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癌掲示板..>乳癌Part1

1 名前: akiko 投稿日:2001/12/25(火) 00:20
はじめまして。
私は30代です。
昨年、癌で手術をうけました。
手術をした時点ですでにリンパへの転移がありました。
ときどき遠隔転移ではないかという不安にさいなまれるときがあります。
正常と異常の境界をさまよってるようなときがあります。
それだけ心が不安定なんだと思います。
きっと同じ病気の方は解ると思います。
同じ仲間です。

http://www2.diary.ne.jp/user/120473/

2 名前: 投稿日:2001/12/27(木) 00:10
こんにちは、狸と申します。ご心配の向き、お察しいたします。もし差し支えなければ状況を教えていただけますか?例えばリンパ節転移の数、原発の病巣の大きさ、手術の形態など、、、もしかしたら有用な情報がお示しできるかもしれません。もちろんプライバシーに関わる事ですから差し支えない範囲で構いません。

3 名前: akiko 投稿日:2001/12/28(金) 00:14
ありがとうございます。
リンパ節には8個のうち6個に転移していました。
病巣は2.5cmです。
手術は除去した後、脂肪をインプラントしました。
とっても予後が気になるんです。

http://www2.diary.ne.jp/user/120473/

4 名前: 投稿日:2002/01/07(月) 00:16
こんにちは、狸です。お返事遅れまして失礼いたしました。
頂きました情報から、転移数は少々多いものの、大きさはそれほどではない、と考えます。現在術後で何らかの薬剤を飲んでおられると思いますが、テガフール、5FU、UFTのいずれかと思います(もしたしたら+タモキシフェン)。転移の有無については正直何ともいえません。ですが癌の大きさがあまり大きくないようですのでリスク極大ではないですね。またもし前述の薬を飲んでおられるのでしたら、リンパ節転移数4個以上でその効果が有意差を持ってみとめられていますので、ぜひ頑張って続けてください。また年齢や摘出腫瘍のホルモンステータスにもよりますが、卵巣機能抑制などについても医師と良く相談なさってください。更にもし摘出腫瘍にerbB2発現があった、とかいう状況でしたらハーセプチンによるアジュバントの可能性もあります(ただし保険適応外もしくは臨床試験になってしまいますが)。更に情報が必要でしたらまたおっしゃってください。

5 名前: 投稿日:2002/01/09(水) 00:11
こんにちは、狸です。
より正確な情報を提供したいと思いますので下記のページをご覧になってください。もし難解でしたらまた質問をくだされば解説させていただきます。また御自身の病状についてご存知でない情報がありましたらぜひ担当医師に確認なさる事をお勧めいたします。なお補足ですが、下記HPに出てくるSt.Gallenと言うのは2年くらいに一度世界中の乳癌研究家が集まって標準療法を議論する会議の名称でありまして、ここで示されたものがガイドラインとして世界の標準療法のお手本になります。昨年11月にありました日本癌治療学会総会におきましても、基本的にこの路線で行きましょう、との確認がさなされております。
http://www.breasthp.ab.psiweb.com/tue/kokusai.html

6 名前: 東京読売夕刊 投稿日:2002/01/26(土) 00:14
乳がん検診、効果に疑問?
 【ワシントン24日=館林牧子】
乳がん検診として日本でも導入されつつある乳房エックス線検査(マンモグラフィー)について、
米国立がん研究所に情報提供を行う専門委員会が
「この検診が乳がんによる死亡を防ぐ十分な証拠はない」とする見解をまとめた。

 24日付の米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。
この専門委員会はこれまで、40歳以上の女性についてはこの検診に効果があるとしていたが、
この結論の再検討に入る予定だという。

 同紙によると、この専門委員会が、世界で実施された7つのマンモグラフィーの効果に
関する大規模臨床試験を詳細に検討した結果、いずれも試験の方法などに重大な欠陥があり、
研究自体の妥当性に疑問が生じたという。


2002年1月25日 東京読売夕刊

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/ne212504.htm

7 名前: バロウズ 投稿日:2002/02/02(土) 00:19
乳癌治療についての、”カナダ合意文書”の日本語抄訳です。

 http://home.netyou.jp/newnewp/

   建築中のようです。

8 名前: バロウズ 投稿日:2002/02/02(土) 00:19
 ありゃ、まちがった。下記です。

   http://home.netyou.jp/vv/newnewp/

9 名前: タモキシフェン 投稿日:2002/02/08(金) 00:05
血管新生阻害薬 女性ホルモンの働きを抑えるタモキシフェンは、
進行した乳がんの治療や手術後の再発予防に日本でも広く使われている。
だが、アメリカでは世界初の「乳がんの発症予防薬」としても認可されている。

 がんの目印を目標に攻撃する抗体療法、がん細胞の増殖信号を阻害する薬など、
今新しいメカニズムで効く抗がん剤が次々に登場している。

**** 略********
http://www.nikkansports.com/news2/health/24/he24_25.html

10 名前: porch 投稿日:2002/02/16(土) 00:20
母が乳がんの遠隔転移で(8年目)戦ってます。
CA15-3(43) CEA(3.7)
まだ両方ともたいした数値ではないので、CMF,CAF,CEF,UFT等の療法は
行ってません、1年前ぐらいにはCA15-3は20でした。
2年前から正常範囲ですが、CA15-3,CEAとも横上がりになっていて、
現在は処方された、ホルモン療法と、異常細胞分裂阻止の薬を飲んでます。
それと、ガンに効くといわれている無害の健康食品を行ってます。
現在の医学では、遠隔転移の有効治療は無いそうです。
なので、手術後の検査でマーカーが正常範囲の横上がりなら
ストレスや、健康食品や、ガン防止の食生活を心がけた方がよいと
思います。

11 名前: porch 投稿日:2002/02/22(金) 00:00
近状報告です、ありがたいことに、腫瘍マーカーは下がり
今回の検査で、CA15-3(28)CEA(2.7)になりました。
去年11月にあった胸水も見えなくなりました、
個人的には、このまま治るように見えますが、完全に治るかというと
妖しいと思ってます。医者の話では遠隔転移で治るのは希と説明されていて、
治ったようで潜伏し、直らないのが普通なのかもしれません。
薬は、アリミデックス+エンドキサンP錠が処方されています。
医者の予想で、現状の薬で効く患者は20%程度と聞いています、
腫瘍マーカーは沢山あるので他のマーカーも検査したいと要求した
ところ、保健が適用されないとのことで2つだけになってます、
乳がんの骨転移なんですが、肝臓転移や、肺転移もよくあるそうで
そちらの再発が、現状の腫瘍マーカーだけでチェック可能なのか
心配です。

12 名前: 投稿日:2002/02/22(金) 00:09
今日は、狸と申します。
まず遠隔転移、とのことですが病巣は判明していますでしょうか?ですが原発が乳癌と分かっているのでしたら基本的に乳癌として扱いますので、現在の処方は、生検でホルモンレセプターを確認した上でのことと思いますのでまず構わないかと思います。
それとマーカーの方ですが、完全にチェックできる、とは残念ながら行かないと思います。ですが病巣が画像や何かで識別できるようになるまで、よりはずっと良いはずです。それに、最近良くマスコミでいわれます検診の見落としとは話が違い、元々癌がある場合の検査ですから見落としの確率は相当低いと思います。あとご存知かもしれませんがマーカーの解説の頁を貼り付けておきます。保健適応の壁はこういう場合むなしい気がいたします。
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/~ahcc/ahcc18.htm
http://www.kenkoigaku.or.jp/html/kensa/kensa16.html

13 名前: aid 投稿日:2002/02/23(土) 00:00
私の妹は昨年乳癌が発見され手術で回復したようにみえましたが
今年に入り遠隔転移が確認され抗癌剤の投与で治療していくと医師に言われました。
しかし昨年の副作用で苦しんでいる姿をみているので可哀想でなりません。
環状乳酸、メシマコブなどの効果はあるものなのでしょうか。
また他に治療法があるのでしょうか。

14 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/23(土) 00:07
*********************************************
健康・機能食品等々の商業目的の書き込み、
健康・機能食品・代替医療の類を
宣伝、挑発する書き込みは禁止します
*********************************************

15 名前: <削除> 投稿日:2002/02/23(土) 00:07
<削除>

16 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/23(土) 00:15
aidさん。
参考にしてください。

アガリスク等について
http://www.jbbs.net./sports/bbs/read.cgi?BBS=134&KEY=989825618

17 名前: 名無しさん 投稿日:2002/02/24(日) 00:04
★噂の健康食品・ガンに効果ありますか?★
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1834884&tid=a1z1bda4n7r9afbfa9ija1a6a5aca5sa4k8z2la4a2a4ja4dea49a4aba1a9a1z&sid=1834884&mid=1&type=date&first=1

18 名前: サチ 投稿日:2002/04/30(火) 00:19
初めまして。サチと言います。
母の癌を何とかしたいと思っていろんなサイトを回りました。
お気に入りのサイトを書いておきますのでご覧くださいね。

http://www19.u-page.so-net.ne.jp/kd6/koba4612/index.html

母は食品を嫌がってなかなか飲んでくれなかったのですが
いまは親子で仲良く飲んでいます。
手術後の経過も良くて今は落ち着いています。
癌なんて恐くない!! 皆様もどうぞ頑張ってください!!
また、お邪魔します(^o^)丿

19 名前: ryon 投稿日:2002/04/30(火) 00:23
>>18

 そのページによれば、通常医療との併用なのに、健康食品単体で治ったか
のように書かれています。一般的な情報の見分け方として、入手方法を書か
ずに、メールをくれたら教えると書いてあるところは、要注意です。

20 名前: サチ 投稿日:2002/05/01(水) 00:13
>>19
ryon様
え~!! そうなんですか~? 知らなかったです!!
でも、その食品(レンチン)で結構良い結果が出ています。
母の身体に合ったのでしょうか…?
心情にも変化があって、『これを飲んでいるから大丈夫』って最近言うんです。
でも、高価なんですよ…。いつまで買えるかな~と心配です…。

21 名前: S&M環境開発研究所 投稿日:2002/05/01(水) 00:17
癌に効く漢方薬が参考になればと思い、書き込ませていただきます。
詳しくは下記のURLまで
http://homepage1.nifty.com/sino/
この知人は大腸がんになり、手術したくないと言って、医学書を読んだり、その他色々な漢方薬を飲んだり、ガンに効くと云うものをありと、あらゆるものを飲んだとの事でした。
何かの話の時に云南白約 と
云う漢方薬があるが飲んでみますか、と聞きました。
そうしたら、云南白約の事は知っておられましたが、手に入らなかった、との事。
新聞で見た事があると言っておられました。
という事で、差し上げたところ、1ヶ月ぐらいして治った、と連絡があり(細胞検査の結果)、こちらが驚きました。
他の漢方薬が効いたのかもしれませんが、現在は元気で働いておられます。

22 名前: 名無しさん 投稿日:2002/05/04(土) 00:01
>>20
こっちの方が安いかもしれませんが購入はご自身の判断で。
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/body/1007829119/526
http://ton.2ch.net/test/read.cgi/body/1007829119/530

>管理人さんへ
不適切なら削除してください。

23 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/06/23(日) 01:43
乳がん細胞を増殖させる物質発見 東大と埼玉医大

乳がん細胞の増殖を引き起こすたんぱく質を、東京大学と埼玉医科大学の共同研究グループが発見した。
20日付の英科学誌ネイチャーに発表する。
従来のホルモン療法が効かなくなった進行乳がんに効く薬剤の開発に役立ちそうだ。

 乳がん細胞は女性ホルモンのエストロゲンが何らかの形で作用して増殖することが知られている。
研究グループは、この増殖に「エストロゲン応答性フィンガーたんぱく質(Efp)」が
かかわっていることをマウス実験で突き止めた。

 マウスにヒトの乳がん細胞を植え付けたところ、Efpが働かないようにしたマウスは、がん細胞が増殖しなかった。
また、エストロゲンをださなくしたマウスに、Efpを大量に含む乳がん細胞を移植すると、がん細胞が増殖することを確かめた。

 乳がん治療には、これまでエストロゲンの働きを抑える薬(タモキシフェン)が使われている。
しかし、長期間使用すると効かなくなっていた。
研究グループの井上聡・東大医学部講師(加齢医学)は「Efpの働きを抑制する薬が開発されれば、
従来のホルモン療法が効かない乳がん患者への新しい治療となる」と話している。

http://www.asahi.com/science/news/K2002062000151.html

24 名前: 記事1/2 投稿日:2002/06/23(日) 02:32
乳ガン治療に効果を発揮する温浴療法

『ブービー・ジャクージ』と聞くと、何やらエキゾチックな温泉療法のように聞こえるかもしれない。
だが実際には、乳ガンの新しい治療法に付けられた愛称だ。

 2001年だけでも米国内で4万600人が乳ガンで命を落としている。
このような愛称を使うのは一見、非常に深刻な問題を軽んじているように思われかねない。
しかし、この治療法の支持者たちは、乳ガンによる死亡者を減少できると確信している。
 現在、ノースカロライナ州の『 http://www.mc.duke.edu/index3.htm デューク大学医療センター』で
試験が行なわれているこの治療法では、熱を利用して悪性腫瘍を攻撃する。
 臨床試験では、まず患者に抗ガン剤ドキソルビシンの静脈点滴を行ない、その後CTスキャンで腫瘍の正確な位置を特定する。
 患者は、温泉療養所にあるような台を設備した『温熱療法室』へと移される。
 「乳房の生検に使っていた台をヒントに開発したものだ。
台には乳房を挿し入れる穴があいている」と、デューク大学医学部のキンバリー・ブラックウェル助教授は説明した。
 ドキソルビシンが腫瘍を攻撃している1時間の治療中、患者の乳房は塩水の浴槽に浸され、電波で温められる。

25 名前: 2/2 投稿日:2002/06/23(日) 02:32
最初の段階の臨床試験では、有望な結果がいくつか得られた。
 初回の試験に参加した21名の女性は、炎症性乳ガンで手術が不可能との診断を受けていた。
このタイプの乳ガン患者の70%が、5年以内に死亡している。
 12週間にわたって4回実施した治療の結果、腫瘍の兆候が肉眼で確認できなくなっ た患者は7人。
残りの患者全員で、腫瘍が手術可能な大きさにまで小さくなった。
 新しい治療法の成功要因は、2つあるとブラックウェル助教授は述べている。
1つはドキソルビシンをリポソームでコーティングしたこと。
もう1つは、患部に正確に薬品を送り込むために熱を利用したことだという。

 ブラックウェル助教授によると、「この治療法では、他の組織を保護しながら、20倍の量の薬剤を乳房に投与できる」という。
 リポソームは脂質、脂肪、コレステロールでできた小さな泡状の被膜。これで、正常細胞には有害なドキソルビシンの分子1つ1つを包む。
 ドキソルビシンは、この保護膜に覆われたままで腫瘍の位置に到達する。
 患者の組織が摂氏40度まで温まっていると、薬品が放出される。
 患者の体内を循環する薬品が温められた部位に到達すると、リポソームが溶解し、内部の化学成分が拡散する。
 この方法でねらいを定めて薬品を送り込めば、患者の健康な組織を傷めたり、必要以上の副作用を起こしたりせずに、薬品の投与量を増やすことができる。
 マサチューセッツ州バーリントンにある『http://world.std.com/~tlo/bctc.htmレイヒー・クリニック乳ガンセンター』の
スティーブン・カープ理事長は、この治療法を次のように評価している。
「よくできたモデルを使っている。熱を利用して、体の他の部分には影響をおよぼさず、ガン細胞だけを攻撃するのだ」
 薬品を変質させない程度の熱を利用することには、他にもいくつかの利点がある。
 1つには、熱は血管から患部への薬の浸透を高める。
 ブラックウェル助教授によると、「熱を加えると血管が広がり、血行が増進する。このため、薬品が必要な箇所に染みとおりやすくなる」という。
 カリフォルニア大学『 http://www.ucihs.uci.edu/cancer/index.htm チャウ・ファミリー総合ガンセンター』腫瘍学科のリタ・メータ臨床助教授もこの考えに同意している。
 「興味深いアイディアだ。血管が拡張すれば、それだけ多量の薬品を患部に送りこめる」

 熱は、腫瘍内の酸素レベルも向上させる。
 「腫瘍は悪環境に順応し、その中で増殖する方法を身につける。酸素を供給するなど、よりよい環境を与えてやれば頑強さが薄れ、化学療法で叩きやすくなる」とブラックウェル助教授はコメントした。
 デューク大学のチームは現在、来年始まる第2段階の臨床試験に向かって準備を進めている。第2段階では、40名の女性患者が治療を受ける。
 同大学の臨床試験には、『 http://www.nci.nih.gov/ 米国立ガン研究所』が資金を提供している。
[日本語版:石川あけみ/湯田賢司]日本語版関連記事
http://www.med-apple.com/news/tech/te2002.06/te06.04.02.html

26 名前: 5月の記事ですが 投稿日:2002/06/23(日) 03:28
乳がん術後補助化学療法 ドセタキセルが高い効果

米カリフォルニア州立大ロスアンゼルス校(UCLA)医学部のジャン=マーク・ナブホルツ教授は19日の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、
「ドセタキセル」(製品名=タキソテール)の初の乳がん術後補助化学療法の臨床試験結果を発表し、
これまでの標準的な補助化学療法よりも高い効果を示したと報告した。
それによると、同療法を受けた初期乳がん患者では、現在最も効果的な術後補助化学療法のひとつを受けた患者よりも、
無病生存率が高く、がん再発のリスクが32%低かったという。 

 今回の臨床試験(BCIRG001)は、世界規模の腫瘍研究者による学術的な共同研究グループ
「ブレストキャンサー・インターナショナル・リサーチ・グループ」(BCIRG、ナブホルツ理事長)が実施した。
術後補助化学療法としてのドセタキセルの効果を評価するのが目的。試験は、20カ国111施設の初期乳がん患者1491人を対象とし、
TAC療法(ドセタキセル+ドキソルビシン+シクロホスファミドの3剤併用、745人)と、
広く使われている標準療法のFAC療法(5フルオロウラシル+ドキソルビシン+シクロホスファミドの3剤併用、746人)のいずれかに、
ランダムに割り付けた。

 その結果、治療後ほぼ3年の無病生存率はTAC群82%、FAC群74%で、TAC群のほうが有意に生存率が高く、
再発のリスクも32%低かった。再発して全身に転移する率(転移性再発)も、FAC群に比べほぼ50%少なかった。
さらに、被験者のうち転移リンパ節数が1~3個と少ないグループでは、ドセタキセル療法によって再発リスクが50%、
死亡率も54%低かった。

 毒性については、TAC群はFAC群と比較して、発熱性好中球減少がより多く発現した(24%対2%)。
しかし両群とも、治療に起因する感染症で死亡した患者はいなかった。重症感染症(グレード3または4)は、
両群ともほとんど認められなかった(2.8%対1.3%)。患者の5%以上に発現した重大な副作用は、TAC群では倦怠感(11%)、
口内炎または口内の痛み(7%)、FAC群では悪心(9%)、嘔吐(7%)、倦怠感(5%)だった。

国立がんセンター中央病院の渡辺亨医師の話
 これらの結果は、ふたつの理由から重要といえる。まず、多くの女性にとって化学療法の選択肢が新たに、
またおそらく非常に大きく前進したこと。もうひとつは、将来、生物学研究に由来する新しい治療と組み合わせるのに、
非常によい療法であることを示している可能性があるからだ。

情報提供:Japan Medicine(株式会社じほう)
http://club.carenet.co.jp/JM/2002/05/0522_01.asp?SID=


27 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/07/22(月) 06:04
乳房温存療法 10年生存率は83.9%
日本乳癌学会 厚労省研究班・長期追跡調査

 大阪府立成人病センターの菰池佳史氏は6日、名古屋市で開かれた第10回日本乳癌学会のシンポジウムで、
厚生労働省がん研究助成金研究班による乳房温存療法の長期追跡調査の結果を発表した。
それによると、乳房温存療法を受けた乳がん患者の10年生存率は83.9%、無再発生存率77.8%にのぼるなど、
同療法で先行する米国にほぼ匹敵する成績が得られた。研究班は「ほぼ満足のいく成績」と評価している。
乳房温存療法の大規模な長期追跡調査は、日本ではこれが初めて。
 調査を担当したのは、「長期の追跡結果に基づく乳がんに対する適正な乳房温存療法の確立に関する研究班」
(班長=大阪府立成人病センターの稲治英生氏)で、同研究班に参加している施設に
、乳房温存療法施行症例についてのアンケート調査を実施した。
対象は1993年12月までに乳房温存療法を施行した腫瘍径3cm以下の女性乳がんで、
術前治療例や、同時に両側の乳房に腫瘍のある症例は除外した。回答のあった18施設からの1901症例を解析した。
観察期間(中央値)は107か月。 

 それによると、高い水準となった10年生存率や無再発生存率のほか、乳房内再発率は9.6%と低かった。
放射線療法を術後に受けた患者の再発率は8.5%で、受けていない患者の再発率の17.2%に比べて有意に低かった。
このほか、切除断端が陽性の症例、あるいは年齢が若い症例ほど、乳房内再発率が高かった。
さらに、遠隔臓器に再発が起きた患者の率は10.9%で、乳房内再発が早期にあった人や、
リンパ節転移が陽性の人は、そうでない人よりも遠隔再発の率も高かった。

 研究班は、乳房内に再発した症例は、そうでない症例に比べて遠隔転移の頻度が高いため、
乳房内再発した症例に対する全身療法の重要性が示されたと報告した。

情報提供:Japan Medicine(株式会社じほう) 2002年7月10日(水)
http://club.carenet.co.jp/JM/2002/07/0710_03.asp?SID=


28 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/08/10(土) 07:05
皮膚転移を伴う乳癌にはシスプラチンと5-FUが有効

(Source: Medical-tribune)(登録が必要です)
Gazi大学内科のA. E. Altinova氏は,アントラサイクリンとタキサンの両薬に奏効しない乳癌
患者にはシスプラチン(CDDP)とフルオロウラシル(5-FU)の併用が有効であるという知見
をOnkologieに発表した。
これらの薬剤は皮膚転移のある患者でも良好な結果を示した。
同氏らは転移性乳癌患者は多く,その治療は現代腫瘍学の大きな課題であると認識している。
CDDPと5-FUは効果のある薬剤であることが明らかにされているため,
同氏らは,治療歴のある転移性乳癌患者でのCDDPと5-FUの持続点滴の治療効果と
耐容性を評価する後ろ向き研究をデザインした。
http://www.medical-tribune.co.jp/

29 名前: ゴーリー 投稿日:2002/08/26(月) 04:02
母が2年半まえに乳がんで左全摘手術をしました。
その半年後肺に転移が見つかりました。
それから色々と抗がん剤治療を続けています。
(タキソール、タキソテール、ハーセプチン、5FU、シスプラチン、等など。)

まだ使える薬は残されているのか、
他の治療法で母に合うかもしれないものが残されているのか、
調べている内にここへたどり着きました。

途方に暮れています。希望が持ちたいです。




30 名前: 投稿日:2002/08/26(月) 11:54
こんにちは、狸と申します。
記載内容から摘出済みの乳癌はホルモンレセプター陰性で、ハーセプテスト++以上だったようですね。肺転移巣といえども、原発が乳癌ですから基本的には乳癌の治療を行います。原則はまずCAF(サイクロフォスファマイド+アドリアマイシン+5-FU)かCMF(アドリアマイシンの代わりにメトトレキサート)になります。タキサンなども使っている事から、次のステップに進んでいるようですね。シスプラチンの使用状況がちょっと不明ですが、転移巣が多いせいで肺がんとしての治療もした結果でしょうか?
 次以降に考えうるものとしましては、まずこれまでの薬剤選択の根拠の確認をしてください。乳癌摘出時のホルモンレセプターステータスを確認し、陰性ならば化学療法以降で間違いないのでこれまでの治療法は間違いないですから良いですが、もし陽性なら化学療法よりも先にタモキシフェン(ノルバデックス)かアナストロゾールです。他には5FUの代わりにDFURなどの、より効果の高いFU系薬剤を使用してみること、放射線療法を受けるなどまだ取るべき手はあると思います。書き込みの状況から以下のようだったと想像します。
①乳癌発見。診断の結果3センチ以上もしくはリンパ節転移+で全摘出施行。またホルモンレセプター陰性で術後補助療法としてCAFかCMF施行。
②半年後肺転移発見。CAFもしくはCMF実施中のためこれらは無効と判断し、次のステップ、タキサン系に移行。どちらかが効果が見られなかったためパクリタキセル、ドセタキセルを交代で使用。
③タキサン後、もしくは同時にハーセプチン使用。これは最初の乳癌でHer2陽性だったため。
④肺での効果を狙って肺癌標準のシスプラチン使用、、、、、

31 名前: ゴーリー 投稿日:2002/08/26(月) 22:49
狸さんこんにちは。狸さんはお医者さんなんですか、いつも専門的で具体的な狸さんのアドバイスに心強さを感じていました。
私へも早速お返事くださり、心から感謝しております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
肺の癌が大きくなって体力も弱って来ているので、どうすればよいのか分からなくて悩んでいるので、本当に嬉しかったです、ありがとうございます。
何点か狸さんのメールに対してのお返事を書きます。
母のホルモンレセプターは陰性です。狸さんがホルモンレセプターステータスと書かれているのは、その事でしょうか?
それと①の中で、乳がん手術後すぐには、抗がん剤治療を受けていません、肺に転移が見つかってから始めました。
DFURなどのFU系のくすりについて、薬剤名や効果や副作用などについて教えて頂きたいと思います。
現在の状況は、体力がかなり弱っており、歩けますが、食欲もあまりなく、咳が一日中続く、息苦しい、何かをしようとしても気力がない、背中と腰が時折痛い、左胸に時々チクっとする痛みがある等です。
母も含めて家族全員で話し合って温熱療法がいいかもしれないと思っています。狸さん、温熱療法について何か知っていらっしゃったら、それについてもご意見を伺えないでしょうか。
私自身混乱していて、とりとめのない文章で読みずらかった事と思います、申し訳ありません。
では、どうぞよろしくお願いします。

32 名前: ゴーリー 投稿日:2002/08/27(火) 06:46
狸さん、書き忘れた事がありました。
母は平成元年に甲状腺ガンの手術も受けています。そしてお医者様に「未分化ガン」だと説明がありました。
最近になって思い出しインターネットで調べてみたら、ガンの中でもかなりのヤンチャ坊主のような印象を受け不安です・・。

33 名前: 投稿日:2002/08/27(火) 09:18
おはようございます、狸です。
まず私は医師ではありませんで、抗がん剤の研究をしているものです。ですから薬剤の名前をどうしても商品名ではなく、物質名で書いてしまいます。その点どうぞご了解ください。それと回答文がわかりにくくて恐縮でした。ホルモンレセプターステータスとはおっしゃるとおりの意味です。
お母様のケースで術後すぐ薬剤投与が行われなかったのは体力的な問題でしょうか?他に心臓がお弱いなどの事情があったのでしょうか?
それと気になりますのは甲状腺癌を乳癌発見の12年ほど前に切除されていて、しかも未分化癌とのことです。通常甲状腺癌の未分化タイプは予後が大変悪いとされ、大変失礼ながら、素晴らしく幸運だったといえます。シスプラチンはそのために投与を受けた可能性もありますね。また原発巣が実は乳癌ではなく、甲状腺癌である可能性もあります。それでしたらエトポシド、アドリアマイシン、シスプラチンの併用がいちおうスタンダードとされます。
 ただ現在の状況をお伺いした範囲では御本人のみならず、御家族の方のご心配も大変なものと拝察いたします。以下の各提案はあるいは標準療法でもなければ、保険適応もだめかもしれません。ですがこういう方法もあるということを参考までに、、、
①咳が出て息が苦しい~これは肺転移巣が悪影響していると思われます。体力があれば転移先は基本的に手術しない、との原則の中でほぼトップランクに予後が良いとされ、手術も選択肢としてあげられる乳癌のケースですので、選択肢として悪くない気がしますが余り状態が良くないようですのでこれはお止めになった方がいいと思います。以下はかなり暴論ですが、肺転移性乳癌で状態が良くないということですから余りきつい薬剤は使えません。すると選択可能な薬剤はごく一部です。その中で効果未判定ながらイレッサがあります。もちろん適応範囲が非小細胞肺癌である点も存じています。また乳癌に適応もありません。ですが以下の点を考えるとどうだろうか、と思います。A)乳癌はイレッサの標的であるEGFRの発現頻度が高いとされる、B)副作用が軽微であり、イレッサ単独で重大な状態悪化は考え難い C)転移先が肺癌であるのでEGFR発現の可能性も高い ただネガティブな情報としましては、イレッサが必ずしもEGFRを介した薬効を示しているのではない、と言った報告や、これは噂レベルですが乳癌では効果が今一つだった(臨床試験で)、と言う話もあります。また医師に頼んでもなかなか使ってくれない可能性もあります。
②背中と腰が痛い~これはあるいは骨転移があるのかもしれません。または長い間余り動かない状態だったため筋力が低下してしまっているのかもしれません。骨転移は進行すると激痛が走るなど更に状態が悪化しますので医師に相談して検査、それと予防的な面も考えてビスホスフォネート系薬剤の投与を考えてはいかがかと思います。この薬剤は保険適応的には確か血中カルシウム濃度が高い場合(高カルシウム血症)で使用可能です。また副作用はほとんどありませんので単独で状態悪化にはなりません。もちろん効果は予防効果も含め良く知られています。
③体力がない、食欲も少な目~食欲がわかないため、病状も考え精神的に参っているのではないでしょうか?以下はかなりとっぴな方法ですが、乳癌のホルモン療法剤として使うMPA(ヒスロン)を使います。これは黄体ホルモン製剤で、抗乳癌ホルモン療法剤の最後の薬剤ですが、変わった副作用として食欲増進作用があります。この作用を狙って食欲不振の各種癌の患者さんに使われる医師が結構いると聞きます。また作用機序がやや不明瞭とは言え、乳癌の薬ですから保険適応も可能かもしれません。
 以上かなり思い切った方法かと思いますが、効果が出る可能性もあります。また御本人の苦痛などの軽減も重要な事と考えました。詳細は医師との相談によりますが、、、。わかりにくい話でしょうから不明な点はまた聞いてください。

34 名前: ハーブ 投稿日:2002/09/12(木) 18:23
はじめまして。
3年3ヶ月前に、母が乳がんで右乳房を全摘出しました。
その1年半後にリンパ節に転移が見つかり、日帰りで摘出手術をしました。
その後、放射線治療をし、抗がん剤点滴をして、元気に過ごしてましたが,
今年3月に腫瘍マーカーが20を超し、5ヶ月間、8月まで抗がん剤点滴を
しましたが、全くマーカーが下がらないので、脳、胸、腹部をMRIで検査して
骨シンチもしたところ、骨に転移してました。今は電子線放射で治療してますが、
傷みを和らげるほかは、何も手立てはないのでしょうか?何か処方箋はないのでしょうか?
漢方薬は飲んでいます。

35 名前: 投稿日:2002/09/12(木) 21:40
こんばんわ、狸と申します。
ご相談のケースではやはりビスホスフォネートだと思います。骨に転移した乳がんは通常はバランスがとれている破骨細胞と造骨細胞が破骨細胞優位になっているため、そこに一緒にいるガン細胞が骨の中を食い進んで行くのです。ビスフォスフォネート系薬剤、パミドロネートなどがあります、は破骨細胞の活性を抑えることで癌の浸潤を阻害するとされています。最近ではガン細胞を直接攻撃するとも言われています。
骨転移はとにかく痛みが出てきますので、主治医の方にご相談して見てください。高カルシウム血症ですと、少なくとも保険適応もできます。なおビスホスフォネート系薬剤は一般的な抗がん剤とは比べ物にならないくらい副作用は弱いのでご懸念は要らないと思います。
それと現状での受けられている薬剤もわかりましたら、教えていただけますか?少しでも状態が分かれば良いかと思うのですが、、、。

36 名前: ハーブ 投稿日:2002/09/18(水) 19:29
狸さん、ありがとうございます。
今日、病院で今後の治療方針を聞いてきました。
今までの抗がん剤の点滴はファイブエフユー、メソトレキセート、エンドキトサンを入れてちりょうしてきたようですが、
前回は腫瘍マーカーが下がらず、骨に転移もしていたので、今回はタキソテールをいう抗がん剤点滴をするそうです。
かなり強い薬剤のようなので、母も少し、迷っています。
狸さんにアドザイスして頂いた、ビスホスフォネート系の薬剤はやはり、厚生省の認可がされていないので、医師はオススメできないとの
ことでした。私としては、この薬剤を処方して、効果がなかったら、タキソテールを点滴してはどうかと思っています。
ビスホスフォネート系の薬剤は、個人差はあると思いますが、平均どのくらいで効果があらわれるのでしょうか?
サメの軟骨もいいと聞きましたので、飲ませてみようと思います。
あと、現在、服用している薬は、アルミデックスだそうです。
私としては、代替療法も考えています。
今後もいい情報があれば、教えていただけると幸いです。

37 名前: 投稿日:2002/09/18(水) 20:16
こんばんわハーブ様、狸です。
やはり医師は処方が出来ないと言われましたか、、、おそらくは高カルシウム血症が出ていないせいですね、、、ただもしお母様が骨粗しょう症の状態にあるなら、その線で再度聞いてみてください。詳しくは下記のアドレスにありますが、日本でのビスホスフォネート系薬剤の適応は骨粗しょう症か高カルシウム血症のどちらかなのです、、、。http://www.medical-tribune.co.jp/mtbackno3/3324/24hp/M3324061.htm
 なおタキソールとビスホスフォネートは目的が違います。大雑把に言ってタキソールは原発の乳癌とあるいは転移先にも効果が期待できますが、副作用は結構出ます。ビスホスフォネートは骨量維持と骨転移巣での抗がん活性と侵食防止であり、どちらかと言うとQOL対策です。効果についてはなんとも申せません(骨転移に積極的に使う例は学会での話がメインです、総じて30%程度ではないでしょうか?)
 現在使われているアリミデックスはエストロゲンの合成を抑える薬剤です。一方のファイブエフユー、メソトレキセート、エンドキトサンはCMFといわれる術後補助療法の標準薬です。その後でアリミデックスを使うのは再発をしたためと解釈できますのでまずは正確な薬剤選択と思いますし、タキサンに移行するのは間違いではありません。
 ただおっしゃるとおりの状態ですと骨転移がもっとも懸念材料である点は疑いがありません。現状ではとても医師がお手上げ、と言うには程遠い状態ですから、ここはやはりビスホスフォネートにしていただくのがいいと思いますが、、、この薬剤は腎毒性が懸念される場合もありますが、タキサンとは比べ様もないです(血液毒性、脱毛などはタキサンで出ます)。保険適応の点でお勧めできない、との回答は効かないから、と言うよりは情報をご存知ない、あるいは信じていないかのどちらかです。サメの軟骨と同レベルで議論する段階ではありませんよ、、、。

38 名前: ハーブ 投稿日:2002/09/19(木) 17:43
狸さん、こんばんは。
主治医の先生はビスホスフォネート系の薬剤は厚生省の認可がおりてないから、お勧めは
できないと言ってました。でも強い要望があるのなら、取り寄せて処方するのは可能だそうです。
あとは、母の気持ちを尊重して決めたいと思います。
ありがとうございます。
今後も、ご相談をお願い致します。

39 名前: 投稿日:2002/09/19(木) 19:35
こんばんわハーブさん、狸です。
医師のおっしゃることはもっともですね。実際投与するとなると副作用が完全にないわけではないので慎重になります。
情報が必要でしたらいくらでも調べますのでおっしゃってくださいね。またビスホスフォネート、骨転移とか入れますとYahooでもずいぶん引っかかりますので、あちこち読んで疑問点を聞いてくださっても構いません。いずれにしましてもご家族の愛情が何よりもお母様のためですからどうぞがんばってくださいませ。

40 名前: 投稿日:2002/09/22(日) 01:13
こんばんわハーブさん、狸です。
偶然ですが、骨粗しょう症の研究をしている先生とお話する機会がありました。ビスホスフォネート系薬剤の事に付いて聞いて見ましたところ、副作用として問題になるのはむかつきなんだそうです。ただ先生がおっしゃるにはそれほど重篤なものはでにくいとの事です。思いますに骨転移巣侵食の痛みよりは随分とましかとおもいます、、、


41 名前: 投稿日:2002/09/23(月) 02:18
ハーブさん初めまして。
私は、現在乳癌のステージ?です。
お母様と同じく乳癌の骨転移があります。幸いホルモンレセプターが陽性だったため、ホルモン治療を中心に
現在はアリミデックスのみを服用しています(閉経前は、タモキシフェンとゾラデックスです)。
昨年10月に弱い胸の痛みを感じ検査をしましたら、胸骨の溶解が見つかりました。
狸さんのおっしゃっているビスフォスフォネート剤(商品名アレディア)を月に一度点滴しています。
人によって副作用はそれぞれでしょうが、私の場合は、1度目と2度目に熱(37.8)と悪寒がありましたが、
現在はまったくありません。また、骨の痛みも無くなりましたし、転移も進んでいません。
私はホルモン感受性が強く、ホルモン剤がかなり効いているので、骨の痛みも少ないのかもしれませんが、
やはり、お母様にビスフォスフォネートをおすすめしたいと思います。
私の使っている「アレディア」は保険適用です。
もう一度、主治医とご相談なさってはいかがでしょうか?



42 名前: 投稿日:2002/09/23(月) 22:03
こんばんは。昨日、書き込みを一つ忘れましたので、付け足しです。
皆さんもうご存知と思いますが、8月30日に閉経後乳癌の治療剤が新しく発売されました。
日本で初めての全く新しい作用機序のアロマターゼ阻害剤です!
主治医が(腫瘍内科)「治療に使用出来るよう先週、書類を提出しましたよ」と連絡して下さいました。
私はアリミデックス単剤になって半年になります。
まだ当分大丈夫みたいだね、とドクタ-は言ってくださいますが、毎月の検査はやはり不安です。
また、新薬の登場で、希望が湧いてきました!
きっとこの新薬の恩恵にあずかる人が沢山いることでしょう!
☆「アロマシン錠」一般名(エキセメスタン)
  
詳しく知りたい方は、ファルマシア株式会社のホームページ、新薬情報に出ています。
きっと狸さんもご存知ではないでしょうか?
私の胸の真中に今も癌はがっちりと存在しています。
でも、こうして一日でも長く生きていれば、新しい薬、治療が生まれて来ます。
決して、絶望せず、前を向いて胸を張って歩きたいと思っています。



43 名前: 投稿日:2002/09/24(火) 14:30
こんにちは、狸です。
もちろんこの薬のことは存知ております。エキセメスタンというこの薬剤はこれまでのアロマターゼ阻害剤とは作用機序が事なります。これで日本はアフェマ、アリミデックス、エキセメスタンと主用三剤(あと一つレトロゾールと言うのがある)が揃ったのですね。
 アロマターゼは乳がんの増殖に大きくかかわるエストロゲンの合成をつかさどる酵素で、その選択的阻害剤を使えばエストロゲン合成を抑える事ができ、乳がん特異的に効果を発揮できる、と考えられているのです。更に、少々専門的になってしまいますが、今まで認可されてきたアフェマ、アリミデックス、そして未だ認可されていないレトロゾールと今回のエキセメスタンは作用機序が異なるため、交差耐性がでにくい、と考えられています。もっともでは一緒に使ったら?とか言った試験はなされておりません。アロマターゼ阻害剤は或いは多用によって骨折しやすくなる、とかいった作用が出るかもしれませんが、ガンの世界ではもっとも進んだ分野といえますね。

44 名前: 投稿日:2002/09/24(火) 14:33
補足です、なんか後で読んだら分かり難いですね、、、
分類は以下です
A:アフェマ、アリミデックス、レトロゾール:電子伝達系阻害作用
B:エキセメスタン:基質拮抗型不可逆阻害剤(Aromatase Inactivatorなどとも言っていますね)

45 名前: 負けるもんか 投稿日:2002/09/24(火) 16:42
貴重な情報ありがとうございます。
半分あきらめかけていましたが、もう少し闘ってみます。
皆さんがんばりましょうね!

46 名前: ハーブ 投稿日:2002/09/24(火) 20:14
こんばんは。狸さん、虹さん、貴重な情報をありがとうございます。
この掲示板に随分と助けられ、気持ちが少し楽になりました。
ところで、温熱療法のハイパーサーミアでサーモトロンRF-18というのが
あるそうですが、乳癌からの骨転移にも効果はあるのでしょうか?
どなたかご存知の方がいらっしゃれば、情報をお願い致します。
母は今の病院に少し、不信感を抱いているので、他の専門病院も考えているところです。


47 名前: ドッジボール猫 投稿日:2002/09/24(火) 21:39
ハーブさん、こんばんは。
私の妹は以前、ハイパーサーミアの治療を受けたことがあります。
その時は、体調が非常に悪かったため(肺転移のせいで)、2回ほど治療を行った
だけで、断念して抗癌剤に頼るしかありませんでした。
百万遍ネットというHPで、ハイパーサーミアのページがあるので、
骨転移の治療について相談されたらどうでしょうか。
全国のハイパーサーミア設置病院についても、見ることができます。
HPを作っている病院も多いですし、お近くの病院に問い合わせるのも、
いいかもしれません。

48 名前: akiko 投稿日:2002/09/25(水) 16:29
3週間毎に抗癌剤治療(CEF)を受けています。
血管が細くて点滴が入りません。
毎回、4~5回刺しなおしされてしまいます。
そのためのストレスで精神的に参ってしまい、点滴を受ける前に
何回も吐いてしまいます。
抗癌剤の点滴の他になにか治療法はないものでしょうか?

HR2が陽性でハーセプチンは使えます。
こういう薬の内服薬などはないのでしょうか?
よろしくお願いします。

http://easter.ne.jp/akiko/


49 名前: 投稿日:2002/09/26(木) 12:43
こんにちはaikoさん、狸です。
経口抗がん剤、との事ですが、経口剤にならない理由はこんなのがあります。
ひとつは経口剤は抗がん剤に限らず吸収性に個人差があります。この場合の吸収性とは投与(服用)後血中に入る割合と思ってください。一般の薬剤でしたら多少の個人差はほとんど問題にならず、(一定量、効果が出る量)以上あれば問題になりません(副作用がそれほどないから)が、抗がん剤はそうはいきません。効果、副作用ともかなり厳格な量が必要で少しでも足りないと効果が減弱し、多すぎると即副作用がでます。その点血管に直接注入する静注は血中濃度管理がしやすく、その分効果、副作用の点で薬剤のパワーを引き出しやすいのです。
 今一点、ハーセプチンの場合はまた事情が変わります。この薬剤はHer2に対する抗体ですから経口投与すると胃で消化されてしまいます。これではまったく効果が期待できません。
 ただしハーセプチンのような効果をもつ経口剤の開発も進んでいるようですのでいずれそちらも出てくるかもしれません。効果はほぼ同じでしょうから過剰な期待は出来ませんが、、、
 ステレスで嘔吐してしまう、と言うのは気力維持の点でさぞ大変でしょうから、なにか気を紛らすようなことを考えられるとよいのですが、、、

50 名前: 名無し@ 投稿日:2002/09/26(木) 19:01
胸(おっぱい)の横側、と二の腕の内側がつるように痛み、心配で病院へ行きました。
神経内科にまわされ、胸部CTと神経のMRとを撮りました。
マンモグラフィーとか、触診もしていません。
もし、乳がんだったとして、それだけでわかるのでしょうか?
まだ、結果は出ていませんが不安です。

51 名前: 投稿日:2002/09/26(木) 19:20
狸と申します。
通常乳癌は痛みません。情報不足を覚悟で申しますが病院側の対応から乳がんの可能性はほぼ無視していると思われます。またおそらくは自覚症状からも乳がんの可能性はほとんどないと思いますが、、。

52 名前: 名無し@ 投稿日:2002/09/26(木) 20:29
狸さま
早速のお返事ありがとうございます。
結果は、まだ出ていないとは言え、狸さまのような方に乳がんの可能性を否定していただくと、少し心が軽くなります。
友人が、腕がつると言い出して受診した所、進行した乳がんでした。
しこりも自分では、まったく分からなかったそうです。それを見ているので、過度に不安になっているのだとも思います。
すいません。ありがとうございました。



53 名前: はなちゃん 投稿日:2002/09/26(木) 22:08
名無しさん、こんにちは。
私は乳癌患者です。
狸さんが、大丈夫でしょうと言っておられるのに、
また不安にさせるようなことを言って申し訳ないのですが念のために
書かせてもらいます。

私は昨年しこりを痛みを感じ、外科を訪ねました。
触診・マンモグラフィー・細胞診・エコーをして乳腺症と
診断されました。エコーでは怪しかったのですが、
細胞診で陰性と出たからです。
念のため、3ヶ月ごとに経過をみることになりました。
それからも痛みがありましたが、大丈夫だと言われてきました。
しかし、半年後細胞診で陽性が出て、乳癌とわかったのです。
手術してみると、乳腺症の中に癌細胞があったとのことです。

狸さんのおっしゃるように癌そのものは痛くならないといわれています。
しかし私のようなケースもあるので、乳腺専門医でセカンドオピニオンを
されたほうがいいと思います。それで、なんともなければOKなのですから。

54 名前: 名無し@ 投稿日:2002/09/26(木) 23:39
はなちゃんさん
ありがとうございます。経験者の方の言葉は重く、色々考えることができます。
私は、とても不安であったので、町医者のような所に行かず、いきなり特定機能病院に行きました。
そこで、状況を説明し、神経内科で初診となりました。
手で触っての、しこりは以前に乳腺症になった時に感じたものに近いのですが、腕のシビレや一部分の痛みは以前は無かったものです。
もしかしたら、いきなり大きな病院に行かず、小さな病院で診てもらったほうが、丁寧に見てもらえたかもしれません。
乳腺専門医とは、婦人科とかでも大丈夫なのでしょうか?
胸のしこりというか、手だ触るとわかる塊のようなものについては、一応伝えたんですが、CTの結果が出たとしても乳腺の炎症とかだったら、CTとかには映りませんので・・・
と言われました。と、言う事は はなちゃんさんのような例だと、乳腺症に隠れて映らなかったということでしょうか?
考えてみると痛みの部分が、広がってきたと言うか増えてきたというか。。。なので、怖いです。
半年くらい前は、痛みなんて無かったんですけどね・・・


55 名前: 投稿日:2002/09/27(金) 00:27
はなちゃんさん、
貴重なご意見ありがとうございます。いくら乳がんに詳しくとも自分はしょせんは男性ですし、他覚的に伝聞で聞いた知識ですのでたいへん参考になります。
 自分なりの考えですが、乳がんでもっとも怖いのは診断に行かない、だと思っています。実際臨床医に聞いても、また学会などの症例報告を聞いてもなんでこんなになるまで病院に来ないんだろう、と思うことが良くあるのです。その点名無し@さんの場合は相当良くって、しかもまずはガンの疑いが低そうである点は良い状況と思うのです。またはなちゃんさんのケースでも経過観察中に発見できたことは大変ついていると思います。
 やはりご自身の健康ですからご自分で日ごろからチェックされる事が一番です。またセカンドオピニオンも含め良い医者を探す事もはなちゃんさんのおっしゃるとおりですね。
 なお乳がんでもマンモやCTでも小さいものはなかなか発見できません。しこりと言っても実際には病巣はかなり小さいですから小さなしこりが認識出来るように日頃から良くマッサージなどされる事が良いと思います(しこりの細胞診をする事がかなり確実です)。痛み、については原因が不明ですがやはり乳がんのせいとは考えにくいですねぇ、、、

56 名前: はなちゃん 投稿日:2002/09/27(金) 12:02
名無しさんへ
乳腺専門医・認定医の多くは、外科に多いです。
都会のほうでは「レディースクリニック」とか、
「ブレスト○○」(ブレストとは乳房のこと)とか標榜している
ところもあるかと思います。
事前にTELで乳腺専門医のいる病院、いつ受診日なのか
問い合わせてから受診されるといいですよ。

57 名前: はなちゃん 投稿日:2002/09/27(金) 16:22
乳癌かどうか調べるときにまず、乳房のX線写真と撮るために
マンモグラフィーが使われます。最近はこの機械が乳癌検診にも
使われだしています。しかしこの機械も万能ではなく、若い20
代~30代などは乳腺が張っていて、その部分は白く写り、
しこり部分と乳腺部分の鑑別がつきにくいようです
(石灰化しているところが見つかれば別ですが)。
だから検診にも40代や50代以上から使われているようです。
乳癌を診断するとき、触診・エコー・マンモグラフィーそして
細胞診、これらを組み合わせてみるのではないでしょうか。
私の場合、画像では怪しかったみたいですが、細胞診で
陰性が出たため「乳腺症」という判断だったと主治医は言っていました。
今私に言えることは、毎月1度の乳房自己検診をしてほしいこと
(乳房にへこみやしこりがないか、乳頭から分泌液が出ていないか
生理の4~5日あとに鏡を見ながら自分で調べること)、
年1度の乳癌検診を受けてほしいこと、そして異常が見つかった
時には、狸さんがおっしゃるように早く乳腺専門医に受診して
ほしいこと。以上3点です。早期発見であれば癌をいえども
怖い病気ではありません。




58 名前: 名無し@ 投稿日:2002/09/27(金) 21:39
はなちゃんさん、色々ありがとうございます。
何軒か、専門医がいらっしゃるか電話して確かめてみる事にします。
身内にがん患者が多いので、少しの事でも不安になります。


59 名前: akiko 投稿日:2002/09/30(月) 20:26
狸 さん、ありがとうございました。
主治医とも相談してみます。

これ以上、点滴では無理なようなので主治医とも相談してみます。
何かいい方法はないものかと常に思っています。

60 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/07(月) 22:54
■乳がんに新治療法 名大で臨床試験へ 倫理委に申請
--------------------------------------------------------------------------------
'02.9.14掲載
 ◆ウイルス注射、マウスでは100%死滅、副作用ゼロ…

 名古屋大医学部第二外科の中尾昭公教授らの研究グループは十三日までに、
乳がん細胞にウイルスを直接注射する治療法の臨床試験を学部内の倫理委員会に申請した。
承認が得られれば、国内で初めての治療となり、年間二万人が発症している乳がん患者に朗報となる。

 研究グループによると、投与するのは同学部ウイルス感染部門が発見した「単純ヘルペスウイルスHF10」。
単純ヘルペスウイルスは、口唇ヘルペスの原因となるウイルスとして知られるが、
HF10は病原性が弱く、がん細胞を殺す性質があるという。成人の90%以上の人は感染した経験があり、血液中に抗体を持っている。

 研究グループでがん細胞を移植したマウスにこのウイルスを三日連続で注射したところ、
すべてのマウスでがん細胞は死滅。さらに別のがん細胞を移植しても、死滅させるほど免疫力が高められていることもわかった。

 一方、治療で使うウイルスの十倍の量をマウスに注射する実験でも、副作用は認められず、
抗がん剤を使った化学療法やホルモン療法、放射線療法などと比べて、患者の体への負担が少ないという。

 臨床試験では、八人の患者の患部に注射してがん細胞にウイルスを直接感染させ、
二週間後に組織を摘出して効果を調べることにしている。

 中尾教授は「転移巣のがんの退縮や、これまでの治療と比べて痛みを和らげる効果も期待される。
乳がんだけでなく、すべてのがん治療に実用化したい」と話している。
http://chubu.yomiuri.co.jp/ika/iryo020914.html


61 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/07(月) 22:54
■乳がんに新治療法 名大で臨床試験へ 倫理委に申請
--------------------------------------------------------------------------------
'02.9.14掲載
 ◆ウイルス注射、マウスでは100%死滅、副作用ゼロ…

 名古屋大医学部第二外科の中尾昭公教授らの研究グループは十三日までに、
乳がん細胞にウイルスを直接注射する治療法の臨床試験を学部内の倫理委員会に申請した。
承認が得られれば、国内で初めての治療となり、年間二万人が発症している乳がん患者に朗報となる。

 研究グループによると、投与するのは同学部ウイルス感染部門が発見した「単純ヘルペスウイルスHF10」。
単純ヘルペスウイルスは、口唇ヘルペスの原因となるウイルスとして知られるが、
HF10は病原性が弱く、がん細胞を殺す性質があるという。成人の90%以上の人は感染した経験があり、血液中に抗体を持っている。

 研究グループでがん細胞を移植したマウスにこのウイルスを三日連続で注射したところ、
すべてのマウスでがん細胞は死滅。さらに別のがん細胞を移植しても、死滅させるほど免疫力が高められていることもわかった。

 一方、治療で使うウイルスの十倍の量をマウスに注射する実験でも、副作用は認められず、
抗がん剤を使った化学療法やホルモン療法、放射線療法などと比べて、患者の体への負担が少ないという。

 臨床試験では、八人の患者の患部に注射してがん細胞にウイルスを直接感染させ、
二週間後に組織を摘出して効果を調べることにしている。

 中尾教授は「転移巣のがんの退縮や、これまでの治療と比べて痛みを和らげる効果も期待される。
乳がんだけでなく、すべてのがん治療に実用化したい」と話している。
http://chubu.yomiuri.co.jp/ika/iryo020914.html

62 名前: ドッジボール猫 投稿日:2002/10/16(水) 21:41
名古屋大学医学部第二外科の方へ、単純ヘルペスウィルスの臨床
申請の状況を問い合わせたところ、今までに例がない治療法なので
承認にどのくらい時間がかかるか、まだわからないそうです。
承認されたら、またマスコミ発表があるでしょうとのことでした。
興味深い治療法だと思います。


63 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/10/24(木) 12:42
2002.10.22 早期乳癌の生命予後は20年後も「乳房全摘術」と「乳房温存療法」で
差なし、歴史的な臨床成績が発表

 約30年前にスタートした早期乳癌の術式比較試験の長期成績2報が、New England Journal
of Medicine(NEJM)誌10月17日号に掲載された。中央値で20年追跡しても、乳房の全摘手術
を受けた人と温存手術を受けた人とで、総死亡率や無再発生存率などに全く差が認められない
ことが判明。「早期乳癌に対して乳房を全摘する正当な理由がない」ことが、今や誰の目にも明
らかになった。

 今回掲載された長期成績の一つは、イタリアで1973年からスタートした比較試験。乳房と胸
筋、リンパ節を全て切除する「ハルステッド手術」と、温存療法の一種で乳房の4分の1を切除
し、リンパ節も取る「4分の1切除術」とを比べるものだ。対象は腫瘍直径が2cm以下の早期乳
癌患者701人で、4分の1切除法に割り付けられた人は術後に放射線照射を受けた。また、リン
パ節転移が陽性だった人は、両群ともに1976年から術後化学療法を受けた。

 最長29年間、中央値で20年間追跡したところ、手術を受けた方の(同側の)乳房における乳
癌再発率は、乳房を取り去ったハルステッド手術群(349人)の方が有意に低くなった。20年間
の同側再発率は、ハルステッド手術群が2.3%、4分の1切除術群(352人)が8.8%となった。

 しかし、対側乳房での発癌率や遠隔転移率などには、両群で差がないことが判明。総死亡率
も両群間で差がないまま推移し、20年間の総死亡率はハルステッド手術群が41.2%、4分の1
切除術群が41.7%だった。

 もう一つの長期成績は、1976年にアメリカでスタートした「B-06」試験。臨床病期が1?2で、
腫瘍直径が4cm未満の早期乳癌患者1851人を対象とした。比較した術式は、
1.乳房を全摘、リンパ節を切除するが胸筋は残す「胸筋保存乳切」、
2.腫瘍のみをくり抜きリンパ節は残す「くり抜き法」、
3.くりぬき法実施後に放射線照射??の三つ。
長期成績は最低20年間追跡できた人、あるいはそれ以前に亡くなった人(全体の69%)でのみ評価したが、解析患者の比率に群
間の差はなかった。

 その結果、同側乳房での乳癌再発率は、くりぬき法後に放射線照射を受けた群(628人)が
14.3%、受けなかった群(634人)が39.2%で、放射線照射が同側での局所再発を有意に防ぐこ
とが判明。しかし、無病生存率、無転移生存率と総死亡率のいずれも、この3群間で差が認め
られなかった。放射線照射はやや生命予後などを改善する傾向がみられたが、有意な差とはな
らなかった。

 今回発表された長期成績が示すのは、ハルステッド手術であれ胸筋保存乳切であれ、乳房
を全摘する手術が「長い目で見れば生命予後が良い」との仮説が成り立たないということだ。

 これらの試験では、約10年追跡した時点で「差がない」ことが報告されていたが、当時は「さら
に長期にみなければわからない」との反論も出されていた。今回の20年成績の発表で、この問
題にようやく最終決着が付いたと言えそうだ。

 イタリアで行われた研究論文のタイトルは、「Twenty-Year Follow-up of a Randomized
Study Comparing Breast-Conserving Surgery with Radical Mastectomy for Early Breast
Cancer」。アブストラクトは、こちらまで。米国の「B-06」試験に関する論文のタイトルは、
「Twenty-Year Follow-up of a Randomized Trial Comparing Total Mastectomy,
Lumpectomy, and Lumpectomy plus Irradiation for the Treatment of Invasive Breast
Cancer」。アブストラクトは、こちらまで。

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/212778

64 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/11/12(火) 12:48
2002.11.8
 「1cm以下の乳癌でも術後放射線照射が必要」、NSABPのB-21試験で結論

 直径が1cm以下の小さな乳癌でも、術後に放射線照射を行った方が、同側乳房内の再発を
大幅に抑制できることが明らかになった。米国の癌臨床研究グループ、NSABP(National
Surgical Adjuvant Breast and Bowel Project)が行った大規模臨床試験「B-21」の結果で、
Journal of Clinical Oncology(JCO)誌10月15日号で発表された

http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/215827

65 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/11/19(火) 12:30
マンモグラフィの参考HP
http://www.marianna-u.ac.jp/gakunai/jabcs/seityui.html

66 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/11/19(火) 12:32
NHK報道
 乳がん検査技術
http://www.nhk.or.jp/news/2002/11/18/k20021118000026.html

67 名前: アロマターゼ阻害剤 投稿日:2002/11/26(火) 05:27
注目のアロマターゼ阻害剤閉経後乳がん再発を予防
大規模試験で高い効果


今回、「ATAC」と名付けられた大規模試験で、
高い予防効果を示したのは
アストラゼネカ社の「アナストロゾール」(成分名)。

http://kk.kyodo.co.jp/iryo/news/1119nyugan.html


68 名前: じろう 投稿日:2002/12/06(金) 06:37
はじめまして。
母が苦しんでいます。
5年前に乳がん発病、摘出手術。
4年前に腰骨に転移が判明。
コバルト(放射線治療だと思います)さらには、タキソテール
を投与していましたが効果があまりなかったようです。
(もっと様々な治療をしているはずですが、今わかる範囲なんで
す)
今年の10月に顔面神経痛になってしまい、放射線治療を毎日
必要な事から、病院を近くの癌センターに変えました。
結局顔面神経痛は完治しないと診断されました。
同月、肺に水がたまっている。
さらには、がん細胞が活発になっているとも診断されました。
11月19日より、タキソール投与が開始されました。
12月3日に二回目のタキソール投与しました。
今の母の状態ですが、1時間に1度くらいの周期で息苦しく
なり、睡眠も長時間とれない状態です。骨も触ると痛い時がある
らしく、背中をさする事すらできない、ただ見ているだけ
という日が続いています。口にもコケのようなものができ
食事もままならなくなっています。
私にできる事を教えて下さい。よろしくお願いします。

もっと勉強してから書き込みしようと思っていましたが、情報
不足で申し訳ありません、
どうかよろしくお願いします。

69 名前: 投稿日:2002/12/06(金) 21:17
こんばんわ、狸と申します。
大変な状況の様でさぞご心痛の事と思います。
記載内容を拝見しますと術後1年で遠隔転移で骨転移、とのことで現状タキソールの単独療法のようですね。現在懸念されるのは肺の水と骨転移の痛みでしょうか?特に骨の痛みがもっとも深刻かと思います。日本では保険適応が認められていないのですが骨転移の抑制に効果がある薬剤としてビスホスフォネート系薬剤があります。商品名はアレディアなど。
保険適応には骨粗しょう症か高カルシウム血症が出ている事が条件なのですが、後者は骨転移になりますと比較的そういう状態になりますので使用可能と思います。主治医と相談してみてください。なおこの種の薬剤の副作用はかなり少ないですので安心して大丈夫かと思います。

70 名前: じろう 投稿日:2002/12/07(土) 00:24
狸様ありがとうございます。
おっしゃるとおり肺の水、骨の痛みが申告です。
教えて頂きましたビスホスフォネート系の薬剤については、
早速主治医に相談してみます。ありがとうございます。
呼吸困難の症状については、肺に水がたまっているのが
原因なのでしょうか?病院で聞いた時には、その場で呼吸、
肺のチェックをしてもらった所(指に何かはめて診断したと
本人は言っています)異常なしと診断されたとの事です。

その時は大丈夫でも、後で本人は苦しんでいるのにと考えて
しまいました。診断で異常なしとすれば、なにか別の方法で
何とかならないでしょうか?
りにょう剤により、足のむくみは治ったのですが・・・。
味覚障害についてはタキソールの副作用でどうしようもない
のでしょうか?母親の唯一の楽しみ、食べる事ができない
状態を何かの薬で少しでも治る事はないのでしょうか?

すみません、どうかよろしくお願いします。

71 名前: はなちゃん 投稿日:2002/12/07(土) 00:43
こんにちは。ホルモン治療のリュープリンについての質問です。
私は昨年6月に右乳房温存手術を行いました。しこりの大きさは
3センチ硬癌、ER(+)PgR(+)Her2(-)、腋窩リンパ節36
個中21個、鎖骨下リンパ5個中2個転移。術後補助療法は放射
線療法(50グレイ)化学療法(CEF、タキソテール各3クール)
ホルモン療法(ノルバデックス、リュープリン)。現在ホルモン
療法のみ継続中。

あと半年でリュープリン丸2年になります。しかし、年齢が36
歳ということもあり、生理が戻る可能性が高いと主治医は言って
います。そうなるとリンパ節転移も多いこともあり再発の可能性
が高まるのではないでしょうか?そこで、リュープリンをさらに
継続しようと考えていますが(5年程度)、リュープリンの2年
を超える長期使用について、効果はどの程度のものなのか、副作
用はどうなのかリュープリン長期使用に関する情報をご存知の方
は教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします。


72 名前: 投稿日:2002/12/07(土) 08:49
こんにちは、狸です。

>じろうさま
体液貯留(肺)、口内炎ともタキソテールの副作用かもしれません。投与スケジュールを換えると言う手もあります。低投与量の1週間間歇などいくつか副作用を抑えられる、と報告されているのがあるはずです。具体的に口内炎、貯留を治療する方法は医師に相談してみてください。現状では体力、気力を消耗してしまい、何よりもまずご本人が疲れてしまいましょうから。その際どうして欲しいのかをはっきり言った方が良いと思います。口内炎をナントカして欲しい、食事が出来るようにして欲しい(タキソテールで食欲不振も出ますので)、骨痛をナントカして欲しい、、、。それぞれに対処方があり、また場合によってはタキソテールを違う薬に換えるなども可能です。



73 名前: 投稿日:2002/12/07(土) 08:49
>はなちゃんさま
リュープリンの使用を考えるのは生理が戻ることをどこまで重視するかによると思います。もし既にご結婚されてお子様ももうおられる、と言った状況で生理が戻らなくても良いと言うことでしたら、卵巣機能抑制は原発乳がんがホルモンレセプター(+)でしたので効果が期待できます。リュープリンが、といいますより、血中エストロゲン濃度が低い方が疫学的に乳がん進展が遅れるのが明白だからです。ですが実のところリュープリンやゴセレリンと言った卵巣機能抑制剤の最適投与期間については今だ結論が出ていませんので効果について証拠はありません。副作用は一般的に言われるように更年期障害様の作用が出ますし、投与部位の痛みなどもあるかと思います。ただ年齢がまだ若く、体力が十分にある時に更年期障害となりますとやはりメンタルな面の影響が大きいかと思います。
今後はノルバデックスの投与は5年間(あと3.5年ですね)は続きますが、こちらの効果は科学的に証明済みですから欠かさず飲むようにお願いいたします。なお最近乳がんの世界で話題のアロマターゼ阻害剤(アフェマ、アリミデックス、最近出たアロマシン)は閉経前投与の化学的な証拠が出ていませんので使用は不可能です(と言いますかノルバデックスに勝るとの証拠が揃っていません)

74 名前: はなちゃん 投稿日:2002/12/07(土) 16:36
狸さん、いつもお忙しいところありがとうございます。
今回もすぐにRESしてくださり感謝しています。

既婚で子供も一人いますので、今はいかに再発を防ぐかということ
を第一に考えたいと思います。確かに更年期障害の症状はあり好不
調の波は大きいですが、なんとか折り合いはつけられる程度ですの
で、今のところは大丈夫です。
リュープリン1本あたりの値段もかなりのものですので、長期に使
用するとなるとできれば有効であるという確かなDataがほしいとこ
ろです。しかしまだ結果がでていないようなので、それまでは
「効く」と信じて続けたいと思います。
ありがとうございました。



75 名前: じろう 投稿日:2002/12/08(日) 03:14
狸さま。
ありがとうございます。タキソールの副作用を押さえる為に、
何が一番優先させるべきか・・。本人とよく話しあって、
主治医とも相談したいと思います。
17日に病院へ行くまでの時間、気力だけでも維持していく
よう、考えたいと思います。
ワラをつかむ気持ちで書き込みしました。すぐにご返事頂き
本当に感謝しています。また頼ってしまうかも知れませんが、
よろしくお願いします。ありがとうございました。

76 名前: ゆい 投稿日:2002/12/12(木) 16:50
はじめまして。29歳です。
私は術前化学療法で、ACを4クール受け3.5センチくらいのしこりが1.7センチくらいになり
脇のしこりも2・7センチくらいのものが数値的にわからなくなるくらい小さくなりました。
9月に温存手術受けたのですが断片陽性で10月に全摘。
結果、乳頭付近のリンパ網の3分の2に癌細胞が浮遊してたみたいです。
病理結果は乳頭腺管癌、リンパ節転移は17個中6個、ホルモンレセプターはマイナス、ハーセプチンは1+でした。
今現在は、タキソールを4クール行っている最中で残り2クール。
1月で終了になります。
でも、ホルモンが陰性なのでその後は無治療になります。
主治医には後は運を天にまかせるしかないですと言われました。
でも術前療法をやったにもかかわらず、リンパ節転移が6個と多く
その後無治療になるのがものすごく不安です。
アガリクス等もやっていましたが、お金もすごくかかるし長期で使用はできません。
気功等も考えていますが実際に効果があるのでしょうか?

今後どうすべきなのでしょうか??

あと、タキソール使用後頭全体に吹き出物ができてしまいました。
皮膚科の先生にはタキソールの前に使用するデカドロンによるものだといわれたのですが
実際、このようなことがおこった方はいらっしゃるのでしょうか??


77 名前: 投稿日:2002/12/14(土) 08:21
こんにちは、狸と申します。さぞ不安な事とご心痛お察しいたします。
術前補助療法を入れたためやや薬剤選択が標準と異なっていますね(念の為申しますがダメと言う意味ではありません)。
手術後にタキソールの単独投与をしていますので一見これが術後補助療法(アジュバント)になっている様にも見えますが、術前にACをしていますのでその後タキソールを入れた、とも取れます。
術前のACで何か問題となる副作用はありましたでしょうか?術後補助療法でしたらホルモン受容体陰性、リンパ節転移ありですのでCAFかCMFになりますが、、、、もし術前のAC(特に影響が大きいのはAの方ですね)で問題となる事象が出ていないなら、実際に顕著な腫瘍縮小効果があったのですから改めて術後再度CAFをやっても良い気がします。何らかの考えが医師にあったかもしれませんので確認して見てください。現状のHer2発現量ではハーセプチンは保険適応外になりますし、ホルモン療法も期待できませんので化学療法になります。不安解消のためには少々批判もありますが経口抗がん剤の使用も考えられます。
ご自身の希望を明確に伝え、医師と相談なさってはいかがでしょうか?
デカドロン(デキサメタゾン)での副作用ですが、吹き出物は確かにあり得そうです。少し調べてみます。

78 名前: ゆい 投稿日:2002/12/14(土) 14:16
はじめまして。狸さん。お返事ありがとうございます。
主治医に術後治療を始める時点で、何故タキソールにしたかを聞いたところ、ACという薬が一定量体内に入っているし、今の標準治療だからとの答えでした。
その時?と思ったのですが、以前ACの治療を受けていた時に、ACは強い薬なので一度使うと癌細胞が薬に対して耐性を持ってしまうので
一度に一気に叩いた方がいいと聞いたことがありました。
それと、術前に2回目の時点でどれくらい縮んだかを見た時に胸のしこりは2センチ弱と、脇のしこりは0.9センチで
最終的な大きさとそれ程変っていなかったので、Aはもう使わないのかな?と思っていました。

ACを行っていた時の副作用はやはり、2~3日は1日2回くらい嘔吐があり1週間ほど寝ていました。あと嗅覚過敏と脱毛です。

なので、その後は定期検診で、再発した時点で次の抗癌剤を投与することになる。
タキソテール、CMF・・・
とのことです。

タキソールは単独だと効果は弱いのでしょうか?


79 名前: 投稿日:2002/12/15(日) 00:11
こんばんわ、狸です。
タキソテールは単独で弱いと言うわけではありません。ただ術後補助療法としてはACの効果が化学的な有効性が認められている、と言うだけです。学会などではむしろ術前にタキサン系(タキソテールかタキソテア)で術後CAFかCMFと言う話が多いのです。ただし主治医の先生のおっしゃるACが体内に入ってる、というのは恐らくは脱毛や白血球減少などの副作用を懸念された事かと思います。
 一般に再発後は何かと大変、と癌は言いますが、乳がんは予後も一般に良好で、しかも局所再発でしたら初発と同じ様に治療されますのでそういう意味ではかなりたちの良い癌です。定期検診はどうかきちんと受けてください。もし万が一再発したとしてもまだまだ治療法がありますし、現状で特にACが奏効したことなどを考えますとかなり幸運なケースと思います。恐らくは不安感が自分のカキコではぬぐえないかとも思いますが、現状の治療方針とその効果はまずは十分以上のものと総合的には思います。

80 名前: ゆい 投稿日:2002/12/15(日) 01:06
狸さん、お返事ありがとうございました。
一度主治医にCAFの事話してみます。
やはり不安は消せませんが、前向きにがんばりたいと思います。


81 名前: 投稿日:2002/12/15(日) 02:23
初めまして。
先日、姉(30代後半)が乳癌の宣告を受けてきました。
予定では今月末に手術することになっているのですが、
どこまで転移しているかは切ってみないとわからず、
場合によっては全摘出の可能性もあるとのことです。
つまり本人にとっては麻酔から覚めるまで自分の胸が
どうなるのかわからないわけで、手術までの時間も少なく、
覚悟ができないと言って非常に怖がっています。
乳癌の手術ってこういうものなんでしょうか?

