスがかなりかかるので今がラストチャンスという話です。
緩和ケアに力をいれてくれる病院をもっと早く探すべきでした。
せめて穏やかにすごせる日がくるといいのですが毎日毎日苦しいとつらいという言葉しか
聞くことができません。まだ子供も小さいのですがつらくてあいたくないといっています。
このまませめて病院もかわることなく苦しみをとってもらいたい。
それが望みになってきました。


473 名前: 可能なのでしょうか 投稿日:2003/06/01(日) 10:47
どなたかお教え下さい。

昨年、肺癌で治療していた
遺族のものですが、
最終的には、イレッサも使用しました。
しかし、間質性肺炎を引き起こしてしまって。

病院側を疑うわけではないのですが、
あの時は、気づかなかったのですが、
カルテ、MRI・X線写真像等を
手元に置いておきたい、振り返ってみたい
場合、病院側は、
受け入れていただけるものなのでしょうか?
そういった資料は、通常どのくらい保存されるものなのでしょうか?

どなたか、ご存知の方お教え下さい。

474 名前: 473さんへ 投稿日:2003/06/06(金) 00:47
あなたが相続権を持つ遺族なら何ら問題はないでしょう。
代金はかかると思いますが。ただカルテは拒否される可能性
があるのでその場合はカルテの抄録を請求することができます

475 名前: みゆりん 投稿日:2003/06/06(金) 23:55
二週間前の今日は一時帰宅していた主人ですが今日より個室で
ベッドから一歩もでることができなくなってしまいました。
おととい車椅子 きのうはポータブル 今日は・・・・・
悪くなっていくのはすごく早くて。ずっと同じ先生にみてもらって
結局主人にとっては幸せだったと思います。最後まで大丈夫よと言って
もらい私も安心してまかせられます。あとは最後だけは苦しまないで
いってほしいです。早く楽にして・・今日もそうはっきり聞こえました。



476 名前: やよい 投稿日:2003/06/08(日) 15:56
こげや先生
6月1日、夜間に吐血し亡くなってしまいました。
血管が破裂し、血が肺にたまって、溺死状態だったそうです。
私は、その3日後に知り、いまだ実感が持てません。
やはり、家族が病状を隠していたようです。
本人は、自分の病状を知りたいと、強く希望していたのですが、
結局は何も知らないまま逝ってしまいました。
本人は、死ぬ前にやらなければいけない事があったのですが、
家族はそれを知らなかったので、隠してしまい。
さぞ、悔いの残る最後だったと思います。
しかし、亡くなる当日も私は顔をあわせており、痛いと言いながらも、
普段と変わらない様子で行動していた事を考えると、
最小限の苦しみで逝ってしまったのではないかとおもい、
気持ち的に救われる思いです。

本当に親身になっての返信・アドバイスありがとうございました。

477 名前: みゆりん 投稿日:2003/06/09(月) 16:34
在宅治療の件でいろいろと相談にのってもらいありがとうございました。
無念ですが7日に永眠いたしました。また落ち着きましたらメールします。

478 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/10(火) 07:46
みゆりんさん、本当にご苦労さまでした。
昨夜、アメリカから帰ってきてあなたの悲報を見ました。

病状の急変に当たって困惑されたことでしょうが、二週間前に一時帰宅
されていたことは何よりだったのではないでしょうか。
緩和医療にはベストということはありませんが、みゆりんさんは本当に
よくおやりになったと思います。

今はとにかくご自愛なさって、いずれ落ち着かれましたらあなたのご経験を
この場でよきアドバイザーとして発揮してください。

一日も早くあなた自身がいやされることを祈っています。

479 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/10(火) 07:55
やよいさん、悲報を聞いて残念です。
昨夜、アメリカから帰ってきていきなりでしたので何と言っていいか
思い当たりません。

ご本人とあなたのご関係はよくわかりませんが、ご本人の無念なお気持ち
をご理解なさっているあなたがお辛いお気持ちを抱いていられるのでしょうが
お亡くなりになったご本人は、あなた自身が一日も早くいやされることを望んで
いると思います。

いずれご自愛の上、お元気になられたらあなたの経験をこの場でよきアドバイザー
としてご参加くださいね。

480 名前: さや 投稿日:2003/06/10(火) 10:41
こげや先生、イリノテカンの薬耐性の個人差はどのくらいでしょうか。父は投与3週目激しい下痢と腹痛か起き、白血球が9000から一晩で1000まで落ちました。4週目の抗癌剤は中止。体温は38度少しまで上がり、すぐに主治医の指示で注射がうたれ、白血球5000に回復しました。が、下痢と腹痛で苦しみ続け、1週間1日6本の点滴(栄養と抗生剤)でした。危ないと心配しましたがようやく回復してきて、痛みがおさまり平熱になり食欲も出てきました。でもすぐに増大がはじまるような気がして不安です。

481 名前: 横からですが 投稿日:2003/06/10(火) 15:32
サリドマイドの併用はイリノテカンの副作用を軽減する働きが
あります。またイリノテカンの副作用が強く出る方には少量分割
投与が薦められます。効果は通常の使用の仕方と大差ありません。

482 名前: さや 投稿日:2003/06/10(火) 15:54
『横からですが』様、早速の情報ありがとうございます。実は今回サリドマイド併用で3day/1weekの分割で各回30mlでした。(予定では4週間実施のところ3週実施で中止してますが)。副作用で中止するとたとえその時点で縮小してても増大し1ケ月後にはもとの大きさになるという話をきいたもので、その辺のこと事例がありましたら教えてください。

483 名前: きよちん 投稿日:2003/06/13(金) 23:24
さやさん。教えてくださいサリドマイドはどこの病院で治療されてますか?


484 名前: きよちんさんへ 投稿日:2003/06/14(土) 10:52
がんを語る会の書き込みを見てはいかがですか

485 名前: さや 投稿日:2003/06/14(土) 21:24
きよちんさん、東京の両国です。

486 名前: kiyochinnのんちゃんママ 投稿日:2003/06/14(土) 21:27
がんを語る会

487 名前: きよちん 投稿日:2003/06/14(土) 22:22
もし詳しい住所や電話番号教えていただけたら、お願いいたします・

488 名前: さや 投稿日:2003/06/15(日) 06:47
Gクリニックの詳細はきよちんさんの連絡先がわかれば教えてあげられますが。そこのDrもNsもとても親身になってくれますよ。

489 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/06/15(日) 07:40
東京の両国の*クリニックはサリドマイドを高く売りつけるので
有名です。止めた方がよいのでは?サリドマイドは100mg
一月分で2万円以下です。200mgでも4万円かかりません。
それから*クリ二ックはサリドマイドをどんな患者でも200mg
の投与を指示し病気や体格なんてお構いなしに処方します。
もう少しサリドマイドの薬について良く分かっている先生に
処方して頂いた方が良いですよ。

490 名前: さや 投稿日:2003/06/15(日) 11:08
名無し様、貴重な情報ありがとうございました。

491 名前: きよちん 投稿日:2003/06/16(月) 10:01
静岡の沼津、東京の両国、皆さんの貴重な情報から2件わかりました。輸入とか言っている猶予はないのだし、先生にお願いして、資料をそろえて頂き、代理人が行けばいいのですね。でも、どちらがいいのでしょうか?近畿にはないのですね?

492 名前: さとし 投稿日:2003/06/17(火) 09:43
肺ガンの症状を教えてください。


493 名前: 774 投稿日:2003/06/17(火) 10:04
咳、喀痰、血痰、喀血、胸痛、気管支狭窄による喘鳴・呼吸困難・閉塞性肺炎、
反回神経麻痺による嗄声、横隔膜・横隔神経の圧迫によるしゃっくり、
上大静脈症候群による上半身の浮腫・静脈怒張、胸水、心のう水、リンパ管症
による呼吸困難・不整脈、骨転移による骨痛、脳転移による頭痛・嘔気・嘔吐・
痙攣・意識障害、クッシング症候群、SIADH,Eatonn-Lambert症候群、
亜急性小脳皮質変性症、白血球増多症、高カルシウム血症、肥大性骨関節症など
ですが、肺癌のごく初期は無症状であることがほとんどです。
長期喫煙歴、じん肺・肺線維症・間質性肺炎などの既往歴、粉塵・
アスベスト・クロムなどの吸入歴、遺伝的素因などお持ちの方は要注意です。

494 名前: のんちゃんママ 投稿日:2003/06/17(火) 21:55
肺がんは、喫煙者に多く父も1日2箱のヘビースモーカーでした。咳が続き肺がんになるからたばこは少な目に!と毎日母は言っていました。病院も行かないから、私が、
無理やり国立へ連れて行き、その場でレントゲンを見るなり、先生が、立派な肺がんです!とまともに言われて、びっくりしました。


495 名前: 投稿日:2003/06/18(水) 22:29
先日父の病名が告知されました。肺胸膜癌だそうです。余命2ヶ月と宣告されました。どなたかこの病気についてご存じであれば何でもかまわないので教えていただきたいのですが…

496 名前: NUJA 投稿日:2003/06/20(金) 00:51
私の兄妹も病名は違いますが胸膜の癌と闘っています。症例が少なく、化学療法が行えません。筑波大の陽子線治療で命を繋いでます。治研なので引き受けてくれるかわかりませんが、調べてみてはいかがでしょうか。

497 名前: まい 投稿日:2003/06/21(土) 00:07
 今日の検査結果で、父が(肺腺癌)再発していることが分かりました。
余命1年と言われていたけど、半年で再発は・・・成績良いほう
かも知れません。
 これから本当の闘病生活が始まると思うと疲れます。
この半年でかなり疲れました。
しかし、本当に辛いのは父だと思うので、頑張ります。
抗がん剤が必要になった場合、肺腺癌にはどういったものが
使われるのでしょうか?
副作用なども、抗がん剤の種類によって違うと思いますので、
教えていただきたく思います。


498 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/06/22(日) 15:18
495、496さんへ
胸膜中皮腫ではないのですか?それなら有効な化学療法あるでしょう?

499 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/22(日) 18:33
まいさん、お久しぶりです。
たしか、昨年11がつの手術でしたね。
3B期ということでしたが、今回の再発とはどのような状態なのですか?

抗癌剤治療の考え方としては、手術の時と違って(病気を抑える)ことが
中心となります。
ですから病気を抑えながら病気自身とつきあっていくためには、やはりお父様
ご自身のお気持ちと納得が大事だと思います。

それには二つの側面があります。
一つ目は効果と副作用という側面。
二つ目は治療の場として、入院か外来かという側面。

ですから、何という抗癌剤を使うかではなくこれら二つの側面を
お父様がどの様にお考えになっているかが大切です。

たとえば、入院も辞さず副作用を気にするより効果をより期待したい
というなら放射線療法を併用した2剤の抗癌剤治療とか、できるだけ
今の生活を続けながら長く病気とつきあっていきたいというなら外来
での単剤治療とか。

この点をはっきりと主治医に伝えることが必要です。
実際の治療法は主治医が決定すると思いますが、主治医がなれている方法か
どうかというのも、もう一つの大事な側面です。

この二つの側面についてどの様にお考えになっているのかを、お知らせ
ください。
「どうしたら・・・」でのまいさんのレスを見ましたが、転院を考える
のはそれからでもいいのでは。



500 名前: あや 投稿日:2003/06/24(火) 21:46
抗ガン剤の副作用の中に舌炎や口内炎があるとうかがいましたが、父にもそろそろ症状が出はじめました。どうすればよいでしょうか。

501 名前: たかし 投稿日:2003/06/24(火) 22:17
友達から「来月肺を半分切除する」と連絡がありました。でも病名などは教えてくれません。やはり肺ガンなのでしょうか…?(;_;)

502 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/06/25(水) 11:31
あやさん、こんにちわ。
口内炎って、口の中に一つ二つできても、憂鬱で食事のメニューによってはしみて辛い思いをしますのに、抗がん剤の副作用の口内炎は、かなりの数ができるのでお父様も本当にお気の毒なことです。
うちの母も、イレッサの前に行った抗がん剤で、結構いっぱい口内炎ができました。
こちらの方でも、何度か質問させていただき、アドバイスを頂きました。
うちの母の場合は、【イソジンのうがい薬とケナログ】という塗り薬で乗り切りました。
口の中を、清潔に保つことが必要なようですが、わざわざ、うがいしろ、うがいしろと口やかましく言うと、母に嫌な思いをさせてしまうので、トイレのあとや歯磨きのあとなどに、ついでついででしてもらいました。それだけでも、一日に数回うがいできます。
母が洗面所の前を通ったときに、「あ、私も一緒にしよー」と言って、うがいを一緒にしたりしました。母も「あ、せやな、うがいしとこ」と言って、自然にうがいしてくれるようになりましたし、また、一緒にしたうがいのおかげで、私は風邪ひとつひきませんでした (^^ゞ





503 名前: ねも 投稿日:2003/06/25(水) 21:30
父が6月上旬に亡くなりました。
イレッサを使ったおかげで3ヶ月半家に帰れたと思っています。
家に帰った後、ターミナルケアを専門にしたお医者様を見つけられ無かった
事が悔やまれますが、元々治療を受けていた病院のホスピスに入れる直前のことでした。
ソーシャルワーカーから満床の上、待機が7名で入れるのは早くても3ヶ月と聞いてい
たのに、一生懸命現状の説明をしたら四日後に入れる手配をしてくださいました。
もう少し早く相談していたらと悔やまれてなりません。
その反面、訪問看護ステーションの看護師さんとケアマネージャーさんが最後の時に病院
に付き添って下さり、感謝にたえません。この方達の助けが得られた事は本当に感謝
したいです。
最後がほとんど苦しまなかった事と、3ヶ月ずっと一緒にいられた事が少しだけ良かったと
思えます。
最後の晩にも痰に苦しみ、借りていた吸引機でも中々取れませんでした。
その後、いろいろな話をしました。
耐えきれずにごめんねを何度も言いました。
腕をぎゅっと握って「そんな事無い。そんな事無いよ」と言ってくれた事忘れません。
上手く書けません。最後まで病気と闘う事も大事だけど、一緒に色んな事聞いておく事
とても大事だと思いました。


504 名前: あや 投稿日:2003/06/26(木) 00:03
ワンチビ様、情報ありがとうございました。早速やってみます。

505 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/26(木) 14:36
外来が終わり貴方の悲報を見ました。
ねもさん、本当に御苦労さまでした。
一年以上の闘病生活大変でしたでしょうが、余り苦しまなく三ヶ月に渡り
寄り添ってあげれた事はなによりでしたね。

主治医の変更やモルヒネの副作用などでお悩みになった様子を伺っていて
何もできない事のもどかしさを感じていました。
ただ在宅緩和ケアに携わっている者として、はっきりと言えます。
あなた方は本当に立派にお父様を看取る事ができたのですね。

一段落した今こそ疲れが出ますのでどうぞ御自愛下さい。
そしていずれもしよろしかったら、貴方の貴重な体験(医療に対する不満なども)
をお聞かせ下さい。

本当に御苦労さまでした。


506 名前: ケン 投稿日:2003/06/29(日) 15:11
こげや先生ご無沙汰しております。以前、392、393、394、398等でお世話になりましたケンと申します。やっと見つかりました。5月6~7日の腹部のCT検査にてリンパに1cm程度の部位が3箇所見つかりました。
したがって、お話どうり5月28日より20日程、イレッサを服用致しましたが、6月25日の検査結果でCEA110、部位が5箇所に増え増強して来ております。イレッサが効いておりません、当然の事ながら点滴での抗がん剤治療になる訳で、私のような症状の場合どの様な抗がん剤がよろしでしょうか?こげや先生の御意見をお聞かせください。
*部位がリンパにある事でか悪い症状はほとんどなく日常生活はまったく問題ありません。

507 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/29(日) 17:07
ケンさん、お久しぶりです。
術後一年以上がたちましたが、いかがお過ごしのことでしょうか。
「日常生活には全く問題ありません。」ということですので安心
しています。

イレッサの効果のほどについては残念でしたが、主立った副作用
もなかったのでしょうからこれからの治療については問題ないでしょう。

さて、抗癌剤治療についてですがやはり白金+新薬という組み合わせに
なるのでしょうが、どれも同様に効果があります。

その中で私が患者さんに言っている組み合わせは、
1.より効果を期待するならシスプラチン+ジェムザール
2.最後まで治療を継続することを考えるなら(完遂率)
パラプラチン+タキソールです。

そこはガンセンターでしたので新薬+新薬という組み合わせもあると思いますが、
もう一つ大事なこととして、治療の場があります。
つまり、入院かが以来かです。
そのことを考えると1.は外来では難しいかもしれません。
あくまで私の考えでありますので、主治医の考えを聞いてください。

今回ASCOに参加してきましたが、肺癌の治療は多岐にわたり進んでいます。
その中で日本は世界に向けての重要な発信地になるくらいですから安心して
主治医に任せてください。
ただ、不安や主治医に直接聞けないことがありましたら遠慮なく
質問してください。


508 名前: ケン 投稿日:2003/06/29(日) 22:50
早速ご返事有難うございます。
お聞きしたいのですが、1、の場合かなりの副作用があると思われますが、55歳身長172CM、53KGで全身状態の指標は0~1の範囲だと思います。耐える事が出来るでしょうか?
また、何クールの治療になるのでしょうか?
2、の完遂率とはどの様な事でしょうか?また何クールの治療になるのでしょうか?
再発と非小細胞肺がんでの抗がん剤治療の成績は症状にもよりますが、あまりよくないとききます(薬物療法受けない場合と平均値で延命効果は大差ない)私の症状ではいかがなものでしょうか?

こげや先生の御意見お聞かせください。

509 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/30(月) 08:09
おはようございます、ケンさん。
少しお痩せになっていますが、元々なのでしょうか?

さてご質問ですが、ガン細胞に効果があること自体が副作用の原因ですから
いずれの組み合わせでも副作用は必ず出ます。
貴方の場合PSが0~1と言うことですので治療は可能でしょうが、耐えられるか
どうかはやってみなければ判りません。
ただ現在では副作用対策もありますし、継続するかどうかの指標も決まっています。

次に何クールかと言うことですが、3~4クールと言うことになると思います。
2クール以下より効果があり、5クール以上とは変わらない結果でした。
そこで3~4クールを目標にするわけですが(完遂率)とはこの3~4クールが可能で
あった割合が多いと言うことです。

効果についてですが私は呼吸器外科医ですので患者さんの半分は手術後の
方です。
術後の再発の抗がん剤治療の方が、手術不能例の場合より成績がいいという
印象を持っていましたが(術後の再発は発見が比較的早い)、いろんなデータ
がありますが概ね同等です。
いずれにしても効果のエビデンスはあります。

具体的な値をお知りになりたいのでしたら報告しますが、それより治療をする
ことの貴方にとっての意味づけをしっかりする必要があります。
もっとはっきりした再発の証拠が判ってからや具体的な症状が出てから治療
するのか、今の状態(再発が強く疑われる)で始めるのか、貴方にとって
どちらがお望みなのか?

あまり成績や、副作用を気にしていてはやる気に繋がりません。
抗がん剤治療において、まさにこのやる気がとても重要です。

最後に、以前お聞きしたことですがケンさんは入院での治療をお望みなのか、
外来治療をお望みなのか、どちらでしょうか?
それにより、1.のシスプラチンをパラプラチンに変える方法もあるでしょう。

いずれにしても、主治医からの治療の提示を最優先で検討しましょう。


510 名前: みゆりん 投稿日:2003/06/30(月) 20:39
こんばんわ。主人がなくなりもうすぐ一ヶ月です。生前はいろいろと
ありがとうございました。家族向けの手紙と闘病日記のようなものを
主人がのこしてくれましたのでいつか清書して子供たちにももらいたい
と思っています。まだ死をうけいれられない私ですがだんだんと前向きに
生活していかないとと思っています。


511 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/06/30(月) 22:01
みゆりんさん、はやいものですね。
いずれ旦那様の思いがお子さまに伝わる日が来ると思いますよ。

今は、事実を無理に認める必要はありません。
でも、時は着実な味方です。

私も、17年前二人兄弟の唯一の弟を事故でなくしました。
その時は落胆しきった両親を支えることでいっぱいでした。

でも、今では実家に帰り仏壇を前にすると良く弟と話します。
実際にはいないけど、本当にいろんな事を話し合います。
年取ったせいかもしれませんが、弟とはいつでも一緒です。

いずれ静かな時間が訪れることをお祈りしています。

512 名前: さゆみ 投稿日:2003/07/01(火) 00:27
こげや先生、はじめまして!さゆみと申します。
すみませんが、ちょっとおしえてください。
父が胆管癌なのですが、CTでリンパに黒い影がでてまして、
主治医は「再発の可能性がある」と言うんです。
1センチ近い大きさなのですが「再発」ではなく「可能性」なのですか?
この板の509でこげや先生も「再発が強く疑われる」と表現なさっていますが、
そういうものなんでしょうか?

板違いでスミマセン。
タイムリーだったので、つい訊ねてみたくなりました。。。。

513 名前: レイカ 投稿日:2003/07/02(水) 11:32
60代の母が肺門リンパの癌で、五百円玉位の大きさがあるそうなんですが。助かる方法はあるのでしょうか?教えてください

514 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/02(水) 21:31
さゆみさん、こんばんわ。

(胆道、胆管癌のスレッド)みました。
御父様は二年前に手術をなさったのですね。
その間、CT だけでなく主要因子なども定期的に調べていると思いますが
症状なども含めてお変わりあるのですか。

さて、リンパ節についてですが1cm位の大きさは有意な大きさではありません。
主治医も以前のCTとの比較での判断でしょうが、CTの所見だけではあくまで
(可能性)の範囲です。



515 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/02(水) 21:41
レイカさん、お母様のことご心配のことと察します。
ただ、文面からは判りかねますので以下のことにお答え下さい。

1.(肺門リンパの癌)とは、肺癌がリンパ節転移を起こしていると言うことですか。
2.もしそうなら主治医は何と言っていますか?(肺癌の種類、進行度)
3.さらに主治医の治療法の提示がありましたらお教え下さい。

516 名前: さゆみ 投稿日:2003/07/03(木) 22:12
こげや先生、ありごとうございます!
その上、胆道、胆管癌のスレッドまで見ていただいたようで、
お手数をおかけしてしまいました。
昨年の暮から腫瘍マーカーが上昇しておりまして(その他は全く異変なし!)、
3ケタになってしまいましたので、検査をしていただきました。
(4月が111で6月が247.6なんですよね………うーん、困った)
原発巣よりも大きかったので、
「えっ?これだけはっきり出てるのに可能性?では、再発とはなんでしょうか?」と
訊ねてみたのですが、無視されてしまい(トホホ)、
次回の外来でまた訊ねてみよう!と思っておりました。
想像するに『リンパ節だから』のようですね。。。。

必要以上に神経質になるのは考えものだし、
かと言って治療機会を逃すのは嫌だしなぁ……と思っております。

トピずれでスミマセン。そして、ありがとうございました!!
みなさま、がんばりすぎずがんばりましょう。
(こげや先生もですよ!!!!)

517 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/03(木) 23:48
さゆみさん、こんばんわ。
前回言い忘れましたが、気になるのであればPETをしてみてはいかがでしょうか。
あくまで、主治医に聞いてみてからにしてください。
やはり、一番患者さんを理解しているのが主治医ですからね。

518 名前: あや 投稿日:2003/07/06(日) 21:22
父は肺癌です。先日主治医から「縦隔リンパ節への転移」があるといわれましたが、詳しく縦隔リンパ節転移のことご存じでしたら教えてください。

519 名前: 尺軸叱 投稿日:2003/07/08(火) 02:47
ハヨサ

520 名前: ゆき 投稿日:2003/07/08(火) 16:00
はじめまして。私は、肺腺がんになり、2年がたちました。
最初に、ジェムザール、ナベルミン、次にイレッサを使いました。
どれも、効かなくなりました。
まだ、他に、抗がん剤の組み合わせが、あるでしょうか?
それと、その副作用を教えて下さい。
37歳、日常生活は、普通にできます。

521 名前: 774 投稿日:2003/07/08(火) 16:30
それらの薬剤は、当然、CDDP(シスプラチン)と組み合わせて使用されたということですよね?
First lineの薬剤としては、他にCPT-11の併用,CBDCA+タキソールなどがあります。


522 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/08(火) 18:59
カルセドもあります。

523 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/08(火) 22:15
あやさん、こんばんわ。
つぎのHPを見てください。
http://www.lnet.info/lung/ookisa.html#n
縦隔リンパ節転移とはこの内のN2にあたります。

肺癌の場合(リンパ節転移あり)の判断で有用な順には
1.縦隔鏡による生検(経気管支リンパ節生検も)
2.PET
3.CT
ですが、お父様の場合転移ありとされた根拠はこの内のどれでしたか?
特にCTによる場合は50%程度の正診率です。

前もっていろいろ調べることも悪いことではありませんが、大事なことは
主治医からの治療法の提示です。
リンパ節転移なども含めて肺癌の進行度(ステージ)により治療の意味が
違ってきますので、あくまで主治医の説明をお聞きになって判断してください。


524 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/08(火) 22:53
ゆきさん、2年間の闘病生活ご苦労様です。
「日常生活は、普通にできます」ということですのでなによりです。

皆さんがおっしゃている様に使っていない抗癌剤はまだありますし、
さらにそれらの組み合わせとなればいくらでもあります。

ただ大事なことは、あなた自身がどの様な生活をお望みかです。
少なくても数回の抗癌剤治療を行い、今に至っているわけですから治療による
効果と副作用の割合の程度は以前に比べ難しいものになっています。

それでも可能性に掛けて抗癌剤治療をお望みなら入院での治療も辞さないのか
(日常生活は、普通にできます)を大事に外来での治療を望むのかをはっきり
決めましょう。

ただ、「効かなくなりました」とは具体的にはどの様な事を指すのでしょうか。
それぞれの治療を止めなければいけなかった理由と共にお教えください。


525 名前: ゆき 投稿日:2003/07/08(火) 23:28
皆さん、こげやさん、お返事ありがとうございます。
「効かなくなった」とは、一度、消えたところから、また、
ガンが、でてきて、マーカーが、だんだんとあがり、今では
80くらいあります。
シスプラチンは、まだ、投与していません。
タキソテールとタキソールの違いは、なんですか?
外来で出来る、治療を望んでいます。
宜しくお願いします。


526 名前: まい 投稿日:2003/07/10(木) 19:44
こげや先生様
ご無沙汰しております。
今日主治医と話してきました。
再発は、手術の時点で播種していたことからⅢbだったのですが
焼ききれなかったものが大きくなってきているようです。
CTで見ると、右肺上葉を切除したのですが、右の中葉と下葉の
間に点々が見えます。
それと、右脇のところのリンパがはれて、触診したら、本人が痛い
と言うことで、局所麻酔でとってみると、やはり腺癌が見つかったので
リンパに転移していると言うことです。
治療法としては、いきなりかと思いましたが、イレッサを使ってみるとの事です。
副作用で、死者が出たこと等も分かりやすく説明してくれ、納得したので
イレッサで1ヶ月程(入院)頑張ってみようと思います。
手術後も私としては、イレッサに大変興味を持っていましたけど、マスコミの報道に
不安を覚えました。しかし医師がベストだと思うなら信じてみようと思います。
主治医は今回は、機嫌がいい時期で、きちんと話してくれます。
それとも、外来と入院では接し方が違うのかもしれません(その先生のやり方なのか・・・)
副作用が心配だし、普通の抗がん剤の効き目がなくなってから、イレッサを使う例が多い
気がするので少々不安ですが、前回のこげや先生の質問にもあったように、今の生活を維持しながら
の闘病生活を望むので、点滴を数時間うつよりは、気分的に楽だと思うので、今回はイレッサで
頑張ってみようと思います。
寝つきが悪く安定剤を貰っているとの事でしたので、どうせならサリドマイドでは・・・?
と言ったのですが、イレッサとサリドマイドは危険と言われましたしその病院ではまだサリドマイドは
使ったことないそうです。
また、何かありましたら宜しくお願いいたします。

527 名前: あや 投稿日:2003/07/10(木) 22:00
こげや先生、ありがとうございました。早速教えていただいた資料と以前の主治医が書いて下さった診断書のコピーを見て、父の癌の進行度がどのくらいと評価されていたのかが理解できました。今回の縦隔リンパ転移の件は、次のようないきさつです。つい先日、父が主治医とCTを見ながら今後のことを相談していたときに、父が「これまで何人かの医師から、いつも転移はないといわれてきたが、縦隔リンパの転移はありますか?」とたずねたら、その主治医が「もちろん、あります。この病院に入院した2ヶ月前より以前からあったと思われます。ただ、このCTでは2ヶ月の治療でほとんどわからない程度に小さくなってます。」とおっしゃられたのです。縦隔リンパ節転移があったといわれて父は「もしやと思ったが…」といってましたが落胆したようすでした。今回縦隔リンパ節転移を含め癌の進行についての正しい知識を得ることができたので、とても助かりました。

528 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/12(土) 23:36
天仙液は中国王振国医師が開発した世界的に有名な抗ガン漢方薬で、
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ガン細胞に対して80.4%の有効性があり」と実証されました。
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529 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/13(日) 11:39
また、かの「有名」な似非薬ですか。
*********************************************
健康・機能食品等々の商業目的の書き込み、
健康・機能食品・代替医療の類を
宣伝、挑発する書き込みは禁止します
*********************************************
なんども、同じ書き込みはやめろ。
本当にいいかげんにしろ!!!

530 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/13(日) 23:17
ゆきさん、こんばんわ。
お返事遅くなりました。

比較的お元気だとのことですので、標準的な抗癌剤の組み合わせがどれでも
使用可能でしょう。
但し外来治療をお望みということを考える必要があります。

外来抗癌剤治療の考え方。
1.今では抗癌剤の組み合わせが工夫されているのと副作用対策
 が有効になってきているので従来入院で行っている治療が外来で
 可能になった。(最初の一クールは入院で以後外来に、とか)
2.入院の治療(可能な限り効果を期待して)と違い、いわゆる
 休眠療法的に継続していく意味として。

あなたの場合、これまでの治療の内容が良くは判りませんが比較的
軽めの治療法だったのではと思いますが、上記の1.2.どちらの方針
がご希望でしょうか。

タキソールとタキソテールは同様の抗癌剤ですが、あなたのように2度目
以降の治療の場合タキソテールと白金製剤の組み合わせが比較的良好
であったという報告があります。

現在15人のかたの外来抗癌剤治療を行っていますが、あなたのように
三回目以降の方の4人がジェムザールの単剤、2人がタキソールの単剤、
1人がタキソテールと白金の組み合わせ治療です。

531 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/13(日) 23:30
まいさん、治療方針が決定したことはなによりですね。
一ヶ月の入院でのイレッサ治療がんばってください。

ほとんどの方が問題なく外来での投与に移行していますが、
報道などでも問題になっている間質性肺炎については定期的な
検査はしていくとしても、最も大事な点はあなたの自覚症状(息切れ)
ですので、遠慮なく訴えてください。
間質性肺炎の治療は早ければ早いほど有効との報告がありますので。

532 名前: あや 投稿日:2003/07/13(日) 23:46
こげや先生、いつもありがとうございます。間質性肺炎のことで教えていただきたいことがあります。父はイレッサ投与し中止した後、ある大学病院で抗癌剤と放射線治療の併用を行う予定でしたが、間質性肺炎があるといわれ、抗癌剤と温熱の併用になりました。その後別の病院で抗癌剤と温熱の併用を2ヶ月行いましたところ、間質性肺炎は見られないと主治医にいわれました。間質性肺炎は短期で治る(?)ものなのでしょうか?

533 名前: さんま 投稿日:2003/07/15(火) 05:38
間質性肺炎はステロイドでおさまることあります。

534 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/15(火) 23:14
あやさん、こんばんわ。
おそらく貴方の場合、間質性肺炎の疑いがあるというものだったのでしょう。

レントゲンなどの画像上またはKL-6、SP-A、SP-Dなどの血液検査上の判断だったのでは。
抗がん剤の種類にもよりますが、抗がん剤自体間質性肺炎を引き起こすことがあり、
明らかな間質性肺炎があったのなら放射線はもとより抗がん剤の使用も問題があると
思われるからです。
さらに、完成された間質性肺炎はステロイドの使用により症状の緩和が得られることは
あっても完全に消えてしまうことは難しいと思われるからです。

ところで使用した抗がん剤の種類は何だったのでしょうか?
さらに、効果のほどはいかがだったのでしょう?

535 名前: あや 投稿日:2003/07/17(木) 22:20
こげや先生いつも詳しくお返事いただきありがとうございます。ずっと気になっていたものがわかってきて、少し落ち着きました。間質性肺炎だと診断後はナベルビンとかいう抗癌剤でした。現在の病院にかわってからはイリノカインです。

536 名前: あや 投稿日:2003/07/17(木) 23:58
すみません。イリノテカンでした。

537 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/18(金) 08:24
あやさん、おはようございます。

(少し落ち着きました)と言うことですのでなによりです。
現在はイリノテカンを使っていると言うことですが抗がん剤はイリノテカン
一種類なのでしょうか?
イリノテカンの場合主治医から言われているでしょうが、特に下痢に注意しましょう。

無事、抗がん剤治療が終了するように!