突然のことで家族も動揺し、何から調べて良いのか
わからない状態です。
どんな情報でも結構ですので、よろしくお願いします。


82 名前: 投稿日:2002/12/15(日) 09:15
こんにちは、狸です。
これはゆいさんのケースに近いんじゃないでしょうか?乳がんは発見時の大きさでだいたい分ります。浸潤性(乳管を突き破って外に出ている)か内管性(乳管内部に留まる)が分ればそれなりに手術範囲も分ります。一般に内管性の方が予後、転移などについては圧倒的に良好ですが、一見不思議な事ですが内管性で全摘出と言う事があります。これは乳管内そってに癌が広がってしまっているケースです。乳管とは乳房から乳頭に向かって細く伸びていますのでその中に広がっていますとどうしても全摘出に近い摘出になってしまいます。ですがこのケースは完治します。
こういった事があるため、乳がんの手術中には迅速病理診断と言うのをしまして、手術摘出した部位の病理診断をすぐ行って、断端の病理を見ます。切り取ったはじっこに癌が残って入ると摘出不十分と言うことでさらに摘出部位を広げます。そうなりますと広がり具合で手術部位が決まるので全ては麻酔中に決まる、という事になります。不安解消になるかわかりませんが、手術前に発見時の検査をしているはずで、画像診断や病理診断(バイオプシィと言うのをやっているはずです)の結果があるので、状況を聞いて見ると少し分るかも知れません。手術しないと分らない、と言われたのは皆目分らないのではなく、断定出来ない、と言う意味です。それを承知で聞いて見るともう少し突っ込んだ話を聞けると思います。

83 名前: 投稿日:2002/12/16(月) 02:44
狸さん、こんばんは。
丁寧に教えていただきありがとうございます。
精神的に支えてあげなきゃいけない家族が取り乱していては
だめですね。このスレッドはまだまだ分からない単語がたくさん
ありますが、本人共々勉強して、よりよい対応がとれるよう
前向きにがんばりたいと思います。



84 名前: 熊。 投稿日:2002/12/17(火) 20:28
狸さま
こんばんわ。
突然のカキコ、申し訳ございません。
どうしてもお伺いしたいことがございまして・・・
実は2年前の冬、母が乳癌摘出の手術を受けました。
その手術のとき、リンパにかなりの癌細胞があるということだったのですが
その後、抗がん剤といって半年に渡り点滴を打ち、髪の毛がぬけて辛そうでしたがその後今までは1ヵ月後との定期検診で腫瘍マーカは上げって行くもののどこも体調不良ということがありませんでした。
しかし、先週の木曜日の定期検診後、肝臓に転移していることがわかり(直接お医者様に聞いたのではないので確かなことはいえないのですが)小さいがん細胞が7つ肝臓に転移しているとのことでした。
昨日16日、その肝臓に転移した癌をなくす為抗がん剤を打つといって一週間入院。
きょう、様子を見てきたら乳癌術後の抗がん剤がウソのように元気にしておりましたが
ただ、臓、のつくところに転移ということで、もぅ、打つ手がないのかと、落ち込んでしまいました。
(あ、母は全て告知された後しょうがないよと笑ってますが)
ただこの抗がん剤が聞かなかった場合、もしくは治療しなかった場合、余命1年と診断されました。
この、今している、抗がん剤(点滴、なんの薬をうっているのかはワカリマセン。)は
きくのでしょうか?
なんだか、母の前では笑っているけど、一人になるとどうしようもなく辛くて仕方ありません・・・。
情報が少ない&初カキコで大変失礼なのは重々承知です。
でも、不安で仕方がないんです・・・。

85 名前: 投稿日:2002/12/18(水) 00:02
こんばんわ熊さま、狸です。
まず最初の乳がんの状態を考えますと、年齢不明ですのでなんとも申せませんが、恐らく手術で原発巣(乳がん)を摘出(恐らくリンパもかなり取ったと思われますが)し、病理診断でホルモン受容体陰性だったのではないでしょうか?それで髪の毛が抜けるような化学療法、と言うことですから、CAF(サイクロホスファマイド+アドリアマイシン+5FU)もしくは、AC+T(前述+タキサン)を受けたのではないかと想像いたします。リンパ節転移がかなりあった、とのことで化学療法後の腫瘍マーカー値上昇で何も治療はなかったのでしょうか?もしくは化学療法中にも数値上昇があったのでしょうか?
 今後の対策ですが、まずは最初の乳がんの時の病理診断が薬剤の認可タイミング的に厳しいのですが、ハーセプテストを実施したか確認してください。もし実施して、かつ陽性と言う事でしたらこのタイミングでしたら(化学療法後の再発ですから)ハーセプチンが考えられます。
 もし万が一、ハーセプテスト未実施なら残っているはずの病理のブロックから再度ハーセプテストが可能かを聞いて見てください。既に陰性、もしくは再検討で陰性でしたら、乳がん手術後実施した化学療法は再発に効果がなかったとのことですから他のレジメンを選択することになります。ここまで行きますと最初の治療が分らないとなんとも申せませんので、もし何か聞かれましたら再度カキコ下さいますか?可能性につきまして回答させていただきます。
 情報がないまま答えておりますので的を外しているかも知れませんが、乳がんは薬剤も多くありますのでまだまだやれる事があると思います。微力をつくしますので熊さまもどうぞ希望を捨てないで下さい。

86 名前: 熊。 投稿日:2002/12/18(水) 18:50
狸様
早速のご回答、ありがとうございます。
すみません。動揺してかきこしたもので(それに私自身全然、お薬の名前とか治療法とか、詳しく聞いていなかったもので...)
母の年齢は現在49歳です。
>化学療法後の腫瘍マーカー値上昇で何も治療はなかったのでしょうか
定期的に1ヶ月に1回、検査をしていたようなのですが何の検査だったのかは不明です。ただ、今回、転移したということで聞いたところどこにもがん細胞が転移した形跡がないのに腫瘍マーカーの数値だけは上がってる状態で、先生にも「どこか具合がよくないところ&変ったことはアリマセンか?」と聞かれていたらしいのですが全く変ったことがなかったので何が原因で腫瘍マーカが上がっているのか分からなかったようです。)
>ハーセプテストを実施したか確認してください
専門用語は分からなかったので・・週末、実家に帰ったとき確認してみます。
>情報がないまま答えておりますので的を外しているかも知れませんが、乳がんは薬剤も多くありますのでまだまだやれる事があると思います。微力をつくしますので熊さまもどうぞ希望を捨てないで下さい。
ありがとうございます。周りに情報がないのでかなり不安で、情報を知らない方がいいのかも知れませんが、もし、本当に望みがないようでしたら(もう、1年ということが分かってしまったら)好きなこと、望みをかなえてやりたいと思いまして・・・。
また、かきこしに来ます。本当に狸さん、ありがとうございます!!


87 名前: 投稿日:2002/12/18(水) 22:42
狸です。
年齢が現在49歳と言うことは手術時47歳ですね?
そうなりますと最初の治療がどう言う診断だったのかが気になります。もう一度以下の件を確認して見てください。
・ホルモン受容体は陽性だったか陰性だったか?
・化学療法にしたのはホルモン受容体陰性だからに間違いないか?
2年前となりますと、47歳ですから閉経年齢ギリギリです。しかも当時はまだ閉経前のホルモン療法がまだ一般的ではない場合が多く、仮にホルモン療法陽性であっても化学療法に行ってしまうケースがありました。現在は年齢的にも少し進みましたが、もしホルモン受容体陽性なら間違いなくゴセレリンもしくはリュープロリン+タモキシフェン(ノルバデックス)です。もしホルモン受容体陽性なら一気にやれる事が増えますのでいの一番に確認してください。

88 名前: 熊。 投稿日:2002/12/19(木) 01:54
狸様
こんばんわ。
またまた、早速のレス・・・ありがとうございます。
こうして、教えてくださる方がいらっしゃると本当に心強いです。
上記の件、今週末いったときに確認してまいります。
・・・といっても、母以外詳しい病状・治療法にについて聞いているものがいないので、母の体調をうかかがってということになり確実に確認できるかどうかはワカリマセンが・・・。
閉口年齢ギリギリということに関しては、それまではありました。
ただ、術後は2年間の間に一回きたきりって言ってました。
素人なもので、なにもわからず書き込んでしまい本当にすみません・・・
ありがとうございました。

89 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2002/12/19(木) 02:18
17日タキソール治療を受ける予定だった母親が、白血球が1500の
為、来週に延期になりました。
母親は骨の痛みを和らげるために、以前の病院でもらったMSコ
ンチンという(モルヒネの1種と聞いています)痛み止めを服
用し始めました。主治医にはあまり意味がないと言われたよう
ですが、母親は効くといって服用しています。
主治医に止められている(強くではありませんが・・)薬を
服用している訳ですが、変に作用しないか心配です。
タキソール治療中に服用してもよいものなのでしょうか?

90 名前: じろう 投稿日:2002/12/19(木) 02:26
上記の書き込み、じろうが書きました。名前を入れ忘れました。
申し訳ありません。
癌治療中、足がむくむことは、どこに原因があるのでしょうか?
りにょう剤の他に治す方法はあるのでしょうか?
お手数ですが、教えて下さい。
よろしくお願いします。

91 名前: 投稿日:2002/12/19(木) 23:26
こんばんわ、狸です。
上の方からお答えいたします。
MSコンチンは除放性のモルヒネだったと思います。これは鎮痛剤であり、抗がん活性は全くありません。純粋に痛み止めです。習慣性とかは使用状況の厳格さなどからして当然あるのではないでしょうか?たしか多幸感とかがあるそうですから、、、。
 タキソールとの併用でどうこうはないはずです。
こういうカキコを拝見するとなぜ日本でビスホスホネートが骨転移に適応を受けないのか不思議でなりません、、、。

92 名前: じろう 投稿日:2002/12/25(水) 01:52
タキソールの副作用の事で書き込みした者です。
本日、3度目のタキソール治療予定だったのですが、CTスキャン
の結果、2度のタキソールは効果がなく、肝臓に転移しており、
水も溜まっている、今後タキソールをうっても無駄の可能性が
高い。過去にも複数抗癌治療(タキソテール、5FU、MPA
ヒスロン等)しており、何をしたら効果的なのか不明。
ホスピスを選択肢に入れないといけない。
との診断を受けました。可能性は薄いがタキソールを
するか、ホルモン剤で様子を見るかの選択を余儀なくされま
した。母は動揺していました。
結局、狸様に教えて頂いたビスホスホネートのアレディアを
点滴する事のみで帰ってきました。前回もタキソールと同時
にアレディアも投与されていたようです。
今回は前もって狸様に教えて頂いたおかげでアレディアのみ
の投与を判断する事ができました。ただ、自分の判断は良かった
かどうかはわかりません、今回のような場合、タキソールを続け
た方がよかったのでしょうか?主治医は正直いって効果があるか
わからないとの返答でした。ショックでした。今は自律神経免疫
療法かハイパーサーミアについて勉強しようと考えています。



93 名前: じろう 投稿日:2002/12/29(日) 01:58
ハイパーサーミアについて相談すると、今はそんな段階は
とうに過ぎていると言われました。自律神経免疫療法は
データが確実でなく、効くとも効かないとも言われました。
コレという方法はないのはわかっていますが、何か、
可能性のある方法はないのでしょうか。教えて下さい。

94 名前: 投稿日:2003/01/02(木) 02:41
初めまして。私は、まだ中学生の為、癌についてあまり知りません。私の母は、癌です。乳癌からたくさんのリンパに移り、たくさんシコリができていて、今は骨にまであります。アガリスクや、抵抗力をつけるためのワクチンをしているのですが、最近母の症状がひどくなり、髪はなく、御飯はあまり食べず、あまり動かず寝たきりのままで、痛い痛いと言って、ジロウさんと同じく、モルヒネを使っています。白血球も下がりました。最近は、汗をかいて、寒い寒いと言います。いったいどぅなっているのか分かりません・・・。おばあさんの様になった母を見てられません。やばいようなことが起こったら嫌です。どうか、教えて下さい。

95 名前: じろう 投稿日:2003/01/05(日) 00:16
自律神経免疫療法のBAK療法についてサイトを見ていました。
まず、BAK療法は宮崎県か東京でしか実施していないのでし
ょうか?わかりましたが、近畿地方で実施している施設はない
のでしょうか?
BAKとLAK療法の違いがわかりません。BAKは副作用が
全くないとの事でしたが、LAK療法には正常な細胞までも攻撃
してしまうという副作用はないのでしょうか?
このBAK、LAK療法(活性化自己リンパ球移入療法)は、
胸水、腹水に効果があるのでしょうか?
わからないまま、とにかく知りたい質問を書いてしまいました。
まとまりの無い文章で恐縮です、お手数ですがどなたか、
教えて下さい。


凛さん、今はお母様のお傍について、できる事を全てして
あげて下さい。
私の母もおばあさんの様になってしまって、元気もありません。
何とか元気づげようと色々話をしています。
専門的な事や、具体的な事を言えなくて申し訳ありません。
とにかく、家族の支えは大事です、
体調を崩すことなくがんばって下さい。


96 名前: 投稿日:2003/01/18(土) 23:58
最近なぜか左胸の乳首が微妙にふくれてて、こりこりしてるんですけど…これってやっぱり乳癌ですか?誰か教えてください。

97 名前: 投稿日:2003/01/19(日) 11:47
こんにちは、狸と申します。
乳がんは乳頭部にできる事はかなりまれです。左右で同じか?なにか分泌物があるか?近親者に乳がんや子宮癌の人がいるか?など思い当たる事があれば別ですが、、、
他に乳房部にも同じようなしこりがあるかや鏡で見て左右で乳房の形に違いがないかなどもポイントになります。不明な点はまたカキコください。

98 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/01/19(日) 18:10
モルヒネには危険な副作用まずありません。
呼吸が止まるのが一番まずいけど医者が注意していれば起きない。
必要で使っている人間には依存性もありません。使えば使うだけ魔法の力を発揮して
痛みを止めてくれます。まともに使えば意識にはまず影響しません。
この世で一番安全な薬の一つでしょう。
熱冷ましよりは安全です。どっかその辺に麻薬使い方ページの
アドレス書いてあったからさがしてみてね。


99 名前: マミ 投稿日:2003/01/23(木) 01:20
最近、左胸が痛いんです。右に比べて固い気もするし。まだ21才ですが、乳癌ってことも考えられますか?不安で眠れません。誰か教えてください。

100 名前: 投稿日:2003/01/23(木) 12:39
こんにちはマミさん、狸と申します。
乳がんの自覚症状で最初に痛い、というケースはほとんどありません。硬いしこりがあるとか乳頭部から何か液が出る、などがメインです。
下記の可能性をご自身で考えてみてください。
1)近親者(姉妹、親など)に乳癌か子宮ガンの人がいる
2)生理のときに特にしこりのようなものがあるのを感じる
3)1日Ⅰ箱以上のタバコを吸う
4)身長-体重が80以下
5)左右の乳房で色が違う~片方が妙に赤い
などです、、、。なお年齢がお若いのでややきびしめのことを書いてありますが、重要なのは1,2です。当てはまらないのでしたら乳癌の可能性はかなり低いです。
痛い原因は専門外ですが、筋肉痛や場合によっては肩こりなども乳房近辺の痛みにつながる事がありますよ。

101 名前: はなちゃん 投稿日:2003/01/24(金) 10:16
マミさんへ

病状、体質に人それぞれです。不安でストレスたまることはやはり
よくありません。おかしいと思ったら乳腺専門医に診察を受けてください。
乳腺外来を標榜しているところ、乳腺専門医がいるところは事前にTELで問い合わせて
受診する方が確実です。


102 名前: 投稿日:2003/01/30(木) 01:14
前ここの掲示板にのせてもらったものなんですけど…親族には癌で死んだ人もなった事もある人はいませんでした。自分は18の男なんですが…男でもやっぱ乳癌になるものなんですか?

103 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/01/30(木) 16:44
男性でも乳癌になりますよ

104 名前: けんた 投稿日:2003/01/31(金) 01:00
18歳の男なんですけど、右乳首のすぐ左に直径5ミリ前後の青いシコリがあります。触っても痛くないです。前に一度だけ少し腫れました。ヤバイですか?アドバイスお願いします。

105 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/01/31(金) 12:28
ヤバイかもしれないから、医者に行きましょう。
なんでもなかったら笑い話にすればいいだけです。

106 名前: なおこ 投稿日:2003/02/08(土) 12:30
私の母は五二歳で二年前乳癌の手術を受けました。癌の大きさは全摘したほうがいいくらいの大きさだったみたいで、再発しないのなら乳は無くなってもいいと医者にいったそうですが、結局温存を勧められてしまったそうです。一年後鎖骨に転移し、しかもさわって分かるくらいの大きさだったのに、癌ではないといわれ、(検査したのに)結局は癌だったし。そして半年後のいま肝臓に転移。乳癌では権威のある先生らしいのですが、信じていいのでしょうか。かなりくやしいです。ながながとすみませんでした。

107 名前: 投稿日:2003/02/09(日) 08:41
なおこさま、狸と申します。
ご心痛お察し致します。
温存を勧められて、と言うのは本来逆の判断方法です。患者さんが切望するから全切除を部分切除にかえるのが筋ですのに、これでは何にもなりません。場合によっては医療ミスです。
ただし医師側はそうした場合には温存でも生存に差がない、と言うデータを出してくるでしょう。
 再発後の診断一つをとって見ても見立てがかなりいいかげんな様ですので、ここはセカンドオピニオンがよろしいかと思います。
ちなみに、どちらでかかっておいででしょうか?

108 名前: さかな 投稿日:2003/02/09(日) 17:05
二、三日前から右胸を押さえると乳房全体に痛みが広がるんです。日に日に痛くなってる気もするのです。そして、右の方が左より乳房の大きさが小さいようにも見えるんです。乳癌なんでしょうか?不安で仕方がありません

109 名前: 投稿日:2003/02/09(日) 22:08
狸と申します。
乳がんは通常は痛みません。しこりなどが一般的な自覚症状です。
大きさに差があるのはちょっとわかりませんが、効き腕側が小さめになると言うのは良くあります。
気になるようでしたら一度診てもらうと良いと思います。乳がん検診は各市町村でも結構やっていますよ。

110 名前: ブタさん#1982 投稿日:2003/02/13(木) 00:06
乳癌の自覚症状はしこりであるとよく聞きますが、実は最近自分の胸にしこりらしきものがある事に気付きました。乳首より足元側、それも左右両方に…。‘乳癌’だと勘違いされやすい事例などありますか?何かの間違いであって欲しいのですが…。

111 名前: いち 投稿日:2003/02/13(木) 13:29
母が、乳癌を再発し、肺、骨、リンパ節に転移があります。右胸の原発巣の手術跡に10cmのクレーターのような傷ができています。現在、タキソールが奏功し、肺の転移巣は消え、骨の痛みもなくなってきました。しかし、傷の方は少し小さくなったものの、手強そうです。耐性がでてきた時のために主治医に他の坑癌剤を聞いたところ、タキソテール、トポラシンという答えでした。タキソールが効かなくなってもタキソテールが効くことはあるんでしょうか?また、トポラシンというのは聞いたことがないのですが、ご存じの方いらっしゃいましたら教えていただけますか?

112 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/02/15(土) 22:09
>ブタさん#1982さん、
しこり=癌ではありません。乳腺症という良性のしこりもあります。
しかし、勝手な自己診断をしてはいけません。不安をなくすためにも
乳腺専門医の診察を早く受けてください。

>いちさん、
私の知人で再発乳癌ですが、CEF、タキソテール、タキソールとして
います。タキソテールの後タキソールに変わったのですが、上昇して
いた腫瘍マーカーが下がってきたといっていました。
同じタキサン系の薬ですが、両方したという人は多くいるようです。
トポラシンと書いておられますが、トポテシンのことではないでしょうか。
一般名:塩酸イリノテカン、トポテシンやカンプトがこの薬だったと
記憶しています。

113 名前: いち 投稿日:2003/02/16(日) 02:59
112さん、ご返答ありがとうございます。同じタキサン系でも、またちがった作用があるんですね。それと、ラではなくてテだったんですね。主治医にFAXで知らせてもらったので、ラに見えました。トポテシンという薬名を知っていれば、こんな質問はしなかったでしょうね。すいません。それにしても、お医者さんの書く字って読みにくいですよね。 別の病院で、余命半年と宣告されました。「あと半年ぐらい」と書いたカルテを(この字だけははっきり読めました)母にも見えるように机に置いていました。幸い母は気付かなかったですが。もう少し配慮して頂きたいです。

114 名前: ブタさん 投稿日:2003/02/16(日) 20:10
名無しさん、御返答ありがとうございます。私もこのサイトの他のところをもっとよく見ていれば、似たような質問がある事にも気付きわざわざお手数かける事もなかったかと思います(>_<)ただあの時はあまりの不安さと、このようなサイトを見つけた嬉しさ(?)のあまりついつい焦ってメールしてしまいました。早いうちに検査をしに行こうと思います。どうも有難うございました。

115 名前: 投稿日:2003/02/18(火) 13:58
はじめまして、私は春です 年齢は30代です
乳がん手術3年後、再発転移、リンパ、肺、鎖骨
只今、抗がん治療中(CAF)4クール済
抗がん剤効果は、リンパ、肺には有るが、骨には認められない
この先、有効な治療方法は無いのか!教えて下さい。

116 名前: はじめ@膵 投稿日:2003/02/18(火) 18:01
膵臓がんの中でも稀なタイプな癌の患者です。

当方のがんとは異なり、乳がんには多くの期待できる抗がん剤があるそうです。
例えば、平岩医師のweb相談 http://2nd-opinion.eee.ne.jp/ の質問番号38への回答を見てください。 

117 名前: 投稿日:2003/02/18(火) 21:09
こんばんわ春さん、狸と申します。
まずはこのスレの各回答を参照ください。ご参考になるかと思います。
骨を純粋なターゲットとする薬剤は日本では保険適応はみとめられませんが、ビスフォスフォネート系薬剤がそう言った効果を示すことがほぼ明らかになっております。

118 名前: kana 投稿日:2003/02/23(日) 19:43
狸様
初めまして。
ホルモンレセプターが、
エストローゲン(―)プロゲステロン(+)とでました。
ホルモン療法を薦められていますので、
調べてみましたが、プロゲステロンのみ(+)の場合の、
治療法、その他がみつかりません。
ご教授いただけませんでしょうか?




119 名前: 投稿日:2003/02/23(日) 21:02
こんばんわ、狸です。
PgRのみ(+)でもホルモン療法になります。理由はこうです。
PgRと言うのはその発現がエストロゲンによって制御されていると考えられています。よってもし仮にエストロゲン受容体(ER)が陰性であってもPgRが出る以上、エストロゲンに対する作用(ホルモン療法)に効果があると考えられるのです。またERが陽性判断ギリギリの発現と言う可能性もあります(検査のバラツキと言うのも実は存在します)。実際PgRのみ陽性でもホルモン療法が有効であると言う科学的な証拠もあります。
ホルモン療法がダメなら化学療法、と言う判断になるわけですが、現状ではホルモン療法がまだまだ有効な段階と思います。


120 名前: kana 投稿日:2003/02/23(日) 23:02
狸さま
早速のお返事と、分かりやすい解説ありがとうございました。
PgRのみ(+)の場合も、エストローゲンを遮断することが有効だと考えてよい、ということが良く分かりました。
先生の説明では、LH─RHアナログとタモキシフェンを使用するとのことでした。
後1つ教えていただけますでしょうか?[乳癌の内分泌療法]で検索してみると、プロゲステロン製剤も使用されることがあるとの記述に、少し混乱しています。
PgR(+)のみの私のような場合、プロゲステロン製剤は使わないのでしょうか?
宜しくお願い致します。



121 名前: 投稿日:2003/02/24(月) 08:33
狸です。
プロゲステロン製剤と言いますと国内ではヒスロンですね?
ホルモン療法剤の適応と考えるのはERかPgRのどちらか(あるいは両方)陽性の場合であり、ホルモン療法の中でも科学的な裏付けで使用する順番が厳密に決められています。ヒスロンは閉経前についてはまず使いません。効果がある、という明確なデータがないからです。では現在はどういう治療を行うかと言いますと、閉経前に限りますと術後タモキシフェンもしくは化学療法、もしくはLHRHアゴニスト(リュープリンかゾラデックス)です。上記は世界的な治療指針であるサンクトガレンのガイドラインで定められています。最近話題のアロマターゼ阻害剤は術後補助療法でもタモキシフェンを上回る、とのデータが出され最近話題になりましたが、少なくとも閉経前の適応は未取得です。また最近発表された興味深いデータに、閉経前補助療法は化学療法よりもタモキシフェン+LHRHアゴニストの方が効果でも優れている、というものがあります。これまで信じられていたのは閉経前の術後補助療法は化学療法が優れているが、TAM+LHRHアゴニストでも遜色はない(同等程度)で副作用まで考えるとTAM+LHRHアゴニストも捨てがたい、的なニュアンスでした。しかしこれが効果の面でもTAM+LHRHアゴニストが優れる、との報告ですから自分はかなり画期的だと思っています(報告の内容もまずもって正当かつ論理的です)。ですからKanaさんの主治医先生の治療方針はまず王道のものである、と言えます。

122 名前: kana 投稿日:2003/02/24(月) 11:41
狸さま、こんにちわ。
わかりやすく解説していただいたので、よく理解できました。
術直後、先生から「ホルモン療法をします。」と伺ったときは、ホルモンのバランスが崩れているから、それを整えるのかな?って思ってしまいました。女性ホルモンを遮断するのだと知ったときは辛かったです。今もその辛さは変わりませんが、TAM+LHRHアゴニストは、化学療法よりも効果の点で優れるという報告があると教えていただいたことは、これからの励みになると思います。ありがとうございました。


123 名前: いちご 投稿日:2003/02/27(木) 13:32
こげや先生、皆さんはじめまして。いちごと申します。
 少し長くなるかと思いますが、私の3年以上におよぶ肺がん闘病体験を書き込
ませていただきますので最後まで読んで下さい。
 私は99年末(48歳8ヶ月で)、肺腺がんStageⅣ(左肺に3センチの原発巣、
両肺に多数の1センチ以下の結節性病変、両側肺門・縦隔に1センチ以下のリン
パ節多数、他臓器転移なし)の宣告を受け、A病院に検査期間含め4ヶ月入院。
シスプラチン+ビンデシンによる化学療法を2クール施行するも効果なく、対症療
法とするという病院側の決定でやむなく退院しました。
 納得がいかずあらゆる手段を使い情報収集し、代替治療の勉強もしました。
 退院後初の外来で、「肺がんに効く薬はもっとあるはずだから、セカンドライン
の治療をやって欲しい。」「うちではもうやらない。どうしてもと言うなら国立
Gセンター(中央)を紹介するが、治験ということになるし副作用ばかり強くて
効果は望めない。とにかく今日はもう話している時間がないので次回(1ヶ月後)、
にしよう。」
 この医者の言葉に唖然としました。ちなみにA病院とは、某大学病院で、最先
端の研究をしている誰もが知っている大きな病院です。

 《 A病院での検査・診断・治療・結果の詳細は以下の通りです。》
  ・99年11月初発。肺腺癌StageⅣ(T4N3M1)。
  ・胸部CT:左肺S6に空洞伴う30×25mm、その他両肺に多発する経1cm
   以下の結節性病変。両側肺門、縦隔に1cm以下の小さなリンパ節多数。
  ・器官支鏡:Brushing Cytologyは左B6a Adenocartinoma class Ⅴ。
   組織診はhitせず。
  ・病変は両側にわたっており in-ope。検査にて転移巣の存在、また他臓器
   原発の可能性は否定。
  ・2000年1月17日より化学療法第1クール開始。
    (day1:CDDP140mg+VDS5.4mg、day 8・15 VDS5.4mg)
    2月16日より第2クール施行(第1クールと同メニュー)。 
  ・化学療法前後のTumor markerは変化なし。
    CEA(5.0ng/ml未満):入院時(11/19)18.5 → 退院時(3/8)19.7
  ・CT画像より左肺S6の空洞伴う原発巣は面積で80%に減少。両肺に多発
   する経1cm以下の結節性病変は数・大きさに著変なし。よって化学療法
   2クール終了後の効果はNC。今後は対症療法の方針とし、退院とする。

~次に続きます~


124 名前: いちご 投稿日:2003/02/27(木) 13:37
123のいちごは、書き込むスレッドを間違えました。
「肺がん治療について」の方に書き込み直します。
失礼しました。

125 名前: ネコ 投稿日:2003/02/28(金) 00:15
狸さま、はじめまして。
私は27歳で1月に手術(温存法)をしました。
現在は放射線治療を受けています。
コアニードルでの検査では非浸潤癌ということでしたので
しこりは大きかったのですが温存法にしました。
しこりは4センチくらいです。
病理検査の結果は浸潤癌でリンパは19個とって転移はありませんでした。
ERは陰性でした。
ホルモン療法はせず、経口の抗がん剤を使う予定です。
結果の詳細はわからないのですが、
私の状態はいかがなものなのでしょうか?
予後がいいとされるものなのか悪いものなのか気になります。


126 名前: 投稿日:2003/03/01(土) 22:37
こんばんわ、狸です。
まずポイントとしましてはホルモンレセプターのステータス、ネコさんの年齢、そしてバイオプシの診断です。そしてリンパ節転移がないという事ですね。
このケースですとザンクトガレンのガイドライン上ではリスクが高い方に分類されてしまいます。ただしリンパ節に転移がない事と非浸潤癌である事から、或いはDCISという、乳管内に止まった状態かもしれません。DCISの扱い方は実はまだ十分に定まっておらず、ガイドラインでも余り強く判断をさせていません。ですが多くの乳がん臨床医に聞いた話や病理の学者に聞いたところではきちんと取ればかなり予後は良いと言われています。ネコさんの場合ですと、傍目にはお若い事と温存術式にされた事からして術中の迅速診断で断端診断をきちんとしているはずですので、除去はまず間違いないと思います。
以上を総合しますと、自分の考えではそれほど悪くはない感じがします。ただやはり年齢的な面など安心できない部分がある事は否定できません。
現在の治療方針ですが、放射線化学療法になりますね。温存術式ですから放射線は当然の選択です。ただし化学療法として経口の抗がん剤と言う事ですからおそらくUFTではないでしょうか?放射線を当てているせいもありますが、化学療法は標準療法であるCAF(サイクロホスファマイド、アドリアマイシン、5-FU系)にしても良い気がします。もしくはAC→T(アドリア、サイクロ後タキサン)も良いかもしれません。ただ放射線との相互作用の問題もありますから主治医と相談してみてください。
おそらくお若くして乳がんと言う事でのショック、再発に対する心配、手術後の傷跡がまだ残ってるでしょうからそのショックもあるでしょう。ですが傷跡は復帰させることが可能ですし、検査を入念にすることで再発の早期発見も可能です。心配したまま過ごすのが良くないですからどうぞ気弱にならないことを祈っております。

127 名前: 投稿日:2003/03/02(日) 10:11
狸さん 先日はお返事有難うございます。
骨シンチでは、黒くなっているのですが、腫瘍マーカーは平常値
です。痛みも常時有る訳ではありません。このためビスフォスフ
ォネートの使用は、主治医は必要ないとの返事でした。
骨転移の検査は、他にどんな方法が有りますか?

128 名前: とっぽ 投稿日:2003/03/02(日) 17:42
昨年4月に乳がんの手術をしました。左乳房を全部摘出しました。しこりの大きさは2cmリンパへの転移はありませんでした。4週間に1度のリュウプリン注射とホルモン療法をしています。半年くらい前から左足に痛みとだるさを感じるようになりました。さらに、3ヶ月くらい前から、両手の付け根の骨が触るだけで、痛みます。骨に転移してるのではないか心配です。このような症状があるのでしょうか?

129 名前: 投稿日:2003/03/02(日) 21:18
こんばんわとっぽさま、狸と申します。
カキコの内容から、閉経前、ホルモン受容体陽性の判定だった様ですね。全摘出をした所から或いは断端陽性だったのかもしれません。
まず現状の投薬から年齢はわかりませんが、更年期障害誘発状態ですから骨粗しょう症に近い状態になります。そうなりますと当然痛みなども出てくる可能性があります。特に年齢的にはまだまだ閉経には遠い状態で筋力や反射速度などは若い状態ですからより骨への負担が強くなります。
閉経前の状態での乳がんですので、骨への転移はそれなりに気を使って検査されているはずですがいかがでしょうか?もし心配なら一度医師にかかられる事を勧めます。現状ではちょっとなんとも言えません。

130 名前: ネコ 投稿日:2003/03/03(月) 01:12
こんばんは。
レスありがとうございます。
針の検査では非浸潤癌でしたが、手術後の病理の検査では
浸潤が見つかりましたので浸潤性乳管癌と診断されました。
どれくらい浸潤しているのかはわかりません。
非浸潤癌ならそれほど悪くはないとは思いますが
浸潤癌ですので・・。

131 名前: とっぽ 投稿日:2003/03/03(月) 21:49
狸様、さっそくのご返事ありがとうございました。一人で考えていると、どんどん悪い方へ悪い方へと考えてしまって、。自分でもいけないとわかっているのですが。今度主治医の先生に話してみます。ありがとうございました。

132 名前: 投稿日:2003/03/03(月) 23:26
狸です。
>127春さんへ
ちょっと順番が前後してしまいまして失礼しました。無視したのではなくちょっと答え難かったので、、、
転移のマーカーですが、骨溶解を示すマーカーがあったはずです。すいません、自宅なので資料がないのです。それか増殖因子なども骨に転移があって溶解されると増えてきます。実際のルーチンな検査でどこまで対応可能かちょっと知らないのですが、いくつかあるはずです。
それとビスホスフォネート(アレディアなど)はなんと言っても保険適応が骨粗しょう症か高カルシウム血症に限られるので、転移抑制と言う術後補助療法にはなかなか理解が示されません。ですが効果があると言う報告は結構あるのです。さらにビスホスフォネート系薬剤はドンドン新しい薬が出ており、日本はかなり遅れている印象です。

>130ネコさん
浸潤癌でもリンパに転移がないのですから局所の浸潤ですね。核異型もきっと見ているはずですが、診断に対応した治療が選択されるといいですね。ただ念の為、経口抗がん剤だけ、と言うのはなんなのか確認してみて下さい。必要なら最適な治療に合っているかコメントできます。

>131とっぽさん
心配して悩むのがもっともいけません。心配ごとは医師に相談するのがもっともいいですよ。またなにか疑問があったら聞き方やポイントなどはいくらでもお教えしますので余りお気になさらないように、、、


133 名前: ネコ 投稿日:2003/03/04(火) 01:28
狸さま

今は放射線療法を受けています。
書き込みし忘れていました。
経口薬にする理由も一応聞きましたが
脱毛するので若いあなたにはちょっと・・ということでした。
注射や点滴を希望するのであればしますとのことです。
浸潤癌でも経口薬を使うということはあるのでしょうか?


134 名前: 投稿日:2003/03/04(火) 21:33
こんばんわネコさん、狸です。
担当医師と話をした訳ではありませんが、なにか話が逆な気がいたします。
むしろ医師側が全ての治療方法を紹介して副作用の説明をしてから判断を聞くべきで若いから脱毛は困ると思って、と言うのはちょっと乱暴ですね。
経口抗がん剤というのは5-FU系薬剤のUFTかフルツロンなどですが、経口抗がん剤は日本で汎用される処方で、抗がん効果としては併用療法、CAFなどには劣ります。その分副作用としての脱毛などは確かに軽減されます。
放射線療法の最中とのことですので明確には言い難いですが、、、、。
もし更に医師に質問するのでしたらポイントとして
・放射線と併用化学療法(CAFなど)は一緒にできるか?できるとしたら副作用は?
・放射線治療が終わってからはどうか?
などと聞いてみてはいかがでしょうか?なお術後補助療法でのタキサン使用は現状ではエビデンスがありませんので使用できません。


135 名前: ネコ 投稿日:2003/03/04(火) 23:05
狸さま、こんばんは。
主治医は何を考えているのかイマイチわかりません。
最初に非浸潤癌と診断されたため、リンパ節はとらないという
ことでしたが実際にはとられました。
私はリンパ節をとらないという約束をしていたので
主治医に取った理由を尋ねましたがこのときも
「若いから」と言われました。
何故「若いから」と言ったのかは後でわかったのですが
そういう経緯があるため、今回の抗がん剤の件も
他に何かあるのではないか?と考えてしまいます。
考えられるすべての治療法を説明してから
どうするのか聞いて欲しいものです。
術後の病理の検査結果が出た後、全摘するか
放射線をするか次の日の朝までに考えるように言われました。
説明は特にありませんでした。
一時は全摘しようと考えたのですが、
放射線科の先生の私の癌の状態の説明により
放射線を受けることにしました。
腋近くまで癌があったので放射線を受けたほうがよいと
説明され納得したのです。
他にもいろいろ聞いたのですがきちんとした説明は
ほとんどありませんでした。
不信感が募るばかりです。
抗がん剤の使用開始は放射線が終わった後になります。

136 名前: 投稿日:2003/03/04(火) 23:54
狸です。
どうもなかなかおかしな医師のようですね。困ったものです、、、
医師はそれは専門家だから(と言う事にして置きます)分った上でやってるので良いのでしょうが、患者さんにはたまったものではありません。乳癌と言うのはもっともテーラーメード医療的な事ができる世界ですので、いいかげんな治療は本来許容されません。
確かに治療の大枠を決めるのは年齢、ホルモン受容体の状況、大きさ&転移の有無、家族暦などです。ですがなぜそういう因子が治療方針に影響するのかはなかなか説明してくれないようです。その道の専門家ならいざ知らず、一般の方には当然理解しにくい話ですから丁寧に対応して欲しいものです。
余りに医師との意思疎通がうまく行かないようでしたらセカンドオピニオンをとるなど対応を考えてはいかがでしょうか?またそういう状況でしたらなかなか不安感が強いでしょうからこちらでいくらでも質問してください。可能な限りお答えさせて頂きます。不安なままほっとくとなんと言っても精神衛生上良くありませんので、、、、。

137 名前: ネコ 投稿日:2003/03/05(水) 00:22
ネコです。
外来のときに診ていただいた先生に相談しようと思っています。
主治医とは気まずくなるとは思いますが、
私にとってはとても重要なことですので。
またよろしくお願いします。

138 名前: まや 投稿日:2003/03/17(月) 23:25
乳ガンの症状を教えて下さい

139 名前: 投稿日:2003/03/19(水) 16:58
こんにちは、狸です。
138番のまやさんの書き込みはご質問ですか?
あまりに情報がなく、お答えのし様がございません。いま少し情報があると良いのですが、、、


140 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/03/19(水) 18:46
今月(2003.3)はサンクトガレンで、乳癌の国際会議があったそうですね。
どんなことが発表されたりしたんでしょうか?
標準治療といわれるものに、なにか新しい進展とかあったのかな?
どなたかご存じないですか?

それから、この会議、3年に一度とどこかで読んだ記憶がありますが,
前回は2001年でしたよね?
2年に一度になったんでしょうか?

私の通っている病院にの先生は、まず標準治療、とにかく標準治療という
方針なので、サンクトガレンの合意次第で、治療内容が変わるかも
しれないので、戦々恐々なんです。

141 名前: 投稿日:2003/03/19(水) 22:08
こんばんわ、狸です。
ザンクトガレン、おっしゃる通り気になりますね。一時期行ける事になっていたのですが、ダメになってしまいました。まだ情報は掴んでおりませんが、、、可能性として
・タキサン術後補助療法の扱いが明記される
・術前化学療法、あるいはホルモン療法が記載される
・ハーセプチンの扱いが明記される(発現確認で即使用可能など)
・ホルモン受容体陽性での術後補助療法第一選択がタモキシフェンとアロマターゼ阻害剤の併記になる
などでしょうか、、、、
いずれにしましても分り次第報告いたします。なお今回から2年に一度になったようですよ。

142 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/03/20(木) 14:35
早速のご回答ありがとうございます!!
狸様には、いつもお世話になっております。

残念!狸様が行けなかったことは、ココにいらっしゃる皆様にとっても
大いなる損失~。本当に残念です。
でも、分かり次第ご報告くださるとのこと、心待ちにしております。
2年に一度になったのは、いいことなんですよね?

ところで、試験の結果の数値って、知ることはできないのでしょうか?
例えば、CEFとCMFではCEFが有意云々とある場合、数字にして
どのくらい良いのか、知ることができる所ってないのでしょうか?

リスクとベネフィットを比べて判断するように、って本やネットで
読むんですが、「少し良い」とかの漠然とした評価しか分からないので
比べようがなくて途方に暮れてるんですけど・・・。
皆さんは何をどう比べて治療を決断なさってるんでしょうか?

143 名前: コウ 投稿日:2003/03/25(火) 14:49
こんにちは。
わたしは、この8月で術後4年になります。
半年のCMFの後、ノルバデックスを飲んでいます。
この薬は、3日飲まないと、継続効果がなくなるといわれて、気をつけていたのですが、頭痛で
2,3日臥せっていて、気付いたら3日・・・土曜日の朝に飲んで、火曜日のお昼・・・これって
アウトでしょうか? 自分の粗忽さにショックです。
ちなみに、5年飲むように言われていますが、効果と副作用の面で、何年がベストなのでしょう
か? ご存知でしたら、是非教えて下さい。

144 名前: 投稿日:2003/03/25(火) 18:20
こんにちは、狸と申します。
ノルバデックス(タモキシフェン)は5年が薬効的にはベストです。3年より5年、5年以上は追加効果がない事が臨床試験で証明されています。
一方副作用ですが、もちろんゼロではありませんが、効果と比較してもやはり5年と言うことで世界的にコンセンサスです。ただし血栓症と子宮ガンのリスクがあるとされています。血栓症は既往歴があるのでしたら要注意ですが、子宮ガンのほうは綿密な検査で十分発見でき、しかも治療方法も十分にありますのでまずは懸念は要らないと思います。あとはほてりや性器出血等ですが、癌再発防止がより急務と思いますが、、、。
なお3日間抜けた事はそれほど気にしなくても良いと思います。タモキシフェンの体内半減期は確か30時間ほどで、しかも受容体に結合後の半減期、さらに消化管内の循環などもあるので、1ヶ月飲まなかったというならまだしも、3日で癌が急に増えたりは普通は考えにくいです。むしろ気にする方がよほど精神衛生上良くありません。

145 名前: コウ 投稿日:2003/03/26(水) 09:00
コウです。
狸さん、詳しく教えていただいて、ありがとうございます。
とても気になっていたのですが、ほっとしました。
やはり5年がベストなんですね。術後に「3年」と言われ、延びたのでどうなのかなと
思っていました。
あと1年半、しっかり飲み続けようと思います。まだ30代なのに、急に物忘れがひどく
なったのは、トシのせいなのか、クスリのせいなのか・・・?
でも、本当にアセッていたんです。救って頂いて、
ありがとうございました。

146 名前: 投稿日:2003/03/26(水) 11:14
狸です。追伸です。ノルバデックスの服用期間の比較試験は2年と5年でした。訂正いたします。また副作用の件ですが、血栓症、子宮ガンとも発生頻度は1%以下です。絶対安全、とはいえませんが、血栓症は気になるようなら凝固作用の検査を、子宮ガンは検診を受ければまず大丈夫と思います。他の項目については以下(http://www.nagumo.or.jp/cancer/library/text/b027.html)を参照ください。
なお物忘れは、、、、私も30台半ばですが最近物忘れがひどいので、年齢的なものでは(すいません、たわごとですね)。

147 名前: コウ 投稿日:2003/03/28(金) 14:51
コウです。
狸さん、ありがとうございます。
血液検査は4ヶ月毎、腫瘍マーカーは半年に1度くらい受けています。
それで血栓症はわかりますか? ちなみに、婦人科も半年毎です。
物忘れは・・・納得です!

148 名前: ネコ 投稿日:2003/03/28(金) 15:53
狸様
こんにちは。
抗がん剤をすることが決まりました。
使用する抗がん剤はCAFで4クールします。
他の医師からはECがいいと言われました。
この二つはどう違うのでしょうか?


149 名前: 投稿日:2003/03/28(金) 22:20
狸です。
>147コウさん
血栓症と言うのはケガでもないのに血管内で血の塊が出来てしまうものですが、一般的な血液検査で血球数の変化などである程度掴む事ができます。また凝固検査と言うのも可能です。恐らく癌の治療を受けた同じ場所で検査をしているのならノルバデックスを飲んでいるのですから気を付けているはずですが、気になるようでしたら再確認してもイイかもしれません。凝固能の検査結果はどうですか?とはっきり聞くと良いでしょう。もしやってなかったら頼めば良いだけのことですよ、、、。
腫瘍マーカーは遠隔転移などの発見を助けてくれます。特に転移先として出やすい骨転移などを発見出来る事を期待しています。念の為ですが、骨の痛みなどを感じたらすぐさま医師に報告してくださいね。
最後に婦人科検診ですが、子宮癌は発生頻度も少ないですが、初期でしたら手術でまず間違いなく直ります。特にノルバデックス服用でしたらより入念に調べますので一般の方の健康診断とは発見確率が違います。ですからそのままの対応で十分と思います。
物忘れは、、、私も困ってます(汗)

150 名前: 投稿日:2003/03/28(金) 22:30
狸です。
>148ネコさん
CAFとECは一件まるで別の処方に見えますが、アンスラサイクリンをベースにした乳癌の標準療法です。CAFはサイクロホスファマイド+アドリアマイシン+5-FU、ECはエピルビシン+サイクロホスファマイドです。
乳癌で絶対的に有効だと言われるのがアドリアマイシンなのですが、連投による心毒性が懸念材料になります。その副作用を低減したのがエピルビシンです。効果と副作用を考えると両者ほぼ同等とされますので、心毒性が心配なければ(既往歴がない患者さん)ならCAFやACの様にアドリアマイシンをいれ、懸念があればエピルビシンに替える、と言った感じです。
ではFってなんで入ったりはいらなかったり?と言う疑問が出るのですが、じつはCAFとACでFの有無の比較をしたところ、Fを追加した場合の効果がはっきりしなかったと言う報告があるのです。ただ念の為申しますとFに効果がないと言う事では有りません。開くまでその試験では有意差が付かなかった、と言うことです。
以上を考えますと、どちらの医師も言う事は正しいと言えます。たしかネコさんはお若いので、心毒性の心配がなければCAF、ちょっとでも不安があるのならECという事で、再確認して見てください。おそらく担当医師も同じ事を考えていると思います。

151 名前: ネコ 投稿日:2003/03/29(土) 00:29
狸さま
こんばんは。
主治医の話では「ECはどんな副作用かわからないから対処法がよくわからな」
とのこと。
またもや頼りない返事でした。
乳腺外科の専門ではないから仕方のないことなんでしょうかね。
追加の質問です。
CAF療法の4クールが終わってしまえば、とりあえず治療は終わりでしょうか?

152 名前: 投稿日:2003/03/29(土) 01:45
狸です。
>151ネコさん
ECでは特にエピルビシンの副作用が問題になるかと思います。改善したとしましてもやはりアンスラサイクリン系薬剤ですので、投与量によってはうっ血性心不全になる場合もあります(4クールでは行かない量のはずです)。
他には悪心、嘔吐や白血球減少が30-40%位の頻度、食欲不振、脱毛が20%くらいの頻度かと思います。いずれも対処療法が有りますので治療上問題にならないはずです。加えてC由来の副作用、膀胱炎などもあり得ますが、こちらはそれほど頻度は高くありません。
今後、ですが、たしかネコさんはホルモン受容体陰性だったはずですので、CAFを4クール終えますといったん終了となります。もしくはFU系薬剤の飲み薬が出るかもしれません。この術後補助療法としてのFU系薬剤の効果は実はまだ未確定です。ホルモン療法剤と違って化学療法は副作用が強めですので、連投によるQOL低下も考えるべきです。投与後どうしたいかは良く医師と相談して見てください。といってもこの医師ですので、私個人としては服薬は止めにして検査の頻度を上げるのが良いかと思います。
また何かありましたらご質問ください。

153 名前: ネコ 投稿日:2003/03/29(土) 08:46
狸さま
CAFはかつらが必要になるほど脱毛しますか?
主治医にはつるつるになると言われました。
CAFの投与後は他の医師に相談してみようと思います。


154 名前: 投稿日:2003/03/29(土) 20:57
狸です。
>153ネコさん
CAFは残念ながら投与中は完全な脱毛を伴います。ですが治療終了後は完全にもどります。
生活パターンにもよりますが。かつらが必要と思われます。ただし回復性があるのでその当たりをご理解ください。なおCMFは脱毛の頻度が少ないとされますが、その分効果もやや劣りますので、脱毛だけを考えてCMFにするのはお勧め出来ません。

155 名前: ネコ 投稿日:2003/03/29(土) 21:47
狸さま
つるつるになるんですね(T_T)
もうかつらを準備したほうがよいでしょうか?
それと検査の頻度を上げるというのは
検査を年に何回くらいということでしょうか?
何度も質問すみません。

156 名前: 投稿日:2003/03/29(土) 22:41
狸です。
>155ネコさん
ご心配の向きお察しいたします。
かつらですが、通常の生活に必要とお感じなら(人と良く会うなど)お求めになると良いでしょう。ただ値段は結構ピンきりです。病院などでも紹介してくれます。また下記ページに脱毛一般の情報が載っています。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/care/010313.html
検査の頻度ですが、これは考え方次第なのですが、血液検査を3ー4ヶ月に一度(骨マーカーと癌マーカーを見れるはずです)、局所再発は基本的に自己診断+半年に一度くらいマンモくらいではないでしょうか?
CAF後の治療ですが、何もなし、では恐らくは心細いとお考えでしょう。以下はエビデンスがない、恐らくはかなりチャレンジングな話ですがご参考程度にしてください。
・タモキシフェン(ノルバデックス)を使う~ホルモン受容体陰性ですから通常は出来ません。ですがホルモン受容体陰性例でも10%程度の効果があるとされています。またホルモン受容体の検査がギリギリ陰性判断程度ならまだ内分泌療法の効果が期待できる可能性がある事も加味しています。
・ビスホスホネートを使う~保険適応は骨粗しょう症と高カルシウム血症ですが、骨転移抑制と骨転移巣の縮小効果が知られています。実際わずかですが骨転移抑制効果が見られるとした報告例もあります。
・FU系経口剤を使う~恐らく可能性として(医師が処方する)一番高いのがこれです。効果に付いては正直未定ですが、抗がん剤による効果は確かにあるはずですので、3ヶ月、半年と比較的最初のほうだけ使うと良いかもしれません。なお化学療法剤ですから、無用に飲み続けるとかえって耐性癌の発生を誘発しますのでほどほど、が良いと思います。
毎日使うとなると薬剤費もバカになりませんし、保険適応の問題もありますので医師と良くご相談ください。なお相談にはそれなりに話術が必要ですので、具体的に聞く事がポイントです。その当たりのご相談もこちらでどうぞ、、、。


157 名前: ネコ 投稿日:2003/03/30(日) 13:09
狸さま
主治医から腫瘍マーカーの話とか全く出ません。
私が言わなくとも調べているものなのでしょうか?
ホルモン受容体についてですが、
病理の結果にはER(-)としかかかれていませんでした。
主治医にはもっと詳しい検査結果が届いているのでしょうか?
主治医がしっかりと話してくれないので心配事ばかりです。
友達の友達で乳腺外科医の方がいて、
そちらへよく意見やお話を聞きにいっているので
その先生にお任せしてもいいと思うのですが、
手術はきちんとしてくれた主治医について行きたいという
気持ちもあります。
これからどうすべきか・・・。

158 名前: 投稿日:2003/03/30(日) 21:03
狸です。
>157ネコさん
なかなか困った主治医ですね、、、。仮にも乳癌を手術した患者さんの血液検査ですから腫瘍マーカーなどの検査をしないと言う事はないはずです。念の為確認と前置きして腫瘍マーカーなどには何があるか?などと聞いて見てはいかがでしょうか?もちろん予めHPなどで調べて置くと良いですよ。
ホルモン受容体の方はERのみ陰性なら検査不十分です。ですが通常ERとPgRは一緒にやるはずですから確認してください。もしPgRが陽性ならノルバデックスが保険適応で使えますし、効果もより期待できます。
 他の医師に尋ねるのは何も悪い事はありません。セカンドオピニオンと割り切れば良いでしょう。ネコさんご自身のことですからご自身の希望が最優先です。ただしあちこちで意見を聞き過ぎると余計に疑心暗偽になる事も有りますのでそのあたりご注意ください。またそうして聞き回って入るとどうしても調子の良い事を言う健康食品やまじないなどに引っかかりやすくなりますので良くお考えください。

159 名前: ネコ 投稿日:2003/03/30(日) 23:47
狸様
腫瘍マーカーのことは放射線医(他院)に尋ねられましたので
うまく主治医に話します。
そういえばPgRも陰性だったような気がします。
結果を聞いたときにホルモンの話もされましたが、
浸潤ガンと聞いてショックだったためよく覚えていません。
手元にある病理検査の結果には記載されていません。
いくつか健康食品をすすめられましたが
どれも高価だし、効き目もよくわからないのでやってません。
野菜ジュースとかクエン酸など手ごろな値段で
続けられるものを飲んでいます。
食べてはいけないものとかありますか?

160 名前: 投稿日:2003/03/31(月) 09:19
こんにちは、狸です。
浸潤癌と言うことでかなりびっくりされたとの事ですが、リンパ節に転移がなかった事や、局所摘出で術式を終えている(のですね?)ので世間的に言う(はびこっているイメージ)ところの浸潤癌ほどひどくない気もします。乳癌というのは発生がほとんど乳菅上皮ですが、大まかに言って乳菅内に癌がいるのを非浸潤、菅をつき破ったのを浸潤癌としています。乳菅内におとなしくしているほうが程度としては確かに良好な場合が多いのですが、非浸潤でも場合によっては乳菅に沿ってずっと広がってしまい(乳頭から乳房までずっと)、全摘出のケースもありますので必ずしも明確ではありません。
食事のほうですが、特に食べてはいけないものなどということはありません。余程の発癌物質でない限り急にがんになったりはしません。あれはダメこれはダメと考えるとかえって気分が滅入ってしまいます。ただ簡単なこととしましては暴飲暴食や偏った食事はしないこと、野菜などをよく取りバランスの良い食事を心がけること、食事を含めた生活全体をリズムのある規則正しい生活にする事、などでしょうか、、、。基本的に心身の疲れをあくる日まで持っていかないというのが良いと思いますよ。(うーん、自分じゃできてないことを言っていますが、、、。)

161 名前: ネコ 投稿日:2003/03/31(月) 18:32
狸さま、こんにちは。
結果が出るまでは非浸潤癌と思って気楽に考えていたので
浸潤ガンと聞いたときはショックでした。
先生は手術したときに浸潤ガンだと思ったそうですが。
温存法でリンパはレベル1を郭せいしました。
私のガンは大部分が乳管内にあるらしいです。
しこりは結構大きかったですが、
先生が触診しても乳腺としか思えないと言われたほどの
硬さでした。
そんなに悪いガンではないのかなとも今は思ってます。
私がガンになった原因はストレスではないかと思います。
20歳くらいの頃からずっと悩みがあって
精神的にすごく疲れていました。
あの腫瘍は私の心の叫びだろうと思います。
しかしガンになったことでその悩みから開放されました。
今度はガンが悩みの種となりそうですが。
今週から来週にかけて抗がん剤前の遊び納めということで
遊びまわってきます。
狸さま、いつもありがとうございます。

162 名前: 投稿日:2003/03/31(月) 19:14
狸です。
そうですか、悩み事ですか、、、。ですが抗がん剤前に遊び尽くす!と言うその前向きな考えは重要です。絶対治る!と言う意思が結構治療には効果があるものです。治療が始まるとまたそれでいろいろありましょうが、どうぞご遠慮なく質問ください。可能な限りお答えさせていただきます。

163 名前: ネコ 投稿日:2003/04/02(水) 15:39
狸さま
私は死なないような気がします。
治療が終わればまただらだらと生きていきそうな気がします。
私は親が嫌いなので絶対に親より先に死にたくありません。
ネット上で個人のHPを見ると「家族が支えになった」とか
よく書かれていますが、私の場合は支えにはなりません。
変な理由ですが、これも生きる力となると思います。
またよろしくお願いします。

164 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/02(水) 21:58
>ネコさん
頑張って生きてください。
私も少しネコさんの気持ちに同感なんです。
親からのストレスのせいで、このままではストレスに殺される、と
思っていたところに、乳癌が見つかりました。
癌は衝撃でしたが、さすがの親もこんな状態の私にストレスを
ぶつけてくることは減り、それだけは助かっています。
「家族が支え」と言える人たちは幸せでいいナ。
すみません。愚痴でした。m(__)m

165 名前: ネコ 投稿日:2003/04/03(木) 01:07
>164さん
こんばんは。
「家族が支え」と言える人たちは幸せでいいな、と
私も思います。
私の場合家族であって家族でないと思うほど
関係は希薄です。
入院中も病院にきて欲しくなかったし、
本当は病気のことも言いたくなかったです。
自分のことなのに自分と医師以外に言わなくちゃいけないのが
嫌です。
本人に告知しないことはあるのに、
家族にはほとんど必ず告知するのは納得いきません。
私の考え方がひねくれているんだろうと思いますが。


166 名前: 投稿日:2003/04/03(木) 09:00
狸です。
ネコさん
死なないでだらだら生きてる、、、と言われますが、その生きていると言う状態を得るために我々は一生懸命薬剤の開発をしています。
よく過激なもの言いをするヒトは、たかが半年やそこら長生きさせてどうするんだ?とか言って我々の活動を否定しようとします。そうなのかもしれません。でもその延長した時間で何が得られるかはその批判者が決める事ではなく患者さん自身が決める事です。患者さんの生き方をも否定するのはどうかと思います。まるで我々製薬会社の人間を死の商人のごとく批判されたら私はこう言って反論しています、、、。あ、関係ない話ですね。
家族の中の自分って人それぞれと思います。それが良いか悪いかはあくまでご自身がどう考えるかだと思います。快適ならばそれが良いって事ですし、そうでなかったら居心地が悪いのでしょう。ですが自分の人生主人公は自分ですから、ある意味わがままでいいと思うのです。もっとも最低限のルール遵守は必要ですが。
何はともあれ、皆さん頑張りましょう!私も微力を尽くしますから。
なんか変なカキコですね、、、

167 名前: ネコ 投稿日:2003/04/03(木) 13:29
狸さま
「だらだら生きる」なんて言い方をしてすみません。
今までだらだらと生きてきたのですが、
そういう風に生きることもできるというのがとても幸せに
思えます。
もうこんな病気になってしまいましたから
命と健康の大切さを身にしみて感じ、自分は周りの人によって
生かされていることを実感しましたので
誰かの役に立つようなことをしたいと思います。


168 名前: 投稿日:2003/04/03(木) 15:05
狸です。
あ、こちらこそごめんなさい。そういうつもりではありません。今回を契機に生きている事を再認識できたとのことですのでそれこそが重要だと思います。私が申しましたのはあくまで自分の事でもないのに癌治療による延命効果などを批判する人達です。
私は医師ではありませんが、この分野では如何にいい加減な治療や薬剤選択が行われているかいつも悲しく思っています。少しでもそういう風潮を改めたいと願っています。ネコさんも頑張ろうといわれてますし、私も負けてはおれませんね、、、、。

169 名前: さや 投稿日:2003/04/06(日) 23:29
私は16歳の女子高生です。乳ガンは十代でなる可能性はないのですか?誰か教えてください。真剣に悩んでます。

170 名前: 投稿日:2003/04/06(日) 23:57
こんばんわ、狸と申します。
10台で乳癌になる確率はかなり低いですがゼロではありません。
悩むなりに理由があると思いますが、何か心配な状況でもあるのでしょうか?
カキコの内容からはわかりませんので一般論を申しますと、16才で発症するのはきわめてまれです。ただしそのような極若年性の場合には家族性乳癌(近親者で乳癌が多発する)や強烈な環境要因(タバコを凄く吸うとか)、更に初潮が凄まじく早かったなどホルモン暴露が長期だったなどかなり特殊な状況が揃わないとなかなかないと思います。

171 名前: モンチッチ 投稿日:2003/04/08(火) 00:31
 パージェットについて教えてください

172 名前: ちいち 投稿日:2003/04/20(日) 05:28
みなさま初めまして。私は一昨年の12月末に炎症性乳癌と診断された27歳です。リンパ転移有りでした。術前化学治療をし、去年3月に右胸全摘出。病理結果はホルモンレセプター陰性、摘出したリンパ節15箇所に癌細胞があり、Her2は3+でした。その後術後に化学治療したものの胸壁に局所再発、7月からフルツロン200を処方(現在も服用中)去年8月から放射線治療して終了後のCTからは病巣は見あたらなくなり今に至ります。今、気になる症状があり、今月末に骨シンチとCT撮ります。なんだか右のお尻から太股がだるくて少し痛いし、仰向けに寝て深呼吸するとうまく表現できないのですが右胸奥(肺?)がこぽこぽいうんです。たまにこぽこぽしたとき痛かったり…。多分検査で癌の転移か否か分かるだろうし気分的には最近安定してます。
こちらのカキコは狸様(初めまして!)のような博識な方がおられてとても参考にさせていただけるとともに、自分の病気の知識のなさに恥ずかしくなりました。私、ホルモンレセプター二種類あるの今まで知らなかったのです!そこで狸様に質問なのですが、レセプター陰性と先生に言われたのに、去年冬ににヒスロンを1ヶ月処方されたのです。副作用(情緒不安定)が強く出た為に中止したのですが両方のレセプター陰性でもホルモン剤を処方されることはあるのでしょうか?過去ログに同じ質問がありましたらお許しを…携帯なので途中までしか遡れなくて。初めてなのに図々しく質問して申し訳ありません。お忙しい中お手数ですがお答え頂けると幸いです。
では患者のみなさま、お体ご自愛くださいませ…

173 名前: 投稿日:2003/04/20(日) 10:13
こんにちは、狸と申します。
まずホルモンレセプターの件ですが、二つと言うのはちょっと正確には違いまして、エストロゲンレセプターはその名のとおりでエストロゲンが作用する部分ですから良いとしまして(でも実はエストロゲンレセプターにも2種類ありますが、ややこしいのでここでは割愛いたします)、プロゲステロンレセプターはエストロゲン受容体の作用によって大きく量が影響されることがわかっており、プロゲステロンレセプターが見つかれば例えエストロゲンレセプターが見えなくても影響下にある、と判断するのです。
 次にヒスロンの使用状況ですが、確かにホルモンレセプター陰性で、一見ホルモン療法非適応に見えるのですが、お若いことで通常より体力を維持しつつ薬剤投与をするためにとったのかもしれません。あるいはメンタルな配慮かもしれません。と申しますのはヒスロンは副作用として食欲増進作用があり、これは以外とQOL維持亢進に効果があるため、処方される医師がけっこういます。なおヒスロンはホルモン療法剤と言う分類ですが、メカニズムがまだまだわかっていない部分が多く、レセプター陰性でも効果があったりもします。
ハーセプテスト3+とのことですので当然ハーセプチン保険適応可になりますが、ハーセプチンは使われたのでしょうか?また術前術後化学療法とのことですので、あるいはCAFかタキサンなども使われたのでしょうか?現行フルツロンのみとのことですので術後補助療法でも少々パワーが落ちます。前歴の結果の判断と思いますが、骨への転移などが気になる状況ですから、血中カルシウム濃度などをちゃんとみて、保険適応可能ならアレディアなども聞いて見てください。骨転移抑制効果があると言われています。
 最後に肺の方の件ですが、、、こちらはちょっとわかりません。検査を待たれるとのことですので、それを伺ってからご返答させて頂きたく思います。

174 名前: ネコ 投稿日:2003/04/21(月) 11:53
こんにちは。
本日退院しました。
抗がん剤の副作用は今のところ食欲減退がつらいだけです。
脱毛はほんの少しあります。
これからどうなるんだろうかと心配ですが
とりあえず元気にしています。

175 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/21(月) 14:30
ネコさま、退院おめでとうございます。164です。

狸さま、いつも勉強させて頂いてます。ありがとうございます。
えーと、ここにこんなこと書いていいのか不安なんですけど、
よその癌関係のHPで、お医者さんの意見みたいな感じで
「使用してはいけない抗癌剤」にアドリやタモの名前があがって
いたんです。(今はもっといい新しい薬があるから、っていうのが
その理由になってました。)それって、本当ですか?

それと、ラロキシフェンっていうお薬が認可されたんですか?
認可されたのでしたら、タモの代わりにコレ、って訳にはいきませんか?
子宮癌のリスクが高くならないんですよね?



176 名前: 投稿日:2003/04/21(月) 16:35
こんにちは、狸です。
>ネコさんへ
退院おめでとうございます。
何はともあれ、戻られたのは喜ぶべきと思いますよ。食欲不振などあるとのことですが、上手に対処して家でこそできることにいそしんでください。頑張ってくださいね。何かあったらどうぞいつでもカキコしてください。

177 名前: 投稿日:2003/04/21(月) 16:35
こんにちは、狸です。
>175さんへ
まず使っちゃいけない薬の件で、、、、
タモキシフェン(ノルバデックス)とアドリアマイシンですか、、、、
タモキシフェンを使っちゃいけないという理由に但し書きがなければその医師は相当”素人”と言えます。タモキシフェンの臨床上の有用性は明らかであり、閉経前後を問わない術後補助療法、そして最近では予防投与まで米国では実施されています。恐らく新しい薬(アロマターゼ阻害剤のアリミデックス)のおかげ要らなくなった、と言いたいのでしょうが、閉経前での投与は現行タモキシフェンのみに認可されています。また最新の米国での臨床試験によると、閉経後術後補助療法としてタモキシフェンとアリミデックスを比較するとアリミデックスがより発ガンを遅延させた、と言う中間報告があります。これを見るとアリミデックスしかない!と見えるのですが、アリミデックスにより骨折がやや増加することなどがあり、タモキシフェン即お払い箱には異論が多いのも事実です。少なくとも現状では閉経後術後補助療法では
・子宮ガンがタモキシフェンでやや頻度上昇(と言ってもコンマ何パーセントの差です)
・血栓症の既往歴があるならアリミデックスが好適
・骨密度が低い(骨粗しょう症リスクがある)ならタモキシフェン
・前治療暦に考慮
等で意見がまとまっています。ですから正確にはより細かく薬剤選択ができる状況にある、とお考えください。両薬剤は作用機序が異なりますし、クルマのフルモデルチェンジじゃありませんから、旧式は即使用に意味がない、ということにはなりません。
次にアドリアマイシンの件ですが、こちらはタモキシフェンといささか事情が異なります。アドリアマイシンの臨床上問題になる副作用に心毒性があります。これを回避するためにいくつかの薬剤が開発されました。触れ込みではアドリアマイシンの心毒性を軽減しつつ薬効は維持、となりますが、残念ながら臨床データがどれも不足です。つまり実績がありません。将来は他の薬剤のデータが揃えば立場はひっくり返るかもしれませんが、これまでの多くの試験でアドリアマイシンが含まれるレジメンが非常に優れている、との結果が現在生きていますので、これを使っちゃいけない、と断言するのは理解に苦しみます。もし心毒性が懸念される患者さんであれば、それを理由にアドリアマイシンをエピルビシンに換える、と言う議論ならOKです。
最後にラロキシフェンの件ですが、、
まずラロキシフェンは確かまだ国内で認可されてないのではないでしょうか?またもし認可されても骨粗しょう症での適応ですね。世界的にも骨粗しょう症の治療、予防としての認可ですから乳癌では保険適応不可です、ですが作用機序からして乳癌でも効果が十分期待できます。実際骨粗しょう症予防の臨床試験でラロキシフェン投与群の患者さんでは乳癌罹患率が少なかった、との解析結果もあるようです。ですがこれでは乳癌の適応にはならないので、現状ではタモキシフェンとの交換は治療にかかる費用と、効果が劇的であるとは思えない(せいぜい引き分けです)ことから賛成しかねます。また皆さんが懸念される子宮ガンのほうですが、頻度がそれほど高くない(コンマ何パーセントかです)、検査で発見しやすく、かつ治療も根治が可能であるなどからタモキシフェンを否定するにはちょっと及ばないと言うのが自分の考えです。ただし血栓症が懸念されるなら話は別で(こちらは場所が悪いと深刻な事態を招きますので)、他の薬剤を選ぶ必要があると思います。


178 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/21(月) 19:04
アントラサイクリン系抗癌剤について一言。この心毒性については
一定の結論が出ています。I-MIBG心筋シンチや血液検査でのBNP値
を調べることでアドリアマイシンの方がエピルビシンやピラルビシン
を使うより同用量使用した時心毒性が強いです。これは乳癌クラス
での化学療法では明確な差がお分かりにならないかも知れませんが
血液内科医からすると使用量がかなり多く、超大量化学療法ではかなり
差がでると思います。私はたかだか薬を変えればすむことですから
アドリアマイシンは使うべきではないと思います。わざわざ
患者さんを危険にさらす必要はどこにもありません。同等以上なら少しで
も副作用を少ない確率の方を選ぶべきでは?
それから問題の文章を書いたのは私の推測ですがnored22先生だと
思います。少なくても抗癌剤について素人ではないでしょう。
私はホルモン剤はよく分かりませんがnored22
先生が確たる証拠も無くそうした記述をされるとはとうてい
思えないのですが。狸さんはいかに思われますか?