538 名前: あや 投稿日:2003/07/18(金) 21:25
こげや先生いつもありがとうございます。がんばり?ます。抗癌剤はイリノテカン単剤です。

539 名前: ふじこ 投稿日:2003/07/19(土) 17:37
母が4月に肺がんと診断され、五月中旬から、
県立がんセンターに入院・治療中です。
わたしは遠方に住んでいるため、実家の近く
に住んでいる妹が、主治医の説明を聞いて
わたしに連絡してくれます。
が、妹も当事者の母も、がんの知識がなく、
主治医に質問することなく、言われることだけを、
聞いているようです。
まず、肺がんの種類もわかりません。

いままでの治療は、放射線を30回。それと同時に
抗がん剤治療もしましたが、一週目で、ひどい便秘になり、
腸に副作用がでたそうで、中止。放射線が終了したところで、
また、投与しているところです。前回も、今回も、白血球
がさがり、腎臓にも副作用がでているようです。

それで、お聞きしたいことは、
母のがんは、放射線や抗がん剤によく効くがんだそうで、
放射線が終了してがんが消えたと言われたそうです。
母も妹もそれで、もう治ったと思っているようですが、
放射線だけで、がんは消えるものなのでしょうか?
「消えた」ということは、根治したということなのでしょうか?
また、母のステージはⅢBだそうです。
小細胞肺がんだろうと、わたしは思っているのですが、
小細胞肺がんでも、ⅢBというふうに、病期をよぶものなのでしょうか?
妹が言うには、動脈にがんがへばりついていて、
手術は不可能だと説明があったそうです。
母は自分のがんはごく軽いもので、ただ、手術ができない場所に
あるために、抗がん剤治療をすると思っています。





540 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/19(土) 19:06
ふじこさん、こんばんわ。
二ヶ月にわたる抗癌剤治療ご苦労様です。

ただ今後も肺癌とつき合っていくことになるわけですので、
肺癌の種類、3Bの理由および今後の治療予定はしっかり主治医から
聞いてみましょう。

あなたの言っているように(抗癌剤、放射線が良く効くタイプ)と
言われたうえ事実二ヶ月の治療にてほぼ消えた(CR)事を考えるとやはり
小細胞肺癌でしょう。

以前、小細胞肺癌は発見された段階で全身病的な進展を示している
といわれ手術と放射線治療に差がなかった(古いデータ)ので治療の
範囲を中心に考慮したLD,EDと言う分類が使用されています。

しかし現在では早い段階の小細胞癌の手術成績は非小細胞癌と変わりない
事が判り、特にステージ1aでは五年生存率は80%程度です。
ですから、呼吸器外科のある施設では小細胞癌でも非小細胞癌と同様の
のステージを使用しているところも多くなりました。

ただし、消えた(CR)状態になったとしてもほとんどの小細胞癌では再発します。
ですから場合によっては2回目の治療が必要になります。

さらに、CRになった例では予防的全脳照射をした方が生活の質を保つ事ができる
というだけでなく生存率の改善も得られるという報告があります。

ですから、せっかくCRになることができたのですから主治医とよく相談なさって
今後の治療計画について検討してください。
そのためにもお母様や妹様とご一緒に現在の状態をしっかりと主治医から話して
もらう事が大事です。

さらに、お母様の場合3Bの理由は何なのでしょうか。
ステージについては
http://www.lnet.info/lung/ookisa.html
を見て参考にしてください。
ご希望によっては、治療の効果を見た上で手術をする方法もあります。


541 名前: もも 投稿日:2003/07/21(月) 21:40
こげや先生、父(75歳)非小細胞肺ガンでステージⅡB~ⅢBⅢAです。抗ガン剤テポトシンと温熱治療の併用で3クール終了後2週間経過しました。数日前から咳が次第にひどくなっています。本日午後、急に足の甲が両側ともむくんでいることに気がつきました。癌の影響と考えるべきでしょうか


542 名前: さき 投稿日:2003/07/22(火) 18:02
はじめまして。肺がんについて調べているうちにこの掲示板にたどり着きました。
私の父なのですが、年末に腺がんの4期と診断されました。その後、抗がん剤と各種の漢方・健康食品を主治医の了承の下服用して半年で腫瘍は4分の1になり、腫瘍マーカーも400台から3.いくつという所まで来ました。その後背骨に黒点が見当たり、先生は「念のため放射線をあてましょう。」と。副作用もないし、腫瘍マーカーを見る限りではそう心配ないのではというお話しでした。
念のため、ガンセンターにも相談に行きましたが同じような話をされたので放射線治療を受ける事にしました。
ところが放射線をあて始めたらそれまでまったく痛みを訴えてなかった父が眠れないほどの痛みを訴えるようになりました。そのうち骨も目に見えて腫れて来ました。先生は放射線を2~3回照射すればすぐ痛みは無くなるといいますが、回を重ねるほど悪化している様子です。今はまったく服用していなかったモルヒネを服用し、その副作用に苦しんでいます。
放射線治療をして悪化するという事はありえるんでしょうか?ネットではいくら調べても答えが見つかりません。父は先生との約束だからとあと5回の照射を受けると言って聞きませんが、辞めさせたほうがいいんでしょうか?
どなたかなにか情報があれば教えていただけないでしょうか?


543 名前: ふじこ 投稿日:2003/07/22(火) 20:50
こげや先生、わかりやすく説明いただきまして、
ありがとうございました。
ステージⅢBの理由や今後の治療について、
しっかりと、主治医に聞いてきます。

それから、「予防的全脳照射」というのは、標準治療なのですか?
母は70歳で、抗がん剤の見えない副作用がたくさんでていて、
今後を心配しています。主治医と相談しますが、勧められなかった
場合、こちらから、申し出ても、行ったほうがいい治療なでしょうか?


544 名前: それは… 投稿日:2003/07/22(火) 21:16
さき様、ご心配のことでしょうね。私は医師ではありません。ただの患者の家族ですが、もし私だったらこう考えるということを勝手にかきますが、もし参考になれば幸いです。放射線と骨の痛みや腫れが直接関係しているとはいえませんが、なんらかの関係があるといえると思います。5回の約束だからというのはこの際気にせず、中止しできれば医師に説明を求めてみたた方がいいと思います。骨の痛みは癌の骨転移とか医師は説明するかもしれませんが、放射線治療を今これ以上無理に行う明解な理由がなければ中止するべきです。

545 名前: labelleellene 投稿日:2003/07/22(火) 23:24
>>542
圧迫骨折を起したんじゃないですかね。
急に痛くなって、放射線を続けても痛みが引かないのなら、これを疑った方がいいです。



546 名前: さき 投稿日:2003/07/23(水) 19:38
圧迫骨折ではないようです。
母が聞いて来た話しでは、ガンの進行に放射線の効果が追いつかないとかいう話でした。
この場合、放射線治療を続ける意味があるんでしょうか?なにか、眠ってたモノをわざわざを起こしているような気がします。

547 名前: まも 投稿日:2003/07/23(水) 20:05
癌によるものでしたら、温熱治療で骨の痛みや転移の増大が抑えられることがあります。温熱治療(ハイパーサーミア)のスレ(治療検査)の頁ですが、これを参考にされることをおすすめします。

548 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/23(水) 21:11
ももさん、こんばんわ。

抗癌剤治療後ですから低栄養(低蛋白血漿)などで浮腫が来ているのかもしれませんが
むしろ気になるのは(咳が次第にひどく)なったことです。

テポトシン(トポテシン)はそれ自体で間質性肺炎を引き起こす可能性があります。
もっともどの抗癌剤にも共通することではありますがトポテシンの発症率は比較的高いからです。

間質性肺炎の治療は早期に行う必要がありますので主治医に確かめてください。

549 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/23(水) 23:27
さきさん、ご心配のことと察します。

「念のため」の放射線治療と言うことはどういう事なのかと思いましたが
セカンドオピニオンでも妥当と判断されたのですから問題ないのでしょう。

確かに骨転移に対する放射線治療は短期間での効果が期待できることがあります。
しかし一般的には十回程度(線量の問題)の照射の後に効果が出ます。
「癌の進行に放射線が追いつかない」ということは放射線の効果がないということ
ではありません。

主治医の判断と、なによりお父様が放射線治療の継続を望んでいる事を考えると
皆様のご心配は判りますが止める理由ではないと思います。
当然皆様の疑問に対する判断と、これからの治療方針を主治医に確かめることは必要ですが。

それとモルヒネの副作用は便秘以外は数日で改善してくることがあります。
少し経過を見てもいいのではないでしょうか。


550 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/23(水) 23:48
ふじこさん、こんばんわ。
お母様は70歳なのですね。
抗癌剤治療後の状態ですが比較的お元気なのでしょうか?
それと「見えない副作用」とは具体的にどの様なことでしょうか?

予防的全納照射についてですが、腫瘍がほとんど消失した(CR)のでしたら
是非検討してみる必要があると思います。
当然標準的治療の一つです。

ただ問題はいったいどの程度の線量を必要とするのか、副作用が出ない程度の
線量とはどの位なのかは経験的な判断だと言うことです。
だいたいのコンセンサスとしては24~30グレイ程度がいいと言われています。

実際この線量にしてから問題になる症例は経験していません。
しかも、当施設の場合ほとんどの方が外来での照射をしています。

主治医にとっても皆様の肺癌に対する理解の程度などを把握することは有用と考えます。
ですから、言い方にもよりますが「母の場合、予防的全納照射はどうなのでしょうか」
と率直に聞いてみてください。
最終的な判断はやはり主治医がなさることとは思いますが、遠慮する必要はありません。

551 名前: さき 投稿日:2003/07/24(木) 00:34
みなさまの親切な助言を有り難く思っています。
温熱治療のスレ、拝見いたしました。とても興味深いのですが、ガンコな父は病院を替えようとしないでしょう。放射線治療も
約束通りこなすでしょう。だから、このまま続けても害?は無さそうという事が分かって少し安心しました。
今日は病院に家族が呼ばれて余命の宣告?をされました。
脳に転移したら1ヶ月、転移しなかったら1年くらいだそうです。骨の転移は激しく増大していたそうです。
脳への転移を予防する方法というのはあるのでしょうか?

552 名前: さきさんへ 投稿日:2003/07/24(木) 06:12
血管新生阻害剤(サリドマイド)などが比較的有効とされていたと思います。スレもあります。

553 名前: もも 投稿日:2003/07/24(木) 06:30
こげや先生、いつもありがとうございます。咳が間質性肺炎による場合もあることを頭に入れ直しました。今日受診なので主治医に現在の状態をしっかりきいてみます。

554 名前: さき 投稿日:2003/07/24(木) 18:17
今日、母に聞いたら背骨にはもう15回照射してるそうです。今は肋骨に照射中なんだそうです・・・。
がんセンターのほうに話を聞きに行ったら、めったにないけどたま~に放射線がガンを増殖させる事もあると言われたそうです。
このめったに無い事がよりによっておきているんでしょうか?
放射線をあてるまで痛みが無かった事を考えるとやっぱりなにか納得がいきません。それまでが順調だっただけに父も相当落ち込んでいます・・・。

サリドマイド、今必死で調べています。イレッサは骨には効かないと言われました。


555 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/24(木) 20:47
さきさん、こんばんわ。
肋骨と言うことですから現在胸部の照射中でしょうか?

納得できることではないと思いますが、治療には必ず危険は付き物です。
これからの治療については主治医の意見を聞いた上で判断することですが、
イレッサの効能に痛みの改善というのはありませんが、イレッサの使用に
よって使っていたモルヒネの量が減量、または必要なくなったと言う
報告がされています。

事実私の患者さんでも、イレッサ服用後コンチンの量が半減して半年以上
になりますが、現在も同様の経渦中の方がいます。
しかも効果がでるまで比較的早く、2、3週で発揮されることがあります。

さらに、イレッサは脳転移に有効という報告もあり、作用点の複雑さが
副作用の多様さにも関係していますが、同時に効果の多彩さも期待できそうです。

現在の治療が一段落したところで、主治医と相談してみてください。



556 名前: ビンセント 投稿日:2003/07/28(月) 17:20
乳癌の転移で肺に癌が出来た母の息子です。
母の癌は進行が早いので癌細胞の中に血管が通ってないです。癌細胞の中心は癌が死滅しています。
最初の抗がん剤(三週間×三回)は効かず一ヶ月前にレントゲンを撮った時より一回り大きくなってしまいました。
明日、母が二日程度の一時帰宅します。今週の木曜日から以前より強い抗がん剤を使うため白血球値が下がるためと聞きました。
たとえ癌細胞に血管が通って無くても劇的に抗がん剤が功を奏する可能性はあるのと信じています。



557 名前: あや 投稿日:2003/07/28(月) 21:49
こげや先生、父が本日からジェムザールをはじめました。イリノテカン2クール後3週間休薬の後、今回のジェムザールです。イリノテカンの時は30mlを3日連続でそれを3週ずつ、間の休薬が2週での2回で2クールでした。
今日温熱治療との併用でジェムザール100mlをやっていただきました。この抗癌剤は週1回なので次回は来週と説明されました。イリノテカンの時は最初下痢がひどく、白血球が500まで下がり注射して持ち直したということもありましたが70%に縮小しました。が、このところ咳が出はじめて熱もこの3日間であがりはじめてました。本日の治療後は熱が下がり平熱となって、夕食もしっかり食べることができてます。今後どのようなことに注意すればいいのか教えていただくと幸いです。

558 名前: ビンセント 投稿日:2003/07/29(火) 01:08
やはり不安になってきました。
たとえ癌細胞に血管が通って無くても劇的に抗がん剤が効く可能性はあるのでしょうか?
宜しくお願します。


559 名前: NC 投稿日:2003/07/29(火) 07:06
血管が通ってない癌細胞に温熱治療(ハイパーサーミア)は劇的にきくことがあります。治療検査のスレッド参考にどうぞ。

560 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/07/30(水) 02:11
あやさん、こんばんわ。
いよいよジェムザールによる治療が始まるのですね。
ジェムザールは単剤ですか?

投与量の100mlとは点滴の量のことで、約30分で投与するため点滴の量が
100mlとなっています。
実際の投与量はmgで表されます。
大体は体表面積あたり800~1000mg使います。

抗がん剤に共通した副作用については聞いていると思いますが、
それぞれの抗がん剤の特徴的副作用としてはお書きになっていたように
イリノテカンの下痢があり、ジェムザールでは血液毒性が比較的強い
ことでしょうか。

特に血小板減少については他の抗がん剤に比べいったん下がると改善に
時間がかかる印象があります。
ですから普段の生活で気をつけることとしては、打撲や転倒などによる
内出血を起こさないようにすることでしょうか。

常時、ジェムザール単剤の治療(ほとんどが外来)は10人弱いますが
副作用対策が安定すると比較的長期に投与できる点でいい治療法です。
休眠療法的な使用が可能です。


561 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/30(水) 18:08
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20030730/K0029151107002.html

朝日新聞の記事
2003年07月30日(水) 


肺がん診療指針作成、進行患者へ抗がん剤推奨 厚労省


 肺がんの診断から治療までを含めた包括的な指針を厚生労働省の研究班(主任研究者=藤村重文・東北厚生年金病院長)が初めてまとめた。すでに転移し、手術が難しい肺がんへの抗がん剤治療を「生存期間を延長する」として強く推奨している。がんの死因のトップを占める肺がんの治療のばらつきを減らすのが狙いだ。

 日本肺癌(がん)学会や日本呼吸器学会、日本外科学会などの協力を得て、国内外約1千の論文を検討し、標準的な治療法をまとめた。

 肺がんのほぼ8割を占める「非小細胞肺がん」は、自覚症状が出てからではすでに他の臓器などに転移していることが多く、その場合は手術ではなく抗がん剤での治療を強く勧めている。治療しなければ10%以下の1年生存率が、15~25%に高まるという。痛みからの解放など生活の質の改善も期待できるとしている。

 非小細胞肺がんでも、がんが肺の中にとどまっている早期に発見できれば手術が中心になる。手術後に再発防止のためにする放射線照射は「体の状態が悪化するので行うべきではない」と指摘した。同じ目的での抗がん剤使用も「根拠が乏しく推奨されない」とした。

 がん細胞を狙い撃ちする新型の抗がん剤「イレッサ」については、有効性を示す論文があるもののデータが少ないとして推奨には至らなかった。

 肺がんによる死者は00年で約5万3千人で、がん全体の2割弱を占める。今後も、高齢化などで患者は増え続けるとみられる。藤村病院長は「手術が最適ではないのに手術をするといった例が今もある。患者が最適の医療を受けられるよう役立てて欲しい」と話している。

     ◇

<非小細胞肺がん> 肺がんには、小細胞がん、腺がん、扁平(へんぺい)上皮がん、大細胞がんの四つがあり、がん細胞の性質などが異なる。小細胞がん以外の三つをまとめて非小細胞肺がんと呼ぶ。小細胞がんは放射線療法や抗がん剤が効きやすく、非小細胞肺がんとは治療方針が異なる。



562 名前: あや 投稿日:2003/07/30(水) 22:30
こげや先生、早速ありがとうございます。ジェムザールは単剤です。実際の投与量は主治医に確認してみます。ジェムザールの情報をうかがってちょっと安心しました。打撲等気をつけるようにします。このまま休眠にもちこめれば…と思います。本日は食欲が出て久しぶりに夕食のご飯を一粒も残さず食べました。また、ご報告します。

563 名前: 豆柴 投稿日:2003/08/01(金) 01:50
皆様はじめまして。
母が肺癌になってしまい、必死で情報を得ようとしていたところ、
この掲示板にたどり着きました。

母(54歳)、、肺の腺癌4期です。
首のあたりも腫れてとても辛そうでした。
どうにか手術ができないかと癌センターなどの病院で何度か診察を受けましたが、
縦隔リンパ節に転移しており、手術は不可能だといわれ、
抗がん剤と放射線治療ということになりました。
(癌が進行しているので放射線治療は応急の処置としてしかできないようですね・・。)
そしていよいよ2日前から抗がん剤投与(一週目)が始まりました。
薬の順番としては
吐き気止め→副作用を軽減する薬
→パクリタキセル→カルボプラチンでした。
2,3,4週目はカルボプラチンの投与になります。

薬が効かず、副作用がひどくなる事によって癌の進行も早まるなんて事あるんでしょうか。
不勉強ですいません。。どうぞよろしくお願いします。

564 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/01(金) 19:09
豆紫さん、はじめまして。

お母さまのこと御心配のことと察しますが、「必死で情報を得ようと」と言うお気持ちは
場合によってはお母さまの不安を増やしてしまいます。
セカンドオピニオンも得た上での選択なのですから、まずは3クールの抗癌剤治療を
無事終了する事を目的にしましょう。

副作用対策は進んでいますので遠慮なく主治医に訴えましょう。
効果があるかどうかは2~3クールの後の判断になります。
そして「薬が効かず、副作用がひどくなる事」については、その時になってから
他の選択を考慮すればいいと思います。

一番不安な御本人が、無事治療が遂行できるようにサポートする事に
専念して下さい。

カルボプラチン+パクリタキセルの組み合わせは私も良く使う方法です。
米国で一番に使用され、3クール無事終了できやすい組み合わせです。
特徴的な副作用に手足のしびれがありますが、比較的有効な漢方薬も
あります。

ただ教えてほしい事として、
1.放射線は抗癌剤と同時使用ですか?
2.毎週投与の抗癌剤はカルボプラチンとありますが、その通りですか?
3.もし良ければそれぞれの一回投与量(mg)を教えて下さい。

お母さまの治療が無事終了する事をお祈りしています。


565 名前: ゆり 投稿日:2003/08/01(金) 20:38
こげや先生はじめまして。私は肺腺がんⅣ期の者です。
今度4度目の抗がん剤治療(シスプラチン+イリノテカン4クール、
イレッサ2ヶ月、タキソテール7クール)で、カルボプラチン+パクリタキセルの
治療に入る予定です。痺れに有効な漢方薬の名前を教えていただけますか。
私の病院では漢方薬は扱っていないようなのですが、普通の漢方薬店で
手に入るものでしょうか。それとも漢方を処方する病院に
行かなくてはならないのでしょうか。

566 名前: 豆柴 投稿日:2003/08/02(土) 00:20
こげや先生、早速お答え下さって有り難うございます!
おっしゃる通り、とにかく無事に投与が終了するのを見守るのが大事ですね。

さて、治療に関してですが・・
放射線治療は同時使用ではないと思います。
ここでいう、同時使用というのは抗癌剤使用期間に放射線治療もすると言うことですか。)
腫れが大きくなり、呼吸が困難になる等の問題が生じる恐れが
ある場合のみ、局所を放射線治療するということです。

抗癌剤2週目以降は
吐き気止め→副作用を軽減する薬→カルボプラチン
だったと思います。
投与の量については調べてみます。

ではおやすみなさいませ

567 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/02(土) 12:11
ゆりさん、こんにちわ。

豆紫さんへのレスはタキソールを使用する事への不安を軽くするために
例えば漢方なども有効ですと言ったのです。
十分通常の薬でも効果があるものもありますので主治医の判断にお任せ下さい。
私はしびれだけでなく痛みを訴えるかたが多いのでロキソニンを処方しています。

ただ、癌治療において漢方薬は重要な位置をしめていて、タキソールのしびれに
対して私が使っているものは芍薬甘草湯といいます。
6~70%程度の方に効果があります。

漢方を扱っていないと言う事であれば主治医に相談の上、薬局で求めて服用して下さい。
芍薬甘草湯は一般的な薬なので漢方専門薬局でなくてもドラッグストアなどでも
購入可能と思います。

ただ、皆さんは漢方と言うと副作用がないと思いがちですがそんな事はありません。
芍薬甘草湯の場合、電解質異状(高カリウム血症)や血圧に注意が必要です。

ですからあくまで主治医の意見を効いてからにして下さい。

568 名前: ゆり 投稿日:2003/08/02(土) 21:17
こげや先生早速のお返事ありがとうございました。今後治療中副作用が出たら
主治医とよく相談してみます。2年間で3度の抗がん剤治療の合い間に
右中葉肺切除の手術、脳転移のためガンマーナイフ、全脳照射とめまぐるしく
治療が続き、ちょっと気力、体力がなえつつありますが
標準治療としてまだ手があるならやってみようと思っています。
とりあえずワンクール目は入院して様子を見ながら治療を始めようと思っています。


569 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/03(日) 01:32
タキソ-ルの疼痛はCOX-2誘導の為なので正しくはロキソニン
ではなくCOX-2阻害剤を使うのが正しい治療法です。
Jounal Biology Chemical 2000 275 14838-14845を参考にして下さい。

570 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/03(日) 23:35
>569名無しさん、はじめまして。

たしかにcox2inhibitorの血管新生阻害作用などを考えると有効な面もあります。
ロキソニンは選択的ではありませんが、いわゆるcox-inhibitorです。
cox1は胃腸障害を危惧されますが、抗癌剤治療に伴い投与するときは頓用で
使用しますのであまり問題になりません。

そしてタキソールの場合患者さんが問題にするのはしびれ感です。
しびれは痛みと違い一日中なので耐え難い違和感を感じる人がいます。
そしてなぜかロキソニンでしびれの緩和が得られることを経験します。

ただ私の場合、予防的に芍薬甘草湯を出すことが多いですが。



571 名前: あや 投稿日:2003/08/04(月) 10:22
こげや先生、いつもありがとうございます。父が前回のイリノテカン使用の下痢で体重が減り(54kg→50kg)その後一ケ月程たちますが、食べてなかなかもとにもどらないと、不安がってます。悪液質によるとか抗癌剤で骨髄抑制が生じたとかいろいろ調べてはいるようです。食べても癌に栄養をとられる気がするとのことですが、どう考えてどうすればよいでしょうか。

572 名前: nine 投稿日:2003/08/04(月) 10:59
初めて書き込みます。
こちらの掲示板には先生がいらっしゃるみたいなんで、
何か情報があればと思い、書き込みました。
他の方のような専門的知識はあまりないのですがよろしくお願いします。
母親が肺癌(専門的な事はよくわからないんですが、
正確には胸腺腫という病名です。胸膜に腫瘍(肉腫)ができているといってました)
と闘病を始めて6年になります。
これまで手術、抗癌剤、放射線、全身温熱療法、免疫療法、様々な健康食品…
とあらゆる手をつくしてきましたが、数カ月まえから病状が悪化し、
今の担当医からあと一ヶ月との宣告を受けました。
この病気は珍しいそうで、通常癌に効くとされている治療法が効きにくいらしく、
すぐではなくとも、じょじょに病状が悪くなってきました。
逆に考えると、これまでつくしてきた治療のおかげでここまで延命できたのかなぁと
思ったりもします。
いつかはこの日がくるんだろうな、とは思っていましたが
残りの期間、母親に何をしてあげればよいのか、もう頭が回りません。
自分は母とは少し離れた土地で働いているため、
やはりできるだけ会いに行ってあげることくらいしか今の僕にはできないし…。
このような経験のある方のアドバイス頂けたらと思い書き込みました。
また、現在も免疫治療の方を続けてるのですが、
他に良いと思われる方法等なんでもいいのでレスいただけたら有り難いです。

573 名前: nored22 投稿日:2003/08/05(火) 12:09
胸腺癌と考えてお答えします。胸腺癌は極めて稀ながんで標準的な
治療法でさえ確立していません。ですが幾つかの治療法が試行されています。
患者さんの現在までの治療が判明していない漠然としたご質問で
大変お答えしにくいのと仮に試みてみても良い治療法があった場合の
対応が判らないのでこの場では簡単に記します。
まず通常の化学療法はどんな治療法を既に施行されているか
判らないので一応全て使用したことと仮定します。
そうすると後おそらく使用していない薬としては分子標的薬とホルモン剤で
しょうか?具体的にはイレッサ、サンドスタチン、サリドマイドあたり
になります。これらの3剤併用療法は期待できる可能性はあります。
各々参考文献はありますが質問者の方の理解がどの程度か
判明しませんので今回はこれぐらいにしておきます。
勿論今までの治療経過や現在の状況までキチンと把握したうえで
のご質問なら最後詳細な情報を提供しますが、そうでなければお答えしません。

574 名前: 573 投稿日:2003/08/05(火) 12:10
最後は再度の間違いです

575 名前: nine 投稿日:2003/08/05(火) 17:06
>nored22さん
レスありがとうございます。
詳しい状況を把握して近日また書き込みます。

576 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/06(水) 15:19
nineさん、こんにちわ。

胸腺がんは放射線が比較的効果的ですが、はっきりとした治療方針と
言うものはありません。
手術をして抗がん剤、放射線治療をすることが望ましいと思いますが
お母様のように再発する率が高いのも事実です。
(胸腺癌の種類、程度にもよりますが)
再発をして闘病生活6年というのは本当にがんばったケースだと思います。

さまざまな治療法にチャレンジなさった方ですから、更なる治療をという
お気持ちはわかりますが、術後の再発ですし、主治医が言っているように、
「あと一ヶ月」というのであれば、症状緩和につながる治療のみに専念する
ことも考慮すべき時期かもしれません。

これは治療をしないというのではありません。
胸腺癌の場合、腫瘍の存在位置のため上半身の浮腫、頭痛(上大静脈症候群)
や気道狭窄による呼吸困難、食道狭窄による症状など不快な症状が出ます。
これらを改善するため狭くなったところを広げる治療(ステント挿入術)は
有効です。
放射線も有効ですが、すでに行っていますので照射野が重ならなければ可能です。

有効な治療についてのコメントでなくてすみません。
(やはりできるだけ合いに行って上げることくらいしか今の僕にはできない)
でも、実際はそのことが一番大事なことです。

できるだけそばにいてお母様の痛み(肉体的なものだけでなく)を和らげるのは
傾聴といって、緩和医療においては最も重要なことですよ。

577 名前: nine 投稿日:2003/08/06(水) 16:55
>こげや先生
レスありがとうございます。
できるだけ詳しい状況をと思っているのですが、自分は離れた土地の上に
他の家族も母のケアでなかなか連絡がとれません。

放射線なのですが、過去に病状が悪化した際、何度も受けました。
実際そのおかげで難を凌いだ事もあります。
現状では幾度の放射線により他の部位がかなり傷付いているらしく
難しいと言われていました。

母の入院している所は、一般の病院ではなく医療ホスピスです。
平日は自宅に誰もないという事情で、
ここにはすでに数年前から入っていて(体調もそこそこ良かった頃から)、
温熱療法や免疫療法を受ける時にはそこから各病院に通うといった形をとってきました。
今では外出は困難なので、ホスピス内で免疫療法を受けています。
(直接持ってきて頂いています)
素人的な質問で申し訳ないのですが、
ホスピスの担当医は正確に病状を把握できるものなのでしょうか?
そこには検査機器らしき物も置いてないですし…。
一ヶ月と聞いて少し疑問に思いました。
当然、信じたくないという心理から生まれた疑問だということは認識しています。
あと、ステント挿入術というのはどういったものなのでしょうか?
普通の病院でもできるものなのですか?

とりあえず今現在は、激しい痛みを抑えるためにモルヒネを
かなり入れているみたいです。
専門的な話ができずすみません…。


578 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/08(金) 09:40
nineさん、おはようございます。
比較的医療的に自由の効くホスピスで良かったですね。

ホスピスとはホスピス的精神を実施するところであり、必ずしも
治療やある程度の検査は必要ですし、ましてや必ず最後を迎える
場所ではない。
ただ、施設の体制や主治医の考え方により自由度の低いところが
多いのも事実です。
緩和医療学会などでは、このような熱意ゆえではあるのでしょうが
施設としてのホスピスにこだわっている医者を見かけます。

そのようなわけでお母さまのいらっしゃるホスピスは理想的な処
ではないでしょうか。
ただ、やはり主なる目的は最後を有意義に過ごすためのサポート
ですから、検査も現状を把握するためですし、治療も緩和的意味合い
が大きいものに限定されるのです。

ですからホスピスの担当医は病状を把握してはいますが、それは
現状を把握するためであり治療を中心とした検査ではありません。

(一ヶ月)といわれた事と(激しい痛みを抑えるためにモルヒネを
かなり入れている)ということですから、お母さまの場合やはり
残された時間を有意義に過ごすための治療が優先されることが
必要ではないでしょうか。

この時期、いろんな痛みが出現します。
身体的な痛みはもちろんですが、(なぜ自分が?)というような
霊的痛みを緩和してあげる必要があります。
身体的な痛みは医療側での役目ですが、霊的な痛みについては
御家族などの協力が必要です。

そのためには、何も特別な事をお願いするのではなく静かに傍らに
いる(傾聴)ことが重要です。

ステンと挿入術は緩和的処置の一つでもありますが、お母さまの今の
状態(実際の症状と、その原因、腫瘍による圧迫症状など)を
できるだけでいいですからお知らせいただければ、相談に乗れますが。

離れたところにいらっしゃって御心配でしょうが、できるだけ傾聴
してあげてくださいね。

579 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/09(土) 01:54
はじめまして、父は、67歳Ⅳ期の肺癌で非小細胞腺癌です。脳・リンパ管・肝臓に転移しています。脳はすでにガンマーナイフで手術は終り、原発である肺を抗がん治療始めたところ(在宅治療にて)3クール終わったころ、体力が著しく低下した為入院しました。食事も取れないため点滴をしています。先生には、数週間でしょうと言われてガクンとなり(肝・腎機能の低下の為)、何とか最後の望みと思い先生にイレッサをお願いしました。まだ4日目なのでわかりませんが、なんとなく元気になったような感じですが、痛みがあるのでモルヒネも使用しております。こんな早くイレッサは効き目があるのでしょうか?また副作用の心配もあります。副作用の間質性肺炎はどのくらいからなるのでしょうか?また最近血管内治療というのを知ったのですが、なんでもがん細胞の近くまでカテーテルを持っていって新生血管を目詰まりさせ、カテーテルから抗がん剤でがん細胞を滅殺する治療方法だそうです。何方かこの治療方法について教えて頂ければと思います。宜しくお願いいたします。




580 名前: 579名無し様へ 投稿日:2003/08/09(土) 06:53
イレッサの前にに使った抗癌剤の名前はなんでしたか?

581 名前: 579名無しです。 投稿日:2003/08/09(土) 10:36
580様
御返事大変有難うございます。イレッサ投与前の抗がん剤は、タキソテールとパラプラチンでした。
在宅治療希望だった為通常の1/3の投与量でした。前抗がん剤から一ヶ月ほど経ちイレッサをはじめました。


582 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/10(日) 04:49
>579名無しさん、はじめまして。
御父様の抗がん剤治療後の状態についてご心配のことと察します。

ただ、(肝・腎機能の低下の為)とは、抗がん剤治療3クールしても
改善が見られず、さらに悪化してなのか抗がん剤治療の副作用として
なのか、どちらによると主治医は言っているのでしょうか。
機能低下の程度にもよりますが、(先生には、数週間でしょうと言われ)
とはどういうことなのかお確かめになった方がいいと思います。

抗がん剤治療の副作用のためなら改善の余地はありますし、転移などの
悪化によるのであれば(数週間)と言われる方にイレッサの処方をする
ことには慎重である必要があると思います。
実際の御父様の現状を理解しているのは主治医ですから、疑問は書きましたが
お確かめ下さい。

質問について、
1.イレッサの効き目は比較的早期に現れることがあります。
 イレッサの効果として注目すべきは症状の緩和ですが、これは一週間位で
 表れることを経験します。
2.同時に副作用も早期に出現する場合があります。
 特に間質性肺炎は服用後、2週間くらいで出現する方が多いです。
 ただ、効果を期待して服用しているわけですから副作用のことは主治医に
 任せて貴方は御父様が安心して服用を続けられるように元気づけてあげて
 ください。
 もっとも、風邪のような症状、息切れなど感じたらいち早く主治医に相談
 する事が早期発見、早期治療のためとても大事ですが。
3.肺癌の血管内治療(インターベンションと言います)としては気管支動脈
 に対する抗がん剤注入(BAI)、塞栓術(BAE)があります。
 私も良く行っている方法ですが、標準的な治療でないことと
 インターベンションに慣れている施設で無ければ行われません。
 ただ、御父様の場合、今の状態が治療に耐えられる状態かと言うことと
 緩和ケアを考慮すべき時期ではないかと言うことと、そして肺だけでなく
 脳・肝転移など全身の病気になっていて肺だけの治療が意味があるのか
 と言うことが問題です。
 もっとも、肝臓に対する血管内治療やラジオ波焼灼術などもありますが。
 それと、腺癌の場合扁平上皮がんと違い気管支動脈から腫瘍が栄養されて
 いることが少ないのでこれらの治療の効果が得にくいことが多いです。
 いずれ血管造影をしてみれば判るのですが、やはり主治医の判断を聞きましょう。

最後に、在宅治療希望によりタキソール、パラプラチンの投与が三分の一と言うのは
最初からの量でしょうか。
それとも、通常の量を行ってみて減らしていったのでしょうか。
タキソール、パラプラチンは多くの人で外来投与が可能な組み合わせです。
少し控えめに投与することはあっても三分の一にしているのは何故でしょうか?

もしお判りでしたら、お知らせ下さい。
 

583 名前: しげ 投稿日:2003/08/10(日) 19:41
初めまして 相談なんですけど 僕の婚約者が肺気腫って 病院で 言われたんですけど どんな病気か 教えてください

584 名前: しげ様へ 投稿日:2003/08/10(日) 19:50
婚約者の年齢と喫煙歴(あれば)教えてください。

585 名前: しげ 投稿日:2003/08/10(日) 19:55
年齢は 31才で 喫煙歴は 22才くらいって言ってました 父親も肺気腫になってたみたいで 去年亡くなりました

586 名前: しげ様へ 投稿日:2003/08/10(日) 20:59
約10年の喫煙歴で31歳の若さで肺気腫というのはかなり深刻な状態ですね。肺胞が潰れてしまってその肺の部分が死んでしまった状態だそうです。肺気腫が進行すると、酸素療法で無くなった部分の肺の活動を補いながら生活することになることもあります。残念ながら肺気腫でいったん潰れた肺胞はまず、もとにもどらないです。ただ金沢大で以前肺気腫の手術の成功例が報告されていたように思います。参考になさって下さい。

587 名前: しげ 投稿日:2003/08/10(日) 22:06
咳したりすると 血が出たりしてるんですよ 癌なんですか?  手術して どうなったか わかりますか?

588 名前: える 投稿日:2003/08/11(月) 00:49
肺癌患者なんですけど、まだ原発に留まっていて、転移はないんですが、転移させないための方法って、どういったものがあります?各先生がた、どうか教えて下さい。不安で夜も眠れません。

589 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/11(月) 01:21
しげさん、こんばんわ。

既に主治医から言われているとは思いますが、今すぐにでも喫煙を止めましょう。
確かに禁煙は簡単ではありません。
WHOでは禁煙は中毒と同様の扱いになっています。
ですから、止めれないとしても落胆したり、周りも責めたりしないでください。
そのために禁煙外来があります。
自由診療になりますが、私の場合は一回あたり2000~3000円プラス薬代になります。
今ではニコレットは薬局で購入可能ですが、肺気腫を考えるとやはり禁煙外来を勧めます。

さて肺気腫ですが個人差はあれ加齢とともに進行します。
だた、婚約者さんの場合31才とお若いので基礎になる病気があるのでしょう。
主治医はその事について何と言っているのでしょうか?
584さんが言っていたように在宅酸素療法(HOT)が必要なこもあります。

肺気腫とは息を深く吸った状態から肺を縮めないようにしながら息を吸う呼吸と
なりますので非常に苦しく、呼吸筋を酷使します。
そのため呼吸法の訓練と栄養管理が必要です。
慢性呼吸不全を扱っている医療施設では行っていると思います。

さて手術についてですが、これは十分な内科的治療が行われそれでも効果がない
場合に考慮されます。
肺容量減少術というのですが、手術に際してまずは呼吸リハビリを行い手術に
際しても麻酔に工夫が必要ですのでやはり比較的たくさんの手術例を持っているところが
いいと思います。

ただ、この手術は肺気腫を治すのではなく数年前の状態に戻すのが効果です。
ですからそこからまた進行する可能性があります。
しかし術後を乗り切ればかなり症状の改善がありますので、そこでさらに呼吸リハビリ
を頑張り、戻った数年間をさらに延長できるようにする事が可能です。

ただ、婚約者さんの場合お若いので喫煙や加齢が原因の肺気腫ではないと思いますし、
さらに血痰が出ると言うことですから金沢で行われた様に肺移植が必要かもしれません。
日本では4カ所の施設で肺移植が許可されて行われています。
しげさんの婚約者さんのいらっしゃるところは何処なのでしょうか。

さらに、癌ではないのですがかなり進行した状態が考えられますので、禁煙も含めて
主治医と良く相談してください。
その上でまた判らないことがありましたら遠慮なく相談下さいね。

590 名前: しげ 投稿日:2003/08/11(月) 06:46
おはようございます  やっぱり喫煙する 必要は ありなんですね 婚約者は 京都で僕は 大阪なんです 命に問題は ないんでしょうか?どうしたらいいのか わからなくて いいアドバイス お願いします

591 名前: しげ様 投稿日:2003/08/11(月) 09:01
関東には衛生病院という入院治療で禁煙させる病院があります。喫煙は中毒だから禁煙を自力だけでやるのはかなり難しいことですよ。禁煙したからといって肺気腫はなおることはありませんが、進行を防ぐためにはぜひ禁煙が必要です。あなたの婚約者とのことですが、あなたも婚約者と一緒に一生「肺気腫」とつきあっていく覚悟をなさってください。肺気腫のその方は、話をうかがったところ、それ(肺気腫)だけで今すぐに亡くなるというような状態ではありませんが、進行していく可能性がかなり大きいです。

592 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/11(月) 09:01
しげさん、おはようございます。
禁煙(喫煙?)は絶対行った方がいいです。
一般的な意味ではなく、
1.若年性の肺気腫であり、血痰が出ている状態だから
2.治療のため
3.必要ならですが、手術を施行するため

命に問題がない病気など無いのですが、婚約者さんの場合は特に問題があると思います。
ただ、やはり詳細について判りませんので、判る範囲で良いですので教えてください。

それと、前回お話しした肺移植可能な施設ですが、正確には4都道府県、5カ所の施設です。
特に関西はめぐまれていて、京大、阪大、国循で可能です。

593 名前: しげ 投稿日:2003/08/11(月) 09:12
最近 熱が39度以上 出る時も あるみたいで 胸も痛いみたいで疲れやすく 食欲が ないんです もとから腎臓が 弱くて 貧血で 胃のポリープを取ったんです かなり深刻ですよね どんな治療を するんですか?前行ってた 病院で 週三回 モルヒネの注射してました

594 名前: しげ様へ 投稿日:2003/08/11(月) 15:24
肺気腫が原因の発熱ですか?モルヒネを投与された理由は?

595 名前: しげ 投稿日:2003/08/11(月) 20:27
熱は 何で出てるか わからないみたいです 肺気腫での 発熱は あるんですか?  モルヒネは 痛み止めらしいです

596 名前: しげ様へ 投稿日:2003/08/11(月) 22:10
早急に、婚約者と一緒にきちんと受診して主治医から詳しい説明を聞くことをおすすめします。

597 名前: しげ 投稿日:2003/08/12(火) 00:28
やっぱり かなり悪いんですよね どんな感じか わかったら 教えてください

598 名前: 579名無しです。 投稿日:2003/08/12(火) 01:13
こげや先生様
御返事有難うございます。
最初の抗がん剤の件ですが、最初から投与量三分の一のにしたのは、外来投与が目的だったのです。
第一クールの三回目(3クールと書いてましたが間違いでした)で副作用が強く体力低下が著しくて
また熱(腫瘍熱だそうです)が出たりして食事も取ることができないので入院となり、
そして輸血・点滴をしたのですが、一度は元気になったのですが、腎・肝機能の低下により今は胸から点滴にして
尿管に管をつけています。また明日から輸血を行うということです。先日、担当医から血小板が不足しているので
様子を見て輸血するということでしたので、もう自分で血液を作れないのでないかナと思いました。
確かにこげや先生のおっしゃるとおり体力的に癌治療は難しいとは思いますが、一日でも長く最後頑張ってもらいたくて
イレッサをお願いしてみたのです。なんとなく効いているのかちょっと元気モードなので家族的に喜んでいるのですが、
このまま良くなることはないのでしょうけど・・・・
イレッサの効果として注目すべきは症状の緩和ということでしたが、痛みが取れたりするという意味なのでしょうか?
比較対象がないとは思いますが、若干の延命ということに繋がるものでしょうか?
間質性肺炎に関しては、充分注意しておきます。効果があるような場合でも間質性肺炎になることもあるのでしょうか?
スミマセンが教えて頂けませんか?
差し支えなければ、最後はどのような状態がどのくらい続くものでしょうか?
宜しくお願いします。




599 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/15(金) 22:49
579名無しさん、こんばんわ。
返事遅くなりました。
とにかく、お父様のイレッサ服用が順調に経過し、効果が出ることを願います。

質問について、
1.イレッサの症状緩和
 イレッサの理論的効果発現は、EGFRを阻害することによります。
 ただ、どうやらそれ以外の発現経路もあるようで、これが多彩な副作用の原因でもあり
 また、多様な効果にもつながっているようです。
 ですから、イレッサの効能書きにはないですが最近の報告で胸水貯留の改善や、脳転移
 巣の改善による症状緩和例があり、私の患者では骨転移による疼痛が緩和された方を
 経験しました。
 実際、次第に増量中だったコンチンの量が半減しました。
2.延命について
 イレッサのいい点は、既存の治療が効果なくなった場合今までは対症療法に
 移行することを考えましたが、もう一つの選択肢として考慮できることです。
 そして、約2割の方の腫瘍が縮小し、三割強の方の症状の緩和が得られることです。
 ただし、延命につながるかどうかは定かではありません。
 それでもこの時期に症状緩和が得られると言うことはなによりの救いです。
3.間質性肺炎について
 どんな治療、薬にも副作用があります。
 ただ、大事なことは納得して治療を受け副作用の発現より治療の効果を
 重視することです。
 お父様の場合、イレッサの服用を無事続け、一ヶ月後にはできれば外来
 での投与になることです。
 ですから、あなた方はともすれば不安になりそうなお父様をしっかり
 サポートし服用継続するやる気を起こさせることです。
 気になる自覚症状があるときには遠慮なく訴えるとしても、副作用の
 ことは主治医に任せましょう。
4.最後は・・・
 病状によりますがイレッサを服用する方の場合は、一日を大事にして
 今日の一日を続けていって結果として一週間、一ヶ月、三カ月たつ
 お気持ちが大事と思います。
 私は現在6人の方の在宅ホスピスをさせていただいています。
 介護保険の存在や医療環境の整備(訪問看護ステーションの存在など)
 によって、皆様が考えているより電動ベッドなどの物の面、医療費など
 の経済的な面、ヘルパーなどのマンパワーの面、そして緩和医療の
 質の向上の面などで皆様のサポートが良くなっています。
 実際のサポートの現状や方法についてはいずれお話ししたいと思います。

緩和医療において患者さんをサポートするためにご家族も重要な仲間です。
ですから、時には遠慮なくお体をお休めになってください。

600 名前: じゅん 投稿日:2003/08/17(日) 13:13
はじめまして私の母は肺癌と宣告されました脳までの転移が見受けられもう手術もしてくれる先生もいないとの事なのです。私の方としても勿論希望は捨てていません。どんな小さな事でもかまいませんので助ける方法を教えてください。よろしくお願いします。

601 名前: さき 投稿日:2003/08/17(日) 18:00
先週父の見舞いに行って来ました。モルヒネの副作用か、放射線の副作用か、吐き気がありいまだに食事が出来ない状態でした。
脳転移についてのセカンドオピニオンでがんセンターの方にうかがった時、その事についても尋ねてみたのですが、ステロイドを使えば
その症状は改善されるという事でした。
しかし、主治医は「副作用があるから~」とか言ってまったく積極的でありません。
強く頼みましたが、投与してるのかどうか分からず、結果今も何も食べられない状態です。
今回初めて主治医に逢ってみて、あまりに頼れない事を知り(とにかくやる気が無い!)ショックを受けました。
なんとか食事が出来るようになる方法はあるのでしょうか?
こんな1ヶ月も食事が出来ないようで、体は持つものなのでしょうか?
食欲はあるようなので、せめて食べたい物くらい食べさせてあげたいと思っているのですが・・・。


602 名前: 通りすがり 投稿日:2003/08/17(日) 22:00
医者ではありませんが、すでに中心静脈点滴(腕からの点滴ではなく、肩(胸)などからの点滴)で高カロリー点滴を実施されているものと想像します。
であれば、カロリー摂取(体が持つ)の観点からは問題は全くないはずです。
ちなみに、1年以上も高カロリー点滴だけですごされた方を知っています。
もちろん、食事がとれる方が良いのでしょうが・・・
とりあえず、主治医の方に再度、ステロイドをお願いしてみるのと平行して、栄養やカロリーは点滴によるとして、ゼリーとかアイスクリームとかなにか食べやすそうなものを試みる(無理は禁物)こととはどうでしょうか。

603 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/17(日) 22:00
さきさん、こんばんわ。

ちょうどお父様の放射線治療が終わった頃でしょうか。
そうだとしたら吐き気は放射線の副作用というより病気そのものによる物でしょうか。
脳浮腫による事と癌(消耗性疾患)特有の症状でしょう。

ステロイドはそのような症状に対して比較的よく処方ですし、また効果も期待できます。
ただ、どんな薬にも副作用があり(易感染性など)主治医はそのことを気にしているんでは
ないでしょうか。
ただ、癌の末期の方の場合(ご本人のご希望によりますが)症状の緩和を第一に
考えてもいいと思いますが。

そして、セカンドオピニオンとはより正しい意見ではなくあくまで皆様が納得
するための参考です。
ですから、なぜステロイドを使用しない方がいいのか率直にお聞きになったら
いいと思います。

食が細いことについては皆様が気にする症状の代表です。
これは目に見える形で判ると言うことと、命に直接関係するのではと言うこと
によります。
でも血液検査をしているのでしょうから、大事なことは今のお父様の状態が
容認できる範囲かどうかであって必ずしもたくさん食べなくてもいいんです。

医療はまさに栄養の補給については得意な分野ですが、むしろ必要以上の
治療をしてしまいがちです。
癌患者さんの場合は特にですが、正常値にしなければいけない訳ではないのです。
医療側としても何かしてあげたい(経済的な理由も)、患者さんのご家族にしても
食べられなければ点滴をしてほしいという事により、両者の益にかなっていました。
しかし、癌の末期においては点滴(1000ml以上)によりむしろ症状の悪化を招いて
しまうことを良く経験します。
最近の研究でも同様の結果が出そうです。

お父様が食欲をお持ちなのは喜ばしいことです。
ですからお好きな物を少しでも食べれるように工夫してみましょう。
抗癌剤治療による場合のパンフレットですが、もしよろしければ
吐き気に対する対策についてお送りいたします。

(私宛にメールをお送りください。添付します)thoraxg@hotmail.com

604 名前: 松井 投稿日:2003/08/18(月) 02:22
私の父(50歳)は肺癌です。末期(脳転移ステージ4)と言う事で手術をしてくれる医師は存在しないとの事を私に宣告されました。まずは脳まで転移してると言う事なので肺検査の結果しだいで脳の血管を調べるか放射線療法にするか決めるらしいのです。そこでですが主治医の方から放射線療法か本人に告知し、抗癌剤を投与するかの選択を早急にするようにと言われています。主治医の方からはまだ父が若いと言うことでがんであることを告知し、抗癌剤を進めてくれています。副作用も怖いし何がいいのかも分かりません。よきアドバイスがあればお願いします。

605 名前: ミー 投稿日:2003/08/18(月) 02:32
教えてください。アガリクス、メシマコブまずはこの二つを試したいのですが何も知りません。何か詳しい事がご存じ方いらっしゃいましたら教えてもらいたいのです。他の情報も待っています。

606 名前: ひろ 投稿日:2003/08/18(月) 15:24
母親が肺癌になってしまいました。今本人にがんだと言う事を告げ抗癌剤治療をしたいとの医師の話がありました。しかし母はまだ若いし副作用での髪の毛が抜けてしまうと言う話を聞き正直迷っています。放射線療法がいいのか抗癌剤療法がいいのか又他の方法があるのか、なにかいい方法のある方、是非教えください。

607 名前: 通りすがり 投稿日:2003/08/18(月) 15:44
素人ですみませんが・・・

少なくとも、肺がんの種類(小細胞ガンか非小細胞ガンか)とか、がんの進行状態や転移の有無(ステージ)、さらには、肺のどの附近にどのような大きさのものが見つかったのかという基本情報がなければ、専門家の先生もアドバイスしにくいと思います。

このような情報を書き込んでいれば、こげや先生のような専門家の方が対応してくれると思いますが。

608 名前: さき 投稿日:2003/08/18(月) 16:00
高カロリー点滴もされていません。シャーベットや果汁を口に含みますが、翌朝吐いてしまうとの事。
その状態がずーっと続いてるし、改善しようともしてくれないのに病院は毎日毎食通常の病院食を運んでくるんですね。食べれないのわかってるのに。
こんなもんなんですかね。
しかも最近、この状態で病院にいても仕方ないので退院しろというらしい・・・。自宅でどうしたらいいのか母も途方にくれています。
もう病院でする事はないって事なんだろうか?

609 名前: あや 投稿日:2003/08/18(月) 20:40
病院でする事がない…のではなく…その病院でする事がない…ということ、と考えて悲観なさらず最良の方法をひろくさがしてみましょう。

610 名前: さき 投稿日:2003/08/18(月) 22:07
そうですね。でもこれ以上いろいろ考えるの、ちょっと疲れてきちゃいました・・・。身近で看病してる母ほどじゃないんだろうけど・・・。
病院は3ヶ月以上いると診療報酬が落ちるから早く出て行って欲しいんですってねー。これが現実なんでしょうねー。

611 名前: あや 投稿日:2003/08/19(火) 12:08
こげや先生、父が肺炎になり別室に移され今酸素吸入をしてます。主治医は「できるだけのことをします」と母に言ったそうです。できるだけのことはどんなことでしょうか。

612 名前: あや 投稿日:2003/08/19(火) 12:46
主治医の説明をきいたところ「一昨日夕方から発熱があり昨日レントゲンを撮ったら肺炎があり、抗生剤を投与したら呼吸状態が悪化したので細菌などが原因ではないと判断しそのための薬を投与した」ということでした。間質性肺炎でステロイド投与ということでしょうか。

613 名前: ゆか 投稿日:2003/08/20(水) 06:11
あたしの彼氏が肺癌かもしれません。健康診断のレントゲンで肺に影があると言われ再検査の結果、肺結核か新種の肺炎か肺癌だそうです。先日CTを撮って、結果が明日でます。
レントゲンでは左の肺の真ん中に10円くらいの影があったそうなんですが癌なのでしょうか…?不安であまり寝れなくなってしまいました…。

614 名前: kiki 投稿日:2003/08/20(水) 19:04
カクテル療法の可能性は?
あくまで、延命治療でしかないのか?
情報下さい。
小細胞肺癌?です。
現在2クール抗がん剤治療中。


615 名前: あや 投稿日:2003/08/20(水) 23:25
昨日からステロイド投与で2日目(1日1回)。酸素マスク使用で血中酸素濃度が平均89くらいです。睡眠中は97くらいまでいくのですが…。意識ははっきりしていていろいろ話しをしようとするうちに苦しくなってしまうことがよくあります。とても不安な状況です。ステロイドは毎日点滴してもだいじょうぶなのでしょうか。間質性肺炎はステロイドが効くときいたことはありますが、具体的にどう投与してどうなることが多いか少しでも情報をいただきたいです。

616 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/20(水) 23:42
松井さん、こんばんわ。
御父様は50才とお若いですが、現在実際に何か症状がおありなのでしょうか。

4期の肺癌と言うことなので治療は生活の質を重視した治療になると思います。
ですから脳転移の症状が出ているのなら(または出る可能性の高い部位)脳転移
に対する治療(放射線療法、ガンマナイフ)を先にすることになる場合もありますが
普通は抗がん剤治療をまずは行うことになると思います。

もっとも、4期の肺癌と言うことで今の生活を大事にしていきたいお考えが強い場合は
対症療法に専念することも考えられますが。

副作用についてですが、抗がん剤治療の場合効き目そのものが副作用の原因ですから
主治医によく説明を受けた上で、納得したのなら効果を信じて頑張る気持ちが大事です。
ですから、やはり告知を受けたうえでと言うことになると思います。



617 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/21(木) 00:00
あやさん、こんばんわ。
御父様の今の状態はいかがなのでしょうか。

「抗生剤投与一日で症状が悪化した」ということはどういうことなのかは判りませんが、
間質性肺炎の治療をしていると言うことですから、ステロイドのパルス療法をしているのだと
思います。
これは数日間、比較的大量のステロイドを静注して止めるという物です。
間質性肺炎が完成してしまってからでは効果が望めないので早期に始めます。
初めてまだ2日目ということですから効果判定はこれからと言うことでしょうが、安静時の
経皮動脈酸素飽和度が98%と言うことですから期待できるかもしれません。

焦らないでしっかりと御父様をサポートしてあげてくださいね。

618 名前: あや 投稿日:2003/08/21(木) 09:06
こげや先生、ありがとうございました。昨夜父は80以下になるとモニターのアラームが鳴るのを気にしているうちに苦しくなりパニック状態となりましたが、モニター画面を父から見えないように等工夫していただきその後落ち着きを取り戻し、現在は食欲も出てきて気分よいようです。先生にいただいたアドバイスをもとに前向きに考え父をサポートしようと思います。

619 名前: かな 投稿日:2003/08/22(金) 04:30
教えてください・漢慨愀犬覆・討瓦瓩鵑覆気・Ⅶ笋郎F鷭集涅个覆里任垢・⊆・・寮⑲幣紊垢瓦・看枩④任后B里里匹海・・砲・辰燭蠅垢襪函△垢梓發任呂覆い・箸・發辰討靴泙い泙后・修譴悩0貳峙い砲覆辰討い襪里・原擦硫爾里舛腓Δ貧捷釮・貳崕个討訃貊蠅・困④困㌘砲爐里任垢・・抓發任呂覆い・箸燭泙砲・發辰討靴泙い泙后G抓發両評・悩原擦硫爾・砲・覆襪海箸呂△襪里任靴腓Δ・・気靴弔・┐覆韻譴亢気┐討・世気・・br>
620 名前: さくら 投稿日:2003/08/22(金) 04:35
教えてください!私は今二十五歳なのですが、自分の性格上すごく心配性です。それで今一番気になっているのが左胸の下のちょうど肋骨が一番出てる場所がずきずき痛むのですが、肺癌ではないかとたまにおもってしまいます。肺癌の症状で左胸の下が痛くなることはあるのでしょうか?さしつかえなければ教えてください

621 名前: あや 投稿日:2003/08/23(土) 22:15
こげや先生、本日カテーテルが抜かれ6日ぶりにしびん使用の許可がでました。酸素は85以上になってますが排尿時心拍数が50から85へ急にあがり酸素は65くらいにまで下がります。排尿時の姿勢が体をよじった感じになるせいでしょうか。ジャッジをあげて股の間にしびんを置いて体をよじらないでやるのを試してますが。ステロイドは3日間大量で4日目は少量で5日目の昨日はステロイドなしです。食欲出てきてます。経過は順調と思っていいのでしょうか?今後どんなことに注意すればよいでしょうか?


622 名前: あや 投稿日:2003/08/23(土) 22:38
ジャッジはギャッジの間違いです。すみません。

623 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/23(土) 23:37
あやさん、まずはよかったですね。
食欲があるということは順調な印でしょうか。
今後の事について2点書きます。
1.間質性肺炎が治るとは、どの位の肺が元通りになるかと言うことです。
 悪化しないことが大事ですから、治療前の状態にあまり拘らないことです。
2.パルス療法は短期間ではありますが、やはり副作用として感染症があります。
 抗生物質の使用によって悪化したとありましたが、抗生物質は使っていない
 のでしょうか。

ただ、治療中で改善傾向があるのですからこれらのことは主治医に任せましょう。
お父様をしっかり精神的にサポートすることに専念しましょうね。

624 名前: あや 投稿日:2003/08/24(日) 00:36
こげや先生、ありがとうございます。悪化させないことを第一に考えるようにします。ステロイドと併用で3日間抗生剤は使用しました。その後はありません。今日は36.6℃の平熱が37.6℃まで上昇し37.0℃に下がりました。あとここ3日間ほど就寝時酸素が95から100だったのが今夜は90がやっとです。

625 名前: あや 投稿日:2003/08/24(日) 04:41
やっと午前4時頃から眠っている状態で98くらいの酸素飽和度になりました。肺癌と肺気腫と間質性肺炎の3つですからかなり深刻な状況ですが、できる限りのサポートをしていこうと思ってます。

626 名前: あや 投稿日:2003/08/26(火) 22:54
24日未明に10mlプレドニンが投与されてようやく95を越えるようになりました。その日の夜も順調にそれをキープし、翌日25日月曜日の昼頃からほとんど100を示すようになって14:00に浣腸をして無事に便が出た後、主治医から「よい方にむかっている」といわれました。本日26日月曜日の夕方はご飯を茶碗半分とおかず全部を食べ久しぶりに「食べた」という感じがしたといってました。
こげや先生の「期待がもてるかもしれません」のひとことに支えられました。感謝!です。

627 名前: UZI 投稿日:2003/08/26(火) 23:01
恐縮ですが教えてください。64歳の母が1年前にⅣ期肺腺癌と診断されて、化学療法を受けたのですが
NCのまま現在イレッサを飲み続けて半年になります。
先日の診察では原発が1.3→1.5、マーカー16→19とやや悪化の傾向をしめしております。
イレッサ以外の薬剤の選択肢は何があるのでしょうか。。?
過去に受けた化学療法はゲムシタビン+ビノレルビン、タキソール+カルボプラチン、シスプラチン+イリノテカンです。
恐らく単剤になるとは思うのですが。。



628 名前: UZI 投稿日:2003/08/26(火) 23:13
続きです。。
遠隔転移は肋骨にみられる程度なんです。多臓器にはなしです。
お願いばっかりで恐縮ですがよろしくお願いします。

629 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/27(水) 00:43
ZUIさん、こんばんわ。
骨転移による4期なのですね。
(原発が1.3→1.5)とは、腫瘍サイズのことでしょうか。
(マーカー16→19)とは、CEAのあたいなのでしょうか。
そしてこれは、いつからいつの変化なのでしょうか。
NCのまま、とありましたので質問しました。

そして、イレッサ以外の選択しと言うことなので過去に受けた抗がん剤治療
3種類の治療法をお書きですが、この一年間に3種類の治療を受けたと言うことでしょうか。
さらに、使用した順番、クール数、出来れば効果についてもお教え下さい。
骨転移ありと言うことですが、現在の自覚症状と過去に放射線治療は受けたのでしょうか。

質問ばかりですが、お教えいただければ何かアドバイスできると思います。



630 名前: おさ 投稿日:2003/08/28(木) 00:16
父のことですが、今年6月より入院、小細胞肺癌と診断。
両側副腎と、脳に少々転移有り。
7月中ばより。抗がん剤治療がはじまりました。
現在2クール中の治療中です。
副作用は、髪の毛が抜けたのと、ひどい便秘になりました。
それ以外は、食欲もあり顔色もいいように感じます。
現在漢方薬と、健康食品を併用しております。
すこしでも、肺癌が小さくなり、長く生きれるように
するため何をすればよいか、教えて下さい。


631 名前: UZI 投稿日:2003/08/28(木) 03:22
>こげや様
早速の書き込みありがとうございます。不明瞭な点ばかりで恐縮です。
未確認ですが原発1.3→1.5は、腫瘍サイズ、マーカーはCEAで、これは1ヶ月の変化だと思います。
過去に受けた抗がん剤治療はこの一年間に受けました。
順番は記載した順です。クール数はそれぞれ4、1、2です。
効果が若干みられたのはゲムシタビン+ビノレルビン1回目で縮小傾向以降無変化、
タキソール+カルボプラチンは薬疹で使用中止、
シスプラチン+イリノテカンは下痢の副作用が強く希望して中止してもらいました(体重激減)。
骨転移(「骨転移の疑い」らしいです)の自覚症状は「痛み」でロキソニンを処方されています。
放射線治療はなしです。
癌の状況はCT所見によると播種様を示しておりました。

なにとぞよろしくお願いいます。m(__)m

632 名前: 松井 投稿日:2003/08/29(金) 07:58
こげやさん、ご意見ありがとうございます。こげやさんの言うとおりガンマナイフを先にする予定でした。しかし肺の痛みが先に出てしまい今は痛み止めと頭の浮腫みをおさえる点滴をし、三日が過ぎました。私素人の考えとしては病院から出られない以上、父本人への告知は避け抗癌剤もしない方がいいのではないかと思うのですがとにかく、あの肺の痛がり方、苦しみ方は以上で見ていられないほどで、あの父の姿を見た事でまずは痛みから逃れさせてあげたい、と言う思いだけしか考える事しか出来なくなっています。先生にそう言うとホスピスを進められました

633 名前: 松井さんへ 投稿日:2003/08/29(金) 22:56
癌による痛みだったらもちろんモルヒネなどを使うことである程度改善すると思いますが、告知をせず癌を治療しないというのはまた別の問題だと思います。

634 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/29(金) 23:26
モルヒネモルヒネ。
治療してるからって使っちゃいけない理由は何もない。
ホスピスに行かなくちゃいけない理由もない(本人希望以外)。

635 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/30(土) 04:02
半年ぶりに、このサイトを見ました。わらさん、平安京さん、ワンチビさん、お元気にされてますか?

636 名前: わら 投稿日:2003/08/30(土) 09:29
635の名無し様。わらです。
肺腺がん、4期と告知され、もう2年半が過ぎました。
体調の方は、日常生活は、普通にできます、掃除、洗濯、
犬の散歩など。
病気の方は、今年3月、イレッサを中止し、6月から、
国ガンセンターで、治験の治療を行っています。
入院している以外は、毎日このサイトに来ていますよ。
病気になって、本当に大変ですが、1日1日大切に、
子供達と過ごしています。
また、近況報告など、書きこみします。
平安京様、ワンちび様、お母様お元気ですか?

637 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/30(土) 11:41
おささん、はじめまして。
お父さまの場合、現在治療が進行中なので御心配なのでしょう。

小細胞癌は抗癌剤治療に反応し易い癌です。
ですから大事なことは、まずは今の治療を無事終了することです。
そのためには皆様が主治医と協力してお父さまを精神的にサポートすることです。

ただ、4期の小細胞癌ですから治療が終了した段階で出来るだけ早く退院する
お気持ちも大事です。
お父さまの場合、一度は抗癌剤治療が効果的であっても治癒することはとても
難しいと思います。
転移巣による症状にもよりますが、今回の治療が終了したら退院することを
目標にしましょう。

もし宜しければ現在の治療の内容をお知らせ下さい。
(抗癌剤の種類と量、何クール行う予定か。放射線治療は考えているかなど。)


638 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/08/30(土) 14:22
>>635名無し様
ご心配ありがとうございます。母は、元気です。肺がんの3B(胸水あり)と診断され、CDDP+マイトマイシンの抗がん剤2クールするも全く効果なく、4期になってしまいましたが、その後投与頂いている、イレッサの効果が続いていて癌はおとなしくしてくれているようです。
イレッサの投与からは約1年半になります。副作用の肝障害も一時は心配しましたが、今は落ち着いています。
生活の方は、たまに咳をしますが、健康なものと変わらない生活を送れています。海外にも旅行に行けますし、最近などは社交ダンスも再開し、競技会にまで出るから驚きです。
ただ、癌だと言われる前の、病気の心配などする必要のなかったころの生活にとらわれすぎていて、心のコントロールが出来ないようです。診察日が近くなったり、診察で、やっぱり影のある肺のレントゲンを見た後などは必ず、夜中に突然「散歩してくる」とフラフラ出ていったりします。

わらさん、がんばっていらっしゃるのですね。わらさんの治療に対する頑張りはとても励みになります。また、メールします。

平安京さん、お元気ですか?