179 名前: 175番です 投稿日:2003/04/21(月) 21:00
ごめんなさい!私がわかりにくい書き方をしたせいです。

nored22先生とおっしゃる方は、ヤフーの掲示板にご登場の先生ですよね。
私が問題の文章を見たのは、ヤフーではなく、署名は「~の医師」
とおっしゃる方でした。癌治療に携わっておられる医師のようです。

言い訳にしてはいけないんですけど、ネットに慣れていないもので、
実名とか名指しをどこまでやっていいのか、判断できなくて
あやふやな書き方をしてしまいました。

このままじゃnored22先生の発言ってことになっちゃうかも、と
あわててカキコしました。
本当にすみませんでした。

180 名前: 投稿日:2003/04/21(月) 21:46
狸です。
カキコが少々舌足らずでした。申し訳ございません。少し補足いたします。
アドリアマイシンの件ですが、心毒性の強弱の比較はおっしゃるとおり出ているかと思います。私が申したかったのは、心毒性を過剰に恐れる余り本来効果が明確に確定しているアドリア含有レジメンを否定して良いのか?と言うことです。原則を言えば少なくとも乳癌の世界では臨床的なエビデンスのあるアドリアがまずは選択されるべきで、副作用で心毒性が懸念されるならエピルビシンに変更、という事になるはずです。頭からアドリアを否定するのはガイドライン上も違うと思われますがいかがでしょうか?ただし私は大量化学療法に付いては余り詳しくありませんが、こちらも賛否両論ですので、効果(エビデンス量)と副作用の有無を考えてもアドリアマイシンが捨てられる理由にはならないと考えます。
次に内分泌療法の方ですが、こちらは確かにどういう条件で発言されたのか不明ですが、タモキシフェンを否定するのは血栓症と子宮癌が主因です。このリスクを無視できないと言う以外に排除する理由になりません。ただしタモキシフェンで特異的にアレルギーが出るとかも考えられますが、これはかなり確率的には低く、不特定多数が読むネットの世界で言うには一般性が無さ過ぎます。自分の知る限りタモキシフェンが即排除される理由が無いのです。そうした発言はあるいは患者さんに無用な猜疑心や他剤に対する盲信的な依存などを招きかねないので危険ではないかと思います。乳癌学会などで良くやるクイズ形式のケーススタディ(設問の患者さんの治療法撰び)に参加しますと、残念ながら日本の乳がん臨床医の回答は3割ほどしか正解を出せません。致命的ではないにしろ、世界の常識には達しないのです。新薬登場の多い乳癌の薬物療法の世界で各薬剤のキャラクターと厳格に決まっている使用順番と使用方法をきちんと担当医が理解しないと結局は患者さんのためになりません。日本乳癌学会に参加するのは最低限のことで、出来ればサンアントニオ乳がんシンポとStGallenにも参加してきちんと乳癌の薬物治療を理解して欲しいと思います。
生意気な物言いで大変不躾でございますが、誤った治療方法を取っているとの相談を伺う事が多いもので、また患者さんへの説明が多くの医師がなかなかお忙しいこともあってなされないのも原因かな、などとも考えております。念の為申し上げますが誰が言ったことかやその医師を冒涜する気は毛頭ございません。あくまで患者さんのためです。

181 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/21(月) 23:34
私タモキシフェンでアレルギー出ました。
なんか嫌な薬だなー、と思ってはいたんですが、この掲示板でも他の所でも
タモキシフェンは一番安全で副作用の心配はいらない、って書いてあったし、
医師からも神経質になりすぎだ、と笑われて、私が考えすぎなんだなって
タモキシフェンを飲み始めました。ノルバデックスDを1日1回でした。

2日目に発疹。でも、タモキシフェンにこんな副作用があるとは
聞いてなかったので、3週間飲み続けてしまいました。
もっと早く止めていればよかった。最初から飲まなければよかった。
ほんとにすっごく悲しいです。
めったにない副作用でも、当たった患者には100パーセントなんです。
「安全」とか「大丈夫」とか言った人に見せてやりたい、なんてふて腐れてます。
塗り薬で赤みは引きましたけど、このまま脹れた跡が残ったらどうしよう・・・。
癌だっていうだけでも大変なのに、こんなことになっちゃって、とても悲しいです。

182 名前: 投稿日:2003/04/22(火) 00:13
狸です。
>181さん
貴重なご意見ありがとうございました。また配慮のないカキコで失礼いたしました。
3週間飲まれて止めてしまったのでしょうか?先のカキコで自分が指摘したアレルギーとはアナフィラキシーのような致死性のもので、発疹をさした訳ではありません。もちろんだから良いと言う気は毛頭ございません。医師や私のような研究者もそうですが、つい致死性でない副作用には配慮が不足しがちです。おっしゃる様に止めれば良かった、と感じてしまう事も当然です。ノルバデックスDと言う事ですから容量が多い方ですね。医師としては薬量を変えるとか、トレミフェンに変えるとか手段を講ずるべきでした。なんとも申し訳ない事です。ただタモキシフェンは非常に高い確率で再発や乳癌の進行を抑制できます。181さんは嫌な思いをされてご免こうむりたいと感じられたとの事ですが、医師は効くことを信じて処方した、と言う側面もどうぞご理解ください。


183 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/22(火) 17:54
>181さん
私もタモキシフェンを飲み始めてすぐに発疹がいくつもできました。
でも先生に相談して塗り薬を塗りながら様子を見ているうちに、
1ヶ月ほどで治っていきました。
今では発疹も全く出ません。
体がタモに慣れたのかな。

>狸さん
はじめまして。
数ヶ月前に乳がんの温存手術を受けた者です。
いつもロムさせてもらっています。
とてもわかりやすく、的を得た解説ありがとうございます。
参考になります。

184 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/23(水) 23:43
181です。
医師は効くと信じて処方した、んでしょうか?
効かないけどな、と思いながら処方したのではないとは信じますが、
効くから、というより、それが標準治療だから、ルーチンで処方したように感じてます。
ちょっとひがみすぎ?
でも、今回初めて入院・手術を経験して、西洋医学は「木を見て森を見ない」
って言われてるのがわかったような気がしてます。
エビデンスが大切なのも分かりますけど、先ずは私という患者を
よーく診てください、って思います。
って、ここでグチるのは場違いですね。すいません。
医師が精一杯のことをしてくれているのは分かってるんです。
発疹の赤みが引いた跡、ケロイドみたいになってるのが治ったら
普通の思考に戻れると思います。

185 名前: ネコ 投稿日:2003/04/25(金) 11:47
狸さま
こんにちは。
最近腰の骨や脚の付け根あたりが痛みます。
検査したほうがよいのでしょうか?
2月の骨シンチでは異常なしでしたが。


186 名前: 投稿日:2003/04/25(金) 15:37
狸です。
痛い具合にもよるかと思いますが(筋肉痛などのほかの要因の可能性もありますので)、場所が腰と言うことで念のため骨シンチと血液検査(各種マーカー検査)を受けられては如何でしょうか?気になりながらの生活はご負担でしょうし、勘違いなら解消できますから。現状の可能性に付きましては正直わかりませんので、諸々を考えまして、検査にいかれることをお勧めいたします。

187 名前: ネコ 投稿日:2003/04/25(金) 16:14
狸さま
かかっている病院には骨シンチの設備がなく
他の病院に行きました。そこで放射線も受けました。
主治医に何も言わずにその病院で検査してもらっても
いいのでしょうか?


188 名前: たかし 投稿日:2003/04/25(金) 21:20
男でも乳癌ってなるんでしょうか?最近胸の辺り押さえると痛いんです

189 名前: ちいち 投稿日:2003/04/25(金) 22:52
172です。狸様、先日はご丁寧な回答ありがとうございました。すぐお返事戴きましたのにお礼の返信今になりまして申し訳ありません。風邪をこじらせてしまいまして…やっと回復しました。情けない限りです。

ホルモンレセプターとヒスロンの件、良く分かりました。私はプロゲステロンとエストロゲンについて根本的に認識が間違っていたようですね。うーん恥ずかしい(^^;)いくらレセプター陰性でも乳癌患者としてもう少し学習しておきたいと思いました。
ヒスロンはレセプター陰性でも効果があったりするのですね。先生の処方の意図が納得いきました。あ、私も副作用の食欲増進出ました。でも私に限りそれ目的の処方はあり得ません…何故ならもともと太ってるからです(汗)なかなかうまくいきませんが現在減量努力中です…
化学療法ですが、術前はCEFと記憶してます。別の炎症性乳癌のスレでも狸様はCAFと書いてられましたが、炎症性乳癌の場合普通はCAFなのですか? 術後はタキソテールを使用しました。ハーセプチンは未使用です。もし再発したらハーセプチンなのかな…先日CTとシンチ撮り終えました。結果を5/13に教えて頂くのでまたこちらに報告致しますので見てやってください。にしても…気になる箇所もあるし結果聞くのどきどきしてきました。炎症性乳癌は悪性強いから遠隔転移してたら勝てないかもな~って今少し弱気になってます。こんなんじゃいけないとは思うのですが、本でもネットでも治癒は困難としか書いてないし見てると凹みます。
…うう、愚痴になってしまいました。ごめんなさい。結果出るまであんまり病気のこと考えないようにしようと思います。
今度の診察の時、狸様が教えて下さった骨転移抑制効果の薬こと先生に聞いてみます。色々とアドバイス有り難うございます。

190 名前: 投稿日:2003/04/26(土) 07:42
狸です。
>187ネコさん
現在かかっておられる所が主治医ですよね?違う所に行く、と言う際でも主治医にそのことは伝えるべきです。そうしますとこの度のようなケースではネコさんの状況を説明したりしてくれるからです。形としてはセカンドオピニオンぽくなりますので、やはりすべてお話になるのが良いと思います。後でネコさんが他の医師にかかったと聞いたとしても主治医は本来怒る道理もないのです。それでつむじ曲げられたら、とのご懸念は無用かと思います。

191 名前: 投稿日:2003/04/26(土) 08:01
狸です。
>188たかしさん
男性乳癌は確かにございます。ただしかなり発生頻度は低いです。初期症状で痛いと言うのは極めて稀ですので、男性である事とその症状であることからしまして相当可能性は低い気がいたします。数日たっても痛い場合には、他の要因(肋骨の微小なヒビとか)もあり得ますので、乳癌に限らない可能性を考えられてはいかがでしょうか?

192 名前: 投稿日:2003/04/26(土) 08:10
狸です。
>189ちいちさん
ご心配お察しいたします。モノの本を読みましても、やはり炎症性乳癌に付いては厳しい記載が多いのは事実です。これはとにかく増殖や転移などが速いからだと思われます。また受けられた治療がCEFとのことですが、これは別の所で書きましたアドリアをエピルビシンに替えた処方ですから大きな問題はございません。効果も十分期待できます。
とにかくも相手(がん)は素早いやつですからこちらも最新の知識で効果的な治療で対処しましょう!5/13に聞かれたことをこちらにお教え頂ければ可能な限り回答させて頂きます。こう申してはなんですが、過剰に心配されるとかえって良くありませんので、どうぞ穏やかにお過ごしください。

193 名前: ネコ 投稿日:2003/04/26(土) 10:21
狸さま
おはようございます。
生理がないはずなのに通常どおりきました。
23日までエンドキサンを飲んでいました。
病院へ行かなくてもいいのでしょうか?

194 名前: 投稿日:2003/04/26(土) 17:47
狸です。
>193ネコさん
エンドキサンは生理を止めるために処方しているわけではなく、あくまで抗がん剤として使います。CAFなどでは結果的には生理が止まる事が多いようですが、リュープリンの様に生理を止めるのを狙っているわけではありませんので、効果が出ていない、とかの懸念はいりません。大丈夫ですよ。次の通院の機会に話せば大丈夫と思います。

195 名前: ネコ 投稿日:2003/04/26(土) 20:27
狸さま
ありがとうございます。
心配いらないのですね。
今日は抜ける髪がちょっと多かったです。
これから本格的に抜けそうです。

196 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/26(土) 20:36
狸さま
すごく素朴な疑問なんですけど、いいですか?
ホルモンレセプターのある乳癌の場合、閉経前だとゾラデックスとか使って
生理を止めるんですよね?
それじゃあ、抗癌剤治療で生理が止まっちゃった場合はどうするんですか?
生理がなくても、ゾラデックスを使うんですか?生理がないのに、生理を止める薬?
あれれ、混乱してきちゃった。グルグル(@_@)。
あと少しで抗癌剤終了予定で、4ヶ月前からすっと生理ありません。
ホルモン治療もするみたいなんですけど、こういう場合、普通どういう治療でしょうか?

197 名前: 投稿日:2003/04/26(土) 21:03
こんばんわ、狸です。
>196名無しさん
ホルモンレセプター陽性の閉経前乳癌の場合、リュープリンやゾラデックスのような人口閉経剤で生理を止めます。これは閉経によって血中のホルモン濃度が低下し、それによってホルモン依存的に増殖する癌を兵糧攻めにするためです。ですからこうした薬剤は使用中に閉経にならないことには意味がないのでその完成が重要です。
一方化学療法により閉経になるのはあくまで副作用です。化学療法剤は殺細胞活性を持った化学物質ですので癌に作用させる事で癌細胞を叩きます。例えて言えば機関銃による直接攻撃です。その結果閉経状態になるわけですが、それが必須ではありません。ただし閉経状態に至る事が作用として良いと言う意見もあるようですが、現段階では閉経にいたったかどうかで効果判定はしません。なお米国では化学療法+人口閉経+タモキシフェンが良いと言っています。欧州では化学療法は抜かす事が多いようです。
今後の治療方針ですが、恐らくタモキシフェン(ノルバデックス)が出て来ると思います。あるいはプラスリュープリンかゾラデックスです。閉経前の術後補助療法ですので(そうですね?)、アリミデックス(アロマターゼ阻害剤)は適応外ですし、効果も証明されていません。また年齢にもよりますが、化学療法を終えると生理が復帰しますので、復帰したら(あるいは血中のエストロゲン濃度が高かったら)人口閉経操作という事になります。

198 名前: ちいち 投稿日:2003/04/26(土) 23:43
狸様、レス有り難うございました。
私の場合、術前化学療法はCEFでも良かったのですね。安心しました。…けして主治医の治療方針を疑っている訳ではないのですが、今色々気になる時期にあるみたいです。私、主治医以外に治療のことで相談させて頂ける方が今までいなかったので狸様の存在はとても心強いです。これからも是非よろしくお願いします。

199 名前: 長男 投稿日:2003/04/27(日) 15:57
はじめまして。
母(50歳)が乳癌と診断されました。
21日診断、25日検査結果でて、来月15日手術だそうです。

私は知識ゼロでしたので、とりあえず簡単にいろんなサイトを見てみました。
以前は「癌」イコール死ぬ、というイメージしかありませんでした。
闘病している皆様の書き込みを読ませていただき、
努力次第でなんとかなるものもあるのだなと、
私もがんばろうと思った次第です。

ですが、私の検索力不足でイマイチわからないことが多いです。
今から参考文献等見に行こうと思っているのですが、
ここでいくつか質問させてください。
ご親切な方いましたらレスお願いします。

200 名前: 長男 投稿日:2003/04/27(日) 16:13
■早期発見とはどのくらいなのでしょうか?
期間ではなく、しこりの大きさで判断して、まだ早期なのがわかるのでしょうか?
検査したり、手術してみて初めてわかるという感じでしょうか?

ちなみに母は、うろおぼえですが10ヶ月前に
「しこりあるような…?」と言っていました。
最近になってまた気になりだして、診察に行ったみたいです。
さらに詳しい検査結果はまだいつでるかはわからないそうです。
手術日の15日以前にはわかるのですが。

■死亡率は~%という数値は見たのですが、死に至らない場合
闘病生活が非常に苦しくなるのでしょうか?
また、そのような方々はやはり早期発見できなかった場合が多いのでしょうか?

私の母は早期発見ではない気がして心配で心配で…。
考えたくはないですが、それなりに覚悟をしておきたいのです。

■進行スピードについて、個人差があるのがわかりましたが、
どれくらい違うんでしょうか?
うちの母が10ヶ月放置していたとしたら、
どれくらい進行する可能性あるんでしょうか。
最悪の場合上半身全て転移している可能性とかもあるのでしょうか?


まだ文献等読んでいないので初心者じみた質問だと思いますが
よろしくおねがいします。

201 名前: 投稿日:2003/04/27(日) 17:32
こんにちは、狸と申します。
いくつか質問がありますので順次お答えさせて頂きます。
・早期発見の判定
癌は最初は一つの細胞です。これが分裂して増える訳ですから、しこりの大きさはその癌が初期かどうかには重要な要素です。小さいという事は癌の細胞数が少ないからです。ただし小さいからいつも安全と言うわけではありません。やはり転移しやすい性質の癌もあります。しかしそのあたりは病理診断である程度わかります。
・闘病は苦しいか?
もし今回の手術で乳癌が除去できれば(最初の癌が乳癌で、それが取り切れた場合)もう癌患者さんではありません。ただし再発の危険性は常にありますので状況に応じた手術後の治療を行います。通常は決まった期間の薬物治療です。使用する薬剤は検査によって決まります。再発するまでは定期的な検査が入り、また使用する薬剤によってやや副作用の影響がありますが、苦しい闘病生活、とまでは行かないと思います。また検査の結果によって以後の危険性がある程度わかります。簡単に言ってしまうと、タチが良ければ高い確率で長期生存が可能、といった具合です。
・進行スピード
これは検査結果を聞かないとなんとも言えません。確かに早いものもあります。ですが乳癌はほぼトップクラスに長期生存が望める癌種です。まずは医師からの説明を漏れなく聞きとってご質問頂ければより詳細にお答えできます。聞き取るポイントは以下です。
・ホルモン受容体はどうか?(陽性/陰性)
・リンパ節転移はあるか?あったらいくつか?
・ステージは?
・病理診断の結果は?
以上を聞ければほとんど漏れなく判明します。



202 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/04/27(日) 19:29
狸さま。197のお答えをありがとうございました。

>化学療法を終えると生理が復帰しますので、復帰したら(あるいは血中のエストロゲン濃度が高かったら)
人口閉経操作という事になります。

この血中エストロゲン濃度の値ですが、生理が戻っていない状態で、どのくらい
下がっていれば、ゾラデックス不要になるのですか?
私の先日の値はE2「10」でした。単位は忘れました、すみません。
これって男性の正常値以下ですよね?(;>_<;)

今度また採血して測定します、と言われているので、その時のためにも
数値も教えて頂けませんでしょうか?宜しくお願いします。



203 名前: 投稿日:2003/04/28(月) 11:40
狸です。
その値は恐らくp(ピコ)g/MLだと思いますので、おっしゃる通りほぼ閉経女性の底値に近いかと思います。これなら人口閉経操作(薬剤投与)はいらない気がします。確か判断する数値があったと思うのですが申し訳ございません、失念してしまいました。もしご懸念でしたら医師に聞いてみてください。参考までに閉経前ですと60くらいの数値になります(報告によってやや差がありますが)。

204 名前: 774 投稿日:2003/04/28(月) 13:53
女性ホルモンは性周期により基準値が異なりますが、一般的に
E2(エストラジオール)レベルで10pg/ml未満で卵巣機能静止
(:閉経)状態と判断しているようです。

205 名前: 長男 投稿日:2003/04/29(火) 11:48
>201 狸様
レスありがとうございます。
非常に参考になります。
タチが良いと長期生存確率が高いというのは
健常な方とほぼ同じ生活ができるという事なのでしょうか?
(検査、薬服用はおいといて)

触った感じでは、
医師はリンパに転移している可能性は若干低いのでは?
絶望的状況の可能性は低いと思われます、
と現段階では言っておりました。


詳しい検査結果がまだ先なので、
その際またここにおじゃまするかもしれません。
わざわざありがとうございます。

206 名前: 投稿日:2003/04/29(火) 21:32
こんばんわ、狸です。
ちょっとカキコが漠然としすぎた様で恐縮です。
最高の検査結果は
ホルモン受容体(ER、PgRいずれもが)+(陽性)、腫瘍径2センチ以下、リンパ節転移なし、病理学的悪性度良好、Her2陰性、といった所です。これらの因子が違う方ですと、少しずつタチが悪い方向になります。
もしこう言った条件を多く備えていれば、術後の治療は術後補助療法のみ(あと検査)ですので、少々副作用が出る可能性もあるのですが、まずは健常人と同じレベルの生活が可能です。

207 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/01(木) 14:45
狸さま。774さま。
E2値について、お答えありがとうございました。

やっぱり閉経状態の数値なんですね。ションボリ。
ここまで数値が下がったら、生理が復活する可能性ってないですか?

癌治療のためには、閉経してる方が有利だ、と医師に言われましたが、
最近、関節や骨が痛くて、X線と骨シンチの結果、骨塩量の減少が
見られると診断されました。
抗癌剤の副作用でいきなりの閉経だったので、エストロゲン減少の
骨に対する影響は心配してましたが、実際に痛みが増してくると
ポキポキ音がするだけで、ドキドキしてストレスが凄いです。

こういう状態の、骨を守る方法って、何かあったらどうか教えてください。

208 名前: 774 投稿日:2003/05/01(木) 16:04
一般的にはビスホスフォネート類を使用します。
主治医に相談してみてください。

209 名前: 投稿日:2003/05/01(木) 21:53
狸です。
化学療法終了後生理が戻るかは年齢が大きく影響します。
40歳半ば以降ですとかなり厳しいかもしれません。
また急速な閉経により骨量が低下していますので774さんが言われるようにビスホスフォネート系薬剤(アレディアなど)が有効ですが、高カルシウム血症か骨粗しょう症でしか保険適応されません。ですがおっしゃる事から見ますと骨粗しょう症気味の様ですから医師に頼んで処方してもらうと良いと思います。また骨転移抑制効果があるとの学会発表もありますよ。

210 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/02(金) 03:45
狸様 こんにちは。
1週間前に
50代後半の母が病院で診断してもらったら
乳癌と言われたのですが
すでにあちこちに転移していて手術も出来ない状態らしく
抗がん剤やアガリクスで治療しているそうです。
詳しいことは分からないのすが
転移があって手術が出来ない状態というと
やはり骨転移・リンパ節転移があり
5年生存率が10-25%というステージ4ということなのでしょうか。
教えて下さい。
生存率の情報がもっとあれば 教えて頂きたいです。

あと 抗がん剤を打ったときの副作用などについては調べたのですが
実際にどのレベルの生活が送れるのでしょうか。
(外出できる・家の中での生活については普通に行える・ほぼ寝たきり など)
母と離れて暮らしていない為
抗がん剤治療によるつらさがどれくらいなのかはっきりと分からないので
教えていただきたいです。

基本的な質問ばかりで済みませんが どうかよろしくお願いします。


211 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/02(金) 23:31
狸さま こんにちは。私の友人の事で 相談させて下さい。
友人は2年前 乳癌が見つかり その時点で肝臓にも転移がありました。手術はせずに化学療法を行ってきました。CEF6クールの後、タキソテール⇒タキソテール+ハーセプチン、1年半経ったところで 原発の左乳房の腫瘍も画像でわからないくらい小さくなり、腫瘍マーカーも範囲内に落ち着いてきました。
その時点で 少し化学療法を休みたいということで 1~2ヶ月休止していました。するとがん細胞が再び動き出したらしく 画像に少しずつ出てきたようです。化学療法を再開し、ハーセプチン+タキソールに変更したそうなのですが、どうもこれがイマイチ効きが悪いようで 腫瘍マーカーは範囲内ですが
画像は少しずつ大きくなっているそうです。ハーセプチン+タキソールをやめて イリノテカンに変えようかと主治医に提案されたとの事ですが そうすべきなのか もう少し現状のやり方がいいのか もしイリノテカンをやってそれがだめなら 他に薬があるのか それとも化学療法をやめるという選択肢もあるのか・・・
といろいろ悩んでいるのです。現在 治療は外来で行っていて 疲れやすくはあるが普段どおりの生活を送っているとのことです。アドバイスをいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします。

212 名前: ネコ 投稿日:2003/05/06(火) 18:18
狸さま、こんにちは。
最近顔の皮脂が激減しました。
朝から晩まで化粧直しをしなくてよくなりました。
脂性なのに。
これも副作用でしょうか?

213 名前: 投稿日:2003/05/07(水) 09:09
狸です。お返事遅れまして失礼いたしました。ちょっと夏風邪で臥せっておりました、、、。
>211さん
ご記載の内容から、担当医の判断はタキソテール、ハーセプチンとも無効になったかも、との判断ですね。現在画像判断のみで再発(この言い方が正しいか判りませんが)との判断のようです。たしかに休薬期間が短い事や、薬暦を考えますと、タキソテール+ハーセプチンは見込みが薄い気がいたします。となりますと薬を換えることになりますが、担当医の言われるイリノテカンは有力候補の一つです。またちょっと奇異に聞こえるかもしれませんが、タキサン系のタキソテアという手もあります。タキサン系の2薬剤は作用機序がほぼ同じなのですが、交叉耐性が出にくい、との報告もあるため、交代して効果を示す場合もあります。ただし国内では確か卵巣がんのみの適応ですので適応外使用になってしまいます。

214 名前: 投稿日:2003/05/07(水) 09:09
狸です。
>212ネコさん
皮脂激減ですか?ちょっと存知上げない話ですが、或いは脂質代謝に変化が出ているのかもしれません。急に深刻な事態になるとは考えにくいのですが、かかとや首筋など乾燥肌で痒くなったり、ひび割れたりすると掻いたりして感染症が出ると大変ですので、保湿クリームなどで防御しては如何でしょうか?恐らくは一時的(投薬期間のみ?)と思いますが、化学療法剤投与中は何らかの感染による防御が弱まりますので医師にもちゃんと伝えたほうがいいと思います。余計な抗生物質は無用ですが、、、。

215 名前: ネコ 投稿日:2003/05/07(水) 18:01
狸様、こんにちは。
今日点滴の日だったので主治医に話したら
聞いたことないと言われました。
副作用は人それぞれだろうから気にはしていません。
脂性なので脂が減って化粧が崩れずちょっとうれしいです。
薬が終わってもこのままであってほしいです。
今日はまだ吐き気とかだるさはありません。


216 名前: 211番 投稿日:2003/05/07(水) 20:22
狸 様
GWなのでどちらかにお出かけかな?と思っていました。風邪を引いていらっしゃったとは。良くなられましたか?くれぐれもご自愛くださいね。
回答を頂き 本当にありがとうございました。イリノテカンも有力だが、タキソテール(ただし適応外使用だが)に再び戻すのも1つの方法だということですね。
もう1つ教えていただけますでしょうか?
新薬のカペシタビンですが、単剤でも効果あるとのこと。またタキソテールとの併用も有効と書かれたHPもありますが、効果、副作用等も含めて狸さんのお考えをお聞かせいただけると幸いです。


217 名前: 投稿日:2003/05/08(木) 09:40
狸です。
211番さん
大変失礼いたしました。重大な情報ミスです。タキサンはいずれも乳がんの適応がありました。謹んで訂正申し上げます。
カペシタビンのほうは現在調査中ですので今しばらくご猶予ください。

218 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/08(木) 12:17

名古屋大学付属にて、乳がんの新しい治療法の試みが・・・
ヘルペスウイルスを直接腫瘍に・・・

8日夜7:00のNHKニュースでやっていたと、友人が教えてくれたんですが、
どなたか、見ていらした方いらっしゃいませんか?!

このことについて何かご存じの方、いらっしゃいましたら教えてくださいませんか?!



219 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/08(木) 19:57
>>218
中日新聞ホームページから
「名大で乳がん治験始まる 国産のヘルペスウイルス使用は国内発」
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20030508/mng_____sya_____002.shtml

220 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/11(日) 12:18
>219さま。
ありがとうございます!!
結果や続報についても、ここから辿ることができますね。

よい結果でありまうように~っ(>_<)。

221 名前: てるてる坊主 投稿日:2003/05/12(月) 13:13
乳癌Ⅲb期です。リンパに転移があります。これ以外に一番転移が考えられる場所はどこか教えて頂きたく思います。お願いします。

222 名前: ちいち 投稿日:2003/05/13(火) 20:49
狸様、風邪良くなられましたでしょうか??お大事に…
今日検査結果聞いてきました。骨や肝臓は異常なかったんですが…右肺内に小さな腫瘍があちこちに転移し、胸水が少し溜まっています。胸のこぽこぽしてる感じは胸水のせいみたいです。
五月末か六月始めに入院し、抗癌剤の予定です。やはりハーセプチンを打ちます。ハーセプチンにタキソテールか、ほかの抗癌剤、薬名を忘れたのですが(取り乱していたみたいで記憶になくて…今度ちゃんと聞いてきます…)どちらかを混ぜるようです。
ハーセプチンの副作用を危惧し、入院しなきゃならないみたいで…末期宣告されたうえ入院なんて…戸惑ってます。抗癌剤で入院は一昔前のこととばかり思ってましたから。
でもくよくよしてられないのでハーセプチン効くこと期待して治療受けることにします。
患者の皆様、病気に負けず頑張りましょうね (^^)

223 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/18(日) 14:09
今、テレ朝系で興味深い番組やってますね

224 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/05/18(日) 14:24
静岡の市立清水病院
K医師・・・

225 名前: ハーブ 投稿日:2003/05/18(日) 22:16
狸様、お久しぶりです。9月に母の骨転移で色々とアドバイスを頂きましたハーブです。
10月に骨転移している部位に放射線をかけ、1月から月に一度タキソテールをするようになり5クール目を
前にしたところでした。ずっと調子が悪く食欲もなくなっていましたが、抗癌剤の副作用だと本人も家族も思いこんでいたところ、
5月に入り頭痛を訴え、食べたものは吐いてしまうし起きられなくなってしまい、即入院になりました。
結果、小脳に1つ大脳に小さいのが2つ、腰のあたりにも転移していました。あまりにもショックでした。
頭全体と腰は少し範囲が広いので2回に分けて放射線をかけることになりましたが、5/16に1回目の放射線をかけた直後から、
また胃の中のものを全て戻してしまい、頭を動かせない状態です。せっかく脳圧を下げるグラセオールという点滴のおかげで、
全粥と副食を半分くらい食べれるようになっていたのに、また何も受け付けなくなってしまい、母の状態と今後の治療のことが
とても心配です。明日からは放射線治療と平行してハーセプチンを投与する予定でしたが、この状態ではとても・・・
狸さんにアドバイス頂いたビスフォスホネート系の薬剤の点滴も先生にお願いしました。すでに骨がもろくなって、腰を圧迫骨折
しているので、これ以上は阻止したいので。
頭の放射線はこの調子ではつづけても大丈夫なのでしょうか?
25回の照射を予定していますが、今を耐えぬけば、吐き気も頭痛もよくなるのでしょうか?
ビスフォスホネート系の薬剤は、高いものですか?
気が動転して色々と質問してしまいすみません。どうぞ宜しくお願いいたします。

226 名前: 投稿日:2003/05/20(火) 10:25
狸です。
レスが遅れてしまいすいません。
まず放射線治療ですが、頭部の照射が恐らくは根治目的の高線量までいけないと思いますが、照射による副作用は吐き気やめまい、二日酔様症状などです。恐らくはタキソ-ルによる嘔吐と重なった事と、脳内の転移巣による影響が一気に出たように思います。今後ですが転移巣の状態を見つつ照射を続けるのかと思いますが、あまりに嘔吐が激しいようだったら体力を維持しない事には意味がありませんから中断を申し入れてはどうでしょうか?状態が悪化しますと治療効果もさることながらご本人と周りの方が参ってしまいます。
ハーセプチンとの併用ですが、現状どこまでできるか正直なんともいえません。副作用としては悪寒や発熱などで化学療法剤とは比べ物になりませんが、放射線との併用は標準治療にはなっておりません。脳内への転移は骨への転移に比べ更に緊急要件ですからこの際併用も可能かとも個人的には感じます。
ビスフォスフォネート系薬剤ですが、スケジュールがいろいろあるので一概には言えませんが、薬価ベースで3-5万円/月くらいでしょうか。それほど高い薬剤ではありません。またカキコの内容から恐らく保険適応も可能と思われますのでこの3割負担ですね。


227 名前: 投稿日:2003/05/20(火) 10:28
狸です。
長くこちらでご厄介になってまいりましたが、このたび社内の人事配置転換で抗乳癌剤の開発から外れる事になりました。
ただしここでは全く自分の業務ではない、見聞きしている事を役立てようと思ってやってきたものですから、今後も可能な限りつづけたいと思います。幸い抗がん剤関連の業務ではありますので以後も可能な限り情報収集に心がけ、皆様のお役に少しでも立ちたいと思います。

228 名前: 投稿日:2003/05/20(火) 11:10
狸です。
>221てるてる坊主さん
回答が前後してしまい失礼しました。
乳癌の転移先はやはり骨、肝、肺、脳、、などです。Ⅲbとのことですので転移先についてはかなり綿密に検査しているはずですが、血液検査や各種検査である程度は発見可能です。

229 名前: ハイジ 投稿日:2003/05/20(火) 17:04
こんにちわ狸さん。いつも的確なご指摘1人肯きながら拝見させて頂いております。私は40歳の女性です。2002年6月左胸に細胞診 class V、病期Ⅱ、の癌が見つかり、
術前にCEF4クールを行い、温存手術を受けました。
結果リンパ節に3個の転移、ホルモンレセプターは陽性
術後にCEFの残り2クール行い、その後1ヶ月お休みして、タキソテールを4クール行っています。
先日主治医と今後の治療について話合ったのですが、タキソテール終了後放射線25週間、経口抗がん剤2年間服用、ホルモン剤5年間服用と言われました。
仕事をしている関係もあり、25週間の通院はかなり苦痛で、少し渋っていたら、主治医は「ど~してもヤダだったら、放射線は辞めるか?」とも言ってくれたのですが
やはり放射線と経口抗がん剤を併用した方が効き目が良いとも言われ
最初の癌が大きかったせいと、まだ「若い」(これはドクターが言った言葉です)為、徹底的に癌細胞を叩いてしまおうとの考えだそうです。
私もこの病気になり色々勉強させてもらいましたが、発病の時点でこんなにフルコースの治療を行っても良いのか
ちょっと不安になり狸さんに聞いて頂こうと思い、カキコしました。

主治医のことは全面的に信頼していますし、関係も良好だと思います。
ただ「そこまでするの?」という気持ちが心の中にあり、私の周りに人以外で、
この病気に精通している方に背中を押して頂きたい。そんな気持ちです。

狸さん。主治医の言うとおり治療を続けた方が良いんですよね?
すみません。狸さんのご意見お聞かせ下さい。
よろしくお願いします。

230 名前: ネコ 投稿日:2003/05/21(水) 00:49
ハイジさん、はじめまして。
私もⅡ期です。
放射線は30回しました。
病院が開いている日は毎日かかさず通いました。
始まる前は面倒臭そうって思っていましたけど
行き始めるとそうでもありませんでした。
日課になりましたよ。
病院が職場から10分くらいのところだったから
苦痛なく通えたのかもしれませんが・・。


231 名前: 投稿日:2003/05/21(水) 12:01
こんにちは、狸です。

まず現状のハイジさんの状況とそれに対する標準的な治療方法、更に主治医の判断についてコメントさせていただきます。
標準治療を考える上でポイントとなるのは 1)温存療法を受けたこと、2)閉経前ステージ2ホルモン受容体陽性 であることです。

まず温存ですが、ステージ2である場合、部分切除でも全摘出(胸筋温存乳房切除)でも再発率に差がありません。ですからハイジさんの選択は多少気にかかるかもしれませんが問題はないといって良いかと思います。ただしここで放射線照射は重要で、特に若い方(あなたはそういう方ですよ!)では再発防止/遅延に効果があるとされています。よって放射線照射は可能な限り受けてください。
次に薬物療法ですが、現状の治療は確かにかなり念の入った治療です。CEF後タキソールは術後の補助療法としては標準にはなりません。CEFはアドリアマイシンの心毒性回避レジメンですから現状でも問題ありませんが、タキソールが、です。ですが術後補助療法としての研究もされていて、アドリアマイシンを凌駕する可能性が指摘されています。よってCEF後タキソールは標準的ではないにしろ、充分に効果が期待できる、と言えるかと思います。ただしタキソールを使った際の白血球減少、下痢などに充分な配慮が必要ですので確認したほうが良いでしょう。
その後の経口抗がん剤2年とホルモン剤5年はそれぞれFU系経口剤(UFTなど)とノルバデックス(タモキシフェン)ですね。後者はタモキシフェンである事を確認してください。ここでアロマターゼ阻害剤が出るとこれは標準治療から逸脱します。閉経前には適応されないのです。先のタキソールは標準じゃないけど良いと言ったくせに、こっちはダメ?と言うのは理由がございまして、アロマターゼ阻害剤は卵巣機能がある場合には充分な効果が発揮できない事が明らかだからです。また経口抗ガン剤のほうですが、これは正直あまり必要性はありません。術後補助療法としての経口抗がん剤使用は効果が明確でない、との判断がされています。一度術後にCEFを入れてFUが入っていますのでまず不要かと思います。
 他の可能性ですが、術後補助療法としてLHRHアゴニスト+タモキシフェンが考えられます。ただしステージ2でやや腫瘍サイズが大きかった、と言う観点から化学療法のほうが好ましい、との判断は間違っていませんので、総じて考えますと術後補助療法としての経口抗がん剤以外は適切な判断である、と考えて差し支えないと思います。

232 名前: ネコ 投稿日:2003/05/21(水) 12:33
狸さま、こんにちは。
私も二期なのでタキソテールをしたほうがいいのでしょうか?

今、漢方薬も飲んでいます。
別の病院で血液検査をしてもらったら
リンパ球の割合が極端に少なく、
顆粒球は多かったのです。
免疫療法らしいのですが狸さまはご存知ですか?
リンパ球移入法とは違って費用はとても安いです。



233 名前: 投稿日:2003/05/21(水) 13:33
こんにちは、狸です。

ネコさんのケースはホルモン受容体が陰性である事、リンパ節転移なし、以外ハイジさんとほぼ同じでしたね。
タキサンをやった方が良いか、となりますと正直回答しにくいです。先ほどのハイジさんの場合には主治医が明確なビジョンで選択したもので、全体を見ると理にかなっておりましたので効果が期待できると回答しました。ネコさんのケースでは確かCAFかECでいったん完了していますね?ここにタキサンを追加するのは恐らくある程度の効果が期待できます。ただし標準療法ではありません(保険適応は大丈夫?)ので、後になって意味があったのかは判定はできないとお考えください(再発してもしなくても)。主治医にこの事を伝えて処方してくれるかは標準療法ではない、と言うことを盾に取られると難しいのです。ただし要望する事はいいと思います。ネコさんはホルモン受容体陰性のぶんやや予後が気になりますので、強く主張して処方してもらえるように言う事は患者側の要望として構わないと思います。ただし副作用の懸念や現行使用の漢方薬の情報などあらゆる情報を伝えたうえで最終判断を仰いでください。タキサン系薬剤はやはりきつめの薬剤ですから他の薬剤による影響は排除したほうが無難ですし、白血球減少はかなり大変ですから。
免疫療法のほうはちょっと詳しくないのでなんともコメントできません。面目ないです、、、、。

234 名前: ネコ 投稿日:2003/05/21(水) 14:20
こんにちは。
私のは腫瘍の大きさで二期です。
腫瘍の大部分は乳管内にあったそうです。
主治医はCAFですらやり過ぎと思っています。
タキサンも希望すればやってくれると思います。
漢方薬はツムラの48番十全大補湯です。
白血球の数ですが6000あります。
漢方薬を飲む前の数値です。
いつもクエン酸を飲んでいるのですがそれが効いているんでしょうか?



235 名前: 投稿日:2003/05/23(金) 12:58
こんにちは、狸です。
>ネコさん
クエン酸で白血球が増えるかは判らないのですが、、、
乳管内残留はとにかく良かったですね。ただCAFやりすぎという判断は甘い気がしますが。
正直言ってだいぶラッキーなケースだと思うのですが、ザンクトガレンのコンセンサスでは少なくとも化学療法の補助療法を、また経口抗がん剤よりもCAFの方が効果が高い事が明らかなのですから、CAFがいい選択だと考えます。

236 名前: ネコ 投稿日:2003/05/24(土) 10:13
おはようございます、狸様。

白血球はどうやったら減らずに済むのでしょうか?
クエン酸以外に特に何も飲んでいませんが、
もりもり食べています。
治療前より太りました。

以前お話しました経口薬ですが、
2年の予定だそうです。
かえって体に悪そうな気がします。
それと漢方薬を飲んでいることは主治医に伝えた
ほうがいいのでしょうか?


237 名前: 投稿日:2003/05/28(水) 08:44
こんにちはネコさん、狸です。
お返事が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
化学療法剤は癌細胞を正常細胞より殺しやすいように作られた毒物です。癌細胞と正常細胞の識別方法が要するに抗ガン剤の作用機序と言う事になるのですが、雑駁に言えば細胞分裂が盛んかどうか、で識別するのが一般的です。通常、正常細胞はほとんど分裂はせず、またはその速度が極めて遅いため、癌細胞に比べ核酸や細胞の組成物などの取り込みが少ないのですが、癌細胞はとにかく増殖が盛んであり、そういったものをどんどん生体からかすめとっています。そこに取り込まれやすいようにデザインするのが識別にはもっとも有効と考えられるのです。
 ですが正常細胞にも癌細胞同様に増殖の盛んな細胞群が存在します。それが血液系の細胞と生殖細胞などです。薬剤の吸収性などにもよりますが、やはりそういうところに副作用として出てしまうのは避けるのが困難であります。ですが血液系細胞はやはり感染性リスクの増加と言う大きな問題をはらむため、その対応にはいろいろ考えられますが、増殖因子を使った増加促進が一般的です。ですから減らすのを避ける、のではなく、減ったのをまた増やす、的でしたら方法はあります。
 漢方薬の方ですが、一般に漢方薬は安全、或いは効き目がマイルド、ととられるケースが多いのですが、これは正しくありません。確かに即効性という効き目は得意ではありませんが、薬効成分を多く含む動植物を作用を強化するように配合しますので、健康食品とは違います。ですから医薬品と同列に扱うべきです。何を飲んでいるかはやはり念のため医師には伝えるべきです。特に抗ガン作用をうたったりした漢方薬には通常薬局で購入可能なものには入っていない、比較的危険な成分を含む場合もありますので要注意です。ただ漢方薬に詳しい臨床医は癌の世界には皆無ですのでまず服用をやめるように言われるかもしれません。かくいう狸も学生時代に漢方薬の研究サークルに入っていましたが、それほど詳しくはありません。

238 名前: ネコ 投稿日:2003/05/28(水) 14:20
狸さま、こんにちは。
漢方薬が安全な物だとは思っていません。
漢方薬を処方してくれる外科医院の先生は
がんセンターの乳腺外科医だったらしいので
安心しておりました。
来週点滴がまた始まりますのでその時に伝えます。


239 名前: ハイジ 投稿日:2003/05/29(木) 17:21
狸さん 先日は貴重なご意見ありがとうございました。
先日無事タキソテール 第4クール終了しました。(白血球が減少しましたが、脱毛は何とか乗り切りました。
多少薄くなりましたが・・・)
今後は1ヶ月お休み頂いて、7月位から放射線を開始する事になりました。
ホルモン剤(これはノルバデックスになりました!私からリクエストしましたが、主治医もそのつもりだったようです)は
タキソテール終了時に頂いて帰って来ました。

やはり一番怖いのは再発、転移なので 出来ることは全てやって頂こうと思いました。
経口抗がん剤については、今回は特に話は無かったのですが、放射線治療が始まる時に、再び主治医とじっくり話し合いたいと思います。

狸さんに「念の入った治療」と言って頂いた事 とても心強くありがたいお言葉でした。
ありがとうございました。
今後も主治医とよ~く話し合って治療にあたって行きたいと思います。
また何か判らない事、不安に感じる事があったら ご相談させて下さい。
宜しくお願い致します。

それからネコさんありがとう。
私も7月から25日間 放射線がんばります。
でも会社と病院って1時間半位かかるので、多分毎日が早退か遅刻なんでしょうね(笑)


240 名前: はじめまして 投稿日:2003/05/29(木) 21:33
65歳の母が昨年10月に乳がんで左胸全摘しました。
ステージⅡbでしたが、
リンパ腺には10摘出したうち7つ転移していました。
今月、左の肋骨第3と第4、背骨の8番に転移していると言われました。
あとどれくらい生きられるのか・・


241 名前: ネコ 投稿日:2003/05/30(金) 11:34
ハイジさんへ
会社と病院の間が1時間半もかかるなんて
とても大変そうですね。
私がかかっている病院は放射線の設備がなかったので
職場から近く待ち時間の少ないところを紹介してもらいました。
4月1日に放射線が終わって、最近やっと
放射線で焼けた皮膚がきれいになってきたところです。
通院大変でしょうががんばってください。



242 名前: はな 投稿日:2003/06/02(月) 18:43
乳房からお乳(分秘物)がでました。子供を産んで7年も経ってるので、不安感に襲われ今日早速検査に行きました。お乳自体は血清もなくしこりも見当たらないとのことでしたが…「少し石灰化してる」と言われました…石灰化って癌につながるのでしょうか?知ってる人がいたら教えてください。病院の冊子には「癌の初期症状」とありましたが本当ですか?

243 名前: labelleellene 投稿日:2003/06/02(月) 19:49
粗大な石灰化は心配する必要のないただの「石灰化」ですが、
微細な石灰化は乳癌に特徴的な所見のひとつです。
エコーでも検査してもらいましょう。

244 名前: はな 投稿日:2003/06/03(火) 09:30
「石灰化」について教えてくれてありがとうごさいます。私の場合は毛細血管に似た形でした。これが微細な石灰化っていうのかな…両方に見つかりました

245 名前: 774 投稿日:2003/06/03(火) 09:56
脳下垂体腺腫・高プロラクチン血症による乳汁漏出症候群
などの可能性もありますので、内科(内分泌)などで精査
してもらいましょう。

246 名前: かよ 投稿日:2003/06/04(水) 19:21
先月、右胸にシコリみたいなのがあるのに気付いて放射腺とエコー検査をしてもらったら「水がたまってるね!」と言われただけで他に何も言われなかったんですがどうして水がたまるんですか?原因は?このままでも平気なんでしょうか?

247 名前: まいける 投稿日:2003/06/04(水) 22:32
 はじめまして。妻のことです。95年6月に乳癌左全摘しました。リンパ節9/16でした。
術後療法では、5FU、CMF、放射線、ホルモン剤も行いました。経口剤も2年ほど服用したと思います。
ホルモンレセプターも+と記憶しています。6年後の2001年1月。喉の違和感から検査をすると反回神経
麻痺であり更にCTで肺に微小なものが数個、甲状腺にも怪しい影がありました。主治医の判断は、転移再発であり、
ホルモン療法や以前のものは耐性があるとの判断でCEFを行いました。
4月から半年のCEFの結果、CT上奏功が認められ反回神経麻痺や肺の症状は消えました。その後はフルツロンの
内服を続けましたが、今年2003年2月、8年前のオペ跡付近胸壁に再発が認められました。新たにHER-2検査
すると+2。ハーセプチンの単剤投与を2ヶ月行いましたが効果が認められず、微増傾向にあります。また、2月のエ
コーにすらなかった右胸にもしこりが現れ、更に皮膚転移と思われるものも出ています。
左肺は胸水もあるようです。(咳や呼吸苦はありません)
主治医の判断は、ハーセプチンは効かないのでタキソールの単剤投与を考えています。
この状態ではやはりハーセプチンとの併用は意味はないのでしょうか?
また、皮膚等には放射線の意義はいかがでしょう。乱文で意図が伝わりますかどうか。
妻も私も精神的にはかなりきつい状態ではあります。

248 名前: 投稿日:2003/06/06(金) 01:04
乳ガンに効く食べ物とかあったら教えてください


249 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/06/06(金) 07:15
常識的にはタキソ-ルにまだ使用していないアドリアマイシン系
の抗ガン剤を併用すべきではないでしょうか?
それでも奏効しなければCPT-11+MITあたりがお薦めですが
Her2陽性ですからHerceptinと他の抗ガン剤併用の方が望ましい
ではないでしょうか?1つ1つ薬を小出しにするよりは良いと
思いますけど。

250 名前: まいける 投稿日:2003/06/06(金) 19:58
249 名無さん レスありがとうございます。
主治医の考えは「小出しで攻める。」という方向のようです。
それと初めに書き忘れましたが、アドリアマイシン系は初発のときの
術後で使用しているかもしれません。ハーセプチンは単剤で奏功せずとも
他剤併用奏功する場合は、ハーセプチンとしての薬功は関係しているのでしょうか。
また、CPT-11についても教えていただければ。

251 名前: 投稿日:2003/06/06(金) 20:35
こんばんわ、狸と申します。
249名無しさん、250まいけるさん
横槍で申し訳ございません。
アドリアマイシン系、とのご意見ですが、247を拝見しますと既にCEFが使われており、アドリアマイシン系のエピルビシンが既に使われています。しかし使われました時間を見ますと投薬終了後現在は半年以上経過しておりますので、アドリアマイシンを使ったとしても増量しての効果が期待できる時期です。もっともはじめにアドリアではなくエピルビシンを使ったのが心毒性の懸念のためでしたら、現在も使えるのはエピルビシンになります。これを撰んだ理由を主治医に尋ね、心毒性の懸念があればエピルビシン、なければアドリアマイシンが使えると思います。
次にハーセプチンの方ですが、微増との表現ですがこれは病期安定とも取れます。そうしますとタキソールとの併用で効果が期待できます。認可された組み合わせではハーセプチン+タキソールは相乗効果が認められております。適応外でしたらナベルビンも併用効果が認められています。
CPT-11(イリノテカン)ですが、これは投与順番としてはタキソールよりも後になるはずですので、時期的にはまだではないでしょうか?また併用についても評価が定まっていません。後は先日認可されたゼローダ(カペシタビン)がタキソール耐性でも20%程度の効果があるとされますのでこれも候補に入ります。


252 名前: まいける 投稿日:2003/06/06(金) 22:09
狸さま、はじめまして。そしてありがとうございます。2年前の再発時からこちらはROMしていましたので
存じ上げております。決して横槍などとは思いません。感謝いたしております。
 さて、アドリアマイシンは初発の術後で使用していると記憶しているのです。(妻には確認してみます)
ですから主治医としてはエピルビシンを使用したように記憶しています。
今回もエピルビシン使用後に再再発ということで主治医の選択肢には入っていないようです。タキソールの単剤
ということが果たしてどの程度なのか・・・・。小出しの戦術としては次にハーセプチン+タキソールなのでしょうか。
素人考えではどちらも単剤で使用した後に併用使用してどうなのかということです。
よろしければご教授ください。
また、CPT-11がイリノテカンであるということ狸さまの情報でわかりました。
大腸がんなどで主に使われていますよね?
この夏、認可されそうだというのはどのようなタイプのなのでしょうか。

253 名前: まいける 投稿日:2003/06/06(金) 22:12
252の上記に一部説明不不足がありました。
この夏、認可というのはイリノテカンのタイプではなく、どのような乳がんの抗がん剤が認可されるのか
をしりたかったのです。

254 名前: 投稿日:2003/06/06(金) 22:19
狸です。
ゼローダの事ですね。構造としてはフッ化ピリミジン系薬剤で、要するに5FUの強化版とお考えください。ごく簡単に言ってガン組織に集積してそこで抗がん活性を発揮します。従来の5FUより多くの量をガン部に集積でき、その分活性がより強いとされます。過去FU系薬剤も使われていますが、これは効果がなかった、と判定されたとしても絶対量が足りなかった可能性がある場合効果が期待できるわけです。
単材療法実施後の併用ですが、後追い併用は効果があるかもしれません。ただし化学療法剤の鉄則として長期の連投は耐性ガンを生む危険性が高まる、と言うのがありますので個人的には副作用などの配慮をしつつ併用を実施する方が良いように思います。

255 名前: まいける 投稿日:2003/06/06(金) 22:40
まいけるです。
ありがとうございます。「ゼローダ」ですか。商品名ですか?薬剤名でしょうか?
妻は5FUも使用しましたが、絶対量の判断はやはり主治医ですね?
10日から入院しタキソールの単剤が始まる予定ですが、一度は併用をお願いしてもいいのでしょうか?

256 名前: 投稿日:2003/06/06(金) 23:17
ゼローダが商品名で、化合物名はカペシタビンといいます。米国では第三選択薬になります。アドリア含有レジメン、タキソールの次です。
FUの容量は確かに主治医判断が結構ありますが、投与ルートなどでも効果に差があります。ゼローダは経口剤です。
 ハーセプチンの併用ですが、一度は言った方が良い様に思います。ハーセプテストの判定があるのですから保険適応もOKです。併用で効果があるように聞きましたが??と言った風に聞いてみて下さい。ダメと言われたらその理由に納得できるまで投薬を拒否しても本来はOKですよ。併用で途端に副作用が強くなると言った事は通常ありませんが、一応確認した方が良いでしょう。

257 名前: まいける 投稿日:2003/06/06(金) 23:28
いろいろと矢継ぎ早な質問にもありがとうございます。
主治医にもアプローチしてみます。(断る勇気があるかどうか別にして)
また、近々書き込みますのでよろしくお願いします。

258 名前: まいける 投稿日:2003/06/10(火) 17:38
まいけるです。
本日、入院しましたが肺のレントゲン写真の結果、胸水を抜くことが先になりその結果、胸水中に悪い細胞があれば
胸郭に薬を入れることになったようです。来週月曜にCTだそうです。それまでは外泊ということですが、大丈夫なんでしょう。
今は真剣にセカンドオピニオンを考えています。まだ、選択肢は残されていると信じているのです。


259 名前: きよちん 投稿日:2003/06/12(木) 09:12
ネットで初めて誰かに聞いていただけるような気がして、書き込みさせていただきます。私の親友は、41歳で2年半前に乳がん(リンパ転移)その後、骨転移、脳転移をし、アレリアまで抗がん剤はいきつき最後の手段は、サリドマイド治療しかないと言われました。京都に在住していますが、できるだけ、地殻で治療して下さる病院、あるいは、医師をご存知ならば、至急教えて頂きたくよろしくお願いいたします。

260 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/06/14(土) 13:21
■バイオビジネス・ニュース
■2003年6月9日発行 第98号
■ウェブサイト http://www.bb-n.com
■2003年6月2日 <アストラゼネカが結腸直腸癌を対象にしたイレッサの併用療法の第2相試験の結果を発表>
英アストラゼネカAstraZeneca(AZN)が、結腸直腸癌を対象にした「イレッサ」Iressa(ゲフィチニブ)の併用療法に関する第2相試験の結果を発表。治療を受けたことがない進行結腸直腸癌患者に、イレッサと化学療法剤(オキサリプラチンと5-FU、ロイコボリン)を投与したところ、75%の被験者で腫瘍が半分以下に縮小した。同じ併用療法を、化学療法を受けても進行が止まらなかった患者に行ったところ、29%の被験者で腫瘍が縮小した。


261 名前: てんこ 投稿日:2003/06/16(月) 16:31
はじめまして。鎖骨上リンパ節転移4期の46歳です。ホルモンマイナス、ハー2+1。現在CAF2クール終了、腫瘍が小さくなれば手術という予定です。ここで、1か月術前抗がん剤治療を中断すれば、奏効率は相当落ちるのでしょうか? 6回はともかく、4回連続まではエビデンスがあると聞いたことはあります。それはともかく、取り返しのつかないリスクにいたるとは思えないのですが、主治医をはじめネット上の専門家の方々も皆、3回は続けなさいという意見です。やはりそうなのでしょうか。


262 名前: 投稿日:2003/06/16(月) 18:45
こんにちは、狸と申します。
カキコの内容を拝見しますと、術前補助療法ですね。おっしゃっているエビデンスというのは厳密には術後補助療法での事であり、そのまま術前補助療法に当てはまると言う証拠もありません。ですが2度でよい、と言うエビデンスもない事も事実であり、術前、術後はほぼ近似できると言う一般論とあわせますと、2度でよいエビデンスはないので4度はやった方が良い、となります。ただし、実前補助療法ですと腫瘍サイズが画像にて確認できますので、急速に大きくなった場合には判るはずですし、なんといっても大きくなるようならレジメンを変えます。現状2回まで実施したと言う事はそれなりに効果があったはずですので、やはり特別な事情がない限り完遂する事が望ましいと思われます。ただしCAFに起因する心毒性や肝毒性などはもちろん大変な事ですのでそちらがご懸念なのでしたら、対策をしつつ他剤に換えるなどの方策が必要ですね。また年齢的に恐らく吐き気が出やすいはずですので、そのあたりでしたら制吐剤の前投与など対策を言ってはどうでしょうか?
判らないまま漫然と書きましたが、ご不明な点はまた聞いてください。

263 名前: 774 投稿日:2003/06/16(月) 18:50
ステージⅣの遠隔転移例に対するネオアジュバント療法(術前化学療法)の十分なEvidence
はありませんが、ステージⅢAまでの非転移性、非浸潤性乳癌に対しては4クールの
ネオアジュバント療法による術後5年前後までの再発抑制効果など生存率に及ぼす影響や
乳房温存術などへの手術縮小効果などが認められています。


264 名前: まいける 投稿日:2003/06/17(火) 19:21
明日、主治医との話し合いがあります。胸水にはおそらくがん細胞があるだろうとのことです。
今後の治療方針を確認したいらしいのですが、ハーセプチンとキソールとの併用については、私自身もそれほどのこだわりは薄らいではきました。
妻としても今は「早く何らかの手を打ちたい」と考えているようです。
抗がん剤とホルモン剤の併用とはいかがでしょうか。妻はホルモン依存です。8年前はホルモン剤を使用しました。
この段階(胸壁、皮膚転移)でホルモン療法は意義は薄いのでしょうか。

265 名前: 投稿日:2003/06/18(水) 08:55
狸です。
先日乳癌学会に参加してまいりましたが、まさにまいけるさんの求められるようなセッションがありましたのでコメントさせていただきます。
まず学会で驚きましたのはハーセプチンの扱いです。私もここまでとは思わなかったのですが、Her-2陽性ならとにかく積極的に使うべし、との意見が複数のオピニオンリーダーから発言されていました。これは併用を念頭に置いたものです。しかもとある併用で効果が薄かったとしてもそれはハーセプチンのせいではなく併用相手が効かないのだから薬剤を換えて併用をする、と一見びっくりするような議論でした。ですが冷静に考えましてHer-2の発現があるということはそれを介した増殖シグナルが存在する事ですので、それを妨害する事は充分意義があるようにも思えます。
と言うことでその議論に従いますと、タキソールとの併用がまずは考えうる処方かと思います。先日とややニュアンスに差があるかもしれませんが、ご参考になれば幸いです。この問題はいろいろ複雑な経緯があるのですが、現場医師の感触がこの際は優先されると判断しましたので、このようなコメントにさせていただきます。

266 名前: 投稿日:2003/06/18(水) 09:24
狸です。補足いたします。
Her-2発現で、ではホルモン療法は?となると、実はホルモン療法との併用についても議論がありました。ちょっと専門的な話になりますが、ホルモン受容体はHer-2によって活性化を受けてしまい、ホルモンがなくても増殖シグナルが流れる、と言われています。これはホルモン受容体があるのに、ホルモン療法剤の効きが悪い事の説明になります。ここでハーセプチンを使うとこのホルモン受容体の活性化が解除され、ホルモンがないと増殖シグナルが流れなくなる、と言う説があり、基礎的にはデータも出ています。ですからホルモン受容体陽性ならホルモン療法+ハーセプチンも十分効果が期待できると言う事になるのです。もちろんこうした併用はエビデンス的にはまだまだ少ないのですが、ハーセプチンの毒性が化学療法に比べ少ない事と、ホルモン療法と化学療法ならホルモン療法が先行された方が効果が出る、とのデータもあるので、ホルモン療法も視野に入ってきます(保険適応的にも問題はありません)。その場合どれが良いかと言うことになりますと、ハーセプチンとの併用はアロマターゼ阻害剤が良いとの基礎データがあります。実際海外ではレトロゾールでハーセプチンとの併用の相性がタモキシフェンよりも良かったとの小規模の解析結果があります。ただし国内ではレトロゾールが未認可ですので、ほぼ同効のアリミデックスが好適かと思います。以上いささかエビデンス軽視のように思われますが、各分野の専門家が解析した結果導かれており、コンセンサスではないものの、現場最良の最も進んだ解釈によるものとお考えください(私の個人的な考えでだけではありません)。

267 名前: まいける 投稿日:2003/06/18(水) 21:27
まいけるです。
狸さん、ありがとうございます。本日は妻と主治医と3人で今後の治療方針を話し合ってきました。どうやら主治医も新潟の学会に参加したようで、265でカキコされたこととほぼ同様のことを述べていました。
話し合い前に携帯でチェックしておいてよかったです。CTの結果は、現時点では「肺・肝には転移の兆候、所見は見られない」「胸水はクラスⅤの陽性。皮膚転移あり」方針としては、ハーセプチン+タキソールの併用になりました。
ハーセプチンはウイークリー、タキソールは3週に1回です。ただ、エビデンスとしては、絶対というものはないので私どもの希望もあったので今回は併用を選択したようです。ただし、ハーセプテストについては、
新たにフィッシャー法というので再度行い、調べるそうです。ちなみに、ハーセプチン使用者のうち、副作用とはいえないが脳転移が認められる症例も報告されていると聞き、意外でした。せっかく使用したのにそう
なっては辛いですね。ホルモンのお話も興味深いです。妻も閉経状態か否かを調べ、視野には入れるようです。
明日、19日から治療開始です。また、カキコします。

268 名前: 投稿日:2003/06/19(木) 09:00
狸です。
>まいけるさん
主治医先生と意見が合いましたようで私も安心いたしました。また学会の情報をすぐさまご自身の治療方針に反映させる姿勢に敬意を表したいと思います。
Her-2の発現の再確認の件ですが、現在ハーセプチン投与の保険適応の条件として二つの検査方法が保険適応の検査として認可されています()。ハーセプテストと今度やると言うFISH(パスビジョン)です。どちらが正確か(見積り間違いが少ないか)の論争はかなり長かったのですが、昨年でしたか、パスビジョンが国内でも保険適応になり、方法論的にはパスビジョンの方が好ましいような情勢になりました。ですからハーセプチン含有の併用というやや先鋭的な投薬を前に念のため再確認を、という主治医先生のご判断と思います。
それとハーセプチンによって脳転移が生じる、の論争は確かに学会でも少し出ました。ですがハーセプチンは抗体ですので脳の中には入って行けません(癌細胞のように浸潤することもありません)。もちろん他の作用機序、例えば何らかの増殖因子を介した反応、などもありえるかもしれませんが、問題とされた脳転移の報告の最終判断がされていない事や、ハーセプチンによって他所の症状が押さえられたために見えてきた、などの解釈もされています。現状安心とはいえない状況ですが、危険であるとの証拠も少ないです。ですがそういった話も正確に伝えてくれる主治医は大変良い先生ですね。

269 名前: くるみ 投稿日:2003/06/19(木) 20:47
はじめましてデス。左胸にシコリのようなかたまりがあるのですが、それって癌なのでしょうか。この前テレビでみてビックリしました。病院についてもよくわからないし、でも診てもらった方がいいですよね。わからないけど誰にも言えなくって。よかったらどなたか教えてください。

270 名前: 投稿日:2003/06/19(木) 21:59
こんばんわ、狸と申します。
>くるみさん
カキコ内容だけでは良くわかりませんが、心配ならば医者に良くのが1番ですよ。もしここでだいじょうぶ、みたいな無責任なことは残念ながら申せません。ですが実際検査に行くのは相当勇気がいる事は良く存知ております。以下の事が当てはまるかどうかで確率が高くなりますが、あくまで可能性を見るだけで診断ではございませんのでご留意ください。
・閉経後である、または50歳以上である
・体重が標準よりも多い
・初潮が12歳以下だった
・親族(親、女姉妹)に乳癌や子宮癌の人がいる
・子供がいない
などです。これらは乳癌のリスクを測る因子とされます。もちろんこれらが当てはまると即乳癌と言う事ではありませんし、全部クリアしたからと言って可能性がない訳でもありません。結局はちゃんと見てもらった方が良い、となってしまいますが、少しでも安心していければ良いかと思い書いてみました。ご参考になれば幸いです。

271 名前: クイール 投稿日:2003/06/19(木) 22:38
母が乳癌で入院しました。本人はだいぶ前から気付いていたようなのですが、なかなか病院に行けず、すでに末期(ステージ4)と言われてしまいました。首のリンパに遠隔転移があり、抗ガン剤が効かなかったらもう長くはないと言われました。アガリクスなどについて、詳しい方いませんか?また、同じような状態で頑張っている方、いませんか?

272 名前: はな 投稿日:2003/06/19(木) 23:35
はじめまして私は31才で手術しました、今は月一回のホルモンの注射とタモキシフェンを朝と晩に飲んでます ステージIでしたがしこりは3つで病理の結果新に小さな目に見えない程のものが二つ見つかったそうです。もうすぐ科学療法が始まりますが、主治医にはCMFでいくと言われました、私は年齢でハイリスクになると思うのですが大丈夫でしょうか?どなたか教えていただけると嬉しいです。


273 名前: 投稿日:2003/06/19(木) 23:41
こんばんわ、狸と申します
>はなさん
術後どのくらいたっておりますか?年齢からしましてリュープリンかゴセレリンの注射とホルモン療法剤のタモキシフェンなのでステージ的にはほぼ順当な治療方針です。ただし化学療法がCMFとの事ですが、ここはもう少し効果の高いCAFが良い気がします。ただしCAFに含まれるアドリアマイシンは心毒性が懸念されますのでその当たりは十分相談が必要です。また病理を見たのでしたらハーセプテストでHer-2の発現は見たのでしょうか?もし発現があればハーセプチンの処方も考える必要があります。

274 名前: 投稿日:2003/06/19(木) 23:43
>クイールさん
状況にも寄りますが、まだ処方可能な薬剤が残っているかもしれません。アガリスクなどはここで聞かれるよりも代替の食品あたりに書かれた方が良いと思います。

275 名前: TM 投稿日:2003/06/20(金) 00:01
以前211番でカペシタビンなどについて質問した者です。
参考になりました。狸さん いつもありがとうございます。

> くるみさんへ
しこり心配ですね。私もそうでした。それが何なのかわからない
時が1番不安です。狸さんのおっしゃるように早く病院へ行って
みましょう。乳房のしこりは 産婦人科ではありません。外科です。
できれば 乳腺外科を標榜しているところ 乳腺専門医のいる病院が
いいです。事前に病院へ問い合わせていくのもいいでしょう。
また 乳がん患者会「あけぼの会」のHPを見ると 都道府県別に病院名
が検索できるようになっているので、参考になるかと思います。



276 名前: はな 投稿日:2003/06/20(金) 00:13
狸さんありがとうございます。手術は2度しており五月の始めと六月の始めにやりました、一度目は温存でしたが病理で、新に二つ見つかってしまったので全摘手術をまた受けました。
HER-2はあるみたい事を言われた気がしますが、そのときは良く分からなかったのではっきりしませんがちゃんと聞いてきます。主治医はあとは予備治療ですからと言ってましたが、私は年齢と、しこりの数が気になって不安です。

277 名前: くるみ 投稿日:2003/06/20(金) 12:17
>TMさん、大変参考になりました。他にメッセージくださった方がもしいたらゴメンナサイ。ケータイで、たぶん文字数だと思うんですけどエラーになって、以降見れないみたい(*_*)
とりあえず病院調べて行ってみたいと思います。何もわかっていなかったので本当に助かりました。ありがとうございました。

278 名前: まいける 投稿日:2003/06/22(日) 02:39
まいけるです。
妻は19日からハーセプチン+タキソールを開始しました。嘔吐、関節痛、発熱などを予想していたのですが、腹痛が1日あっただけで、それらしい副作用もないようです。
前回のエピルビシンでは強い吐き気に悩まされたんですが、今回は拍子抜け?しているようにも思います。副作用がないことはいいことなのですが、なければないで奏功して
いないんじゃないかと思ってしまうようです。書き込む板が違うのかもしれませんが、これまでの流れで書き込みました。
タキソールの副作用は具体的には、どうなのでしょうか。個人差はあると思うのですが。それとも奏功が少ない場合は副作用も少ないなんてことはありませんよね?なにせ通常細胞も
たたく訳ですから・・・。

279 名前: 投稿日:2003/06/23(月) 10:54
狸です。
>まいけるさん
副作用の発現と薬効は薬剤の作用部位が違いますので関連は非常に希薄です。ですから副作用が出ないから効目が無い(副作用が出るから効き目がある)はこの組み合わせに関しては考えなくてもよろしいかと思います。
とは言いましても実例を挙げますと、、、。ホルモン療法剤にタモキシフェン(ノルバデックス)と言うのがありますね。この薬剤は長期投与で脂肪肝様の副作用が結構な頻度で出ます(もっともほとんど臨床的には問題になりませんが)。ですがとある研究者にうかがったところでは、脂肪肝が出ると非常に高い確率で薬効が出る(再発しない)そうです。こういった例もあるのであるいはご心配かと思いますが、この例は薬効の作用機序と副作用の機序が非常に近いために起きると考えられます。ですがハーセプチンとタキソールの副作用は薬効とはあまり関係ありませんのでご懸念はほとんどいりません。また可能性として血中濃度が不足したため、と言うのもありますが、経口剤ならば吸収の個人差が問題になることもありますが、注射剤である以上その可能性もかなり少ないです。

280 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/06/24(火) 02:10
乳癌の、粘液癌の純粋型は細胞分裂がゆっくりなので、抗癌剤が
効かないと、聞いたのですが、どのぐらい効かないのでしょうか?
まったくですか?
どなたかご存知ないでしょうか?教えてください。お願いします。

281 名前: ネコ 投稿日:2003/06/27(金) 10:29
狸さま。こんにちは。
私の抗がん剤CAFはあと1クールで終わります。
4クール8回の治療なんですが
標準は6クール12回と聞きました。
追加したほうがよいのでしょうか?