639 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/08/30(土) 17:16
UZIさん、こんにちわ。
最初の抗癌剤の組み合わせがジェムザール+ナベルビンと新薬同士の組み合わせを
選択された理由は何だったのでしょう。
主治医の方針かもしれませんが、副作用の点や外来投与を御希望ならば現在の
イレッサの継続も選択肢かもしれません。
今の状態であればほぼ変わらない状態(NC)でしょうから。
NCというのも重要なエビデンスです。
腫瘍の大きさや腫瘍因子だけでなく症状の改善の程度は如何ですか。

少しでも変化があれば御心配でしょうが、主治医は今後の治療について
どの様にいっているのでしょうか。
それでももし、抗癌剤というのならおっしゃっていたように単剤ではいかがでしょう。
現在15人のかたの外来抗癌剤治療を行っていますが、この内二回目、3回目
以降の方の半数でジェムザールの単剤治療をしています。
この治療は比較的副作用のコントロールが良好で長期に渡り使用できる点で有効です。

640 名前: 635 投稿日:2003/08/30(土) 21:05
わらさん、ワンチビさんのお母さん、お元気そうで、何よりです。我が事のように、嬉しく思います。私の母も一年前に肺癌3B期(胸水貯留)の診断を下されましだが、今現在はイレッサにより、疲れやすいですが、普通に生活できています。胸水も無くなり、癌の進行も完全にストップしているようです。私の母も犬の散歩に行く元気を取り戻しました。毎日、夕方に40分くらい散歩に行ってるようですが、犬好きの母には、最高のストレス解消になってるようです。私は、母の病気を絶対に完治させるつもりなので、わらさん、ワンチビさんも、癌なんかに負けずに頑張って下さい。私の母も様々な治療に積極的なので、何かいい情報があれば、またこのサイトにカキコします。

641 名前: UZI 投稿日:2003/08/30(土) 22:23
こげや様お返事ありがとうございます。
最初の組み合わせは治験に参加したため、プラチナ+ニュードラッグではなく
ニュードラッグ同士のレジメンになりました。
イレッサによって痛みなどの自覚症状の変化はみられませんが、薬疹の副作用が
生じてます(本人は気にいらないみたいです)。
主治医の先生は来月の検診で進行の兆候が見られたら単剤の通院での投与を
検討するそうです。イレッサが効力を発揮するのは3ヶ月だからだそうです。
以前に単剤投与の選択肢の話をしたときにジェムザールを使用するようなこと
を話ししてましたので。おそらくそうなると思います。
本人は先月からメシマを飲みはじめてます。私はあまりいい事だとは思いませんが
(効力が不明で過剰に高価だから)本人が自発的にしてることなので、「主治医の
先生にちゃんと相談してから飲むように」と伝えています。

主治医の先生を信じないわけではないですが、専門雑誌などの以外に情報のソースが
欲しかったのでここに書きませていただきましたが、ほぼ今行ってることは間違いの
ない事だということが確認できたので少しホッとしました(この掲示板の情報は質・量
ともに優れていると思いますから)

急なカキコミにもかかわらず丁寧なお返事ありがとうございます。
また問題が生じたら相談させてください。身勝手で申し訳ありませんがよろしくお願いします。




642 名前: 通りすがり 投稿日:2003/09/01(月) 10:34
UZIさんへ

治験に参加しているような施設はきちんとした専門医がいることが
ほとんどですし、そうでない施設と較べると質の高い治療をしていると
考えて良いと思います。
「イレッサが効力を発揮するのは3ヶ月」の意味はわかりませんが、
増大傾向にあるならばなんらかの治療を行うというのは悪く無いと思います。


643 名前: あやめ 投稿日:2003/09/01(月) 14:20
どなたか教えてください。
抗ガン剤の副作用によるホットフラッシュを緩和する方法はありませんか。
化学療法開始直後から月経がなくなり、更年期障害のような不快な症状に悩んでいます。
ホルモンバランスや自律神経の問題なのでしょうが、更年期障害に有効とされる漢方薬などはどうなのでしょうか。


644 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/01(月) 17:41
あやめさん、はじめまして。
余り多くはありませんが肺癌術後の患者さんでのぼせを自覚する方を経験します。
やはり自律神経の問題(副交感神経緊張)ですが、ホッとフラッシュの場合は
エストロゲンの不足からですから補充療法が有効です。

漢方となるとわたしは不眠も訴えている時は加味逍遥散、頭痛があるのなら釣藤散
を処方しています。

645 名前: SOS 投稿日:2003/09/01(月) 21:56
だれかぁ!肺癌の4期でもう助からないと宣告を受けたにも関わらず今もピンピンしてますよって人いたら色々教えてもらえないでしょうか。

646 名前: ゆかり 投稿日:2003/09/02(火) 02:37
初めまして。つい最近彼が肺癌だとゆう事がわかりました。医者には手遅れで余命半年か1年と言われました。私は肺癌の事はまったく分からず急な事でパニックになっています。でも彼は病院に通いながらも普通に生活も出来ています。本当にもうどうする事も出来ないのでしょうか?どんな事でも少しでも望みがあるのなら精一杯したいんです。どなたか教えて下さい。お願いします。

647 名前: あやめ 投稿日:2003/09/02(火) 11:17
こげや先生、ありがとうございます。
これから外来なので、主治医に相談してみます。

SOS様、私は肺腺ガン4期と一年前に告知されました。
ぴんぴんとは言えませんが、化学療法を続けながら仕事にも復帰し、
海外旅行にもいっています。

ゆかり様
晴天の霹靂でショックなのはわかりますが、周りがパニックになってどうします。
落ち着いて情報を集めて下さい。この掲示板をはじめ、ネット上でかなりのことが学べますよ。

648 名前: おさ 投稿日:2003/09/02(火) 23:15
こげや様、はじめまして。
父は3クールの予定で抗がん剤治療をはじめました。
1クールは7/7~21
トポシテン240mg
ランダ60mg

2クール8/6~10
ペプシド400mg
ランダ90mg

3クール8/27~31
 2クールに同じ

今のところ放射線治療は主治医にもいわれてないので、
するつもりはありません。

現在検査中で、今後の治療方法は未定です。
家族としては、3クール終了で退院を目標にしています。

家族共々頑張る気持ちです。
どうぞよろしくお願いします。

649 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/03(水) 01:15
おささん、こんばんわ。
御父様が無事抗がん剤治療を終えられたこと、まずはなによりでしたね。

前にも言いましたが入院での抗がん剤治療の目的は無事3クール程度の治療を
終えることです。
特に副作用などはなかったのでしょうか?
2クール目からベプシドに変更になったのはトポテシンによる下痢などの症状
が強かったからなのでしょうか?
放射線治療の話が出ていないと言うことは、吐き気などの脳圧亢進症状が
出ていないと言うことですか。

とにかく、治療効果判定はこれからの検査によりますので今は体力の回復
に努めて下さい。


650 名前: にし 投稿日:2003/09/03(水) 03:18
私の母は肺癌の4期(非小細胞癌)です。頭に転移が見受けられ先にガンマナイフと言う手術を明後日する予定になっています。最近の母は足の痛みも訴えだし体全体へ転移している恐れがあるそうですが、どうにかあの苦痛から解放させてあげたいと言う事を主治医に告げ痛み止めを飲む毎日です。主治医の方からは今後の治療をどうしていくのか私たち家族に急がせます。私の考えはいっさい治療はしないと言うのは納得は出来ないので、脱毛の副作用のある抗癌剤はさけ放射線治療一本にかけたいのですがみなさんはどう思いますか?ちなみに母には癌告知はなしで

651 名前: 斎藤 投稿日:2003/09/03(水) 06:44
初めて投稿します!突然ですが、母親を『助けてください』肺の痛みがでて病院に運ばれ既に三週間、医者にはさじを投げられ抗癌剤治療を急ぎたいのと事です。抗癌剤も余命を2ヵ月延ばすだであまり効果は認められないとの先生の話ですし、副作用の強さを考えれば積極的治療はどうかなぁと思ってしまいます。かといって何もしないわけにはいかないのが現状なのか?何がいいのか分からない状態になっています『命とは何か!母とは!』毎日そのことばかり考えて夜も眠れません。何か良いアドバイスをお願いします。(肺癌非小細胞、4期)

652 名前: みさき 投稿日:2003/09/03(水) 07:33
みさきと言います。自分の妹(30歳)の事なのですが一ヵ月前余命一ヵ月から半年と家族に宣告されました。(本人には無告知)病名は肺癌(非小細胞ガン)の末期(ステージ4)MRの結果脳転移(小脳と2ヶ所に腫瘍)脳の治療はコバルトをすると言っていました。全然医療に無知な私は先生の言うがままになっています。冷静に考えてみるともう手のほどこしょうがなく告知しての抗癌剤、放射線治療もまったく意味がないと言われているのだから私的には病院にいる必要がないと考えてしまいます。同じような経験者いましたら是非話を聞かせてください

653 名前: あやめ 投稿日:2003/09/03(水) 11:25
こげや先生、教えてください。
抗ガン剤の副作用からくる全身の倦怠感に有効な薬はありますか。
このだるさをなんとかしたいので、最近話題のコエンザイムQ10をサプリメントで飲んでみようかと考えています。医薬品としては心臓の薬として出されているようですが、希望したら処方してもらうことはできるのでしょうか。


654 名前: みさきさんへ 投稿日:2003/09/03(水) 21:44
決してあきらめるような必要はありません。例えある病院で「打つ手がない」といわれたとしても、それは「(その医師が)(その病院で)打つ手がない」という意味なのです。医師も病院もピンキリで、しかもその力量や技術や設備の格差はたぶんあなたの想像以上です。たとえば脳の癌に対してコバルトを当てる…という治療ひとつをとっても、ガンマナイフを使いこなす病院もあれば、ガンマナイフの意味もよく知らないという医師もいます。(ガンマナイフがベストかどうかは置いておくとしても)。積極的に最良の方法をこのスレを活用して実現して下さい!

655 名前: みさき 投稿日:2003/09/03(水) 21:55
末期の肺癌治療を専門とまではいきませんが設備の整った決してあきらめない良い病院はないでしょうか?ちなみに今入院している病院には手術(抗癌剤治療しても無駄だと言われています)良い情報お待ちしています。

656 名前: つる 投稿日:2003/09/03(水) 21:58
斎藤さん、大事なことはその医師を信じることができるかどうかです。信頼感が持てていればいいのですが…どんなふうにさじを投げられたのでしょうか。癌の場所や大きさや腫瘍マーカーの値など詳しくここに書き込まれれば、セカンドオピニオンに相談することと同様に、よい治療法や方向性がわかる場合あります。在住の地域がわかれば、よい(最適な治療をしているという意味で)病院の情報も得られます。

657 名前: みさきさんへ 投稿日:2003/09/03(水) 22:01
みさきさんはどちらの地域にお住まいですか?

658 名前: みさき 投稿日:2003/09/03(水) 22:07
私は神奈川県川崎市に住んでいます。

659 名前: 斎藤 投稿日:2003/09/03(水) 22:20
つるさん意見ありがとうございます。セカンドオピニオンって新規で病院に尋ねれば良いのでしょうか?母には告知はしていないし、今お世話になっている病院を裏切る形になってしまうしどういった方法でセカンドオピニオンすればいいのでしょうか?(母は肺癌で腫瘍の大きさは5センチ位で脳には左脳に2センチ位のと小さいのと2ヶ所、コバルトは大きい方だけあてるそうです、主治医の方からは後は対処治療だと言われました。

660 名前: つる 投稿日:2003/09/03(水) 23:06
http://www.h5.dion.ne.jp/~life-so/index2.html
を参考にしてセカンドオピニオンについてまず理解を深めましょう。お母様の肺癌の大きさは5センチくらいとのことですが、単純に大きさだけのことをいえば7センチの肺癌があっても、積極的に治療を行なっている方を知ってます。癌がなくなってしまうのにこしたことはありませんが、癌を休眠状態に持ち込んで共存するという考え方で、延命治療を行なう考え方もあります。脳にある癌についてはガンマナイフで対応する方法を考える価値はあると思います。 


661 名前: みさきさんへ 投稿日:2003/09/03(水) 23:24
たとえば神奈川県なら横浜コンフォート病院あたりは考えられましたか?個々のの状態で合う治療と合わない治療があるでしょうから、もちろんそこがベストという意味ではないです。告知の問題はそれだけでも大きな難しい問題ですが、治療で延命できる可能性が少しでもあるのなら(ほとんどの場合可能性がゼロということはありません)本人に告知して治療に積極的になれるように周りが支えていくということが必要ではないでしょうか。

662 名前: 投稿日:2003/09/03(水) 23:28
本館「国立がんセンター」のスレッドも参考にされるといいですよ!!

663 名前: 斎藤 投稿日:2003/09/04(木) 00:18
セカンドオピニオンの事が大体分かってきました。又同じ検査をさせるなら辛いのではないかとか色々考えていましたが、本人も家族も納得するために一つの方法として考えてみます。

664 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/04(木) 01:12
にしさん、こんばんわ。
お母様のことご心配のことと思いますが治療(ガンマナイフ)が予定されているのですから
まずはその効果に期待して、告知を受けていないわけですから不安なお母様を精神的に
サポートしましょう。

4期の肺癌ですから、治療の意味としては症状の緩和が中心になります。
痛み止め(モルヒネ?)を処方されているそうですが骨転移のためでしょうか?
症状の緩和という点で今の癌治療はとても進んでいます。
主治医とよく相談して闘病意欲を出すためにも出来るだけ症状の緩和をしてもらいましょう。

ただ、「主治医の方からは、・・・急がせます」とあるのは何か治療法の提示
があったと言うことですか?
いつ頃からの闘病生活か、今までの治療法とその効果などが判りませんが
「放射線治療一本にかけたい」というのも選択肢の一つでしょうが、放射線は
あくまで局所の治療です。
お母様の場合、転移をしているわけですから可能であれば全身に対する治療
も考慮した方がいいと思います(抗がん剤)。

抗がん剤である以上副作用は伴いますが、皆様が思っているより辛くないこと
が多く、その効果もただ腫瘍が小さくなると言うものだけでなく症状の緩和
が得られる効果も期待できます。
お母様の場合、4期ですから抗がん剤の種類、投与法、投与量、外来治療
など通常の投与法よりだいぶ考慮されて使われるはずです。

ただ、お母様の場合告知をしていないと言うことなのであくまで告知しない
のであれば難しいと思いますが。

主治医との信頼関係にもよりますが、これからの治療の方向性を考えていくためには
やはり告知は必要になると思います。
とうぜん、告知することで一時的同様はあっても治療に対して前向きになれるのならですが。



665 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/04(木) 01:30
斉藤さん、初めまして。
お母様の場合、この3週間の変化ですので動揺されているのは理解できます。

医者として常に気をつけていることは「誤解を生じないように説明する」です。
「さじを投げられ」とありますが、抗がん剤治療の提示があったのですから前向きな
治療をしようと言うのではないですか?
4期の内容と、胸の痛みの原因にもよりますが初めての治療なのですから抗がん剤治療
は十分期待できる可能性があります。

主治医からの提示されている治療法はどんなものなのでしょうか。
4期の内容などとともに教えていただければと思います。

現在入院で5人、外来で15人の方の抗がん剤治療をさせていただいています。
入院の方も終末には外泊している方がほとんどです。
確かに抗がん剤は効き目故の副作用が伴います。
患者さんの治療に対するお考えに即して主治医はその方なりの治療法を
考えて行いますので、納得と覚悟は要りますが皆様が思っているほど
抗がん剤治療は辛いものではありません。

「命とは何か!母とは!」とのお考えは優しさ故でしょうが一番動揺されている
のはお母様ですから、これからのことを考えると皆様が冷静にならなければいけません。

上記のお答え待っています。
何時でも遠慮なくご相談下さいね。

666 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/04(木) 01:49
みさきさん、こんばんわ。
妹様はお若いのでなおさらご心配のことでしょう。

余命宣告とはあくまで目安です。
これからの治療によってはさらに改善する可能性があります。
ただ、4期の肺癌ですので治療の第一の目標は生活の質を改善することになりますが。

主治医との信頼関係にもよりますが、まずは放射線治療をするということが提示されて
いるわけですからその効果に期待してみるのはどうでしょうか。

主治医の言い方次第でしょうが、抗がん剤も放射線も全く意味がないと言うことはありません。
もう少し主治医と治療内容、利点とその欠点などについて説明を受けましょう。

実際生理的に会わない医者や、とんでもない医者もいることは事実ですが多くの場合
コミニュケーション不足が原因です。
よく説明を受けた上で、妹様にとってどの治療法なら納得できるかを考えましょう。
納得して治療するために(疑うためではなく)他の医師の意見も聞いてみたいのなら
遠慮なくセカンドオピニオンをもとめてください。

ただ、これらの判断をするためにも妹様のこととして考えるのではなく、もし自分が
妹様自身だったらどうしたいかという感覚できめてください。
ですから、やはり告知は必要になることが多いと思います。

前向きな治療に対する姿勢を形成するために、告知される必要があります。
今は、特殊な方にのみ告知しないこともあると言う考え方です。

667 名前: 希望 投稿日:2003/09/04(木) 01:55
誰か教えてください!私の家族の事で投稿させてもらいます!肺癌の4期(偏平上皮癌)脳転移骨転移…胸骨、肋骨、胸水の状態!抗癌剤、放射線治療をしたとしても余命を数週間延ばすくらいの効果だそうです!セカンドオピニオンも考えますが又同じ検査もさせたくはありません!あきらめるわけではありませんが退院をさせる事にしました。しかしこれで果たして良かったのかとまだ何か良い方法があるのではないかと毎日眠れぬ夜を過ごしています。どんな情報でもかまいませんのでどなたかいらっしゃいましたら情報お待ちしています!希望ヨリ

668 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/04(木) 02:09
あやめさん、こんばんわ。
一年間の闘病生活ご苦労様です。
仕事や海外旅行と前向きなお考えが伝わってきます。
そのためにも出来るだけ症状は緩和しなければいけませんね。

coQ10は心臓の分野では比較的古典的薬です。
主治医によっては投薬のためだけの病名をつけることもあるで
しょうが、
抗がん剤治療により、体力、食欲、免疫力など補わなければいけない
状態になります。
その様なとき私は漢方の補剤を処方します。
抗がん剤治療による白血球低下などにも有効です。
私は良く補中益湯や十全大補湯をしょほうします。
さらに、ステロイドも使用します。

669 名前: えり 投稿日:2003/09/04(木) 02:26
抗癌剤治療を行なっても数週間の余命を延ばすだけとは??諦めて下さいと言うことなのでしょうか??

670 名前: 斎藤 投稿日:2003/09/04(木) 03:31
こげや先生ご意見ありがとうございます!斎藤です。さじを投げられたとは言い過ぎだったかもしれません!けど主治医の言い方はこれからの治療は数か月の余命を延ばすだけであまり期待は出来ないとの話でした。それで私としてはもう打つてはないと聞こえてしまったのです!肺癌の内容は非小細胞がん扁平上皮がんだと言っていました!胸骨と肋骨に転移があるそうです。こげや先生主治医の言うとおりもう打つてはないのでしょうか?このサイトを見ていると同じように悩んでいる患者さんやご家族がいっぱいいらっしゃるのでびっくりします!

671 名前: ミルコ 投稿日:2003/09/04(木) 04:20
朝早くから失礼します癌掲示板って凄いですね。実は自分の弟が肺癌です。医者は4期だと言っていました。家族で話し合った結果、本人はすぐ退院できると信じていますが、本人には告知せず、治療も行なわずに今後、対処療法にすることに決めたのですが、みなさんはどう思いますか?もう弟のあの痛がる姿も見たくはないし、もう苦しませたくはないです。

672 名前: ミルコさんへ 投稿日:2003/09/04(木) 04:23
治療をしないって言うのはどうなんでしょうか?

673 名前: にしです 投稿日:2003/09/04(木) 04:32
こげやさん、おはようございます。具体的に緩和治療とはどんな感じの事をするのでしょうか?何もわからない素人ですいません。

674 名前: たく 投稿日:2003/09/04(木) 05:39
初めまして肺癌の家族を持つ者です。度々耳にする住宅緩和治療ですが詳しく知りたいのです。どなたか詳しい方いらっしゃいましたらどんな小さな事でもかまいませんので教えていただけないでしょうか。

675 名前: たく 投稿日:2003/09/04(木) 05:45
先程言い忘れましたが自宅でのケアで気を付けなければいけないことなど良ければ教えてください。

676 名前: ミルコさんへ 投稿日:2003/09/04(木) 09:31
「痛がる姿をみたくない」「苦しませたくない」という気持ちはわかりますが、それをこらえて、弟さんの命や生き方について正対して冷静に考えてみてください。もしご自分だったらいかがですか?生きているうちにやりたいこと、だれかに伝えたいことってないですか?亡くなる最後の瞬間に自分の人生に少しでも満足…納得してから逝きたいと私は思うのですが。

677 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/04(木) 10:07
ミルコさん、はじめまして。
これから手術なので、手っ取り早くお聞きします。

1.弟様の年令、現在自覚している症状。
2.肺癌の種類、ステージ、遠隔転移があればその部位
3.そしてこれが一番大事なのですが、弟樣自身の病気に対するお気持ち。

「あの痛がる姿」とありますが骨転移のためでしょうか。
生活の質を保つためにも、今後の生活の場を治療をしながらどの様に御考えになりたいか
などを考えると、やはり症状緩和をするための治療が必要と思われます。
痛みなどの辛い症状をとることは比較的容易ですので、よく主治医と相談して下さい。

以上の点についてお分かりの範囲でいいですので、お知らせ下さい。



678 名前: あや 投稿日:2003/09/04(木) 15:58
こげや先生、父は無事間質性肺炎がおさまり、酸素圧は当初7→10→7→5→2と、順調に下げられ今週火曜日9月2日から大部屋にもどれました。本日から電解質等の点滴もなしです。ところで、これまでイレッサ2ヶ月(縮小後増大)、ナベルビン1クール(変わらず)、温熱併用イリノテカン2クール(1クール後激しい下痢で2週間休薬、縮小)で、温熱併用ジェムザール1クール(大きさ変わらず、直後より間質性肺炎)で現在に至ります。どれも単剤です。今後の治療について悩んでます。間質性肺炎になりにくい抗癌剤はありますか?ご意見お聞かせください。

679 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/04(木) 23:42
あやさん、御父様が無事大部屋に戻れて本当に良かったですね。
主治医の適切な治療と皆様の精神的サポートがあってのことでしょう。

抗がん剤についてですが、残念ながら副作用のない抗がん剤は効果のないことと同じです。
ただ、主治医がその方に会わせて副作用対策をしますので必ずしもひどい副作用とは
限りませんが。
その中で間質性肺炎は頻度こそ低いものの重得な副作用の一つです。
イリノテカンやタキソールは特に注意を要します。
なりにくい抗がん剤と言うより早期発見早期治療に心がけることが肝要です。

御父様の場合、その施設の特徴でしょうが温熱療法を何度か行っている
様ですが、主治医は今回の間質性肺炎の原因として温熱療法については何と言って
いるのでしょう。
複合的な原因かもしれません。

さらなる抗がん剤治療をお考えなのかもしれませんが、今後大事なこととして
御父様のお考え(何の治療をするかではなく、どの様な生活を望みか)にあわせた
治療を考慮すると言うことです。
肺癌のステージもさることながら、今回の間質性肺炎によってどのくらい肺機能が
低下しているのかが問題になります。
通常の肺炎と違い、間質性肺炎が治ったと言っても機能が戻っていない場合があります。

これからの検査になるのでしょうがその辺を主治医によくお聞きになって今後を
お決め下さい。

緩和医療とは消極的治療ではなく、日々の生活を大事にしていくために身体に負担のかかる
治療を納得して行わないと言う積極的治療です。
現在5人の方の在宅緩和ケアをしています。
「そんなこと今は考えていない」のかもしれませんが、比較的お元気なときこそ
いずれのこととしても皆様で相談しておく必要があります。
癌治療とは、どんな治療をするのかではなく患者さんのご希望に合わせた治療を
する事なのですから。

あまり参考にならなくてすみません。


680 名前: まよる 投稿日:2003/09/05(金) 10:52
いつも、見ていましたが、書き込みは初めてです。
だれか教えてください。
父が肺の扁平上皮ガンのステージ4です。
見つかったのは5月下旬で、左肺に3センチ以下が1箇所、
リンパ節、鎖骨、頭部皮下に転移していました。
6月に入り頭部皮下の転移が日ごとに大きくなってきた為、
抗がん剤の投与前に、6月中旬外科切除(頭蓋骨も含む)しました。
抗がん剤は手術の傷が治まってから、カルボ&タキソールの最大容量で、
現在2クール終わったところです。
頭部以外の転移部に関しては、変化が無い為、
次回からジェムザールともう一種類(忘れました)に変更して、
各週で2クール投与する予定です。
ところで、昨日脳神経外科の再診で、今度は脳内に転移が
見つかってしまいました。(ショックです)
2センチ以下のものが2箇所なので、今月中旬にハイパーナイフを受ける予定です。
ここからが質問なのですが、ガンマーナイフ・サイバーナイフはよく聞くのですが、
今回ハイパーナイフという治療は始めて耳にしましたので、
もし何か少しでもご存知の方がいれば教えていただけないでしょうか。
よろしくお願いします。





681 名前: かず 投稿日:2003/09/05(金) 22:14
こげや先生、早速お答えいただきありがとうございました。父の回復状態をしっかり確かめてから、次の手を考えて行こうと思います。いずれは在宅緩和ケアについても真剣に考える時期が来ると思います。今のうちに多くの情報を得てよく理解しておこうと思います。

682 名前: あや 投稿日:2003/09/06(土) 23:20
こげや先生、ありがとうございます。主治医と今後のことはじっくり話し合ってみます。残りの日々をどう生きるか…ということに関わる問題ですね。今のうちに情報収集して冷静に考えておくようにします。

683 名前: あやめ 投稿日:2003/09/07(日) 18:09
こげや先生、アドバイスありがとうございます。
加味逍遥散をしばらく続けてみようと思います。
十全大補湯や補中益気湯も試してみたいのですが、
合わせて服用しても問題ないのでしょうか。
現在、他に飲んでいる薬はありません。
お忙しいところ恐縮ですが、ご教示いただけますでしょうか。

684 名前: おさ 投稿日:2003/09/07(日) 23:09
こげや先生こんばんは。
2クールで薬が変わったのは、便秘がひどくなった為です。
その他、私から見た副作用というのはありませんでした。
脳に転移した腫瘍は、抗がん剤で小さくなったようです。
ほかは、まだわかりません。

これからの体力回復とは、家族としてどのようにすればよいのでしょうか?

今は2週間に一度の外泊をしていますが、どうしても煙草を吸いたい
ようです。
本人の気持ちもわかるのですが、やはり1本も吸わせないほうが
いいのでしょうか?

また、今回退院したとしても、再発とはすぐ起こりえるものなのですか?
やはり再発したら、次の治療はないのですか?
先生の説明がまだないので、不安でしかたありません・・・・。

685 名前: リン 投稿日:2003/09/08(月) 16:09
今日、母のガンマナイフの準備を見てビックリしてしまいました。母は麻酔が効いているので大丈夫だと言っていましたが、それはそれは痛々しい姿で言葉が出ない程でした。 しかもまだ肺癌である事を告知していないのでガンマナイフが終わった事で本人は安心しきっています。その姿を見ていると又告知するタイミングを逃してしまいます。肺の方には7センチ位の腫瘍があり胸水していて肺が炎症をおこしている状態です。急がなきゃいけないのは分かるのですが、どうしたらいいのか分からなくなってきます。

686 名前: 鈴木 投稿日:2003/09/08(月) 20:17
初めて投稿させてもらいます。突然ですが、肺の扁平上皮ガンには抗癌剤は2週間から4週間の延命しか望めないといわれショックです。何か良い治療法があるとしたら是非教えてもらえないでしょうか!

687 名前: おさ 投稿日:2003/09/09(火) 15:35
こげや先生こんにちは。
父の治療後の検査結果が出たようです。
明日先生の話を聞きに行くのですが、
どのように話を聞くのがよいのでしょうか?
また、今後のためにどのような質問をすればいいのでしょうか?
よろしくお願いします。

688 名前: こうじ 投稿日:2003/09/11(木) 13:27
私は肺癌になってしまいました。     ステージ4らしいのです。脳に転移していてガンマナイフを四日前にし脳の方は無事に手術は終わりました、後の主治医の話ではステージ4の肺癌は抗癌剤も進行を止めるだけで完治は望めないとの話を聞きショックでしたいったん退院し、抗癌剤治療をするのか、何もしないのかを決めてくれとの話で今すごく迷っています。主治医もはっきりと告知するなぁと驚いています。29才、こうじ。

689 名前: とし 投稿日:2003/09/11(木) 18:25
こうじさん、そこの病院では何もできなくても、他の病院ではいい治療法があることがあります。このサイトを隅々まで見て下さい。自宅から通院しながらの治療方法もあります。4期といっても決してあきらめないで下さい。

690 名前: こうじ 投稿日:2003/09/11(木) 20:22
としさん詳しく教えてもらえないでしょうか

691 名前: とし 投稿日:2003/09/11(木) 21:14
セカンドオピニオンというものがあります。今の病院で、納得する答えを見つけられない場合、違う病院にて相談するというものです。そうする事によって、様々な選択肢が出てきます。今の病院でできない事も、違う病院によっては可能な場合もあります。

692 名前: こうじ 投稿日:2003/09/11(木) 21:27
としさんも大変な時にご丁寧に質問に答えてくださいましてありがとうございます。  しかし私の場合は腫瘍が右肺いっぱいに膨らみ下の方には水が貯まり抗癌剤をするには急いだ方がいいみたいなのです。セカンドオピニオンするには時間はどのくらいかかるのでしょうか?もしくはイレッサと言う抗癌剤を聞いた事があるのですが脱毛などの副作用について知っている事があれば是非お聞きしたいのですがお願いしたいのです。

693 名前: 理沙 投稿日:2003/09/11(木) 21:42
投稿を読んでいると同じような方がいらっしゃったので私も聞きたいので良ければ聞いてください。肺癌の末期で主治医から抗癌剤は進行をとめるだけの効果だと言われ、治療するのかしないのかで選択をせまられています抗癌剤は1、2週間の入院が必要と聞いているのにもかかわらず治療するなら外来でも良いとの主治医の意見が納得できません。もうダメなのでしょうか?

694 名前: 106 投稿日:2003/09/12(金) 14:17
突然お邪魔します.
去年父が肺ガンになり色々調べた中で、
平岩正樹著の「副作用のない抗癌剤治療」という本がありました.
平岩氏は東京月島のサマリア病院で治療をされていまして、
去年このサマリア病院に問い合わせをしました.
毎週水曜(だったと思います)が相談日でそれを受け付けるのが1週間前からで、
1回5万円
以前は無料でやられていたのですが、
それ程たいした人でなくても相談にきてしまう事などで、
この値段に設定したそうです.
(詳しくはhpに書かれています)
http://dot.eee.ne.jp/drhiraiwa/

結局、父は相談に行きませんでしたが、(遠方の為)
その模様はNHKの番組でも紹介されていました.

あと、イレッサについては、
ヤフーの癌掲示板で相談にのってくださっている先生もいらっしゃいますので、
そちらも除いてみてはいかがでしょうか?
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=2000676&tid=a5a4a5la5ca55&sid=2000676&mid=1&type=date&first=1

ご参考になればと思い、
取り急ぎ書き込みさせていただきました.



695 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/13(土) 08:20
http://www.lnet.info/lung/index.html
肺がんについてわかりやすく書かれています。
専門用語の解説も御覧下さい。

696 名前: Cava 投稿日:2003/09/13(土) 21:44
肺がんに新治療方法が25日のがん学会で発表されるそうです。
URLを書いておきます。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030913/eve_____sya_____010.shtml

697 名前: マルちゃん 投稿日:2003/09/15(月) 03:11
わたしの母は肺癌です一ヵ月前に頭の痛みを訴え医者に見てもらった所、肺に7㎝位と脳に三ヶ所の腫瘍が見つかり余命一ヵ月とわたしに宣告されました。点滴や薬で痛みも治まり、元気な内に退院させてあげた方が…と主治医の先生に言われ、私としたら納得出来ません。このサイトを見ていると色々な方法や意見があるのに驚いています。他の病院の意見を聞く事も考えてもいますが、実際あんなに簡単にあきらめてしまうものなのかと、残念でなりませんでした

698 名前: あや 投稿日:2003/09/15(月) 04:46
この病院では…もう無理。私の技術では…無理。と、その医師は考えたわけでそれはその医師の個人的な問題だと思います。正直で立派な医師だと思います。でも患者や家族があきらめない限り方法はあります。

699 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/15(月) 11:58
(マルちゃん)さん、おはようございます。
痛みが治まっていると言うことよかったですね。

お母様の場合、4期の肺癌と言うことになりますのでこれから上手に病気とつき合っていくことになります。
つき合い方は医者に任せるとしても、お母様自身がどの様につき合いたいかがとても大事です。
「元気な内に退院させてあげた方が」は、その内の一つの方法です。
主治医は決して諦めているのではありません。

どの様につき合いたいかとは二つの目安で考えてみましょう。
一つ目は、どのくらいの治療による負担(身体的、精神的)を良しとするか?
二つ目は、治療の主な場所をどこにするか(主に自宅と考えるか、入院も辞さないのか?)

あくまでお母様自身のお考えによるわけですが、(元気な内に退院)とは治療による負担をあまりかけず
治療の場として自宅を中心に考えている場合で、決して(あきらめ)ではなく積極的に在宅緩和ケアを
望むと言うことです。
治療による負担がある程度大きくても、更に入院が必要でも、さらなる治療が病気とつき合っていくために
必要とお考えになるのならその事を良く主治医に伝えてみることも必要です。
場所にもよりますが脳転移に対してはガンマナイフ、肺に対しては抗がん剤治療、イレッサなどという
選択も絶対出来ないと言う訳ではないかもしれません。
主治医もお母様にとってよかれと思って提示したことでしょうが、やはり一番の目安はお母様自身の
お気持ちでしょう。

一月という期間での出来事ですから、お悩みの様子は分かりますがもしよろしければ以下のことに
ついてお教え下さい。
1.お母様に告知しているのか(または告知する気持ちはあるのか)
2.お母様の年齢および体調(持病の有無も)
3.肺癌の種類と脳以外の転移部位、肺の病巣は片方か両方か)
4.もし告知済みで、お母様とお話ししているのなら大体のお母様のお気持ちは?