282 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/06/28(土) 17:51
三月に母親(50代)が乳癌切除の手術を受けました。
二週間前(それまでは元気でした)から体の調子が悪いと言うので
一週間前に医者に行ったら一リットル両肺に水が溜まってしました。
現在現在入院して水を抜います。
そして今日その肺に溜まった水から癌細胞が発見されました。(今日医師から電話がありました)
あとCTも撮ったそうです。
本人には月曜日に告知するそうです。
激しく不安で眠れません。(切除可能なのか?それとも抗がん剤に頼るしかなく手術不可なのか?
アメリカのTVドラマERとか見てると日本よりかなり技術が進歩してるので何か最新の治療法があるのでは、と思ってしまいます。
それにしても何故乳がんを切除した時に肺がんを発見できなかったのか怒りを覚えます。
乳がん切除後1年経ってるならまだしもたった3ヶ月ですし。
3ケ月早く肺がんが発見されてれば・・・。
どんな癌に対しても積極的なアプローチをしてくれる医師を教えてください。
母は北里大学の病院に入院してます。

283 名前: 774 投稿日:2003/06/28(土) 18:58
乳癌の肺転移による癌性胸膜炎か、乳癌と肺癌の重複癌による癌性胸膜炎かで、
治療法に微妙な違いが出てくるものと思いますが、癌性胸膜炎自体の治療としては、
もちろん手術適応はなく、症状緩和目的として、胸水穿刺・胸腔持続ドレナージ・
胸膜癒着術や、癒着術無効例や状態がよければ胸膜切除などを行うことになります。
その辺は主治医も十分お考えのことと思いますが・・・?。
一度名無しさんの疑問を直接主治医にぶつけてみてはと思います
なお、治療法や治療薬については狸さんが、詳細にコメントされるはずです。
また、胸膜炎に関しては、他スレでこげや先生が色々と相談に乗ってくださると思います。


284 名前: 282 投稿日:2003/06/29(日) 12:57
>>283
お返事ありがとうごいます。
胸水・肺に転移・本人に告知色々聞いたときは、
もう駄目かもしれないと思時もありました。
このサイトで色々な人の意見を聞く限りでは第何期でも治療の望みがあり
希望を捨ててはいけないという事ですね。

285 名前: 投稿日:2003/06/29(日) 15:20
>281ネコさん
狸です。お返事が遅れまして失礼しました。
CAFを4クールと言う事ですが、最初担当医がACの変法であるEC4クールと言っていた気がしましたが、、、。
CAFはたしか通常は6クール実施だったと思います。一方のAC(EC)はたしか4クールが標準です。もし担当医が勘違いしていては困りますので一応確認してみてください。放射線治療が入ったと言って投与期間が短くなる事はないと思われますが、、、
ただし6週間を2週間減らしたと言いましても再発リスクが激増するわけではありませんのでそれほど慌てる必要はございません。

286 名前: 投稿日:2003/06/29(日) 15:32
>282名無しさん
狸と申します。お返事が遅れまして申し訳ありません。
お怒りお察し致します。病状の急変でさぞ気が重い事と存知ます。
乳癌摘出時の診断が不明なのでコメントしにくいのですが、乳癌に関しましては米国が日本より格段に優れた薬物療法を実施している事はありません。たしかにいくつか国内未認可の薬剤がありますが、標準療法になるような薬剤ではありませんし、圧倒的に優れているわけでもありません。ですから国内での治療に過剰な不信感を持たれる必要はないかと思います。
国内で乳癌の治療に強いのはやはり国立癌センター系の病院です。または都立駒込病院のような癌の拠点病院です。ただし乳癌はかなりシステマチックに治療体系が整備されていますので、大学病院ならばほぼどこでも同様の治療が受けられます。現状問題になるのは肺の水の方でしょうからこちらの対処がまずは急がれます。
余り有用なお話ができませんで申し訳ありません。

287 名前: まいける 投稿日:2003/06/29(日) 16:46
まいけるです。
妻はその後、ウィクリーのハーセプチン、3週ごとのタキソールの治療が開始されましたが、新たにHER-2を調べるための
フィッシュ法が、受けられないことがわかりました。初発から8年、そしてそのとこの細胞の保存状態が酸性液?であったため検査適応ができないということです。
こうなると、ハーセプテストでHER-2が+2という微妙な段階とハーセプチンの単剤では奏功がないという判断を受けている妻にとって、フィッシュ法が無理
という現状をどう解釈しまた、併用の意義がどのようであるのか。本人ともども考えてしまいました。
やはり1回終了だけで判断するのは、尚早でしょうか。また、本人は疲れやすくて、たまにふらつきがあって、先日は病院でお金を落とした「お年寄り」を後から
追いかけても追いつけなかった。筋力の劣れもあるだろうが、病勢も増しているのではないかと思っているようです。6月はじめのCTでは画像上肺、肝はとくに
問題なしという評価でしたが・・・。頭部CTもお願いしたほうがいいのでしょうか。


288 名前: さな 投稿日:2003/06/29(日) 21:49
はじめまして☆乳ガンに初期症状とかありますか?脇の下が痛くて腫れてるんですけどスゴイ心配で。。。

289 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/06/30(月) 00:12
>>狸さん
お返事ありがとうございます。
今日お見舞いに行ってきました。
詳しく母に現在の病状を聞いたところ乳癌の切除の手術を
行った所の右胸の肺の脇に水が溜まっていたようです。(両方の肺ではありませんでした。
乳癌の薬はやめていました。
現在は今までとは別の飲み薬や点滴の薬だけです。
飲み薬=排尿促進の薬だと聞いてます。
アルダクトンA(アピロノクラトン)25mg
ラシックス aventis 20㎎
点滴
アメノフリード
ヴィーンF veen-F アセテメリンゲル液 500ml
あと呼吸を助ける酸素のチューブを鼻につけています。
現在、熱があり(38℃)左足のモモとの付け根がたまに痛む位だと言ってます。
明日主治医から本人に癌を告知するのでその事を思ったら思わず涙が出てしまいました。(家族には金曜日に電話がありました)


290 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/06/30(月) 00:16
水は4リットル抜いたら抜くのを止めるそうです。
現在3,5リットル位抜き終わりました。

291 名前: 投稿日:2003/06/30(月) 10:57
>ダコタさん
狸です。
ご心痛お察しいたします。実は私事ですが自分の伯母も現在末期の胃癌で闘病中です。つい先日ステージⅣで発見され、既にほとんど手の施し様がない状況です。伯母も現在腹水で苦しんでおり、利尿剤で対応しつつ経口の抗癌剤を処方しておりますが、状況は大変厳しいものがあります。また家族の希望で告知しないことになり、抗癌剤治療を悟られないようにしているため、別の配慮が必要なため家族にもつらい部分があります。こういう状況ではご家族の愛情が患者さんにとっては非常に重要ですのでどうぞ頑張ってください。医師に聞き難いことなどはこちらで皆さんが回答してくださいますのでどうぞご遠慮ないようにどうぞ。

292 名前: ネコ 投稿日:2003/06/30(月) 13:08
狸さま
レスありがとうございます。
ECはセカンドオピニオンで行った病院の先生が
すすめた薬です。
どちらでも構わないということで主治医のすすめる
CAFにしました。
6週間を4週間に減らしても再発のリスクがかわらないのに
どうして6クールが標準なのでしょうか?
6クールが一番効果があるということなのでしょうか?

293 名前: 投稿日:2003/06/30(月) 13:58
狸です。
>292ネコさん
私も完全に全ての臨床試験を把握していないのですが、CAFは1,2,3...6クールで効果比較して決めたものではありません。従来法のCMFと比較して決めたものです。もっともMが国内認可されたタイミングの問題などから必ずしも完全に国内で比較されたわけではありません。ですがCMFが6クールが標準的だったため、その比較により6クールになったと記憶しております。では4クールとの差の根拠ですが、Fを除いたACがほぼ同等の効果とされるからであり、しかもACは4クールが標準です。よってほぼ同等であろうと考えられます。もっともCAFは各薬剤の投与量が幅を持って規定されており、一方のACは固定ですので、CAFの上限投与量であればACとほぼ同等(4クールでも)と考えました。もし確認するのであれば以下のように聞いてみては如何でしょうか?
CAFは600,60,600mg/m2ですか?それとも400,40,400mg/m2ですか?
前者ですとAC60,600mg/m2とほぼ同等の効果です。

294 名前: 投稿日:2003/06/30(月) 14:18
狸です。
補足いたしますが、術後補助療法ではとにかくA(アドリアマイシン)が入っているかどうかが一番の問題であり、その点はコンセンサスがあります。ですがNIH(米国版厚生省ですね)の公式コメントでもCAFが4クールか6クールかは明確に規定されていません。ですから4クールであることに神経質になる必要はないように考えましてコメントをいたしました。ですが念のため、とご希望されるのであれば追加で2クールを入れることも可能と思います。ただし投与量の確認とAの欠点である心毒性については担当医の確認を要します。

295 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/06/30(月) 16:14
腹水が見つかってそれに癌細胞が含まれているいるという事は末期癌だったのですね・・・。

296 名前: 投稿日:2003/06/30(月) 16:31
狸です。
>295ダコタさん
肺に溜まった水に癌細胞がある事が末期がんということはないと思います。私の伯母は肝転移と脾臓だったかに転移があり、主治医からもう手術はできない、と宣告され、その後腹水が溜まってきました。えらそうな事を申して恐縮ですがあまり現状を悲観的に捉えてばかりではいけませんよ。かく言う私も主治医がそういう状況でも打てる手段について親類と相談を連日しております。家族の支えが重要な事なのですからご本人より先に参ってしまってはいけません。どうか頑張ってください。

297 名前: ネコ 投稿日:2003/06/30(月) 19:04
狸さま
ありがとうございます。
量についてはよくわからないのですが
身長と体重から計算すると46mlと言われましたが
10刻みなので40mlにしました。
40mlは赤い薬の量ではないかと思います。
水曜日に主治医と話して追加するかどうか決めます。
たぶん追加しなくていいと言われるとは思いますが。

298 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/06/30(月) 23:48
>狸さん
励ましの言葉ありがとうございます。

今日担当医に色々と聞いてきました。
二ヶ月前に断層撮影で写真を撮ったところ何も異常は無かったのですが
今週になって撮ってみたら物凄く進行の早い癌が写っていました。(医師も驚いていました
心臓の近くなので手術不可だだそうです。
明日から始める抗がん剤が効かなかったら一ヶ月もたいと言われました。
母には癌で心臓の近くなので手術不可とだけ伝えてあります。
依然患った乳癌とは関係無いみたいです。
他には転移してないです。
いったい今の私に何がしてあげられるでしょうか?

299 名前: 投稿日:2003/07/01(火) 11:58
狸です。
乳癌ではないとの判断での治療でしたら状況が不明ですが、医師の判断や現行考えている薬剤がわかれば他にも何か考えられるかもしれません。差し支えなければそのあたり教えていただけますでしょうか?

300 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/07/01(火) 21:56
>狸さん
担当医師は乳癌の転移で出来た進行の早い悪性癌だと考えています。(今日心臓近辺に出来た癌細胞の一部をとって検査中です。
もしもR2の遺伝子を持っている癌ならば遺伝子治療が受けられるそうです。
それが駄目なら抗がん剤のみでの治療になると言ってました。
物凄いスピード成長してるそうなので癌細胞の中心が壊死しているいそうです。
癌がR2の効果を持っていて遺伝子治療&抗がん剤が効いてくれる事を祈るばかりです。
来週に遺伝子治療できるか分かり、木曜日にでも抗がん剤をはじめる予定です。
サリドマイドは危険すぎる、温熱療法は大して効果が無いと言われました。
基本的に効果のある薬は厚生労働省が、すぐに承認してくれるそうです。
高額民間療法には注意しろとのご指摘でした。
基本的に保険治療の範囲内でやるそうです。
薬剤の方は、まだちょっと分かりませんでした。

>依然患った乳癌とは関係無いみたいです。
>他には転移してないです。
気が動転していたせいで勘違いしてました。
他の断面写真に癌は写らなかったのですがもしかした他の細胞に転移している
可能性があるかもしれないと言われました。
以前患った乳癌の場所とは全然違う所新しい癌が出来てしまったの
転移だとすれば血管を通って出来た可能性が高いみたいです。

ダラダラと下手な文章ですみません。


301 名前: 投稿日:2003/07/02(水) 13:04
狸です。
乳癌の転移と考えてR2(これはHer-2のお聞き間違いです)陽性ならハーセプチン(抗体治療です)で、発現がなければ抗癌剤と言うことですね。恐らくはタキサン含有の処方でしょうか。増殖が早い、とのことですのでHer-2陽性ならへいようのれじめんを駆使して少しでも抑えられればいいですね。
また医師の説明のうち、サリドマイドのくだりはやや不可解です。効果が出る可能性はそれほど高くはない(保証できない)ので強力にお勧めできない事情はありますが(保険適応もありませんし、国内販売もないため個人輸入が必要)、副作用で問題なのは催奇性、神経症状、アドリアマイシン併用時の静脈炎などです。最後の静脈炎は抗癌剤との組み合わせ上問題になる可能性がありますが、催奇性はこの際問題になりませんし、神経症状も基本的には回復性のある、しびれなどですので、”危険すぎる”と言うことはないはずです。あるいは使用経験がないのかもしれません。

302 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/07/02(水) 14:05
>狸さん
レスありがとうございます。
一生懸命医師の話を聞いていたのですが、もしかしたら聞き間違いかもしれません。
サリドマイドではなくてアドリアマイシン?かもしれません。
使えない理由は薬の副作用で沢山の死者が出てるためだと聞きました。
R2遺伝子ではなくてHer-2だったのですね。
Her-2遺伝子を持っている癌はたちが悪いみたいです。
遺伝子治療と抗がん剤以外に薬があれば良いのですが。

303 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/07/02(水) 14:34
抗体治療と遺伝子治療とでは何が違うのでしょうか?
実費だと7万円位で保険適用だそうです。
何か使えそうな薬あったら教えてください。
担当医師に使えるか使えないか聞いてきます。

304 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/07/02(水) 14:40
連続投稿すみません。
その遺伝子を持っている人は2割程度の人だといってまった。
三ヶ月前には何も写ってなかったのに
たった3ヶ月でこんなでかい腫瘍が見つかるなんて
人生は残酷ですね(涙

305 名前: 投稿日:2003/07/02(水) 16:31
狸です。
抗体治療とはまさに抗体を薬剤として投与する物でこの場合ハーセプチンと言うのはHer-2を認識する抗体で癌細胞の増殖信号を直接妨害する事で癌の増殖を抑えます。20%しか遺伝子を持っていない、と言うのは乳癌患者さんの組織を調べると20%くらいの確率でこのタンパクが高発現していると言う意味です。蛇足ですがこのHer-2タンパクは細胞膜の表面にある受容体型のタンパクで外部からの刺激がなくても細胞増殖の信号を細胞内に伝えるため無秩序な細胞分裂を引き起こします。ハーセプチンはこの作用をブロックする事で抗癌活性を引き起こします。遺伝子治療と言うのは通常でしたら遺伝しその物を何らかの方法で細胞に取り込ませることで、その遺伝子に何を選ぶかにもよりますが抗癌活性を示す酵素を癌細胞内で作らせたり、抗癌剤の効果を増強する酵素を作らせたり、と言った治療法です。肺癌などで使われるケースがありますがこの場合にはまず効果が期待できないと思われます。
副作用で沢山死ぬ、というのはアドリアマイシンだとしても違いますね。アドリアマイシンは新毒性はありますが乳癌の標準治療に必ず含まれる有用な薬剤であり、副作用で沢山死ぬ、と言った評価も当てはまりません。あるいはイレッサではないでしょうか?乳癌でのイレッサの効果は臨床試験中ですので全く不明ですが、効果があると言ううわさがあります(学会の立ち話のレベルです)。かつてはイレッサの安全性が信じられていた時分には究極の選択として保険適応外で効果未確定ながらお勧めする可能性がありましたが、間質性肺炎による大量の副作用死亡例があるため、お勧めできませんし、恐らく医師も処方を認めないと思います。
何か使える薬剤を、とのことですが、乳癌から転移したとした場合、やはりハーセプチンが使える事がポイントだと思います。Her-2の発現があれば最新の乳癌学会での知見を踏まえ、併用療法による効果が期待できるかもしれません。

306 名前: 282=ダコタ 投稿日:2003/07/03(木) 01:40
 狸さん
こんばんわ。
ご説明ありがとうございます。
>乳癌でのイレッサの効果は臨床試験中ですので全く不明ですが、効果があると言ううわさがあります(学会の立ち話のレベルです)。かつてはイレッサの安全性が信じられていた時分には究極の選択として保険適応外で効果未確定ながらお勧めする可能性がありましたが、間質性肺炎による大量の副作用死亡例があるため、お勧めできませんし、恐らく医師も処方を認めないと思います。
全く同じ事を担当医師に言われたのでおそらくイレッサだと思います。
サリドマイドやアドリアマイシンの使用も可能か聞いた方が良いのでしょうか?
いよいよ今日木曜日から抗がん剤治療がはじまります。
火曜日に癌細胞を取りました。月曜日にハーセプチンの使用出来るか出来ないか分かります。
癌の進行が止まり少しでも小さくなってくれることを祈る事と少しでも多く母のそばにいて心配事を減らす事しか出来ませんが(まだ53歳なので孫の顔も見せてあげたいです

307 名前: 投稿日:2003/07/03(木) 10:02
狸です。
アドリアマイシンは標準療法に含まれるキードラッグですから乳癌からの転移であると考えると当然候補に上がってきます。しかしハーセプチンと同様に心毒性が懸念される薬剤ですので、これらの併用はまず無理です。そうなるとハーセプチンをあくまで入れるならハーセプチン+タキソールか保険適応外を承知でハーセプチン+ナベルビンです。またこれまた乳癌適応外ですがシスプラチン+ハーセプチンも効果があるとの報告がありました。シスプラチンは血液毒性などが懸念されますが、使えないことはないと思いますし、原発巣不明とも取れるので保険的には何とかなるかもしれません。
もしハーセプチンを使わない(使えない)なら標準的な併用療法でCAFやACTなどで、アドリアマイシンが入ってきます。
あくまで乳癌と考えますとこんなところです。

308 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/03(木) 15:53
>狸さん
レスありがとうございます。
一般的な乳癌担当の外科医なら狸さんとほとんど同じような治療法の考え方をしているのでしょうか?まれに人格を疑うような医師がいるそうですが。
乳癌の治療で使う抗がん剤と具体的に何を指すのでしょうか?アリドアマイシン?エピルビシン?ハーセプチン?タキソール?シプラスチン?ナベルビル?CAF?ACT?ノルバディック?
Her2細胞有無の検査時にPgRやERの検査もするのでしょうか?
宜しくお願いします。

309 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/03(木) 16:18
標準的な抗ガン剤治療に抵抗性がある場合はCPT-11+MITも
優れた効果がありますが骨髄毒性は必発でG-CSFの併用が必要で
外来で投与できないためQOLを損なう可能性があります。
しかし効果は優れており国立ガンセンタ-など癌治療の基幹病院で
もう治療の手がないと言われた末期がん患者さんでも奏効率高く
検討の余地はあります。

310 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/04(金) 10:48
心臓近くの癌以外他に転移は見られませんでした。
心臓の近くなので放射線治療は出来ないそうなのですが脳には放射線をあてる事が出来るのに何故心臓の近くにはあてられないのでしょうか?

311 名前: 投稿日:2003/07/04(金) 16:36
狸です。
人格を疑うような医師ですか?いないとはいいませんが、最低でも乳癌の治療を考えるなら標準的な薬物療法は理解しています(と願いたいです)。
一番良くあるのが治療方針を充分説明してくれない人で、下手をすると学会、MRなどの受け売りで治療する事もあります。しかしダコタさんのケースでは結構まじめに考えているようですからそう言うことはないように思いますよ。
>308のカキコの中の薬剤の概略は以下です
アリドアマイシン:アンスラサイクリン系の薬剤で乳癌治療では非常に有用。心毒性が問題になる事がある。
エピルビシン:アンスラサイクリン系薬剤でアドリアマイシンとともに乳癌での有用性が高い。心毒性は軽減されているのでアドリアマイシンに換えて処方される事が多い。
ハーセプチン:癌増殖シグナルを発するHer-2に対する抗体。保険適応はこのHer-2発現が確認される必要がある。心毒性が懸念される事がある。
タキソール:20世紀でもっとも有用と言われる抗癌剤。しかしそのぶん副作用も強く、骨髄抑制作用が問題。最近はかなり対処法が整っている。
シプラスチン:プラチナ系抗癌剤の代表格。肺癌で汎用。乳癌では認可はないが、効果があるとも言われる。
ナベルビル:ビンカアルカロイド系薬剤。国内は肺癌のみ保険適応だが海外では乳癌でも標準療法の扱い。国内未認可は理由不明。
CAF:サイクロホスファマイド+アドリアマイシン+5FUの併用レジメン。乳癌でもっとも有効なレジメンの一つ。
ACT:アドリアマイシン+サイクロホスファマイド後タキソールのレジメン。近年効果が高いと言う報告が多い。
ノルバディック:ノルバデックスの間違い?乳癌ホルモン療法のキードラッグであるタモキシフェンの商品名。エストロゲン受容体かプロゲステロン受容体のいずれかか両方が陽性なら必ず使われる。副作用は血栓症や子宮内膜癌リスク押し上げだが得られる効果が圧倒的に高い。

Her2細胞有無の検査時にPgRやERの検査もするのでしょうか?
普通は手術時に必ずホルモン受容体検査はやります。カルテにはその記録があるはずです。むしろHer-2発現検査のほうがレギュラーメニューには入りませんし、方法がやや異なるので同時の実施は普通はしません。
心臓近辺の放射線についてですが、心筋壊死や繊維化が起きるとまずいせいかと思いますがすいません、専門ではないのでご専門の方の回答をお待ちします。

312 名前: みー 投稿日:2003/07/05(土) 03:48
こんにちは。はじめまして。私は26歳で乳癌になりました。シコリは4センチくらいでした。最初に坑癌剤を3週間に1回を4回、1週間に1回を9回、というやつをしましたが、効果はなく今では前より大きくなってしまいました。今は手術待ちですが、坑癌剤をやめて1ヶ月たちますが、体の節々が痛いのですが、これは副作用ですか?それとも骨の転移ですか?あと若いと癌は治りずらいですか?すごく心配です!ちなみにシコリは痛くて、なんか血みたいな分泌があります。

313 名前: 投稿日:2003/07/05(土) 09:40
こんにちは、みーさん、狸と申します
カキコ内容から拝察しますに、術前補助療法をした様ですね。
これは乳房温存などを目指し腫瘍サイズを縮小させるとともに微小な乳房内転移巣(あるかは調べられないので念の為)を叩くことが目的です。縮小が見られなかった、とは言いましてもサイズがほとんど変わらない、もしくはちょっとだけ大きくなるのでしたら手術で取るものですからそれほど大きな懸念は要りません。投与スケジュールからしましてアドリアマイシン、サイクロホスファマイド後タキソ-ルだったと思われます。
まず、身体の節々が痛いと言うのは恐らく転移のせいではないと思われます。痛み方が違う気がします。おそらく運動不足やストレス性のものと思われます。副作用かについてはなんとも言えませんが、違うと思いますが。
次に治り難いかどうかですが、現状のカキコ内容ではなんとも言えません。ホルモン受容体が陽性か陰性か、リンパ節転移があるかないか、Her-2発現があるかないかで異なります。もしそのあたりが分りましたら今少し詳しく回答できます。

314 名前: みー 投稿日:2003/07/05(土) 10:14
早速お返事ありがとうございました。少し安心しました。転移というのはそんなに簡単にしないと言う事でしょうか?シコリが痛いのは、癌が進行しているように感じるのですが…。また、喉や首も針でさしたような痛みがあるのですがタキソールのせいでしょうか?術後の腕のムクミも心配です。質問ばかりですいません。私は東京の国立のがんセンターで治療してるのですが、先生方は忙しそうで少し不安です、信用しても大丈夫でしょうか? また詳しい病態がわかったら書き込みます。

315 名前: 投稿日:2003/07/05(土) 13:22
狸です。
国立がんセンター病院ですと渡辺先生や藤原先生がおられる所ですね。こう言ってはなんですが国内でもっとも優れた病院の一つです。渡辺先生はこの領域の権威であり、先の乳癌学会でも大変良い話をされていました。またグループ内のコンフェレンス(症例検討)も頻繁ですからほぼ最高級の治療が受けられると思います。
しこりが痛いのは周辺組織を圧迫して痛覚を刺激しているせいではないでしょうか?進行で痛みが大きくなると言うことはないと思います。
とにかく不安な時期かと思いますが、あまり気にしすぎますとかえって良くございませんよ。

316 名前: みー 投稿日:2003/07/05(土) 15:32
ありがとうございました。私は最初乳癌をとても軽い物とみており、色々中途半端な情報ばかりを知り、どんどん不安になるばかりでした。でもこのサイトで、寝られそうです。先生方を信じてがんばります。ありがとうございます。また書き込みます。

317 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/05(土) 23:44
>狸さん
詳しい御説明ありがとうございます。一言で抗がん剤と言っても沢山種類がありますね。
水曜日に抗がん剤を点滴したのが関係あるのか分かりませんが木曜日は熱も下がり以前より声も出るようになりました。良かったです。しかし今日(金曜日)は内視鏡で検査があったため、とても疲れてました。来週の月曜にHer-2発現検査の結果が出ます。火曜日に2回目の抗がん剤を点滴するそうです。
アリドアマイシン・エピルビシン・タキソール・シプラスチン・ACT・CAF・ノルバデックスは国内認可されてるのでしょうか?
2月の乳房切除の事でお聞きしたいのですが、母の腫瘍は悪性だったので大きく乳房を切除したのです。その後弱い抗がん剤の飲み薬だけだったです。
一般的には術後に放射線治療や点滴で注入する様な術後治療は普通しないのですか?

318 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/05(土) 23:47
訂正です
一般的には術後に放射線治療や点滴で注入する様な術後治療は普通しないのですか?
                ↓
一般的には術後に放射線治療や点滴で抗がん剤を注入する様な術後治療は普通しないのですか?



319 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/06(日) 01:07
母は最近夜が怖い朝が早く来て欲しいと言っています。家族も同じ様な気持ちでいっぱいです。
早く本当の意味での朝が来て欲しいです。

320 名前: 投稿日:2003/07/06(日) 10:59
狸です。
>317ダコタさん
アリドアマイシン・エピルビシン・タキソール・シプラスチン・ACT・CAF・ノルバデックスはいずれも国内認可薬剤です。商品名とやや違うものもありますので混乱しそうですが確かです。ただしシスプラチンは乳癌での保険適応はできません。抗がん剤と言うのはそれぞれでどのがんに使って良いかが決められており、シスプラチンは肺がんなどでは大変重要な薬剤ですが、乳癌では適応未取得です。ですが保険適応しなければ使用可能です。ただし併用しますと保険適応のルールで一緒に使う薬剤の保険すら外されてしまいますので良く担当医と相談された方が良いですね。
次に術後の治療ですが、大きく乳房を取った、と言う事は全摘だったのでしょうか?通常放射線は部分切除をするために術後に周辺に照射します。またハイリスク(リンパ節転移が4個以上のような)では周辺の照射によって再発率が有意に下がると言う解析結果もあります(米国)。相談してみてもいいかも知れません。また術後の補助科学療法は注射剤は良く行われますよ。CAFなどはそうですから。



321 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/07(月) 00:18
>狸さん
保険適応有無と術後の治療法の説明ありがとうございます。
保険適応と未適応の薬を合わせて使うのは色々と問題があるのですね。
母は右胸の全摘を行いました。

322 名前: Taro 投稿日:2003/07/07(月) 00:41
狸さん 別スレでのゼローダについての詳細な情報、ありがとうございます。
今後はこちらのスレを利用させて頂き、色々とご教授お願いするつもりです。 どうぞよろしくお願い致します。

ダコタさん レスありがとうございます。 今後もお互いがんばりましょう!

うちの母ですが、現在ゼローダを使用中です。 投与数日は目立った副作用はありませんでしたが、5日目くらいから嘔吐と口内炎、おなかの膨張感が感じられた為、1週間でとりあえず一旦投与停止した状況です。
余談になりますが、狸さんの抗がん剤一覧で紹介のあったナベルビン、副作用もタキサン系と比べるとかなり楽なようだし、国内でも早いところ乳がんの治療薬として保険適応して頂きたいものです。

323 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/07(月) 15:58
質問します。病院で乳癌と診断されました。4つにレベルがわけらると言われたのですが。どう分けられているのですか?また、喉の部分にペコペコ動く物や腰が痛かったり、足のツケネの内側が熱ぽく、鈍痛がします。これは転移ですか?どうか教えてください。

324 名前: 通りすがり 投稿日:2003/07/07(月) 18:17
少なくとも、基礎的な知識ぐらい自分で調べた上で質問したら。
解説書を買いに行くのが大変ならば、例えば、国立がんセンターのHPの中のガンの解説。たいていの解説書くらいの内容は書いてあります。
例えば、乳がんの部分は、
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010201.html

転移うんぬんは、まず主治医に尋ねましょう。
本人を見ないインターネットでの回答よりも、正確でしょう。

乳がんと診断されて、いろいろ心配されているのは分かりますが、とりあえず、深呼吸して落ち着きましょう。

325 名前: 投稿日:2003/07/07(月) 20:20
こんばんわ、狸と申します。
>323さん
乳癌のステージは大きさとリンパ節への転移の有無、更に遠隔転移があるかないかで決まります。
大雑把に言いまして腫瘍径2センチ以下でリンパ節転移がなければステージ1、リンパ節転移があるとステージ2、周辺組織と結合したリンパ節転移があるか5センチ以上の腫瘍径があればステージ3、遠隔転移もあれば4になります。このうち2,3はさらに程度によって2段階に分れます。
次に咽の動くものや足の付け根などの痛みはなんとも申せません。骨転移でしたら診断の結果によっては可能性が否定できません。ただしリンパ節転移がないのに遠隔転移がある、と言う可能性はかなり少ないです。
>324通りすがりさん
おっしゃる事は良く分かります。
ですが私はお話を聞いてもらえる事はご本人にとってかなり安心材料になるのだと信じています。特にこうした匿名性のある場でしたら素直に聞くことができます。また専門的なサイトはたとえ一般的であっても内容は難しく、読むほどに不安感が増す場合があります。少なくとも私はこの乳癌のスレではいくら同じ質問でも必ず答える様にしていますのでご理解していただけると幸いです。

326 名前: まいける 投稿日:2003/07/07(月) 21:04
こんばんわ、まいけるです。
以前にも書き込んだのですが、妻のHER-2検査のためのフィッシュ法ですが、初発のときの細胞の保存が適応外のため
検査できないということになりました。こうなると、やはりハーセプテストの結果だけを捉えるのしかないのでしょうか。
主治医としては新たな細胞を採るという気持ちはなさそうなのですが。
どなたか、ご教授ください。

327 名前: 通りすがり 投稿日:2003/07/07(月) 21:18
狸様
乳ガンではありませんが(男性です)、狸様のいつもの適切な回答には感心しています。
ただ、最近、本掲示板や他の掲示板で、自分の症状も抑えず、また、基本的な情報もとらないまま「教えて下さい」という投稿が多いのには心配しています。
というのは、早期ガンならば別として、ガン治療においては、(インフォームド・・・のもと)自分での決断が求められることもあると考えています。
ということで、あえて、多少は自分で調べて、また、主治医と相談してというやや突き放した答えもひとつのアドバイスのあり方かと思っています。
とはいっても、HPの紹介など教える一歩前までは可能な限りやるようにしていますが。
もちろん、狸様の優しい、かつ、医学的に正確な答えというアプローチも一つの優れた方法だと思っています。ただし、素人の患者がこれを行うと間違った情報を伝えそうで、私にはちょっとできません。
その付近の微妙な気持ちは、324の最後の文章(とりあえず、深呼吸して落ち着きましょう)をみて、ご推察いただきたくお願いします。

328 名前: がけっぷち 投稿日:2003/07/07(月) 21:49
こんばんわ、「初めて来られた方へ」のスレの265付近で父の大腸癌の事で相談させてもらった者です。悔しいですが父は先月の半ば亡くなりました。しかしゆっくり悲しんでる暇はありませんでした。葬儀が終わって一段落ついた後、母が脇の下のしこりに気付き、三日後、ある総合病院で診てもらったら、乳癌のステ-ジ3と診断。その後の様々な検査で骨や他の臓器に転移はないもののリンパ節転移を含め、10コ程あるという事でした。その病院では手術後、化学療法。セカンドオピニオンした県立がんセンタ-では、術前化学療法としてCEFとドセタキセルを計8回という案でした。父の抗がん剤の副作用をみていた母は5FUやイリノテカンよりもきつい抗がん剤と聞いてかなり不安がっています。現時点でそこまで強い薬を投与する必要があるものでしょうか。でも、やはりがんセンタ-の治療を受けた方が確実でしょうか。一人息子の僕は今、母にまで逝かれるわけにはいきません。何としても助けたいです。長くなりましたがご意見お聞かせ下さいお願いします。

329 名前: 投稿日:2003/07/07(月) 23:09
狸です。
>326まいけるさん
大変失礼いたしました。最近回答が多いためもらしてしまいました。
細胞の保存状態の関係でFISH(パスビジョン)ができないとのことですが、ハーセプテストは何も劣った方法であると言う事はありません。強いて言えば判定境界線上の取り違いが生じる事がある、と言うもので陽性を陰性と間違って判定する可能性はほぼありません。ですから一度判定したハーセプテストの結果で判断してさし使えないと思います。また再度細胞を取るという事は場合によってはがんを刺激しかねませんのでむしろ好判断と思います。


330 名前: 投稿日:2003/07/07(月) 23:12
狸です。
>327通りすがり様
大変失礼いたしました。ご深慮のほどが良く分りました。
おっしゃるとおりICは患者さんご自身の判断が求められるので、ご自身の理解も大変重要です。
お考えを十分に頭に入れまして今後の回答に活かしたいと思います。どうもありがとうございました。

331 名前: 投稿日:2003/07/07(月) 23:23
狸です。
>328がけっぷちさん
お父様の件、誠にご愁傷様です。心からお悔やみ申し上げます。
しかもお母様の件でもご心痛のご様子、お掛けする言葉もありません。
ですがカキコ内容につきまして私の考えを述べさせて頂きます。
まずリンパ節転移がかなりの数があるステージ3のようですから、状況としては厳しい治療をすべき状況と判断します。2医療機間の判断ですが、はじめの方の投薬薬剤が不明なのでなんとも申せませんが、後者の方がより可能性として効果が高いと思います。現状もっとも効果の高いとされるCAFの変法であるCEFと更にACTの変法とも取れるレジメンですので、効果が期待されます。
ですがおっしゃる通り副作用は特にドセタキセルが入っていますのでそれなりに覚悟が必要です。ですがほとんどの場合十分な対処がされる事と、術前化学療法ですので医師の対処もより慎重と思われます。
お母さんを含め不安な事が多いとは思いますが、ここは効果に期待することで医師の判断を信頼するのがよろしいのではないかと思います。また術後の組織の検査で今後の治療の方針が立てられると考えられます。又何かありましたらどうぞこちらで質問してください。

332 名前: がけっぷち 投稿日:2003/07/08(火) 22:00
狸さん、初めまして 親切、ご丁寧なお返事ありがとうございますこうしてお答え頂けるだけで気持ちが和らぎます。       病院の選択の件ですがやはり専門の施設で治療してもらうよう母に言っているのですが 本人はまだ迷っているようです。総合病院でがんセンターで提案された治療をお願いしようかとも考えています(近い事と母にとってそこの主治医の方が相談しやすい、おそらくがんセンよりも弱い抗がん剤等の理由)僕も心を鬼にしたくてもしきれない部分もありますが、説得していくつもりです。 乳癌についてこれから勉強していくつもりではいますが狸さんのお言葉に甘えて質問させて頂く事も多くなるかと思います。よろしくお願いします。 優しいお言葉、本当にありがとうございました

333 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/09(水) 02:20
>>Taroさん
そうですね。家族も大変ですが一番辛いの本人自身ですからね。担当の医師と癌が完治することを信じて肩の力を抜いて病院に通っています。皮肉なことに今までバラバラだった家族が一つになってます。
4月25日のレントゲンには何も無く6月23日のレントゲンには肺と心臓の近くに出来た癌の中心が壊死するほどのスピードで成長している癌のため最悪の場合2,3日で・・・。と言われた時にはショックを隠しきれませんでしたが今は落ち着きを取り戻しています。手術も出来なく投薬に頼るしかないのです。
her-2の結果は、もうちょっとかかるみたいです。病院にはもっと早く検査し欲しいです。

334 名前: まいける 投稿日:2003/07/09(水) 21:47
まいけるです。
狸さん、レス遅れてすみません。FISH(バスビジョン)についてアドバイスありがとうございました。決してハーセプテストを信頼していないわけではないのですが、逆に
バスビジョンで陰性となればそれだけおとなしい性質のもので、進行もやや緩やかかなと淡い期待感見たいなものもあったことも事実なのです。
いずれにせよ、まだタキソールとの併用はは1回のみ。明日、10日に2回目なので様子を見なければいけませんね。ちなみに、前日の白血球数は2900でした。

335 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/11(金) 02:21
今日、母の肺の水を抜くチューブが取れました。あと、一つの量が少ない抗がん剤を三つ打ちました。
入院の初期に比べ見違えるほど元気なのですが、これは抗がん剤の影響?それとも肺水が抜けたからですか?
まだ抗がん剤二回目ですがそんなに早く効果が出るのでしょうか?
宜しくお願いします。

336 名前: 投稿日:2003/07/13(日) 21:43
狸です。
>335ダコタさん
すっかり遅れてしまい、失礼いたしました。身内が胃癌になり、そちらの対応で週末を過ごしておりました。
抗がん剤が劇的に効くか?ですが、状況から考えますと、おっしゃるとおり胸水を取ったからではないかと思います。私の身内と言うのも現在ひどい腹水ですが、水を抜くとやはりかなり楽になると言っています。胸水は溜まり具合にもよりますが、呼吸への影響がありますので相当キツイのだと思います。現在の薬が奏効しますよう、私も願っております。

337 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/14(月) 01:17
>狸さん
大変お忙しい中お返事ありがとうございます。

338 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/15(火) 14:49
母が今日大部屋から個室に移ります。正直ショックです。
これから病院へ行ってきます。

339 名前: ダコタ 投稿日:2003/07/15(火) 23:49
パーセプテストの結果は不可でした。まだ何の癌か不明です。
今日個室に移った理由は抗がん剤による白血球の減少により移り白血球を増やす注射を打ったので白血球が増えればまた大部屋に移れるそうです。さらに癌が悪化したと思っていたので一安心です。
とても急スピードで巨大な大きさになってしまった母の癌ですが、入院初期と比べて癌の大きさが変わってないみたいです。本当に良かったです。


340 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/21(月) 20:39
母が、乳癌からの骨転移(9年後)です。
昨年1月より抗がん剤投与(タキソテール、タキソール)で
治療し、その後疼痛緩和の為、昨年12月放射線を短時間で
毎日かけていました。すぐに満床になる病院の為、
治療が終わるとすぐに出される状態で、今年1月より
自宅療養をしておりました。

2ヶ月程前から腰や足の痛みを訴え、主治医に相談した所、
「坐骨神経痛」との診断で、痛み止めを出されたのみで、
その後も自宅におりましたが、1ヶ月程前から急に、
下半身の麻痺が現れ、歩行困難となりました。
主治医から、骨転移が分かった1年半前の入院時に、
「いずれ歩けなくだろう。」との説明は受けていたものの、
これを回避する方法が全くなかったのか、また現在の麻痺を
少しでも回復させる方法はないものか…と思っております。
また、主治医は今後の治療については、
「アドリアマイシンも最大限使って、この状態なので…。」
と、一切積極的治療はしないとの事でした。今後の脳や肺への
転移についての検査も「こうして寝たきりになったから、
出来ません。」とのことでした。

母は、もうこのまま他への転移と寿命をただ待つ事しか
残されていないのでしょうか?現実を受け止めなければ…
という気持ちと、まだ諦めたくない気持ちで揺れています。
ダメ元で、この期に及んでセカンドオピニオンも考えています。
このままこの主治医の言葉を受け入れる事が出来ないでいます。

初めてから、長文失礼致しました。

341 名前: 投稿日:2003/07/22(火) 09:46
こんにちは、狸と申します。
カキコを拝見いたしました。さご心痛とお察しいたします。
ご自宅で療養中との事で、やや治療に制約があるのは止むを得ない状況かと思われます。ですが現段階で全く何もできないと言うことはないと思いますので、カキコ内容から判断できる限り記載いたしたく思います。なお勝手ながらあくまで何らかの薬物治療をしてあげたい、とのお考えと判断した上で記載いたしております。
まず、現状の寝たきりの直接の原因が骨転移による圧迫性か何かの坐骨神経痛ですので、この治療のためビスホスホネート製剤が良いのではないかと思います。この薬剤は骨転移巣での骨破壊を阻害し、疼痛を抑える効果がありますし、転移巣の殺細胞効果もあると言われています。国内で処方されるのはアレディアなどがあります。経口剤もボナロンやフォサマックなどが出ていますので自宅での使用も可能なはずです。ただし少々問題があり、特に本邦ではビスホスホネート系薬剤は骨転移に対する認可が取れていません。アレディアはたしか高カルシウム血症か骨粗しょう症、ボナロン、フォサマックは骨粗しょう症でしか保険適応されません。作用機序は一連の化合物でほぼ同様ですので、効果はあると思われますが、、、。実際同種薬剤の最新化合物であるゾレドロネートは欧州で多くの癌の骨転移巣に効果がある事が臨床試験で確かめられていますし、国内でも骨転移そうでの抗がん作用を熱心に研究している先生はおられ、実際に臨床での効果も出ています。これは健康食品などでの宣伝文句とは明らかに異なる無作為割付による試験結果です(ただし適応認可のための試験ではなく、医師主導の小規模臨床試験でした)。骨転移はとにかく痛みを伴うため、患者さんの苦痛は大変なものがあり、またそれを見ることになるご家族の方にも大変な負担ですので、是非ご相談される事をお勧めいたします。ただし、フォサマックなどでは注意書に服用後しばらくは横になるなといった記載があるのでやや懸念があります。ただし副作用的には腎毒性の軽いものなど、一般の抗がん剤とは比較にならない軽度なものです。
その他に経口剤(自宅療法可能)で考えますと、先日認可されたゼローダ(カペシタビン)があります。これはタキサン(タキソール、タキソテア)耐性に対しても20%程度の奏効率があるとされていますので、効果が期待できますが、骨での効果についてはなんともいえません。また経口剤とは言え、血液毒性や神経症状が低頻度とは言え出るとされますのでやや注意が必要です。
検査についてですが、やはり在宅である事が大きいのではないでしょうか?病院に搬送しない事にはできないものですから、そのあたりを考えての発言と思われます。
以上を考えますと、いくら在宅でありましてもまだ打つ手は残っていますし、入院治療ができれば更に選択肢は増えます。また初発時のHer-2発現を再確認すればハーセプチンが使えるかどうかも分かります。こう考えますと、セカンドオピニオンと言うのはかなり意味があることかと思われます。
ご参考になれば幸いです。

342 名前: のり 投稿日:2003/07/22(火) 19:46
340=のりです。
狸さん、お忙しい中本当にありがとうございます。
涙が止まらず、本当にありがたく読ませて頂きました。

言葉足らずで申し訳ありませんでした。母は現在入院中なのです。
痺れが現れた段階では取り合ってもらえませんでしたが、
下肢の麻痺が出てから、たまたまベッドの空きがあったので、
入院させてもらえましましたが、近々出されます。
先週主治医より、「もう積極的治療はしない。検査も出来ない。
今後は脳や肺に転移が出てくるだろうが、その際は痛みの緩和のみで
対処する。」との話があり、毎日泣いていました。

今までの治療は、抗がん剤(タキソール、タキソテール)、放射線のみです。
今回の主治医にかかるに当たって、親戚が絡んでいる事もあり、
骨転移発覚当初にセカンドオピニオンを求めようと頑張りましたが、
周囲の猛反対に遭い、結局は孤軍奮闘で現在に至ってしまいました。
母にどれかけの時間が残されているかは分かりませんが、
狸さんのレスを読んで、背中を押されました。
結果はどうであれ、私自身も悔いのない様闘っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。今後もまたご相談させて頂くことも
あるかと思いますが、その際はまたよろしくお願い致します。

343 名前: のり 投稿日:2003/07/22(火) 20:24
ご自身が御闘病中の方、
ご家族や大切な人が御闘病中の方、
どうか皆さん、ご快方に向かいます様に…。
私の母を含めて、そう願ってやみません。

344 名前: 投稿日:2003/07/23(水) 00:41
のりさん、がんばってください。

はじめまして鈴と申します。私の母も5年間前の乳癌切除から、健康に過ごしていると思われたものの、
3ヶ月前から食欲不振・意欲減退。1ヶ月前から歩行困難となり、入院・検査し、先週末Dr.より
肝臓・肺・腰椎への転移-末期・進行癌の宣告を受けました。
乳癌からの進行は比較的遅いので1年か2年生きる人もいると言われたものの、昨晩、Dr.と再度
話した際、母の場合は1年以内―数ヶ月、と。「もう打つ手が残っているかどうか。」とも言われました。
放射線は受けていません。もう無理なのか、ほぼ、緩和ケアに近い状態の入院生活です。
うちの母にもどれくらいの時間が残っているのかわかりません。今後、病院で看取るのか、
ホスピスを考えるのか、もっと積極的な医療施設に行ったらよいのか、
泣いては考え過ごしています。主人がハーセプチンをネットで調べてきましたが、
どのような病院ならそのような治療が受けられるのか、直接Dr.に聞いていいものか。
すみません、まとまりのない文章で。のりさんの文面を拝見して胸が詰まってしまいました。
私も心を落ち着け、悔いの無いよう、母との時間を過ごして行きたいと思います。

345 名前: 通りすがり 投稿日:2003/07/23(水) 04:49
鈴さんへ いつもロムっているだけなのですが、
人ごととは思えないので書き込みます。
今、ハーセプチンはどこの病院でも受けれるはずです。
ただし、鈴さんのお母さまの乳癌が
ハーセプチン投与の適合かどうかを調べる必要があります。
5年前でしたら組織標本が残っていると思います。
是非Dr.に調べてもらって下さい。
他にも試せる抗癌剤は色々あると思います。
私の母も乳癌と闘っています。
あきらめないで、がんばりましょう。


346 名前: 投稿日:2003/07/23(水) 09:02
狸です。
>のりさん
少々補足いたします。
先の自分のカキコで記載しましたビスホスホネート系薬剤ですが、骨粗しょう症もしくはがん性高カルシウム血症での保険適応がされると申しましたが、機転の効く医師なら保険適応に持ち込めます。少々大げさな物言いですが、、、。といいますのは、通常乳癌のこう言う状況では高齢な場合が多く、骨粗しょう症になっている可能性が高いこと、また高カルシウム血症は骨転移が出ると頻度が上がる傾向にありますので、どちらかで対応できるケースが多いようです。ですからそう言った観点で相談してみてください。骨転移巣での同種薬剤の効果は乳癌の専門医ならまず間違いなく知っていると思うのですが、やはり聞いた方がいいと思います。また以前からこの件では私がこのスレに何度か記載しておりますので、ご参考までに読んでみてください(途中勘違いなどもあるかもしれませんが、ご了承ください)。

347 名前: のり 投稿日:2003/07/23(水) 09:54
>鈴さん
ご心痛の中、励ましのお言葉まで頂きありがとうございます。
私や母の置かれている状況とあまりにも同じで、鈴さんのご心中、
痛いほどお察しいたします。また他にも通りすがりさんやみなさん、
同じ思いで闘っていらっしゃる方々のお話を読んで、改めて頑張らなければ…
という気持ちにさせられます。私も鈴さんと同じく、泣いては考えの毎日ですが、
あきらめずに頑張りましょう。



348 名前: のり 投稿日:2003/07/23(水) 10:07
>狸さん
お忙しい中、ありがとうございます。過去ログをまた再度じっくり読ませて頂きます。
鈴さんが書かれている事の横レスになりますが、
私の母もまだハーセプチンを受けた事がありません。
ハーセプチン適合だった場合、ビスホスホネート製剤とハーセプチンでの治療では、
現在の母の状態だと、どちらを優先した方が宜しいのでしょうか?
一般的にこちらから希望して動かなければ、この様な治療について、
医師からの提案などはないものなのでしょうか?

1月から全く治療なしで本人も家族も不安な思いで生活していた中、
下半身麻痺、排便・排尿も困難になり、やりきれない気持ちです。
また現在血液内科で治療を受けていますが、今後セカンドオピニオンを受けるに当たっての
病院を決め兼ねています。(国立ガンセンター系列の病院の整形外科へ行こうかと思っていましたが…。)
長文の上、質問ばかり羅列し纏まりのない文章になりまして申し訳ありません。

349 名前: 投稿日:2003/07/23(水) 11:09
狸です。
>鈴さん
大変な状況のようでご心痛お察しいたします。
まず転移性で寝たきりになり、もう打つ手がない、との主治医の判断ですが、のりさんのケース同様、少々解せません。もっともこの段階での薬物治療はかなり副作用的に厳しい場合もありますのでその点を考慮しての発現の可能性もありますので、主治医の配慮がないと一方的にいきり立つのは少しまずい部分もあります。まずは冷静にお考えください。
現状で一番患者さんにとって苦しいのは腰椎への転移でしょう。歩行困難に加え、恐らく痛みもあると思われます。この痛みの除去がまずは重要かと思われます。モルヒネやフェンタニルといった麻薬製剤は治療効果はなく、あくまで疼痛の防止ですので、患者さんにはQOLの改善と言う効果がありますが、延命効果は期待できません。せめて苦痛を取ってあげられれば、とご家族がお考えでしたらその方針が良いかと思います。主治医の言われる緩和ケアはこのレベルの話です。
すでに通りすがりさんがご指摘のように、ハーセプチンは既に本邦でも乳癌のキードラッグといって差し支えない薬剤ですので、発現の確認及び投薬の打診は当然の選択肢です。何の遠慮も要りません。ただ組織標本が残っていない可能性がありますので、その場合はやや面倒です。乳癌の局所再発があるのでしたら再度標本を作製してもいいかもしれませんが、原発の乳癌が既になく、しかも転移巣しかないと言う状態ですと困難です。その点を含め医師に確認をされると良いかと思います。
仮にハーセプチンが使えた場合、併用によって更に延命効果が期待できる場合があります。現状の本邦の保険適応範囲ではタキソールとの併用がもっとも現実的ですが、効果が期待できる反面、やはり副作用もそれなりに覚悟が要ります。そこまでしなくても、とお考えでしたらやはりそう言った治療はなさらないほうが良いでしょう。また骨転移巣での圧倒的な効果が見込めるわけではありませんので、寝たきりの改善効果はのりさんのご質問に回答しましたように、ビスホスホネートの方が効果はあるかもしれません。ですから主治医に聞くポイントとしては
・ハーセプチンは使えないか? 初発時の標本でHer-2確認できないか?(これが陽性でないと保険適応できません)
・ハーセプチンが使えるとしたら、併用でタキソールはどうか?副作用はどうか?
・アレディアやボナロン、フォサマックはだめか?高カルシウム血症、骨粗しょう症で保険適応できないか?
・カペシタビンはどうか?
などかと思います。ただし以上はあくまでご家族が延命効果を期待した薬物療法を希望する場合のことで、副作用で苦労してまでそこまでは要らない、とのことでしたらビスホスホネート(アレディア、ボナロン、フォサマック)とハーセプチン単剤以外はお勧めできません。カペシタビンはやや副作用が弱いとされているのですが、ゼロではありませんし、新しい薬ですのでどこまで安全かはなんともいえません。

350 名前: 投稿日:2003/07/23(水) 11:13
狸です。
>のりさん
ハーセプチンとビスホスホネートは、特にビスホスホネートが最近のものは経口剤であり、併用してもまず大丈夫だと思います。念のため確認が必要ですが、どちらが優先かと言うことでしたら、骨転移巣への効果を優先するならビスホスホネート、他の臓器への転移巣を叩きたいならハーセプチンと言う感じです。極端な話、ビスホスホネートは骨転移にしか効きません。

351 名前: 投稿日:2003/07/23(水) 11:29
狸です。
>のりさん
すいません、記載が漏れました。
セカンドオピニオンですが、やはり技術、情報的に国立がんセンター系はやはりもっとも重要な拠点です。お住まいにもよりますが、関東地方でしたら築地の癌センター病院、都立駒込病院、埼玉癌センターなどいい病院が沢山あります。紹介転院となるとまた違うかもしれませんが、セカンドオピニオンの申し込みがHPからできるところもありますので探してみてはどうでしょうか?他に乳癌に強いのは東海大学病院(ハーセプチンの大家がいます)、慶応大学病院、癌センター東病院、埼玉医科大学病院、などでしょうか、、、。お住まいが別でしたらまたおっしゃってください。また列記します。

352 名前: のり 投稿日:2003/07/23(水) 16:02
>狸さん
お忙しい中、鈴さんへのレスも含めて読ませて頂きましたが、
大変分かり易くご説明頂いたので、理解出来ました。
ありがとうございます。ハーセプチンについてですが、母の場合初発が10年前であること、
転移後に診てもらっているのが、初発とは別の病院のこと等から考えると、
ハーセプチンのテスト自体、難しいようですね…。母の病状悪化を側で見ていて、
この一年半の間の医師への不信感、勉強不足な上、結局は受身で行動的に
動く事が出来なかった自分への苛立ち等で、少々感情的になっていましたが、
これからは冷静かつ迅速に動きたいと思います。
尚、住まいは北海道(札幌)です。国立札幌病院へ…と考えておりましたが、
この他にももしご存知の病院がありましたら、何度も申し訳ありませんが、
教えていただけると大変ありがたいです。

353 名前: まいける 投稿日:2003/07/23(水) 20:40
のりさん、心中お察しします。私も妻が再再発の闘病中です。狸さんにはお世話になっています。
札幌であれば、札幌医科大付属病院が、治験段階とはいえ乳がんのワクチン療法を行っているようです。従来までの抗がん剤とは違い健康な細胞への影響は
少なくなるようです。ただ、私自身は素人ですから、絶対とはいえません。詳しい情報については直接問い合わせてみるか、この板で教えてくれる方がいれ
ばと思います。横やりレスですみません。不必要ならば流してください。
ところで、妻はタキソール(3週1回)+ハーセプチン(週1回)の併用を始めて、7月31日で3回目の治療になります。治療評価は、何回ぐらいが終了
すると行うのでしょうか。ちなみに、転移巣は胸壁、右乳房および左オペ跡皮膚部です。やはり、CT等ではなく直接所見での判断になるのでしょうか。
また、一般的に妻の行っている併用は、どれくらい続けていくものなのでしょうか。
すみません、病院が遠く直接主治医とも話す機会がないものでついつい、狸さんをはじめ、皆さんを頼ってしまします。

354 名前: Someya 投稿日:2003/07/24(木) 02:54
はじめまして。
乳がんから肝臓へ転移が見つかり、現在休み休みですが抗がん剤の治療を受けています。
ひとつ気になる事があり、教えていただきたいのです。
肝臓の数値でGOT、GPT、ガンマGPT、という数字があるのですが、治療前はどの数値も三桁で凄く高かったんです。
現在はGOT、GPTともに50を割るくらいまで落ちたのですが、ガンマGPTだけはじわじわと上がり続け、現在三桁後半までになっています。
先生はGOT、GPTの方を重視していらっしゃるようで、数値が良くなっている、とおっしゃっているのですが、ガンマGPTが上がっている事に関してはさほど問題視されていない様子。
ガンマGPTだけが上がる現在の状況をどう判断したらいいのでしょう? またこの数値を下げる治療法はあるのでしょうか?

355 名前: るな 投稿日:2003/07/24(木) 17:41
はじめまして。あの、質問があるんですケド、胸の大きさが左右違うと乳ガンだと聞いた事があるのですが、それゎ本当ですか?私左のほぅが大きいので乳ガンじゃなぃかって毎日不安です…。

356 名前: 投稿日:2003/07/25(金) 01:34
親族への対応に追われておりました。今、こちらに参りまして、
皆様からのレスを涙ながらに拝見し、感謝の気持ちでいっぱいです。

>345 通りすがりさん
週末にDr.とアポがとれました。組織標本の件、確認してみます。
暖かいお言葉とアドバイスに心が温かくなりました。お母様が闘っていらっしやるとのこと、
心中お察し致します。がんばります。

>347 のりさん
お母様やのりさんの苦しみが手に取るように感じます。
私も医師などへの不信感や怒り(転移は相当以前にわかっていたが本人が入院を嫌がったのでほっておいた)、
自分を責めつつ(もっとはやく気づいてあげたかった)、特効薬探しやセカンドオピニオンの病院を探し始めています。
今日、母は涙ながらに「はやく歩けるようになりたい」と申しました。もう、、難しいでしょう。でも諦めたくなく、
しかし、一方で、家族が「延命」を望んでも本人が苦しかったら幸せとは言えないとも思っています。母の苦しみが少しでも和らげる道を
選ぶべきとおぼろげながら考えています。告知の問題も残っていますが、気持ちをしっかりと持ちがんばっていきたいです。
すみません、お礼を申し上げるつもりが愚痴のようになってしまって。のりさん、がんばっていきましょう。

>349 狸さん
有難う御座いました。本当に詳しいレスを頂き勇気が湧きました。まったくの知識不足にあたふたしていました。
雲霞が晴れるような思いで主人とじっく話し合いができました。二日後、Dr.と話します。冷静に質問をぶつけてみます。
狸さんのように親身になって下さる方がネットの世界のおられ、私のような者でもご縁を頂けましたこと、感謝にたえません。

357 名前: のり 投稿日:2003/07/25(金) 08:13
>まいけるさん
奥様が御闘病中とのこと、本当にお辛いですね…。
家事などの負担もあって、まいけるさんも本当に大変だと思いますが、
まいけるさんご自身のお体を壊されませんようご自愛下さい。
ご心痛の中、貴重な情報をありがとうございました。
早速問い合わせてみます。奥様のご病状がご快方に向かいますように。

>鈴さんへ
私も昨日親族への対応に追われていました。現在の主治医を紹介してくれた叔父が、
主治医の知り合いで信頼しきっていて、私のセカンドオピニオンを考えている旨を伝えると、
「もう遅い」「諦めろ」等、猛反対されましたが、こちらの皆さんの温かいレスのお陰で、
その言葉に押し潰される事なく、家族や自分の気持ちをすべて伝る事が出来ました。
私の母もまだ頑張れば歩けると思っています。たった一人の初孫である私の娘(6歳)が
お嫁に行くまで頑張ると言っています。今私が抱えてる思い、鈴さんとそっくりそのまま同じです。

毎回纏まりもない長文の上、愚痴になってしまい申し訳ありません。

358 名前: 投稿日:2003/07/25(金) 08:43
狸です。
毎日見ているのですが、回答案を練っているうちにカキコが貯まってしまいました。順次記載いたしますのでご容赦ください。

>352のりさん
札幌での病院としてはやはり、北大病院、札幌医大病院が基礎レベルからしても好適と思います。HPでセカンドオピニオンの相談も受けてくださるのではないでしょうか? もしくはそれら病院から違うところを紹介してくれるかもしれません。いささか境界線ぎりぎりの療法(ビスホスホネートなど)がありますので、うまく希望が述べられると良いですね。何か問題がありましたらどうぞ言ってください。対策を考えます。

359 名前: 投稿日:2003/07/25(金) 08:55
狸です。
>353まいけるさん
タキソールとハーセプチンの併用ですが、正直に言ってしまいますと、現状は効果があることはほぼ間違いがないのですが、標準的な投与方法や判断基準、さらに至適スケジュールは決まっていません。現状の投与は単剤同士の組み合わせのようですからもちろん問題はありませんのでご安心ください。ただし効果判定やどこまで実施しつづけるかは何とも言えません。ですが胸壁、手術部位でも恐らく触診や視診ではなく、CTなどの画像診断になると思われます。いつまで続けるかにつきましては、先の乳癌学会での情報からしまして、悪化しない限りは効果が持続していると考え、続行されると思われますが、タキソールは副作用もいろいろありますので、そちらの理由で断念せざるを得ない可能性があります。

360 名前: 投稿日:2003/07/25(金) 09:18
>354Someyaさん
狸と申します。私は乳癌の薬剤の研究者であり、医師ではなく、また毒性の専門家でもありませんが、業務上毒性関連も少しだけ見聞きしておりますのでわかる範囲で回答いたします。まずGOT、GPTとは大方の場合、肝臓の細胞が壊れて出てくる酵素ですから数値が上がると言うことは肝での壊死が強く疑われます。特にがん患者さんや抗癌剤の治療中にはなおさらです。ですがガンマGTPはアルコールの摂取やその他の条件で誘導がかかる事があり、高値即病変とは言いかねます。特に胆道系のファクター(ALH、LDH、ガンマGTP)がセットで高ければ胆道関連?ともなるのですが、いずれにしても一項目の高値では何ともいえないのではないでしょうか? ですから数値を落とすための治療と言うのは存在しません。考え方が逆で原因を調べるための検査値です。

361 名前: 投稿日:2003/07/25(金) 10:18
>355るなさん
狸と申します。
胸の大きさが違うと即乳癌と言うことはありません。腕でも足でも左右で微妙に大きさや長さが違う事は良くありますし、利き腕によっても大きさに変化が出る可能性や、場合によっては寝ている際の寝返りのくせなどによっても変わります。乳癌かどうかはもっとより顕著な特徴、しこりの有無や乳頭からの分泌物などで疑いを持つべきです。また気になるときには実際に診断もできないネット相談よりもまず医師に見てもらう事が一番です。その際の不安解消のために可能性の高さや一般的な判断基準などは回答させていただきます。断定は出来ませんが現状カキコにない不安材料があるのなら別ですが、特に濃厚に乳癌を疑う状況にはないと思いますよ、、、

362 名前: りんご 投稿日:2003/07/25(金) 21:44
初めまして☆私は高③の18歳です。私は乳ガンかもしれないんです‥しこりって堅いんですか?心配で心配でたまりません(泣)誰か相談にのってください(v_v;)

363 名前: 投稿日:2003/07/25(金) 23:12
狸です。
>362りんごさん
うーん、これではなんとも答えようがありません。しこりは感覚にもよりますが結構固い場合もありますし、そうでない場合もあります。
なにか他に乳癌を強く疑うような事がありますか?年齢的には、あくまで統計的ではありますが乳癌になるのは非常に稀な年齢です。少なくとも自分が扱った事のある患者さんの記録でも18歳と言うのは見たことがありません。確か今年の乳癌学会で17歳の乳癌と言うのがあった様に思いますが、過去何十年でほんの数例の激レア症例です。

364 名前: るな 投稿日:2003/07/26(土) 01:27
狸サン、お返事ありがとぅございます☆左右大きさが違うのゎみんな同じなんですね。安心しました。

365 名前: 投稿日:2003/07/26(土) 02:09
こんにちわ、私は今年24才になる者です、1週間程前に右胸のシコリに触れ、不安にかられこのサイトに辿り着きました…病院では、レントゲン・エコー・シコリに針を刺す、一通り検診しました。初め皮膚に出来てるシコリのようだから乳癌の疑いは薄いと言われていましたが、シコリから乳線細胞が採取されました 検査結果は後日になりますが、眠れない日々です(/_;)  乳癌とゆうのは治る病気なのでしょうか??

366 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/26(土) 13:41
中国王振国先生が開発した世界的に有名な抗癌漢方薬「天仙液」
その他天仙シリーズ各種抗癌漢方薬を王振国抗癌センターから直接仕入れた
ネット最安価格でご提供しております。
是非1度ホームページをご覧ください。  
http://www.kanpouya.com/txy.htm

367 名前: 投稿日:2003/07/26(土) 14:00
>366さん
ルールに則ってください。
*********************************************
健康・機能食品等々の商業目的の書き込み、
健康・機能食品・代替医療の類を
宣伝、挑発する書き込みは禁止します
*********************************************




368 名前: のり 投稿日:2003/07/26(土) 20:39
>狸さま

何度も迅速で丁寧なご説明、本当に感謝しております。
来週また主治医と前回不可解だった部分について
話をしてきます。(このままでは後々後悔が残りそうなので…。)
あまり時間はないかもしれませんが、一つずつ進んでいきたいと思います。
また何かありましたら、よろしくお願いします。

369 名前: まいける 投稿日:2003/07/26(土) 23:07
まいけるです。
狸さん、いつもながらレスありがとうございます。甘えついでに更にお聞きしたいのですが。
タキソール+ハーセプチン併用の妻ですが、おそらくタキソールの副作用とは思うのですが、
皮膚がピリピリとして、少しでも擦ったりすると、その感覚が増し非常に強いかゆみとなって
しまうようです。とにかく痒さがしばらく続き、辛そうです。
主治医に相談することも勧めているのですが、それによって治療が中断されたり、タキソールの
投与量が減ることを懸念しております。
副作用は個人差があるとは思うのですが、妻のような場合は、皮膚科関係の薬を併用することは
できないのでしょうか。また、タキソールのフル投与も難しくなるのでしょうか。

370 名前: りんご 投稿日:2003/07/28(月) 00:19
狸さんへ>お返事どうもです◎私のはなんてゆうか、ふくらはぎの筋肉みたいな感じです。これは勘違いでしょうか?自分は少々マイナス思考気味な為前から『乳ガンかも‥』って思ったら止まらなくなったんです。。普段は平気なんですが考えると(>_<)ほかにはどんな症状が乳ガンなんですか?