一番不安を感じているのがお母様自身なのですから、現在痛みも治まりお元気な状態だからこそ貴方は慌てずに
お母様自身のお気持ちを聞き、冷静にその事を主治医に伝える必要があります。

治療には必ず利点と欠点が存在します。
たとえば抗がん剤には病気を抑えていく利点と副作用という欠点、在宅緩和ケアには今の時間を大事に生活する
利点と病気の進展の可能性という欠点。
ですから欠点ではなく利点に注目してどのような病気とのつき合い方がよりお母様のお考えに近いかをご検討下さい。

700 名前: ありさ 投稿日:2003/09/15(月) 15:30
わたしの兄も3週間前に肺癌宣告を受けました。治療は何もしていません。一昨日兄には告知をし抗癌剤はやるなら急がなければいけないにもかかわらず、今は元気だし退院して少し家で考えたいとのことで昨日退院して自宅にいます。先生も急がないといけないと言いつつも兄に対してはゆっくり考えてくださいと結論を急がせません。兄は先生があぁ言うならと大したことがないもんだと解釈してる様子です。わたしとしては抗癌剤を一日でも早くした方がいいのではないかと思うのですが…手遅れだけはさけたいのですが、本人がそういうならと少し逃げ気味…

701 名前: 佐々木 投稿日:2003/09/15(月) 17:24
やっぱり何も治療しないと言う事は考えられません。抗癌剤も延命処置にすぎないと言われてもやるべきですよね。肺癌(4期)の患者の母より

702 名前: 癌のアホ 投稿日:2003/09/15(月) 19:50
67歳の父が肺腺癌で胸膜に水がたまっており
本人は、いたって何の症状もなく信じられないのですが
年内もつか分からないらしい
手術は、勿論 科学療法も放射線も期待出来ず
父の意思で治療は、受けず今はやりの漢方薬に期待をよせています
何時かは、癌の特効薬がでると思うけど、それが今ならどんなにうれしいことか
そのような情報ありませんか

703 名前: 癌のアホ 投稿日:2003/09/15(月) 23:07
ありささん<
同じく 家族が動揺し悩み時間が過ぎ
本人に告知して悩み時間が過ぎ
何が正解か一生わからないと思うけど
我が家では、本人に余命以外の事話ました
その上で本人みずから、今後のこと決めました




704 名前: 癌のアホ 投稿日:2003/09/15(月) 23:18
マルチャン<
まったく同じ悩みです
他の病院に移る時、時間かかりますよ
セカンドなんとか
このコンピューターの時代に
何もたもたしてるのかと 



705 名前: ぽぴの 投稿日:2003/09/16(火) 00:21
なんでもいいので肺癌に関する事!教えてください!!医者にはもうダメだと言われました

706 名前: 真寿実(29才) 投稿日:2003/09/16(火) 08:57
何か良い方法はないでしょうか?     入院して一ヵ月たちますが、肺癌である事を告知され三日目です!非小細胞ガン脳転移で4期だそうです。  肺水もあるみたい… 二週間前には肺の結果は聞かずに脳に腫瘍があるとの話でガンマナイフと言う手術を十日前に終えてきました。その時は腫瘍とは言われたものの、まさか癌だとは思ってもいなかったのです。    ショックでした…  三日前に告知をされ先生からは早速、抗癌剤の話をされたものの、今だに訳が分かりません。抗癌剤について、どんな事でもいいので情報待っています。

707 名前: あや 投稿日:2003/09/16(火) 13:42
マルちゃんさん、こげや先生。表面的に勝手に解釈して書き込んでしまい申し訳ありません。自分が在宅治療にあまり望みが持てないという現状だから、偏面的にとってしまうのだ…と反省しました。

708 名前: ながた 投稿日:2003/09/16(火) 18:07
肺線癌で骨に転移しています。もうかなり痛みが出てきています。何かいい治療方法はありませんか?お願いします。

709 名前: ながたさんへ 投稿日:2003/09/16(火) 21:58
温熱療法のスレです。参考にしてください。骨転移の痛みが軽減し、ぐじゅぐじゅだった骨が白く再生したという症例もあります。
http://www.gankeijiban.com/bbs/read.cgi?bbs=ryouhou&key=972663313&ls=50

710 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/16(火) 22:23
>708

骨転移の痛みには放射線が結構効きますよ。
相談してみてください。

711 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/16(火) 22:47
>702

漢方薬よりは抗癌剤のほうが期待出来ますよ。
1TRYしてみる価値はあると思います。

712 名前: ながた 投稿日:2003/09/16(火) 22:48
情報ありがとう御座います。最近、足の感覚が無くなり、もう歩けなくなるのでは、という恐怖に悩まされています。やはり骨転移を完治させる事は難しいんでしょうかね。

713 名前: マルちゃん 投稿日:2003/09/17(水) 01:49
あやさんわざわざありがとうございます。 私は分からない事ばかりで、みんなが言うことは参考になりますし大変タメになる事しかないです。こうと思ったこと素直にぶつけられるあやさんは立派です。これからも頑張って行きましょうね! こげや先生ありがとうございます。

714 名前: マルちゃん 投稿日:2003/09/17(水) 15:40
教えてください

715 名前: ウノ 投稿日:2003/09/17(水) 16:59
肺癌治療について教えてもらえないでしょうか!体験談でも構いませんので宜しくお願いいたします。    母(50才)非小細胞癌扁平上皮癌。脳、肋骨胸骨に転移。肺の腫瘍は8㎝位。肺水もあります。脳の方はガンマナイフを一週間前に終えています。    今の母の状況は抗癌剤治療もしておらず、治療するなら早くと言われているものの、自宅で考え中です(脱毛が気に掛かる様うです)母には告知はしているものの本人は大した事はないと思っているみたいで私としても何が良いのか分からない状態です。何か良い方法があればお願いします

716 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/17(水) 23:48
>715

現時点で最も期待の出来る治療法は抗癌剤です。
言いにくいことだけど、それくらいしか無いとも言えます。

抗癌剤の奏功率、延命効果などは主治医に納得がいくまで
質問してみてください。

一回くらいは抗癌剤試して見る価値はありますよ。


また、胸水が大量にたまってくるようだとまず水の処置を先に
した方が良いこともあります。

717 名前: ミル 投稿日:2003/09/18(木) 00:51
私の主人の母も肺(腺)がんですが、がんの種類やステージによって治療方法が違うようです。ちなみに義母はステージ4ですが、現在2度目の抗がん剤を投与しています。
1度目の抗がん剤のおかげで延命でき、2度目は効果があまり期待できないし、予後はあまりよくならないようですが、副作用の吐き気や脱毛にもめげずに頑張っています。
義母はがんが見つかった時点で手術も放射線治療も出来ない状態でした。
でも副作用の強さはいろいろありましたが、どうしても仕事をしたいという願望があり、今も体調がよかったり、白血球の数値が安定すると外泊して仕事をしています。
家族としては病人の辛い姿や苦しんでいる姿はあまり見たくないと思いますが、ご本人がどうされたいかある程度話し合いをなさってみては如何ですか?
すべての真実を告げる事は難しいけれど本人がどうされたいか納得された上で治療に専念されたほうがよいのではないかと思います。

718 名前: エリ 投稿日:2003/09/18(木) 17:46
はじめまして! 私の母も 肺がん末期で入院してます。
肺から 脳 アバラ骨 右肩に転移して 余命半年と宣告されました。
放射線も終わり、来週から イレッサという抗がん剤を使うことに
なりました。それと同時にアラビノキシランという癌に効くと
効いたので飲ませてます。母は、見た目末期がんなんて見えないぐらい元気です。
これでどういう結果がでるかわかりませんが
精一杯やっていきたいと思ってます。末期がんでも助かってる
人はたくさんいます。ウノさん、治療するなら早い方がいいと思います。
お互い大変だけど・・かんばって下さい。


719 名前: ウノ 投稿日:2003/09/18(木) 18:59
エリさんありがとうございます。     エリさんの言うアラビノキシランと言うのはどう言うものなのでしょうか?効くと言うものは何でも試したいと思っているので良ければ教えてください。

720 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/18(木) 19:04
>効くと言うものは何でも試したいと思っているので良ければ教えてください。

怪しいものがほとんどなので、ほどほどにした方が良いですよ。
また、通常の治療の邪魔になる場合も時としてありますので
気をつけてください。

721 名前: 水木 投稿日:2003/09/18(木) 22:20
肺癌の4期です。  放射線は無理と言われ抗癌剤しかないのでしょうか?

722 名前: 投稿日:2003/09/18(木) 22:27
肺癌治療で実績のある病院を教えてください私は神奈川県に住んでいます。

723 名前: 774 投稿日:2003/09/18(木) 22:58
神奈川県ですと、神奈川県立がんセンター,神奈川県立循環器呼吸器病センター
などでご相談されてみてはと思いますが。

724 名前: 投稿日:2003/09/19(金) 01:41
肺癌患者で今どこの病院にお世話になっていますか?良い先生がいたら紹介してください私は神奈川県に住んでいます。

725 名前: コスモス 投稿日:2003/09/20(土) 23:06
肺癌の末期で何でもかまいません、良い情報を!!

726 名前: ウノさんへ>エリより 投稿日:2003/09/21(日) 10:20
返事遅くなりまして・・・詳しい事は、「難病からの生還」という
HPを見ていただければわかると思います。アラビノキシランという
ものは免疫細胞を増やして 癌細胞に打ち勝つという飲み物です。
薬ではないので 副作用もないです。私の母は1ヶ月ちょっと飲んでます
けど・・食欲はあるし(普通以上)、髪の毛は抜けたけど・・元気ですよ。
とても末期がんなんて見えないくらいです。最近、医師が
アバラ骨のところが痛いって言わないって言ってました。
私の中では 奇跡が起こるかもって思ってる。まだ どうなるかわかんないけど
今の時点では 体調がいいみたい。
1度「難病からの生還」HPに行ってみてはいかがでしょうか?
そして、高柳さんにメールをかいて見て! 
早めに返事が来ると思いますよ。アラビノキシランはちょっと
値段が高いって思うかもしれないけど・・・
これで治れば 安いかなって思います。 気を落とさずに
頑張って 下さい。私も戦いますよ。
癌に負けてたまるかって感じで!!


727 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/21(日) 10:37
>>726さん、そういう類いの話は食品の方でお願いしますね。
http://www.gankeijiban.com/bbs/kenkoushoku/index2.html

728 名前: 投稿日:2003/09/22(月) 00:50
初めまして礼です。 私の母は肺癌の末期と宣告されました。  家族には主治医の方からは抗癌剤をやるならすぐにとの事で母に抗癌剤治療を進めましたしかし主治医は悩んでいる母には治療を急がせずに時間をあたえて2週間がたってしまいました。母は主治医がそう言うならと安心してしまい私たちの意見も聞き入れずに困っています。母にはガンである事は告知はしてるものの末期だとは言っていません。母の気持ちも分かるのですが、最後の望みである抗癌剤治療を一日でも早くやってもらいたいのです。経験者の方いましたら何か意見をよろしお願いします

729 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/22(月) 01:19
>>728
質問です。IV期ではなく、末期と宣告されたのですか?

一日も早く治療をうけてほしいというご家族のお気持ちはわかりますが、
最後に決めるのは、やはり患者本人であるお母さまではないでしょうか。
抗がん剤は、うまくいく場合もありますが、副作用に苦しむ方もいますし、
いままで元気に見えていた人が、抗がん剤の副作用でガクッと体力を落とされてしまう方もいます。
いい結果が出るかどうかは、やってみないとわかりません。

730 名前: 高見沢 投稿日:2003/09/22(月) 06:34
私は肺癌です。自宅での痛みをおさえる対処法を教えてください。

731 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/22(月) 21:35
>730
痛み止めつかってます?NSAIDとかモルヒネとか?
モルヒネは結構増やしても大丈夫な薬です。主治医の先生に相談してください。

骨の痛みには放射線照射が効きますがこれは病院に通う必要があります。
大体2週間くらいだと思うけど。
あとはBis製剤とかの点滴かな。


732 名前: 亜美 投稿日:2003/09/23(火) 06:04
モルヒネって飲み薬?注射じゃないの?自宅でも使って良いのですか?

733 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/23(火) 08:34
>732
注射、錠剤、粉、座薬色々あります。

734 名前: 亜美 投稿日:2003/09/23(火) 15:53
モルヒネ麻薬ですよね自宅でも使って良いんですか?今は自宅にいるので鎮痛剤が効かなくなった時が心配なので教えてください。

735 名前: 774 投稿日:2003/09/23(火) 18:09
がんの経過中の除痛療法にはWHO除痛ラダーに基いたルールがあります。
段階的に鎮痛剤を使用して、最終的には痛みの完全除去を目標にします。
もちろん最終段階で、麻薬の使用となりますが、麻薬自体は麻薬使用許可証を
持っている医師しか処方することはできません。モルヒネは注射薬以外に
坐薬、飲み薬などの形態がありますので、自宅での使用も可能です。
他、神経ブロックの併用や、放射線療法、理学療法、心理療法なども併用され
完全除痛を目指します。

 



736 名前: こげや◆X2mWOv7A 投稿日:2003/09/25(木) 01:29
亜美さん、はじめまして。
鎮痛のことでお悩みがある様子ですが、もしよろしければどなたのことで
どの様な病気でなぜ痛みがあるのか、そして主治医からはどの様な治療を
提示されているかなどをお教えください。

除痛については774さんがお話になっている通りですが、少し付け足します。
まず麻薬についてですが、形態としてはこのほか貼り薬のタイプがあります。
そして、飲み薬ですが錠剤だけでなく粉状の物もあります。
私は最近この貼るタイプと粉のタイプの物をよく使います。
それぞれ利点と欠点がありますので主治医と相談の上、ご自分に向いている
タイプを利用することが重要です。
さらに麻薬の補助剤として向精神薬も使われます。

除痛の目的は患者さんの望む生活をできるだけ支援することですから、むしろ
在宅での治療にこそ向いています。
ですからキーになる麻薬もいろんな剤型がありますし、投与法でも
たとえ注射薬であっても携帯可能なポンプに数日分入れて使う機械も
あり、実際に患者さんで仕事をしている方もいます。
さらに、痛みが増悪したときのためにご自分で押すことが出きる早送り
のぼたんもついているタイプもあります。
このように、緩和医療において重要な除痛対策はとても進んでいます。

そして麻薬の使う段階ですが、決して最終段階というのではなく
普通の鎮痛剤(NSAID)が有効でなくなったときまずは弱いタイプから
使用しますので、麻薬を使うようになるともうだめだと言うことはありません。
薬を使うことで肉体的な痛みをとることはかのになってきましたが
むしろ患者さんの霊的痛みをどの様に取っていけるかが今後の問題です。



737 名前: 亜美 投稿日:2003/09/25(木) 03:48
痛み止めに付いてはよくわかりました。  ありがとうございますそれで病気なのは私の母です。肺癌の4期で退院を強く希望するので今は自宅にいます抗癌剤治療も考え中といった所です。    前に一度腫瘍のある方の胸に強い痛みを訴えた事がありました。 今はその一日だけで痛みはなく、先生も何が原因なのかははっきりわからないとのことで、不思議がっていました。もし自宅にいるときにガンによる痛みが出た時が心配だったのでモルヒネを家に持ちかえる事ができるならいざという時には安心だと思って投稿してきいてみたのですが。

738 名前: まさき 投稿日:2003/09/27(土) 04:05
骨転移の治療に対して、有効なものはBIS製剤と温熱療法のみですか?他には無いですか?どなたか、教えて下さい。お願いします。

739 名前: 774 投稿日:2003/09/27(土) 09:15
放射線療法、整形外科的固定術などがあります。

740 名前: るみ 投稿日:2003/09/28(日) 00:11
肺のレントゲンで白いもやもやとした影があったのですが、黒い色がはっきりとしてきたとの事なのです。これっていいのか悪いのかも分からないのですが教えてください。

741 名前: 亜美 投稿日:2003/09/28(日) 00:12
モルヒネっていくらするんですか?詳しくご存じの方ヨロシクおねがいします

742 名前: まさき 投稿日:2003/09/28(日) 00:30
774さん、返事ありがとう御座います。骨転移の場合、根治的な治療は、やはり無いですかね?それと、BIS製剤のゾメタは、まだ承認されていませんが、使用する場合、いくら位かかりますか?質問ばかりで、すみません。

743 名前: 田宮 投稿日:2003/09/29(月) 12:51
肺癌(扁平上皮ガン)の4期で脳、肋骨胸骨に転移!抗癌剤は意味がないと主治医に言われどうすればいいのか私も分からなくなりました!何か方法はないでしょうか?今は健康食品やら食事を気を付ける事しか思いつきません。

744 名前: Buffet 投稿日:2003/09/29(月) 15:11
初めましてBuffetと申します。
母(47)が肺腺癌Ⅲb期で、現在イレッサを服用しております。
胸膜播種があり、それに対して何か効果的な治療はないのか探していたところ、
「胸腔鏡下胸腔内温熱灌流化学療法」というものを別の板で見つけました。
(転移性癌スレッドです)
そちらに書き込んだほうがよいかと思いましたが、
もうずっと更新がないようでしたので肺がん治療のスレにお邪魔しました。

http://www.gankeijiban.com/bbs/read.cgi?bbs=jbbsdata&key=964761482&st=42&to=42&nofirst=true

http://www.gankeijiban.com/bbs/read.cgi?bbs=jbbsdata&key=964761482&st=39&to=39&nofirst=true

それで、この治療が具体的にどういった治療なのかいまいちわかりません。
現在これは確立された治療法なのでしょうか?
もう少しくわしい治療成績のデータなどあるのでしょうか?
対象になる患者は、病期に制限などあるのでしょうか?
その他なんでも構わないので、情報頂きたいのですが…お願いいたします。


745 名前: 花子 投稿日:2003/09/29(月) 23:27
>>742>>743さんの質問を私もぜひ聞きたいです。
詳しい方がいらっしゃいましたら、どうかよろしくお願いします。

746 名前: 774 投稿日:2003/09/30(火) 10:47
同じBIS製剤でも国内未承認のゾメタを検討するより、”悪性腫瘍による高Ca血症”
で既に保険適応になっているアレディアなどを検討されるのが現実的だと思いますが・・・。

747 名前: まさき 投稿日:2003/09/30(火) 11:12
774さん、ご返事ありがとう御座います。私もアレディアを考えてたんですが、効果のほうはゾメタの方が高いんですよね?

748 名前: 774 投稿日:2003/09/30(火) 11:54
保険適応となっているアレディアではなくゾメタを自費で個人輸入してまで
使用する対価があるかどうかは分かりません。
理想論はいろいろあると思いますが、諸条件を考慮すれば、50歩100歩といった
ところではないでしょうか?

749 名前: 投稿日:2003/09/30(火) 11:59
狸と申します。
一応専門は乳がんなのですが、ビスホスホネートでしたら少しばかりわかりますのでカキコします。
現在国内で使えますBISは注射剤のアレディア、経口剤のボナロン、フォサマックなどです。ゾメタはご指摘のとおり国内では未承認ですが、前述の薬剤もいずれも癌の骨転移では保険適応されず、乳がんや前立腺がんの医師などは大変いきり立っています。保険適応的にはボナロンやフォサマックは骨粗しょう症だけのはずです。そうなりますと高カルシウム血症に適応のあるアレディアの方が使いやすいのですが、世代的、かつ剤型からボナロンやフォサマックのほうが使いやすいともいえます(うまくすると保険適応外でも薬剤費のみで使用可能でいわゆる混合医療のリスクから外れる)。効果の点ではBISは骨への移行性などを持ってランク付けしますが、ゾメタは最新化合物でしかも多くの癌種の骨転移での効果を科学的に証明しましたのでもっとも期待できますが、いかんせん国内に入っていませんので難しいですね。データはないのですが、BISは程度差はあっても作用機序がほぼ同じですので、ボナロンやフォサマックでも効果は期待できると思います。

750 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/30(火) 12:35
Zometaを使用している者です。確かにZometaが手に入りやすいなら
使用する価値は充分あります。しかし現実には使用してくれる病院
どころか774先生がおっしゃいますようにアレディアなどの
他のBis製剤すら使用してくれる病院すら見つけにくいのが実情です。雲をつかむような
Zometaを使用してくれる病院探すより足元を見据えてアレディアを
使用してくれる医師を捜す方が先決でしょう。

751 名前: まさき 投稿日:2003/09/30(火) 13:51
みなさん、為になる情報ありがとう御座います。肺癌からの骨転移なので、少しでも効果の高いものを使いたいのが、私の本音です。ボナロン、フォサマック、ゾメタ等は保険がきかないとの事ですが、月にいくら位かかるんでしょうか?

752 名前: 投稿日:2003/09/30(火) 14:03
狸です。
フォサマック(万有)、ボナロン(帝人)とも骨粗しょう症としての使用量は5mg/日です。5mg錠として168円/錠です。ただし骨転移の場合の投与量は不明ですので、医師や薬剤師などの専門家の調査が一度は必要ですね。それらの専門家の承諾が取れないとなかなか使いつらいです。この場合の承諾とは毒性などが発生した場合の対処などに責任を持ってくれるか、と言う意味です。ここで私たち回答者が言ったとしても残念ながら責任は取れませんので、、、、。少々脅しが入りますが、医療行為とは治療以外に副作用を予見して防止すると言うものも含まれますので、、、。なおゾメタは個人輸入になるでしょうから値段は不明です。

753 名前: 750 投稿日:2003/09/30(火) 16:06
Zometaの費用は投与量によっても異なりますが月10-15万円
を見ておけば良いでしょう。

754 名前: まさき 投稿日:2003/09/30(火) 20:35
狸さん、750さん、ありがとう御座います。使用さして頂ける病院を探す事は難しいと思いますが、頑張って探してみます。

755 名前: 千里 投稿日:2003/10/04(土) 12:49
肺癌に良いとされているものはないでしょうか??何でも構いませんので宜しくお願いいたします。末期の肺癌で脳に転移をし、抗癌剤治療もしていず自宅に戻ってきている状態と言う事でお願いいたします。

756 名前: たつや 投稿日:2003/10/04(土) 14:50
>>こげや先生 
お久しぶりです。覚えておりますか? たつやと申します。
父の片肺摘出手術を受けて約10ヶ月経ちます。今週、2回くらい痰に血が混ざっていたようです。
でも、ごく微小でよく見ないとわからない状況ですが心配です。
次回主治医にも相談する予定ですが。なお、マーカCEAは2弱です。

やはり再発の可能性は無いとはいえないでしょうか。

757 名前: Cava 投稿日:2003/10/05(日) 10:18
>>こげや先生ご無沙汰しておりますCavaです。
サイバー暦3年6ヶ月で手術はで来ませんでした。
覚えていらっしゃいますか以前入りのテカンシスプラチンチン出お世話にましましCvava  
です。退院してきて 3ヶ月過ぎましてがん細胞の動きが活発に無し成りましたので
以前と同じイリノテカンとシスプラチンと混交で進みたいと思って降りますが。
一度先生の後意見を尾根がいたしす。いままでに使用した抗がん剤は表にして書いておきます。
今までに使用した抗癌剤

00/6~10月 2 タキソール パラプラチン 
00/10~01/3月 外来でUFT(服用) 毎食後 
01/4~6月 2 ランダ マイトマイシンS ナベルミン
01/10~11月 2 ランダ マイトマイシンS ナベルミン
01/12~02/3月 外来でUFT(服用) 毎食後 
02/4~6月 2 ランダ マイトマイシンS ナベルミン
02/8~9月 3 ジェムザール 
02/9~03/2月25日 イレッサ(服用) 1日1回食後  
03/3~6月   3 イリノテカン シスプラチン
どうか宜しくごしどうぐだたい。

758 名前: MASA 投稿日:2003/10/06(月) 08:39
 母が小細胞ガンになり4年になります。LDの再発です。
7月に築地のがんセンターでカルセドの治療しました。
若干の効果が有りましたが、副作用が強く2回で終了になりました。
担当医に「もう、使える抗がん剤は無い」と言われました。

 このまま手をこまねいてる訳にもいかないので、何か良い代替治療を
探してます。今度サリドマイドの治療相談に行く予定です。

 不躾ですが皆様にご相談です。

1、サリドマイドは小細胞ガンに有効か?
2、他に何か治療法がないか?

 何でも構いませんからご意見お願いします。
 
 

759 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/06(月) 12:34
サリドマイドとグリべックの併用はいかがでしょう

760 名前: 千里 投稿日:2003/10/07(火) 13:36
前に投稿しました。

761 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/10/08(水) 01:38
義母は腺がんですが、ステージ4でリンパ節に転移があるものの、まだ脳や骨には転移しておりません。カルボテラチン、タキソールの抗がん剤を4クール終えた後、再び癌が大きくなり、タキソテールを2クール8月より開始しましたが、副作用もさほどなく先日より3クール目を始めました。
今回の薬は当初効き目が期待できないといわれておりましたが、免疫療法を併用していたのかサプリメントがよいのかいささかわかりませんが、11月半ばまで4クール目を終わらせる予定だと担当の先生にお聞きしました。この治療を終えたら、カテーテル治療を受けてみようかと検討中です。
全身の抗がん剤投与より体への負担は少ないのですが、リスクはかなりありそうです。それでもだめならイレッサかサリドマイドも視野に入れなくてはいけないと思っております。
イレッサは女性で腺がんには効果があるとお聞きしましたが、主人は昨年からのマスコミの影響であまりよく思っていないようですし、義父もサリドマイドは昔のイメージが強くあまり賛成できないようです。
私はイレッサもサリドマイドもまだまだ未知の薬ではあるもののよいと思われるものは本人が望めばさせてあげたいと思っています。

762 名前: まさき 投稿日:2003/10/08(水) 17:26
イレッサを飲む事で血液検査のALPの数値が上がってきてるんですけど、下げる方法はありませんか?

763 名前: ・ア・、 投稿日:2003/10/09(木) 21:47
、マ、ク、皃゙、キ、ニサ荀ホノ网マヌルタ・岩・・・・・・・・・・・・、ネコ」ヌッ、ホニ骨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時、ホヘセフソ、マー・ッ、ネー蟒ユ、ヒクタ、・・「ハ・・線シ」ホナ、・・・・・・・・・・瑚・・乱・・・・・・・・・・・・を・・・・・・・灯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金・・・・衰・・・・・・・・・・・・・・・・・・入ア。、ヒ、ハ、熙゙、キ、ソ、ャ。「ニ・・・・・薯・・・・・・・・・・・・・・・・・を・・絶・・・・br>
764 名前: 投稿日:1970/01/01(木) 09:00
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・br>
765 名前: ztMfs5IU・・・・・・・・・・・・、ネコ」ヌッ、ホニ骨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時、ホヘセフソ、マー・ッ、ネー蟒ユ、ヒクタ、・・「ハ・・線シ」ホナ、・・・・・・・・・・瑚・・乱・・・・・・・・・・・・を・・・・・・・灯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金・・・・衰・・・・・・・・・・・・・・・・・・入ア。、ヒ、ハ、熙゙、キ、ソ、ャ。「ニ・・・・・薯・・・・・・・・・・・・・・・・・を・・絶・・・・br>
770 名前: 投稿日:1970/01/01(木) 09:00
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・br>
771 名前: DcbyC.HIbr>
773 名前: 投稿日:1970/01/01(木) 09:00
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・br>
774 名前: ztMfs5IU・・・周俥・・・柱・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・入ア。テエナ 投稿日:1970/01/01(木) 09:00
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・br>
777 名前: ztMfs5IU
0

781 名前: ・ア・、 投稿日:2003/10/09(木) 21:52
、マ、ク、皃゙、キ、ニサ荀ホノ网マヌルタ・岩・・・・・・・・・・・・、ネコ」ヌッ、ホニ骨・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・時、ホヘセフソ、マー・ッ、ネー蟒ユ、ヒクタ、・・「ハ・・線シ」ホナ、・・・・・・・・・・瑚・・乱・・・・・・・・・・・・を・・・・・・・灯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・金・・・・衰・・・・・・・・・・・・・・・・・・入ア。、ヒ、ハ、熙゙、キ、ソ、ャ。「ニ・・・・・薯・・・・・・・・・・・・・・・・・を・・絶・・・・br>
782 名前: 投稿日:1970/01/01(木) 09:00
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・br>
783 名前: rCiSxwaYnt> 投稿日:2003/10/11(土) 11:01
肺癌の知り合いが関西に居まして、病院を探しています。どなたか、関西エリアでご存じないでしょうか?

786 名前: 774 投稿日:2003/10/11(土) 11:09
京都市立病院、刀根山病院、京都大学病院、大阪府立成人病センター
大阪市立総合医療センター、近畿中央病院、大阪府立羽曳野病院
天理よろづ相談所病院、三重大学病院、兵庫県立成人病センター
などが検討の対象になると思います。

787 名前: まさき 投稿日:2003/10/11(土) 20:06
肺癌(胸水あり)の3B期と言われましたが、イレッサ、免疫療法などの治療で、胸水が完全に無くなり、腫瘍も1センチ以下になりました。この状態で重粒子線、もしくは他の治療で、根治はできますか?先生方、教えて下さい。お願いします。

788 名前: 774 投稿日:2003/10/12(日) 00:14
一般的に限局性で早期の肺がんに対しては、PDT(光線力学的療法)、
凍結療法、小線源療法、遺伝子治療、がんワクチン、重粒子線・陽子線治療
などが治験として行わることもあります。
ⅢBの(恐らく非小細胞がんでしょうが)肺がんに対しては如何でしょうか?
普通は化学療法の適応になります。
ただ、ガンマーナイフ、COX2阻害剤+TXTなどの適応はあると思います。


789 名前: みるく 投稿日:2003/10/12(日) 01:59
末期の肺癌には抗癌剤や色々な治療法があるんだなぁと調べてくるうちにわかってきましたが、今の母は肺炎をおこしている状態ですが元気です。なるべくなら体に負担がかからずに延命的な治療をしてやりたいのですが何か良い治療方法はないのでしょうか??少しでも楽なかたちで母を助けてあげたいと思うのですが、知っている方いらっしゃいましたらよろしくお願い致します。

790 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/12(日) 07:24
まさきさま
イレッサが効奏しておられるようでよかったですね。戦略としては一番効果がある方法を継続するのが論理的だと思います。主治医の先生の戦略を信頼される方がいいと考えます。イレッサでコントロールが困難になってきたときに次の戦略を考えるべきだと考えます。
StageIIIBと言われたからには縦隔リンパ節も腫大していたと考えられ、そちらの方も考えた方がいいと思われます。あくまでも、もともとの癌の大きさが小さくなったということであると思います。たしかに1cm以下の腫瘍であればいろいろ対処はあると思いますが、いずれの方法も局所療法となる点選択しずらいと思います。(ガンマナイフは脳転移の治療です)放射線治療は再度治療は原則行われませんから、その適応は慎重に検討されて主治医が判断されると思います。

791 名前: みるく 投稿日:2003/10/12(日) 09:34
789で投稿しました。何かありましたらよろしくお願いします。

792 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/12(日) 11:40
みるくさま
正直申しまして、進行した状態の肺癌に関しては症例ごとに対処が異なると思います。現在の選択肢はそれほど多くなく、主治医の先生はその選択肢を熟知されていると思います。それは患者様・御家族の、「できればこうして欲しい」という要望になるだけ近いものを選択することになると思います。気管支が閉塞して肺炎を起こしているのなら、そこだけを放射線治療で(外照射でも内照射でも)治療するとか、レーザーを用いて内視鏡的に開くとか姑息的な手法も考えられると思いますが、それらも従来から確立した対処法なのです。私が言うのも変ですが、基本的には医療はエビデンスに基づいたものであるべきだと思います。主治医としては最善を考え対処しておられるものなのです。特に進行した肺癌症例では・・・。ただし、仮に不審を抱きながらの治療は不幸ですから、セカンドオピニオンをとられるのも手だとは思います。

793 名前: 774 投稿日:2003/10/12(日) 12:52
みるくさんは、緩和医療などのことについてお知りになりたいのでしょうか?
ちなみに、がん診療の全経過を通して認められる”苦痛”の緩和を主眼に置く医療を
緩和医療といいます。一般的にがん末期の”終末期医療”と混同されやすい傾向に
ありますが、あくまでも”終末期医療”は”緩和医療”の一部で、早い時期から他の
治療(手術療法・化学療法・放射線療法など)と併用すべき必須の治療法です。
終末期ではいたずらな延命治療より、個人の尊厳を重視し、少しでもQOL(闘病生活の質)
を高めることが治療の目的となります。あくまでも”苦痛を緩和して生きる”ための
治療ですから、治療により”死期”を早めたりする事があっては決してなりません。
緩和医療の主体は患者さんで、病名告知を含めたインフォームド・コンセントや十分な
コミュニケーションが大切で、患者さんとそのご家族を中心に内科・外科・精神科医師、
看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、栄養士、理学療法士、心理療法士、ボランティア、
そして場合により宗教家などがチームを組み、肉体的・心理的・社会的サポートを行うこと
が理想とされています。
緩和医療を専門的に行うのが緩和ケア病棟やホスピスですが、まだまだ施設数や周囲の環境が
整っていないのが現状です。しかし、緩和医療自体は特殊な設備がなくても、がん治療を行う
病院であればどこでも可能な治療ですので、徐々に緩和医療を重視する医療施設も増えてきて
います。また、緩和医療を考える専門の学会の設立など社会的な動きも活発になってきています。
全国の緩和ケア病棟承認・届出受理施設 http://www.angel.ne.jp/~jahpcu/pcum.htm
などもご参考にされてみてください。

794 名前: みるく 投稿日:2003/10/12(日) 15:17
息があがってしまった時などスポーツ選手がよく使っている携帯用の酸素ボンベはどうなのでしょうか?

795 名前: 774 投稿日:2003/10/12(日) 16:08
一口に”息があがってしまった時”といっても、様々な原因があります。
多くは低酸素血症の症状でしょうから、酸素吸入は問題ないと思いますが、
急性心不全や、貧血が進んでいることなども考えられますので、主治医
の指示のもとでの使用が大切です。

796 名前: まさき 投稿日:2003/10/12(日) 19:09
774さん、ある放射線科医さん、ご返事ありがとう御座います。今の治療を続けつつ、根治的な治療があれば、それに望みをかけてみたかったのですが、やはり完治させる事は難しいのですかね?CTなどで見ても腫瘍のサイズが1センチ以下まで小さくなったので、後もう少しだと思ってたのですが、、

797 名前: さくらんぼ 投稿日:2003/10/12(日) 21:19
はじめまして。
774さんに質問したいのでよろしくお願いします。
私はステージ4の肺せんガンで骨転移、脳転移をしています。
そこで、お伺いしたいのですが、私の住んでる場所は九州の福岡でどこかいい病院があれば教えてください。
よろしくお願いします。

798 名前: 774 投稿日:2003/10/13(月) 01:05
福岡県で肺がんの治療なら
北九州市立医療センター,福岡大学病院,国立病院九州医療センター、
国立病院九州がんセンター,久留米大学病院、九州大学病院(第2外科)
などが良いと思います。
脳転移、骨転移の治療は放射線治療が主体となりますので、上記施設で
お尋ねください。

799 名前: ねこ 投稿日:2003/10/13(月) 09:45
774様本当にありがとうございました。早速、知人にこの旨伝えたいと思います。助かりました。

800 名前: さくらんぽ 投稿日:2003/10/13(月) 18:44
774さんご返答ありがとうございます。
これからもがんばって治療をしていきますので、わからないことがあればどうか力添えください。
よろしくお願いします。

801 名前: ちょこ 投稿日:2003/10/15(水) 07:57
イレッサとCOX2阻害剤のセレブレックスは併用しても大丈夫なんですか?先生方、教えて下さい。お願いします。

802 名前: 774 投稿日:2003/10/15(水) 12:16
イレッサとCYP3A4誘導剤や、CYP3A4阻害剤との併用、制酸剤との併用
は注意が必要ですが、COX2阻害剤との併用は現段階では問題視されていません。
COX2阻害剤(国内承認済みのモービックなど)と併用するならTXTなどとの効果
が期待されています。

803 名前: ちょこ 投稿日:2003/10/15(水) 19:43
774さん、早速の返事ありがとう御座います。TXTとは初めて聞きますが、どのような物なんですか?

804 名前: 774 投稿日:2003/10/15(水) 21:17
タキソ環類の抗がん剤で、タキソテールといいます。
乳がんや非小細胞肺がん・胃がん、卵巣がんに保険適応があります。

805 名前: かばおママ 投稿日:2003/10/16(木) 17:07
はじめまして。
自身が二年前に肺線癌が転移していることがわかり、
多発性肺線癌の主婦です。
現在、イレッサを服用して一年になります。主治医の話では
腫瘍の大きさはほとんど変化がなく、腫瘍マーカーの値も
正常範囲なので年齢(32歳)などから薬の効果が出ていると
判断しますとの事でした。今後、もし、イレッサの効果がなくなった
時の治療方法はどのようなものがありますか?


806 名前: 774 投稿日:2003/10/16(木) 18:02
どうしても化学療法が中心となりますが、定型的なものとして、
VP療法(CDDP+VDS)、MVP療法(CDDP+VDS+MMC)、
CDDP+TXT,CDDP+CPT-11、CDDP+VNB、TAXOL,
GEM,TXT、などが、
他、効果の期待できるレジメンとしては、
CBDCA+Paclitaxel、CDDP+GEM,CDDP+VNR,
GEM+VNR,VNR,CPT-11+VNR,イレッサ+VNR,
ハーセプチン、COX2阻害剤+TXTなどが検討されることと思います。
また、転移巣に対する放射線療法なども併用していくことになると思います。
更に胸水貯留例に対する 活性化自己リンパ球移入療法などの併用も検討
可能と思います。

 



807 名前: かばおママ 投稿日:2003/10/16(木) 18:56
774様、ありがとうございます。
色々選択肢があるのですね。
イレッサ服用以前はタキソテール+ガルボプラチン、ジェムザールの
化学療法を受けて、少し腫瘍が大きくなりつつあり、そこでイレッサ
の服用を薦められました。腫瘍の進行速度がかなり遅いので薬も劇的な
効果は得られ難いとの主治医の話もありましたが現在は普通に日常生活が
送れていますが、いつイレッサの効果がなくなるか生きた心地がしない
毎日です。


808 名前: とん 投稿日:2003/10/17(金) 17:59
この掲示板のは有用な情報もあると思いますが、誤った情報も流れてます。
Iressa+VNRは海外で重篤な骨髄抑制が発現し、メーカーが注意を喚起して
治験が中止になってます。
このような危険な情報で、もしものことがあった場合、またマスコミが騒ぎ
Iressa叩きが始まってしまうのです。ここ掲示板に載せる「先生」と思われるか方々、
患者さん、家族のことをもっと考えて責任をもって助言してあげて下さい。



809 名前: 某内科医 投稿日:2003/10/17(金) 23:11
とんさんへ
お気持ちは判りますが、Iressa+VNRの投与が全て危険
ありません。私は既に10例以上にこの治療法を施行してますが
重篤どころか殆ど骨髄抑制など生じたことがありません。
充分注意して使えばIressa+VNRは各々単独より奏効率も高く
大変お薦めの治療法です。これからもこの掲示板でもこの治療法
を強くお薦めします。
ちなみに入院どころか外来投与で充分投与可能な治療法で高齢者にも
QOLを重視した優しい治療法です。
とんさんがどのような立場で発言しているか判りませんが
少なくても実際に投与している医師からの判断を聞いてからでも
こうした発言は遅くないのでは?