371 名前: 投稿日:2003/07/28(月) 02:50
鈴です。5年前の組織標本には残っていませんでした。よって
Her-2確認できませんでした。改めて肝生研できるか、明日確認します。
母の場合、平成10年11月左乳癌リンパ節移無しだったが、7-8cmと大きかったため定乳切を行っています。
その後7ヶ月フルツロン・ファイバーフューの2剤にて7ヶ月化学療法を続けたのち、
既往であるC型肝炎による肝機能障害(+)となったため中止。平成13年10月に左肺尖部1-1.5cmに影あるも
腫瘍マーカーが上がっていなかったため様子見となる。翌年3月転移を確認したとの報告を受け、その後7月から
フルツロン投与になっています。ドクター曰く、既往に肝機能障害があり、また脳梗塞もあるために、
薬剤投与には難しさが伴うとの説明で「打つ手が残っているか否か・・」となっているようです。
やはり難しいでしょうか。
本人は、食欲が落ち日々痩せてきており発語の力も弱弱しく、私は笑顔、笑顔、と病院に入る前に唱えながら見舞ってます。
MPA(ヒスロン)投与およびビスホスフオーネートについても、明日、現在の担当医に相談してみます。
ここまでくると告知して本人にがんばる気力を求めるのは厳しいのでしょうか。皆さんは告知をなさって
闘っておられるのですよね。また、まとまりの無い文章になり失礼致しました。




372 名前: 投稿日:2003/07/28(月) 09:08
狸です。
>369まいけるさん
おっしゃられる症状はタキサン系の特徴的な副作用であります神経症状と思われます。副作用は考え方にもよりますが、生命の危機に直結するもの(血液毒性や呼吸、心毒性)は慎重に考えるべきなのですが、おしかりを受けるかもしれませんが、この症状は投薬を即中止するものとは違うように思います。ただし患者さんがどうしても耐えられない、との事でしたら、薬剤を変える方法もありますが、現実には組み合わせできる薬剤数はそれほど多くはありません。またたしか白血球数が少なめだったはずですので、一度G-CSFなどで血液状態を整えるのも考えられます。その際も基本的にはハーセプチンをいれておく方が良いと言うのが現在の最新の考えです。また何かありましたらどうぞカキコしてください。

373 名前: 投稿日:2003/07/28(月) 09:15
狸です。
>365姫さん
乳癌と言うのはごく初期でしたらかなりの頻度で完治できます。ごく初期と言うのは充分に小さく、かつリンパ節にも転移していない状態です。しこりの、しかも自己診断で見つけて即病院に行った場合、まぁ統計的な話ですがこう言った患者さんは観察眼があって、しかも自分は乳癌なんかじゃない、と言う先入観やそう思いたい感情に打ち勝って病院に行く勇気のある方ですので、ごく初期で発見できる可能性が高いと考えられます。
掲示板の状況も知らない第三者としてみましても、乳癌の可能性が高いとは言えませんし、病院に行くまでの判断の正しさからもし万が一乳癌だったとしても、完治の可能性が結構あるように思われます。ただしもし、近親者に乳癌や子宮癌の女性がいたりといった事があるのでしたらいささか事情は異なります。
いずれにしましても検査結果などで不明な点はどうぞここででも聞いてください。医師に聞くよりもここで聞くほうが気楽でしょ?それにその話をまた医師に聞き直せばいいのですから、、、。

374 名前: 投稿日:2003/07/28(月) 09:26
狸です。
>370りんごさん
乳癌の症状はやはりしこりです。それも生理の時にはったり、しこりがより大きくなったりと言うのがあやしいとされます。後は乳癌は約3割が遺伝的な要因ですので、近親者(親兄弟など)に乳癌や子宮癌になった人がいるとか、ご自身が過去に乳腺炎になった事があるとか、非常に初潮が早かった(10歳とか、、)でもリスクが高いとされます。ただしこれらはあくまで統計上の話であり、年齢を考えますとぶっちゃけた話、可能性は相当低い、と思います。上記の各因子で思い当たる事があるのでしたらまたカキコしてください。

375 名前: 投稿日:2003/07/28(月) 09:39
狸です。
>371鈴さん
確認ですが、術後の投薬でフルツロン、5FUで2ヶ月投与とありますがこれは同時に使ったのでしょうか?もし同時に投薬したのならこれは重大な誤投与です。これらはどちらもフッ化ピリミジン系薬剤ですので同時に使うことは毒性の強化にしかなりません。医師に確認なさったほうがいいと思います。
肝毒性があるとの事で、確かにゼローダとかは使いにくい状況かもしれません。もう一歩踏み込んだ治療に際しての本人への告知ですが、私はしないでもできるのではないか、と考えます。と申しますのは、MPA、ビスホスホネート、ゼローダのいずれもが経口剤であることです。また気分の問題ではありますが、ヒスロンによる食欲増進作用はこの際非常に有用な作用です。ご本人の気分がずいぶん違うと思います。告知と言うのは大変重たい問題である事は十分に承知しておりますが、経口剤で、しかも効果があるものを使えるのは乳癌ならでは、と言うこともあります。なおこれら三剤の分類は、効果が期待できるゼローダ、ビスホスホネート、効果はさほどではないが望ましい改善効果が期待できるヒスロン、と言ったところです。


376 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/28(月) 15:26
■乳がんに新治療法 名大で臨床試験へ 倫理委に申請
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'02.9.14掲載
 ◆ウイルス注射、マウスでは100%死滅、副作用ゼロ…

 名古屋大医学部第二外科の中尾昭公教授らの研究グループは十三日までに、
乳がん細胞にウイルスを直接注射する治療法の臨床試験を学部内の倫理委員会に申請した。
承認が得られれば、国内で初めての治療となり、年間二万人が発症している乳がん患者に朗報となる。

 研究グループによると、投与するのは同学部ウイルス感染部門が発見した「単純ヘルペスウイルスHF10」。
単純ヘルペスウイルスは、口唇ヘルペスの原因となるウイルスとして知られるが、
HF10は病原性が弱く、がん細胞を殺す性質があるという。成人の90%以上の人は感染した経験があり、血液中に抗体を持っている。

 研究グループでがん細胞を移植したマウスにこのウイルスを三日連続で注射したところ、
すべてのマウスでがん細胞は死滅。さらに別のがん細胞を移植しても、死滅させるほど免疫力が高められていることもわかった。

 一方、治療で使うウイルスの十倍の量をマウスに注射する実験でも、副作用は認められず、
抗がん剤を使った化学療法やホルモン療法、放射線療法などと比べて、患者の体への負担が少ないという。

 臨床試験では、八人の患者の患部に注射してがん細胞にウイルスを直接感染させ、
二週間後に組織を摘出して効果を調べることにしている。

 中尾教授は「転移巣のがんの退縮や、これまでの治療と比べて痛みを和らげる効果も期待される。
乳がんだけでなく、すべてのがん治療に実用化したい」と話している。
http://chubu.yomiuri.co.jp/ika/iryo020914.html

これは一体いつ可能になるのでしょうか?
もう時間がありません。

377 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/28(月) 15:58
これはG o o g l eのhttp://chubu.yomiuri.co.jp/ika/iryo030508_1.htmlのキャッシュです。
G o o g l eがクロール時にページを保存したものです。
そのため、このページの最新版でない場合があります。こちらから最新のページ(ハイライト表示なし)を参照してください。
このページのリンク又はお気に入りの登録にはこのURLをお使い下さい:http://www.google.com/search?q=cache:oC-I7wBG0N0J:chubu.yomiuri.co.jp/ika/iryo030508_1.html+%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%A4%A7%E5%8C%BB%E5%AD%A6%E9%83%A8%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%A4%96%E7%A7%91%E3%80%80%E4%B8%AD%E5%B0%BE%E6%98%AD%E5%85%AC%E6%95%99%E6%8E%88&hl=ja&ie=UTF-8


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これらのキーワードがハイライトされています: 名古屋 大医 学部 第二 外科 中尾 昭公 教授 



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■がんの新治療法 名大で臨床試験=愛知

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'03.5.8掲載
 名古屋大医学部第二外科の中尾昭公教授らの研究グループは七日、がんの新治療法として期待されるウイルス「単純ヘルペスウイルスHF10」を使用した臨床試験を行った。治療を受けたのは、東海地方に住む、同大付属病院に入院中の乳がん女性患者(61)で、皮膚に再発した約一センチ大の腫瘍(しゅよう)にHF10を注射する治療を約五分間で行った。

 HF10は口唇ヘルペスなどの原因となるウイルスの変種。研究グループは、増殖力の強い細胞を選択して攻撃、感染するヘルペスウイルスの性質に着目し、マウスを使った実験で、HF10を患部に注入したところ、がん細胞がほぼ100%近く死滅し、副作用もなかった。このため、同大医学部の倫理委員会で昨年十二月、臨床試験の実施が認められた。グループでは「二週間ほど様子を見て、腫瘍を切除して効果を見定めたい」としている。臨床試験は今回を含めて八人の患者で予定されている。

378 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/07/28(月) 15:59
■がんの新治療法 名大で臨床試験=愛知

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'03.5.8掲載
 名古屋大医学部第二外科の中尾昭公教授らの研究グループは七日、がんの新治療法として期待されるウイルス「単純ヘルペスウイルスHF10」を使用した臨床試験を行った。治療を受けたのは、東海地方に住む、同大付属病院に入院中の乳がん女性患者(61)で、皮膚に再発した約一センチ大の腫瘍(しゅよう)にHF10を注射する治療を約五分間で行った。

 HF10は口唇ヘルペスなどの原因となるウイルスの変種。研究グループは、増殖力の強い細胞を選択して攻撃、感染するヘルペスウイルスの性質に着目し、マウスを使った実験で、HF10を患部に注入したところ、がん細胞がほぼ100%近く死滅し、副作用もなかった。このため、同大医学部の倫理委員会で昨年十二月、臨床試験の実施が認められた。グループでは「二週間ほど様子を見て、腫瘍を切除して効果を見定めたい」としている。臨床試験は今回を含めて八人の患者で予定されている。

379 名前: まいける 投稿日:2003/07/28(月) 18:43
372 狸さん
早速のレスありがとうございます。やはりタキサン系の副作用ですか。本人は、フル投与を望んでいるので、おそらくは中止にはならないと思います。ただ、いくらかでも軽減できる手立てがあれば行いたい。もしくは、主治医に処方してもらいたいと考えているようです。
また、白血球に関しては主治医はG-CSFを使う段階ではないと判断しているようです。そんな状態ですが、一応退院することができ後は自宅からの通院治療となりました。いずれにせよ、神経系の副作用は今後も続くのでしょうから、何か軽減手段があればと思います。

380 名前: のり 投稿日:2003/07/28(月) 19:03
>狸さま
いつもありがとうございます。
2、3日中に主治医とまた話す事になりそうなのですが、
主治医を前にすると、いつも萎縮して上手く伝えられなくなってしまうので、
今回はきちんと頭を整理して臨みたいので、ご質問させて頂いてよろしいですか?

動揺してばかりで書くのを忘れていましたが、「先日の話の中で胸水が少量認められる」とのことでした。
それが肺転移を意味するのか?、それを調べないのか?、抜く事はしないのかを尋ねましたが、
肺転移への返答は「どうでしょうね…。」でした。また抜く事への返答は「体に負担になるので…しないでしょうね。」
との返答でした。胸水が溜まった場合、この様な返答は通常なのでしょうか?

主治医は「QOL」の言葉をよく口にします。先日叔父を交えての父と私の3者の話の中で、
母が骨転移発覚当初、現在の主治医が「余命半年」との宣告を父と叔父にしたそうです。
ちょうどその頃、私は義母が余命3ヶ月の宣告を受けたばかりで、父が私を思って、今まで
ひた隠しにしてきたそうです。母は、昨年1月に他臓器への転移もない多発性骨転移が発見された訳ですが、
母はもう1年半頑張ってくれていることを知りました。
抗がん剤投与についてですが、タキソールを3week外来にて…が10月で最後でした。
その後、疼痛緩和の為の放射線治療を2週間(昨年12月上旬で終了。)でした。
叔父と一緒に主治医を絶対的に信頼していた父が、主治医の「QOL」という言葉の乱用に、
「もうこれだけ持ったんだから、いいんじゃない?」という風に感じるようです。(私も同じです。)
長くなりましたが、抗がん剤の使用を半年以上空いている状態の母ですが、
抗がん剤投与の可能性はもうないのでしょうか?(ゼローダも父と私の選択肢の中にあります。)
お忙しいとは存じますが、以上についてのご返答、よろしくお願い申し上げます。
素人なりに、最大限調べて勉強した上で、きちんと主治医と話をしたいと思っています。
(主治医と今回きちんと話した上で、セカンドオピニオンに進みたいと思います。)
余命宣告自体がどうかはわかりませんが、まずは今日まで頑張ってくれた母を称えて、
感謝しております。だからこそ、まだ道はないのか、そんな思いがより一層強くなりました。

381 名前: りんご 投稿日:2003/07/29(火) 00:06
狸さん><br>お返事ありがとうございます。
私は母親がいない為遺伝とかは調べられないんですよね‥でも近親でそれ系の話は聞いたことないので遺伝はないかと思われます。あと生理前とは限りませんが、少なからず痛くなったりはします。ただ単にまだ『成長期』って事なんでしょうか?やっぱり気にしすぎですか?

382 名前: ビンセント 投稿日:2003/07/29(火) 02:23
狸さんに『単純ヘルペスウイルスHF10』についてお聞きしたいのですが
名古屋大学以外で治療を受けられる病院は無いのでしょうか?(電話したのですが皮膚への転移ではないので臨床の目的と外れるので厳しいといわれました。もしも効果が認められて世間に出回るのは2,3年後と言われました。
副作用が無く高い効果があるかもしれないなら早く受けたいです。
乳癌の肺転移で既出の抗がん剤も効かずもう時間が無い状態です。
主治医と『単純ヘルペスウイルスHF40』について話してみた方が良いでしょうか?

383 名前: 投稿日:2003/07/29(火) 07:51
狸さま
お返事頂きありがとうございます。感謝致します。
>術後の投薬でフルツロン、5FUで2ヶ月投与とありますがこれは同時に使ったのでしょうか?もし同時に投薬したのならこれは重大な誤投与です。これらはどちらもフッ化ピリミジン系薬剤ですので同時に使うことは毒性の強化にしかなりません。
確か、そのように聞いていおります。もし、そのような処方ですと、どのような状況が起こり得たのでしょうか。お手数をお掛けしますが教えて頂けますでしょうか。改めて医師に確認致します。
尚、再発後は、フルツロンとフェアストーンの2剤が出ておりました。
大変な丁寧なレスを頂き勉強にります。医師とも冷静に話ができそうです。本当にありがとうございます。

384 名前: 投稿日:2003/07/29(火) 09:29
狸です。
>383鈴さん
フッ化ピリミジン系薬剤どうしの併用では血液毒性が重篤化して死亡した例が報告されています。幸いそう言った事態にならなかったのですから、今時点での懸念は全くなく、遅延性の障害のような心配も全くありません。ですが今そう言った処方をされそうだ、と伺いましたなら私は強硬に反対いたします。理由は単純でして、2錠で十分なバファリンを4錠飲むようなものだからです。
再発後フェアストンが出ていたと言うことは、ホルモン受容体陽性との判断ですからMPA(ヒスロン)は保険適応で処方可能です。この点ノルバデックス(タモキシフェン)ではなくフェアストンを使った点は脳梗塞をちゃんと考えての処方で、これは合格です(えらそうですが)。またフルツロンが出ていた点はいささか処方として甘さを感じますが、恐らく肝毒性を重視したせいと思われます。こうして考えますと結構持続的にフッ化ピリミジン系薬剤が使われています。ですからカペシタビンは充分使用可能な気もいたします。在宅をベースにするとこうなってしまいますね。
またハーセプチンの処方のために肝の生検を、と言うのは可能かどうかは何ともいえません。ちょうど明日ハーセプテストの条件検討をされた先生とお会いする予定ですので少し伺ってみます。

385 名前: 投稿日:2003/07/29(火) 10:14
狸です。
>382ビンセントさん
名古屋大学の治験募集要項を読んでみました。ビンセントさんの病状が不明なので正確なコメントにならないかと思いますが、今回の臨床試験は安全性と投与量の確認が主目的の臨床試験であり、治療効果は”出るかどうか判らない”レベルになります。これは”あやしい”と言っているのではなく、募集者が治療効果は副次的な評価項目といっているからです。ですから”是非治して欲しいので”といって応募されましても恐らく選外になる可能性が高いと思われます。また初めての治療的投与になりますので、恐らく他の施設での実施は不可能と思われます。
カキコの内容から既存の治療方法がない、との事でしたが、状況によっては他に手立てがあるかもしれません。もし差し支えなければこれまでの経緯などカキコくだされば可能な限り可能性を考えますので、どうぞご遠慮なくおっしゃってください。

386 名前: ビンセント 投稿日:2003/07/29(火) 10:42
>狸さん
お返事ありがとうございます。
患者は乳癌の転移で肺に癌が出来た私の母です。
母の癌は進行が早いので癌細胞の中に血管が通ってないです。癌細胞の中心は癌が死滅しています。
最初の抗がん剤(三週間×三回)は効かず一ヶ月前にレントゲンを撮った時より一回り大きくなってしまいました。担当の医師が言うには癌細胞に血管が通っていないため、あまり抗がん剤の効果は期待出来ないと言われました。
今日、母が二日程度の一時帰宅します。今週の木曜日から以前より強い抗がん剤を使うため白血球値が下がるためと聞きました。
たとえ癌細胞に血管が通って無くても劇的に抗がん剤が功を奏する可能性はあるのでしょうか?
宜しくお願します。HER-2はありませんでした。

387 名前: 投稿日:2003/07/29(火) 11:12
狸です。
>380のりさん
ちょっと回答作成に手間取り順序がずれました事をご容赦ください。
まずQOLの解釈がどうも違う気がしますのでその点から記載します。最近すっかり定着した言語ですが、生活の質、と言うことですので、QOLを重視する、と言うのは通常生活ができるように最大限配慮する、と言うことになります。となりますと何もしないことはQOL重視とはいえないと思います。今まで告知以上に長期間生存されている事はQOLとは関係がなく、単なる医師の目算違い(これ自体は責めるべき問題ではありません)ですので、やはりQOL重視と言うならば寝たきりの回避、疼痛の除去などが求められます。この観点から考えますと、現状取るべき道は疼痛除去には麻薬類による除痛、また骨転移巣への積極治療であるビスホスホネート類の使用と思います。骨転移巣では抗癌剤がなかなか効かないので、ゼローダはあるいは効果がすぐには(特に寝たきりの改善には)でないかもしれません。ですが統計的にはタキサン後20%で効果があるとされますので現状もっとも期待できる薬剤ではあります。
ビスホスホネートは確かに乳癌骨転移での使用は日本においては認知度が高いとはいえません。ですが最新化合物であるゾレドロネートでの効果は明らかですし、現在国内で入手可能なボナロン、やフォサマックはゾレドロネートにはやや及ばないものの、骨量増加作用(破骨作用抑制とお考えください)が近いとされます。ですから効果は充分に見込めるのです。保険適応でない点が懸念ですが、もし在宅と言うことになれば、薬剤のみの処方でしたら薬剤費の自己負担だけで、また骨粗しょう症との診断が取れればその点での保険適応も可能ですので是非聞いてきてください。ダメと言うことでしたら、その理由を聞いて、こちらで再度カキコくださっても結構ですし、必要でしたら手紙でもなんでも書きますよ。
最後に胸水の件ですが、おっしゃる通り癌の転移による場合が多いようです。また抜くことは体力や栄養素の脱落を生じる事が多く、また更なる貯留を招くため、あまりやりたくないと言うのが実情のようです。ただし程度問題で、特に肺などにたまりますと呼吸困難など別の生命の危機を招きかねませんのでその場合は対処が必要です。また圧迫感などからの開放は患者さんにとっては負担軽減になりますのでQOL重視と言うと抜くのも選択肢に入ります。患者さんの意向や症状などで判断するのが適当かと思います。

388 名前: 投稿日:2003/07/29(火) 12:37
狸です。
>381りんごさん
うーん、遺伝的な要因がない様ですので可能性はかなり低いと思われます。気にしすぎ、と言えばそうかもしれませんが、なにぶんネット上のことですし、気になるようでしたらやはり検診をお勧めします。ないと思うんですがねぇ、、、、状況的には、、、、

389 名前: 投稿日:2003/07/29(火) 12:47
狸です。
>386ビンセントさん
血管が全く癌の中にない、と言うことはないと思います。画像的に見えない血管から癌細胞は栄養をかすめ取っているはずです。ただし確かに細い血管には抗癌剤は、血流に入ればいずれは行くと思いますが、途中で分解を受けますので実質的な効力がやや低下する事は十分考えられます。ただし程度問題ですので、即ダメ、と言うわけではありません。ですからそう言った状況で激的に効くか?については何とも申せません。現状どういった薬剤を主治医が選んでいるか不明ですが、判る範囲で結構ですから教えていただければもう少し詳しく記載できるかもしれません。

390 名前: りんご 投稿日:2003/07/29(火) 23:52
検診‥ですかぁ。。もし行くにしろ父親には言いづらく、行けたとしてもまだ未成年なもんで家に連絡とかあったりしたら(>_<)でも少し気持ちが楽になりました。相談に乗ってもらえて。もしも乳ガンでもしも進行していたら仕方ないですが、お医者に行くのはあと①年くらい待つ事にします。また何かあったらカキコしに気ますんでその時はなにとぞよろしくお願いします(v_v;)

391 名前: りんご 投稿日:2003/07/29(火) 23:59
390りんごは狸さんへです☆

392 名前: 投稿日:2003/07/30(水) 00:08
>390りんごさん
父親に言いづらい、というのはこの際理由になりませんよ。
ご自分の身体なんですからそう行った理由で医者に行きたくないとかはお願いですから考えないでください。
現状可能性は高くない、とは申しましたが乳癌ではない、とは言っていません。質問にはいつでも答えますのであまり自己判断を過信しないでくださいね。

393 名前: 投稿日:2003/07/30(水) 00:18
鈴です。入院している担当医師と話をしました。「ここまでくると欧米では何もしないのが普通だ」と言われ、
「なんならここで看取りましょうか」などと開き直られました。都内の某大学系列のHp.といえ、誠意のかけらもなく、怒りに震えそうです。冒頭からすみません。
ただ、狸様に色々教えて頂いたことで、こちらも冷静にその医師の力が見えたように思います。家族で転院の手筈を早急に打つ所存です。

結局、今後の薬剤投与についての問答は以下の通りです。
ハーセプチンについては、「まだ新しい薬であり、持ってはいるが使った事がなく適応の人も(ここでは)見たことがない(少ない)・ファーストチョイスでない・もっと全身状態の良い人に処方する、すなわち、母にはできない!」と。
ヒスロンに関しては、「やってみても良いかもしれない。明日から行う」と。
ビスホスホネートに関しては、「知らない。うーん、使った事が無い。使っていない薬は使えないなぁ。調べてみるが。」と。
「血中カルシウム」は調べてもらうよう依頼しました。
「何も言わないでタキソテールを微量入れても良いか」と言ってきました。タキソテールは副作用が強かったのではないでしょうか。
ゼロータやカペシタビンについてはもうこちらが聞く気力を失いました。

入院して1ヶ月放置されました。在宅の時からのフルツロン・アルミデックスの2剤のみの対応のまま痩せ衰えました。今日、何度も「痩せてきている事」を伝え、
明日から栄養剤を点滴で入れると。ヒスロン処方も出て嬉しかったです。狸様に感謝致します。患者や家族が何も知らないとまさに何も無かったように放置されてしまう世界なのですね。

394 名前: のり 投稿日:2003/07/30(水) 08:54
>狸さま
本当に感謝してます。ありがとうございます。今だ主治医との話が出来てません。(多忙とのことみたいですが…。)
治療や今後の選択について、本来ならば患者本人や家族に打診・選択であるはずが、
現在の主治医は、主治医がそれを本人や家族への確認もなく、決定し、報告あるのみです。
肺の転移の有無に関しても「分からない。でも検査もしない。治療もしない。」では、
やはり納得出来ません。狸さまの毎回の分かりやすいご説明のお陰で、大変勉強になりました。
主治医の前でも怯む事なく、話が出来そうです。母を守る為、まだ頑張るつもです。

>鈴さま
お気持ち、本当に痛い程お察し致します。お話を読んでいて、私も怒りに震えております。
(鈴さんの感情に火を注ぐつもりはないですが)、母の現在の主治医と同じ対応で、
本当に他人事と思えません。母もこの1ヶ月半放置でしたが、私が転院も考えている旨を伝えると、
本人・家族の了解も得ず、突然放射線治療(昨日で終了)を始めました。その理由を尋ねると、
「何もしてもらえないと、本人が不安になるでしょ。おまじないの様なものです。でもこれで治ると思わないで下さい。」
との返答です。放射線照射は副作用もあるというのに…怒りを通り越して、呆れています。
母を守る為、最大限自分に出来る事を今からでもやっていくつもりです。一緒に頑張りましょう。

395 名前: 利美 投稿日:2003/07/30(水) 21:46
誰か乳癌の症状を教えて下さい!!

396 名前: れいこ 投稿日:2003/07/30(水) 23:56
狸様。
いつも大変興味深く読ませていただいております。
私の骨転移の治療について、アドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いします。
乳がんの病歴は、2001年3月、左乳房全摘手術、リンパもすべてとりました。(リンパ転移なし)
わけあって、しこりを長い間放置していたためしこりの大きさが7・8センチになっており、
術前術後にタキソテールを三回ずつしました。
その時点で遠隔転移はありませんでした。
術後治療は、ノルバデックスでした。抗がん剤により生理は止まっていました。
2年後の今年の2月、反対側に1センチ未満の新しい乳癌がみつかり、温存手術を受けました。
細胞診の結果転移ではなく新しくできた癌でした。
退院後初めての採血の結果、腫瘍マーカーCA15-3が上がっており、その後上昇を続け、背中に激痛が
起こり検査の結果骨転移がわかりました。
この転移は2年前の左乳癌からのものだそうです。
4月半ばから治療に入り、ホルモン剤(ノルバからアリミデックスへ変更)、ゾラ注射、2週に一度アレディア点滴、
を受けています。
この3ヶ月間、骨の痛みは全く無くホルモン治療による更年期症状がでていますが腫瘍マーカーが上がり続けており、
ホルモン剤の効果があまりでないため、8月からゼローダをはじめるという風に主治医から言われました。
大学病院にかかっており、主治医とも相性がよく私がこちらのページでいつも読ませていただいている治療法と、
主治医の意見は大体同じなのですがやはり新しい抗癌剤であるゼローダを始めることに不安がありご意見をお聞きしたいと思いました。
骨転移がある以上、今後の治療が抗癌剤を含めたものになると思うのですが、今現在骨の痛みが無く、
普通の生活を送れているので、腫瘍マーカーが上がり続けているという理由でホルモン剤を打ち切り抗癌剤にする時期なのかどうか狸様の
ご意見をお聞きしたいと思います。
年齢は46歳、左右ともホルモンレセプターはプラスです。
長くなりましたが、よろしくお願いいたします。

397 名前: ビンセント 投稿日:2003/07/31(木) 10:47
>狸さん
お返事ありがとうございます。
担当医師から説明を聞いたのですが肺のレントゲン写真をみてショックを受けてしまい今後使う抗がん剤の薬品名を聞くのを忘れてしまいました。
今年二月の乳癌治療の右乳房全切除の時は肺に全く転移はみられなかったのですが、今は右肺の半分くらいまで癌に侵されてます。日に日に目に見えるように大きくなっています。
他に画像で見られる転移は無いみたいですが放射線・切除ともに無理です。
父親に治療をしないで家に帰って暮らすか、効くか効かないか分からないが新しく以前より強い抗がん剤を使い病院で過ごすか聞かれ、父親は積極的に治療してくれと医師に言ったそうです。
今度こそはしっかりとメモしてきます。

398 名前: 投稿日:2003/07/31(木) 13:22
鈴です。
>のりさま
本当に母を守るためにお互いがんばりましょう。
そして決して悔いのないよう最善の方法を選択していきましょう。
こちらは週明けにでも転院が決まりそうです。

399 名前: 投稿日:2003/08/01(金) 00:16
狸です。
出張で不在の間またまた溜めてしまいました、申し訳ありません。

>393鈴さん
臨床医がそれでは困りますね、、、、恐らく専門外の外科医なのではないでしょうか?乳腺外科など乳房関連をうたわないと結構危険なケースがあります。一介の抗がん剤研究者に劣るような知識で臨床医として働く事に空恐ろしさを感じます。セカンドオピニオンとしては都内なのでしたら都立駒込病院と戸井先生やがんセンター病院に連絡して見ると良いのではないでしょうか?
おかしな点は、ハーセプチンはもはや新しい薬とは言えません。乳癌の治療を行う上でそんな事を言うのは新聞を全く読まないで社会情勢を語るようなものです。FirstChice(第一選択)ではない、と言うのは厳密には正しいですが、ハーセプテスト陽性での最優先での使用がほぼ定着しつつあります。少なくとも乳癌学会に参加すればわかる次元の話です。
 次に低容量タキソテールですがそれこそエビデンスがありません。毒性は出ないかもしれませんが(少ないから)効果もほとんど期待できません。具体的な投与量はわかりませんが、納得できないコメントですね。
 最後にフルツロン+アリミデックスの投与もかなりあやしいです。アリミデックスで効果がなかったのなら、当然MPAになるはずなのですが、、、。
 転院の意思を固められたのはこれでしたら正解と思われます、、、、

400 名前: 投稿日:2003/08/01(金) 00:37
狸です。
>396れいこさん
カキコを拝見しますと非常に正確な判断を主治医はされていると思います。しかも骨転移でアレディアを使う点などかなり事情に通じた医師であると思われます。状況が状況ですので更年期障害についてはここでは止む無しとさせて頂くとしまして、可能性をいくつか考えたいと思います。
 まず、現状原発巣は除去しているので遠隔転移の状態ですね。ですから術後補助療法ではありませんので、ハーセプチンが使えないかを聞いて見てください。現状通常の生活を送るためにはいささか強い化学療法剤よりもこちらの方が向いていると思います。
 次にホルモン受容体陽性で、ノルバデックス(タモキシフェン)、アリミデックスを使っているので順番からしますと次はMPAになるのですが、いささかエビデンス的に希薄なのですが、アリミデックスと同じアロマターゼ阻害剤であるアロマシン(エクセメスタン)を使う手もあります。これは同じアロマターゼ阻害剤でも作用部位が異なるため、アリミデックスがきかない場合でも効果を示す事があるためです。実際使用歴の長い海外ではこうした効果があると言う研究者もいますし、今後臨床試験で確かめる動きもあります。保証はできませんが、MPAよりはまだ可能性が高いです。
 現在の治療が骨転移を重視した方針ですので、ここはアレディアを更に違うものに替える手もあります。フォサマックやボナロンなど皿に活性の高い薬剤を使う、と言う案ですが保険適応が気になりますので確認をしてください。
 ゼロ-ダ(カペシタビン)はこれまでの海外での経験から、化学療法剤としては副作用が弱めであるとされています。恐らく通常の生活にも余り影響がないかもしれません。ですが血液毒性や肝毒性などは否定できませんので定期的な診察をして、対処の体制を取っておくことである程度は対応できますのでここは有力な候補と言えます。
 以上の案は特にホルモン療法剤にこだわっていませんが、効果が狙える組み合わせです。幸い医師の知識がかなりあるようですから、これらのことを順序だてて相談してみて下さい。

401 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/01(金) 01:04
乳癌&転移の抗がん剤治療で意味が無いのに抗がん剤をうつ事はあるのでしょうか?
通常は少しでも延命の可能性があるから抗がん剤をうつのですよね?
乳癌の抗がん剤は沢山ありますね。沢山あるから抗がん剤の治療の選択肢が広がるのですか?Aが駄目だからB Bが駄目だからC Cが駄目だからDこんな感じに。
宜しくお願します。

402 名前: 投稿日:2003/08/01(金) 05:05
>狸様
お忙しいところお返事を頂きまして有難う御座いました。
ヒスロン処方をはじめて2日、アクチット注(栄養剤)500mlのそけいぶからの点滴を入れてもらい、
母の食欲が1割から5割程度まで上がり、発語も大きくなりました。
狸様から教えて頂かなかったら、あのままだったかと思うと本当に空恐ろしいです。
狸様のご指摘の通り今の医師は専門外の気が致します。このような医師に大事な4ヶ月を無駄に預けたことが悔やまれます。
既に母は空咳をする様子が伺えますが、家族ともどもがんばっていきたいと思います。


403 名前: 奈々 投稿日:2003/08/01(金) 13:16
狸様はじめまして!教えて下さい!うちの母が乳癌の疑いがあるって言われたんですがそれらしい症状がないんです。しこりはあるのですが前からあるらしく痛いわけでもないらしいのです!乳癌は基本的にどんな症状がでるのでしょうか?

404 名前: 投稿日:2003/08/01(金) 21:12
狸です。
>401名無しさん
まず最初の質問、意味がないのに抗がん剤を打つ事があるのか、ですが残念ながら答えはイエスです。正確に言えば可能性はかなり低いけど使うことはある、と言うことです。これは状況がいろいろなのですが、本人や家族が何らかの薬剤の使用を望むケースと、その投薬によるプラセボ効果(治療している、と言う安心感)が良く働く場合があるからです。ですが通常は保険適応のある薬剤を使うわけですから効果が全くない訳ではありません(でないと保険適応になりませんから)。
 また、おっしゃるとおり抗がん剤は非常に多くの数医療現場で使われます。乳がんに限っても10種類をはるかに越えます。ですがこれら多くの薬は厳密に使用順番、組み合わせ、投与量が決められています。その条件で効果があったことが証明されたからこそ認可されているからです。また話を単純にするために単剤での使用で例え話をしますと、これまで使われていたAと言う薬剤に加え、Bと言う薬剤を開発するとします。この場合Aは既に使われていますから、Bの臨床試験はAが効かなくなった患者さんに対して効果があるかどうかで良し悪しを決めます。Aが効かない患者さんを集めて2グループに分けて、片方にはBを使い、片方には何もしない、とするのです。それでBを投与した患者さんが何もしなかった患者さんよりも有意に効果(癌が小さくなったり余命が伸びたり)があった場合、Bは”A耐性に効果がある”として認可されます。この段階でA、Bと2種類の薬剤ができたわけですが、新たに見つかった患者さんに対しいきなりBは常識的には使えません。なぜならBの認可条件が”A耐性の患者に投与”だからです(これが付記されない場合もあります)。ではBを最初に使えるにはどうしたら良いかと言うと、投薬をしていない患者さんを集めて2グループに分け、片方にはA、片方にはBを投与し、有意に効果があった方が第一選択、との地位を得ます。ただし引き分けだった場合通常は先に優先だった方が勝ちになります(副作用や投与条件などが市販後の経験で得られているから)。実際にはこれ以外に副作用を比較したり、投与方法を比較したりでいろいろな違いはありますが、概ねこうやって医薬品は投与順位が決まります。
ですから選択肢が広がる、と言うよりはてだてが増える、と言った方がしっくりくる気がします。

405 名前: 投稿日:2003/08/01(金) 21:21
狸です。
>403奈々さん
乳癌の症状はおっしゃるとおりまずはしこりの触認です。ほかに乳頭からの分泌液や赤い皮膚のただれなどもありえます。乳癌とはほとんどの場合乳腺の一番中側の層の細胞が急に無限に増える様になることで発生しますから、その部分で広がればしこりに、乳腺に沿って広がると分泌液が出たりします。また乳癌は遺伝性のものが約30%存在しますので、身内に乳癌や子宮がんなどホルモン関連のがんになった人がいる場合には危険率がやや上昇します。また子供の有無、初潮の時期など女性ホルモンの暴露時間の長さの違いでも可能性が上下します。
 ですがこれらはあくまで統計的な話であり、また初期症状も基本的に痛いとか痒いとかはっきりした感触ではなくちょっとした異常感ですので確定するためには何はともあれ検査です。検査方法は非常に進歩していますのでここはきちんとした検査を受けられることをお勧めします。

406 名前: 奈々 投稿日:2003/08/01(金) 21:35
狸様お返事ありがとうございますm(__)mそれが私の母は町の検診でひっかかり乳癌の疑いと言われ病院を紹介されたのですがもう前からしこりはあったみたいで行く気がないのです…この前子供を産んだ人数が少ないと乳癌になりやすいというのを耳にしましたが本当ですか?私の母は私一人しか産んでないんです…もう不安で仕方ありませんm(__)m長々とすみませんでした。

407 名前: ビンセント 投稿日:2003/08/01(金) 22:49
>狸さん
お返事ありがとうございます。
母から聞きました。
以前使って効果が感じられなかった抗がん剤はタキソールです。(3週間×3で治療を行いました。)
今回は、注射器から以前に比べ物凄く少量の赤い液体の抗がん剤を栄養剤の点滴と腕の血管をつなぐチューブから注入しました。(私が行った時は主治医が不在でしたので抗がん剤名は聞けませんでした。
以前より副作用が大きいと聞いていたのですが母は以前の薬の副作用より副作用が少ないと言ってました。
もし、これが効かなかったらと思うと辛いです。
明日、母が主治医から新しく使う抗がん剤を聞くそうですが狸さんは何という抗がん剤だと思いますか?
宜しくお願します。


408 名前: 投稿日:2003/08/01(金) 23:53
狸です。
>406奈々さん
子供を産む数が少ないと、と言うのは本当です。ただし絶対ではありません。
現在は一人も産まない人もいるのですから一人産んでるならとびっきりまずいって事はないですよ。町の検診で、と言うのは恐らく触診だけでしょうね。早期発見はそれだけ治癒率アップにつながりますから是非検査を受ける様に説得してください。
いつまでも気にするよりもちゃんと見てもらった方が絶対に精神上も良いですよ。

409 名前: 投稿日:2003/08/02(土) 00:04
狸です。
>ビンセントさん
色合いからしてそれはアドリアマイシンかエピルビシンですね。抗乳癌の中心的な薬剤です。恐らくは他の薬剤と組み合わせて使っていると思います。
断片的な情報から判断しますと、手術後にアドリアマイシンの入っていない処方(CEFかな?)を受け、その後タキソール、タキソテアとも受け、今現在アドリアマイシンの入った処方であるCAFか何かを受けているのだろうと思います。アドリアレジメンのあとはゼローダ(カペシタビン)などがありますね。またホルホン受容体の状況がわかりませんが、もしエストロゲン受容体かプロゲステロン受容体が陽性なら経口剤の薬剤も使えます。

410 名前: ゆき 投稿日:2003/08/02(土) 02:42
狸様、はじめまして。
65歳の母が、昨年11月乳癌(左胸)の摘出手術をし、5月に左の肋骨数本と、脊髄にも1ヵ所転移してるといわれました。
本日病院にいったのですが、左胸をさわると痛むということで、来週から放射線治療をはじめることになりました。

真夏の8月に、4-5週間も平日毎日、放射線治療を行うことになりますが、副作用などがとても心配です。
どのような副作用が考えられ、その対策などご助言いただけましたら幸いです。
母は、糖尿病も患っているのですが・・。
宜しくお願い致します。



411 名前: 奈々 投稿日:2003/08/02(土) 07:58
狸様ありがとうございますm(__)mもう一度説得してみます!

412 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/02(土) 13:42
>>409 狸さん
お返事ありがとうございます。
アリドマイシン・エピルビシンが駄目でも次に打つ手がまだあるという事ですね。


413 名前: れいこ 投稿日:2003/08/02(土) 13:46
396れいこです。
ご丁寧な御返事を頂き、ありがとうございました。
5日の診察日に採血結果を聞きマーカーが下がっていなければ、
その日からゼローダをはじめる予定ですが抗がん剤についてあと2・3お聞きしたいことがあります。
抗がん剤には使う順番があるそうですが、私はこれまでタキソテールしかしたことがありません。
どこかのホームページでゼローダはアドリアマイシンを使った人しか使えないと書いていましたが、どうでしょうか。
多分今の私の状況だと点滴より副作用の少ない新薬の経口剤ゼローダを主治医は選択したのだと思いますが、あまり考えたくは無いのですが今後、
もし他の臓器へ転移したときは、まだ使っていない抗がん剤をすることになるのでしょうか?
主治医はハーセプチンの検査をまだしていないのでするということを言ってくれました。
また、ハーセプチンが効く場合ゼローダとの併用がより効果があるということもいっていました。
とりあえずはハーセプチンの結果待ちですが、使えない場合の今後の抗がん剤についてまた教えてください。
お願いいたします。


414 名前: 奈々 投稿日:2003/08/02(土) 19:16
狸様何度もすみません。どうも不安で仕方ありません。うちの母は仕事をしていましてヒマがないとの事で行く様子がないのです。やはり触診で乳癌と言われた場合たいがいは正確にわかるものなのですかね?私は夜も胸が痛く眠れません…

415 名前: トニー 投稿日:2003/08/02(土) 22:20
はじめまして、トニーと申します。現在30歳、未婚です。
6月中旬、左胸にしこりがあるのに気づき、病院で診察を受けたところ、乳ガンと診断されました。
7月に温存手術を受け、これから放射線とホルモン治療に入るところです。
初診の時に医師が判断した内容と手術後の病理結果(ガンは1.4センチ、脇のリンパへ2つの転移)とほぼ一致していました。
このサイトではみなさん薬の名前や治療名など、専門的なことをご存じのようですね。
主治医は手術の時のリスクや薬について説明してくれましたが、私はまだまだ無知な状態です。主治医は的確な判断や忙しい中でも親身になってくれるので信頼していますが、自分が乳ガンの中でもどんな状況であるのか、また、先日ホルモン治療で注射をしましたがこれから現れるであろう更年期障害の症状をどのように乗り切れば良いのか不安です。
いろいろと教えてください。よろしくお願いします。



416 名前: ネコ 投稿日:2003/08/02(土) 22:52
奈々さま
はじめまして。
私は乳がんです。
私も痛いとかなくしこりのみでした。
一日でも早く病院に行っていただきたいです。
乳がんでないことを祈っています。

>狸様
おひさしぶりです。
先日久しぶりに検査しました。
肝臓と肺には転移なしです。
骨シンチはまだやっていません。
原因不明の腹痛があるためエコーでいろいろみてもらったら
腎臓に結石があると言われました。
ガンということもありえるのでしょうか?
いろいろと心配になってきます。



417 名前: 奈々 投稿日:2003/08/03(日) 08:17
ネコ様 やはり症状は人それぞれなのですかね…ネコさんは今どのような治療をしているのですか?それとしこりがあるのは自分でわかりましたか?ツライ気持ちに負けず頑張って下さい!!

418 名前: 奈々 投稿日:2003/08/03(日) 14:31
母は他の検診にも引っ掛かっておりもうダメみたいです…私はもうどうしたらいいかわかりません。もう死んでしまいたい…私はまだ20歳結婚し子供が産まれたばかり…幸せなはずだったのに…母には今までたくさん迷惑かけて今子供を自分で育ててわすがながら苦労を知り母に対し罪悪感でいっぱいになりこれから色々してあげたいと思っていたのに!なぜ!?生きる希望を失った…不安でいっぱいです。これから母に私は何をしたらいいのでしょう?乳癌だけでなくほかにも何かあったら私はどうしたら…

419 名前: 名無しさん 投稿日:2003/08/03(日) 18:37
横から失礼します。
私は、ステージ3で先月、手術を受けた者です。
奈々さん、動揺していらっしゃるのはよくわかりますが、治療中の他の乳ガンの方のお気持ちを
考えてくださいませんか?。
他のガン患者さんも前向きに取り組んでいらっしゃいます。
医療関係者、製薬会社の方、みんな、一人でも多くの命を救いたいとがんばってくださっています。
どうぞ、お母様にも検査を受けていただけるように、まず、あなかたらしっかりしてください。
生まれたばかりのお子さんの存在も、お母様の生きたい気持ちの助けになると思います。
いろいろと考えてしまうとは思いますが、決してあきらめないで下さいね。

420 名前: TM 投稿日:2003/08/03(日) 20:00
>奈々さんへ
とにかく お母さんの手を引っ張ってでも病院で詳しい検査をしてもらいましょう。
何もせずに あれこれ考える事が一番精神衛生上よろしくありません。
もしどうしても 奈々さんの言う事を聞かないのであれば お母さんの知り合い、親戚、仕事の上司・・など
あらゆる手を使って説得するようやってみてはどうでしょう。

検査するには、乳腺専門医のいる病院、乳腺外来を標榜している病院に行きましょう。
行く前に電話をして 問い合わせをしましょう。
検査には触診の他に マンモグラフィー(乳房のX線写真)、エコー、細胞診というものがあります。
それらを総合的に判断して乳がんかそうでないかを診断します。

「検査に引っかかる=がん」ではありません。仮にがんでも「乳がん=死」でもありません。
早期であればあるほど完治する確率が高くなります。
私も乳がん患者で 419名無しさんと同じステージ3、術後2年になります。
その時点でできる限りの治療をして 今は元気に生活しています。

難しいことですが まずは奈々さんが落ち着いてください。
そして お母さんが病院へ行くように説得しましょう。



421 名前: 奈々 投稿日:2003/08/03(日) 20:27
名無しさん> ありがとうございます。名無しさんの言うとおり私は少し動揺しすぎてまわりの方のお気持ちを考えられず暗くなりすぎてました。たとえ癌だったとしても前向きに頑張っていけばまた元気になれますよね。だからみなさん頑張ってるんですよね!ただ不安がってても仕方ありません!!みなさん一緒に頑張りましょう。名無しさんに言ってもらえたおかげでまわりを見る事ができました。ありがとうございましたm(__)m

422 名前: 奈々 投稿日:2003/08/03(日) 20:32
TMさん ありがとうございます。火曜日に検査に行くことになりました。みなさん前向きに取り組んでいらっしゃるのに一人動揺しまわりの気持ちも考えられずすみませんでした。みなさん元気になれるからこそなりたいからこそ前向きに明るく頑張っていらっしゃるんですよね。TMさんも今元気に過ごされているんですから…私も頑張ります!!また検査を受けたら結果報告しますね、

423 名前: のり 投稿日:2003/08/03(日) 23:09
>狸さん
いつもありがとうござます。やっと主治医と話が出来ました。まず前回不可解だった他への転移の有無の再確認をしました。
結果、現在明確な他臓器への転移は見られず、骨転移のみが問題とのことでした。
胸水については、肺転移・癌性胸膜炎についても尋ねましたが、その症状は見られないとのことでした。
だとしたら、余計「何故!?」という思いで、予めこちらで狸さんからご説明頂いたり、過去ログや自分自身で調べた事を含め、
自分なりの疑問点、提案などは率直に主治医に伝える事が出来ました。

結果、ハーセプチンはやはり「標本がないので…」、ホルモン療法は「そんな時期は過ぎている」、
私も期待していたビスフォスフォネートに関しては、「高カルシウム血症状等なく、骨の溶解も見られない。
単に骨腫瘍の増大のみが現在症状として見られているので…」との診断で、却下でした。
唯一反応があったのが、「ゼローダ」です。近々自宅療養になる事も含め、経口投与である点も大きいかと思いますが、
主治医は「抗がん剤」の話になると意欲的な印象があります。専門外だから…?の思いも感じられました。
また、母の下肢麻痺の原因は、溶骨性・破骨性ではなく、腫瘍増大による脊髄圧迫が原因とのことでした。

一旦匙を投げた医師が、動き始めたという点では少し前進した気もしますが、
あまりにも「ゼローダ」にしか反応しなかった医師への不安があります。
「ゼローダ」は物質名で知ってはいたものの、商品名でぴんと来ていなかったようで、
使用例は全くなく、私からの話の後、「発売元など資料を取り寄せるとのことでした。
おそらく「ゼローダ」で動きそうな気配です。動きがあった事自体は一歩動けた気がしますが、
あまりにも安直な気がして、不安です。私としては、現在「骨」が主たる問題となっているならば、
ビスフォスフォネート投与をして欲しい気がします。狸さんは、どのようにお考えになられますか?
狸さんはじめ、こちらのみなさんのお陰で、今回医師ときちんと話す事が出来ました
今後も母を守る為、母の病気と闘う為、母の病気と知る事、学ぶことをしていきたいと思います。
本当に感謝しております。ありがとうございました。

424 名前: のり 投稿日:2003/08/03(日) 23:42
>奈々さんへ
お母様が火曜日検査に行かれるとのこと…取り合えず良かったですね。
私の母が初発48歳の乳癌から9年後の骨転移で、現在闘病中です。
母は初発の時、「脂肪の塊」等と言われ、3つ目の病院でやっと乳癌の診断がありました。
その頃は若かったせいか、私はただ泣くだけで、無責任で何も出来ませんでした。
幸い手術が成功し、その後経過も良かったので、それに甘んじて母の病気のその後の心配もせず、
母の病気を調べる事もせず、どこか忘れていて、母の元気に甘えて過ごしました、
そんな忘れた頃に転移が発覚し、母は現在、下肢麻痺・排泄障害となりました。
恐怖心を煽る為に書いている訳ではないです。ただ、現在母がこういう状況になった上で、
やはり自分自身への後悔等の思いがあるので、こんな思いをして欲しくなくて…。
また、母を含め辛いご闘病をされている方々に、沢山お遭いしています。
何でもなかったら、安心料です。ですが、これを機に「乳癌」という病気を知ってみるのも良いのでは?
私自身は現在病と闘ってはおりませんが、母の病気を通して、色々なHPや実際に闘病中のかたがたを通じて、
人として考えさせられる事が大変多くあります。そういう意味では、母の病気は私に取って、マイナスではないかもしれません。
(闘病中の母を抱え、毎日落ちたり浮いたりなので、纏まりのない内容でごめんなさい。)

425 名前: ネコ 投稿日:2003/08/04(月) 11:03
奈々さま
病院へ行くことを納得してくださってよかったですね。
お母様もきっと怖いのだと思います。
私は外科クリニックで異常はないけど
せっかくだから詳しい検査ができるところでしてもらったほうが
いいと言われ気楽な気分で行ったらガンでした。
私は手術、放射線、抗がん剤をやりました。
今は何もしていません。
私は前向きに生きているわけではないです。
現実を受け止め、やれることはやろうと思っているだけです。
私自身が患者なので家族がどうすべきなのかわかりません。
私の場合は病気のことに触れないで欲しいです。
まだ20代だし、今は普通に生活しているから
触れないで欲しいのかもしれません。

426 名前: 投稿日:2003/08/04(月) 14:51
狸サマ>以前の掲示板書き込みへのお返事、有難うございました。思いつめてた気持ちが軽くなる気がしました 本日病院へ結果を聞きに行きました エコーでは特に怪しいものは見当たらない、シコリの細胞には悪性な細胞は見当たらないが、採取細胞の量が少なく、大丈夫とゆう太鼓判は押せないとの事で、間をあけ再度検査をしてみましょうとの事でしたシコリが乳線や脂肪の塊の場合細胞がとりずらいとの事で、今日また針を挿しても取れないかもしれないそうです 次の検査の間までにシコリに変化があるなら即病院へとの事です
一通り検査して診断が下らないなんて…

427 名前: 投稿日:2003/08/04(月) 15:05
…↑続き…
なんだか中途半端な気持ちになってしまいました…
検査とはこうゆうものなのでしょうか…次の検査でもシコリの変化がなく検査に充分な細胞が取れない場合また同じ結果になってしまうんでしょうか

428 名前: 774 投稿日:2003/08/04(月) 18:22
横レスお許しください。また誤解しないでお聞きください。
これは医者の言い訳です。正確に言うなら「針が腫瘍にうまく当たらなかった。」ということです。
腫瘍が小さかったり、腫瘍の可動性が良いと針先がうまく腫瘍に当たらないことは
現場で良く経験することですが、今回の診療経験で姫さんが診療を中断してしまうことが心配です。
まだ確定診断がついていない状況ですので、近いうちに再度穿刺細胞診を受けることをお薦めします。
どうしても乳腺組織が採取できない場合にはECHO下に穿刺する方法や、
しこりだけを取って調べる組織診などで、診断を下すこともあります。
今日採取できない可能性が高かったのは、以前の穿刺により腫瘍周囲に炎症や皮下出血があり
その影響でますます腫瘍自体が触診しずらい状況だったのかもしれません。
主治医も何とかうまく乳腺組織が採取できないか、気が気でないはずです。

429 名前: まいける 投稿日:2003/08/04(月) 19:27
今日妻(42歳)が、タキソール+ハーセプチン後の白血球検査をしました。白血球数は4100でそれほど問題はなさそうだったのですが、2~3日前から
肩や胸が重い感じがすると訴えていたのですが、今日の検査では、再度、胸水が認められました。6月のはじめに一度抜いたのですが・・・。
主治医は、本日は胸水除去は行わず現行の治療をもう少し続けて様子を見ると判断したようです。タキソール(3週に1度)+ハーセプチン(毎週)は、
6月から行っているんですが、胸水がまたたまっているということは、あまり奏功していないということなのでしょうか。すでに使ってきた薬剤も多く
妻としても、辛い状況のようです。この段階では利尿剤とかは処方してもらえないんでしょうか。

430 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 00:33
774サマ>そうなんですか、針が上手く刺せなくて細胞がとれい事があるんですか、私自身、自分の体の事なので診療に対しては積極的ですが再検査が2ヶ月後と言われました
こんなに間があいてしまって…大丈夫なのかと心配です 病院は総合病院で主治医は行く度に違います
(ガンセンターから交代で来てる先生もいるそうです)毎回同じ先生に診てもらう方がいいのでしょうか?
次の診療も少し早めてもよいのでしょうか(*´_`*)

431 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 00:41
こんばんわ。はじめまして、もうじき22歳の葵と申します。聞いてほしいことがあるのですが、この前左胸の外側にしこりがあるのを発見しました。触ると微妙に痛いのです。そして右胸の下の方にも見つけました。やっぱりこれは危険なんでしょうか?乳倫とかには症状はでますか?後、リンパ節がはれるといいますが、それは脇の真下なのでしょうか?いくつも質問してすみません。心配なので一度お返事いただけないでしょうか?

432 名前: 774 投稿日:2003/08/05(火) 09:58
癌の確定診断は細胞診・組織診などの病理検査によりますが、今回のようなことも
あるため、ECHO,マンモグラフィーなどの補助的な検査を併用するわけです。
ECHO上所見が認められていません(=腫瘍としては描出されない)ので、
主治医の言う通り心配ない可能性が高いと思いますが、技術的な問題もありますので
乳腺にしこりがあり、姫さんがご心配なら早めにセンター的病院の乳腺外来や
外科受診をお薦めします。セカンドオピニオンが必要です。

433 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/05(火) 11:09
弱い抗がん剤より強い抗がん剤の方が副作用もさることながら癌に対する効果も高いのでしょうか?


434 名前: 433 投稿日:2003/08/05(火) 11:25
弱い抗がん剤全くが効かず強い抗がん剤がある程度効く事はあるのでしょうか?
宜しくお願します。

435 名前: 奈々 投稿日:2003/08/05(火) 11:45
検査結果は乳腺腫というものでした…どのような病気かわかる方いますか$G@

436 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/05(火) 12:35
>431
しこりがあるのなら病院へ行ってください。


437 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:36
狸です。
勤務先の引越しでしばらく読めませんでしたら、、、凄く貯めてしまい、失礼しました。

>姫さん
既に774先生がご回答くださいましたように、疑わしい組織部分が小さいとはずす事はありえますね。乳癌の組織標本を見ますと視野内の10%程度しか癌細胞がない場合が結構あり、しかもDCISという、乳管内に癌がとどまった状態ですと、その乳管に当たらない事には”陽性”にはなりません。ですが細胞診断以外の検査法も発達しておりますので、この一つを持って発見不可能とはいえないと思います。ニュアンスとしては”癌じゃないと言い切る自信がない”といった感じと思いますが、、、。こんな言い方でいいでしょうか? 774先生?

438 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:37
狸です。
>ゆきさん
お返事が遅れまして失礼しました。
骨転移ですと、抗癌剤の効きはどうしても弱めになります。放射線はその点やや効果としては高いといわれています。
放射線治療の副作用は、照射部位などにもよりますが、カキコ内容から照射部位は胸部ですので、脱毛などは出ません。出そうなものはむかつき、呼吸困難、胃痛、下痢、食欲不振などでしょうか、、、。放射線により違った癌が出る、と言う話が流布しているようですが、これも可能性としてはかなり低いです。これらに対する対策は状況によるかと思いますが、吐き気などは対処法は薬剤などもありますし、程度がそれほどひどくなければ余り懸念にいたらないように思います。また糖尿病との関連ですが、重篤度によるかと思います。通常放射線照射による副作用は一過性ですので、それほど心配はいらないように思いますが、念のため医師に確認なさってください。

439 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:37
狸です。
>413れいこさん
多臓器への転移が見つかった場合でも、基本的には投与順位や薬剤の追加をすることはありません。転移先も原発部位に対する処方と同じとするのが基本だからです。抗癌剤の使用歴がタキソテールだけとの事が、裏の事情はわかりませんが、心毒性に懸念がなければアドリアマイシンを、少し懸念があればエピルビシンを(ただしこれらは単剤ではなく、恐らくサイクロホスファマイド、5FUと併用で)、が可能と思います。また同じタキサン系のタキソールも候補に入ります。これはタキサン系同士でも交叉耐性が出ない、と言う話があるからです(つい先日もそれを協力に示唆するデータを見ました)。
ゼローダがアドリアマイシン投与後にしか使えないのは、効果云々と言うよりも認可の順番による事情です。選択基準としてアドリアマイシン使用後の患者さんを想定しているからです。効果が劣ると言う意味ではありませんよ。
前回の回答で状況が把握できなかったために不完全な回答でしたが、標準レジメンが使われていない点はいささか腑に落ちませんが、現状ではアドリアマイシン含有のレジメンは使用可能と思われます。

440 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:38
狸です。
>415トニーさん
ご心痛お察しいたします。可能な限り回答させていただきますので、どうぞ遠慮なくカキコください。

441 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:38
狸です。
>416ネコさん
ご無沙汰しております。その後いかがでしょうか?
腎結石は乳癌との相関は余りないと思います。こちらはそれ専用の治療と言うことで良いかと思います。心配事も多いかと思いますが、少しずつ状況を確認しつつ、最適な選択をしていきましょう。どうぞいくらでも相談ください。

442 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:39
狸です。
>423のりさん
確かにビスホスホネートの使用はまだまだコンセンサスを得ていません。かなり研究熱心な臨床医でようやく認知といったレベルと思います。下記を参照にしてみてください(一例です)。
http://jsco.umin.ac.jp/~jsco/syoroku/data/abstract/20044.htm
またゼロ-ダのほうは
http://www.chugai-pharm.co.jp/di/topic/new/xeloda.html
あたりで情報が取れます。
医師との意思疎通が難しいかもしれませんが、落ち着いて順番に話をしてみてください。


443 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:41
狸です。
>429まいけるさん
胸水の原因はガンの転移の可能性が否定できません。水を取ってしまうと確かに楽になるのですが、栄養素も捨てる事になりますので体力はどうしても落ちます。また胸水内に癌細胞がいるかどうかなどでも判断が分かれます。利尿剤のほうは、実は余り効かない事が多いのです。処方そのものは頼めばしてくれるかもしれません。

444 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:43
狸です。
>431葵さん
ガンそのものは通常痛みません。周囲の神経を刺激して痛むケースがほとんどです。痛みの有無で癌かどうかの判断は出来ません。またしこりが即癌と言うことも断言できません。症状として乳頭から分泌液が出る事がありますが、それがないから癌ではない、と言うことにもなりません。ネット上のことですので可能性の話しかできませんから、基本的には診断を受けるコトをお勧めします。ですが可能性が高いか低いかは相談いただければ統計的なお話は出来ますので、病院に行く前の心つもりの補助はできるかもしれません。近親者の乳癌罹患者、超早期の初潮といった状況がないほど、可能性が落ちます。

445 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 12:45
狸です。
>433名無しさん
抗癌剤の強い、弱いは何をさしておられるかによりますが、同じ薬剤でも副作用が強く出る方とでない方がおられます。経験則ですが、副作用が強めの方で、より効果が出る、と言う薬剤が結構あるようです。ですがこれでは回答になりませんね、、、、。

446 名前: 投稿日:2003/08/05(火) 13:16
774サマ、狸サマ>
お二人から色々ご意見が聞けて嬉しいです、有難うございます 母や周りからも心配の声が挙がっている事と自分でも早めにハッキリさせたいのでガンセンターへ行きたいと思いま
お返事本当に有難うございます。

447 名前: まいける 投稿日:2003/08/05(火) 13:54
狸さん、いつもありがとうございます。やはり、転移は否定できないんですね。6月の時点での胸水はクラスⅤでした。タキソール、効果でていないのでしょうか。

448 名前: 奈々 投稿日:2003/08/05(火) 15:36
狸様 母が今日近くの病院に行ってきました。結果は乳腺腫というものでした。手術はしないとの事でしたがどのような病気なのですか?完治するのでしょうか?

449 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/05(火) 22:47
こんばんわ、私は今科学療法CMFをしていますが 白血球は3000ぐらいあるのですが、好中球が低くて出来ない事が多く不安です。白血球を増やす注射もしているのですが‥ 何か白血球を増やせる方法はないのでしょうか?   


450 名前: 投稿日:2003/08/06(水) 08:55
狸です。
>448奈々さん
まずは癌でなかったようで本当に良かったですね。乳腺腫と言うのは良性の腫瘍の事ですのでいわゆる乳癌ではありません。また炎症の場合が多いので押さえると痛かったりします。一番の懸念は乳腺腫(乳腺炎)が癌とつながるか、ですが、一般に乳腺腫が育って癌になる、と言うことはないとされています。乳腺腫も癌と同じように女性ホルモンで増殖し激を受けるようですが、C型肝炎が肝硬変につながるような濃厚な相関はないといわれています。
今回ようやく検診までこぎつけまして、恐らくかなりご安心なさったと思いますので、今後は検診を定期的にお受けになり、自己管理を続けるようにすればまず大丈夫と思います。ご懸念が取れましたでしょうから、どうぞ子育て頑張ってくださいね。

451 名前: ネコ 投稿日:2003/08/06(水) 10:55
>>奈々さま
乳がんでなくてよかったです。


452 名前: 奈々 投稿日:2003/08/06(水) 13:01
狸様 本当にありがとうございます。色々と勉強になりました。結果乳癌ではなく乳腺腫とのことでしたが色々考えさせられ乳癌についても色々と学んだ気がいたします。これからは子育て頑張ります★本当にありがとうございました。

453 名前: 奈々 投稿日:2003/08/06(水) 13:11
ネコ様 ありがとうございます。なんだか一人大騒ぎをして色々な人に迷惑をかけてしまいました。でもなんだか病気についてたくさん考えさせられ皆様の気持ちも知れていい経験になりました。ネコ様もこれからもずっと病気にまけないよう元気で明るく頑張ってください。本当にありがとうございました。

454 名前: ゆき 投稿日:2003/08/06(水) 19:03
>>438
狸様 ご助言、本当にありがとうございます。
母の放射線治療は、当初20回程度といってましたが、
結局11回で済むことになり、とりあえずホッとしています。

これでしばらく様子見になりそうですが、
骨転移の治療薬について、今後もご相談させていただければと思いますので
宜しくお願い致します。

455 名前: トニー 投稿日:2003/08/06(水) 21:43
415:トニー
狸さま、お忙しい中お返事ありがとうございました。
今まで病気をすることなく生きてきた為、病気や治療に関して全くと言って良いほど知識がありません(>_<)
でも乳ガンになった今、これからは病気を理解し、上手につき合って行きたい(^_^)vと思ってるのでどうかご助言ください。

左乳ガンで病理検査でガンは1.4センチ、脇のリンパには転移が2つ。温存手術を受けました。入院中は抗ガン剤の点滴を2回とエンドキサンの服用をしました。先週ホルモン治療の注射(薬名は不明)をお腹にしました。4週間に1回の割合で注射するそうです。来週からは放射線治療を受けます。
この場合、ステージで言うとどうなんでしょうか? ホルモン治療の注射は打つと次の生理から止まるのでしょうか? 更年期障害の症状は(治療を始めて)どのくらいで出るのでしょうか? 症状は年齢で現れる更年期より厳しいのでしょうか?
なんだか小さな質問ばかりですが、手術から1ヶ月がたち、少しづつ手術前の生活に戻したいと考えているのでよろしくお願いします。

456 名前: のり 投稿日:2003/08/06(水) 22:22
>狸さま
お忙しい中、いつも早々のレス、ありがとうございます。
本人はお陰様で、医者に匙を投げられた人と思えない程です。
食欲もあって、病院の食事を全部平らげる事も少なくないです。
主治医が現在夏休みの休暇中の為、話が出来ません。
また動きがあったら、ご相談させて頂くと思いますが、宜しくお願いします。

いつも質問ばかりで申し訳ありませんが…胸水についてです。
先日主治医より、胸水について「肺転移・癌性胸膜炎」の疑いのない事、
増えそうな様子がないとの話がありました。…が、やっぱり不安です。
この主治医の話を、どう解釈すればよいのでしょうか?

457 名前: もも 投稿日:2003/08/06(水) 23:03
みなさん初めまして。母の事なんですが、胸にシコリができたので検査に行きました。細胞をとったらガン細胞は見当たらないと言われたんですが、レントゲンではしこりの周りに放射線状に少しケバケバがあり、癌の可能性が捨てきれないとのことで、今月の29日に手術して検査することになりました。。何で手術が約一ヵ月後なんでしょうか?そんなに不安なままいられません。今の診察状況で癌の可能性はどれぐらいでしょうか?母も毎日不安らしく元気がありません。小さな事でも教えてください。お願いします。

458 名前: まいける 投稿日:2003/08/07(木) 00:55
>のりさん、狸さま
胸水については、私も情報がほしいところです。妻も6月に一度抜いた胸水がまた溜まっています。狸さんのご意見としては転移は捨てきれないということでした。
おそらく、そうかもしれません。癌性胸膜炎について私も知りたいところです。


459 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/08(金) 07:39
テスト

460 名前: 投稿日:2003/08/08(金) 09:25
狸です。
>456のりさん
実は胸水については素人同然なのでいろいろ調査するのに時間が掛かってしまいました。すいません。
胸水はやはり増える事に問題がありますので、増えないと言うことでしたら特にやるべき事はないようです。実のところ予防策といったものが存在しないからです。胸水そのものが致命的なのではなく、水がたまる事で心機能を圧迫したり、呼吸困難を引き起こしたりと言ったものが問題なのであり、たまらないのなら水を取る必要はなく、もちろんこれらの懸念も生じません。現状静観がよろしいかと思います。

461 名前: 投稿日:2003/08/08(金) 09:25
狸と申します。
>457ももさん
最近ここでも話題になっていたものに近いですね。しこりは即乳癌ではありません。乳腺炎や良性腫瘍などもありえます。周囲のケバケバ、と言うのが何をさすのかは何とも言えませんが、バイオプシィ(針生検)で癌が出ていない以上現状疑わしい、と言う状態のままですね。ただしバイオプシィで癌が見つからなかった以上医師の心情としては恐らく、”癌じゃないと思うんだけど断言できないな、、、取ったほうが安心かも、、”と言ったニュアンスかと思います。ただし私も見たわけじゃありませんので断言はできませんことをお断りしておきます。
次に手術の件ですが、単純にスケジュールの問題でしょう。逆に言えば深刻度が高くないからこそ後に回されるのではないでしょうか?不謹慎な物言いですが、上記の事情からして医師は可能性としてかなり低く判断していると思います。それでも気になるのでしたら前もって相談してみてはいかがでしょうか?

462 名前: 投稿日:2003/08/08(金) 09:25
狸です。
>458まいけるさん
ガン性胸膜炎は名前のとおり癌の転移によって生じるものです。胸水の貯留の原因はいくつかありますが、ガン性胸膜炎はその貯留速度が早く、しかも重度の呼吸困難や痛みを生じるため水を抜かない事には致し方ないと思われます。もちろん水が抜く事が体力低下につながることは判っているのですが、呼吸困難や患者さんのQOLを考えれば抜くほうがやはり措置としては良いと思います。かく言う私の伯母も末期の胃癌で今腹水の急激な貯留に見舞われていますが、やむを得ず水は抜いています。そうしないことには動く事もできなくなってしまうので。腹水と胸水でいささか状況は異なりますが、抜かざるを得ない、と言うところです。
ですが、水を抜くと体力が落ちる、と言うのは貯留水中の栄養分(体液ですから血と同様に栄養分を沢山含んでいます)の遺失によるところが大きいのですから、ろ過滅菌後体に戻すと言う方法もあります。胸水の抜き取り量が非常に多い(数リットルとか)でしたら医師に打診してみてはいかがでしょうか?実施可能なケースもあるようです。方法は大雑把に言って細胞分などを濾過して点滴か何かで戻すそうです。

463 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/08(金) 17:28
癌性胸膜炎の胸水を戻すことはあまりしません。
それなら同時にアルブミンの点滴を保険外ですが施行した方が
よろしいかと思います。
腹膜潅流にしても通常は癌性腹膜炎にはしません。
ガン細胞を体内に戻すことになりますから。
そもそも胸膜癒着療法は施行しているのでしょうか?

464 名前: まいける 投稿日:2003/08/08(金) 20:30
まいけるです。
>462狸さん、いつもながらありがとうございます。妻の胸水は、(どれぐらいが貯留速度が速いと言うのがわかりませんが)1ヶ月後ぐらいです。
また、呼吸困難や痛みはないようですが胸の辺りは、張るような感じはあるといっています。主治医としては、タキソール+ハーセプチンをもう少し
続けて様子を見るようです。
>463名無しさん レスありがとうございます。胸膜癒着療法は施術していません。主治医の口からも出てはいません。上述しましたが、まずは化
化学療法のようです。もっとも、6月に抜いた胸水検査はクラスⅤの陽性でしたが・・・・。

465 名前: 由香 投稿日:2003/08/09(土) 07:58
始めまして、私は以前生理食塩水バッグの豊胸手術をし約三年後に自然に破れてしまいその後一年後位してから破れたバッグを取る手術をしたのですがしこりが両胸に全体にあり細胞針の結果レベル三でした。再検査でも同じ結果でした。実は私は生まれつき心臓に持病がありずっと病気がちでこの一年では右卵巣破裂、濃腫で最終的に取り又心房中隔欠損症にて手術してます、卵巣破裂と何か因果関係はあるのでしょうか?又豊胸手術とも因果関係あるのでしょうか?レベル三というのは多分しこりの方だと・・・信じたい私ですがやはり多少の痛みもあるため手術した方がいいのでしょうか?私はまだ24才になったばかりです、やはり手術となると両胸取らないといけないですよね!再建手術も出来るから心配しないでいいと先生にも言われてますが、人工物はもう入れたくないのです、可と言って移植出来るほどの筋肉もないです何か良いアドバイスなどありましたら返信下さい、よろしくお願いします。長々とすみません。Psもし私と同じく豊胸手術して同じ様な状態の方がいましたらぜひ返信欲しいと思います。

466 名前: 投稿日:2003/08/11(月) 08:14
こんにちは、狸と申します。
まず豊胸手術と乳癌の発症についてはとくに相関があるとは思えません。卵巣膿腫は一見エストロゲン関連の疾患ですので乳癌と相関がありそうなのですが、相関を証明したと言う事例もほとんどない様ですから、こちらも因果関係はあるとは言えない気がします。
レベル3、と言うのが何を指しているか判りませんが(ステージ3?)乳癌が実際に見つかって、しかも全摘出かどうかの判断がされているか判りません。癌だとしたらリンパ節転移は?大きさは? などまだまだ全摘出が決定と言う状況ではないように思います。
ですので全摘出ー乳房再建ー人工物使用、、、、と決め打ちする状況ではありませんよ。状況をご説明いただければもう少し詳しく回答できます。恐らくいろいろ起きて大変な心境と思いますが、どうぞ落ち着いて一緒に分析いたしましょう。

467 名前: のり 投稿日:2003/08/11(月) 08:47
>狸さま
いつもありがとうございます。
お忙しい中、色々調べて頂いて、申し訳ありません。
(自分でも調べたのですが、理解出来ず質問させて頂きました。)
母はまだ、相変わらず一切治療せず放置されているので、
気持ちが焦ってきています。

468 名前: 由香 投稿日:2003/08/12(火) 08:07
狸様お忙しい中ありがとうございました。私も少しナーバスになっていたのだと思いますお騒がせして申し訳ありませんでした。例えば良性のしこりだとしてもレベル三であれば全摘手術といわれました、それは先生が私に気を使って告知をしないでいる可能性はあるのでしょうか?痛みも正直言ってあります少しの振動でも痛むのです。たとえ良性のしこりとしても両胸の全体にしこりが同時期にできる事ってあるのでしょうか?なんだかとても不安です。ご迷惑と思いますが今後ともアドバイスやご助言よろしくお願いします

469 名前: 投稿日:2003/08/12(火) 12:53
狸です。
痛みがあると言う点と乳房全体に広がっている点からして乳癌と言うよりも乳腺炎なのではないでしょうか?通常乳癌でしたらそこまで乳房全体に広がる前に遠隔転移を来たすケースがほとんどです。乳腺炎とした場合の対処方法は基本的には抗生物質による治療とか切開(切除ではない)による膿の取り出しなどですが、全摘出と言うのは相当の事と思います(ちょっと信じられない、、、)。告知について本人に話をしないのなら近親者などに話す必要がありますので、勝手に手術方式を決定したりは通常はできません。まずは現状の正確な把握が急務と思います。なお豊胸手術をすると乳腺炎の可能性がやや高くなるようです。

470 名前: ゆき(410) 投稿日:2003/08/12(火) 22:19
狸様
先日はご助言いただきましてありがとうございました。

母の放射線治療は全11回ですが、当初予定の左胸だけでなく、右胸にも照射しており、骨転移が広がっているのかと危惧しています。今週15日(金)に外科の診察があるのですが、骨転移に有効とされるビスフォスフォネートや、経口剤のボナロンやフォサマック341などの使用をお願いしようかと思います。

現在はホルモン療法で、ユーエフティE顆粒、マーズレンS顆粒、エンドキサンP錠、アリミデックス錠を服用しています。今後の治療方針を確認しようかと思うのですが、いよいよ化学療法がはじまるのかと心配です。

母は65歳で糖尿病でもあるのですが、家族として医師にどのような治療を希望すべきか、ご助言いただけましたら幸いです。宜しくお願い致します。

471 名前: トニー 投稿日:2003/08/12(火) 23:23
ホルモン療法などについていくつか知りたいことがあります。
詳細は >>455 に状況や質問がありますのでよろしくお願いします。


472 名前: 由香 投稿日:2003/08/13(水) 08:38
ありがとうございます。でも、血液検査では炎症反応はまったくないそうです。今横浜市大病院にかかってるのですが、専門医が週一日しかいないので痛みがあってもその曜日以外見てもらえないのが現状です、市内で良い病院はどこかないでしょうか?

473 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/14(木) 21:24


474 名前: もも 投稿日:2003/08/16(土) 15:20
狸さん、お返事のお礼遅れてすみません。すごく心強かったんですが、今日診察で病院に行き、注射で細胞を取り検査したところ、母は乳癌でした。一期に近い二期だそうです。来週入院します。何も知識がないものなのでいろいろ調べていきたいと思います。わからない所があった時はまたアドバイスをお願いします。お礼と報告までにレスさせていただきました。天候が不安定なためお体に気をつけてご自愛ください。

475 名前: ちゃこ 投稿日:2003/08/16(土) 19:43
狸様、はじめまして。
先月、母が乳癌で7/31に手術をしました。
右の全摘出なんですが、リンパの方にも転移しており先生に『取れる所は全部取りましたが、取れない部分にももしかしたらと言う事があります。』と言われました。
そして、昨日8/15に病理の結果が出て説明がありました。
がん細胞が23個のうち23個がそうでした。と言われ、ガンの顔つきが3段階の一番悪い3で分裂速度が1との事でした。
その説明から、今後の治療の説明があったのですが、やはり、副作用とどれくらいの効果があるのか教えてもらいたく掲示致しました。
まずは、CEFの抗癌剤を4クールその後、放射線治療をして(まだ、専門医の先生に詳細は聞いてないのでわからないです)
また、その後にタキソールという抗癌剤を半年間行うと言う事でした。
ほぼ、1年間ぐらいでその後、ホルモン剤の服用をしていくと言う事でした。
母は、今年68歳なので身体的にも精神的にもすごく不安に思っていうようなのでいろいろ教えていただければと思っております。
よろしくお願いいたします。

476 名前: 投稿日:2003/08/17(日) 00:29
鈴です。転院先の病院にて、信頼して医療を受けることが出来ております。
こちらで色々と教えて頂き、本当に有難う御座いました。感謝の念に耐えません。
ただ、母の方は肺症状が強く出てきており、肺炎などの併発も一時あった為、
現在では化学療法はせずに痛みケアに移っております。
しかし、現在では母に安心した表情が戻り、家族とも穏やかな時間が過ぎております。
>狸様。ヒスロン処方で劇的に食欲が戻り、大好きな物を嬉しそうに食した母の姿が忘られません。
 狸様のアドバイス無くしては今の母の穏やかな表情は無かったと思います。
 心から感謝申し上げます。本当に本当に有難う御座いました。
>のりさん、お母様を守って差し上げてくださいね。
 どうぞ、のりさんご自身のお体にもお気をつけてくださいね。

477 名前: 投稿日:2003/08/17(日) 06:55
狸です。
ご質問を寄せてくださっている方には大変申し訳ございませんが、とうとう叔母が亡くなってしまいまして、そのために本日より帰省しなくてはいけません。戻りは明日と思いますが回答はその後いたしますので今しばらく御猶予ください。出張から戻ってすぐで大変恐縮です。

478 名前: ちゃこ 投稿日:2003/08/17(日) 16:34
狸様。そんな大事な時にすいません。
いろいろ、大変だと思います。
ありきたりの事しか思いつかないのですが、頑張ってください。

479 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/17(日) 17:43
 はじめまして
 狸様にお聞きしたいのですがタキソール⇒アドレアシンの順で抗がん剤を使う場合はタキールよりアドレアシンの方がはるかに副作用が強いのでしょうか?
 タキソールを使い場合は週一回が一般的だと聞いておりますがアドレアシンも週一回のでしょうか?
 もしもアドレアシンが効かない場合次に使用可能な抗がん剤はあるでしょうか?
 宜しくお願します。


480 名前: 投稿日:2003/08/18(月) 21:31
狸です。
>470ゆきさん
現在処方されておりますUFT、エンドキサンは化学療法剤に属する薬剤です。マーズレンは胃腸の保護剤ですから抗がん剤ではありません。アリミデックスはホルモン合成阻害剤ですのでホルモン療法剤ですね。
 糖尿病の影響がどこまであるかなんとも言えませんが、正直申しましてちょっと組み合わせが不明です。恐らくこのような方針ではないかと思われます。UFTは5FUの同系統薬剤ですから、それとエンドキサン(サイクロホスファマイド)でCAFかCEFの変法としているのではないでしょうか?ただし糖尿病があるため心機能の懸念から心臓への影響の大きいA、Eを省いている、、、。と言った感じではないでしょうか?アリミデックスはホルモン受容体陽性でしたら年齢的に効果が期待でき、かつ経口剤である上に毒性の懸念もかなり低いので追加しているのではないでしょうか?
 これらの処方は特に強力に骨転移をターゲットにしたものではありません。むしろ放射線治療がそのためでしょう。照射野を広げているのは転移があるからの治療か転移抑制のためかはなんとも言えないです。糖尿病の影響がどこまであるのかわからないのですが、心機能の懸念を確認してアドリアマイシンかエピルビシンの処方を聞いてみて下さい。心機能の懸念をしなくても大丈夫なら効果が期待できる薬剤です。これらの次にくるのはやはりタキサン系薬剤ですが、副作用の点で糖尿病への影響を確認が必要です。更にアリミデックスが出ているわけですから、念のためハーセプチンの処方についても確認してください。アリミデックスとの併用効果がとある理由で期待できます(科学的な証拠が十分ではないのですが、類薬での効果が出つつあります)。

481 名前: 投稿日:2003/08/18(月) 21:31
狸です。
455トニーさん
病巣の大きさとリンパ節転移の状況からしてステージは2くらいと思います。受けられた手術と投薬は、注射剤の内容がわからないので確定できませんが、CAFかCEFと放射線、更に術後のホルモン療法として注射剤(筋肉注射ですね?)で、閉経操作をしています。具体的に生理がいつ止まるかはなんとも申せません。ただし除放製剤と言って徐々に血流に薬剤が出ていきますので効果は確実にでます。更年期障害ですが、加齢によるものに比べより確実に生理を止めますし、年齢的に若い時期ですとその劇的な変化が大きめに出やすいと思います。その当たりは男性である私にはとても理解できない大変な事があるかと思いますが、症状は人によって様々なようです。ただでさえ術後で大変な状況かと思いますが、せっかく上手にがんが取れたのですから上手に気分転換などで回避できると良いですね。患者さんの体験談などが有効ではないでしょうか、、、。すいません、ここはアドバイスできませんもので、、、。

482 名前: 投稿日:2003/08/18(月) 21:32
狸です。
>475ちゃこさん
お返事が遅れまして失礼致しました。
リンパ節転移が23個中23個ということでしょうか?一応確認ですが遠隔転移はなかったのでしょうか?遠隔転移がないのならばステージ3ですが、遠隔転移があるとステージ4になってしまいます。手術をしている事からしてステージは3だと思いますが。
拝見しました治療方針はまず持ってもっとも確実な方法であると思います。ただしリンパ節転移が多いことですので、是非ハーセプチン使用の是非を確認してください。更にハーセプチンが使用可能であった場合には、CEF後のタキソール投与時に併用する事を打診してください。現状これが最新の治療法になります。
 副作用ですが、CEF投与時に悪心、嘔吐、脱毛、血液毒性や場合によっては心毒性が懸念されます。もっとも深刻なのは心毒性ですが、これはもちろん処方する医師にも十分理解できておりますので重大な懸念とは言えません。また脱毛は恐らくもっとも精神的にこたえるのですが、投薬終了時に戻りますのでケアを十分にしてあげてください。また放射線によってむかつきなども出るかもしれません。ですがこれらはそれに対処する処方もありますので、状況に応じ主治医や、私にご質問ください。ご本人もそうですが、家族の方の不安も相当の物と思いますが、ご本人の前ではなるべく優しいお顔でいてあげてください。


483 名前: 投稿日:2003/08/18(月) 21:32
狸です。
>479名無しさん
タキソールとアドリアシン(アドリアマイシン)は順番的にはアドリアが先になります。ご質問の内容がいまひとつ判読できませんが、両者の毒性はややパターンが異なります。アドリアなどのアンスラサイクリン系薬剤は投与総量によってうっ血性心不全の頻度が上がりますので、これがもっとも懸念されます。
 一方のタキサンですが、深刻なのは神経症状であり、また溶剤由来の過敏反応なども懸念されます。とは言いましても頻度的にはかなり低いです。なおアドリアマイシンの投与スケジュールは総量に縛られる関係上隔週や4週に一度などけっこうバリエーションがあります。
 最後にこれらの後ですが、状況次第ではありますが、ハーセプチンか最近発売されたゼロ-タですね。ホルモン療法でしたらもう少し数があります。

484 名前: まいける 投稿日:2003/08/18(月) 21:33
まいけるです。
>479名無しさん。私は素人ですが、妻が再発の乳癌です。抗がん剤もいくつか使ってきています。その中での知識でしかありませんが、「アドレアシン」は
おそらく、「アドレアマイシン」という薬剤だと思います。タキソールと比べても心毒性が強い薬剤です。使用総量も限られているはずです。また、使用回数も
週1回ではなく3週に1回ぐらいでしょうか。ただ、ドクターによって方法は異なるかもしれません。
私の妻も、現在使用しているタキソールの効果が今ひとつのようで、決して他人事とは思えず、レスしてしまいました。更に詳しく専門的部分は狸さんが戻り次
第お答えしてくれると思います。老婆心ながら、アドレアシンの薬剤を知るためには、これまでの使用してきた抗がん剤をお知らせしたほうが良いと思います。

485 名前: まいける 投稿日:2003/08/18(月) 21:47
まいけるです。レスしたら、狸さんからのレスがありました。
お恥ずかしい限りです。大変失礼いたしました。
さて、狸様。妻のことですが、どうやらタキソール+ハーセプチンが思うように奏功していないようです。
マーカー(何かは不明)も上昇しているようです。主治医は、まだ続けてはみるようですが・・・。
これまでの経過を整理すると、8年前の初発術後、CMF+ホルモン剤(2年使用)でした。2年前の再発時は
CEF(4月~10月)+フルツロンです。今回は、4月~6月ハーセプチン単剤投与。HER-2は+2。その
後6月~タキソール+ハーセプチンです。こうなると次の手はいかがなってくるでしょう。先のレスを拝読す
ると、アドレアマイシンはなさそうですね。


486 名前: 投稿日:2003/08/18(月) 23:52
狸です。
>485まいけるさん
状況から一般的なコメント以上の事も含め記載します。
ハーセプチン+タキソールがダメだった場合ですが、タキサン同士の耐性がないとの説を取ってタキソテア+ハーセプチン、またFU系薬剤の最高峰で最新のゼローダまでは保険で使えるものです。ハーセプチン+ゼローダも一応効果があると言われています。
 その他保険適応を無視して効果が期待できるものとしてシスプラチンやナベルビンもハーセプチンとの併用効果があるとされます。

487 名前: まいける 投稿日:2003/08/19(火) 00:02
まいけるです。夜分のレスありがとうございます。
まだ、選択肢はあると思ってよいのですね?保険適応外という場合は、薬価の値段が適応しないということで薬剤自体は使用できるということなのでしょうか。
ゼローダについては、アドリアマイシン使用歴のある者に使用するという話もありますが、いかがなのでしょう。そろそろセカンドオピニオンも視野に入れて
いますが、何処が適しているのか当方も見当が付かず困惑しています。

488 名前: 投稿日:2003/08/19(火) 00:51
はじめまして。
質問なんですが、乳房の高さが違うと乳癌の可能性があると聞いたんですが本当でしょうか?実は私の右胸が左胸より下がっているのです。
シコリは無い気がするんですが、よくわかりません。また、母方に乳癌を患ったおばさんがいます。現在21歳です。

489 名前: 由香 投稿日:2003/08/19(火) 07:41
今カキコ見させて頂きました。狸様にはいつもお忙しい中ありがとうございます。私もありきたりの言葉しか思い付きませんが叔母様のご冥福をお祈り致します又この様な肌寒い気候ですので狸様御自身のお体も御自愛下さいませ。

こんな時に大変申し訳ないのですが私はその後下腹部痛で病院へ行きました、卵巣が腫れている為の痛みで次の日も痛みが強くロキソニン二錠・ボルタレン50mg一錠(座薬) を使いましたが全然痛みが引かずいつも行っている近くの個人病院へ痛み止めをしてもらいに行きました、いつもお尻に注射され30分位は休まされます何の薬を使われたのか分かりませんが急に意識が遠くなる様な感じがしてそのまま分からなくなって気が付いたら市大病院のベッドでいろいろな管につながれて寝てました。ショック状態を起こし危なかったそうです。いつも使っていた痛み止めらしいのですがこんな事になったのは初めてです、こんな事ってあるのでしょうか?又何故今まで何でもなかった薬でこの様な状態になってしまったのでしょうか?痛み止めは使えないのでしょうか?又どの様な薬なら副作用が少ないのでしょうか?今は痛み止めは怖いので我慢しています。何かいい方法はないでしょうか?お時間が取れた時に大変申し訳ありませんがお教え下さいよろしくお願い致します。

490 名前: まいける 投稿日:2003/08/19(火) 14:01
まいけるです。狸さま、状況追加させていただきます。抗がん剤履歴は既述した通りです。症状は胸水、皮膚、右胸です。今度主治医にマーカー値を聞くのですが、CEA、CA-19他に必要なものはなんでしょうか。487に合わせて御教授いただければ幸いです。

491 名前: ネコ 投稿日:2003/08/19(火) 15:39
狸さま
腫瘍マーカーについておしえてください。
2つ調べたのですが一つが正常値ぎりぎりの27でした。
ぎりぎりということは怪しいということなのでしょうか?

友さま
はじめまして。
治療済みのネコ26歳と申します。
私も左右の高さや大きさが違っていました。
それだけでガンかどうかはわかりませんが
一度乳がん検診を受けてみたらどうでしょうか。


492 名前: ちゃこ 投稿日:2003/08/20(水) 01:43
狸様。忙しい中、お返事ありがとうございます。
たぶん、母のステージは3だと思います。それから、遠隔転移は今のところ発見されていません。
でももしかしたら、首、脊髄に広がってる可能性も無いとは言えないので放射線を当てると言う事でした。
ハーセプチンの事は、一度先生に聞いてみます。ありがとうございます。

それと、副作用なんですが、母は持病で不整脈があります。
心毒性が起こると言う事ですが、合併症にならないかすごく不安です。大丈夫でしょうか?
本当は今週の月曜日から1回目の抗癌剤を打つはずだったんですが、再度肺、心臓の検査を行ってからすることになりまだ日にちは未定になりました。
今は、すごく元気にしていますが、内心すごく恐いと思います。
これから、ちょっとでも気持ちを和らいであげれるように頑張りたいと思います。
狸様も、体調崩されないように気をつけてください。

493 名前: トニー 投稿日:2003/08/20(水) 23:21
狸さま、大変お忙しい中ご回答頂きありがとうございました。とても感謝しております。
またまた疑問がありますのでご回答お願います。
ホルモン療法の注射の薬剤名はゾラデックス(?)だったと思います。それと病理組織の診断名が浸油性乳管癌でした。
今の治療は明日から受ける放射線とホルモン療法の注射のみです。初め主治医の話しではホルモン療法で注射と飲み薬を処方するような話しだったのですが、今のところ注射だけです。注射だけでも充分でしょうか? それと浸油性乳管癌とは乳ガンの中でもどんなタイプの性質を持っているのでしょうか?教えてください。
よろしくお願いします。

494 名前: のり 投稿日:2003/08/21(木) 00:21
>狸さま
いつもありがとうございます。叔母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
お忙しいとは存じますが、お体ご自愛下さい。(くれぐれもご無理なさらずに…!)
「検査はしない・出来ない」と一時は言っていたDr.が、先日の話の後、
CTを撮りました。Dr.と会う時間がまだ取れないので、詳しい結果はまだ聞いておりませんが、
どうやら昨日から、ゼローダ投与が始まったようです。まだ直接主治医からの説明はありませんが、
先日の話の感じ、本人には「ホルモンの薬」と言ったことから、ゼローダだと思われます。
(ビスフォスフォネートには無関心だったので…。)母の癌に効いてくれるのか、副作用はどうか、
心配ですが、しばらくはゼローダの副作用をみる為、入院となるようです。
主治医に言われるがまま、匙を投げられた状態を受け入れるしかなかった状態から、
主治医に話を出来た事、結果は分からないにせよ一歩動けた事、今まで貰えなかった血液検査のデータや投薬データ等の要求等も
積極的に出来る様になった事等、本当に感謝しております。ありがとうございます。
これからもお世話になるかと思いますが、よろしくお願い致します。

>鈴さん
しばらくお名前が見えなかったので、とても心配でした。
お母様、転院された病院で、安らぐ環境に居られるようで良かったです。
同じような状態にありながら頑張っていらっしゃる鈴さんや皆さんの書き込みを拝見すると、
本当に背中を押さる思いです。(転院にもかなり心身共に労力が必要だったと思います。)
今回の件も含め、残念ですが、医師に任せきり、受身ではいけないんだ…と痛感しました。
お母様の肺症状、ご快方に向かわれる事を祈っております。まだまだ頑張りましょうね!

495 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 13:04
狸です。
>488友さん
乳房の左右で大きさが違う、とか上がってるとか下がってるとかで乳癌の可能性が、、、と言う話は本当に良くありますね。当たっている部分がないわけではありませんが、つながりはかなり希薄です。乳癌は通常片方の乳房から発生してそれが大きくなったり、リンパ節に転移したりするわけで、同時に左右の乳房に発生する事は非常に稀です。ですからこの片方に発生している状態では左右の乳房の大きさやしこりの具合に差がある事がありますので、左右で差があると乳癌の可能性がある、と言う話が出てきていると思います。ですが乳房のバランスに影響する事象は乳癌のみならず利き腕や寝相、更には普段かばんをどうやって持っているかなどによってもあり得ますので、左右アンバランス即乳癌ではありません。
友さんの場合、身内の方に乳癌を患った方がおられるとのことですので、普段から気をつけておられる点は大変結構です。年齢からしましても可能性は相当低いですが、安心のためにも一度検診を受けられても良いかもしれません。可能性が低い段階での検診でかなり気になさるかと思いますので、なんとか女医さんのおられる病院が見つかると良いのですが、、、。


496 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 13:05
狸です。
>489由香さん
痛み止めの注射の際には意識を失う事が結構あるようです。実は私も以前肩の怪我で痛み止めを打たれた直後気を失い、気が付いたら医師が顔をひっぱたいていた、、、なんて経験があります。自分が何を投与されたか実は知らないのですが、注射剤ではよく起きるようで、しかもどうしてもトラウマになりやすいようです。ただし起きたとしても投与直後であり、通常は対処可能ですので、私個人はとくに気にしていません。ですから痛み止めが使えない、と言うことはありませんで、ロキソニンやボルタレンは恐らく大丈夫と思います。ただし主治医が変わった場合既往歴としてちゃんと伝える必要があります。お答えになりましたでしょうか、、、



497 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 13:05
狸です。
>487,490まいけるさん
遅くなってしまい、すいません。保険適応外といえども国内で入手は可能です。ですが本邦では混合医療はご法度であり、保険適応外使用の薬剤が処方に入ると一切の医療行為が保険適応外になってしまいます。ですから併用するハーセプチンすら保険適応外扱いになってしまいます。こうなりますと医療費負担は大変なものですので、通常はコメントいたしません。医師の裁量によって少々の余地はあるようですが、原則論からしますとこうなってしまいます。ですが使用自体は可能です。
ゼローダは認可の条件が他の化学療法実施後となっている関係でアドリアマイシンかエピルビシンが順番としては先ですから、ガイドラインどおりの処方を受けると自然とそうなるはずです。マーカーについてですが、現状の状態ですと、マーカーの数値よりも目視による所見及び副作用のマーカーを見る方が優先すると思います。胸水の方が気になりますので、炎症が起きているかや、悪液質の危険性はないかなどを気にするべきかと思います。腫瘍マーカーと言うのはむしろ病巣除去後に目視できない再発や転移がないかを見るためと考えた方がいいと思います。


498 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 13:06
狸です。
>491ネコさん
正常値ぎりぎり、、、と言うのはなかなか悩ましいです。通常の状態でしたら個人差を見越して設定した数値である以上範囲内なら危険性は少ない、とも考えられるのですが、ネコさんのこれまでの治療歴から考えると慎重に対処すべきと思います。ところで腰痛などはまだありますか?もし腰や背中などが痛いようでしたら一度シンチを受けた方がいいかもしれません。それと現在の治療は飲み薬(エンドキサン?)だけですか?確かホルモン受容体陰性だったのですから少しくどめの処方がいいかもしれません。


499 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 13:06
狸です。
>492ちゃこさん
アドリアマイシン(アドリアシン)やエピルビシン(ファルモルビシン)はいずれもうっ血性心不全の懸念があるとされるのですが、エピルビシンはその懸念を低減させた薬剤です。ですからはじめにちゃこさんのカキコを拝見した時に主治医はこの点をちゃんと考えていると思いました。自分としてはそれを見越した上で処方を決めていると思いますが、確認する言い方としては心毒性の懸念があるのでアンスラサイクリン(アドリアやエピルビシンの総称)抜きのレジメンであるCMFはどうか?といってみる手があります。ただしCMFはアンスラサイクリンが入っていないためにどうしても効果が劣ります。その上で医師の説明があればより納得が行くと思われます。


500 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 13:07
狸です。
>493トニーさん
浸潤性乳管癌ではないでしょうか、、、、。これでしたら乳管から癌細胞が外に出ている状態で、発生部位周辺に広がったものです。浸潤性だから予後が悪いとかは余りないとされています。
治療薬ですが、ゾラデックスはリュープリン同様に生理を押さえ込む薬剤で、血中のエストロゲン低下に激的に効きます。リンパ節転移の数が微妙ですので、是非ノルバデックス(タモキシフェン)の処方を打診してください。あるいは少ししたら出すつもりなのかもしれませんが、確認はした方がいいと思います。



501 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 20:41
狸さま>レスありがとうございます。素人ゆえの早とちりという事で

502 名前: 投稿日:2003/08/21(木) 20:55
すいません手元が狂いました(^^;)改めて…
狸さま>分かり易く、親切なレスありがとうございます。素人ゆえの早とちりという事で大丈夫でしょうか。勿論、ご助言いただいたように、乳癌検診は受けたいと思います。
ネコさま>レスありがとうございます。お体の具合はいかがですか?
ネコさまのように私と幾つも歳のかわらない方が闘病されている事を知り、胸のつまる思いです。どうか頑張り過ぎぬよう、ご自愛ください。現在闘病中の方々と、そのご家族の方々もどうかご自愛下さいますように…

503 名前: まいける 投稿日:2003/08/21(木) 21:28
狸さま、いろいろと大変なときにレスありがとうございます。本当に感謝しています。本日はタキソール+ハーセプチンの点滴日でした。
今後の方針を尋ねると「タキソテールに変えてみようと思う」とのことでした。また、「ハーセプチンは中止する方向で考えている」とも伝えたようです。
妻としてはセカンドオピニオンを受けることも視野に入れ、月曜日の白血球検査の折に改めて主治医と面談するようです。そこで、これまでの経過と使用薬剤の確認は当然だと思うのですが
やはり初めの癌のタイプとホルモンレセプター、あとはどのようなことを抑えればよいのでしょうか。私が付き添えればよいのですが、今回は妻のみの面談になってしまいます。
悪液質については自分でも調べてみてから質問させていただければと思います。状況は厳しいかもしれませんが、妻と子どもと前向きに歩みたいです。本当に、いつもいつもありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。

504 名前: ネコ 投稿日:2003/08/23(土) 01:21
狸さま
腰痛はだいぶよくなりました。
でも心配性なので骨シンチはしようと思っています。
飲み薬は今は何も飲んでいません。
経口の抗がん剤をすすめられています。
腫瘍マーカーの数値に関して主治医は何も言っていません。
くどめの処方とは何を使えばよいのでしょうか?
下痢と下腹部痛が続いているため大腸検査をすることになりました。
この年齢で大腸検査とは恥ずかしいです。

505 名前: のり 投稿日:2003/08/23(土) 09:30
>狸さま
先日のCTやマーカーの数値の結果・説明もなく、ゼローダ(と思われる)投与が始まったのですが、
この1週間、朝に1錠のみです。確かゼローダは、1日の投与量を2回に分けて服用では?と疑問に思っています。
前回の放射線治療も今回の投与もいつも一切説明もなくいきなり始るので、毎回疑問や不安だらけです。
(家族は転院させたいのですが、本人がDr.を信頼していて、中々動けないでいます。)
ゼローダは、様子見で少量から始めるものなのでしょうか?
今回の投与に対するDr.の考えが「治療」としてでなく、「プラシボ効果」の為1日1錠としているならば、
次の対策を予め考えた上で、CT・マーカーの数値・今回の投与の説明を受けようと
思っています。家族への説明も(多忙なのか面倒なのか)いつも中々時間を取ってもらえないので、
こちらの話の材料をある程度幾つか纏めていかないと、話が全く進みません…。
このまま正しい用法で投与を受けられないのであれば、もう一度Bis製剤投与を打診したいとは
思っておりますが、前回の話でもDr.が難色を示していたので、難しいと思っています。
その場合、次は何が考えられますか?アロマシンなどは、いかがなものでしょうか?

ご心痛・ご多忙の中大変申し訳ありません。
お手隙の際で結構ですので、よろしくお願いいたします。

506 名前: 投稿日:2003/08/23(土) 20:49
狸です。
>503まいけるさん
状況が厳しいので私もきわどい書き方をしますことをお許しください。
ハーセプチンをやめるかもしれない、との主治医の判断ですが、先の乳癌学会およびハーセプチンの作用機序から考えまして、是非続行を打診して頂きたいと思います。その分治療費がかさんでしまうのが心苦しいのですが、残された手段がだんだん少なくなって来ますので可能性がある物は諦めるべきではない様に思います。またハーセプチンによって増殖因子を抑え込んで、ホルモン受容体の持続的活性化が解除されますので、ホルモン療法剤が効果を再び発揮できる可能性がありますので、ノルバデックスではなく、アリミデックス或いはアロマシンの投与を打診してみて下さい。理由はこうです。
ハーセプチンの標的であるHer-2は細胞表面にある外界からの増殖因子による信号を仲介する受容体、の仲間なのですが、Her-2はなんと増殖因子がなくても細胞内に増殖シグナルを流してしまいます。このシグナルがホルモン受容体の活性化を引きおこし、少ないホルモン量でも増殖が刺激されるようになります。ですから増殖シグナルなしで活性化しているHer-2をハーセプチンで抑え、シグナル垂れ流しを抑え込んでホルモン依存性の増殖を通常のレベルに戻して、そこでホルモン合成を阻害する薬剤を使う、、、、。こういう筋書きです。
月曜日にお話なのですよね?何かありましたらどうぞ又聞いてください。

507 名前: 投稿日:2003/08/23(土) 20:53
狸です。
>ネコさん
年齢とホルモン陰性であったとの事ですので、ちゃんとした化学療法の術後補助療法を実施した方が良いとおもいます。具体的にはCAFもしくはCEF、或いはAC-Tです。経口の抗癌剤だけ、と言うのはUFTではないでしょうか?UFTは確かに先日術後補助療法での有効性が証明されましたが、CAFなどに勝るとの証拠はまだありません。ですからここはCAF等の効果の期待できる処方が良いと思います。

508 名前: 投稿日:2003/08/23(土) 21:00
狸です。
>505のりさん
すいません、確認したいのですが、現在使っているのは本当にゼローダですか?ゼローダは表面にNR450と記載があるはずです。また投与方法はおっしゃるとおり一日二回です。ホルモン受容体が陽性でないとアロマシンと言ったホルモン療法剤は使えません。こちらの確認はいかがでしたか?



509 名前: ネコ 投稿日:2003/08/23(土) 21:47
狸さま
こんばんは。
CAFは先月終了しました。
それでこれからどうするかを考えているところです。

お忙しいのにいつもありがとうございます。


510 名前: 投稿日:2003/08/23(土) 21:59
狸です。
>509ネコさん
すいませんでした、認識ができておりませんでした、、、。
この上で経口剤の抗癌剤、としてUFTと言うことですね?
経口のフッ化ピリミジンはとかく批判が多いのですが、この際は念の為なさってはいかがでしょうか?

511 名前: ネコ 投稿日:2003/08/23(土) 23:44
狸さま
以前も経口薬の件でご相談しましたが
長く飲むと耐性のがんができるとお聞きしました。
主治医はどうしてもすすめたいような感じなのですが・・。
私は以前のように元気に過ごしたいので
薬はあまり飲みたくないです。

512 名前: まいける 投稿日:2003/08/24(日) 00:01
狸さま
いつもながらありがとうございます。ハーセプチンについては、主治医としてはやはり続行は考えていないようなのです。理由としてはこうです。
皮膚転移の改善(縮小や消失)が見られない。胸水も再貯留傾向にある。ということだと思います。(主治医が直接述べたわけではありません)
私的には継続使用を打診すべきなのかどうか迷っているところでした。やはり、継続したほうがよいのでしょうね。
ホルモン療法については、現在のところ話は出ておりません。これ見ついては、私も再度聞いてみようとは思っておりました。セカンドについては
現在の病院は主治医が外科部長、乳腺専門としてですがチームでの取り組みがるわけではなく、ドクター間の風通しもよくはないようです。
妻としては現状も鑑み、セカンドオピニオンを真剣に考えているようです。東京、千葉方面ではやはり、聖路加、駒込やがんセンター中央や柏あたり
になってしまうのでしょうか。

513 名前: のり 投稿日:2003/08/24(日) 06:52
>狸さま
お忙しい中、いつもいつも本当にありがとうございます。
母の薬ですが、私は朝行って現物を見たことがないので、父に確認してみました。
白く丸い錠剤で、ゼローダの横長の形とは違うようで、NR450などの数字や記号は一切書かれていない
とのことでした。またDr.は本人に「ホルモンの薬だから」と言っていたそうです。
私がホルモン療法に関して打診した際は、「受容体云々より、もうそんな段階ではないです。」との返答だけで、
一蹴されてしまいました。今出ている薬が何なのか、余計に心配で混乱してきました。
今日父が病院に行くので、薬剤名を確認してきてもらうよう頼みました。
薬剤名が分かったら、またご相談させて頂くと思いますが、よろしくお願い致します。

514 名前: 由香 投稿日:2003/08/24(日) 10:02
狸様ありがとうございます。
確にトラウマになっています。では意識を失う事って結構あるのですねやはり注射しないにこした事はないですがたとえ注射して意識を失ってしまったとしても危険ではないのですね。少し安心しました。ありがとうございました

515 名前: トニー 投稿日:2003/08/24(日) 23:42
狸さま、 いつもお忙しい中ありがとうございます。

今週は2回目のゾラデックス注射を受ける為に病院に行くので、飲み薬の処方について主治医に確認してみます。
それと、治療の効果や再発の確認はどのように測定していくのでしょうか? 例えば血液検査で乳ガンの再発や乳ガン以外のガンの発見することはできるのでしょうか? 会社の健康診断で人間ドックを受けることができるのですが、その中に希望で子宮癌検診を受診できます。今は手術後の治療が始まったばかりなので、今年は健康診断を受診しない方向で考えていましたが子宮ガン検診を受けた方が良いでしょうか?


516 名前: 投稿日:2003/08/25(月) 07:58
狸です。
>511ねこさん
経口フッ化ピリミジン系薬剤の術後補助療法については諸説ありますが、一番の問題点は”効果があるとのデータがない”でした。これは読んだままの意味で、耐性獲得や副作用、癌の微小転移巣に対する効果などプラスとマイナスが慣らしてしまえば有意差がつかないと言うことでした。ですからこれまでは術後補助療法としてのフッ化ピリミジンは少なくとも乳癌の世界では”?”扱いでした。しかしながら先日のUFTによるデータが発表され、UFTだけは効果が証明されたと言えます。耐性の獲得については懸念がゼロと言うことではありませんが、再発抑制効果などがはっきり示されていますので総じて投与を考えた方がよいと判断しました。かつて自分が耐性獲得についてカキコしたときとはこのような情勢の変化があります。また下記に6月の乳癌学会の当該部分の私のレポートを転記します
UFT有り無し各約950例の国内臨床試験であり、TTR(再発)延長が有意に示され、再発オッズ減少は約21%と国内外標準療法であるCAF、CEF、ACなどに肉薄するもの。

517 名前: 投稿日:2003/08/25(月) 07:58
狸です。
>512まいけるさん
主治医の言われることも判る気がしますが、恐らく高価なハーセプチン使用に配慮してくれているか、純粋に効果がないと考えているかのどちらかですね。私の考えは前に述べましたので少し方針に差があります。セカンドオピニオンについては、まずはメールなどで転院の可否や状況について質問してみるのも一案です。まいけるさんが言われた病院はいずれもトップクラスの技術と知識を持った医師がいますので、セカンドオピニオンについては好適と考えます。


518 名前: ネコ 投稿日:2003/08/25(月) 14:23
狸さま
服用期間はどれくらいがいいのでしょうか?


519 名前: まいける 投稿日:2003/08/25(月) 22:19
>517狸さま
本当にお世話になっております。感謝しています。本日、妻と主治医の面談が行われました。主治医も治療方針に明確な方針を出しあぐねているようです。実際、木曜日にハーセプチンの投与を提案したようです。それはそれでよいのですが、妻も抗がん剤プラスの手立てとして
温熱療法(ハイパーサーミア)を提案したようです。現在の病院で化学療法を続けながら他施設でハイパーサーミアを行うことを考えていたようですが、そのことに詳しくないとのことでハイパーサーミアと合わせるためにも、やはりその病院で化学療法を行うほうがいいだろう
ということで、一気に転院の方向に進んだようです。また、ホルモン療法についても「望むのであれば取り入れます。ただし、効果は薄いでしょう。理由は、すでに行っているからです」とのことでした。狸さまのおっしゃるようなメールの段階を越えてしまいました。もっとも、
そこの病院では、すでに1度面談をしていますが、あまりの突然の運びに少々驚いています。従って木曜日のハーセプチンも中止となりました。
今、考えている病院は東京の公務員共済系のT病院です。いきなりの進展で私としては混乱してしまいました。

520 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/26(火) 02:09
突然ですが、質問させてください。私は先月乳癌の全摘の手術をしたものですが、手術前には坑癌剤を6ヶ月し、手術後はとりあえず治療無しということでした。しかし、生理は止まってしまっているのに、生理痛のような痛みや、だるさを時々感じます。これは何か癌と疑ったほうがいいのでしょうか?

521 名前: 投稿日:2003/08/26(火) 09:46
狸です。
>518ネコさん
いろいろな話を聞く限りでは2年ほどのケースが多いようです。ただし経口剤ですのでなかなか医師が変調に気がつきにくいので、ご自身の健康管理がある程度必要です。もちろんおっしゃっていただければ可能な限り回答させていただきます。

522 名前: 投稿日:2003/08/26(火) 09:47
狸です。
>519まいけるさん
ハイパーサミアについては自分は詳しくないのですが、作用機序的に化学療法剤との併用効果は確かに期待できますね。薬剤による治療に限界があるなら試してみる価値は十分あるように思います。ただしどの薬剤と相性が良いかはよくわかりません(なんでもいい気もしますが、、、)。ホルモン療法剤を使うとなると残っている手段はアロマシンかヒスロンでしょう。アロマシンはエストロゲン合成を行うアロマターゼの阻害剤ですが、同じ作用を示すアリミデックスとは微妙に作用機序が異なりますので交叉耐性が出にくいと言われています。ですから過去、恐らくノルバデックスかフェアストンといった抗エストロゲン剤を使った事をさしていると思いますが、可能性は残されています。またヒスロンは作用機序が明確ではありませんが、ホルモン受容体陰性でも効くケースがありますので、候補としては残っています。ヒスロンは医師がホルモン療法の取って置きの手段として残すケースが多いようです。

523 名前: 投稿日:2003/08/26(火) 09:47
狸と申します。
>520名無しさん
お受けになった治療の詳細が判らないため正確なコメントになるかわかりませんが、カキコ内容から推測するに受けられたのはCMFかCAFと言った化学療法併用治療だったようです。この時確かに生理が停止する可能性が高いのですが、自然閉経とは異なり、また人口閉経剤であるゾラデックスやリュープリントも違います。いわば生理が完全に停止したわけではない可能性があるのです(もともと生理を止める事が主目的の療法ではないからです)。そうなりますと極端な話、排卵以外は何らかの機能が戻りつつあり、血中のエストロゲン濃度は閉経前状態に近いのかもしれません。そうなりますと、例えばもともと生理痛の激しかった方はこのエストロゲンの刺激でその痛さ(子宮内膜症などに近いもの)のために痛む可能性があります。ですから癌と疑うには根拠が希薄です。しかしながら体調管理と安心のためにもちゃんと医師に相談してはいかがでしょうか?主治医でなくとも婦人科でもいいかもしれません。もちろんそうした場合には経緯をちゃんと説明する必要がありますよ。

524 名前: まいける 投稿日:2003/08/27(水) 22:15
狸さま
本日、他の病院にてセカンドを含めた面談を行ってきました。結果としては今後は今日の病院をメインとしながら治療を進めることになりそうです。
これまでの主治医の方針もずれてはいませんでしたが、ハイパーサーミアの実施をあわせること。これまで実施してもらえなかった「フィッシュ法」の検査を実施してくれること。
ホルモン療法を取り入れてくれること。などを理由にメインの病院に使用ということになりました。今までの病院は、家に近いこともあり緊急時の対応にしようとの提案も受けました。
具体的な治療内容の提示はありませんが、今日の話から想像するとまだタキソール+ハーセプチンの継続とホルモン剤、ハイパーサーミアになりそうです。
今日の会話の中で、ハーセプチンとアドリア系はどちらも心毒性があるので併剤は禁忌であること効きました。狸さまからの情報も有効に活用さて頂き、ホルモン療法も可能であること
を提示されました。ありがとうございました。また、今後もよろしくお願いします。

525 名前: のり 投稿日:2003/08/27(水) 23:59
>狸さま
今日、やっとDr.との話が出来ました。先日のCTの結果説明は、骨以外の他臓器への転移なし。胸水も変わりなし。
(やはり癌性のものではなさそうとのこと。)腫瘍マーカーが倍近く急上昇でした。疑問だった現在投与中の薬剤ですが、
ノルバデックスでした。量をもっと増やす事も出来るが、胸水蒸留の件もあるので、あまり水を増やす様な事は避けたい…
とのことから、少量投与しており「結果は期待しないで…」とのこと。ゼローダに関しては準備中で、近々投与予定で、
入院期間中に副作用などを診るとのことでした。
解せない部分は、この1年半ホルモン剤の投与が今まで一切なかった、組織標本がないのでレセプターに関しても「?」の上、
「そんな段階ではない」と一蹴されていたのに…という点です。やはりあくまで「おまじない程度だからね」という語調でした。
ホルモン剤は色々ありますが、「水を増やしすような事はしたくないので…」とおまじない程度での少量投与ならば、
そういった副作用の懸念が、より少ない可能性の薬剤(ホルモン剤)に変更は出来ないものか?と家に戻ってから考えています。
いつも狸さまのご好意に甘えてばかりで申し訳ありませんが、ホルモン剤について教えていただけると大変有難いです。
尚、Dr.は、近々投与予定のゼローダとの併用を考えているようです。

526 名前: のり 投稿日:2003/08/28(木) 00:27
>まいけるさん
セカンド、動かれたのですね。大変お疲れさまでした。
私の母と大変似た状況の鈴さんのお母様もご転院されたとのことでしたが、
私はというと、セカンド面談のタイミングをずっと掴めず、
そんな自分が歯痒い毎日です。母は下肢麻痺で寝たきりなので、
本人を連れてセカンドオピニオンに出向く事も出来ず、データをお願いするにも、
母の入院中にそれをする事によって(写真等を借りる等)、
母が嫌な思いをしないか?…等と考えてしまい、動けずにいます。
出来ればまいけるさんの奥様のように、自宅に近い病院と使い分けをしたいのですが、
本人は現在の病院の居心地が良いこともあり、あまり良い顔をせず、家族としては複雑です。
(ごめんなさい、愚痴になってしまいました…。)
奥様が最善の治療を受けられるよう、お祈り申し上げております。

527 名前: 投稿日:2003/08/28(木) 08:33
狸です。
>524まいけるさん
良い主治医に会えましたようで何よりでした。別に医師の肩を持つ気はありませんが、乳がんの治療は進歩が早く、専門に情報収集をしないことには最先端の知識に追いつけません。そう言った意識は良識的な医師ほど強いようで、その分効果の認められる療法に目が行ってしまい、患者さんやご家族へのケアがどうしても後回しになってしまいます。もっともそう言った次元ではない、医師としての配慮も知識も欠如している医師も結構います。残念な事です。私はせめて乳がんの治療を行う医師ならば最低限日本乳癌学会総会くらいは出て欲しいと思います。一年でたった二日間です!これでほぼ世界最先端の治療方法の情報が取れます。回りくどい方法ですが、私はこの学会にはずっと参加してきて、自分なりの報告書は作り、医師に面談できる担当者(製薬会社ですのでMRと言います)に届くようにしています。実際活用されてるかは不明なのですが、、、。
余談が過ぎました。今後もご家族として大変な事が多いかと思いますが、どうぞご自身の身体にもお気をつけください。また不明な点や主治医に聞き難いことはどうぞこちらで聞いてください。

528 名前: 投稿日:2003/08/28(木) 08:35
狸です。
>525のりさん
私もすっかり思い込みをしていました。てっきりホルモン受容体(-)と思っていました。タキサンが既に入っていましたので、、、。
ただしホルモン療法使用の判断部分だけは主治医の判断は”止むを得ない”と思います。と言いますのはかつてはホルモン療法剤はホルモン受容体(+)か不明でも使える(効く)と言われてきたのですが、最近はホルモン受容体は(+)でないとホルモン療法剤の効果が充分に期待できないので化学療法に移った方がいい、と言う考えが強いからです。つまり判らないならないと考える、なのです。もっとも不明と言うのは(+)かも知れない、と言うのも事実ですのでホルモン療法について解答させていただきます。
現状出ているのがノルバデックス(タモキシフェン)ですので、これはホルモン療法剤の最初に必ず使われる薬剤です。ただし最近はアロマターゼ阻害剤であるアリミデックスが先に出ることもあります(こちらの方が効く、とのデータが出つつあるため)。もしこれらの2剤が相次いで効果がなかった、あるいは最初効いていたけれども効かなくなった、となりますと第三選択であるヒスロンになります。またはアリミデックスと同じアロマターゼ阻害剤ですが作用機序の異なるアロマシンが出ることもあります。以上4剤が閉経後の乳癌ホルモン療法で出てくる薬剤です。
副作用ですが、一般的には通常の抗癌剤よりもかなり弱いものです。もちろんゼロではありませんがタキサンやアドリアマイシンのような事はありません。ほてり、紅潮、不定期性器出血といった女性ホルモンに絡んだ副作用です。ただしノルバデックスだけは血栓症、子宮内膜癌のリスク上昇があると言われています。それを避けるためにほぼ同様の効果をもつフェアストンを使うこともあります。他にノルバデックスは脂肪肝を誘発するとされますが、これ自体は特に悪さをしないため、余り重要視されていません。胸水の誘発と言う点では余り相関はないと思うのですが、ノルバデックスで低頻度ですが浮腫が出るといわれていますので、これが引っかかると言えば引っかかるかもしれません。
もしホルモン受容体が(調べる事はできないまでも)陰性だった場合ですが、ノルバデックスは頻度は低いながら効果を示す事があります。主治医はこれを指して言っていると思います。理由は良く判らないのですが、受容体陰性が検査上の問題かもしれません。またヒスロンについてもほぼ同じ事が言われています。なおヒスロンは副作用として食欲亢進と浮腫も出やすいようですのでノルバデックスよりやや使い方が難しいです。
最後にゼローダとの併用についてですが、これは良く分かりません。特に副作用の点では情報が手元にありません。どちらも経口剤ですのでお手軽ではあるのですが、その分医師の目に届かない危険がるのです。もっとも入院中でしたらその点は安心です。

529 名前: まいける 投稿日:2003/08/28(木) 23:30
まいけるです。
>526のりさん
レスありがとうございます。通院距離・時間とも長くなってしまいましたが本人も納得しているようなので、当面は落ち着くことになりそうです。治療には本人の気持ちも大きなウエートを持つように思っていますので。
セカンドについては、当初は妻のほうより私のほうが積極的であったかもしれません。実際に、この場で皆さんに相談していることは妻は知りません。無理強いをしたわけではないのですが、本人の気持ちが不安そうで心も揺らいでいたようなので
ここでの情報と自分なりに調べたことを話してみて、こうなりました。
のりさんも心穏やかではないこととお察しします。セカンドは本人の同席は必要だと思いますが、ご家族の方だけでも受けられるところは多いと思います。また、私もそうでしたが写真やデータがなくても話を聞いてくれるDrや病院もあると思います
ので、まずはのりさんが尋ねてみてその情報をそれとなく主治医に投げかけてみてもよろしいかと思いますが・・・。セカンドの場合、転院が前提の場合と治療内容や方針の確認という場合もあると思います。時代的に、セカンドで対応が変わる医師
というのも??とも思いますが。いずれにせよ、お母様の治療が進展されることをお祈り申し上げます。最愛の人のためにお互い「粘りましょう」


530 名前: まいける 投稿日:2003/08/28(木) 23:45
>527狸さま
今後の具体的なことは未定ですが、今は妻も心のざわつきが収まっているようです。病状や病勢に対する不安はあると思いますが・・・・。
しかし、CT、ホルモンレセプター検査、閉経状態の有無の検査や他科との連携など眼に見える形での迅速な対応は、家族にとっても安心材料の一つになりました。
今日は、放射線科にて面談がありました。当面は抗がん剤を中心に進めていくようですが、放射線とハイパーサーミアは集中して行う方針のようです。ただ、ハイパーサーミアも
万能ではないので、過度の期待は禁物でしょう。実際に「腫瘍が消えたとしても生命予後に影響しないこともある」といわれているようです。だからといって妻の予後について何
かを言われたわけではありません。今後は、どの抗がん剤をどう使うかを検討することになるようです。

531 名前: ちゃーこ 投稿日:2003/08/29(金) 22:24
こんばんは。狸さま。
この間は、ありがとうございました。
母が、先生に確認したところ心毒性の事はちゃんと考えてるから心配しないでいいですよ^^
って言われたそうです。

それで無事、今日から抗癌剤の投与が始まりました。
内容は、①5FU②エンドキサン③ファルモルビシン④ステロイド⑤胃の薬。の5本の点滴をお昼から打ったそうです。
それと、セファランチン錠 1mg を2錠食後に必ず飲むと言う事です。
今日は、まだ副作用は出てないですが、明日から徐々に食欲不振等が出るそうです。
これからが、頑張り時ですよね。私も一緒に頑張りたいと思います。
本当に、ありがとうございました。

532 名前: 狸(代理) 投稿日:2003/08/30(土) 08:08
こんにちは。
狸の代理のものです。
一昨日くらいからぜんぜん回答していないようでどうしたのか聞きましたらどこか他の場所で嫌な思いをしたとか。わたくしもそちらを読みましたが、身内ですので公平ではありませんがなんともひどい状況ですね。以後ご質問頂いたら可能な限り回答したいとは言っておりますが、私の代筆(もちろん狸に聞いた上で)で対応するかもしれません。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。

533 名前: ちゃーこ 投稿日:2003/08/30(土) 12:03
狸さま。狸代理さま。
こんにちは。
そうですか。。どんな事があったのかわかりませんが、本当に、心のない人が世の中には居ると思います。
それに、対してすごくショックだった事だと思います。

でも私は、狸さまの的確なお答えのお陰で、母親の不安とか抗癌剤に関しての不安とかが少し還元されてこれから癌に対してどうやって向き合っていけばいいのか、考えれるようになりました。
本当に心から感謝しています。
母親も狸さまのことを話したら、すごく心強いって言ってました。

でも、今は狸さまの気持ちが大切だと思いますので、心癒されるまでお待ちしています。

534 名前: まいける 投稿日:2003/08/30(土) 19:26
狸さま、代理さま。
他の板の件、実は心配しておりました。ROMしていましたが、確かにひどい状況であると思います。狸様の心中を察するにさぞ、お疲れではないかと思います。
こちらでお力添えをいただいているものにしてみると、心穏やかではありません。533のちゃーこさんが、書いている通り、私たちは本当に勇気付けられ感謝しています。
多くは述べませんが件の方はいずれの掲示板でも同様の展開になってしまうようです。
代理様、狸様にお伝えください。これまで私が励まされ有用な情報をいただいたこと、そして実際にDrとの話し合いにも十分役立っていることは確かです。
どうぞ、今は体と心を休めていただきたいと思います。


535 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/08/30(土) 22:14
狸 さま
これまで お忙しいお仕事であろうにも関わらず 私達のために
多くの時間を費やしてアドバイスしてくださった狸さん。さっき
別板を初めて見ましたが、嫌な思いをされるのも当然です。私も
憤りを感じました。
今はご自分のためにゆっくり時間をお使いください。
狸さんの心が 元気になりますように。感謝の気持ちもこめて。

536 名前: 投稿日:2003/08/31(日) 00:05
今晩和、以前ここでカキコした者です地元のガンセンターにて細胞針結果“乳腺線維腫瘍”の疑いが高い、腫瘍状態はⅢa(良性) 100%の診断を出したいなら組織を取る検査が必要ですが、現段階でそこまでしなくても…と、ゆう結果でした。半年後またガンセンターにて状態をみてみて、シコリを取る手術をしましょう 半年の間にこのシコリが悪性になる事はあるのでしょうか??悪性とはどんな状態をゆうものなのでしょうか?

537 名前: 投稿日:2003/08/31(日) 19:19
狸です。
ちゃーこさま、まいけるさま、名無しさんさま、ご丁寧なねぎらいの言葉どうもありがとうございました。また私の未熟さで大変ご迷惑をお掛けいたしました。私はこれからもここには居るつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。また今後も少しでも皆様のお役に立てますよう微力を尽くさせていただきます。

538 名前: トニー 投稿日:2003/08/31(日) 20:55
狸さまこんばんわ。
またここで乳ガンで悩む人達のお力になってくださるのですね。ありがとうございます。
私は医療に関して知識がなく、医者に言われるがまま・・・納得と言った状況です。主治医の先生は信頼していますが些細なことはなかなか質問しずらいです。でもそんなときはここで力になって頂けるのでとても助かりました。お忙しい中大変かと思いますが、これからもどうぞよろしくお願いします。


539 名前: ワンチビ◆V1BOpBcE 投稿日:2003/08/31(日) 22:31
>狸さま
一連の書き込みを見て、これからどうなるのか、本当に心配し心を痛めておりました。
狸さまも、この掲示板にはなくてはならない存在です。あなた様の、思いやり満ちた丁寧なお返事に何度救われましたでしょうか・・・
お忙しい中、大変だとは思いますが、ぜひこちらでの活動を続けてください。心よりお願いいたします。




540 名前: ちゃーこ 投稿日:2003/08/31(日) 23:20
狸さま
良かったです。本当に・・・。
今日、初めてその掲示板を見て涙が出てしまいました。。。
でも、また狸さまが戻ってきてくれたことを本当に心から嬉しく思い、ここに辿り着いてよかったと思っております。。
これからも、癌に対して未熟な私ですがよろしくお願いいたします。
本当に、ありがとうございました。

541 名前: 投稿日:2003/08/31(日) 23:21


542 名前: キラキラ 投稿日:2003/09/01(月) 08:31
狸さま、いつも親身なご意見を有り難うございます。
私も、乳がん患者です。もうすぐ術後2年を迎えます。
当時は、最新の知識に疎く、
主治医の言うままに、CMF6コースを受けましたが、
もっと強い抗がん剤を希望した方が良かったのだろう
と、常に再発の不安があります。
タモのみの、術後補助療法でしたが、生理も復活しそうなので
皆さんの治療を参考にして、ゾラも希望して受けております。
ネット上での、最新、的確、そしてお心のこもった狸さまの
ご意見は、どなたのものでも、一生懸命に拝見しております。
まったくのボランティア活動で、余分なお手間をおかけして
おりますが、これからも、ご助言をどうぞよろしくお願い
いたします。


543 名前: 投稿日:2003/09/02(火) 00:23
>狸さま。
狸さまから頂いた有用な情報で、的確な医療を選択する知識や勇気を頂いたことに心から感謝致しております。
ご多忙の中、これほどのご回答をして下さっておられる事は尊敬に値すると思っております。
どうぞお心が癒されますようにお祈り申し上げます。
母は既に昏睡手前の状態まで体力が落ちてきておりますが、狸さまからの様々なご助言で医療サイドに詰め寄る事ができ、
後悔せずにここまでこれたと実感致しております。有難う御座いました。

>のりさん
転院の件、拝読致しました。お心お穏やかでないと思いますが、どうぞ勇気を持って後悔のないように動かれてください。
私の母の転院の場合は、最初から医師にまったく治療する意欲がありませんでしたので、
転院の話をまさに待っていた様子でした。狸様のおっしゃられたように専門外の外科医だったようです。
乳癌は専門外の医師に診られたら厳しい現実がありますね。母の転院の際に勇気付けられたhpを貼り付けております。
http://www.socialwork-jp.com/110ban/110naiyou-1.htm
お母様の体力や身内の方々の思いのなど、のりさん一人では抱えきれない多くの問題もあろうかと思いますが、
信頼のおける方と力を合わせてより良い方向に向かわれますことを心からお祈りしています。私も10月に第2子が生まれます。
小さな子供を連れての母の看護がいかに大変かもわかっております。思うように時間もとれずじりじりすることも多いかと思いますが、
無理をしすぎず、でも、決して諦めずにいきましょう。

544 名前: 投稿日:2003/09/02(火) 09:56
狸です。
みなさまの温かいご声援感謝に耐えません。今後とも微力を尽くしますのでどうぞよろしくお願いします。またせっかくの無記名サイトですからどうぞ主治医に聞きにくいことで些細と思われる事でも結構ですからどうぞご遠慮なくご質問ください。可能な限り回答させていただきます。それとお願いがございます。最近おかげさまで多くのご質問を頂いておりますが、HNを書かれませんと勘違いの元です。今後少しずつ皆様の病状のメモのようなものを作って勘違いを無くそうと思っておりますのでどうぞHNの記載をお願いいたします。

545 名前: 投稿日:2003/09/02(火) 18:48
狸です。
>536姫さん 遅くなってしまいすいません。
細胞診でⅢaと言うことはおっしゃるとおり良性の判定ですね。この上(悪いほう)に悪性の疑い、悪性がありますので単純に考えまして疑わしいともいえない状態ですからまずはよかったと称して良いのではないでしょうか?完全な判定には確かにその部分を取り出して標本にして診断する必要がありますので小さいながら摘出手術になるかもしれません。癌であると確定していない以上癌の治療はできませんし、現状様子を見るのも方策かと思います。なお良性腫瘍が育って癌になる、と言うことは相関があまりないとされていますので、しこりが放置すると癌になるとは限りません。ただしあくまで可能性の問題ですので半年後に確実に再検診を受けると言う前提で、今は経過観察にしても良いと思います。

546 名前: まいける 投稿日:2003/09/02(火) 21:20
狸さま。
安堵しました。まだ十分落ち着かれてはいないと思いますが544のレスを拝見し、うれしく思います。
ご自身のお仕事や体調に留意されることを案じつつ、質問に甘えさせていただくことをお許しください。
明日は、セカンドで決めた病院の外科へ2回目の診察です。ある程度の方針が出されると思います。
ところで、板が違うかもしれませんが抗がん剤の使用に長けているのはやはり「腫瘍内科」とかになるのでしょうか。

547 名前: ichiro 投稿日:2003/09/03(水) 03:14
狸さま、はじめまして。
今回の事さぞお疲れのことと思います。書き込むのは初めてなのですが、狸さまのご意見いつも拝見させて頂き、大変参考になっておりました。今後も頑張ってください。

私の母は乳がんを再発して3年になります。今まで乳腺外科で化学療法を行っていましたが、先週から腫瘍内科へ転院しました。

まいけるさん、はじめまして。わたしも抗癌剤治療は外科よりも腫瘍内科のほうが優れているのでは?と、色々探していましたところ、良さそうな病院がありました。
確かに以前の外科医よりも知識も豊富ですし、経験も積まれているようです。まだ1回目の抗癌剤投与が終わったところなので何とも言えませんが、期待できそうです。
「腫瘍内科」で検索すると、結構いろんな病院が見つかります。試されてはいかがでしょうか?

548 名前: 投稿日:2003/09/03(水) 08:28
狸です。
>546まいけるさん
ご心配をお掛けしました。私は大丈夫ですよ。難事には結構強いのです、、、。外科か内科か、と言うことですが、最近日本でも腫瘍内科を掲げるところが増えましたね。これはようやく欧米に追いついてきたと喜べる部分もあるのですが、現実はまだまだ厳しいですよ。非常に悪いコトを言うと宣伝のために看板を架け替えただけ、と言うのも存在すると思われるからです。これは日本の医療現場の成り立ちを考えると仕方ない部分がありますね。なぜなら看板になんと書くかは医師采配なのです。自信があればある日眼科医を名乗ってもいいのです。ただし名乗った上で施した医療行為でミスがあった場合にはもちろん大変な事態になりますから通常はそう言った事は少ないはずですがゼロではありません。外科医と内科医の大雑把な違いは切るコトを考えるかどうか、ですが、日本の乳癌医は大部分が外科医出身です。ですがこれ自体は間違いではありませんよ。なぜなら乳癌治療の第一選択は手術だからです。術後の治療は放射線や薬物療法になるのですから外科医の専門領域ではないのは事実ですが、内科医が圧倒的に有利と言うことはないと思います。乳癌治療は検診、手術、放射線療法、薬物療法と扱う専門分野が広く、また高度な専門性が要求されます。患者さんの要求のレベルも大変高いです。そう考えると一専門領域の医師ではどうしても困難な部分が出てきますので、やはり質の高い総合病院を選ぶか適時セカンドオピニオン等で多くの意見を取り入れる事が必要です。患者さんやご家族の勉強も治療の一環ではないかと思うのです。

549 名前: ichiro 投稿日:2003/09/03(水) 13:33
まいけるさん、横から軽率な発言してしまいました。申し訳ありませんでした。
狸さまのご意見を読んで、私自身へも注意を促されているように思います。
大変失礼致しました。

550 名前: 投稿日:2003/09/03(水) 13:51
狸です。
>549ichiroさん
すいません、そう言うつもりはありませんでした。医師の信用は看板ではなく中身ですよね、と言いたかっただけです。お気を悪くされましたらご容赦ください。

551 名前: まいける 投稿日:2003/09/03(水) 22:15
まいけるです。
>547ichiroさん
ありがとうございます。決して横やりなどとは思っておりません。ichiroさんもお母様の病状回復のため尽力され、選ばれた結果の「腫瘍内科」でしょうし何よりご本人の気持ちもあります。
私の場合は、妻が再発乳癌です。今回は補助療法として選択したものがあり、その関係からセカンドした病院になりました。検査対応や医師との面談には違和感は感じていませんし何より治療もこれ
からなので今後の検討材料として「腫瘍内科」を考えているところです。情報ありがとうございます。今後の治療のあり方などお知らせいただけると大いに助かりますので、よろしくお願いしたいです。


552 名前: まいける 投稿日:2003/09/03(水) 22:32
狸さま。
狸さまのおっしゃることは、十分納得できることでもあります。情報が少ないと感じています。やはり症例数とデータの部分でしょうか。さて、今日は2回目の診察(乳腺外科)でした。先日の血液検査結果も提示されたようです。
マーカーはTAPとCA-135が高値(3ケタ)でした。CTでは肺・肝には転移は認められないとのこと。目視である胸壁の皮膚転移、右乳房が課題であると思います。また、新たに閉経もわかり、アリミデックスが処方されました。
以前の病院ではなかなか進展しなかった検査とホルモン療法の追加となりました。しこりも採り「フィッシュ」の検査です。さらにハーセプチンの単剤も行ったようです。おそらく、+2を前提としているのかなと感じています。
ハイパーサーミアは来週から開始のようです。抗がん剤については現担当Drも迷っているようです。「フィッシュ」の結果いかんではハーセプチンをやめ、アドレアかエピルビシンを考えているようです。妻もタキソールは怪しいと
思っているようです。いずれにせよ、「奏功するんだ」という気持ちで進んで行きたいと思います。そんなわけで前述の「腫瘍内科」も今後の選択肢として考えました。妻も「抗がん剤に詳しい医師」を必要としているようです。

553 名前: ichiro 投稿日:2003/09/04(木) 02:11
狸さま、まいけるさん、そのように言っていただけると助かります。
病院や医師の良し悪しは、患者やその家族が勉強してしっかり判断しなければなりませんね。
そのためには、こちらのような掲示板は意見交換するのに大変役立つと思います。
また母の治療経過など報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

554 名前: まいける 投稿日:2003/09/04(木) 22:00
ichiroさん、こちらこそよろしくお願いします。
腫瘍内科の考え方なども情報として紹介していただけるとありがたいです。

555 名前: もうこ 投稿日:2003/09/04(木) 22:10
はじめましてm(_ _)mもうこともうします。いつもみなさんの掲示板見せていただいております。とゆうのも母が乳癌と今日診断されました。いまのところリンパに移転はないのですが次にMRIを取りましょうと先生に言われました。それまでははっきりわからなくて不安なのですがどっちにしろ手術はしないといけないと言われました。何を言いたいのかよくわかりませんが今の病院でいいのかもよくわかりません。なにもわからないのですごく不安です。基礎知識だけでも教えてください。おねがいしますm(_ _)m

556 名前: 投稿日:2003/09/05(金) 00:36
狸サマ>御返答有難うございました。実際病院では疑問に思ったりしても緊張や動揺で、その場ですぐ質問する事出来なかったりします、そん中狸サマに出会えて良かったです 半年後再検査には必ず行きます 狸サマもお仕事頑張って下さいませ。

557 名前: 投稿日:2003/09/05(金) 08:27
こんにちはもうこさん、狸と申します。
お母様が急に乳癌に、と言うことでかなり動揺なさっている事と思います。まずは落ち着いて深呼吸してみてください。。。
まず物事を整理する事から始めましょう。まずお母様の病状の確認が必要です。主治医に以下のコトを聞いてみてください。腫瘍サイズ、遠隔転移(リンパ節以外)の有無、ホルモン受容体のステータス(ERは?PgRは?)、ハーセプテストもしくはFISHの結果は? などです。今これらの言葉の意味がわからなくても結構です。医師がこれらをどう伝え、どういう治療を選択するかで医師の能力がわかります。そうすればそのままその病院にいた方が良いか転院した方が良いか、あるいは医師にどうリクエストするかがわかります。
乳癌と言うのは情報を正しく理解し、かつ効果のある療法をきちんと選択することで治癒率や予後の状況がぜんぜん違います。可能な限りお力にならせて頂きますのでどうぞご遠慮なく、またもうこさんが取り乱したりなさいませんようにお願いします。ご家族も治療に参加するメンバーですよ。

558 名前: 投稿日:2003/09/05(金) 08:40
狸です。
>まいけるさん
ちょっと自分も悲観論が過ぎました。乳癌の世界はやはり情報が多いのが混乱の原因ですね。しかもそれらの全てを完璧に理解するのはかなり難しいです。もちろん私とて同じ事です。ですが基本的には患者さん、あるいはご家族のために、と考えれば案外すっきりします。私の考えの根本はこれです。医師と面と向かうとなかなか聞き難かったり、聞き漏らしたりはどうしてもあります。その補完としてどうぞこちらをご利用ください。

559 名前: ちゃーこ 投稿日:2003/09/05(金) 14:31
こんにちは。
以前、ちゃこでHNをしてましたちゃーこです。自分で、間違えに気付き、これからはちゃーこで統一します。
紛らわしくなって、どうもすいませんでした。
やっと、母が来週の月曜日に退院する事となりました。でも、これからが乳癌との戦いだと思っております。
第一回目の抗癌剤を投入して、1週間が経ち今のところ副作用は食欲不振と少し下痢をしてるようです。
白血球の数値もさほど異常が無いと言う事で、退院が決まりました。
退院に当たって、どのような事に注意をすればいいでしょうか。それほど、気にしない方がいいのでしょうか。。
今から、すごく不安です。。。

560 名前: 投稿日:2003/09/05(金) 15:58
狸です。
ちゃこさん、お母様が退院できますそうで、何よりです。ご自宅での注意点ですが、その実大した事はありませんよ。体調をベストに維持する事と、くよくよ考えないようにする、と言ったところです。前者は具体的には規則正しい生活(良く寝良く食べ良く笑う、、、)を心がけ、風邪をひいたり、大きな怪我をしたりしない事ですね。また次の日に疲労が残るような運動も良くありません。基本的には今までどおりの生活を、と言った感じです。後者のほうはふさぎこむと気分も優れませんし、やりたい事を積極的にやってストレスを貯めない事ですね。不安なのはもちろんですが、気にし過ぎるのも良くありませんよ。以上は白血球数が正常値とのことですから感染性などにはさして問題がないと判断したためです。

561 名前: ちゃーこ 投稿日:2003/09/05(金) 20:36
狸さま。いつも、心温かいお返事ありがとうございます。
あまり、気にする方が良くないですね。ただ、元々風邪を引きやすいのでこれからの冬、用心してあげたいと思います。
母の性格上、明るい事が私達にもすごく救いになってます。自分でも積極的に色々今までと変わりなく、チャレンジしていきたいと言っております。
あまり、張り切ってるのが逆に心配ですけど・・・。
でも本当は、すごく辛くて怖いと思いますが本人が頑張ってる限り私達家族が頑張らないといけませんよね。

本当に、ここの掲示板に出逢えて私自身も母親も、心強くなりました。ありがとうございます。
まだまだ、始まったばかりですけどこれからも、ご意見を参考にしていきたいと思っております。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

562 名前: もうこ 投稿日:2003/09/05(金) 23:55
やささしいご返事わかりやすい説明ありがとうございます。現段階でわかっていることは腫瘍の大きさは1、3センチでリンパに転移はないだろうとゆうことです。この大きさだと初期なのでしょうか?9日にMRIをとってガン細胞がどんな形かを調べそれに対応して手術をすると聞かされました。MRIをとるまでリンパに転移してるかはわからないといわれたのですが本当にわからないのでしょうか?今度診察の時に狸様に教えて頂いた通りに先生に質問してみたいと思います。何もわからない私に親切に教えて頂きありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

563 名前: TM 投稿日:2003/09/06(土) 14:41
>もうこ さん
私も乳がん患者です。狸さんが詳しく書いておられ、重なる部分も
ありますが、手術前に確認しておきたいことを書いてみます。

・しこりの数と大きさは? ・病期は? ・リンパ節転移の有無は?
・がん細胞の性質と組織型は? 
・エストロゲン受容体(ホルモンレセプター)は陰性か、陽性か?
・Her-2受容体が陰性か、陽性か?(ハーセプチンが使えるか使えないか)
・どのような手術をするか?(全摘か温存か)
・術式の違いによる長所や短所は?
・手術の跡は どのようになるのか?・手術の危険性はあるのか?
・術後、どのような補助療法をするのか?
・どの程度で日常生活に戻れるのか?