810 名前: 774 投稿日:2003/10/17(金) 23:13
かばおママさんへ
とんさんのおっしゃる通りです、Iressa+VNRは削除いたします。
とんさんへ
ご指摘どうも有難うございました。

811 名前: 774 投稿日:2003/10/17(金) 23:23
某内科医さんへ
個人的には、同意見です。
イレッサ問題は(イレッサに限らないと思いますが)今、非常にデリケート
な状況ですので、メーカーが注意を喚起している以上、不特定多数の方がご覧に
なる掲示板での投稿は避けるべきだったのかもしれないと反省しております。


812 名前: 774先生へ 投稿日:2003/10/17(金) 23:48
いや、それは違うと思います。メ-カ-が注意しているのは
非小細胞性肺癌以外に使用する場合は厚生省に報告して欲しい
、その場合の副作用については患者の自己責任となるので
患者側の了解を得た上で施行して欲しいと言う姿勢です。
私の所ではイレッサの保険適応外使用は全例誓約書を
提出して頂いています。
先生も良くお分かりのことと存じますがマスコミは癌患者の治療に
無関心であり、ただ煽るだけの報道です。
そうしたふざけた報道に影響されないよう真実を癌患者に啓蒙するのも
口はばったいですが、癌治療に携わる医師の役目ではないでしょうか。
大体統計によってはイレッサ以上に間質性肺炎を生じやすいHerceptinと
VNRの組み合わせの治療方法には何も注意を払わず、イレッサの方には
騒ぐ姿勢は到底客観的な態度とは言えません。
マスコミだけでなくとんさんもそうした煽られたマスコミの犠牲者でなければ
良いのですが。

813 名前: 名ナシ 投稿日:2003/10/18(土) 00:07
医者は患者を、患者は病気を見つめて、いかにすべきかを
考えていけば良いのではないですか?
メディアがどうだの・・マスコミがこうだの・・
そんな小さなことを思ってる時間なんてガン患者には
ないのですよ。

814 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/18(土) 00:28
ガン患者はたとえ危険があると言われても他に治療法なければ
危険な治療法にかけるしかありません。
そうした治療法をしてくれる医師を捜すのにも苦労するわけですから

815 名前: 癌患者 投稿日:2003/10/19(日) 13:29
私はできるだけ多くの情報を欲しいと思って掲示板を見ます。正確な情報であればもちろんいいですが、癌の情報にはAさんに効いてもBさんにはマイナスという場合がありだから不正確とはいえません。それらの情報を参考にして自分にとっての向き不向きを判断して決断するのは患者の責任と思います。だから不正確かに慎重になることより何かの役にたつかもという姿勢で積極的に提供していただくことを望みます。もちろん「この点は不正確」という内容の情報を含めての意味です。よろしくお願いします。



816 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/19(日) 14:13
815がん患者様。理想的には両者の関係はそ私もそうですが、ボランティアとして各掲示板で書き込みをされておられる先生方はそれぞれ専門分野があります。
正直、その専門分野のごく一部の領域ですら多くの研究がなされているところなのです。
確立された概念であればエビデンスを重視したサイトがありますから、基本的な知識はそちらで得られるでしょう。
ところが、患者様が知りたいものの大きな部分として、その疾患の最先端の部分だと思います。
それに関して利点・不利益となりそうな点をすべて書くことはまず不可能と言っていいと思います。
我々も出来るだけ不利益も含めてお知らせするスタンスでいるのですが、患者様としては項目をお知りになり担当の主治医にそれに関して質問し、詳細を調べられるべきだと思っています。その上で、納得いかない点などは再度、そのサイトで質問する・・そういう姿勢も必要だと考えますが、いかがでしょうか?
試しに、私のサイトを御覧下さい。ひとつの概念を説明するために、これだけのものが必要になるのです。うあるべきですが、現実的にはかなり不可能に近いです。

817 名前: 名無しさん 投稿日:2003/10/19(日) 15:18
>>815

>それらの情報を参考にして自分にとっての向き不向きを判断して決断するのは患者の責任

どのように判断し責任を持てば良いのですか?
この掲示板が貴重な情報源であるのは確かですがやってみたら重篤な副作用がでるのは私は嫌です。
利益・不利益の全てが掲示板で入手できると思っているのならネットを過信しすぎている気がします。
主治医の知識不足と簡単に片付けられるのはネット上だからではないのでしょうか。

818 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/19(日) 15:43
>817
とても愚かな発言です。自分でリスクを取れない方は何も
せずそのまま死を迎えてはいかがか。
私達はそうはなりたくないからここで懸命に先生方の下さる
情報を自分なりに調べ、重い腰の主治医を何とか患者側が責任とる
と言うことでより良い治療をして頂いているのです。
その結果副作用だけが残り治らなくても、助言頂いた先生方を
感謝こそして恨むことなどはありません。
全ては自己責任と思ってますから。
そうした自己判断・自己責任ができない方は別に無理強いは
しません。ただ私はそうした817さんのような行動はしません

819 名前: エム 投稿日:2003/10/19(日) 19:08
何だか肺癌治療と話がづれてきてる。

820 名前: 高橋 投稿日:2003/10/19(日) 21:36
ひどい口内炎は肺癌と何か関係があるのでしょうか?知っている方情報お待ちしていますあと口内炎に良いとされていることもお願いします。

821 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/10/19(日) 22:05
素人で申し訳ありませんが、肺癌とは関係なく抗がん剤の副作用で抵抗力が落ち、口内炎が出来やすくなるようです。義母も当初そうなりました。ビタミンB2とケナログが効くようです。

822 名前: 高橋 投稿日:2003/10/19(日) 22:13
ありがとうございますケナログとはどんなものなのでしょうか? 何処で手に入りますか?

823 名前: 雪だるま 投稿日:2003/10/19(日) 22:52
817さん

>利益・不利益の全てが掲示板で入手できると思っているのなら
ネットを過信しすぎている気がします。

そんなこと815さんは文章の中には何も書いていません。
掲示板を情報を得るためのツールの一つとして考えられているように
私には感じられますが...
副作用があっても治療法が他に見つからなければ、リスクを
承知の上で治療に臨むケースもあると思います。
責任とはそういうことではないですか?

勉強不足と言われてしまうかもしれませんが、医療用語は難しい
です。理解するには、それなりに時間が必要だと思います。
ましてや当事者となればなおさらです。
そこは「担当医とのコミュニケーション」と言われてしまえばそれまで
ですが、質問の仕方だってどう話していいか分からない人もいます。


824 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/19(日) 23:38
ごめんなさい。紛糾させてしまいました。本来のスレッドにもどしましょう。軽率な書き込みでした。

**********************

高橋様。ケナログは私もよく処方してましたから、病院で処方していただけると思います。

825 名前: 817 投稿日:2003/10/20(月) 00:16
>>818
>そのまま死を迎えたら
あらら、それはないでしょう。

>>823
特になし。

>>824
先生が謝まることではないです。
いろんな捉え方・考え方があっていいのではないでしょうか。
自分の思ったことを書いただけで議論するつもりはないですから。

826 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/10/20(月) 00:31
高橋様、一般の薬局でも普通に購入できます。
口内炎はひどくなると、熱もでて痛くて食欲もあまりなくなりますので、あまり熱いものやすっぱいものは控えたほうがよいと思います。でも何か食べようとなさるなら、アイスクリームなどよいと思います。


827 名前: 774 投稿日:2003/10/20(月) 00:39
口内炎に対しては、
含嗽薬(ハチアズレ、アズノール、イソジンガーグル、オラドール)
外用薬(ケナログ、アフタッチ、デキサルチン、キシロカインビスカス)
抗がん剤投与時ならoral cryotherapy(化学療法時の口腔内冷却)
抗生剤などによる口腔内感染治療(細菌培養同定後)
G-CSF投与(好中球減少を伴う口内炎2次感染予防
他、蜂蜜の口腔内塗布などを主治医とご検討ください。

828 名前: 大城 投稿日:2003/10/20(月) 00:55
もう抗癌剤の治療でも延命効果も望めないとの話なのですが、セカンドオピニオンで治療方法が見つかることってあるんですか?病院は自分で選んで紹介してもらうのですか? 何も知らなくてすいません。

829 名前: 774 投稿日:2003/10/20(月) 11:34
今までにどこまでの治療を受けれれたのかにもよりますが、効果の期待できる
治療法はいろいろあると思います。セカンドオピニオンは、主治医に
相談されても良いし、ご自分で探されても良いと思います。
地域をある程度限定されるとレスがつきやすく良いのではと思いますが。

830 名前: 774 投稿日:2003/10/20(月) 12:12
イレッサ+VNR療法に関して。
イレッサ+VNR療法は某内科医さんのおっしゃる通り、特に高齢者などに
やさしい化学療法と考えられています。しかし、とんさんのおっしゃる通り、
2003年2月にメーカーより”ヨーロッパで骨髄抑制例が多く認められため、
トライアルそのものが中止になったこと、また、国内でも、VNRとの併用
例で死亡例が1例でていること(因果関係は現在検討中)”、更に、”化学療法
との併用において、期待はできるが現時点では、安全性・有効性は確認されて
いない”ということを受けて、イレッサについては、公認されている使用法通り
セカンドラインとして単独で使用するようにとのお願いがだされています。
化学療法との併用について薬剤添付文書にも記載はありませんが、”安全性・
危険性”を考えた時、妥当な判断と思います。
その先の対応に関しては十分なインフォームドコンセントに基いた各医師の
判断にゆだねられています。
今回、”イレッサ単独での使用で効果がなくなったときは”、とのお尋ねに
対して(”その先の対応”にあたると思いますが)、定型的治療に続き、
効果が期待できる治療法として、イレッサ+VNR療法をご紹介いたしましたが、
掲示板をご覧の皆様に無用な混乱を与えてしまったことを深くお詫びいたします。


831 名前: 774 投稿日:2003/10/20(月) 18:40
追記
抗がん剤による化学療法は、副作用との戦いといっても良いと思います。
いかに、副作用を抑えられるかが、治療の成否を握っているといっても
良いと思います。
副作用のより少ない方法を選択したり、副作用抑制の為の支持療法を十分
併用しながら治療を進めて行くということになります。
”間質性肺炎”や”骨髄抑制”などの副作用はほとんどの抗がん剤で
認められる副作用で、いずれも使用に際しては注意勧告がだされています。
それでも、治療薬として使用されているのは、有益性が危険性を上回り、
延命効果が明らかにされているからです。
もちろん、より効果的で、危険性がより少ない治療法を選択すること
は言うまでもありませんが、種々の治療の結果、残された選択肢が限られて
くる場合、危険性の高い治療法でも、有益性が上回ると判断された場合は、
十分なインフォームドコンセントに基き選択されることもあり得ることです。
そのような場合でも、十分な副作用対策を怠らず、副作用の早期発見~早期対応
に心がけていくことは言うまでもありません。

832 名前: かばおママ 投稿日:2003/10/20(月) 18:41
イレッサ+VNR療法ですが以前主治医の話でイレッサと
併用で使える薬があるが今、現在、その効果や安全性などは
まだ、判らないとのことでした。その時は薬の名前などは
教えてはもらえなかったので774様のご説明で納得できました。
ありがとうございました。
ところで、私は両肺共に1cm弱の多発性の腫瘍が数個あります。その場合、
放射線治療はやはり無理でしょうか?放射線治療は数が多いと
出来ないと聞いています。転移が判明した段階で主治医他、
呼吸器外科の医師に聞いても同じ意見でした。初歩的な質問ですがご回答
よろしくお願いします。どんな小さな望みでも捨てたくないものですから・・・。

833 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/20(月) 18:47
かばおママさま。残念ながら無理です。放射線治療は原理的にどのように放射線を集中させたとしても周囲に被曝するものなのです。多発肺転移に関しては放射線治療の守備範囲外です。抗癌剤での対応で御検討下さい。

834 名前: 三崎 投稿日:2003/10/20(月) 19:28
ケナログが効かなかったので口内炎にアムメタゾンと言う外用薬が効くと言われたのですがすぐ手に入るのでしょうか?

835 名前: かばおママ様へ 投稿日:2003/10/20(月) 20:35
温熱療法のスレッドも参考になるかもしれません。

836 名前: まさひろ(32歳) 投稿日:2003/10/20(月) 22:04
私は肺癌で脳転移の4期です。治療の方はなにもやらずに退院して自宅にいます。少し動くだけで息が切れ寝たきりになっています。咳も相変わらずで2週に一回の外来でのレントゲンも現状維持で私としても今後どうしたら良いものなのかわかりません。抗癌剤も延命処置に過ぎないといわれ何も方法はないものなのでしょうか? 今後はどんなケアが必要とされるのでしょうか?

837 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/10/20(月) 22:19
義母はタキソテールの単剤の抗がん剤の投与(4クール)終了後、血管内用治療を受けようと思っておりますが,如何なものでしょうか?

838 名前: 774 投稿日:2003/10/20(月) 22:34
まさひろさんへ、緩和医療の導入など検討されるべきかと思いますが。
再掲になりますが、がん診療の全経過を通して認められる”苦痛”の緩和を主眼に置く
医療を緩和医療といいます。一般的にがん末期の”終末期医療”と混同されやすい傾向に
ありますが、あくまでも”終末期医療”は”緩和医療”の一部で、早い時期から他の
治療(手術療法・化学療法・放射線療法など)と併用すべき必須の治療法です。
終末期ではいたずらな延命治療より、個人の尊厳を重視し、少しでもQOL(闘病生活の質)
を高めることが治療の目的となります。あくまでも”苦痛を緩和して生きる”ための
治療ですから、治療により”死期”を早めたりする事があっては決してなりません。
緩和医療の主体は患者さんで、病名告知を含めたインフォームド・コンセントや十分な
コミュニケーションが大切で、患者さんとそのご家族を中心に内科・外科・精神科医師、
看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、栄養士、理学療法士、心理療法士、ボランティア、
そして場合により宗教家などがチームを組み、肉体的・心理的・社会的サポートを行うこと
が理想とされています。
緩和医療を専門的に行うのが緩和ケア病棟やホスピスですが、まだまだ施設数や周囲の環境が
整っていないのが現状です。しかし、緩和医療自体は特殊な設備がなくても、がん治療を行う
病院であればどこでも可能な治療ですので、徐々に緩和医療を重視する医療施設も増えてきて
います。また、緩和医療を考える専門の学会の設立など社会的な動きも活発になってきています。
全国の緩和ケア病棟承認・届出受理施設 http://www.angel.ne.jp/~jahpcu/pcum.htm
などもご参考にされてみてください。

839 名前: 774 投稿日:2003/10/20(月) 22:41
長男の嫁 さんへ
もともと血管内治療は脳外科領域や循環器科領域で治療効果が認められている治療法です。
がんに対する血管内治療としては、肝臓がんに対するTAE(肝動脈塞栓療法)や、
転移性肝がんに対する肝動注化学療法、門注化学療法などがあります。
また治療選択肢の少ない上咽頭がんに対して超選択的動注化学療法が行われることも
あります。
いずれの治療も現在のところ、主病巣・転移巣などの制御を目的に行われていますが、
本法による生存期間延長などは認められていません。
最近では、他の転移巣に対して、腫瘍の新生血管を塞栓物質や化学薬品で詰める
”血管内治療”を試みる施設が増えてきましたが、現在のところ治療研究段階です。


840 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/10/21(火) 00:05
774様
ありがとうございます。今、義母は大学病院で治療を受けており、今回の治療が終わって退院したら別の病院で何か出来る事をしたいというので血管内治療の出来る病院を何箇所かあたりました。
免疫療法(ハスミワクチンなど)も抗がん剤と併用しながらあとⅠクール(タキソテール)をします。
今回の抗がん剤が効かなければ、イレッサを使ってみてはと現在の担当医に言われましたが、今のところ効果は少しあるようです。
でもイレッサは退院してすぐには使えるものなのでしょうか?やはり何ヶ月か定期的に検査をして、大きくなりはじめてからでないと使用できないものなのでしょうか?

841 名前: 長男の嫁さんへ 投稿日:2003/10/21(火) 00:40
色々治療を試みてる感じですが末期ガン何ですか?

842 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/10/21(火) 01:08
肺腺癌のステージⅣです。8月の再入院時に左肺の原発癌が3.5cm×4cm、肺の中のリンパ節に1cm×1cmの転移があり,頭、腹部、骨には転移かありませんでした。

843 名前: 豆柴 投稿日:2003/10/21(火) 01:51
563でお世話になって以来、久しぶりに書き込みします。
母の治療が始まりもうすぐ3ヶ月が経ちます。

いきなり質問なんですが、放射線治療(例えば一ヶ月半の集中治療)の後に
効果が思わしくなかった場合、抗癌剤を投与することは可能ですか?

母は抗癌剤(カルボプラチン、パクリタキセル)の投与期間週一回3週間が
終わった時、少しリンパの腫れも小さくなったような感じでした。
しかしその時、以前から母に少しあった躁鬱病を再度発してしまい、、
抗癌剤投与を一ヶ月ほどで断念せざるを得なくなってしまいました。
抗癌剤治療を継続することは内科医師も神経科の医師も
難色示していました。

そして神経科の病棟に入院しながらも母はイレッサを服用することになり、
イレッサについては様々な情報や、この掲示板でも見ていたので
なんとか効いてくれればと思っていましたが・・
一ヶ月毎朝一錠、続けましたが検査結果は悪い方でした。
腫瘍がむしろ大きくなっていて、小さな転移と
肺に少し水も溜まっているとの事で、大きな効果が見られませんでした。

そしてついこの前、医師からは次の治療として、放射線治療を提示されました。
それは部分的な治療になるのと、治療期間は食道などに辛い痛みがあるそうですね。。
通院だと大変で、往復2時間以上かけて通院するほど、遠い病院なんです。

確かに抗癌剤も辛いとは思いますが、転移の危険があるなら
全身的な治療をしてあげたいと思うのですが・・。
大学病院でもあり、危険な抗癌剤を躁鬱の患者に再度投与することは病院的にも、
本人の身体的にも難しい、危険なことはできないと言われました。

どちらにしてもセカンドオピニオンとして自宅近くの
共済病院に紹介して頂くつもりです。

844 名前: 豆柴 投稿日:2003/10/21(火) 02:11
これからイレッサを投薬しようとする方がいらっしゃるのに、
こんな風に書いてしまってごめんなさい。
私がイレッサに期待しすぎたのです。
効果は患者さんの数だけ個人差があるんだろうなと思いました。
私の母は大きな効果は無かったですが、不幸中の幸いにも
重篤な副作用はありませんでした。
また、それぞれ人によってはとても良い効果をもたらすのでしょう。

いつも言葉が足りなくてすいません。

845 名前: あゆーと 投稿日:2003/10/21(火) 03:02
はじめて、掲示いたします。今、肺癌で、抗癌剤治療をしています。
腫瘍が4センチほどの腫瘍があり、肺内でいくつかの腫瘍があります。
また、少しだけ、胸水があります。年齢は45歳です。
パクリタキセル、シスプラチンの抗癌剤を1週間に1回行っております.
今はいたって、元気です。不安でたまりません。
担当医の先生には、何を質問していいのかわかりません。
よろしかったら、助言お願いします。


846 名前: としや 投稿日:2003/10/21(火) 08:18
豆柴さん、免疫療法や温熱療法はどうですか?肺に多数の腫瘍がある場合は有効だと思います。完治させる事は難しいと思いますが、延命効果はあるはずです。私の母も免疫療法をしていますが、食欲がでて、軽い運動(犬の散歩など)は、できるようになりました。

847 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/21(火) 12:47
温熱って放射線とは違うものなのですか? 後は免疫療法とはどんなものなのですか? 主治医からは何も聞いていません!

848 名前: まるこ 投稿日:2003/10/21(火) 13:35
としや様

847の方と重複しますが、としや様がされている免疫療法とは
具体的にはどのようなものですか?
瀬田クリニック系のもの?
教えてください。

849 名前: としや 投稿日:2003/10/21(火) 15:37
免疫療法は京都の音羽病院でやってる最新のものです。しかし金額が高すぎるので、他にもっと安い所があるので、そこでもいいと思います。万人に効果があるとは思えませんが、私の母の場合、QOLが向上したので、十分満足しています。温熱療法に関しては、私はあまり詳しくないので、温熱療法ハイパーサーミアのスレを読んでみて下さい。

850 名前: まるこ 投稿日:2003/10/21(火) 22:46
としや様
ありがとうございます。
ATK誘導療法っていうのでしょうか?
免疫療法って色々あるから混乱してます。
免疫療法のスレッドへ行ってみま~す。

851 名前: ひろ 投稿日:2003/10/22(水) 09:34
肺癌3B期のものですが、教えて頂きたい事があります。今年の3月に胸水が見つかり、その後イレッサを用いた治療をしていました。その結果、イレッサが奏功し胸水が無くなって、腫瘍も1センチくらいになってしまいました。その後の経過もよかったのですが、最近になって、頭痛や、物が飲み込みにくい等の症状がでてきました。これには、どのような原因が考えられますか?腫瘍マーカーには変化が無かったです。お願いします。

852 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/22(水) 09:47
>>851
>頭痛
脳転移の可能性あり
>物が飲み込みにくい
これも脳転移の可能性あり。あるいは、縦隔リンパ節腫大による食道の圧迫狭窄かも。

すぐ検査しましょう。

853 名前: ひろ 投稿日:2003/10/22(水) 10:45
やはり、脳かリンパへの転移しか考えられませんか?

854 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/22(水) 10:47
>852さん
マーカーに変化なくても脳転移等の可能性があるんですか?
うちの母も、最近物が飲み込みにくいというので心配です。


855 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/22(水) 11:52
>>853
可能性だけを考えるんなら、「ただの風邪」だとか「食道癌」だとか「気のせい」だとか、いっぱいある。
でも、もともと肺癌なんだから、なっちゃうと厄介な状態をまず第一に疑うべき。
>>854
マーカーは、高値になれば病気があるってことを示すけど(必ずしもそうじゃないけど)、
低値だからって病気の存在を否定することはできません。
癌とつきあうなら、油断しないことです。


856 名前: なみ 投稿日:2003/10/22(水) 18:37
なんだかあきらめてる母を勇気づけさせる希望のある治療方法はないでしょうか?肺癌4期で抗癌剤も延命処置にすぎないとの話です

857 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/22(水) 20:22
>>856
希望の内容によると思う。

気休めが欲しいのなら、キノコなりサメ軟骨なり蜂の分泌物なり海藻加工物なりを食せばよい。
もっと現実的な治療効果が欲しいのなら、現実を厳しく見つめることが重要。

4期の人で長生きできる人は少ない。辛かろうが悲しかろうが、この事実は動かない。
そんな困難な状況下で、抗癌剤を「延命処置にすぎない」と切って捨てているようでは、希望もへったくれもない。

4期の人の現実に即した希望とは、少しでも延命効果のある抗癌剤だと思うよ。




858 名前: ありがとう 投稿日:2003/10/23(木) 02:06
そうですよね!厳しいですがそう思います

859 名前: あゆーと 投稿日:2003/10/23(木) 05:35
先日、はじめて別レスにて掲示しました。
今日みましたら、肺癌治療のレスが合ったのを見て、ご意見を聞きたく掲示しました。
9月10日の健康診断で肺にかげがみつかり、その後2週間後くらいに精密検査に行き、
1週間後検査入院しました。そのとき肺癌かもしれないと知らされました。
1週間後結果を聞き病院に行き、やはり肺癌と告知され、さらに1週間後入院して、
抗癌剤治療するとのことでした。
★癌だというのに何故すぐ治療に取りかかってくれないのでしょうか?★
検査入院時には腫瘍は3センチくらいと聞きました。
今回入院時の腫瘍は4センチほどと言われ、また、肺内でいくつかの腫瘍あるので、
手術では取り除けないので手術は難しいとのことでした。
★やっぱり難しいのでしょうか?★
癌は肺内だけで、他にはないとのことでした。また、少しだけ、胸水があります。
年齢は45歳です。現在パクリタキセル、シスプラチンの抗癌剤を
1回行い、それを2クルー行い1週間休んでさらに2クルーとのことです。
現在入院していますが、外出、外泊OKで、普段どおり生活してください。
と、なんだか、投げやりな感じに思えてきます。(そんなことはないと思うのですが...)
先生はⅢかⅣ期で胸水をを採取してみないとどちらかいえないとおっしゃいました。
今はいたって、元気です。でも不安でたまりません。
担当医の先生には、何を質問していいのかわかりません。
ここのレスを読んでみました。肺癌について少しながら勉強になりましたが、
まだまだで、よろしかったら、助言お願いします。
病気になってしまったのも仕方ないので、とにかく、今、自分が何をどうすべきなのか
頭がいっぱいで整理つかないので、何とぞよろしくお願いします。


860 名前: 774 投稿日:2003/10/23(木) 10:32
あゆーとさんへ
肺がんの種類や、胸水中にがん細胞が存在するか否かで、治療法が
微妙に異なってきます。
いずれにしても化学療法が中心になると思います。

861 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/23(木) 17:39
>>859
「何を質問していいのか分からない」ということは、
肺癌について何も知らない、知識が足りないということの裏返し。
まずは国立がんセンターのHPでも読んでみれば如何か。

肺癌とはどんな病気なのか?今、あなたはどんな状況に置かれているか?
どんな治療をするのか?その効果は?副作用は?

知っておくべきことは山のようにあるぞ。
少しながらの勉強じゃなくて、もっともっと勉強しましょうね。

862 名前: なゆた 投稿日:2003/10/23(木) 23:05
おい上のやつ、コラ。おまえ態度でかいぞ!見てて気分悪いから、消えろ。

863 名前: みんくる◆Qr0QMHh. 投稿日:2003/10/23(木) 23:09
あゆーとさん、はじめまして。
42歳主婦です。私は両肺に多数の腫瘍があるので、4期になります。私も肺以外には転移がありません。

イレッサを1年間服用しており、自覚症状は今はほとんどなく、元気です。
私も「普段どおり生活していい」んですよ。そして、そうしています。
骨転移によって骨折の恐れがある等であるならともかく、そういったことは何もないのですから。
肺癌で遠隔転移がないというのは、ある意味喜ばしいことではないですか。

私も不安でした。ありとあらゆるサイトで情報を集めました。「治りたい」一心で。
お陰で、ある程度は、自分なりに判断できるようになったと思っています。
…治療がすぐに始まらないのは、もしかしたらベッドの空きがないとか、そんな理由かもしれませんよ。疑問はまず、主治医に尋ねるべきだと思います。どんなに小さな疑問でも。

私が、今こうして落ち着いていられるのは、患者仲間をたくさん持つことが出来たからかもしれません。
いろいろな闘病記のサイトを巡る中で、仲間ができました。
精神的に支えあえるし、自分の状況を客観的に見つめる事もできます。

お互いに、希望をもって、頑張りましょうね。

864 名前: みんくるさんへ 投稿日:2003/10/24(金) 04:19
私の母も42歳で肺癌の4期です。今は抗癌剤の治療は本人の希望によりしていません。そして今は自宅で口内炎に悩まされている他は外来のレントゲンでは腫瘍の大きさは現状維持といったところです。私としてはイレッサを進めているのですがイレッサの副作用的なものはどうでしょうか?なんでもかまいませんのでよかったら教えてください。中田より

865 名前: みんくる◆Qr0QMHh. 投稿日:2003/10/24(金) 10:59
>>864中田さんへ
お母様の事、心配ですね。
現状維持で落ち着かれているのですね。
細かい事は分かりませんので、とりあえずイレッサについて、私の知っている範囲でお返事させて頂きます。

イレッサについて、私の素人知識では正しくお伝えできるか不安なので、
まずは、アストラゼネカ社のイレッサ情報提供サイトが分かりやすいと思いますので、ご覧になっては如何でしょう。
http://www.iressa.jp/japan/lmc_select.asp
「ご使用の患者さん」→「注意していただきたい症状」とリンクを辿っていくと、副作用について書かれています。

また、ここの掲示板の「イレッサ」「イレッサの副作用」のスレッドも参考になるかと思います。

私個人について言えば、
 手足の指の軽いしびれ感(服用開始直後のみ)
 軽い下痢(1週間に1回程度)
 にきび・発疹(おもに顔・背中)
 足の爪の横から膿が出た。(2回)
…という位です。
間質性肺炎を起こした患者さんも知っていますが、入院中であり、すぐに対処したので、間もなく回復されています。

いろいろ言われているイレッサですが、正しい使い方をされれば、大変優れた薬だと思います。
現実に、イレッサによって命を救われた患者さんは、私を含め、沢山いらっしゃるのです。
お母様には、ご家族のためにも、ぜひきちんと治療を受けて頂きたいな、と思います。
お母様の病状が少しでも良い方向へ向かわれる事をお祈りします。


866 名前: ケイ 投稿日:2003/10/24(金) 12:44
お聞きしたいんですが、胸水を抜いた後に癒着が上手くいかない場合どうなるのでしょうか?あと心臓に水が溜まると余命がかなり縮まり平均して一か月くらいだと言われました…心臓に水が溜まる前にそうならないようになにか手立てあるものでしょうか?

867 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/24(金) 13:56
>>862
ん?態度でかい?どこが?
>>861が言ってることはただの正論じゃん。

気分悪いから862が消えてね。

868 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/24(金) 14:09
>>866
>胸水を抜いた後に癒着が上手くいかない場合どうなるのでしょうか?

また水が溜まるでしょう。

>心臓に水が溜まると余命がかなり縮まり平均して一か月くらいだと言われました
>心臓に水が溜まる前にそうならないようになにか手立てあるものでしょうか?

心外膜に腫瘍が浸潤して、そのために心嚢液が溜まるという状態ですね。

予後が厳しくなるのは確か。それだけ病気が進行してるということであるし、
また、溜まった水が心臓を圧迫して心臓の動きが止まってしまう(心タンポナーデと言います)
ということもあって、危険な状態になります。
そうなった場合は、穿刺して心嚢液のドレナージが必要になることもあります。

で、予防手段ですが、「残念ながらありません」と言うしかないでしょう。
強いて言えば抗癌剤で病気の進行を少しでも遅らせることぐらいでしょうか。



869 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/24(金) 15:58
861=867

870 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/24(金) 17:04
869=862ってか?

871 名前: かばおママ 投稿日:2003/10/24(金) 18:19
あゆーとさん、私も現在、両肺に数個ずつ、腫瘍があります。
現在はみんくる◆Qr0QMHhさん同様イレッサを服用して一年が
経過していますが幸い小康状態を保っています。
6年前、集団検診で肺に影が見つかり、検査入院の結果、それでも
診断がつかず、開胸手術中の細胞診断となり、結果Ⅰ期の早期肺腺癌
でした。念のために補助的にシスプラチン+ビンデシンの化学療法を
2クール行ない、UFT錠を半年ほど服用していました。
その時も、約五年後に転移が見つかり、手術は不可能で化学療法しか
治療法がないと診断された現在も、最初は気が動転して頭の中の整理も
つかず、くよくよして、目の前が真っ暗でした。主治医にも質問らしい
質問も思いつかず、そのままうけいれていました。
しかし、主人や家族の支え、友人や職場の人達の温かい励ましで
こうしてはいられない、自分のあたわった運命と共存するしかないと
心を切り替え前向きに前進することにしました。
現在は専業主婦ですが、子育て中(4歳)ですので生きがいもあります。

長々と書きこんでしまいましたが
お互いに頑張りましょうね。希望を捨てずに・・・・。



872 名前: あゆーと 投稿日:2003/10/25(土) 01:48
みんくるさん、かばおママさん、いろいろなみなさん、有り難うございました。
このホームページにたどりついて、ほんとによかったです。
はじめは、もう、ショックでショックで、どこをどう歩いていいのやら...
ってかんじで、ボーッとしてましたが、今は、自分の病気にうまく、立ち向かっていきたいと思います。
とにかく、もっと、自分の病気について、そして、私の現状を勇気をもって、しっかり理解して
いこうと思います。また、行き詰まりましたら、助言お願いします。


873 名前: あゆーとさんへ 投稿日:2003/10/25(土) 07:08
そう!がんばろうよ!

874 名前: 研修医A 投稿日:2003/10/25(土) 18:49
肺癌の4期には抗癌剤治療は賢明な処置と言えるのでしょうか? 色々な意見を聞きたいです。

875 名前: 研修医A 投稿日:2003/10/25(土) 19:50
言い忘れました。  抗癌剤での体力低下により病院寝たきり生活延命効果も望めないとの話であれば何もやらずにとあきらめてよいのでしょうか?   ガン4期患者さんの家族の方や先生方、色々経験やお話聞かせていただけないでしょうか。未熟者ですいません

876 名前: 癌患者の家族 投稿日:2003/10/25(土) 20:20
研修医Aへ。それを聞いてどうする?それは、オマエの家族が癌になった時にどうしたらいいのかって事から考えろ。この掲示板は癌患者の家族だけでなく、患者本人も見てるんだぞ。そこらへん考えてから投稿しろ。ちなみに、おれの母親も肺線癌4期で、助からないと言われていたが、もう今年で5年目になる。おまえ達医者の助からないっていうセリフは腹が立つんだよ。

877 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/25(土) 23:17
肺癌4期を全てひとくくりにしないことです。PSはどうですか?
それから何よりも患者さんご本人、家族の思いはどうなのですか?
なぜ抗癌剤投与も全てひとまとめにして体力低下すると決めつけるのです?
緩和化学療法の概念は判りますか?
それから患者さんのご希望があるなら在宅で化学療法すれば
良いのでは?先生の病院ではできませんか?