あきらかに腋の下がはれているような状態なら リンパ節に転移していると
予想できるでしょうが、やはりMRIの結果を見て、さらに手術でリンパ節を
とって組織検査をしないと確定的なことはわからないと思います。
また説明を受ける時には あらかじめ質問したいことをメモしておく、
Dr.の解説もメモするといいと思います。
また どんな手術か言葉ではなかなかイメージできないので、
図で説明してもらったり、写真を見せてくださいとお願いする事も
できます。
もうこさんのお母様が 納得して安心して治療を受ける事ができますよう
お祈りしています。

564 名前: ichiro 投稿日:2003/09/07(日) 01:28
1回目の抗癌剤投与から1週間が経ちました、経過を報告します。長文で読みにく
い点お許し下さい。
まず、母の今までの経過から申します。
年齢65才、13年前右胸を全摘手術。3年前局所再発し、肺と骨とリンパ節転移。昨
年まで副作用を恐れて抗癌剤を拒否してました。ホルモン剤のみ服用してました
が効果なく、胸水が溜まってきた為12月より乳腺外科に入院し、抗癌剤の投与(タ
キソール)を始めました。ハイパーサーミアも併用してました。ハーセプチンは適
応外です。4月頃までは改善傾向でしたが、耐性が出てきたようで再び悪化、腫瘍
マーカー(CA15-3)も120まで下がっていたのが260に上がりました。治りかけてい
た皮膚浸潤も悪化。去年の12月に逆戻りです。
そこで、腫瘍内科へ相談に行きました。前身は血液内科で、二年前から固形癌の
治療を始めたようです。乳癌は他と比べて抗癌剤の種類も多く、良く効くので得
意としている分野だそうです。患者のQOLを第一に考え、しんどくない治療を家族
、薬剤師、他スタッフと一緒に考えながらやっていきましょう、というのが基本
にあること。かといって消極的ではなく、副作用をしっかり抑えて薬剤をしっか
り使うということ。そして、使用する抗癌剤や副作用対策の薬剤名について一時
間半にわたって説明していただきました。
8月30日に1回目の抗癌剤投与を行いました。
リプル、ヘバリン(血行を良くする)
アドリアマイシン(60mg)
タキソテール(60mg)
ジェムザール(1000mg)
5FU(2000mg、一日半かけて持続静注)
鎖骨からルートを入れてアルカリ補液を食欲が戻るまで点滴します
デカドロンを抗癌剤の前に点滴、あとからナゼアを投与(この二つは三日連続、嘔
吐を防ぐ)
ロペミン(下痢止め)
ノイトロシン(GCSF)
38度以上の発熱で抗生剤投与(あらかじめ血液培養をとりアレルギー反応をチェッ
ク)
このように行いました。副作用は発熱(37.5度程度)、むかつき(嘔吐せず)、下痢
のような軽い腹痛(下痢するほどでもない)、倦怠感、食欲不振(食べなくても栄養
は捕れているそう)です。
これをニ週間に一度5~6クール入院して行います。
私は良い治療だと思いますが、狸さまいかがでしょうか?
また後で主治医の考え方などお伝えします。
まいけるさんにも参考にしていただければ、と思います。



565 名前: まいける 投稿日:2003/09/07(日) 01:57
>564ichiroさん。
ありがとうございます。妻もハイパーサーミアを併用します。胸水、皮膚と(病状や病態は個人差はあるでしょうが)お母様と似ている点もあります。腫瘍内科の
治療方針、考え方も前向きでしっかりしているようですね。お母様も安心なさっているのではないでしょうか。妻もCA15-3はかなり上がっています。
来週にはFISHS法の検査結果もわかり、ハーセプチンの意義がわかると思います。腫瘍内科は、診療科目としては多くありません。ちなみに、東京でしょうか?
支障がなければ・・・・。今後も、治療方針や考え方など教えてください。ありがとうございます。
狸さま。来週には、諸検査の結果でどのような抗がん剤がよいか決まるようです。ハーセプチンの効果が見出せないときは、以前のエピルビシンを再度使うかもしれ
ません。もとの主治医に使用パーセントを確認するようです。


566 名前: 投稿日:2003/09/08(月) 10:03
狸です。
>ichiroさん
処方拝見しました。副作用にずいぶんと気を配った処方ですね。ただし以下の点を確認してください。
・非承認薬のジェムザールが入っていますが、保険適応がどうなっているのか?
形としては乳癌標準療法のACT(アドリア+サイクロホスファマイド後タキサン)をベースとした変法ですがジェムシタビンに換えられている点がやや気になります。それと2週間に一度というスケジュールに合わせた事、患者さんの体調などに気を配ったせいと思いますが、アドリアは標準的な投与量ですがジェムシタビンは認可されていないので不明、タキソテアも標準ではタキソールが使われるため良くわかりません。また標準のACTは3週間間隔なので比較しようがないです。更にFUの処方がなんとも言えません、、、。

総じて処方医の意思(やる気)を感じる処方ですので何らかの根拠があると思われますが、未承認薬をベースにしている理由を聞いてみてください

567 名前: もうこ 投稿日:2003/09/08(月) 15:42
TMさま
わかりやすいアドバイスありがとうございます。10日に手術の説明があるので教えてくださったことをメモしていってみたいと思います。相談にのって頂いて少し気が楽になりました。これからは母のために家族みんなでがんばりたいと思います。

568 名前: メグ 投稿日:2003/09/08(月) 22:21
こんばんわ。乳ガンについて知りたくてこのサイトをよく拝見させていただいてます。
どなたか私の疑問に答えていただけますか?
乳ガンはわきの下のリンパに転移しやすいと言いますが、そもそもリンパ節はいくつあるのですか? 無くても(手術で摘出しても)支障がないのでしょうか?本来どんな機能があるのでしょうか・・・・。

569 名前: ichiro様へ 投稿日:2003/09/08(月) 22:50
Trimoonと申します。
いつもこの掲示板を拝見させて頂き、皆さんの投稿を参考にさせて頂き、感謝しています。
実は私の母も乳がん、現在肝臓と骨に転移しています。
やはり抗がん剤の治療がいい、との事で、ゼローダやタキサン系等を試してはみたのですが、体力が低下している上に本人が副作用に極端に弱くなっており、どの治療も序盤にて本人の意思により断念となってしまいました。
心毒性の強い抗がん剤(CMF等)はほぼ限界に近い状況の為不可、ハーセプチンも適応外の状況で、TV等で話題になった抗がん剤治療で有名な某医師に相談したところ、副作用も軽く、効果の期待がもてる抗がん剤としてジェムザールを取り上げて下さいました。
ただ、狸様もおっしゃっている通り、ジェムザールは乳がんに対しては国内ではまだ保険適応外、2箇所ほどの医療機関に相談しましたがやはり使用は難しそうです。

本当にぶしつけで申し訳ないのですが、ichiro様のお母様の利用なさっている医療機関教えて頂けないでしょうか?
公開するのは難しいかと思いますのでメールアドレスも乗せておきます。 よろしくお願い致します。

570 名前: たか 投稿日:2003/09/09(火) 23:34
私の母も2年前に局所摘出手術をしました。ところが‥最近になって調子が悪く
検査の結果 骨転移がみつかり かなりかなりのショックで
どうしようもなく この掲示板にめぐり合いました。
これから放射線治療が始まります。皆さんの書き込みを読んでて
少しだけ勇気が出てきた気がしました。負けずに頑張りますネ。

571 名前: ichiro 投稿日:2003/09/10(水) 03:12
狸さま、ご意見ありがとうございます。主治医は欧米での治療にご自身の経験に基づいたものを加味されているようです。
ジェムザールの保険うんぬんについては、主治医のご好意というかなにかしら方法はあるそうなので、決して法外な金額を請求されるということはないそうです。また欧米では乳癌に広く使われている薬剤ですし効果は実証済みだそうです。
CではなくFUを使った点はまた聞いてみます。私自身どこかでTAFの論文か何か見たような気もするのですが・・・
タキソールは今まで使っていたこともありますし、やはりタキソテールの方が効果は上だそうです。
いずれにしましても、あまり他ではなされていない独創的な部分が多く比較しようがないのはもっともです。多剤併用の重要性についての話もありました。メリットは、
1、がん細胞の取り残しをなくす(ジェムザールを入れたのはこの為とも考えられます。もう一度詳しく聞いて見ます。)
2、単剤で次々に薬剤を切り替えるのではなく、組み合わせを変えてできるだけ長く乳がんのキードラッグであるアドリアシンを入れていく
ということでした。血液の癌もこの多剤併用によって治癒するので固形癌にも応用できるはず、とも言われてました。医師によって考え方は様々でしょうし賛否両論あるかと思います。
しかし、何にもまして狸さまのおっしゃるように主治医にやる気と誠意を感じましたので、まずはやってみようという気持ちでおります。
様々なご意見は今後の主治医との話に備えて大変参考になります。今後ともよろしくお願いします。



572 名前: ichiro 投稿日:2003/09/10(水) 03:14
続けてすいません。
まいけるさん、奥様の治療がうまくいきますよう願っています。母と共通する点確かにあると思いますが、年齢はずっとお若いと思います。私は母にあと20年生きてもらうつもりです。まいけるさんの奥様にはもっと長生きしていただかないと!お互い頑張りましょう。
ハイパーサーミアには抗癌剤の取り込みを良くする作用もあるようです。経験豊富な技師のいらっしゃる病院をお選びください。少々火傷することもあります。(スレッド違いお許しください)
Trimoonさん、はじめまして。
お母様を心配なさるお気持ちよくわかりますが、そのようなお願いは正直困ります。冷たいと思われるかもしれませんが。
私もTrimoonさんと同様、昨年秋頃からこちらを拝見しておりました。再発された方に、「今の抗癌剤の処方で良いのか?」「副作用が辛くて治療が続けられない」という声が大変多いと思います。(母もそうでした)
この掲示板の情報をもとに、色んなホームページや本を読みました。(ある大学病院で余命半年と宣告され私も必死でした)
こちらの掲示板のおかげで良質な情報を得ることができ、現在の腫瘍内科にたどり着くことができたと、大変感謝しています。まだ治療は始まったばかりなので、何とも言えない部分もありますが。
これは私からの提案ですが(おこがましいかもしれませんが)、内科、外科を問わず抗癌剤の研究をしっかりされている医師をもっと探してみてはいかがでしょうか。案外近所にいらっしゃるかもしれません。こちらの病院も「え?こんなところにこんな医師が?」というような大きくもなければ名の通った病院でもありません。
Trimoonさんのお母様にとって、通院距離等含めてご都合の良い病院、しっかり治療してもらえ、副作用の対策もしっかりしてもらえる病院をどうかご自身で探してみてください。

573 名前: Trimoon 投稿日:2003/09/10(水) 04:38
ichiro様
身勝手かつ無理なお願いをしてしまった点、反省致します。 申し訳ありませんでした。
癌の治療に対する病院、医師の選び方って本当に難しいです。 私もがんばって良い病院(医師)に回り逢えるよう、努力致します。



574 名前: 投稿日:2003/09/10(水) 08:18
狸です。
<571ichiroさん
コメントありがとうございます。
改めて主治医の非常に強い意志を感じました。ジェムザールはたしかこの夏頃に欧州で乳がん適応が認められたと記憶しています。その際の付帯条件がパクリタキセル(タキソール)との併用およびアンスラサイクリン既往歴あり、だったと思います。ですから厳密に言えばやや根拠希薄、となります。しかしながら既にタキソールを使っていることを考えてタキソテアに変更するのは納得できますし、併用療法の基本的な考えが充分判っておいでである点などから、保険適応の面は除外したとしてもご自身の経験を治療に実践している主治医であると思われます。恐らくここまで積極的に治療できる人はなかなかおられないでしょう。しかもキードラッグのアドリアシンをちゃんと入れている点などどうして血液癌専門とおっしゃるか、乳がんの薬物治療にもずいぶんと通じておられますね。私は人様の採点などできる立場ではないですが、高い技術、知識を持って患者さんと信頼関係を築けた好例であると思いますよ。

575 名前: ネコ 投稿日:2003/09/10(水) 10:39
狸さま
こんにちは。
昨日経口薬をもらいました。
5FUとエンドキサンです。
5FUは朝晩2錠、エンドキサンは朝1錠です。
ホルモン療法についてもちょっと聞いてきました。
+-と12.5という数値でした。
どっちがエストロゲンなのか忘れました。
ホルモン療法をするかしないか微妙なところだと言われました。
主治医も迷っているようでした。
とりあえず経口薬は3年間飲むようにといわれました。



576 名前: みに 投稿日:2003/09/10(水) 20:20
はじめまして。私はもうすぐ19の学生です。このごろ、右の胸の上の方に3センチくらいのしこりがあってすごく気になっています。左胸とは明らかに違うので、しこりに間違いないと思います。もしこれが悪性の癌だったら体の中でどんなことが起こっているのでしょうか??また治療方をいろいろ教えてください。

577 名前: まいける 投稿日:2003/09/10(水) 20:58
まいけるです。
ichiroさん、励ましの言葉ありがとうございます。狸さまのおっしゃるとおり、医師の積極性に感心します。ひとつお聞きしたいのは、お母様の治療は入院治療でしょうか、通院治療でしょうか。よろしければお教えください。ハイパーサーミアについての
アドバイスもありがとうございました。またよろしくお願いします。
狸さま。
今日からまた抗がん剤の投与が始まりました。今度の病院では、ハーセプチン+タキソールのウイクリーになりました。FISHの結果もまだですので、とりあえずはこれまでの方針ですが3週に1回だったタキソールがウィークリーとなりました。今後とし
ては来週に骨シンチとエコー、タキソール+ハーセプチンを1日で行うとのことです。

578 名前: ichiro 投稿日:2003/09/11(木) 01:35
まいけるさん、母は入院で治療しています。
1回目の治療がやはり一番つらいようです。2回目以降徐々に慣れるそうですが・・・
白血球は980まで下がっています。(主治医は、下がるのは望むところだそうで毎日GCSFを投与してます)
食欲も全く無く、熱が38度まで上がったため1,2度嘔吐したようです。疲れのピークが来ているようです。心配ですが、入院しているという安心感はあります。
ただ、皮膚侵潤の状態が良くなってきているようです。主治医もアドリアシンが良く効いているとおっしゃってましたので、母の闘病意欲を損なうほどではありません。
何とかここを乗り切りたいです。

狸さま、母は食欲不振が一番辛いようです。いくらカロリーをとっているといっても何も食べられないのは寂しい気がします。こういう時にヒスロンの処方はどうなんでしょうか?

579 名前: ネコ 投稿日:2003/09/11(木) 13:09
みにさん
治療法を考えるより先に病院に行かれたほうがいいですよ。
悪性でないことを祈ってます。



580 名前: みに 投稿日:2003/09/12(金) 06:17
ネコさんの言うとおり病院に行こうかと思っていますが、一人では不安だし、このごろ忙しいのでなかなか行けません。小さな病院でも検査してくれるんでしょうか?

581 名前: ネコ 投稿日:2003/09/12(金) 09:14
小さな病院だと設備が整っていないことがあると思います。
乳腺外科があるところがいいと思います。
このままでは心配ばかり募りますから
できるだけ早く行かれてください。


582 名前: TM 投稿日:2003/09/12(金) 11:43
>みに さん
病院へ行かずに 不安を抱えているよりもネコさんのおっしゃるように
早く病院へ行って すっきりする方がいいです。
忙しい事もいろいろあるでしょうが、まず健康な体がなによりも大切です。

みにさんを不安にさせるつもりはありませんが、私は乳房の異常に
気付きながら 忙しさを言い訳にして 病院へ行くのが遅くなりました。
また、30代で「がん」なんて思いもしませんし。
でも見つかった時には かなり進行したがんでした。

ですから今はとても悔やんでいます。
異常を見つけたら なるべく早く病院へ。乳房の異常は乳腺専門医の
いる「乳腺外科」または「外科」へ。これがとても大切です。

しこりがすべて「がん」というわけではありません。
「乳腺症」という良性のしこりを持つ人もたくさんいます。
不安もあるでしょうが、早く病院へ行って診察を受けてください。
お願いします。



583 名前: 投稿日:2003/09/12(金) 13:08
狸です。
<575ネコさん
ホルモン療法が微妙なところ、とのことですが、恐らくFU、エンドキサンにノルバデックス(タモキシフェン)を追加するかどうか、と言うことですね。ネコさんはまだお若いですからここは少しでも再発の可能性を押さえる事を重視してノルバデックスの処方をお願いしてはいかがでしょうか?ノルバデックスはホルモン受容体陰性例に対しても10%程度の効果があると言われています。この原因は検査自体の振れ、とする意見もありますがそうでない部分もあります。ここはそれに期待してもいい気がします。幸いノルバデックスは価格もそれほど高くなく、月あたり5000円ほどの追加ですむはずです(保険適応の場合)。また副作用もそれほどきつくないとされますので(更年期障害様の場合は個人差が大きいですが)、この際考慮してはいかがかと思います。常日頃自分が言っているエビデンス重視の姿勢とはやや異なりますが、低いとはいえ効果があるとの結果もあるので敢えてこう申しました。

584 名前: もうこ 投稿日:2003/09/12(金) 23:03
報告遅くなりすいません。母は手術することになりました。色々調べてもらった結果遠隔転移は見つからずリンパへもおそらく大丈夫だと先生が言ってくれました。はっきりはわからないので手術でリンパも調べるということになりました。乳房も温存する手術になり1、3センチの腫瘍の部分だけを取ることになりました。これからのことを考えると不安ですががんばりたいと思います。手術の後のほうが大変なのでしょうか?先生は手術が終われば一週間位で退院できると言うのですがそんなに早く退院できるのでしょうか?

585 名前: アキラ 投稿日:2003/09/13(土) 03:08
母が乳癌から肝臓に転移しおうだんが出ました。一応おうだんは治まりましたが次ぎおうだんが出たら危ないと言われましたちなみに今使っている抗ガン剤はハーセプチンとエンドキサンとフルツロンです。直接、肝臓の癌を治療することは出来ないんでしょうか?やはり抗ガン剤に頼るしかないんでしょうか?どなたか教えて下さい。
お願いします。

586 名前: みに 投稿日:2003/09/13(土) 14:33
ネコさん、ありがとうございます。TMさん、お話を聞かせてもらえてうれしいです。今月中には病院に行きたいです。今春一人暮らしを始めたばかりで乳腺科とかどこにあるか分かりません。外科でいいですかね?近くに大学病院がありますが、知り合いに会いたくないです。あとガンに年齢とか関係ないですよね??

587 名前: わかな 投稿日:2003/09/14(日) 00:41
妊娠後、血乳が出るようになり、出産直後からひどくなったため培養検査?を受けました。結果が3aと言うことで精密検査を受けてと言われたのですが、この結果をどう理解していいのかわかりません。一応4、5は乳癌だという話を聞いたのですが3とはどういう事なのでしょう?お解りの方いらっしゃいましたら是非教えてください。不安で眠れません…
あと乳癌の進行はどれくらい早いのでしょう?ちなみに私の年齢は22歳です。

588 名前: TM 投稿日:2003/09/15(月) 19:52
>わかな さん
私は医療関係者でなく一患者ですので、専門的なことはわかりませんが、
素人のアドバイスだと思ってください。白黒はっきりさせたいのに
細胞診で3aというグレーゾーン、どうしても不安に思う気持ちはとても
わかります。今後はきっと 3ヶ月とか半年ごとの経過観察ということに
なるかもしれませんが、どうしても不安が先立つようなら セカンドオピニオン
をとられてはいかがでしょう。今かかっている病院に言えば 検査のデータ
を持たせてくださると思います。

>みに さん
病院へ行こうと思われたことは 私もとても嬉しく思っています。
病院へ行かれる前に その病院に「乳腺外来はありますか?」とか
「乳腺専門医のおられる科はどこですか?」とか 問い合わせて
いかれたら確実です。曜日によって専門の先生がいらっしゃらない
時もありますから。一般的に乳がんは 40代が一番多く、50代や
30代と続きます。でも10代や20代前半のという若い患者さんも
数は少なくてもいらっしゃいます。「絶対ない」ということは言えませんので、
念のため診てもらった方が安心ですね。悪いものでないことを祈っています。

>もうこさん
病院によって違うでしょうし、患者さんの病状によっても異なるで
しょうから 1週間で退院ということもありえると思います。
素人ながら 文章を拝見すると 早期で発見されたように思いました。
手術後に細胞の病理検査をして、最終的に術後の補助療法をどうするか
主治医が判断されることと思いますが、仮に補助療法をするにしても
今は外来でしている患者さんは とても多いです。私も抗がん剤は外来で
しました。退院後、日常生活で気をつけることなど 病院で指導もあると
思います。もうこさんもご心配でしょうが、ご自身のお体もくれぐれも気
をつけてくださいね。



 



589 名前: もうこ 投稿日:2003/09/15(月) 23:53
TMさま。
やさしいご返答ほんとうにありがとうございます。この掲示板を見つけることが出来て本当によかったです。術後の事はまだどうなるかはわかりませんが私なりに勉強して母を安心させてあげたいと思います。今後わからないことがたくさんできると思うのですがまた相談にのってください。ありがとうございました。

590 名前: ゆこ 投稿日:2003/09/16(火) 03:19
乳癌は二十\歳でもなるものでしょーか。   左胸が痛みしこりもあります 。こわくて、眠れない毎日です。また病院にいったらどんな検査をしていただけるのか。しっている方教えてください

591 名前: わかな 投稿日:2003/09/16(火) 08:12
TMさん、丁寧なご返答ありがとうございました。一応血乳は収まったのですが、検査のため今日都立病院に行ってきます。今日は検査をせず予約だけになると思うのですが…

3aという結果が出た検査は乳を取って顕微鏡で見るような検査らしかったのですが、病院 での乳癌の検査とはどういうものがあるんでしょうか?もしご存じでしたら教えて頂きたいです。

592 名前: 投稿日:2003/09/16(火) 08:16
狸です。
<ichiroさま
遅くなってしまい、失礼しました。ヒスロンですが保険適応の面ではまず問題ないと思いますが一応確認してみてください。食欲不振は吐き気によるのでしょうか?制吐剤を使って吐き気を止めるのも一案かもしれません。ヒスロンはとにかく太ってしまう(浮腫や食べてしまうため単純に太る)ので欧米では敬遠されますが通常やせ型の方が多い本邦では有効であると私は思っています。一度打診してもいかがかと思います。

593 名前: 投稿日:2003/09/16(火) 08:16
狸です。
<584もうこさん
お返事遅れまして失礼しました。まずは転移がないようで何よりですね。手術域が狭いとその分負担も小さく、帰宅後すぐ入浴とは行かないまでも1週間ほどでも充分帰宅可能ですよ。手術時ですが、術中迅速診断などを実施して確実に、でも最小限で癌部分を切除します。術後は補助療法(再発防止)として放射線治療と薬物治療が行われます。これらは再発リスクを下げる事が科学的に明らかですので是非受けてください。内容などに不明な点がありましたらどうぞこちらで聞いてください。

594 名前: 投稿日:2003/09/16(火) 08:16
狸と申します。
<アキラさん
最初に癌が出たところ(原発巣)の治療方針で転移先も治療するのが基本ですので乳がんとして肝臓のほうも治療するのが原則です。黄疸は肝転移巣が悪さをしているためと思われます。実のところ肝臓ガンは余り薬物が効かないため血管を詰めてしまってマイクロ波やエタノール注入でやっつけるなど結構難しい療法になります。乳がんからの転移でこれらを実施できるかはなんともいえません。ただし肝転移巣がもっとも生命に危険を及ぼす場合には乳がんの観点以外の治療法が選択できるかもしれませんが、患者さんの体力次第の部分もありますので主治医とよく相談されるのが良いかと思います。

595 名前: 投稿日:2003/09/16(火) 08:17
狸と申します。
<みにさん
すでにTMさんがご返答のとおりですが、しこりはあんまり触っちゃダメですよ。要らぬ刺激を与える事もありますから。それと検査は触診だけではダメで場合によっては針を突き刺して細胞を取ってみる細胞診も受けてください。これでほぼ確実に不安から解消されます。決して楽観して欲しいから書くのではありませんが、年齢的な側面から癌である可能性はかなり低いです。ですがその確認と万が一のために不安でしたらご友人でも誰でも結構ですから付いていって貰ってください。忙しいとかなんかよりも毎日不安で過ごす不健康さと万が一の場合でも早期ならまず確実に完治できますので。なお目測3センチでも実際にはもう少し小さいものですから万が一の場合でもかなり早期であると思われます。

596 名前: 投稿日:2003/09/16(火) 08:17
狸と申します。
<ゆこさん
乳がんは例え17歳でもなるときはなります(先日の学会でこの報告がありました)。ですが可能性はかなり低いです。この一言で安心してもらっては困るのですが、とにかく検査してもらうのが一番です。病院では一般に超音波診断、マンモグラフィ、細胞診などです。超音波は癌細胞やその周囲の血管の流れを見るもの、マンモは平たく言えばレントゲン、細胞診は問題の個所の細胞を少しとって癌かどうかを病理的に見るものです。最後の二つが恐らく行われると思います。細胞診は針で細胞を取るため少し痛いですが、確実な診断方法です。症状自体の不安と検査への不安もあるでしょうけどすっきりするのが一番ですよ。是非検査に行ってくださいね。不明な点はいくらでもここで聞いてください。


597 名前: 投稿日:2003/09/16(火) 09:33
狸と申します。
<587わかなさん
細胞診でクラス3aというのは文章で書くと”よく調べるとたぶん問題ないという結果になると思うが、念のために精密検査が必要です  
”と言った感じです。可能性としては低いのですが、血乳が出る原因にも寄るかと思います。もし乳腺炎などと断定できれば乳がんの可能性はかなり低くなりますね。他に自覚症状などはおありでしょうか? 乳がんかどうかを見るためにはやはり検査が一番です。しこりなどがない状況でも検査方法はあります。子育てで大変な時期でしょうから安心するためにももう少し検査をするのがいい気がします。掲示板上での発言ですのでいささか不見識ではありますが、年齢的には可能性は余り高くはありません。

598 名前: ゆこ 投稿日:2003/09/16(火) 22:32
ご返答ありがとうございます。毎日気になってさわってしまい、ときたま痛いのでまた不安になってしまいます。確率は低くてもなるかもしれないのですか、周りの友だちは痛くなったりしないと言うので私は絶対乳癌だとおもってしまい、ひきこもってました。病院に行くのも針を

599 名前: ゆこ 投稿日:2003/09/16(火) 22:36
刺すのも怖いと思いでももし乳癌だったら今こうしてほっとくのが一番こわいんだと感じました。一度行ってみます・ ̄豼陲・彊・琉譴弔任靴隋爾・・泙拭・・發両評・呂笋呂蝓△靴海蠅篦砲澆靴・覆い里任靴隋爾・・br>
600 名前: ゆこ 投稿日:2003/09/16(火) 22:41
文字がばけてしまいました。すいません。くわしく教えて頂きありがとうございました。 自覚症状としてはどういったものがあるのですか?しこりや痛みだけでしょーか?私みたいに片方の胸だけしこりと痛みをかんじるのは乳癌の他にはどんなことがかんがえられるのでしょーか?

601 名前: ゆこ 投稿日:2003/09/16(火) 22:43
私事ですいませんが、もし何かしっていたら教えて下さい。すいません。

602 名前: 投稿日:2003/09/17(水) 07:28
狸です。
<ゆこさん
通常乳がん自体は痛くありません。痛いのは多くの場合炎症を起こしたケースであり、乳腺炎である可能性が最も高いと思います。ですが完全にそうとはいえませんので検査したほうがいい、と皆さんがおっしゃるわけです。語調に差があっても誰でも同じコトを言われると思います。なお初期の乳がんは全くと言っていいくらい自覚症状はありませんから自分で変だと感じたそのときが検査を受けるタイミングですよ。若い女性ですし、検査自体にもやや不安があるでしょうけど、それを理由に検査しないのは天秤のバランスが変ですのでどうぞ検査に行ってくださいね。

603 名前: レイ 投稿日:2003/09/17(水) 08:51
みなさん初めまして。あたしもしこりなのか骨の部分なのかわからないモノがあります。しこりというのは乳房にできるものですか?あたしのは鎖骨と乳房の間にあるんです。どなたかご存じの方教えてください

604 名前: わかな 投稿日:2003/09/17(水) 11:50
狸さん、丁寧なお返事をどうもありがとうございました。昨日、都立病院に行き診て貰った所一応超音波とマンモグラフィーでチェックしましょうか、と先生に言われたのですが産後で胸が張っている為マンモグラフィーだと被爆するだけで終ってしまうかもとの事で結局超音波のみで診て頂く事になりました。
検査の日にちが9月30日結果が10月8日とかなり先なので不安です…もし乳癌だったら進行するのではと思ってしまって…
超音波だけの場合、見落としとか出ることはないのでしょうか?
一応乳の色は正常に戻ったので問題ないと思いたいのですが…

605 名前: ナイト 投稿日:2003/09/17(水) 14:11
はじめまして。
母の乳癌が肺に転移して手術不可の状態です。太い血管の近く癌があるらのでリスクが高いと言われました。
右胸骨の真ん中辺りの皮膚(約5センチ×約10センチ)が日に日に大きくなってます。
医師いわく最終的には皮膚を突き破りその部分からとても臭いのきつい液体が出てくるそうです。癌細胞が腐っているからだそうです。
手術で取り除けないのかと聞いたところ無理と言われました。
母はその部分が日に日に張ってきてると言っています。
二種類目の抗がん剤が効き今は癌の進行は止まっていますが右肺半分が癌です。
液が出来たら拭き取るということしか出来ないのでしょうか?胸水や腹水のように液を抜くことは本当に出来ないのでしょうか?
いろいろ調べたのですが「ザクロ」という症状でしょうか?
今は抗生物質や解熱剤の投薬を受けています。
今週は熱が出たため抗がん剤はやりませんでした。赤色の強い抗がん剤はあと一回しか使えません。心臓に悪いのが理由です。
宜しくお願いします。



606 名前: 投稿日:2003/09/17(水) 16:45
狸と申します。
<605ナイトさん
大変な状況のようでさぞご心痛の事と思います。乳がん自体の壊死と肺転移巣の状況がご懸念かと思います。胸の方が破れた場合、とのことですが、自分は抗癌剤の研究者ですので外科的なことは詳しくありませんが、壊死している状況はある意味では抗癌剤が効いているということでしょうか?それともがんは大きくなっているので中心部が壊死していると言う事でしょうか?いずれにしましても前もって壊死した細胞を抜き取る事は感染の危険性があることから難しい気がいたします。抜き取るとしたら切開してしまうことと思いますが、周囲に癌組織が残った状態での切開はいささか無理があると思われますので破れてしまった場合は漏出液の除去、と言う対応なのではないでしょうか? 現状乳がん部分だけの摘出は遠隔転移があるため余りお勧めできないと思います。
現在の治療ですが、心毒性のある赤い薬剤、ということでアドリアシンかエピルビシンが処方されていて、それが効果を示していて2剤併用の投薬、と言うことでしょうか? ご指摘のとおりこれら薬剤は使用上限があるので次回から薬剤を換えることになります。あるいははじめからアドリアシン+サイクロホスファマイド後タキソ-ルを実施するつもりかもしれません。他の可能性としましてはハーセプチンやゼローダなどが考えられますが、前者はアドリアシン直後には心毒性の増悪が懸念され、また使用条件があります(Her-2が陽性でないとつかえません)ので確認が必要です。後者は順番的にはタキソールが終わった後になります。これら薬剤が効果を示してくれれば乳房内のがんも縮小する可能性もありますし、膿も減っていくかもしれません。ちょっと状況に不明な点が多いため雑駁な内容になってしまいすいません。不明な点がありましたらまた質問してください。

607 名前: まいける 投稿日:2003/09/17(水) 21:10
本日、妻は転院後3回目の診察でした。フィッシュテストの結果が出て、マイナス判定になりました。従ってハーセプチンの使用は
なくなり、来週からはタキソールの単剤投与になりました。3週投与2週休みのサイクルのようです。その他のエコー診では肝・胆
脾臓には所見なくすみました。明日はハイパーサーミアの1回目があります。
狸さま、質問ですが抗がん剤の体内貯留期間みたいなものはあるのでしょうか。心毒性の強いものは投与量も個人差もあると思うの
ですが、それは別として投与された抗がん剤が体内に貯留する期間は副作用と比例するとか、関係なくある期間で排泄されていくと
かあるのですか?

608 名前: ナイト 投稿日:2003/09/17(水) 22:20
>狸さん
詳しい説明ありがとうございました。
中心部が壊死しています。
現在の抗がん剤の治療はタキソール×週三回+アリドマイシン×週一回+週一回抗がん剤を休むこの様な治療を現在行っています。
最初はタキソールが全く効きませんでした。その次に行ったアリドマイシンが効いてくれたので良かったのですがあと一回しか使えないのでこの先が不安です。
ハーセプチンは適応しませんでした。乳癌はもう切除済みです。
抗がん剤が効けば膿も減っていく可能性があるのですね。
ありがとうございました。

609 名前: いづみ 投稿日:2003/09/18(木) 01:33
二ヶ月前から右胸の乳首から4センチくらい上に直径5ミリほどのしこりがあります。虫さされなどの様にポコッとでてるのですが表面だけではなく中にも多少しこりがあります。こわくて病院にはまだ行っていないんですが、表面に近いしこりでも乳がんの可能性はありますか?私は去年子供を産み、15キロほど太ってしまいました。脂肪のかたまりとかですか?知識が何もないのでお願いします

610 名前: ichiro 投稿日:2003/09/18(木) 13:53
狸さま、ヒスロンの件ご意見ありがとうございます。
早速主治医に打診してみましたが、賛成できないとのことでした。体重も減っていないし、アルカリ補液で一日1000kcal捕れているので、無理に食欲を増進させるより自然な回復を待った方がいいということでした。
提案は受け入れてもらえませんでしたが、言わずにヤキモキするより、言って断られた方が案外すっきりします。
ニ回目から徐々に慣れて楽になってくるそうです。
17日にニ回目の投与を行いました。

611 名前: いづみ 投稿日:2003/09/18(木) 13:56
先ほどカキコしたいづみです。しこりはその二ヶ月前よりも大きくなっています。痛みはありません。半年前まで授乳していました。一日過ごしていても、何か胸のしこりのことを考えてしまいます。ほんとに何も知識がないだけに病院に行くのすらためらってしまいます…みなさんコメントお願いします。

612 名前: TM 投稿日:2003/09/18(木) 14:22
>いずみ さんへ
病院へ行くって一口に言っても 恐いし不安だし とっても勇気の
いることだよね。その気持ちわかります。私もそうでしたから。

しこりがあるからといって すべて悪いものとは限りません。
でも自己判断はいけません。そのしこりが 良いものなのか悪いものなのかは 
病院で診察してもらわないと わからないのです。
病院へ行かずに 悶々と悪いイメージをずっとため込むことは精神衛生上
とてもよくないことです。

ここにこうやって 書き込む勇気があったのですから もう一歩
踏み出して病院へ行きましょう。
乳房のことは 乳腺専門医のいる 「外科」「乳腺外科」がいいです。
行かれる前に 「乳腺外科はありますか?」とか
「乳腺専門の先生は どの科にいますか?」など電話で問い合わせてみると
確実です。
お願いですから なるべく早く病院へ行ってくださいね。



613 名前: TM 投稿日:2003/09/18(木) 14:31
今 朝日新聞が乳がんの特集を組んでいます。
乳房の検査は どのようなことをしているのかなど多くのことが
書いてありますので いずみさんにも参考になると思います。

http://www.asahi.com/health/cancer/13.html

614 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/18(木) 14:50
>>いづみさん
病院よりも病気のほうが怖いです。
病院に行かずあれこれ悩むよりも
病院に行ってきちんと検査すべきです。


615 名前: いづみ 投稿日:2003/09/18(木) 15:28
TMさん、名無しさんご意見ありがとうございます。お二人の勧めの通り、近々病院に行ってみようかなと思います。ただやっぱりこのしこりが何なのか不安で怖いです。だけどまず考えてるよりも行動ですね、来週行くことにします。また書き込みます。

616 名前: ナイト 投稿日:2003/09/18(木) 18:22
入院中の母からこの病院のHPをプリントアウトして持ってきてくれと言われたのですが
この病院は癌治療で有名のでしょうか?
http://www.transradial.org/index2.htm

617 名前: みに 投稿日:2003/09/18(木) 19:45
狸さん、遅くなりましたがいろいろ教えていただいてありがとうございます。気になって触っていました、あまり触らないよう気をつけます。そういえば私もたまに痛みがあるんですが、乳腺症だったらどんな悪影響があるんですか?誰かご存知なら教えてください。

618 名前: 投稿日:2003/09/18(木) 22:14
狸です。
<604わかなさん
超音波だけで見落としは絶対ないかと言えばそうは言えません。ですが世間で言われる検診での見落としとは次元が違う問題です。理由は単純でわかなさんが乳癌かもしれない、といって検査に来ている以上乳癌の可能性を念頭に検査するのですから見落としの確率はぐっと小さくなります。また見落としで問題になっているのは触診でしかも経験の少ない医師が実施するケースがほとんどであり、検査ではそう言った可能性はかなり少ないです。
それともし乳癌だった場合の検査までの進行ですがもちろんゼロではありませんが、現在ですら癌である可能性が余り高くなく、しかも検査に行くことになったのですからトータルの危険度はかなり減っていますよ。無理な相談かもしれませんが気になさらない様にできると良いですね、、、

619 名前: 投稿日:2003/09/18(木) 22:18
狸です。
<610ichiroさん
ヒスロンの件は却下でしたか、、、。自然回復を待つと言う方針は確かにそうですね。私はちょっと先を考えまして食事を取ることによるご本人の満足度が治療に好影響がないかをかんがえたのです。少しずつ他の症状が改善してくると他の希望が出て来て、食事などは最たるものと思いますので、すぐにではないものの、ご本人のQOLのために食事させる(単なるカロリー補給ではない、食事を取ると言う独自の満足感を得る)と言う希望を伝えてはいかがでしょうか?せっかくご納得されたのにいささか蒸し返しですが、、、、。

620 名前: 投稿日:2003/09/18(木) 22:30
狸です。
<まいけるさん
抗癌剤も異物として肝臓などで代謝されるのは同じです。体内での抗癌剤の分解までの時間(半減期)は患者さんの状態や元々の個人差などで差があるのですが、通常は投薬を続けて体内で蓄積して毒性が増強するという事は市販される前に調査されていることです。ですがその抗癌剤を代謝して無毒化する酵素によりやはり代謝される何らかの異物を医師が知らないところで大量に摂取していたりすると怖いです。ですから私は健康食品や漢方薬を使う事に賛成できないのです。
脱線が過ぎました。
連投による副作用は免疫細胞の減少による抵抗力の低下など起きる二次的な反応もありますので化合物が残ってるかどうかは余り関係ない場合もあります。特に再生が遅めの細胞がやられるとやはり副作用は後でも出てきます。概念的な話になってしまって恐縮ですが、化合物残留で全ての説明ができるわけではありません。アドリアシンによる心毒性の持続期間が長いのは好例ですね。

621 名前: いづみ 投稿日:2003/09/18(木) 22:33
狸様 はじめまして。今日の昼ころにもカキコして皆さんに意見を頂いていたいづみといいます。今までのMailなどを見ていて、すごく知識がある狸さんに是非お聞きしたいと思いましてまたカキコしています。私は26歳で去年子供を出産しています。皮膚の表面近くにしこりがあるのですが気になって気になってこのサイトを見つけました。是非狸さんにお答して頂きたかった次第です…。みなさんが言うように来週病院へ行こうと思っているのですが、今一分一秒が不安なもので…。

622 名前: 投稿日:2003/09/18(木) 23:28
狸と申します。
<いづみさん
まず症状を見たとかではない以上一般的なもの言いしかできませんことをご容赦ください。
痛みがないと言う事ですので乳腺症(炎)ではないように思われますが確定はできません。痛みの有無は感覚の問題でありますので痛みを感じる個人差も考えると痛いから乳腺炎、そうじゃないから乳腺炎じゃない、と言った単純な線引きは困難なのです。また2ヶ月前からずっと消えずにあると言うことですね?伺いたいのですが生理の前後でも同じようにあるのでしょうか?乳腺症は女性ホルモンによって発生や増殖が左右されますので生理の周期で大きくなったりします。確定が困難なのを承知で感想をいいますと妊娠後体重の増加でホルモンバランスが以前と異なり崩れており、そのために乳腺症様のものができている可能性が高い様に思います。乳癌は通常表皮から飛び出るような形状にはなりにくいと思います。言い難い事を伺って申し訳ありませんが生理は順調でしょうか?出産後おかしい、とかはありませんか?吹き出物が増えたとか、のどが乾きやすくなったとかありませんか?出産前後でホルモンバランスが崩れるのはよくあることですので、その影響の様に思えるのですが、、、
ただし!こういうコメントではありますが病院には絶対に行って下さいね。何よりもあなたとお子さんのためですから、、、。


623 名前: いづみ 投稿日:2003/09/19(金) 09:37
狸様 たしかに生理は三ヶ月前くらいから不規則で、すぐ終わったりまた来たり…という感じでした。顔の吹き出物も最近増えていて気になっていたところです。はっきりと癌ではないといいきれないのは確かですが、感想を聞いて少し心のもやもやがとれた様な気がします。いずれも来週病院には行ってきます。

624 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/21(日) 23:35
母が乳がんと診断されました。
1.5cmほどで、月末入院と手術が決まってます。

ただ疑問に感じることがあります・・・。
なんでも癌が元気であるだとか、リンパ節に転移があるだとかは
切ってみないと分からないとのことで、乳房温存が全摘出などの
手術方法は手術と同時進行で決め、どんな手術になるかは
手術前日夕刻に本人に告知、手術に了解するサインをそのときにするのだそうです。

こんなものなのでしょうか?心の準備をする暇が無いというか、不安になるというか・・・。
医者本人は有名人と自分で言っていたようですが・・・。(熊本S病院のN村という医者です)


625 名前: 774 投稿日:2003/09/22(月) 10:11
直径3cm以下で単発の乳がんで腋窩リンパ節への可動性転移を認める症例以下あれば、
乳房温存術式、腋窩リンパ節郭清、放射線療法というのが今やスタンダードになっています。
手術中、腋窩リンパ節の可動性、転移の有無により術式の変更や術後補助化学療法に違いがでてきます。
624名無しさんの主治医は多少誤解を与える表現ではありますが、この医学的に妥当なステップを忠実に
行おうとしているものと思います。
熊本では熊本市民病院、熊本地域医療センターなどが乳がん手術で有名ですが・・・。


626 名前: 投稿日:2003/09/22(月) 11:48
狸です。
774先生、ご回答どうもありがとうございます。
蛇足ではありますが、、、
手術と同時進行で決めるといいますのは術中迅速診断といいまして、簡単に言って部分切除したその切り口に癌細胞がいたらもっと広めに取らなくてはいけませんのでその事をさしています。もし患者さんだけでしたら麻酔後部分切除のつもりが麻酔から覚めたら前摘出だった、となっては大変ですので、あらかじめその可能性を伝え、同意を取ると言う事です。画像診断や細胞診でさえどこまで広がってるかは取り出さないと確定はできませんので、、、。

627 名前: ichiro 投稿日:2003/09/23(火) 02:47
>619狸さま
ご意見ありがとうございます。改めて考え直してみました。そうですね、諦めが早いのは良くないですね。ただ、私も少し言葉が足りなかったように思います。
母は少しずつですが食欲が戻って来ていますので、どうしても処方してほしいという状況でもありません。体重も変わっていません。
主治医もそのためにヒスロンを使ったことはないようです。今回の治療にかなり自信もおありのようですし、「すぐに戻りますよ」という言葉に、経験による裏付けも感じられます。
普段通り食事ができるかどうかはQOLを考えるうえで大事な要素だと思います。ヒスロンで食欲が戻るなら使わない手はないですが、医師によって考え方も違うのでしょうね。
もうしばらく様子を見て、あまり食欲不振が長引くようならもう一度打診したいと思います。
確かにニ回目の投与後は一回目より楽になったようです。食欲も徐々に回復すれば、それはそれでいいのですが…
何だか乳癌とは関係ない話になってすいません。

628 名前: 投稿日:2003/09/23(火) 07:50
狸です。
<627ichiroさん
状況説明ありがとうございました。私も絶対やった方が良いとまでは申しません。あくまで選択肢の一つとお考えください。食事と言うのは闘病生活では絶対に重要で、それが損なわれる事による気分の落ちこみは大変なものです。もちろんご家族の方の御苦労も大変なものですから、少しでもゆとりが出れば良いなと考えております。何の遠慮も要りませんのでいつでもおっしゃってください。ただし明日から癌学会に行くため週末まで不在ですのでご了承ください。

629 名前: もうこ 投稿日:2003/09/23(火) 19:06
>狸さま
お返事ありがとうございます。母の手術は無事におわりました。手術時にリンパのほうも調べてもらいました。その結果転移はないだろうと先生は言ってくれたのですが、先生自身がリンパをみたところ少し気になるというのです。今度の診察は木曜日なのですがそのときまでに先生が自分で調べて結果を言いますと言われました。リンパは大丈夫だと思っていたので不安です。大丈夫なら放射線治療らしいんですが、もしダメならまた手術でしょうか?多分大丈夫だろうと言ってくれましたがすごく心配です。わからないのにそんなこと言うんでしょうか?

630 名前: まいち 投稿日:2003/09/24(水) 02:41
乳癌検診に行きたいと思うのですが神奈川の聖マリアンナ病院というところではやっていただけるかご存じですか?また、東京では何処があるんでしょーか?駅の名前と病院名知ってるかた教えていただけないでしょうか?

631 名前: 投稿日:2003/09/24(水) 14:05
狸です。
<629もうこさん
摘出した乳がんの状態で今後の治療方針が変わりますが、温存手術でしたので放射線治療は必須ですね。これで予後が異なる事が科学的に証明されています。またリンパ節転移があるかないかで予後に大きな差があることは残念ながら事実です。5年生存率と言う一つの指標でもリンパ節転移が0か1-3個か4-9個かでずいぶんと違います。大雑把に言いまして0ならば90%以上、1-3個なら80%弱、4-9個なら55%くらいです。リンパ節転移は最近ごく微小な転移をどう判断するか議論の最中であり、リンパ節転移数だけで抗癌剤を選ぶと言う状況ではありません。世界的なコンセンサスではホルモン受容体の有無や年齢なども勘案してリスク分類がされます。お母様の事ですので勝手に想像しますと、ホルモン受容体がプラスで、閉経後でリンパ節転移ありなら術後にノルバデックス+CAFかCMFなどの化学療法、リンパ節陰性なら化学療法は省略の可能性もあります。もしホルモン受容体が陰性ならリンパプラスで化学療法、リンパマイナスで何もしないか化学療法、となるかと思います。と実は実施する薬物治療は大きな差はありません。ですがもしハーセプテストかFISHでHer-2陽性となった場合にはいずれかの段階で早期にハーセプチンの使用を考えたほうがいいかもしれません。一応医師に確認していただきたいのは
・ホルモン受容体は?(ER?PgR?)
・腫瘍径は結局いくつだったか?
・Her-2発現は?
あともうこさんに伺いたいのは
・お母様の年齢
・近親者に乳がんか子宮癌の人がいたか?
・大雑把な体型(痩せ型?太り型?)
このくらいの情報が頂ければもう少し詳しく判ります。ただしもうすぐ出張で癌学会に行ってしまいますので回答は土曜日以降になってしまいますのをご容赦ください。

632 名前: 投稿日:2003/09/24(水) 14:12
狸と申します。
<630まいちさん
首都圏でしたら乳がん検診は多くの医療機関で受ける事ができます。ご指摘の聖マリ病院はもちろん、都内でしたら都立駒込病院や非常に多くの病院で実施可能です。検診での見落としなどを懸念されるかもしれませんが、乳がん治療で高名な病院は混み方も激しいので前もってHPや電話などで状況を聞いた上で予約していかれるのがいいでしょう(ですよね、、、)。乳腺外科とかうたっている所がいいですよ。また受ける項目は触診、超音波(エコー)、マンモグラフィー(CT)、細胞診などで後に行くほど見落とし率が低くなる傾向にあります。気になるようでしたらこれらを実施可能な医療機関を選んだらいかがでしょうか?また自治体の役所でも相談に乗ってくれる場合がありますよ(病院を紹介してくれるし、うまくすると補助ももらえたりする)。

633 名前: まいち 投稿日:2003/09/24(水) 20:29
ご丁寧なご返答ありがとうございます。近々病院に行こうと思っています。病院に行き、検診したらまたこちらに伺いますありがとうございました。こちらはあったかい掲示板ですね。ホッとしました。ありがとうございます。

634 名前: いちご 投稿日:2003/09/25(木) 17:00
一週間前、脇の下のリンパ線が腫れているのをみつけ、
その後2センチ位の、胸のしこりを発見し、早速国立ガンセンターに行きました。

医師はレントゲンとエコーの検査を一週間後に予約をとってくれました。
そこで、いろいろ質問をしたのですが、混雑していたせいか、
ほんの5分位の触診で、説明を何もしてくれませんでした。
お聞きした事が色々あるのですが、

1.脇の下のリンパ線が直径1cm位腫れているのですが、
転移している証拠なんでしょうか?

2.国立ガンセンターのような混雑している病院は避けた方が
いいのでしょうか?

3.レントゲン、エコー、を終え、癌かどうかの診断まで、
1ヶ月かかると言われたのですが、小さい病院に行っても、
同じく1ヶ月も待たされるのでしょうか?



635 名前: もうこ 投稿日:2003/09/26(金) 20:30
>狸様
いつもありがとうございます。木曜日に先生の診察だったのですが私は仕事が忙しいため話ができませんでした。今度月曜日が診察日なので狸様に教えてもらったことを聞いてみたいと思います。先生はどんな治療をしたいか考えておきなさいと言うのですが、無知な私たちにはさっぱりわかりません。これからは自分なりに勉強しますので助言お願いします。ちなみに母は48歳。生理は不規則ながらまだ閉経してません。母のおばさんが乳癌だったらしいです。あと母は細身です。まだわからないことがいっぱいなのでまたアドバイスお願いします。

636 名前: ネコ 投稿日:2003/09/26(金) 23:34
いちごさま

乳がん患者のネコです。
私がかかっているのは100床ほどの病院です。
私が細胞診をしたときは結果は1週間ででました。
マンモとエコーと細胞診は初診日にすぐしてもらいました。
参考までに。


637 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/09/27(土) 00:18
リンパ線が腫れているのは間違いなく転移してます

638 名前: 投稿日:2003/09/27(土) 00:21
初めまして、楓と申します。
いろいろと教えていただけると有り難いです。
どうぞよろしくお願いします。

私は4月に乳ガンを宣告され、7月に温存で手術を受けました。
今はECを3週に1回、受けています。
教えていただきたいのは、放射線療法についてです。
温存の場合は放射線をやるのが原則らしいのですが、私はやりませんでした。
主治医に確認したのですが「断端陰性だからいらない」と言われました。
でも、摘出した癌は5センチと大きく、またリンパ節にも2つ転移しており、
やらずにいるのはとても不安です。
「検査しているからいい」とも言われましたが、4月以降、CTもやっていません。
それに検査でわかるのは、再発や転移が起きてからですよね?。
お医者さんがやらなくてもいいと言っている治療をこちらからやってくださいと
お願いするのはおかしいのでしょうか?。
せっかく温存したのですから、再発率を少しでも下げたいと思うのですが・・・。
どうぞよろしくお願いします。



639 名前: 774 投稿日:2003/09/27(土) 09:30
一般的に乳房温存術式は3cm以下の乳がんに対して適応があります。
5cmの乳がんは温存術式の適応外です。非定型乳房切断術+放射線+術後補助化学療法
の適応となります。
もちろん3cm以下の温存術症例に対しても放射線療法が行われるのが一般的です。
もし、記載されていることだけが事実なら、再手術、放射線治療が必要と思います。
かりに、進行していてStageⅢB以上であったとして、姑息的に部分切除などを行うことも
ありますが、その際も化学療法、放射線療法の併用が一般的です。
早急にお近くの地域がん治療基幹病院でのセカンドオピニオンが必要です。

640 名前: 投稿日:2003/09/28(日) 00:23
774さま
お答えありがとうございました。
再手術の必要があるのですか・・。
温存できたと喜んでいたのですが、残念です。
手術前の検査では転移は見つからず、StageⅢAの診断でした(実際はリンパ節に
転移があったのでStageⅢBになるのでしょうか)。
手術は、しこりの大きさからすれば全部切るのが普通だけど、胸が大きいので
温存でもいいと言われ、温存になりました。
こちらの地方のがんセンターでの診断なので、地元のがん治療基幹病院が他にも
あるのか探してみます。
もしなければ、セカンドオピニオンはよその県でも受けられるのでしょうか?。
せめて今のところで放射線をやってもらえればいいのですが、もう一度、主治医に
訊いてみます(もう2回も訊いているのでいやがられそうですが・・・)。

641 名前: 投稿日:2003/09/28(日) 00:23
狸と申します。
<634いちごさん
最初にガンセンターに行かれたのは私は良い選択だと思います。状況にもよるのですが、総じてやはり最高峰の医療が受けられる事は間違いないからです。ただし今回いちごさんが遭遇なさったような遅さはどうしてもあるようです。今日たまたま名古屋であった癌学会で元癌センターのW先生が組織が大き過ぎて小回りが効かない、と言われていたのはこのあたりかもしれませんね。ご質問の3はよそではもっと早いかもしれません、、、、となってしまいます。
 質問1ですが、現状癌であると決まったわけではないので転移しているとの確証もありません。年齢や家族状況などで可能性を統計的には推定できますが、最終判断は検査結果を待つしかありません。
 質問2ですが、ものは考えようです。混んでいてもやはり最高ランクの病院です。誤診やミスの可能性は常識的には低くなりますし、最新の科学データを考えた治療にも対応してくれます。私は検査まで不安でしょうけど選択は間違っていないと思いますよ。

642 名前: 投稿日:2003/09/28(日) 00:24
狸です。
<637名無しさん
不見識な事はいわない様に。どう言うつもりですか?

643 名前: 投稿日:2003/09/28(日) 00:24
狸と申します。
<638楓さん
すでに774先生がご回答下さっていますが、私も774先生とほぼ同じ意見です。温存手術を強硬に楓さんが主張したならまだしも、いささか治療方針が理解できません。大きさは多少読み間違いがあるにしても誤差にしては大き過ぎますし、リンパ節転移の偽陽性もちょっと考えにくいです。もし仮に大きさを誤診した、リンパ節転移を偽陽性にして採ってしまった、としても放射線治療がない事を説明できません。頂いた情報をどう読み変えてもどこかで破綻してしまいます。楓さんのお考えは全く正しいことで、温存にした以上転移や再発を可能な限りおさえるのは当然の事です。しかも断端陰性だとか言われてもいささか疑問符が付きます。脅かすようで大変申し訳ないのですが、774先生の言われるようにセカンドオピニオン、しかも検査結果や標本を現在の病院から送ってもらう事も含め、対応した方が良いと思います。電話やHPで状況を説明してはっきりとセカンドオピニオンをお願いしたい旨言われると良いと思います。なお投薬されているレジメンについては状況不明につき良し悪しの判断はできません。またもしかしたら手術前にも抗癌剤投与を受けられましたか?

644 名前: 投稿日:2003/09/29(月) 00:18
狸さま
お答えありがとうございました。
手術は、全切除でも温存でもどちらでもいいと言われました。
自分で選ぶように言われ悩んだのですが、残せるならと温存を選びました。
術前にパクリタキセルを3投1休でやり、しこりを3センチ以下にしてから
手術の予定だったのですが、しこりに水がたまって逆に大きくなってしまい、
2クールで中断し手術になりました。
もう一度、主治医に放射線をやってもらえないか確認してみます。

お答えいただいたばかりで再度の質問で申し訳ないのですが、
既に手術から12週以上、経っていますし、次回でEC療法も
終わるのですが、今から放射線をやってもいいものでしょうか?。
また乳房がかなり大きいのですが、そうするとやけどなどの面積も
大きくなると思うのですが、体への負担も大きいのでしょうか?。
何度もお訊きして申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いします。



645 名前: 投稿日:2003/09/29(月) 09:12
狸です。
<634いちごさん
昨日の朝日新聞に、癌センターの先生が検査来院者が多く困っている、と言っておられました。これは自分もうっかりしておりましたが朝日新聞で大々的に乳がん検査見落としの問題を取りあえげていたため、自覚症状の一切ない(しこりの感知もない)方が多く来院されたため、と書いてありました。私の641でのカキコは自分では間違いないと思うのですが、タイミングが悪かったので、念のためコメントさせて頂きます。なお参考までに先述の朝日新聞の記載には検査の来院は治療のための病院なので、、、と言った医師のコメントがありましたが、技術とその後の対応の観点からも検査を受ける場所としては有力候補であることは変わらないものと思います。

646 名前: 投稿日:2003/09/29(月) 09:13
狸です。
644楓さん
放射線療法による副作用ですが、おっしゃるとおりの皮膚への影響が出るかもしれません。俗に言う放射線やけどです。一般には外科手術時に併せて行うのですが、これまで実施しなかったのでいたし方ありませんが、今からでも効果は充分期待できると思います。ただし術後何日で照射してどの程度の効果があったかと言う臨床試験がされたわけではありませんのでどの程度かは正直不明ですが、術後補助療法の標準的な投薬を受けているわけですから、ほとんど影響がないように思います。
やけどを含めた副作用の件ですが、照射野に出るものですから、胸が大きいと照射野が広がるかもしれません。やけどの程度は実は個人差が大きいので生活への影響などは人によって差があります。また他に出ます飲み込み困難とか咳や発熱もこれも個人差です。胸部に照射するため肺への影響から咳や発熱が出るのですが、これらは照射後すぐに起きます。他にも後日出てくるのもありますが、こちらの頻度はぐっと少なくなります。ただし作用機序から考えまして骨がもろくなる可能性が高いのでその点はご注意なさったほうがいいです。後は一般に疲労感が出るかも、と言ったところです。精神的な面もありましょうから生活に影響は少なからずあると思うのですが、状況を知らずに申して甚だ恐縮ですが、ゆったりお過ごしになれれば良いのですね、、、
なおこちらでのカキコは何のご遠慮も要りません。いつでもご質問ください。

647 名前: ネコ 投稿日:2003/09/29(月) 12:47
楓さま
私も5㎝ありましたが温存しています。
放射線は術後3週間以内に始めるのがいいと言われているそうです。
3週間以上経ってから照射した場合とどれくらい
効果に差があるのかは知りませんが・・・。
放射線でのやけどですが、痛みはありません。
かゆくなったりします。
体のだるさは少しだけありました。
治療が終わると皮がむけますが、普通の日焼けより厚いです。
元の状態になるまで2,3ヶ月かかりますが、
乳首はもっとかかるようです。

>狸さま
5FUとエンドキサンをちゃんと飲んでいます。
今のところ体調が悪いとかありません。


648 名前: 投稿日:2003/09/29(月) 15:31
狸です。
<ネコさん
お元気そうで何よりです。また体験者ご自身の有用な情報どうもありがとうございます。私がいくら学会で聞きましてもしょせんは耳学問ですので体験談に勝るものはございませんね。ネコさんはじめ何人かの方にお礼を言って頂いて本当にありがたいのですが、カキコしております本人も実は勉強の連続です。知っているつもりでも実際に起草してみると穴だらけ、と言う事がしょっちゅうです。その度に調査したり、学会で質問したりしております。お世話になっているのは私の方だ、と言うのが正直な気持ちです。これからも頑張っていきたいと思っておりますので、どうぞ遠慮などなさいませんように。。。

649 名前: トニー 投稿日:2003/09/29(月) 23:13
狸さま
久しぶりのトニーです。ホルモン受容体について教えてください。私のカルテに ER+ と書いてありました。PgRは+-の表記ではなかったです。ホルモン受容体はERとPgRの二つから判定するのですか?(ホルモン受容体について主治医に聞いたことがないので分からないのです)
ちなみに入院中の化学療法はCMF(MTX、5FO、エンドキサン)のようでした。

650 名前: かず 投稿日:2003/09/29(月) 23:28
初めまして。
8月にしこりを見つけて検査を受けたのですが、エコー、マンモグラフィーでは問題がなく、
細胞診で3aと出たため、9月の再検査でもう一度細胞診をやったところ
やはり3aということで、次の検査としてMRIを受けたのですが
MRIは「形状は良性だが、造影剤の広がり方?が癌と似ていて、良性、悪性の断定はできない」という結果になってしまい困ってます。
主治医の先生には、組織診か外科的生検による検査をすると言われ、どちらにするか決めてくださいということなのですが、
いただいた資料等を見ると、外科的生検のところに「なるべく控えるのがいい」とあり、生検を、と思っていたので悩んでしまいました。

生検は温存手術の場合にいろいろな妨げになる、と書かれていたのですが、その意味がよくわかりません。
しこりを取ってしまうのに、温存がどうとかいうのがどう関係してくるのか…?

組織診と生検、どちらが自分には適しているんでしょうか?
アドバイスをいただけると幸いです。
ちなみに自分は22歳でしこりは左乳房外側下に1.4×1.0です。
その他の検査結果は上記の通りです。

651 名前: 投稿日:2003/09/30(火) 08:46
狸です。
<649トニーさん
ホルモン受容体は主としてERを指します。しかしPgR(プロゲステロン受容体)はERにエストロゲンが結合した際、真っ先に影響を受けるものですからPgRが陽性なら、例えERが陰性と判定されても、これは何らかの影響でERが検出できないだけ、と考えますので、ホルモン受容体陽性とはERかPgRどっちかが陽性なら陽性判定とし、ホルモン療法を行います。恐らく書き忘れたかなんかのごく単純なミスか何かだと思います。ER陽性なら何の問題もなくホルモン受容体陽性判定です。たしか以前うかがったところではまだトニーさんはお若くて、注射のホルモン療法(ゾラデックスかリュープリン)を受けられましたよね?CMFはほぼ目的にかなった選択ですが、この後はホルモン療法を続行するかどうかの確認をしてみてください。注射ホルモン療法剤2年とノルバデックス5年(標準的な治療です)が行われると思います。ただしもし血栓症の既往歴があるならちょっと注意が要ります。

652 名前: 投稿日:2003/09/30(火) 08:47
狸と申します。
<かずさん
外科的生検は針生検よりも大きめに組織を取ると思ってください。針で取るのは主に細胞診のためで細胞の顔つきを見るためです。しかし組織診は更に広い範囲、細胞のあやしい細胞と周辺組織の混ざり具合を見るのです(浸潤性の確認)。これにより最終的に怪しい細胞が癌かどうかを調べます。最近は針組織診なるものもありますが、これは針生検と外科生検の間のものと思ってください。細胞診で3aと言うのがここまで来ると悩ましいのですが、思い切って外科生検にした方が安心はできます(たぶん違うだろうと私は個人的には思いますので)。外科生検を嫌がるのは、非科学的な物言いですが、癌は斬ったら暴れる、と言われるからです。もし癌だった場合、メスなどで切るとある意味周辺組織と共存していておとなしくしていたものが、急に刺激を受けると切れ端が転移能を発現して広がる、と考えられているからです。同じ理由で外科生検をしてしばらくたってからの温存手術は、生検時に起きたであろう微小な転移が否定できないために限定的な摘出が考えにくい(取り残しを否定できない)と判断するのです。そもそも温存も、全摘出も取った部分に癌を封じ込めている事が前提ですので、それを破るような事はしたくない、と考えていると思います。他にも理由があるかもしれませんが、自分が以前に知り合いの医師に聞いた理由はこんなところです。細胞診でも起きるんじゃないのかな、とも思えるのですが、細胞診では摘出領域も狭く、このような懸念は少ないと考えているようです。
かずさんが選択されるのは以下のいずれかですね。
・生検も組織診もやめて経過観察する(デメリット:不安感が増す、現状の解決にはならない)
・組織診を受ける(デメリット:やはり判断がつかず、やはり外科生検に、となる危険性がある)
・外科生検を受ける(デメリット:もしガンだった場合温存とかに影響がある)
あくまで確率論ですが、年齢が若いこと、場所が下側なこと(癌は乳房外上側発生が確率的には高く、大雑把に下は上の1/3)、細胞診までやっても3aなことなどからして危険性は低いように思います。
不明な点がありましたらまたご質問ください。

653 名前: かず 投稿日:2003/09/30(火) 14:20
<狸さま
丁寧なレスありがとうございます。
これまでの検査すべてが曖昧な結果ばかりで、さすがに気疲れしてしまい、
さっさとこんなしこりを取ってしまってスッキリしたいと思ったのですが
後々のことも考えると複雑なんですねぇ。
主治医の先生にも「良性だと思うんだけど」とは言われているのですが
やはり経過観察だと不安ですし、組織診だと「たまたま良性の部分だけが取れる」可能性もありますよね?
自分はやはり生検ではっきり白黒をつけたいと思っていますが、両親と話し合ってみたいと思います。
どうもありがとうございました。

654 名前: 投稿日:2003/09/30(火) 22:57
昨日は、カキコミできずに失礼いたしました。
狸さま、ネコさま、お答えありがとうございました。
すぐにレスをいただき、具体的な症状なども教えていただけて、とても助かります。
主治医に見放されたような気持ちで落ち込んでいたので、温かいお言葉もいただけて感謝しております。
また狸さま、学会への出席、お疲れ様でした。
ニュースで拝見したのですが、大変だったようですね。
具合が悪くなられた方の快癒をお祈り申し上げます。

「放射線はやらない」と言う術後の治療方針が決まったとき、それまで自分で調べたことと違うので
改めて調べなおしてから、再確認したのですが、やはり「やらない」と2回とも言われてしまい、
ものすごく不安で不安で、こちらに書かせていただきました。
うかがった副作用も心配ですが、やらずに再発の確率の高さを気にして過ごすのもつらいので、
なんとかやっていただけるようにお願いしてみようと思います。

>放射線でのやけどですが、痛みはありません。
普通のやけどのような痛みはないのですね。
広範囲でのやけどなので、全体が痛くなったらどうしようかと思っていました。
これで少し安心してお願いできます。
教えていただきありがとうございました。
>作用機序から考えまして骨がもろくなる可能性が高い
これは、ECを先にやってしまっているからでしょうか?。
骨転移でももろくなるそうなので、十分、気を付けたいと思います。

655 名前: 投稿日:2003/10/01(水) 07:49
狸です。
<楓さん
癌学会ではおっしゃるとおり食中毒で大変でした。さいわい私は何ともなかったので幸運でした。一時は不明瞭な館内放送が入ったため、テロでもあったかと少々騒ぎになりました、、、。
放射線で骨がもろくなる、と言うのは放射線の影響の事です。言葉足らずで失礼しました。放射線は細胞増殖能の高い細胞に対する影響が大きいのですが、それが皮膚の細胞だったり、骨髄の細胞だったりします。胸に放射線を当てるので局所照射ですから骨髄への影響はそれほど問題にはなりませんが(血液毒性が出ても局所なので他所からの補填が効く)、皮膚と骨は放射線があたる部分だけはどうしても影響が出ます。皮膚は既にカキコや回答がありましたような状況ですが、骨と言うのは、、、、。骨量維持は造骨細胞と破骨細胞のバランスによってなされています。ここで造骨細胞のほうが放射線による影響を受けるため、破骨は進むが造骨は遅延する、となりますので、骨量減少にバランスが傾きます。これが懸念の点です。ですが皮膚同様照射野のみでの影響であり、しかも照射後徐々に造骨細胞も再生してきますので一過性と称して構わないかと思います。ですから胸への強い圧迫や極端に重いものを持つなどは可能な限り避けたほうがいいと思います。

656 名前: トニー 投稿日:2003/10/01(水) 10:35
狸様レスありがとうございます。
ホルモン受容体のPgRはカタカナの「サ」のような記号が書いてありました。「+」と見間違えてしまったのかもしれませんね。
それと細胞診検査のコメントもカルテにあり次のようなことが書いてありました(省略箇所あり)
「?血壊死性の汚わない背景に中等量の異型上皮を伴っている。疎な結合性かななる小集塊状のものが主体で孤立散在性細胞も混在する」
先生の説明では大雑把に言って一般的な乳ガンのタイプとのことでした。
ぃまはゾラテクッスの注射をしていて期間は2年、頑張れたら3年しましょう!と言われてます。それと先月からノルバデックスも飲んでます。

657 名前: 投稿日:2003/10/01(水) 10:47
狸です。
<トニーさん
それは、、、たぶんダブルプラス(++)ではないでしょうか?ということはホルモン受容体陽性!と言うことですね。となりますとお受けの治療は十二分と言えますね。また細胞診のその記載は一般的な乳腺上皮由来のがんであるとの判定のようです。年齢がお若い中ゾラデックスを使われていますのでいろいろ大変かと思いますが、どうか頑張ってください。不安材料などはいくらでもお聞きくださいね。

658 名前: トニー 投稿日:2003/10/02(木) 07:56
狸さま、ありがとうございます。
今はやっと25回の放射線治療も終わりほっと一安心したところです。
入院中に主治医は「聞きたいことがあったら遠慮せず私を捕まえて」と言ってくださったのですが、何を質問して良いのか分からず、あまり質問することはありませんでした。
退院後、自分で乳ガンについて本で調べてみると疑問が出てきたのですが、月1回の診察のときは先生も忙しく質問しづらい状況でしたのでこちらにお伺いしました。ありがとうございました。
かかりつけの病院は、診察から会計までの流れでカルテが患者に渡される為、自分のカルテを閲覧することが可能なので今回はチェックしてきました。



659 名前: ネコ 投稿日:2003/10/02(木) 10:34
狸さま
先日の診察のときに私のガンが何であるか聞きました。
乳頭腺管癌でした。
どんな癌なのでしょうか?

660 名前: 投稿日:2003/10/02(木) 12:02
狸です。
<ネコさん
自分の知識に自信がなかったので専門家に確認しました。乳頭腺管癌と言うのは浸潤性の癌の1つの種類です。浸潤性癌は他に充実腺管癌、硬癌がありますが、三者で予後に差はないとされます。イメージ的には基本的には乳管内に留まった状態ですが、菅をつき破って一部浸潤しているような感じです。比較的性質のいい状態ですが、場合によっては管内を広がる事があり、摘出部位が思いの他大きくなる事があるようです。断端も見た上で摘出を終えていればこの問題は懸念無用ですね。

661 名前: くみ 投稿日:2003/10/02(木) 16:28
昨日辺りから胸の辺りに痛みを感じます。触ってみて しこりらしきものがあるようなないような感じもします。今 授乳中なのでその影響なのでしょうか?しこりの発見の仕方。感触など教えてもらいたいです。一度病院で見てもらった方がいいでしょうか?それともしばらく様子を見た方が良いでしょうか?教えてください。

662 名前: ひまわり 投稿日:2003/10/02(木) 21:36
初めまして 狸さま。
私は手術で リンパをLevel1で5個、 Level2で1個、そして Level3では脂肪しか取れなかったと言われました。
つまり 6個中6個に転移してたと言うわけですが
人によって隔清するリンパの数が違いますが どうしてでしょうか?
私の場合ですと6個、人によっては30個とられる方もおられるので
何故この様に数に差があるのだろうと疑問に思いましたので
インターネットで調べようと努力したのですが答えを見つけられなかったので
教えて頂けたら幸いです。
宜しくお願いします。

663 名前: ネコ 投稿日:2003/10/02(木) 23:20
狸さま
私の癌は乳管内にはびこっていたようです。
しこりを乳腺と感じたくらいです。
比較的いいものならちょっと安心します。

くみさま
病院に行ったほうがいいと思います。

ひまわりさま
私はレベル1だけ郭清しましたが術中迅速診断?では30個で転移ゼロ、
病理に出したものでは19個で転移ゼロと書かれていました。
もしかしたら合計49個かもしれません。
平均は20個台と効きました。
リンパの個数は切除範囲や個人によって結構差があるそうです。
素人なので詳しいことはわかりませんけど。

664 名前: 投稿日:2003/10/02(木) 23:28
狸さま
放射線で骨がもろくなることについて、わかりやすい説明をありがとうございました。
パクリのときにも成長の早い細胞ほど影響を受けることを聞いていたのに、すっかり
忘れていました・・・(ECでもしっかり脱毛しているのに・・)。
勘違いしてしまってすみません。
術後療法としては5週25回が多いようですが、丈夫な骨に戻るまで無理をしないように
気を付けたいと思います。
次回、ECのときに三度目のお願いをしてみるつもりです。
こちらにご報告できる結果だといいのですが。
何回もお答えいただいてありがとうございました。

665 名前: ネコ 投稿日:2003/10/03(金) 00:22
私は放射線を30回受けました。
骨がもろくなるとは知らず登山に毎週行ってました。
最近は腕がむくむのでもう山に行くのはだめかもしれません。
一日でも元の体に戻れたらと思います。
この病気が私から奪ったものは大きすぎます。
未だに現実を受け入れられないこともあります。
泣いてしまうこともあります。


666 名前: 投稿日:2003/10/03(金) 14:52
狸と申します。
<ひまわりさん
リンパ節への転移は癌が広がる際の通り道になりますので予後を見極める上で重要であり、乳癌では真っ先に調べるところです。しかし乳房近辺にも沢山存在し、しかもどこが最初の通過点かはなかなかわかりません。最近はセンチネルリンパ節生検という、最初に乳癌が通りそうなところだけ取ってしまうと言う方法も取られつつありますが、まだまだ普及には至らないようです。ですからその見極めは経験によるところが多く、念のため沢山取っておく、と言った判断も結構あるようです。ですから原発の癌の位置や浸潤の具合で典型的なものからちょっと変わった型かで摘出するリンパ節も場所も数も変わってくると思います。ひまわりさんの場合レベル1で5個も取っていて2で1個ですから、3以降は脂肪と区別が付かない、とのことですが場所的にもうリンパ節がないところまで取ってしまったのかもしれません。専門でないのでコメントがいささか稚拙ですが、説明になれば良いのですが、、、。

667 名前: 投稿日:2003/10/03(金) 14:53
狸です。
<ネコさん、楓さん
またまた言葉足らずで申し訳ありません。放射線によって骨量が経る方向に傾くのはそうなのですが、元々骨量が充分であればそれほど影響がありません。最近の若い女性は結構骨量が足りない方も多いので念のためきつめの記載にいたしました。もちろん格闘技や頻繁に身体をぶつけるような運動はまずいでしょうけど、散歩や登山でも軽めのものでしたら特に懸念に及ばない気がします。ネコさんの言われることは少しはわかるつもりです。ですがあれもできない、これもできない、とお考えになるとホルモンバランスの変化もあり心理的につらいですから、なにか気晴らしになる事があればいいですね。私も登山はたまにしますが、お好きなのでしたらほんのちょっと注意して、お続けになったらいかがでしょうか?荷物持ちをお連れになるのも一案かもしれませんね。

668 名前: ひまわり 投稿日:2003/10/03(金) 19:42
狸さま 御返事ありがとうございます。
いつも書き込んでおりませんが 書き込みを読んで勉強させていただいてます。
また質問させて頂くことがあるかと思いますが 宜しくお願いします。

ネコさま
情報有難うございます。
私もスポーツをしていたのですが
右胸摘出手術後の今 右腕のひきつりやリンパ浮腫の心配でスポーツを止めざるをえませんでした。
毎日のようにしていたスポーツを急にやめなくていけなかったのは 本当に辛いです。
未だに乳癌であることを受け入れられず まるで他人事のように感じます。
早く治療法を見つけてほしい・・・。



669 名前: ネコ 投稿日:2003/10/03(金) 21:51
狸さま
楽チンな山行では少々物足りませんし、
自分の荷物を人さまに持っていただいたのではだめだと
思ってしまいます。
まぁ時間をかけていつか受け入れるしかないと思います。
気圧の低いところってリンパ浮腫を起こす原因となりますか?