878 名前: 癌患者の家族その2 投稿日:2003/10/25(土) 23:19
研修医Aさん
あきらめてよいのでしょうか?と聞かれても
決めるのは患者か家族だと思いますが。
なぜあなた方が決めるのでしょう。不思議です。

879 名前: あずさ 投稿日:2003/10/26(日) 00:11
876さん<投稿みました。4期だと言われたにもかかわらずもう5年もと言う事ですが、お母さまはどのような治療をなさったのでしょうか?私の母も肺癌の4期と言われました。今母の状態は抗癌剤は本人が考えさせてくれとの調子で治療はしていません。ご飯も喉に通らず元気がなくなる一方です。先生もイレッサをしてもいいが退院出来なくなるおそれがあるので今の生活を大事に対処療法の方がとのことなのです。抗癌剤はやるにしても他に何かいい方法があるのであれば是非話をきかせてくれませんか?お返事お待ちしています

880 名前: あや 投稿日:2003/10/26(日) 00:27
教えてください。父はⅢBの非小細胞の肺癌で、昨年10月から治療始めイレッサ3ケ月、ナベルビン1ケ月、トポテシン2ケ月、ジェムザール3週間やりました。ジェムザール3週間目の直後から間質性肺炎になりステロイド投与して2ケ月たちました。CT上では間質性肺炎は完全に治まり経皮酸素飽和度も平常時91~93でトイレに行ったりして動くと85くらいになりますがすぐ回復します。ところで、間質性肺炎が快方に向かい始めた頃から気管支付近でゼーゼーヒューヒューし粘液がからまった息苦しい感じが体を動かし酸素の数値が90を下回った時出るようになり今のとこは10分位で治まりますが苦しそうです。

881 名前: 876 投稿日:2003/10/26(日) 11:46
あずささん。私の母は始めから胸水があり手術ができない状態で肺癌が発見されました。今までに一進一退がありましたが、5年目の今も、普通に生活ができています。今までどのような治療をしてきたかというと、抗癌剤、温熱療法、リンパ球療法、健康食品(フコイダン、Dフラクション、タヒボ、CPL)、セレブレックス、刺絡療法、外気功、びわ温灸等、様々な事をしてきました。でも体質改善が一番基本になると思います。食事療法、睡眠を十分にとる、適度に運動(犬の散歩等)。癌という病気は手ごわい為、たった一つ(抗癌剤等)で立ち向かうには武器が少なすぎます。お金はかかりましたが、そういった様々な治療のお陰で長生きできてるのだと思います。あとイレッサの事ですが、これは本当にいい薬だと思います。私の母も現在イレッサを飲んでいますが、イレッサを飲みだしてから、疲れにくくなり、呼吸も楽になり、本当に感謝しています。間質性肺炎という副作用が、まれに起こる事がありますが、私の母の場合、腫瘍マーカーも下がり、このままずっと、この効果が持続して欲しいです。来年くらいにはセツキシマブ等の新しい抗癌剤も出てくるらしいので、かなり期待しています。私の母を見ていると、癌だからといって、諦める事は全く無いと思います。何かいい手立てがあるはずです。私の母が行ってきた治療法が、あずささんのお母さんに効果があるかは、わかりませんが、何もせずに時間が経過していくのは、勿体無いと思います。体力が許されるのであれば、温熱療法やリンパ球療法等の副作用があまりない治療法も色々あります。始めの頃は、私も寝る間を惜しんで、癌の事を勉強しました。どうか、お母さんの事を支えてあげて下さい。

882 名前: あずさ 投稿日:2003/10/26(日) 21:40
温熱療法は体力が低下している状態でうけられるものでしょうか?今私の母はトイレにいくのでさえ息切れして呼吸困難におちいる状態です。

883 名前: あずさ様へ 投稿日:2003/10/26(日) 22:15
私の父もトイレに行くのに息切れしているときも受けることができています。もちろんだれでも…というわけではありませんが可能性はあります。

884 名前: 876 投稿日:2003/10/26(日) 22:20
ハイパーサーミアのある病院に、あなたが相談に行ってみてはどうでしょうか?本人が行かなくても、詳しく説明してくれると思います。正直な所、温熱療法はかなりの熱量があり、体力を消耗する部分はあります。しかし効果の方は、すばらしいです。ここの掲示板のハイパーサーミアの板を全て読んでみて下さい。希望が持てると思います。私の母は病院が遠かった事などもあり、現在はハイパーサーミアによる治療はしていませんが、治療していた当時は、さほど体力の消耗はありませんでした。腫瘍のほうも治療をおこなってた半年ほど、現状維持できていました。保険がきくので、費用もそんなにかかりません。

885 名前: 876 投稿日:2003/10/26(日) 22:57
《追加》ちなみに温熱療法による治療を行っていた時は、抗癌剤は使わず温熱単独でした。その当時は、他にサリドマイド、セレブレックス、シメチジン、健康食品(Dフラクション、フコイダン、D12、CPL)、外気功等を併用していたと思います。温熱療法と抗癌剤の併用は相乗効果があり、すばらしいと思いますが、母の場合は他に色々していたので温熱単独でいきました。

886 名前: あや 投稿日:2003/10/26(日) 23:16
880喘鳴の原因は肺気腫や肺繊維症慢性呼吸不全等であることまではわかったのですが、喘鳴の苦しさを少しでも改善できるか、その方向性や考え方についてちょっとしたことでもよいのでアドバイスいただきたいです。どうかお願いします。


887 名前: 良美 投稿日:2003/10/27(月) 00:31
私の母は今肺癌なのですが退院したいとの強い希望により自宅にいます。       しかし体力低下によりか少し立ち上がるだけでも呼吸困難をおこし誰かがそばにいなければいけない状態にまでになってしまいました痛み止めにより咳を押さえている状態で、強い痛みが出た時ようにモルヒネを貰ってきてはいるのですが、そのモルヒネを咳による呼吸困難に使っても良いものなのでしょうか?で効くものなのでしょうか?今病院に電話したところ先生がおらず明日との事なので今教えてくれる人がいましたお願いします。

888 名前: こげや先生へ 投稿日:2003/10/28(火) 17:27
こげや先生はお留守ですか?

889 名前: ケイ 投稿日:2003/10/28(火) 22:59
868の名無しさん教えてくれて有難う御座います。やはり胸水が溜まるということは病状が進行しているということなのですね。肺癌を患っているいるのは父なのですが、私と母はイレッサも考えました。しかし副作用の恐怖の方が強く、しかも父も副作用の事がかなり恐ろしいらしく、進められません。医師も、この薬ばかりは患者の許可なしには使えないと言われ悩んでいます。このサイトではイレッサのおかげで命を長らえ、また普通に生活している方も多くいらっしゃるみたいだし…イレッサを使った方、また家族で使った人がいる方、最初は怖くなかったですか?また経過はどんな感じですか?長々とカキコすみません。

890 名前: まるこ 投稿日:2003/10/28(火) 23:59
876さんへ
大変勇気付けられました。

私の父も現在肺がんⅣ期、転移あちこちです。
でも前向きに治療に取り組んでいます。

891 名前: ケイさんへ 投稿日:2003/10/29(水) 00:54
私の母も肺癌の4期です。しかし進行が早いため頼みのイレッサでさえ使う事が許されない状態なのです。  使える許可があるのであればやるべきなのではないでしょうか。 家族と患者本人の考え方では違う事が多いと思いますが、もっとも副作用の少ないのはイレッサだと聞いているし後は家族で納得いくまで話しあってください。あなた達のだした結論に私は間違いわないと思います。   一日でも早く元気な姿で退院することを心から祈っています。  頑張ってくださいね

892 名前: ロキ 投稿日:2003/10/29(水) 07:38
進行の早い癌にもイレッサは有効だと思いますよ。効く人には、劇的に効きます。例え腫瘍が縮小しなくても、咳や呼吸困難の症状が緩和される場合もあります。

893 名前: ケイ 投稿日:2003/10/29(水) 09:58
891さん有難う御座います。イレッサはまだまだ新しい薬で、どのくらいの割合で副作用が起きるかという、統計的な事は分からないとか医師に言われたもので…イレッサ自体は副作用の少ない薬なのでしょうか?

894 名前: 投稿日:2003/10/29(水) 11:33
狸です。
イレッサの副作用については製造元のAZ社だけでなく、西日本の臨床医のグループから発表がつい先日の癌治療学会でもありましたよ。今レポート書いているので書き上がりましたらアップします

895 名前: ロキ 投稿日:2003/10/29(水) 11:36
間質性肺炎が起こる確率はだいたいの数字がでてますよ。副作用に関してはアストラゼネカのホームページを見て下さい。他の抗癌剤より、遙かに副作用が少ないです。

896 名前: 名ナシ 投稿日:2003/10/29(水) 23:38
>895さんの言われる、「他の抗癌剤より遥かに副作用が少ない」
と云うことに関しては如何でしょうか?
個々の抗癌剤についてはそれぞれの使用する状態や患者によって
異なると思うのですが。
例えば、イレッサについても副作用の症状は一様でない事はご存知
の通りです。ましてや、発売元である製薬会社のホームページを見て、
それが信頼できる真の情報であるとは言い切れないと思うのですが。

イレッサについて言えば、一錠でも副作用の間質性肺炎を発症
する人もいますが1年間服用し続けながら効果が大きく、維持し
続けている人もいます。ア社のホームページが信頼すべき情報で
あるならば、昨年の副作用数過小報告、厚労省への遅延報告など
なかったのではないでしょうか。

897 名前: 774 投稿日:2003/10/30(木) 17:11
イレッサ(イレッサだけではありませんが)については、より慎重な言動が要求されるようです。
発売当初の問題でメーカーであるアストラゼネカ社の姿勢が問われている現状では、社内資料の
信憑性が疑問視されてもいたしかたないものと思います。
イレッサについては、より客観的評価が必要と思います。
今回の癌治療学会の副作用調査では、ア社の間質性肺炎の頻度よりも多いデータが発表されています。
また、男性、喫煙者、肺線維症などの危険因子があると効きにくいことや、海外の追加効果に関する
検討では否定的データが提出されました。
もちろんイレッサが効いている方も大勢いらっしゃいますし、このことがイレッサの治療効果を否定
するものではありませんが、否定的な要素が公開されることで今後より妥当な選択が可能になっていく
ものと思います。

898 名前: ケイ 投稿日:2003/10/30(木) 17:14
イレッサの事についていろいろ情報有り難く見ています。医師にも、イレッサは魔法の薬では無いのでどんなに悪い状態になっても効く訳ではないと言われ、使うなら早い方が良いのかと思うのですが、やはりあせらずに話し合うのが良さそうですね。うちの父に関してはまだ決断しなくても良いそうなので。セカンドオピニオンも近々する予定ですので。このサイトにもまた来ます。

899 名前: 投稿日:2003/10/30(木) 17:39
狸です。
遅くなりましたがイレッサ関連で癌治療学会でありました発表の内容を1つ記載します。774先生がご指摘のようにAZ社ではない、第三者的なグループの解析です。
以下コピペです(原著は自分の出張報告です)
○  非小細胞肺癌に対するゲフィチニブ投与約2000例の調査/樋田先生(WJTOG)
西日本胸部腫瘍臨床研究機構の解析結果。報告のあった1976例のうち91例で肺障害の疑いがあり、うち64例が疑い濃厚とされた。リスクファクターとして男性、肺線維症既往歴、喫煙が浮上してきた。また2W以内の死亡例が56%を占め、PS不良の患者で多く死亡例。一方の効果については女性、肺線維症既往歴なし、PS0-1、遠隔転移なしなどで高い効果。大規模な解析結果だけに今後の治療方針に影響あろう。またこの解析はアストラゼネカ社とは独立して実施されているのでより中立的かもしれない。


900 名前: まや 投稿日:2003/10/30(木) 18:17
抗癌剤のタキソテール(単剤投与)に関しての副作用や奏効率等に関してどんな小さなことでもよいので教えてください。父は75歳非小細胞肺癌ⅢB期で肺気腫あり。これまでイレッサ(一時縮小)、ナベルビン(不変)、イリノテカン(縮小)、ジェムザール(不変)の投与歴があります。イレッサで間質性肺炎で、イリノテカンの時白血球減少、ジェムザールで重症の間質性肺炎がありました。

901 名前: 名無し 投稿日:2003/10/30(木) 18:39
http://www.pharmasys.gr.jp/go/pack/4240405A1029_1_04/

902 名前: ケイ 投稿日:2003/10/30(木) 19:43
初歩的な質問ですが、間質性肺炎、肺繊維症とは具体的にどの様な症状なのでしょうか?また死に至る様な症状なのですか?

903 名前: 774 投稿日:2003/10/30(木) 20:40
特発性間質性肺炎の急性型を急性間質性肺炎、慢性型を特発性肺線維症と呼んでいます。
いずれも咳、息切れは必発で、急性型は発熱を伴います。慢性型は慢性に経過しますが、
経過中、急性増悪すると急性呼吸不全を引き起こすこともあります。
急性型や急性増悪を引き起こした場合の予後は不良です。

904 名前: まや 投稿日:2003/10/31(金) 22:58
名無し様、情報ありがとうございました。

905 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/11/01(土) 00:15
>>896さんへ
おっしゃるとおりだと思います。でもロキさんも間違った情報を
流そうという悪意を持って書き込みされたわけではないと思います。
どういうかたちで情報を提示するか、本当に難しいですね・・・。

774先生のおっしゃる「追加効果に関する検討では否定的データが提出されました」
という話についても、マスコミでは効果なし、という話しか書かれず、試験の内容
について詳しく報道はされないですし。

狸先生のご紹介された研究報告のような、いろいろな立場でまとめられた情報を集めていくことで、
偏った報道や都合の良いデータだけに振り回されないようにしないといけないのかも
しれませんね。

http://www.lungenkarzinom-info.de/index_ie.asp?Seite=/aerzte/zd/zd_content.asp
ここのINTACT1, INTACT2を押すと774先生が書かれている試験について
少し詳しいデータが載っています。
外国語でしか情報を入手できないのが残念ですが・・・。

ちなみにINTACT試験という、既存の化学療法にイレッサを追加した治療と偽薬を追加した治療と
を比較した結果、間質性肺疾患が出た割合は、
・ゲムシタビン+シスプラチン+イレッサ500mgで365例中3例
・ゲムシタビン+シスプラチン+イレッサ250mgで365例中1例
・ゲムシタビン+シスプラチン+偽薬       で363例中3例
だそうです。
そのほか、上の順番に
呼吸困難は17.9%、17.7%、23.1%
咳は   15.4%、17.7%、18.3%
肺炎は   4.2%、 5.8%、 5.1%
とのこと。(先ほどのWebから引用)
なぜ日本でだけたくさん間質性肺炎が出るのか、その原因は良く分かっていません。
このへんの話は、日本医師会雑誌の10月1日号に専門家の先生方による座談会が
掲載されているのですが、参考になるかもしれません(原因はわからない、という
ことらしいのですが・・・)。


906 名前: まー 投稿日:2003/11/06(木) 07:37
肺癌4期の父(60歳)がいます。癌であることが分かってから、1年10ヶ月経ちました。リンパ節から見つかったことから、いつ他の臓器に転移してもおかしくないと言われてきましたが、タキソール、イレッサ、免疫療法等の効果があったせいか、転移は免れていました。ところが、最近脳への転移があったようです。症状は頭痛・吐気・左足が動きにくい。
今後の対応として、どうすればよいのか考えているところです。脳へ転移してしまった以上、これ以上の治療は難しいのでしょうか。また苦痛軽減のための療法等、アドバイスいただければ有難いです。

907 名前: 774 投稿日:2003/11/06(木) 10:05
原発巣のコントロールが良好なら、転移巣に対して局所的な治療を
行うことで延命効果が認められています。
脳転移に対しては脳浮腫、水頭症など急性症状に対する治療、
転移巣の切除、放射線療法(全脳照射、
定位放射線照射治療(ガンマーナイフetc))、
化学療法、ホルモン療法(基本的には原発巣の治療に準じます。)
などを検討して行くことになります。
また、苦痛緩和の為の緩和治療の併用も大切になってきます。



908 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/11/06(木) 15:54
774さんが書かれている通りだと思います。私の認識が間違っていなければ、脳転移は放置すると即、生命予後に直結すること(頭蓋骨で閉鎖された空間であるため、脳圧亢進を起こしやすく、脳ヘルニアを起こすと危険です)、一般に脳転移は抗癌剤が効きにくい場合が多いこと、早急な対処が必要なことなどから、相当状態が悪い患者様でも治療対象にされるべきだと考えられます。
 特にまーさまのお父様の場合、他の状況が詳細不明ですが、恐らく、脳転移が処置され、麻痺の軽減もしくは軽快と、脳圧亢進状態が無くなればご自宅での療養も可能になりそうだと思われるのです。腫瘍の大きさと場所によると思います。腫瘍が大きく、かつ、極めて早急に対処が必要なほど逼迫していれば、手術も考慮されるでしょうし、一般的には放射線治療が選択されるのではないかと思います。当該施設に脳外科、放射線科が仮に無いのであれば、一時的に処置のため他院に紹介してもらうという方法もあります。こういった場合、患者様、そして御家族の意向が優先されると思われますので、早急に主治医の先生とご相談の上善後策を選択する必要があると思われます。

909 名前: わら 投稿日:2003/11/08(土) 14:27
こんにちは、久しぶりです。
今年、3月にイレッサの効果がなくなり、国がんサンターにて、
治ケンをしましたが、効果が見られず、今月、もう一度
イレッサを飲み始めました。
当初、CEAが180くらいありましたが、3週間後の今日の結果では、
CEAが94まで、下がり、CTの検査では、ほんの少しですが、小さく
なっていました。

どれくらい効果があるか分かりませんが、とりあえず、良かったです。
また、報告します。

わんチビさん、お母様、お元気ですか?

910 名前: Cava 投稿日:2003/11/08(土) 14:53
こんにちは、久しぶりに書き込みますCavaです。
わらさん、イレッサは、2回目でも効果が有るのですね。
私もイレッサの効果が思うように出なかったので5ヶ月服用して今は止めいますが
また希望が出てきました。
もっと詳しい情報をお願いします。

911 名前: あや 投稿日:2003/11/16(日) 14:37
イレッサ、ナベルビン、トポテシン、ジェムザール、タキソテール以外の抗癌剤等でⅢBで75歳の非小細胞肺癌に効果があるかもしれないものをご存知の方、どんな小さな情報でもかまいませんので教えて下さい。


912 名前: 774 投稿日:2003/11/16(日) 16:24
悪性胸水(-)例  MVP療法(CDDP+VDS+MMC)+放射線療法
悪性胸水(+)例  VP療法(CDDP+VDS)、
         MVP療法(CDDP+VDS+MMC)
他、HER2強陽性ならハーセプチンといったところでしょうか。

913 名前: あや 投稿日:2003/11/16(日) 17:22
早速お答えいただきありがとうございます。


914 名前: 花子 投稿日:2003/11/16(日) 22:19
774先生、その節はお世話になりました。
イレッサを飲み始めて3ヶ月になります。イレッサの効能がよく効きCEAが500以上あったのが、現在19.5まで下がりました。
脳転移も3つあったのですが、小さくなったとのことで、現在のところガンマナイフは考えなくてよいとのことです。
骨転移もAIPも220台に下がりました。
本当に自分自身びっくりして医学の発達に感謝しています。
この先も多少の不安もありますがこれからもどうぞよろしくお願いします。

915 名前: シーさん 投稿日:2003/11/16(日) 22:37
今年の8月に肺の検査をしたところ、左肺に6cm×4cmの腫瘍がみつかりました。
ガンの疑いをもって痰、CT、気管支鏡の検査をしたところ、ガン細胞は見つからず1ヶ月1度のCTをとっていますが、小さくなっているとのことで様子をみようと現在までに1ヶ月に4~5mm縮小いるのですが、このままの検査の続行でよいのですか。
今度2度目の血液検査をすることですが、良性なのか悪性なのかはっきりしないだけに不安です。
ほかに検査方法は無いのでしょうか。

916 名前: 774 投稿日:2003/11/16(日) 23:33

花子さん、順調に治療が行われているようで良かったですね。

シーさん、気管支鏡検査では、組織診、細菌培養、洗浄液細胞診
などが行われ、いずれも陰性の結果が出ているということは、安心
されて良いと思いますよ。ただ腫瘍が存在するのは現実ですので
定期的な検査だけは今後も必要と思います。がんの診断はこのような
病理検査によって確定します。血液検査、CTを含め他の検査はあくまでも
補助診断法とお考え下さい。


917 名前: まるこ 投稿日:2003/11/17(月) 13:24
イレッサ服用三週間目で間質性肺炎を起こしました父です。
服用を中止し現在は肺炎の治療を行っています。
イレッサを服用されている方の経過・感想など、お話を聞かせて
頂きたく書き込み致しました。どうぞよろしくお願い致します。

肺炎の治療経過は順調で、もう少ししましたら又癌治療に取り組む
ことになります。イレッサ以外の抗がん剤を試すことになるのでしょうか。
不安です。


918 名前: まるこ 投稿日:2003/11/17(月) 13:26
イレッサと副作用のスレッドにも書き込み致しました。

919 名前: ケイ 投稿日:2003/11/17(月) 17:13
まるこ様、お父様が大事に至らなくてよかったですね。私の父も医師にイレッサを薦められて服用はまだしていませんが、いろいろと医師に聞いたところ、一度イレッサを使って問題が起きた場合は、服用を止め、他の抗がん剤に推移するそうです。

920 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/11/17(月) 20:45
義母は非小細胞がん(腺癌)ステージⅣで昨年11月からカルボテラチン、タキソールを4クール、今年8月からタキソテール(単剤)4クール終了し、今月25~6日には退院できそうですが、今後一般的にはどのような治療が考えられますか?本人は大学病院での抗がん剤での治療はもう受けたがらないのですが、まだ詳しい検査の結果は出ておりません。原発癌が多少小さくなったようですが
転移しているかはわかりません。やはり抗がん剤をやめるとすぐにまた癌は大きくなってしまうものですか?1度目の抗がん剤終了後、3ヶ月で大きくなってしまいましたが、2度目はやはり同じぐらいで大きくなってしまうのでしょうか?どなたかお教え願いますでしょうか?


921 名前: 774 投稿日:2003/11/17(月) 21:41
StageⅣ非小細胞肺癌に対しては、従来のVP療法(CDDP+VDS)、
MVP療法(CDDP+VDS+MMC)、の他
CDDP+TXT,CDDP+CPT-11、CDDP+VNB、
TAXOL,GEMなどが選択されます。
更に再発症例に対してはTXT、イレッサ、をはじめ
切除不能症例に対してCBDCA+Paclitaxel、CDDP+GEM,
CDDP+VNR,GEM+VNR,VNR,CPT-11+VNR,
ハーセプチンなどが検討されることと思います。
以前、当掲示板でとんさんにご批判を受けたイレッサ+VNRも”サードライン”?の
選択肢として”某内科医”さんのご指摘通り検討に値すると思います。


922 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/11/17(月) 22:15
774様ありがとうございました。まだまだ治療方法があるとわかったのでとても心強く思います。わざわざありがとうございました。

923 名前: まるこ 投稿日:2003/11/17(月) 22:59
ケイさん
ありがとうございます。イレッサ奏功するといいですね。
父は副作用がありましたが、効果もあったそうです。
なのでとても残念で、歯がゆいです。

924 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/11/19(水) 01:21
774様、先日質問に答えて頂いたばかりですが、義母が昨日よりめまいがし、どうやら内耳に炎症がおきて発熱したとの事です。肺癌から内耳の方に癌が転移することはあり得るのでしょうか?退院がまじかだというのに義母は退院が遠のくと気落ちしています。


925 名前: シーさん 投稿日:2003/11/19(水) 01:39
774さん、早速のお返事ありがとうございました。
もう少し教えてもらいたいので、今の症状を聞いてください。
朝起きると、喉の付け根あたりからゴロゴロとした痰がでてきて、そのあと1時間くらい痰がよくでてきます。
若い頃、結核におかされ、その菌が痰の中にまじっていると、病院の先生は言ってましたが、腫瘍が小さくなっているので1年くらい薬を飲むことをすすめられています。
しかし、その薬を1年飲み続けると、副作用みたいな症状がでると言ってました。(副作用とはっきり先生は言ってません)
これからどのような症状がでてくるのか教えてもらえたらなと思います。
よろしくお願いします。


926 名前: 774 投稿日:2003/11/19(水) 13:38
長男の嫁さんへ
白金系抗がん剤、タキソ環類には確かに聴力低下、難聴、耳鳴りなどの副作用
がありますが・・・。
また、脳転移などの可能性はあっても、内耳への転移はあまりないと思います。
この2週間、天候の影響などでめまい、耳鳴り、関節痛など末梢神経症状が増悪
するケースも多かったと思います。
内耳炎は偶発的な症状のような気がします。

927 名前: 774 投稿日:2003/11/19(水) 13:52
シーさんへ
早朝に喀痰量が多いのは極自然なことです。
主治医は結核腫を疑っておられるようですので、抗結核薬の服用により
軽快していく可能性が高そうです。
未治療の場合は現在の症状が増悪し、喀痰量の増加、血痰、呼吸困難などの
症状が増悪、発熱などの症状が出てくることになります。
ちなみに、代表的な抗結核薬と副作用に関しては以下をご参照ください。
イソニアジド;http://www.pharmasys.gr.jp/go/pack/6222001F2022_1_03/
リファンピシン;http://www.pharmasys.gr.jp/go/pack/6164001M1054_1_07/
エタンブトール;http://www.pharmasys.gr.jp/go/pack/6225001F1036_1_01/
ストマイ;http://www.pharmasys.gr.jp/go/pack/6161400D1026_1_03/

928 名前: 774 投稿日:2003/11/19(水) 17:26
追記 余談ですが・・・。 
結核に対しては、結核予防法に基き治療が行われますが、”菌が痰の中に
まじっている”ことが事実なら、厳重な治療が必要なばかりではなく、
周囲の方に対する啓蒙や、感染の伝播に対する対策などが必要になります。
既に主治医より話があったとは思いますが、特に、患者さんと接することが
多くなるご家族はより注意が必要です。特に、BCGの効果が薄れてくる20歳台
から以前結核菌との接触経験のない40歳台ぐらいまでの方は要注意です。
微熱、せきなどの症状が続けば、”風邪”と判断せずに結核のチェックが大切です。
更に最近は抗結核薬の効かない薬剤耐性結核菌の出現や、結核菌による院内感染
なども社会的問題になっています。

929 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/11/19(水) 20:35
774様、さっそくご回答頂きありがとうございました。お蔭様で義母の熱も今日は下がり、気分もよくなったようです。やはり偶発的だったのでしょうか?気持ちも前向きに早く退院できればと思うばかりです。お忙しいのに本当にすみませんでした。

930 名前: まー 投稿日:2003/11/19(水) 22:37
774さん、ある放射線科医さん、ご返信いただきまして、ありがとうございました。先日の投稿の後、髄液の検査をしました。結果は脊髄への転移があるとのこと。主治医によれば、脳へも転移している可能性があり、激しい頭痛はそのせいであろう、とのこと。対処法としては、抗がん剤の投与が考えられるが、体力が低下していることから、お勧めはできない、放射線治療も転移の範囲を考えると効果は期待できないとの見解です。よってモルヒネ投与による痛みの緩和を行うことがベストではないかとの考えのようです。激しい頭痛に苦しむ姿を見ていると、とにかく痛みを押さえて欲しいというのが身内の思いです。苦しい選択ですが、モルヒネによる緩和治療を選ばざる終えない状況です。心中非常に複雑・・・。

931 名前: ナミ 投稿日:2003/11/20(木) 12:52
母が骨転移したみたいなんですけど、何かいい治療法はありますか?本当に困っています。

932 名前: 774 投稿日:2003/11/20(木) 17:22
化学療法(基本的には原発巣の治療に準じます。)
除痛治療  
骨転移関連症状に対するビスホスホネート製剤
放射線療法
外科的治療
などを検討して行くことになると思います。

933 名前: まや 投稿日:2003/11/21(金) 20:40
先月末タキソテール単剤投与1回の2週間後に、幻影、幻聴でおびえ眠れなくなった父です。肺気腫があり、また、3ケ月前に間質性肺炎があり主治医が完治したので今回タキソテールをやりたいということでやった経緯があります。



934 名前: まや 投稿日:2003/11/22(土) 02:02
さきほどの続きで、抗癌剤治療の際、父のように幻影や幻聴で苦しむことはありますか?どういう場合が考えられるかご存知の方いらっしゃったらおしえてください。


935 名前: 774 投稿日:2003/11/22(土) 12:08
タキソテールに関しては、以下をご参照ください。
http://www.pharmasys.gr.jp/go/pack/4240405A1029_1_04/
タキソテールは、骨髄抑制、ショック、急性腎不全、間質性肺炎、
をはじめ、他、循環器、消化器などの副作用が重大な問題となりますが、
精神症状の副作用は5%未満とされ、頻発する副作用ではなさそうです。
しかし、タキソテールの投与という医療行為が介在した後の精神的変化ですので、
原因・誘因としては十分考えられます。
他、特にご高齢の場合、入院治療という慣れない環境に対する反応としての
”せん妄”状態なども現場ではよく見られる現象です。
もし、他の薬剤等使用されていれば、相互作用などの影響も無視は
できません。
大抵は、原因薬剤を中止したり、元の環境に戻ることで、時間がかかっても
軽快していくことがほとんどですが、まれに、精神症状が軽快して行かない
こともあります。

936 名前: 774 投稿日:2003/11/22(土) 12:12
追記
もちろん、脳転移などが否定されていることが前提ですが・・・。

937 名前: yoshi 投稿日:2003/11/22(土) 15:39
父の前縦隔腫瘍胸腺腫の事でお尋ね致します
昨年の10月にレントゲンで発見、CT検査の結果、手術不可能な大きさの為、
1クルー5日間抗癌剤を投与して2週間休むを3クルー 結果腫瘍は憶測で3分の1から8分の1にまで
縮小し今年の一月に手術をしました 心膜と肺の浸潤部分を合併切除し
目に見える細胞は全部とって頂きました
術後放射線療法をしましたが、今年の10月横隔膜の付近に腫瘍が発覚、転移は無いと云う
事で即手術をしました。 浸潤は肺の下方を少しだけ合併切除しただけでした。
術中抗癌剤を胸腔内に散布しました(シスプラチン)胸水がありましたが癌細胞は無かった様です
それでご質問なのですが担当の医師は抗癌剤をまた投与すると云う事なのですが本当に妥当な治療でしょうか?
おくわしい方いらっしゃいましたら ぜひ教えて下さいませ お願いします  


938 名前: 774 投稿日:2003/11/22(土) 16:37
浸潤型胸腺腫ですので、完全摘出が治療の原則となります。
術前化学療法により腫瘍を小さくしてから完全摘出を施行したこと、
浸潤していた心膜、胸膜、肺を合併切除したこと、更に、局所再発予防目的に
術後放射線療法を併用したこと、再発に対して追加切除したこと、
術中の胸腔内化学療法併用などいずれも現状の医学レベルでパーフェクトな対応です。
全身化学療法に関しては、一般的に転移の認められた場合や局所切除が不十分
だった場合に検討されますが、今回十分な局所治療を行ったにもかかわらず
再発してしまったわけですから、全身への血行性転移の可能性に対して、
補助全身化学療法を検討しているわけです。胸腺腫自体が稀な疾患ですので、
明確なEvidenceはありませんが、全身化学療法の併用も妥当な判断だと思います。


939 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/11/22(土) 20:12
774さん早速の回答誠に有難うございます。
全身化学療法に関しては、一般的に転移の認められた場合や局所切除が不十分
だった場合に検討されます、、、私もこのところが引っ掛かっていたものですから
ご質問させて頂いたのです。この疾患がリンパ節、血行性転移が稀であると云うエビダンス
があると云う事 前手術の胸腺腫が大きかっただけに胸腔内だけの播種、再発だけではないかと
また残留腫瘍だったかもしれないと云う思いから局所制御は、放射線療法で十分だと考えていたからです。
今回の抗癌剤投与は血行性転移の可能性に対しての補助全身化学療法と云うことですね。その可能性の
レベルで全身化学療法でも やはり妥当でしょうか?

940 名前: yoshi 投稿日:2003/11/22(土) 20:22
すみません上の文に名前を記入するのを忘れていました
補足ですが、前回の放射線療法はおよそ胸腺腫があったと思われる部位
より必要最小限という感じでした

941 名前: EIKO 投稿日:2003/11/23(日) 01:39
初めまして。
突然ですが、母が非常に切羽詰った状況になってきましたので、
お聞きしたいと思い書き込ませて頂きました。
去年の夏、肺腺癌ステージ4で何も手立ては無いと言われ、癌センターを後にし
対症療法で死ぬのを待つような状況の所へ、知り合いからイレッサを
主治医(母が入院していた病院)にお願いしてみたらと言われ早速試したところ、
母には合い目立った副作用も無く、酸素も外せるぐらいに回復し、1年2ヶ月が過ぎました。
しかし、最近イレッサが効かなくなって急激に悪化し始めました。
レントゲンの影を見ると両肺の半分ぐらいが真っ白に固まってきている状態でした。
幸い転移は無く血液検査は目立った悪い数値のところはありません。
少しの胸の痛みと咳と痰、食欲は昨日から落ちてきました。
起き上がるのもトイレに行くのもかなりしんどそうです。
主治医は元々イレッサのイの字も教えてくれなかったぐらいなので
今もこの先の治療法は一切無いと言っています。
本当にそうなのでしょうか。
何か良い手立てがあればお教え下さい。

942 名前: 774 投稿日:2003/11/23(日) 01:53
yoshi さんへ
今回のようなⅢ期の胸腺腫に対しては、手術による完全摘出+放射線療法
のみの治療で、他臓器転移を伴うⅣ期では化学療法を行うのが一般的です。
Ⅲ期では腫瘍の摘出が完全に履行された場合の予後は比較的良好ですが、
完全摘出が困難であった場合や不完全であった場合、また播種、リンパ行性転移、
血行性転移を伴うⅣ期胸腺腫の場合の予後はあまり良くありません。
今回の腫瘍の再発(あるいは残存?)をどのように考えるかだと思います。
非常に微妙なところですが、主治医は”切除が不完全だった場合”あるいは”転移”
に準じて治療をお考えになっているのだと思います。

943 名前: 774 投稿日:2003/11/23(日) 09:48
EIKOさんへ
”レントゲンの影を見ると両肺の半分ぐらいが真っ白に固まってきている状態”
や”胸の痛みと咳と痰”といった症状というのはイレッサで今問題となっている
副作用である間質性肺炎の疑いが強く、今後の化学療法の検討もさることながら、
間質性肺炎に対する治療が急務と思います・・・。

944 名前: EIKO 投稿日:2003/11/23(日) 22:49
>943 774さんへ
お答えいただいてありがとうございます。
認識不足ですみません。
間質性肺炎の疑いが強くとありますが、熱が出たりしないのでしょうか?
母は今のところ熱はありません。
飲み始めて1年2ヶ月になるのですが、今まで皮膚乾燥以外副作用は出ず
今頃になってそんな事が起きてくるのでしょうか。
イレッサは、引き続き飲まされております。

945 名前: まるこ 投稿日:2003/11/23(日) 23:51
私の父は間質性肺炎で、イレッサを中止しています。
レントゲンで肺が真っ白になっていたので肺炎を疑い、
イレッサ服用を止めCT検査をしました。
症状は熱しか出なかったです。
間質性肺炎は慢性と急性があると説明書に書いてありました。

EIKOさんのお母様は、CTの検査受けないんですか?


946 名前: EIKO 投稿日:2003/11/24(月) 00:58
>まるこさん
CT検査は25日に受ける予定です。

947 名前: 長男の嫁 投稿日:2003/11/24(月) 08:30
先日義母の退院にあたって、担当の先生より今後の治療方針の選択肢を言われました。
Ⅰ、単に癌だけを治療する抗がん剤の治療
2、イレッサ
3、痛みだけをとる緩和治療
特にイレッサは『魔法のくすり』と言っていました。
まだまだ未知のくすりで、にきびや下痢、間質性肺炎の副作用の説明もありましたが、
効果が驚くほどある方とそうではなく、副作用だけ出てしまう方も
いらっしゃるそうです。
先生の患者さんで、全身に癌が広がって、もうどうしようもなかったのに
あっという間に癌がキレイになくなってしまって人がいるそうです。
いずれ、義母はイレッサを使用したいと言うと思いますが、上記の選択肢にない血管内治療を
近日中に受ける予定です。
イレッサのような薬がどんどん開発されて、副作用がないようになるとよいですね。
義母は頑張って生きれば、くすりがどんどん開発されているので、
助かる可能性があると言っています。
みなさんも希望を持って前向きに頑張りましょう!!

948 名前: yoshi 投稿日:2003/11/24(月) 08:39
774さんへ
ご質問お答えいただき有難うございます並びに遅れまして
申し訳ございませんでした.
父は体力もありまだ若いと云う事から必要以上の抗癌剤を投与されるのかと
心配をしていたのです。ただ”切除が不完全だった場合”あるいは”転移”その可能性
を摘み取る作業が全身化学療法であるのならそれが私も父もベストだと思います
医療に携わる方から今までの治療法がパーフェクトだと仰って頂いたのを父に伝えました
所、本人抗癌剤を受けてみようかと気持ちを振り絞っおりました。
父、家族一同根治に向けて頑張りたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました。


949 名前: 774 投稿日:2003/11/24(月) 10:06
全身補助化学療法は、その副作用との戦いでもあります。この副作用を
いかに抑制できるかが、化学療法の成否を握っているといってもよいと
思います。
しかし、現在の医療では唯一、転移、再発を抑制することのできる治療
方法ですので、是非頑張っていただきたいと思います。

950 名前: まるこ 投稿日:2003/11/24(月) 20:42
EIKOさん
私は、待っている時間は色々想像してしまい、とても不安でした。
大丈夫ですか?
早く原因が分かるといいですね。
一人でも多くの方が回復できますように...

951 名前: まい 投稿日:2003/11/25(火) 01:11
こげや先生様 その他の皆々様方お久しぶりです
父が肺癌Ⅲb期で余命1年と心ない医師に言われてからちょうど1年くらいです。
幸い今でも父は見かけは元気でやっています。イレッサを服用して数ヵ月です。
何だかんだ私が忙しくなって父の診察についていけなかったのですが12月10日の診察に
今年の最後なのでついていこうと思います。
この1年すごく長かったような気がします。
まだまだ頑張ります。10日は不安ですがいい方向へ向かっていることを願っています。

952 名前: ロキ 投稿日:2003/12/09(火) 01:42
先生方、2点お聞きしたい事があります。肺癌3B期の母の事なんですが、今現在イレッサの服用により1年間、進行がストップしている状態です。しかし最近になって胸の奥が痛むという事を、しばしば訴えるようになりました。これは骨転移しか考えられないでしょうか?もう1点は、骨転移というのはCTでも確認できるものなのでしょうか?最近、CTを撮ったのですが、それでは異常は無かったようです。先生方、お願いします。

953 名前: 774 投稿日:2003/12/09(火) 10:10
ロキさんへ
”胸の奥が痛む”理由は色々あると思いますよ。
骨転移はレントゲン、CT,MRI,骨シンチなどの画像検査により診断
されますので、CTで異常なしというのは好ましい結果だと思います。


954 名前: ロキ 投稿日:2003/12/09(火) 10:55
774さん、いつもありがとう御座います。次の骨シンチの検査が1月なので、不安でした。最悪の結果を想定して、色々対策を練っていこうと思います。

955 名前: めぐみ 投稿日:2003/12/18(木) 21:34
教ぇて下さい‥肺癌の末期に近づぃてる友人が居るのですが手術費は、大体いくらかかるのでしょうか?どなたか至急教ぇて頂けませんか

956 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/20(土) 11:50
めぐみ様、直接ご友人の病院に直接聞いてみたら,いかがですか?
先日私も簡単な(がんではありませんが)手術をしましたが、手術をする前に病院の会計で手術の内容と入院日数を言って、概算でいくらかかるか教えてもらいました。
手術の内容を確認しないとよくわかりませんが・・・

957 名前: 投稿日:2003/12/21(日) 21:58
はじめまして。つい半月程前に父親(61歳)の肺に卵少位の大きさの腫瘍が発見されました。内視鏡やCTなどの検査も行いましたが、ガンの疑いが99%だという事でした。しかしながら、ガンの顕著な証しとも言うべきものは無いそうです。先生はそうおっしゃいました。リンパ節への転移が有れば、Ⅲだと言う事で急遽手術に成りました‥わたしも、母親もガンに対しての知識も無く、付け加え先生が説明を詳しくして下さらないので(素人に一から話すと言う感じでも無ければ、ステージ等の話も当初有りませんでした。)このサイトにお邪魔為なければ、本当にどうなっていたのかすら分からない程、先生からは情報を得る事が出来ません‥愚痴になってしまってすみません。未だ、闘いは始まったばかりなので、これからもよろしくお願いいたします。

958 名前: 山口 投稿日:2003/12/21(日) 23:12
鯵さん、そういう先生に当たると不安になる気持とてもわかります。
私もそうでした、セカンドピニオンで色々な先生の話を聞けばいいと思います。
本人が行かなくても話を聞いてくれる先生はいっぱいいます。
それから他の先生に話を聞きに行くと今の主治医に嫌がられるとか考えてしまいますが、
どうも医学界では当たり前の事のようで快く紹介状を書いてくれると思います。
病院を変えるわけでなくセカンドピニオンで話を聞きたいだけだと言った時に嫌な顔したり
紹介状買いてくれなかったりする先生はほとんどいないと思いますよ。
それより第三者に聞いてくれて納得してくれるならその方が助かると取る先生の方が多いとおもいます。
色々な人の話を聞くと主治医が口下手なだけで治療法は間違ってないことが確認できたりして
自分も安心できる事もあると思うし、私もここで相談して助かった事もいっぱいありますし
セカンドピニオンで助かった内容もいっぱいありますよ。

959 名前: 投稿日:2003/12/22(月) 00:17
山口様、レス本当にありがとうございます。父親、母親はガンの事を知っていますので、今(未だ、検査しか終えて無いですが‥)のところ、本人(父親)は先生にお任せしますと言っています。疑問など此からも有るだろうし、此から父親の苦しさも始まるのだろうし‥納得出来ない事が有れば、色々言ってみます。本当に、山口様ありがとうございました。此からも、よろしくお願いいたします。

960 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/23(火) 20:31
どなたかP53遺伝子新薬という薬が開発されたかという情報を
お持ちの方いらっしゃいませんか。どこに探せば辿り着けますか

961 名前: 774 投稿日:2003/12/24(水) 21:05
960 名無しさんへ
「Gendicine」で検索してみてください。

962 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/24(水) 23:59
アメリカのはこれ(advexin)
http://www.biotoday.com/view.php?n=251http://www.betterhumans.com/News/news.aspx?articleID=2003-11-20-5
中国製はこれ(gendicine)
http://www.betterhumans.com/News/news.aspx?articleID=2003-11-20-5
でもねー、中国製というのがねーどうなんでしょうか。
僕も期待しているんですが、11月末に、betterhumansで、第1報がありましたが、
欧米のマスコミは無視していたみたいですよ。ここ、先週末あたりから、引用が
増えましたが、googleで検索しても、先週初めには、2件ほどでしたが、今は、
7~8件くらい出ています。あまり、まじめに取り扱われていないんじゃないで
すか?advexinの方が有望のような気がしますが。どうでしょう。
専門家や、MRの方の意見を聞きたいです。

963 名前: Fumi◆6dwdDny6 投稿日:2003/12/31(水) 07:31
昨年5月、突然の足の麻痺から骨転移が判明し、原発の肺腺癌が判明。
腫瘍マーカーも高く、余命6ヶ月との診断が、主治医ではあったようです。
主治医はその事には、まったく触れずに、治療に当たられました。

胸椎、骨盤に放射線治療で疼痛緩和、抗癌剤、イレッサの内服で腫瘍も縮小です。
治療と並行したリハビリで、車椅子指示なのに、普通に歩けるようになりました。
腫瘍マーカーCEA 505→8.4に低下
腫瘍 6×2cm→1×0.5cmに縮小です。

骨転移は、胸椎4本、腰椎2本、両骨盤、肋骨1本、有ります。
麻痺の原因となった、胸椎の8番目も、腫瘍が縮小しました。
その為、脊髄の圧迫も無くなり、麻痺も無くなりました。
右骨盤の腫瘍、骨折の危険性が大でしたが、腫瘍が縮小です。
MRI検査で、腫瘍が縮小している事が、確認されました。

普通の抗癌剤では、骨転移には効果が無いと言われましたが、
毎日1錠のイレッサで、普通に生活が出来る事を、感謝しています。
昨年10月9日から、一日も休まずに内服して、449日経過です。
イレッサで命を助けられ、癌を忘れる位、元気に明るく生きています。
最近、看護師長に経過報告した時に、余命6ヶ月だった事を聞きました。
医療スタッフ・家続、いろんな人に支えられて、ここまで来ました。
新たな治療法が見つかり、完治出来る事に、希望を繋いで行く為にも・・・。
これからも、癌と一日でも長く、共存して行くつもりです。

964 名前: ロキ 投稿日:2004/01/01(木) 04:02
明けましておめでとうございます。去年1年は、母の肺癌という病気のため、家族全員、とても苦しみました。でも、苦しい中にも、母と様々な思い出を作る事ができました。少しでも母が長生きできるように、一緒に頑張っていこうと思います。今年は、新薬が、いくつかでるという事なので、かなり期待しています。774さん、狸さん、某内科医さん、放射線科医さん、こげやさん、去年は本当に、色々助けられました。感謝の言葉も見つかりません。今年も、どうかよろしくお願いします。

965 名前: たつや 投稿日:2004/01/01(木) 23:25
父が1年前肺癌手術して片肺を摘出しました。
現在、腫瘍マーカは2前後です。
しかし、最近、左側の骨付け根部が痛むみたいです。
カイロまたは入浴で比較的熱いお湯でほぐすと痛みはとれるみたいですが。
転移が心配です。今は歩けない位の痛みではありませんが、本日は比較的
高めの痛みみたいです。

966 名前: 投稿日:2004/01/03(土) 12:20
明けましておめでとうございます。父親の検査の結果は、やはり肺癌で肺に三箇所、リンパ節への転移が判明しました。当初、手術の検討も有りましたが、現段階では無理との事で、抗がん剤(タキソール)と放射線の照射により、経過を見る事と成りました。素人の浅知恵ですが、タキソテールの方が成績が良い印象が有るのですが、初回タキソールという選択肢は、良くある事なのでしょうか?以前に、書き込みをされた方がいらしてるご様子ですが、携帯からのアクセスの為、見つかりませんでした。重複してしまい、申し訳ありませんが教えて頂ける方がいらっしゃれば、宜しくお願いいたします。

967 名前: 774 投稿日:2004/01/03(土) 15:14
StageⅣ肺癌の化学療法はいずれもトライアルです。
代表的な化学療法としてはVP療法・MVP療法などがありますが、
他CDDP+TXT,CDDP+CPT-11、CDDP+VNB、
TAXOL,GEMなども検討されます。
非小細胞肺癌に対する奏効率に関してはタキソテール併用もタキソール
単独もほぼ同様と認識しております。
結局はご本人に対する効果・副作用の程度などで判断されて良いのでは
と思いますが・・・。

968 名前: 投稿日:2004/01/03(土) 22:20
774様、レスを付けて頂き有り難うございます。タキソールの副作用の部分に、関節痛などが殆どの方に出るとの事で、少し気掛かりでした‥酷い訳では無いのですが、関節や筋肉痛持ちなのです。父親と母親は今迄に3回程、先生からお話を聞いていますが、わたしは離れて暮らしていり事や仕事の都合から、1度お話を聞いただけです。あとは、聞きかじりな為、家族として歯がゆい思いが有ります。先生にアポを取れば又、同じ話を聞かせて頂けるのでしょうか?そのつもりは有るのですが、未々癌に対し無知な為、悩んで居ります。

969 名前: 774 投稿日:2004/01/03(土) 23:36
「同じ話を聞かせて頂ける」と思いますよ。

970 名前: 970 投稿日:2004/01/05(月) 14:21
はじめまして。
去年12月の検査入院をした結果、悪性胸膜中皮腫(病期II)
と診断されました(告知済み)。
医者からは、外科療法・放射線療法・化学療法はしないほう
が良いといわれました。
今現在治療はしていないのですが、月に2回ほど、肺にたまった
水を取り除いた際に行った癒着の経過をみていくようです。
本人は、体力こそ落ちましたが、いたって元気です。
このまま癌に侵されていくのを待つのは、悔しいです。
専門の医者や、免疫をつける方法を探しています。

971 名前: 774 投稿日:2004/01/05(月) 15:31
970 さんへ
「このまま癌に侵されていくのを待つのは、悔しい」
なら、やはり外科療法・放射線療法・化学療法などからの選択になると思います。
悪性胸膜中皮腫自体は確かに治療の困難な疾患ですが、病期がⅡ期なら
症状緩和目的の切除や放射線療法、更に化学療法ではドキソルビシン、エピルビシン、
マイトマイシン、シクロホスファミド、シスプラチン、カルボプラチン、
イフォスファミドなどの薬剤に対する反応性が認められていますので施行
する価値は十分あると思います。
全身化学療法に否定的でも胸腔内治療としてのシスプラチン、マイトマイシン、
シタラビンの使用により腫瘍の一次的な縮小や滲出液の一時的なコントロール
が認められていますので、胸腔穿刺の際に行うことも可能と思いますよ。
他の免疫療法や支持療法などを検討するより、おっしゃる通り、まず現状の
治療方針の再検討からではと思います。やはりここはお近くの地域がんセンター
的な施設でのセカンドオピニオンなどからでしょうか・・・。

972 名前: 970 投稿日:2004/01/05(月) 16:29
774さん。
早速のお返事ありがとうございます。
私も含め、家族は、予後1年なら(悪性胸膜中皮腫の平均)、治療をせず
に自宅で過ごさせてあげたい、と願っており、アガリクスなどの免疫を
高める方法を探していたのですが、素人には難しいです。
やはり、父にセカンドオピニオンの存在を伝えようと思います。
とはいいつつ、良い医者に診てもらうには人脈が必要のようですね。



973 名前: ある放射線科医 投稿日:2004/01/05(月) 18:35
 治療方針は、その時の全身状態や、その疾患に対する施設の方針によっても変わってくると思います(標準治療の確立したものは除いて)。したがって、現時点での治療のオプションの確認や、想定される状態など他施設での意見を聞かれることは私は有益だと思います。その上で方針を決定されてもいいのではないかと思われますが・・。
 それと、余談ですが、現在の医療はチーム医療であり特定の名医が独自の治療を行うことは例外的のように思うのです。特に有名な先生だと、実診療をほとんどされずに、部下の先生が担当となることもあります。私は、特定の「名医」を選ぶより、病院としての方針が患者様御自身の考えにあっている施設を選ぶ時代だと思います。
 昔と異なり、各施設の情報などを入手しやすい環境になってきていると思われますから、ぜひとも御自身でも調べられて、当該施設への紹介状を書いていただいても全く問題ないですし、差別もされないと思いますよ。(地方の一放射線科医の感触ですので、多くの先端的な施設がひしめく首都圏などの状況につきましては、他の先生の御意見をお聞きしたいところです)

974 名前: Onsen 投稿日:2004/01/06(火) 17:47
はじめまして
Gendicineの適応のための検査なのですが、
日本国内で受けられるのでしょうか?
福岡市に住んでいます。

975 名前: 774 投稿日:2004/01/06(火) 22:42
Onsenさんへ
肺癌の遺伝子治療では岡山大学第一外科が先進的で、治療不能な肺癌に対し
Gendicine同様、癌抑制遺伝子p53を用いた遺伝子治療の臨床試験を行っています。
一度お問い合わせください。
なお、P53の変異の確認だけであれば、各大学の遺伝子研究分野や民間の微生物・
遺伝子研究所などで行うことも可能だと思います。
九州なら九州大学生体防御医学研究所附属遺伝情報実験センター(ゲノム機能分野)・
佐賀大学総合分析実験センター ・長崎大学先導生命科学研究支援センター ・
熊本大学生命資源研究、支援センターバイオ情報分野(遺伝子実験施設)・
宮崎大学遺伝子実験施設 ・鹿児島大学生命科学資源開発研究センター遺伝子研究分野
などにもお問い合わせください。

976 名前: フクロウ 投稿日:2004/01/07(水) 09:33
転移性肺がんです。右肺を一年前に切除しました。その後も良好
に暮らしてるのですが、職場の健康診断で「肺気腫ぎみ」の診断を受けました。
「肺気腫」とはどのような症状でどのような状態なのでしょうか?


977 名前: Onsen 投稿日:2004/01/07(水) 10:40
774先生
早速のレスありがとうございます。
早速九大に問い合わせてみます。
Gendicineに大いに期待しています。
飛びつくようなことはしませんが…

978 名前: 某内科医 投稿日:2004/01/07(水) 13:17
774先生に補足します。
P53遺伝子変異の有無は病理組織を使う免疫染色、生の組織を
取り出しすぐ絶零下保存して遺伝子解析する方法などがあります。
977さんにお尋ねしますがあなたは生検の病理標本お持ちですか?
それがなければp53を調べることは出来ません。
またp53は頼めば大抵の病院で施行可能です。
病理組織を既にお持ちの病院に相談される方が先だと思いますよ。

979 名前: 774 投稿日:2004/01/07(水) 16:30
某内科医先生へ
補足感謝いたします。

フクロウ さんへ
「肺気腫は終末細気管支より末梢の気腔が異常に拡大し,肺胞壁の破壊的変化
を伴う状態」と定義されています。症状としては「せき・たん・くちすぼめ呼吸」
などが特徴となりますが、肺切後、代償性に生ずる残存肺の含気量増大に伴い、
レントゲン上肺気腫様変化を呈する事もあります。その場合、肺胞壁の破壊的変化
を伴っていなければ問題ないと思いますが・・・。なお、肺切後ですので、閉塞性換気障害
に基く慢性呼吸不全の進行には注意が必要です。


980 名前: Onsen 投稿日:2004/01/07(水) 18:21
某内科医様
確か1昨年の年末に組織をとって検査したそうなので
主治医の先生にたずねてみます。
ありがとうございました。

981 名前: フクロウ 投稿日:2004/01/09(金) 01:00
774先生へ
充分な注意・観察をしなくてはいけませんね。
お忙しいところ有難うございました。

982 名前: ひろ 投稿日:2004/01/09(金) 01:25
P53遺伝子薬のような未承認薬って、どういった病院で使用して頂けるんですか?市民病院のような所では使用して頂けませんよね。コネが無いと、やはり無理ですか?もう効く薬もあまり無く、痛みも出てきてます。どなたか教えて下さい。お願いします。まだまだ頑張りたいんです。

983 名前: マエカ 投稿日:2004/01/11(日) 19:45
緊急です。
末期肺ガンでホスピスに予約を入れましたが、順番待ちの間に
父の肺ガンが(脳、リンパ、肺、骨)急変し6日入院しました。
今救急病院で点滴痛み止めの座薬モルヒネを行って貰っています。
脳の転移のせいもあり7日夜から急に精神破壊?を起し手足
を縛って騒ぐのを止めていました。今日まで殆ど寝ておらず力
いっぱい動いていました。
今日朝から酸素不足を起し酸素マスクをつけたら4時間くらい
寝ていましたがだんだん息が苦しくなりだし、昼の2時から今も
「もういい。もういい。」と言って、とてもとても苦しそうです。
どうしてやったらよいか、内科の先生癌担当の先生もいま病院
にはいないので困っています。
看護婦さんは肺ガンの方は苦しむんですと言っていました。
家族で見守るとしかできず、
どうしてやったらよいものなのか悩んでいます。
時間がないのは分かっています。
とりとめもなくてすみません
どなたか、お返事いただけましたら幸いです。


984 名前: 774 投稿日:2004/01/11(日) 20:03
実際に手当てをしてくださっている先生にお任せしましょう。
具体的には十分な酸素吸入とバイタルサインに異常を来たさない
程度の鎮静・鎮痛が必要です。

985 名前: マエカさん 投稿日:2004/01/11(日) 21:51
以前の父の症状にあまりよく似ているので、ひとことコメントさせてください。参考になるかわかりませんが。精神破壊の状態とのこと、おつらいでしょうけど、お父様の言動や細かな変化をよく観察してあげていてください。無意味なようでしっかり意味があることもあります。私の父は、約二日その状態の後、正気をとりもどし、説明してくれました。お父様はがんばって生きようとしていると思って、一緒にがんばってつきあってあげてください。


986 名前: マエカ 投稿日:2004/01/12(月) 06:07
774先生。985番さんさん
有り難うございました。
一緒にがんばります。

987 名前: Cava 投稿日:2004/01/14(水) 10:26
肺がん(非小細胞癌・扁平上皮癌)暦3年6ヶ月8(本人)です。
先月化療を終えて退院したところです。
今年になって背中の痛みが気に成っています。それが夕方15時~16時ころに出てきて
来始めます。其のたびに座薬(ボルタレンサポ25ml)と催眠導入剤(ハルシオン)のお世話になっているのですが
先日骨シンチの撮影してきました。明日其の結果が出るのですが不安で仕方がありません。


988 名前: さんた 投稿日:2004/01/14(水) 23:27
ハジメマシテ、私は31才になる男性です 今年三日に熱が出て二日続き熱が下がったら 胸に違和感が現れました 今現在も続いています もしかしたらと思い病院に行こうと考えています あなたの意見を聞かせて下さい ちなみに二日前から背中も痛いです

989 名前: ケイ 投稿日:2004/01/21(水) 17:17
久し振りに書き込みさせていだだきます。肺癌の父がかなり容体が悪くなりつつあるようです。昨年の10月あたりに肺に水が溜まり搾取し、12月に心膜に溜まり、これも搾取。イレッサ使用しましたが重篤な副作用はなかったのですが、効果もなし。しばらく良い状態でしたが、先週の土曜日に急変。血圧が下がりいつ昏睡状態になってもおかしくないとの事です。この一週間はヤマらしいです。どうやら全身にガン細胞がまわっていて、治療も難しいところまで来ているようです。父はまだ話せますし、だるそうですが起きていることもできます。最期の時がくるのが怖くて信じられずにいます。

990 名前: 曽我部 投稿日:2004/01/22(木) 03:12
初めまして。肺癌4期の患者です。イレッサを服用し、一年半が経過しました。腫瘍のサイズは変わらず現状維持の状態が続いております。本当は腫瘍が縮小してくれればなぁと思っておりますが、進行もしてないので、まぁ満足してます。私の、がん友も長期でイレッサを服用しておりますが、みんなすこぶる元気です。このサイトで見たのですが、今年はいくつか新しい分子標的薬が出るみたいですね。イレッサとローテーションで飲む事により、耐性を気にせず治療できるみたいなので、期待しております。ここ数年の癌治療の発展は目を見張るものがありますね。薬、様々な治療法、そして医師や患者の意識など、全ての環境が変わっている気がします。患者のみなさん、頑張りすぎずに、息抜きしながら、一緒に頑張りましょう。

991 名前: マエカ 投稿日:2004/01/22(木) 08:40
983のマエカです。12日午前父は亡くなりました。
あんなに苦しんで泣いていた父の顔がとても安らかで笑い顔だったのは
せめてもの救いでした。985さんのおっしゃる通り正気では言えなかった。
父の本音や感謝の気持ちを聞けただけでも幸せに思っています。


精神破壊について教えて下さい。
肺ガンから脳転移で精神破壊を起しました。
きっかけは、20日前から始めた座薬ボルタレンサボが切れたので夕方
6時  に看護婦さんにお願いしましたがしてもらえず、食事後の
7時半 に面会時間が過ぎたので、もう一度お願いして帰りました。
8時  父が騒ぐので個室に移しました。と一方的に言われ、何事かと思い
8時半 病院にかけつけると精神破壊を起していました。びっくりし、
座薬をして下さったか聞くと「しておらず」、お願いしてから
2時間半もたった後やっと痛み止めをしました。

患者の痛みを理解しているのか、この看護婦の行為がどうしても許せず、
母は一言謝ってほしいと、本人に言いましたがふてぶてしく全く
否を認めませんでした。看護婦さんは患者や家族にに謝ったらいけない
他の理由があるのでしょうか?
もう過ぎた事を蒸し返すのはどうかとも思いつつも、
後から悔しい気持ちが沸いてきてしまいました。
皆さんの率直な意見を聞けたらと思いました。
お返事いただけましたら幸いです。


992 名前: 735 投稿日:2004/01/22(木) 13:41
991>マエカさん。
お父さんのこと、残念でしたね。
お悔やみ申します。
力落としのないようにして下さい。

私も、子供を肺ガンで亡くしましたので
あなたのお気持ちは痛いほど理解できます。
マエカさんが言われるような看護士もなかには
居るのかもしれませんが、この場合主治医の指示で
看護士さんは行動したり処方していることと思います。

主治医に対して、説明を求めることが問題の解決に
なると思います。
お父さんが亡くなられてまだ日も浅いことですし、
あなたの体調を回復されるのも大事なことです。




993 名前: マエカ 投稿日:2004/01/22(木) 22:51
735さん。お返事有り難うございました。
言葉が足りなかったので、付け加えさせていただきます。
痛み止め座薬ボルタレンサボ25は1日4度使用が許されており、
痛くなければ使用しませんが、6時間置きの使用可でした。
昼12時に使用したので夕6時の使用は可能で、前日にも同じ
ように使用しておりました。他の看護婦さんに頼めば痛みを
止めていただくことが出来ました。735さんのおっしゃる通り
納得のいく説明をいただければ、文句はありませんでした。
そもそもその方が婦長だという事も納得出来ませんでした。
その方以外の方はとてもよく看護して下さいました。

もう過ぎた事を蒸し返すのはどうかとも思いつつも、
後から悔しい気持ちが沸いてきてしまいました。
直接の死因とは関係ないことですし、
父が帰ってくる訳ではないので騒ぎ立てる気持ちもありません。

患者の気持ちを無視した心無い治療が無くなる事を願います。

994 名前: 長男の嫁 投稿日:2004/01/24(土) 00:18
曽我部さんのご様子をお聞きして、義母もイレッサを使用するのに心強くなりました。
やはりⅣ期で化学療法しかできず、抗癌剤で癌を小さくしてきました。
でも、血管内治療も試みましたが、動脈硬化で50%の治療しかできず、後はイレッサを使用してみたらどうかと言われました。
義母が入院していた病院の仲間内では,イレッサの評判が悪く、副作用の怖さと1年たったら効かなくなるという噂が流れ、
義母はどうも乗り気がしないようなのでこまったものです。
でもこうして頑張っていらっしゃる方がいるということは、まだ諦めなくても可能性はあると言う事ですね!
義母も息抜きしながら、前向きに頑張ってもらえればと思います。
ありがとうございました。

995 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2004/01/24(土) 14:37
長男の嫁さん
うちの母もイレッサを飲んでいます。今年の3月になれば投与から2年になります。
いまもまだ、イレッサはしっかりと効いています。
心配や不安は尽きる事がありませんが、少しでもお母様の不安の軽減をして差し上げてくださいね。


996 名前: ママ2706 投稿日:2004/01/25(日) 11:40
はじめまして、私のパパ52歳(夫)は、肺腺がんです。  
12月17日に告知されこの病院では、治療できないので県立   
塚口病院を紹介されました。12月22日胸部写真、採血、肺
活量、12月24日骨シンチ、頭のCT、の検査をしました。
1月5日検査結果、転移がないので、手術することになりまし
た。パパは、歯が悪いので、歯の治療をしてからすぐに、手術
をする事になり、1月19日入院1月22日手術することにな
りました。入院して、胸部写真、採血検査をした所、影が、2
倍ぐらいに広がって、採血の数値も上がっているのことでした
朝、晩に抗生剤を、点滴しました。影が広がっているのは、空
気の出入りが、悪くなっているか、癌が広がっていると、言わ
れまさた。先生は、空気の出入りが、悪くなっている方だと思
うと、おっしゃいました。下葉に4cmぐらい、違う場所に
1cmぐらいのがある。手術は、下葉を取るか下葉と中葉を、
取る手術になるといわれました。1月22日手術中に、先生
に呼ばれ、肺に水がたまっていて上葉の所まで2~3ミリの
小さな癌があるので取れないと言われました。私はショック
で、頭の中が真っ白になりました。
パパのステージは、Ⅲbと言われました。
抗がん剤の治療、2月の初め頃から出来るでしょうのことで
した。抗がん剤は、タキソール、パラプチランの予定です。
今、考えると去年7月中旬に生命保険の切り替えで、健康診
断を、受けて胸部写真は、異常なし11月4日に咳きが出て
夜も眠れないので、町医者に行き胸部写真を撮ったが異常な
いと言われたことが、悔しいです。その頃からどんどん痩せ
て、5㎏減り12月5日に違う町医者に行き脈伯が高い、
120ぐらいあり今度、食事を取らずに採血しようと言われ
風邪薬を貰って帰りました。バセドウ病かな?なんて私は、思
い2,3日後少し大きい病院に行き検査の結果、12月17日
癌と告知されまさかと思いショックでした。
告知されるまでの間、寝込むようになった。
私のパパにもイレッサを飲ませてほしい。
主治医は、抗がん剤タキソール、パラプチランの投与だけの治
療で、イレッサは、使わないのかわかりません。
パパの癌は、進行が早いので、私はあせっています。
誰か教えてください。お願いします。 

997 名前: 27 投稿日:2004/01/25(日) 14:54
僕も看護師に鎮痛剤(MSコンチン)を忘れられたことがある。
昨年9月、胃潰瘍をおこし入院した際、手持ちの薬をすべて
取り上げられた。「入院中はすべて当院からでたお薬を使っ
て頂きます」。入院2日目、CTなど検査があった日の午後、
薬を忘れられ、もがき苦しんだ。ナースステーションに文句
を言っても、「朝、担当が変わったからわからない」、「こ
のお薬(麻薬)」は先生がいないと出せない、、、、等々、
結局もらうまで2時間、血中濃度が安定してくるまでにまた
2時間かかり、都合4時間近く苦しんだ。看護師はもっと賢い
人になってもらいたい。

998 名前: 27 投稿日:2004/01/25(日) 15:04
ちょっとトビズレっぽくてすみませんでした。マエカさんに対する
レスのつもりでした。つまり、癌患者の「痛み」「苦しさ」は、
骨折や「治る病気」の鎮痛とは訳が違うということ。自分が死ぬまで
続く「痛み」「苦しみ」、そして鎮痛剤を飲む・使うときの
「やるせなさ」。医療関係者といえども「わかっていない」人の
何と多きことか。ということです。

999 名前: 774 投稿日:2004/01/25(日) 21:31
ママ2706 さんへ
StageⅢB肺腺がんの治療はどうしても化学療法中心にならざるを得ませんが、
現在のCBDCA+Paclitaxel以外にもスタンダードなVP療法(CDDP+VDS)、
MVP療法(CDDP+VDS+MMC)、の他、CDDP+TXT,
CDDP+CPT-11、CDDP+VNB、TAXOL,GEMなどが、
また再発に対してはTXT、イレッサをはじめ、CDDP+GEM,
CDDP+VNR,GEM+VNR,VNR,CPT-11+VNR,
また以前当掲示板で議論されたイレッサ+VNRやハーセプチン(最近
やや否定的なデータが公開されましたが・・・。)などの
使用も検討されていますよ。
恐らく主治医もこれらセカンドライン、サードラインの化学療法を順次
検討されていくものと思いますよ。
他、抗がん剤ではありませんが、COX2阻害剤をTXTと併用することで、
良好な結果も報告されています。
また、ガン性胸膜炎に対しては活性化自己リンパ球移入療法によるQOL改善
効果なども期待されています。

1000 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2004/01/26(月) 21:04
1.タキソテール(R)ベースの療法により、末期非小細胞肺癌患者
の2年生存率が倍増
(第3相試験結果がJournal of Clinical Oncologyに掲載)

フランス・ストラスブール―2004年1月20日―Journal of Clinical
Oncology(JCO)1月15日号に掲載された研究において、アベンテ
ィス ファーマ株式会社(社長:ジェームズ・ミッチャム、本社:東京
都港区)のタキソイド系抗悪性腫瘍剤「タキソテール(R)」〔一般名:
ドセタキセル水和物〕とシスプラチンの併用療法を、進行非小細胞
肺癌の第一選択治療に使用した場合、標準的な療法であるビンデ
シン/シスプラチン併用療法と比較して全体的な生存率が大幅に
上昇するとともに、2年生存率が倍増したと報告された。