ひまわりさま
リンパを取るためにかなり切っておられるようですね。
私はレベル1だけだし、温存なのでリハビリはあまりしていませんが
今はぐるぐる回ります。
太極拳の錬功という体操があります。
これがなかなかいいです。

670 名前: 774 投稿日:2003/10/04(土) 00:02
乳がん術後の患側上肢のリンパ浮腫は弾性包帯を、できれば指先から腋まで巻くことで
ある程度改善できると思います。指先のテーピングが煩雑ならば、指先~手にかけては
きつめのグローブでもよいと思います。
ハドマーなどの器械による処置は一時的ですので、是非弾性包帯によるテーピングを
お試しください。なお、弾性包帯はお近くの薬店で入手可能です。ややきつめに巻くのが
効果的です。ある程度のスポーツもOKですよ。ただし夜間ははずしておきましょう。


671 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/04(土) 07:51
皆様、狸様、はじめまして。いつもロムっておりましたが、はっきりしたことを別の方にもお聞きしたくて書き込みいたします。
右乳癌。右腕、右乳房の痛みと熱が堪えられないほどになり受診。右腕は動かせない程。初診時、腫瘍14×13cm。皮膚のすぐ下まで腫瘍がわかる状態。乳頭から血が混じる黄色い透明な分泌液が常にある。
術前治療、4クール12回タキソール、ノルバデックス(副作用がつらくて2ケ月で中止)。
4ケ月後、非定型で右乳房全摘、リンパ、筋肉、神経切除。手術時、腫瘍6×6cm。病理検査結果、リンパ16のうち14転移。

今後の治療と予後を教えて下さい。お願いします。

672 名前: ネコ 投稿日:2003/10/04(土) 08:30
774さま
腕用のストッキングとテーピングはどちらがよいでしょうか?

673 名前: 774 投稿日:2003/10/04(土) 09:16
ネコ さんへ、
腕用ストッキングは装着が容易ですので、ストッキングを基本にして、むくみの
強い時や、スポーツ時に弾性包帯によるテーピングをストッキングの
上から加えてみては如何でしょうか?テーピングの利点は、むくみに
応じて巻きつけの強さが変えられることです。ただし、ストッキングの
上からテーピングをする際、ストッキングにしわができると、接触性皮膚炎など
の原因となりますので、その場合はテーピングだけの方が良いかもしれません。

674 名前: 774 投稿日:2003/10/04(土) 10:47
ドルカスさんへ
遠隔転移(-)の炎症性乳がんで、StageⅢBです。
一般的に根治手術適応はありません。今回のように場合により
姑息的に乳房切断術、リンパ節郭清が行われることもありますが、
治療の主体は化学療法、放射線療法となります。
化学療法はホルモン受容体や年齢によって微妙に異なります。
StageⅢ乳がんの5年生存率は40%前後と言われています。

675 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/04(土) 14:08
狸様、有難うございます。色々思う中、早速の回答とても嬉しいです。感謝致します。
私の右乳房は、術前治療を進めていくうち、発赤、熱、激痛、痒み、分泌液が序々に薄れ、右腕の激痛も二週間程でなくなりました。右乳房全体の大きな腫瘍は柔らかくなく、しこりでしたが、全体の皮膚が薄くなりパンパンになっていました。診断書には「右乳癌」となっていましたが、やはり炎症性乳癌でしょうか。
術後、タキソールを二回し、今後の治療は経口抗癌剤のみです。「効果はあまり期待できない。予防程度と考えて。」と言われました。私は35才独身ですが、術前のノルバデックス服用中は、のぼせや目眩などの副作用が強くて耐えられず、服用中止したら翌々月より生理が再開しました。今後もホルモン治療は主治医は考えていないようです。単に副作用が強く出るせいでしょうか。
この状態での遠隔臓器転移の率や、いつ頃どんな形で出ると考えられるのか、狸様の見解をお知らせください。お願い致します。
私は時間がどれだけあるか知りたいだけで、怖いことは全く無いです。



676 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/04(土) 14:14
774様、すみません、間違えてしまいました。大変失礼致しました。
回答有難うございます。どうかまたよろしくお願い致します。

677 名前: 774 投稿日:2003/10/04(土) 15:28
ドルカスさんへ
ホルモン受容体についての情報がないので、詳細は申し上げられませんが、
一般に、閉経前術後補助化学療法では、リンパ節転移例に対し、AC療法・CAF療法・
CEF療法などが検討されます。受容体陽性例にはTAMを併用します。
そしてStageⅣあるいは再発例に対しては、一次化学療法としてACやCAFを、また
二次化学療法としてTXTやTAXを検討します。ホルモン療法としてはTAMのほかゾラデックス、
チュープリン、ヒスロンHなどが検討されます。
ドルカスさんの投稿によれば、現在TAXでの治療と言うことですので、遠隔転移のあるStageⅣ乳がん、
再発乳がんに対する二次化学療法を行っていると言うことになりますが・・・?
他、最近ではロゼーダやHER2過剰発現を認める転移例に対してはハーセプチンなどが使用されています。
また今後、ハーセプチンとCDDPの併用療法、TS-1,CPT-11,CDDP併用療法、ナベルビン、ハーセプチン
併用療法などが期待されています。
転移、再発の時期を予測することはできません、StageⅢでも5年後4割の方が頑張って日常生活を送って
いらっしゃいます。是非頑張って、有効な治療を受けられますよう願っております。

678 名前: 774 投稿日:2003/10/04(土) 15:30
上記に誤記がありました。チュ―プリン改めリュ―プリンです。

679 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/04(土) 16:54
774様、おかげさまで確信を持つことができました。あるがままを受けとめていきます。本当に有難うございます。感謝致します。また不安が生じましたら、是非ご意見伺いたいと思います。

680 名前: 投稿日:2003/10/04(土) 18:34
狸です。
<ドルカスさん
すでに774先生がご回答下さっておりますが私も少しカキコしたいと思います。
術前補助療法でタキソールとノルバデックスを使って、手術時に縮小効果が顕著だったようですので、これらのうちどちらかが劇的に効果を示したようです。その後の投薬のパターンからタキソールの方かな?とも思ったのですが、ノルバデックスの副作用が大変つらかった、との事ですので、或いはノルバデックスだったのかもしれません。
 以上の状況と年齢から考えまして、術後補助療法標準であるアドリアシン+サイクロホスファマイド後タキソールを実施後、ホルモン療法、と言うのが最も効果的な気がします。炎症性乳癌で状況がきびしいので、できるだけ突っ込んだ療法が良い気がしますが、ホルモン療法による影響が大きめのようなのでその点が心配です。ACTで或いは生理が止まるかもしれませんが、774先生のご指摘のようにリュープリンかゾラデックスで確実に抑え込む方がこの場合には効果が高いと思います。ただしもしHer-2が陽性だった場合、ハーセプチンを使うとすると閉経前ですので一見変なのですがホルモン療法が使えません。ハーセプチンとノルバデックスは作用機序的に併用は逆効果の可能性が高く、併用効果があるとの説があるアロマターゼ阻害剤は閉経前では効果があるとの証拠がありません。よってホルモン療法を入れる場合にはACT後リュープリン+ノルバデックス、Her-2陽性でかつハーセプチンを使うならハーセプチン+タキソールの併用が最も現実的な選択と思います。現在出ている飲み薬とはUFTではないでしょうか?参考までにこの薬剤も術後補助療法での効果が先日報告されていますので、効果が期待できない、と言う事はありません。

681 名前: ネコ 投稿日:2003/10/04(土) 18:44
774さま
アドバイスありがとうございます。


682 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/04(土) 21:31
狸様、774様、わかりやすく回答いただき本当に有難うございます。
先生方の回答を書き写しました。自分の状態がより一層はっきり見えました。自分の頭を整理し、病気にどうやって取り組んでいくかを考え、フラフラしないようにいようと思います。

なお、経口抗癌剤はまだ処方されておらず、来週の次回診察日からになる予定です。

有難うございます。

683 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/05(日) 01:26
楓さま。 横から亀レスで失礼いたします。
私は全摘の乳癌患者本人です。

余計なことだとは思うのですが、放射線治療で下がる局所再発率と
放射線をしなくても局所再発しない率、つまり「やり損・副作用を被るだけ」、
の差も天秤にかけてご考慮になりましたでしょうか?

確かに、温存手術に放射線がブラスされるのは標準治療とされておりますが、
放射線で再発を免れる人数よりも、放射線をしなくても再発しない人数の方が
多いのだ、というエビデンスがあることはご承知の上で、放射線治療をお望みなのですね?

術後の補助療法については、例えば抗癌剤では10人受けて1人助かる、という率です。
再発率が何パーセント下がるのか、という下がる数字だけで決めても良いのかどうか、
ご自分のお気持ちをもう一度、点検してみてください。

治療しないことをお勧めする訳ではありませんが、術後治療の副作用で後遺症が残り、
補助療法を断る勇気を持てなかったことを、私は後悔しております。

こういう意見を述べることに、非難もあると思いますが、意見というより一つの事実として
受け取って頂けたらと存じます。
どんな治療にも、多くのベネフィットがありリスクもあります。
患者には双方を知る必要があると思いますと同時に、双方の情報が正しく知らされるように
なりますことを、心より願っております。

684 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/05(日) 15:22
助かる一人になりたいから苦しい治療でも受けるのです。

>683様
どんな治療のどんな副作用でどんな後遺症が残ったのですか?



685 名前: 774 投稿日:2003/10/05(日) 20:08
乳がんの場合、一般的にStageⅠ、Ⅱで乳房温存術式を施行した場合と、
根治手術の適応とならないStageⅢB、Ⅳの場合に放射線療法の適応があります。
StageⅠ、Ⅱや、StageⅢAで非定型乳房切断術を行った場合は放射線療法の
積極的な適応はありません。(現実的には併用されることも多いと思いますが・・・)
これは、放射線療法が乳がんの転移形式と手術術式による溝を埋める為に行われる
局所補助療法だからです。化学療法も同様ですが、術後の転移、局所再発を最小限にするために
行われる補助的治療とお考え下さい。ですから何でもかんでも放射線療法併用ということではありません。
もっと簡単に言えば、局所にとどまっている早期がんは局所切除だけで十分治癒が可能ですが、
すでに、リンパ管や血管浸襲を起こしている進行がんは局所の手術、局所放射線療法併用だけでは不十分
で、全身化学療法などの補助療法が必要になるということです。
また、乳房温存術式の場合のピットフォールは、局所の腫瘍を摘出し、リンパ節を郭清しても、
腫瘍辺縁のリンパ管、微小血管を残すことになり、腫瘍のリンパ管血管浸襲が認められた場合は、
局所再発の芽となる危険性があるということで、放射線による局所療法を加えることになるのです。
現在、”できるだけ乳房温存”が一般的ですが、遺残リンパ管血管浸襲を考えるときに、乳房温存
を強行することはかえって、不利益となることもありますので、厳密な術式の選択が求められます。
最近は、乳房切断後の、乳房再建に積極的な施設も増えてきています。がんの根治と、術後女性の
精神的苦痛の軽減の両立がもっと可能になればと思っております。


686 名前: ネコ 投稿日:2003/10/05(日) 21:45
774さま
私の場合、無理に温存していると思います。
扇状部分切除で130度とってます。
ぎりぎり断片陰性でした。
tha invading nests are very closely lying at tha vertical
cut margins.
と書かれています。
ぎりぎりまで癌があったのはわき近くです。
全摘したほうがよかったのでしょうか?

687 名前: 774 投稿日:2003/10/06(月) 00:13
乳頭腺管癌で断端(-)、リンパ節転移も(-)ですので局所切除で問題なしと判断してよいと思います。
あと、切除組織の脈管浸襲の程度にもよりますが・・・。
乳頭腺管癌は場合により管内に広がることもある”がん”ですので、残存している可能性も0ではありません。
このことに対する放射線療法の併用は妥当と考えます。


688 名前: 774 投稿日:2003/10/06(月) 00:22
685の追記です。
685の理由により、温存術式を選択して放射線療法を行わないことに疑問を
持たれている楓さんの考えは医学的にももっともなことです。
また、積極的には放射線療法の適応のない非定型乳房切断術を選択して、
放射線療法を併用したことで、副作用や後遺症で悩まれている683 名無しさん
のご意見ももっともだと思います。


689 名前: 683です 投稿日:2003/10/06(月) 01:54
684様。

>助かる一人になりたいから苦しい治療でも受けるのです。

そういうお方には、勿論、そうなれることをお祈り申し上げます。
同時に少しでも副作用が軽くありますように。
何の傷害もなく、ご無事に終えられますように。

>どんな治療のどんな副作用でどんな後遺症が残ったのですか?

後遺症についてはちょっと特殊で、それで個人が特定されるかもしれないので、
こういう大勢の目に触れるところに書くのは不安です。ごめんなさい。

774様。
ご見解をありがとうございました。
私が悔やむのは、自分は断りたかったのに、世間のプレッシャーに負けて
術後治療を受けたことなのだと思います。
ですから、上がる生存率だけを強調するような資料に、過敏に反応するのかも
しれません。

お悩みや疑問を抱えて、ここにおいでになる皆様。
幸福なことにここにはお答えくださるお方がいらっしゃいます。
よく耳を傾けて、ご自分の納得できる道をお選びください。

健康ならばしなくてもいい厳しい選択ではありますが、皆様の
お選びになった道が、どうか最善となりますようお祈り申し上げます。

690 名前: 投稿日:2003/10/06(月) 07:37
狸と申します
<683名無し様
カキコ内容を拝読いたしまして、改めて自分のしている事の意味を考えておりました。私は医師ではありませんで一介の誓約会社の研究者に過ぎませんが、副作用をもっとも気にすべき部門におります関係上、効果と副作用のバランスについて日々その理想的なあり方と言うのを模索しております。それとともに、少なくとも乳癌の治療の世界では情報量が多く、患者さんの選択の幅が広いにもかかわらず、それに通じている医師があまりに少なく、ガイドラインを盲信した治療や悪くするとそれすら無視したような事が多く行われています。患者さんにはご自身の受ける治療についての充分な説明を受ける権利とともに、それを断る権利もある事はまさにおっしゃるとおりと思います。ですが現実には名無しさんがおっしゃるとおりになかなか患者さんの側から言い出しにくい状況がございます。これらの問題を少しでも解消できると良いなと思い、こちらの掲示板ではカキコをさせて頂いております。今後はご意見を真摯に捉え、更に質問者訪問者のためになるカキコができますよう微力を尽くします。後遺症でお悩みとの事ですが、少しでも良くなられますようお祈り申しております。

691 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/06(月) 08:05
乳房温存術後の放射線治療に関しては、断端の状況や腫瘍の組織所見などをあわせて判断されると思います。闇雲にすべて治療されているわけではないのです。ただし、体型などから治療の仕方が難しい場合があり脇の下が入りすぎると腕の浮腫みなどが将来的に併発する可能性があります。昔に比べ抗癌剤での治療が進化していますので、極端に広い範囲を狙わなくなってきていますから(手術も縮小手術の方向です)腕の浮腫といった副作用の頻度は少なくなっているはずです。骨に関してですが、将来的に問題となるとすれば胸骨の脇の肋軟骨でしょうか?ここは放射線を内側から照射するときの経路になります。現在はコンピュータを用いて極端な高い放射線が集まらないように慎重に計画することが多くなってきていますが、それでも乳房を均一に治療しようとすると相対的にやや強く当たるかもしれません。もっとも、温存術後の照射であれば普通は障害将来発生するほどの量にはならないことが多いと思います。乳房だけを治療したいところですが、どうしてもその部分の肋骨も照射されますから、造血機能の盛んなお若い患者様ですと場合によっては白血球が多少下がったりはするかもしれません。
 先の投稿で多少の修正をさせていただけますか?肺の被曝に関してですが、想像いただければ分かるのですが、いくら肺を避けるように放射線を照射しようとしても、身体は丸いですから、ある程度は肺の一部に放射線は照射されます。放射線による炎症(肺炎など)は乳房の照射の場合局所にとどまることが多いのですが、ごくまれに広範に広がる場合も想定されます。一般には、放射線による肺臓炎は治療終了後数ヶ月してからのことが普通であり、治療期間中発症する事はちょっと考えにくいと思われます。逆に、放射線治療後数ヶ月して空咳がしつこく続いたり息切れなどを感じるようでしたら念のため早めの受診をお勧めいたします。

692 名前: ネコ 投稿日:2003/10/06(月) 12:26
774さま
脈管というものが何であるのか私にはわかりません。
主治医にどれくらい浸潤しているか尋ねましたら
「全部調べてたら時間がかかりすぎるのでそんなことは
わからない」といわれました。
私のしこりは触診で乳腺みたいと言われていました。
乳管内に広がっていたのではないかと私は想像しています。

抗がん剤まで終わって治療は何もしていませんが、
不安や気になることが尽きません。
ご丁寧に回答して下さり感謝しております。


693 名前: 774 投稿日:2003/10/06(月) 14:01
”脈管”は切除組織の病理検索でよく使われる表現で、病理報告書
では"v1"あるいは"ly2"などと記載されています。微小動静脈や
リンパ管を合わせて”脈管”といいます。がんは転移を起こす際
原発巣の中の脈管を破って侵入し血行性、リンパ行性に全身へと
広がって行き、たどり着いた先で生着~増殖を始めます。
従って、腫瘍の大きさやリンパ節、遠隔転移の有無によるStage分類
もさることながら、脈管浸襲の有無は治療を考えるうえで大切なファクター
と考えています。
リンパ管にはリンパ節という”関所”があり、癌の広がりはある程度、そこで
ブロックされていると考えられているので、広範囲のリンパ節郭清で対応
することが可能と思いますが、問題は血管に侵入して、全身に広がる
血行性転移の方です。これは一度血管内に侵入したがん細胞は一瞬のうちに
全身をまわることになるからです。局所血管浸襲度の高い症例は、厳重な
経過の観察と補助的な全身療法の適応ありと考えられていますが、
現在の腫瘍学では、主にStage分類に基く治療法の選択が尊重されています
ので、加えて脈管浸襲度を考慮して治療の応用を図ることも転移や再発を
可及的に防ぐ上で大切だと思っております。

694 名前: まいち 投稿日:2003/10/06(月) 14:40
以前ココで病院に行こうと勇気をもらい、今日行ってきました、今日は触診とレントゲンをしました。後日超音波をすることになっていますが超音波ではどんな感じで検査するのでしょーか?触診では 乳線が腫れているとは言われました。結果こわいです

695 名前: ひろ 投稿日:2003/10/06(月) 21:21
はじめまして。私(未婚)の相談にのって下さりますか。今年始めに脇あたりが痛く右乳にシコリを見付けました。触ると動きかたいです。最近、痛みが増してます。乳癌かと思い不安ですが、検診は婦人科でも可能ですか?普通の外科でも可能?病院に迷ってます。

696 名前: 投稿日:2003/10/06(月) 21:57
こんばんわひろさん、狸と申します
しこりですが乳癌は通常痛みません。まずは検査が一番ですね。検診は乳腺外科、うたっているところがあると良いのですが普通の外科でも不可能ではありません。ですが触診だけでは心もとないのでエコー、マンモができるところが良いですね。そうなるとある程度の規模の病院になりますが、不安解消のためにもできるだけ検査してしまった方が良いですよ。HPなどでもけっこう探せますよ。

697 名前: ネコ 投稿日:2003/10/07(火) 00:09
774さま
脈管侵襲の有無は必ず調べるのでしょうか?
私が持っている検査結果には書かれていません。
主治医はいつも「転移が起こることは考えにくい」と
言います。
脈管侵襲については知りませんでしたので次の診察日に
尋ねてみます。

698 名前: ひろ 投稿日:2003/10/07(火) 00:56
狸さん、ありがとうございます。乳癌に痛みはないんですね?私は痛みで右腕が多少しびれた感じがします。不安もあるので、時間を作って病院に行きたいと思ってます。乳腺外来は田舎なのであまり聞きません。個人病院より総合病院がよさそうですね。私としては、PCがないためHPは探せそうにないので、婦人科で専門病院を紹介してもらおうかと考えてました。

699 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/07(火) 01:38
ひろさん。乳癌は痛む場合もあります。っていうか、私の仲間は痛みで受診した人が多いです。
私は、腫れと痛みと腕の痺れ、乳房のシコリ、で受診したよ。乳腺外科がなかったら、外科だよ。産婦人科じゃないよ。一日も早く検査してもらってね。

700 名前: ichiro 投稿日:2003/10/07(火) 02:24
いつもお世話になります。母は食欲が戻って来ています。食事と点滴で少し太りぎみな位です。一安心です。
今回はアドリアシンの心毒性について伺いたいのですが、推奨される投与間隔や限度量などはあるのでしょうか?具体的にどんな症状が起こり得るのでしょうか?
60mgずつ6回を予定しています。次が3回目です。時々心電図を撮った方が良いでしょうか?(投与前は異常なしでしたが。)
胸水が溜まっているせいか息苦しさがあるようです。(抜く程の量でもないそうですが)その為3回目の投与が遅れています。
アドリアシンの副作用で息苦しくなることもあるのでしょうか?




701 名前: ひまわり 投稿日:2003/10/07(火) 03:48
ネコさま
浸襲についてですが
私の場合 「脂肪浸襲」(f)とは書かれていたのですが
リンパ管や静脈などについて尋ねたところ
「調べませんでした。
でもリンパ管についてはリンパに転移しているので浸襲しているのでは?」と。
リンパ管浸襲などしているか調べる病院もあるので
やはり病院によって違うのでしょうか。


702 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/07(火) 03:50
694まいちさん。
超音波(エコー)検査は、ジェルを塗って機械をすべらせるだけの
侵襲の殆どないと言われてる検査です。ちょっとゴリゴリやられるけど
痛くはないから、大丈夫。患者は横になってるだけだよ。
若い人、乳房の脂肪の多い人にはマンモグラフィーよりいいって言われてます。

乳腺が腫れるのはよくあること。乳腺症なんてだれでも持ってるし、
それが乳癌につながることは、ほとんどないって私の主治医から
聞きましたよ。

703 名前: 投稿日:2003/10/07(火) 09:26
狸です。
<ichiroさん
食欲が戻ってきたとの事で大変良かったです。食欲は心理面への影響が大きいですから、美味しく食べられるのが一番ですね。
アドリアシン(ドキソルビシン)による心毒性とは慢性もしくは急性のもので、心不全や不整脈につながる恐れがあります。しかもその頻度は蓄積投与量が500mg/m2を上限としています。息が苦しいのはちょっと症状としては違うように思います。アドリアシンが心毒性を惹起する危険性は医師で知らないはずがありませんのでわざわざ心電図を取るように言うまでもないとは思いますが、精神衛生のためにも一度確認してみてもいいかと思います。おそらくは投与が進んだら取るつもりだとは思います。息が苦しいと言うのはそれはそれでなかなかつらいと思いますので、肺への影響が考えられないかなど医師に言ってみてはいかがでしょうか? 状況が不明ですので詳しい事は判りませんが、抗癌剤投薬により抵抗力が落ちると感染性の危険性が増しますし、慎重な対応を促すためにもなにか少しでも不安な事があればすぐ担当医に確認したほうがいいですよ。


704 名前: 投稿日:2003/10/07(火) 09:26
狸です
<ひろさん
ちょっと不確実回答になってしましました。”一般に”と言う記載は捉え方に差が出るので今後はなるべく控えます。 699名無しさんがご指摘のようなケースもありますので痛みがないから即乳癌とか痛みがあるから乳癌じゃないとかではありません。痛みの原因が周辺神経の刺激なものですから、しこりが触診される程度の大きさで(1-2センチ?)腕がしびれるくらいまでは考えにくいのですが、、、。いずれにしましても皆さんもおっしゃるようにちゃんと検査される事が一番です。それと最近朝日新聞で乳癌見落としの件が大きく報道された影響で検査に多くの方が行かれています。恐らく混み方も尋常じゃないと思われますのであらかじめ予約をされた上で行かれた方が良いと思います。

705 名前: ネコ 投稿日:2003/10/07(火) 09:33
ひまわりさま
どれくらい浸潤しているか聞いたとき
「周辺の脂肪に浸潤がみられる」と言われました。
浸潤しているか非浸潤癌かだけを調べのではないかと思います。

706 名前: 774 投稿日:2003/10/07(火) 10:17
ひまわりさんへ
一般的に乳がん切除組織の病理報告書には、臓器名、採取法、診断名
に続き、脂肪浸潤因子(f)、リンパ管浸潤因子(ly)、血管浸潤因子(v)
切除断端の状況、リンパ節転移の状況、HER2過剰発現の有無、ER/PgR
などのホルモン受容体の有無、他、P53,bcl-2,MIB-1因子についての
記載があり、術後補助療法のための重要な情報源となります。
再度ご確認ください。

707 名前: まり 投稿日:2003/10/07(火) 16:57
先日気付いたのですが、乳線から出血がありました。これは、乳癌や他の病気なのでしょうか‥。こわくて病院に行く勇気がでません‥。

708 名前: 774 投稿日:2003/10/07(火) 17:02
追記
この貴重な病理報告書の内容に基いて、術後の補助療法の計画を立てていくわけです。
外科医の仕事は一般に手術の技術、経験症例数、人間性などで語られることが多い
と思いますが、その他、病期に基く、適切な術式の選択、妥協しない完全な術式の遂行、
切除組織検索に基く妥当な術後補助療法の施行、緩和処置、再発・転移の早期発見、
早期治療などによりその能力が問われることになります。

709 名前: 774 投稿日:2003/10/07(火) 17:44
まりさんへ
乳腺炎・乳管炎などの良性炎症性疾患の可能性が高いと思いますが、
いずれにしても外科・乳腺外来などでの診察・治療が必要です。

710 名前: まいち 投稿日:2003/10/07(火) 18:28
名無しさんありがとうございます。私は今22才なのですが、しこりは無いですねと言われたのですが確率的にはひくいのでしょーか?何もないのに痛むわけはないと思うのですが、乳癌の他ですとどんな事が考えられられるのでしょーか?やはり煙草なども原因でしょーか?

711 名前: ネコ 投稿日:2003/10/07(火) 18:38
774さま
私の主治医は補助療法に経口薬をすすめました。
狸さまや他の先生に意見を伺って
点滴を主治医に希望しました。
私の主治医はいい先生ではないのでしょうか?


712 名前: ひろ 投稿日:2003/10/07(火) 21:04
狸さん、699名無しさん、ありがとうございます。腕がしびれるのは大げさですが、腕が少し変な感じかします。脇と肩が凝った痛さがします。シコリは2cmほどです。たまに両脇が痛い時も、月経に伴って痛いような気もします。近くの外科病院を探して電話をしたいと思ってます。また、皆さんのアドバイスをお聞かせ下さい。

713 名前: ひまわり 投稿日:2003/10/07(火) 21:24
774さま 
アドバイス有難うございます。
リンパ節転移・HeR2・ER/PgRのホルモン受容体有無・脂肪浸潤については
病理が出たときに主治医から話がありました。
その次の診察の時に 
こちらから「脂肪侵襲はあったとおっしゃいましたが リンパ管侵襲・静脈侵襲していませんでしたか?」
と尋ねたところ
病理報告書の脂肪浸潤因子の「f」の文字が書いて有るところを見せてくれながら
「調べませんでしたね」と言われました。

もしかしたら聞き方が的確ではなかったのかもしれませんし
また一度尋ねてみようと思います。



714 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/07(火) 22:00
>710まいちさんへ。
22才という年齢だけでみると、確立は低い、ですよ。
でも、確立はあくまで確立だから、ちゃんと最後まで検査受けて、
本当に安心するのがいいと思うよ。ってか、絶対そうしなきゃ!

乳癌以外では、乳腺症と乳管内乳頭腫(にゅうかんないにゅうとうしゅ)
が多いって主治医から聞いてます。
あと、副乳。これは病気じゃないけど、副乳が痛むこともあるからって、
これも主治医に言われたの。
私は片方全摘して、残る片方をエコーで追跡調査してもらってます。

タバコは心配なら止めた方がいいよ。CEA(シーイーエー)っていう
腫瘍マーカーという血液検査では、タバコ吸ってると、癌でなくても
数値があがるから。

あと、専門的なことは、774さんや狸さんに尋ねてね。
体験談ならいくらでも答えられるけど、私はただの患者だから。

715 名前: 774 投稿日:2003/10/07(火) 22:38
711 ネコ さんへ
いただいたお薬がどのようなものか不明ですのでなんとも言えません。
医学的に必要な情報はいくらでも提供いたします。
がん治療に積極的に取り組んでいる施設なども可及的にご紹介いたします。
ただし、実際にお会いしたこともなく、個々の治療に対するご意見を
お聞きしたこともない医師の個人的な評価は致しかねます。
ごめんなさい。


716 名前: ネコ 投稿日:2003/10/07(火) 23:02
774さま
不躾な質問をしてしまい申し訳ありません。
今飲んでいる薬は5FUとエンドキサンです。
点滴はCAFでした。

3日前から蕁麻疹がでています。
経口薬のせいでしょうか?
飲み始めて4週間から5週間くらいです。

717 名前: 投稿日:2003/10/08(水) 07:28
狸です。
<ネコさん
FUとエンドキサンを標準補助療法の後に受けられているのですよね?たしかホルモン受容体が陰性でしたのでタモキシフェンなどは使えませんのでFUらを処方しているのだと思います。しかしながらこれらは残念ながら標準療法とはいえません。今お悩みの蕁麻疹はおそらくエンドキサンによるものと思われます。同薬の添付文書にはアナフィラキシーが頻度不明で出ると書かれていましてその判断基準のひとつに蕁麻疹が上げられています。経口剤を使っていると医師が患者さんの状態を把握し難くなります。文面からは気になりますので一度主治医に相談される事をお勧めします。また現状の経口剤投与でしたら両剤に替えてUFTを使用されるほうがよい気がします。こちらはごく最近補助療法に効果あり、との判定が出ていますよ。

718 名前: 投稿日:2003/10/08(水) 07:42
狸です。
<まいちさん
乳がんは統計的な解析が非常に進んでいて比較的リスクが明確にわかる癌です。初潮が12歳より若かったか?、親兄弟や近親者(3親等くらいまで)に乳癌か子宮癌患者がいるか?、この2点だけでも該当しなければ年齢も考慮してリスクが半分程度になります。しかしHP上での聴取では決して危険性ゼロにはなりません。ですが病院に行く際の”心構え”をつけられることや不安感を少しでも解消できれば幸いです。
喫煙は実は乳癌ではリスクがやや上がる部類になります。ですが年齢的にあまり喫煙歴もないはず(2年ですよね??)なのでそれほど影響はないでしょう。ですが百害あって一利なしですのでこれを機会にやめられれば良いですね。かく言う私もかつてかなりのヘビースモーカーでしたが、今は全く吸いません。経験的に習慣性を断ち切るには余程のイベントがいると思いますので、まさにこれがそうではないでしょうか?

719 名前: ネコ 投稿日:2003/10/08(水) 08:11
狸さま
エンドキサンは点滴をしているときも飲んでいましたが
その時は何もありませんでした。
2週間服用2週間休みでした。
皮膚科に行きましたら「1週間して治らなかったら主治医に手紙を
書きます」といわれました。
1週間様子を見るということでいいのでしょうか?

720 名前: 投稿日:2003/10/08(水) 10:12
狸です。
<ネコさん
脅かしてしまったようで大変恐縮なのですが、やはり薬剤との因果関係が否定できませんので、皮膚科医の意見もそうですが、症状が進んだ場合には1週間を待たずに主治医に確認するようにしてください。投薬中に過去蕁麻疹が出なかった点はアレルギー反応、特に今後急性症状発生の可能性をかなり否定できそうですが、いくら経口剤でも抗癌剤ですから慎重に対応したほうがいいと思います。


721 名前: 投稿日:2003/10/08(水) 15:04
温存手術後の放射線について質問させていただきました楓です。
ECの副作用の吐き気でしばらく書けず、失礼いたしました。
途中経過を報告させていただきたいと思います。
点滴の日には主治医に会えず、違う先生からお話を伺いました。
温存で断端陰性の場合に放射線を行わないのは、その病院の治療方針だそうです。
今までの経験で、やってもやらなくても再発の確率は変わらないからだそうです。
3~5割くらい低くなるのでは?、とも訊いてみましたが、その病院での確率は
違うそうです。
もう少し医者を信用しろとも言われました。
再発したら、またそのときの治療があると言われましたが、その再発を少しでも
抑えたいと思っているのですが、と言いましたが、病院の方針ではやらなくても
いいと繰り返し言われました。
これからの治療は、次回診察の時にまた相談することになりますが、放射線を
やっていただける可能性は低いようです。

待合室で他の患者さんからお話を伺ったのですが、やはり温存で断端陰性だったので
放射線はしなかったそうです(術後半年だそうです)。
その方はパクリタキセルが効いて、しこりが殆どなくなっていたそうなので、
薬が効かなかった場合とはまた違うのかも知れませんが。

今の病院が地方のがん専門の病院なので、他に病院がありません。
セカンドオピニオンをいただくとしたら、やはり東京の専門病院に行くべきでしょうか?。
あそこまで「必要ない」と断言されると、申し出もしづらい感じです・・。

683さま、貴重なアドバイス、ありがとうございました。
やけどなどの副作用は覚悟しておりましたが、もっと大変なこともあるのですね。
またいろいろと調べてみたいと思います。
少しでも副作用が良くなられますように。
どうぞ、お体お大事になさって下さいませね。

722 名前: 投稿日:2003/10/08(水) 15:26
狸です。
<楓さん
吐き気は大丈夫でしょうか? どうしても大変なようでしたら制吐剤の処方をお願いしてもいいかもしれません。
放射線のほうですが、病院での経験だけで治療方針を決めるのはいささか危険ですね。また医者の言う事を聞けと言うのもなにか患者さんのご希望を排斥しているように聞こえます。セカンドオピニオンは何も直接行くだけが方法ではありません。HPや電話でも受け付けてくれる場合があります。確かに地元を離れての加療は何かと大変なのですが、ご自身の納得のためにもやはり違う意見も効いて見た方がいいと思います。またもし後で意見を聞いてもらった医師が違う判断をした場合には通常は現在の主治医が情報を提供する必要がありますので、治療が分断されるとかは通常ありません。いずれにしましても、ご自身が納得されないままの放置はよくありませんので、電話なり、質問メールなりをなさってはいかがでしょうか? その場合特に糜に入った説明をしなくてはいけないわけではありませんのでご安心ください。もしご自身の説明が不十分だと思われましたらこちらの皆様の返答を参考に書き上げればまずは対応できると思います。

723 名前: 774 投稿日:2003/10/08(水) 18:58
乳房温存術後の放射線療法については、温存術単独の場合との比較で、
既にEvidenceが得られています。
1995年のN Engl J Medによれば、1450症例に及ぶ手術例を調査、うち781例の
局所再発症例について検討を加え、
”乳房温存術後放射線療法により局所再発と乳房喪失のリスクは減少するが、
10年生存率には影響しない。
また、乳房温存+放射線療法は乳房切断術と同程度の生存率と局所再発率が
得られる。”と結論しています。
このEvidenceをもとに乳房温存後の放射線療法を付加することが日本でも一般的に
なっています。


724 名前: I.K 投稿日:2003/10/08(水) 19:45
つまり、局所再発は減るが、全身の遠隔転移の増減には影響してない、
ということですね?

温存後の放射線は、局所再発を減らす意味しかない、ということですね?
(もちろんそれも大切なことなのは分かってます。)

このところの温存後の放射線についてのQ&Aに一喜一憂していましたが、
774様のこの医療情報のご提供で、自分の選択に確信が持てました。
ありがとうございます。m(__)m

私は放射線を避けるために、全摘を選択しました。
放射線にしろ抗癌剤にしろ、再発を抑える効果が期待できると共に、
それによる新たな癌の発現の危険があるということでしたので、
術後補助療法で抗癌剤が避けられないのなら、せめて放射線だけでも避けたい、
と思っての選択でした。
このところの、まるで放射線に遠隔転移を抑える効果もあるような書かれ方に
早まったのかな、と不安になっていたんですけど、主治医の先生の説明は
正しかったと分かって、本当にホッとしました。
先生、疑ってゴメンねー!全摘は後悔してないよ!


725 名前: 774 投稿日:2003/10/08(水) 20:20
I.Kさんへ
I.Kさんの選択は正しいと思います。
”放射線に遠隔転移を抑える効果もあるような・・・”に関して
温存術後放射線療法はあくまでも、術後局所併用療法とお考えください。
局所再発を減少させるために温存術に併用します。
”10年生存率には影響しない”の一節には、当然放射線によるマイナスの
副作用もあまり影響しなかったということも含まれますが・・・。
全摘の場合はがん細胞の局所残存を防ぐ目的での術式ですから、
局所の付加治療は不要となります。(完全な手術が行われたことが条件ですが)
リンパ節郭清が不完全な全摘の場合は、胸壁への術後放射線照射により、
局所再発が3分の2軽減し、10年後の死亡率も減少することが報告されています。

726 名前: 774 投稿日:2003/10/08(水) 20:29
追記
現時点での結論としては、局所治療としては乳房温存+放射線か
非定型乳房切断の選択で、乳房切断の場合もリンパ節転移の状況によっては
放射線を検討する。十分な切断術、郭清が行われた場合は局所放射線は併用しない。
血行性転移の可能性に対して、全身術後補助化学療法を併用して行く。
といったところでしょうか。

727 名前: まいち 投稿日:2003/10/08(水) 20:31
くわしく丁寧なご返答ありがとうございます。聞いてばかりで申\し訳ないのですが、名無しさんがおっしゃった乳線症などはやはり手術などで治す形ですか?またどんな病気なのでしょーか?

728 名前: I.K 投稿日:2003/10/08(水) 22:46
774様。
ご回答ありがとうございます。

主治医との間では「局所再発」ではなく「胸壁再発」という単語が使われていたので、
「再発」というと「局所再発」ではなく遠隔転移の再発の方しか頭に浮かんでこなくって、
勝手に不安になって、お騒がせして申し訳ありませんでした。

言い訳になりますが、一般人は「局所」や「全身」の概念に不慣れなんです(T_T)。
いや、そんなの私だけかもしれませんが・・・(^^ゞ。

それから、図々しいですけど、また新しい「現時点での結論」が出てきましたら是非教えて下さい<(_ _)>。

729 名前: 774 投稿日:2003/10/09(木) 00:01
まいちさんへ
乳腺症なら経過観察か薬物療法でOKです。

730 名前: 774 投稿日:2003/10/09(木) 00:02
I.Kさんへ
分かりました。

731 名前: 投稿日:2003/10/09(木) 16:59
狸さま、774さま、いつも的確なアドバイスありがとうございます。
おかげさまで吐き気もなんとか治まり、少しずつ食事も摂れるようになりました。
点滴の時にも吐き気止めの薬を入れてもらっているのですが、なかなかきついです。
それだけガンを叩く力があるのだと信じています。

昨日はかなりうろたえていて適切な言葉が使えず、誤解を招く書き方になってしまったことを
お詫びいたします。
「医者を信用しろ」というのは、これだけを言われたのではなく、いろいろな検査結果を踏まえて
いちばん良いと思われる治療方法を選択しているのだから信じなさいという言われ方でした。
病院の今までの治療歴に鑑みて、今の私への治療方針も決めているので、必要な治療を省いている
訳ではないとも言われています。
きちんと考えて下さっているのだとは思いました。
放射線科医さまの書かれているように、
>断端の状況や腫瘍の組織所見などをあわせて判断され
放射線は必要ないことになったとすれば、私は無茶なお願いをしていることになりますね。
それでもやっぱり、放射線療法の有無で再発率が大きく違うなら、やってほしいと思うし、
セカンドオピニオンを考えてみたいと思います。
ありがとうございました。

732 名前: ネコ 投稿日:2003/10/09(木) 23:51
狸さま
蕁麻疹はだいぶ治まりました。
お酒を飲むとかゆみが少しでてきます。
飲んではいけないと言われましたが
ちょっと機会があり飲んでしまいました・・・。


733 名前: がけっぷち 投稿日:2003/10/10(金) 14:17
狸さん、こんにちは。以前、母の乳癌が発覚した時に相談させて頂いた者です。今、現在国立N病院で治療を受けています。CEFを3回投与した後、体力的にこれ以上は無理だという主治医の判断で、乳房温存手術とリンパ節切除を行いました。手術前はしこりの大きさが半分以下になり抗がん剤がかなり効いていると思っていたんですが、乳房も転移したリンパ節の方も実際は小さな癌がいくつも集まり一つのかたまりになっていたそうです。そしてリンパの顕微鏡での検査の結果、ごく微小の癌が無数に存在していたそうです。CEFの効果は五段階評価の一番下でした。主治医は抗がん剤はまだ無理なので放射線をしばらく続けてから次はタキサン系かハーセプチンを考えています。やはりこの選択がベストでしょうか?体力的な事を考えて下さってますが、おそらく全身に廻っている癌の方が心配で・・・ 骨にも転移しています   ホルモン受容体は中間でホルモン療法はあまり効かないだろうと言われました。   どうかアドバイスよろしくお願いします。 あと、主治医がよくハーセプチンは再発した時にしか使えないと言うのですが、そうなんでしょうか?     長く、まとまりのない文章ですいません

734 名前: 投稿日:2003/10/10(金) 14:58
狸です。
<がけっぷちさん
ご無沙汰いたしております。状況拝見いたしました。リンパ節の方が十分に取りきれていない可能性がある事と、遠隔転移、骨転移をきたしているのですね。ハーセプチンが候補に上がっていると言うことはHer-2の発現は確認できたと言うことですね? そうなりますと既に骨転移がありますので保険適応的には使用は可能なはずです。しかしながら骨転移巣への効果は残念ながらあまり期待できません。むしろビスホスホネート系薬剤のほうが期待できます。自分の考えとしては
・ホルモン受容体陽性であるのでホルモン療法、アリミデックスかアロマシン、これらが無効になったらヒスロンを入れる。ノルバデックスはハーセプチンとの併用はメカニズム的に増悪の危険性があるのでアロマターゼ阻害剤のほうが好ましい。
・ハーセプチン保険使用可能なので(一応確認ください。効果効能がHER2過剰発現が確認された転移性乳癌ですので使用できるはずです)使用を検討する。ただしCEFでの副作用(内容不明ですが。。。)を考え化学療法はまずは待ってみる。
・放射線の局所照射は既に骨転移があるのですが胸部への転移ならば局部照射できるでしょうから温存している事もありますし、やるべきでしょう。ちょっと温存にした点がどう影響するか不安ではありますが。
・高カルシウム血症か骨粗しょう症としてビスホスホネート、ボナロンかフォサマックの使用を求める。これは骨転移への効果が期待できるからです。
私としては以上の方針を考えました。状況が厳しいので是非他の先生、774先生のご意見もうかがいたいと思います。

735 名前: 774 投稿日:2003/10/10(金) 17:02
StageⅣ乳がんですから、治療の主体は、化学療法、内分泌療法となります。
また、場合により局所放射線療法や、手術療法が姑息的に行われることもあります。
今回の手術がこのケースにあたります。
乳がんの骨転移巣に対しては、放射線療法が、また、骨転移関連症状に対しては、
ビスホスホネート製剤などの使用で良いと思います。
現在の全身状態を考えた時に、薬物療法としては、ホルモン療法が中心とならざる
を得ません。状況により化学療法の再開が望まれますが、術前化学療法CEFの効果の
検討から、いきなり2次化学療法としてのTAX,TXTやハーセプチンの使用を考慮する
ことは妥当と思います。
具体的なホルモン剤など治療薬剤については、狸さんと同意見です。
あと、今後は早期に緩和治療などの併用をお考えになられたらと思います。

736 名前: がけっぷち 投稿日:2003/10/10(金) 22:35
狸さん、774さん、アドバイスありがとうございます。お忙しい中こんなに早くお返事を下さって大変嬉しく思っています。今日は主治医と話す機会がもてず、帰って来ましたが、先程の説明につけたしさせて頂きます。骨転移は胸部で2か月程前(CEFを始める少し前)の時点での骨シンチの結果では小さくて、無いに等しいからまだ経過を診れるだろうという判断でした。また近々行う予定です。現在、痛みはありません。   次にCEFの副作用ですが、嘔吐、脱毛、食欲不振、便秘、だるい、そして骨髄へのダメージがかなり出ている、との事でした。 HER2発現については確認していませんでした(再発乳癌にしか使えない、と聞かされていました)。主治医とアポがとれ次第、お尋ねするつもりではいますが、    ・主治医がおっしゃったホルモン受容体が中間というのは、片方が+で、もう片方が-という事でしょうか  ・抗がん剤投与を行う前、主治医に「抗がん剤とホルモン療法の併用はあまりよくないのがわかっているからしない」と言われましたが、術前の場合の話なのでしょうか、ハーセプチンとタキサン系との併用なら良いのでしょうか。・ビスホスホネートについて適応が難しそうですが相談するつもりです。許可が下りたとして抗がん剤とホルモン療法と併用しても問題ないでしょうか     ・そしてこれは主治医に聞く事はできませんが、セカンドオピニオンした方が良いでしょうか こちらでお話を伺っていると、ここでいいのかな?と思ってしまいます。 あと、放射線は受けさせます。  まとめるのが下手でだらだら書いてしまいました、すみません。ご意見お聞かせ下さい。

737 名前: 投稿日:2003/10/10(金) 23:24
狸です。
まずビスホスホネートはいわゆる抗癌剤ではありません。副作用は乱暴に言ってしまうとかなり軽いものです。ボナロンやアレディア、フォサマックと副作用と検索すれば出てきますが、吐き気や飲み込み困難などで、その発症は一般の抗癌剤とは作用機序も全く異なります。ただし骨転移巣での癌増殖抑制、もしくは骨転移形成の阻害にしか効きません。またこの薬剤とホルモン療法の併用は特に問題はありません。ですが放射線との併用は放射線による食道への影響が出る可能性もあるので同時期は出来ないかもしれません。その場合うまく適応をすり抜けられればボナロンやフォサマックのような経口剤ではなくアレディアのような注射剤なら大丈夫かもしれません。
 次にCEFの影響ですが、お書き頂いた状況はかなり患者さんにとってお辛い状況と思われます。ここでタキサンを含むレジメンはやはり難しい気がします。骨髄毒性がある以上、タキサンも、また国内では乳癌適応はないですがハーセプチンとの併用が効果的なナベルビンも使用がためらわれます。ハーセプチンの使用がハーセプテストかパスビジョンで確認できればハーセプチン単剤で、確認できなければホルモン療法+ビスホスホネートではないでしょうか?放射線はもちろん入れることになるでしょう。
 次にホルモン受容体のことですが、通常ホルモン受容体とはエストロゲン受容体とプロゲステロン受容体と両方をあわせて指しますが、一番ホルモン療法が効くとされるのは両方が陽性のケース、次にどちらか片方が陽性のケース、となります。全く発現しないのは効果がかなり期待薄ですが、どちらかでも発現が確認されれば効果が期待できます。現状ホルモン療法が最も有力な方法と思います。ハーセプチンの使用が可能であれば抗エストロゲン剤であるノルバデックスではなくアリミデックスとの併用が良い気がします。アリミデックスと似た作用を持つアロマシンは微弱ながら男性ホルモン様作用を持つと言われておりまして、これが骨にどう影響するか良くわかっておりませんのでなんとも言えません。
 最後にセカンドオピニオンですが、伺った治療内容と主治医のお考えなどは十分に柔軟性があり、十分に患者さんのために考えてくださっているのではないでしょうか?私個人的には特に大きな間違いもありませんし、どうすべきか真剣に悩んでおられる様ですので、現状セカンドオピニオンは要らない気がいたします。次回に私や774先生が言われたことを話して見て、その反応を見てから考えても良い気がします。
 さぞ大変かと思いますが、どうぞお身体を壊されませんように、、、私は明日からちょっと出かけますが、明後日夜には戻ります。何かございましたらどうぞご遠慮なくおっしゃってください。

738 名前: がけっぷち 投稿日:2003/10/11(土) 02:18
狸さん、夜遅くに本当にありがとうございます。どうかお気をつけて、、、

739 名前: 投稿日:2003/10/14(火) 03:17
今晩和、以前こちらで、お世話になった者です
検診結果Ⅲα良性のシコリと診断され経過観察で半年後にまた検診を受ける予定ですが…シコリがたまにチクチクする気がします、痛みがあると半年後の検診まで待っていて大丈夫なのかと不安に思います。この痛みは特に問題はないのでしょうか??気にしすぎでしょうか…

740 名前: 投稿日:2003/10/14(火) 10:00
狸です。
<姫さん
しこりが痛いのは周辺の神経を刺激するためであり、癌から痛覚を惹起するものが出ているとかではありません。むしろ検査結果から推察しますと乳腺炎か何かである可能性が高いように思いますが、ご心配の向きも良くわかります。個人的には可能性はかなり低いように思いますが、いかんせんネット上のお話ですので確証にはなりません。ですが半年間そう言う気分ではさぞおつらいだろうと思いますので、もう一度違う病院での検査を考えてはいかがでしょうか? そちらで出た結果と最初の結果を合わせて考えればいいのではないでしょうか? その際前の結果を伝えても伝えなくても良い気がしますが、セカンドオピニオン的な格好ですね。いささかイレギュラーかもしれませんが、現状を考えますと悪くない気がしますが、、、。

741 名前: トニー 投稿日:2003/10/14(火) 15:07
こんにちは トニーです。
ノルバデックスの副作用について教えてください。
先月から胃痛を感じ、近くの胃腸科の診察を受けていましたが、日曜日から痛みが強まってきたので今日も診察を受けに行ってきました。念のため金曜日に胃カメラで検査することになりました。
自分的に胃痛の原因は仕事のストレスと思っているのですが、ノルバデックスで胃が炎症を起こすことはありますか? 以前自分で副作用について調べたときは胃炎などの症状はなかったと思うのですが・・・。
どなたか教えてください。よろしくおねがいします。

742 名前: 774 投稿日:2003/10/14(火) 15:49
ノルバデックスの副作用として、報告されているもので、消化器の症状
に関係しそうなものとしては、血栓塞栓症(0.1~5%未満)、重篤な肝障害(0.1%未満)
膵炎(0.1%未満) 、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、腹痛等(0.1~5%未満)
といったところでしょうか。
”胃痛”といっても胃の症状とは限りませんので、精査は必要と思います。

743 名前: 投稿日:2003/10/14(火) 17:02
狸です。
ノルバデックスの副作用ですが、余り知られていないことですが、特に若い方では肝脂肪蓄積と言うのがあります。ですが全くと言っていいくらい症状が出ませんで、しかも血液検査でも引っかからずに、CTくらいでしか発見できません。ご専門の先生に伺ったところでは健康面への影響もまずないと言うことですので、今回のご相談のケースにも当てはまらない気がします。ここは774先生の言われる通り検査が良いかと思います。

744 名前: トニー 投稿日:2003/10/14(火) 23:53
774様、狸様ありがとうございます。
774様のコメントで最後の方が文字化けしてしまったのですが、狸さまのお話によると検査を勧めていらっしゃるのですよね?(^_^;) ありがとうございます。検査を受けてみますね。
乳ガンの治療を受けている病院は、予約日以外に診察に行くとすごく待たされるのと、主治医は外科ということもあり今回は(乳ガンのことを伝えた上で)今までかかりつけだった病院に行きました。
胃痛の結果はどうであれ、主治医には次の診察のときに報告するつもりです。
体の不調はどこまで主治医に診てもらった方がよいのか迷ってしまいます・・・。この迷ってしまう気持ちも主治医に伝えてみようと思います。


745 名前: 774 投稿日:2003/10/15(水) 00:15
再掲します。
”胃痛”といっても胃の症状とは限りませんので、精査は必要と思います。

746 名前: 投稿日:2003/10/15(水) 02:14
狸サマ>有難うございます。病院へは最初に地元の総合病院、次に県のガンセンターでの検診でどちらも経過観察でした、最近痛みを感じちょっと不安になってました特にシコリの大きさの変化は感じないので、次の検診まで待ってみても大丈夫ですかね…
二月の予定です

747 名前: 投稿日:2003/10/15(水) 09:59
狸です
<トニーさん
最近乳がん検査が特に混みあっているようですが、これは新聞で大きく誤診、見過ごしが報道されたためのようです。そうした中で不安を感じる事は多いかと思いますので、すぐにでも主治医に掛かりたいが、混雑しているので、、、となるとますます精神的に良くありませんね。
私としましては、現在受けている治療が乳癌ですので主治医に相談するのが基本であると思います。ですが先に書きましたような事情もありますので検査自体は他で受けるのも構わないかと思います。しかしながら乳癌の専門家と消化器の専門家ではどうしても得意分野がずれますので、胃カメラの方から得た情報は漏れなく主治医に伝えられるように依頼してはいかがでしょうか? ノルバデックスは副作用が少ない優秀な薬剤ではありますが、774先生がご指摘のように副作用が全く無いわけではなく、実はまだ一部の副作用は発生の機序が判っておりません。そう言う点では処方した医師のほうが情報に通じていると思われますので、情報は可能な限り伝えたほうが良いと思います。可能であれば診断のコメントなどを文書で作成してもらい、主治医に渡せるといいと思います。

748 名前: 投稿日:2003/10/15(水) 10:00
狸です。
<姫さん
最近話題になっております乳癌見落としの件は経験のない医師による触診が主な原因でありますので、姫さんのように細胞診までやって、しかも2箇所で同じコメントを出しているのですから危険性は相当低くなっていると思います。心配されるのはもちろんなのですが、仮に更に1施設追加しても状況は同じかもしれません(前のカキコ時には2箇所でやっておられたと判りませんでしたので追加を提案しました)。しこりに変化が無い事もありますし、心配しすぎないように、でも慎重に経過を見てはいかがでしょうか? なお何度も言いますが、気になると言っても刺激を加えるような事はいけませんよ。

749 名前: 投稿日:2003/10/15(水) 23:56
狸サマ>わかりました、刺激を与えず次の検診まで過ごします。お返事有難うございました。

750 名前: わかな 投稿日:2003/10/17(金) 03:38
狸さま、以前アドバイスを頂きましたわかなです。お陰さまで超音波では何も見付からず再度細胞診を受けた結果異常な細胞は見付からないとの事で無事すべてが終りました。狸さまに色々と詳しく教えて頂けたお陰で不安にならずに済んだように思います(アドバイスは今も携帯に残してあります)。本当にありがとうございました!また何かありましたら宜しくお願い致します。

751 名前: がけぷち 投稿日:2003/10/17(金) 06:01
おはようございます、いつもお世話になっております。 放射線治療が始まって二日目の昨日、主治医と話す事ができました。 まず、ビスホスホネートですが、カルシウム値が正常であるし、痛みも出ていないので使えない、と、骨転移の事自体「疑いがあるという事だったけど、今は無いんじゃないかとみている」と言われました(骨シンチで癌があった方の胸に小さな影ありました)。 そして、放射線もその疑わしき箇所には照射していません(しないよりはしてもらうようお願いした方がよかったかと、後で思ったんですが)。 以前、放射線の説明があった時、確か「骨転移にも効果が望めるので」と言っていた気がするんですが・・・  次にホルモン受容体は陰性でした(これは録音してあるのですが、中間だと・・・僕の解釈が間違っていたかもしれません。状況が変わってしまい、申し訳ありません) HER2は3+でしたがハーセプチンはやはり再発してきたときに使うつもりのようです(その時はタキサン系か、ナベルビンも考えているそうです)。ですが、骨髄が回復するか、あるいは放射線治療が終了してからでも早めに使えないか、お願いするつもりです。ハーセプチン適応について、こちらでアドバイス頂きましたし、自分なりにも調べてみましたが、再発してないと使えないとは納得しにくく。   前に「一年以内に亡くなる事も有り得る」と言われましたが、昨日最後に「確かに完治は難しいけど可能性が無いわけじゃない。だからってあれもこれも少しでも効果がある薬を全て使ってたら今度は逆に体がもたない。気持ちはわかるけど、あせりすぎ、あせらない、あせらない」と、母抜きの話し合いでしたが、僕の肩をたたいて言って下さいました。  頼もしいですが、ハーセプチンや今回の放射線について疑問が残ってしまいました。どう思われますでしょうか?  

752 名前: 投稿日:2003/10/17(金) 14:09
狸です
<がけっぷちさん

まず放射線ですが、確かに骨転移巣でも効果が期待できます。もし以前自分のカキコで誤解を招くような表現がありましたらご容赦ください。副作用をメインに書いたせいかもしれません。いずれにしましても申し訳ありませんでした。
 次にハーセプチンですが、おっしゃるとおり明確な再発(転移)と判断されない限り保険適応上は使用できないことになっております。しかしいわゆる補助療法的な臨床試験もされていると思うのですが、現状データがないため、また保険上も許容されないため医師としては使えないとしか言えないと思います。ですが学会などでの最新の情報や専門家の意見、更に作用機序から考えますと予防効果も十分期待できると個人的には思います。
 ビスホスホネートですが、これに対する意見を聞いても、非常にマニュアルを重視する医師であると思われます。もちろん重要なことですが、一度骨転移を疑うような所見が出ていることやHer2+++であることからも容易に転移や再発を引き起こすと考えて念の為少し踏み込んだ治療を考えてもよさそうに思います。さすがにハーセプチンは高価ですし、副作用の観点からもいささか躊躇されますがビスホスホネートは安全性の高い薬剤で、しかも1錠170円ほどと安いので、保険から外れても処方してもらえると良いのですが、、、。

753 名前: 投稿日:2003/10/17(金) 14:19
狸です。
<わかなさん
良かったですね。ほっとしました。今回ご自身の健康に気を配ることや、検査を受けることを恐れても仕方がないことなどお分かり頂けたのではないでしょうか?お子様のためにもご自身の健康に気を配る事は何よりの事と思います。差し出がましいようですが、すぐに検査に言ってなんともなくて安心した、というのが一番嬉しい事です。検査に行きそびれたために大変な事になった例を多く見てきましたので、、、。
何か心配な事がありましたらいつでも又カキコください。子育て、頑張ってくださいね。

754 名前: がけっぷち 投稿日:2003/10/17(金) 16:43
狸さん、お返事ありがとうございます。 こちらこそ誤解を招いてしまい、申し訳ありません。放射線の事は、主治医に言われた事について書きました。 狸さんがおっしゃるように僕ももう少し踏み込んだ治療をして頂きたいと思っています、母の体を心配して下さっているようで、実は適応外のものを使いたくない言い訳ではないか、ともとれてしまいます。 「検査結果次第で、放射線が終わったら治療は休止するかもしれない」とも言われました。確かに主治医に任せるのであれば、放射線の後、やる事がなくなってしまいます。 主治医は確かに真剣によく考えて下さっていますが、僕は癌患者にとって、時間が、特にまだ体が動く今が、どれだけ貴重であるか、父の事でも経験しているので、わかっているつもりです。もちろん、薬づけもかわいそうですが、転院も視野に入れて、少し様子を見ながら考えていこうと思います。

755 名前: せれな 投稿日:2003/10/17(金) 23:03
私は今、乳癌で(2b期、グレード3、リンパ節転移1つ、ホルモン関与なし)放射線治療(週3回14回終了)と抗癌剤投与(ファルモルビシン+エンドキサンのEC療法で2回投与済み)をしていますが、最近咳が止まらず、個人の呼吸器の病院で診てもらった所、レントゲンで肺に影があり、放射線治療が原因で気管支で炎症をおこしているのでは?と言われましたが果たしてそうなのでしょうか?もともとアレルギー鼻炎があるからその為でしょうか?乳癌の主治医に相談すべきなのか放射線の担当医に相談すべきなのか、その呼吸器の先生にセカンドオピニオンしてもらうべきなのでしょうか?教えて下さい!

756 名前: 投稿日:2003/10/18(土) 07:27
狸と申します。
<せれなさん
放射線治療後数%の確率で肺に炎症を生じる事がありますのでこのケースではないかと思います。乳癌の治療をしてくれた主治医や実際に放射線療法をおこなった医師にしてもこう言った症状が出る事は存じているはずですので、どちらかに相談すべき事かと思います。少しアレルギー鼻炎がおありとの事ですが、アレルギーの病態は様々ですので一概には言えないかと思いますが、少し影響があるのかもしれません。なお放射線療法に伴う肺炎は一過性であるケースがほとんどですので、既に発見されている事ですし、治療によってそれほど時を経ずに好転すると思います。

757 名前: ある放射線科医 投稿日:2003/10/18(土) 15:05
放射線治療後の炎症として放射線肺臓炎が有名で、これは照射野内に発生し、治療終了後数ヶ月後に発生する場合があります。これに対して、特に乳癌術後の照射で比較的有名なものがBOOPといわれる肺炎の一種が発生する場合があります。比較的まれなのですが、照射野外にも広がり画像上は派手な割りに症状が乏しいことが多いようです。
http://nv-med.com/jrs/pdf/20036306/332.pdf
せれなさんの場合、たまたま気管支炎や感冒などがあったため発見されたのではないかと思います。ただ、実際は照射野との照合などが必須だと思いますから、治療をうけられた施設での診療が必要です。放射線肺臓炎の場合であれば、ステロイドの処方が必要となる場合もありますから。

758 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/19(日) 19:36
こんばんは。10/4に書き込みした者です。乳癌術後三か月経とうとしていますが、最近、咽の奥と食道の下部あたりに異物感があるのです。ちょうど団子がつかえているような感じです。そして、手術した右胸の鎖骨下の残した筋肉の上に5ミリ程の玉ができました。摘むと筋肉とは離れているように感じます。病院には月一度なので月末には行く予定ですが、咽の異物感がかなり気になるので、先生方にお聞きしたく、書き込ませていただきました。どうぞよろしくおねがいします。

759 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/19(日) 20:50
それと…たんなる運動不足なのかもしれませんが、股関節と膝が痛みます。車の乗り降りなど気を付けないと足を踏み出して体重をかけた時にズキッと顔をしかめる程きます。動かすと鳴ったりもします。気にしすぎでしょうか?
今は抗癌剤一切使用していません。

760 名前: 投稿日:2003/10/20(月) 09:23
狸です
<ドルカスさん
飲み込み困難と言うことでしょうか? 最初に伺ったタキソ-ルとノルバデックス投与から恐らく時間がたっていることや、現在投与している薬剤が無い事などを考えますと副作用と言うことではなさそうです。ドルカスさんは確かかなり広範囲に切除を受けられていて、リンパ節転移も多かったので、この場合転移の危険性も否定できません。鎖骨近辺のできものと骨痛のような痛みと合わせて今月末にあると言う検診で全て主治医に伝えてください。ただしかなり大変そうですし、前もって電話で症状を伝えて対策を考えてもらってから行かれた方が良いと思います。現状ではどういった状況かの判断は付け難いです。お役に立てませんで申し訳ございません。

761 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/20(月) 11:41
狸様
いつもレス有難うございます。
咽、食道の異物感、違和感は、物が飲み込みづらいとかはまだ無いですが、常に物がつかえている異物感です。
しかし、乳癌からの転移は骨、肺、肝が殆どで、食道や喉頭、胃は聞かないので、これは思い過しなのではないかとも思ったわけです。最終検査からまだ2か月半、尿や血液検査に至ってはまだ1か月しか経ってないわけですから自覚症状が出てくるような転移が、その時わからないわけ無いですよね。


762 名前: 投稿日:2003/10/20(月) 19:39
狸@出張先です
<ドルカスさん
おっしゃるとおりで転移先としては考えにくかったのでついあいまいに書いてしまいました。すいませんでした。受けられた治療のすべてを知っていたわけではないので放射線の影響かな?とか、副作用とかもいろいろかんがえたのですが、思いつきませんでした。そのあたりも考えまして主治医に相談すべき、といたしました。特に危険性がどうとか考えた訳ではありません。もし不安感を掻き立てたようでしたら申し訳ございませんでした。

763 名前: ドルカス 投稿日:2003/10/20(月) 23:29
狸様
いえいえ、そんなふうには思っていません。
いつも不安に即応していただき、とても感謝しております。
我々癌患者にとって、些細な不安でも答えていただけるということは本当に心強いかぎりなんです。

764 名前: 1年生 投稿日:2003/10/21(火) 03:00
今月発売の「月刊がん、もっといい日」で見たのですが、
シメチジンの転移再発予防の効果について、大腸癌の5年生存率で
投与群84.6パーセント、非投与群23.1パーセントの差があるとありました。

セレクチンの発現を抑え、sLe-XやsLe-Aとの結合を阻止して
再発転移を防ぐという仕組みで、乳癌でもsLe-XやsLe-Aの高発現が
認められるため、シメチジンの再発転移予防に役立つ可能性が大きいと
期待されている、とのことですが、

転移の最初の段階で、それを阻止するということは、
術後すぐでなければ、服用しても効果は期待できないということでしょうか?

抗癌剤やホルモン剤などとは、比較にならないほど効果が大きいので
どの道一か八かの念の為術後治療をするなら、少しでも効果のある薬を
服用したいと思うのですが、何分にも素人で、本当のところが
よく分からず、ここにおすがりする次第です。
なにとぞよろしくお願いします。

765 名前: ぴよ 投稿日:2003/10/21(火) 10:10
初めまして。乳ガンの痼りというのはどういう感じなんでしょうか?私はかなり前から両胸に同じような丸いものがあるのですが、やっぱり乳ガンなんでしょうか?

766 名前: 774 投稿日:2003/10/21(火) 10:23
1年生さん
乳がんの場合は、再発・転移予防のための術後化学・ホルモン療法が、
年齢、リンパ節転移の有無、ホルモン受容体の状況などにより、細かく
検討、効果が認められています。まずはよりEvidenceの明確な治療法
から選択されることが望ましいと思います。
乳がんに対するシメチジンの転移再発予防の効果については徐々に数字
が出てくることと思います。
現時点で検討するなら、術後補助化学療法と併用する方法もあると思います。

767 名前: 774 投稿日:2003/10/21(火) 10:27
ぴよさんへ
乳腺症や線維腺腫などが最も疑われますが、専門医による診断が必要です。
乳がんの確定診断は、細胞診や組織診をもって行います。
まずは外科、乳腺外来などへの受診をお薦めします。

768 名前: ぴよ 投稿日:2003/10/21(火) 10:34
774さん
ありがとうございます。乳腺症や線維腺腫というのは乳ガンとはまた違う類なんでしょうか?検査は外科なんですね。ありがとうございます。

769 名前: 1年生 投稿日:2003/10/21(火) 14:27
774さま。
ご回答ありがとうございます。
すみません、私の書き方が悪かったようで、誤解されてしまいましたが、
術後の化学療法6クールは終了して、半年経っています。

ですので、今更セレクチンの発現を抑える薬を飲んでも、転移再発予防の
意味があるのかどうか知りたいんです。

それから、乳癌には晩期再発ということがありますが、その場合の、転移自体は
術後すぐにしているんでしょうか?
えーと、つまり、術後すぐに転移していて、それが5年10年かけて育って、検査で
見つかる、ということなのでしょうか?
すみません、転移のメカニズムって難しくて…。宜しくお願いします。


770 名前: 774 投稿日:2003/10/21(火) 17:07
1年生さんへ
まず、シメチジンについて、大腸癌に対するCOX2阻害剤との併用効果、
腎細胞癌に対するインターフェロンとの併用効果の臨床報告は多くありますが、
乳がんに対しては、動物実験の段階で、非特異的細胞性免疫能に及ぼす効果、
がん細胞の静脈内皮細胞への接着抑制効果などが明らかにされており、今後
臨床的効果を評価して行く段階です。
血管内皮への接着抑制効果により、血行性転移の予防が期待されています。
その点”転移再発予防の意味がある”と思います。また、シメチジンには
女性ホルモンの中のエストロン(E1)を増大させ、エストロゲン誘発性の
乳がんなどを抑制する作用があるのではないかとも考えられています。
”晩期再発”に関しては、ご推察の通りと考えられています。
なお、現状におけるシメチジンのがんに対する薬理作用の詳細は狸さんの
ご意見もお聞きしたいと思います。

771 名前: 774 投稿日:2003/10/21(火) 17:53
補足訂正
”シメチジンには女性ホルモンの中のエストロン(E1)を増大させ、エストロゲン誘発性の
乳がんなどを抑制する作用があるのではないかとも考えられています。”のくだりは訂正します。
正確にはシメチジンによる影響が認められるのは乳がんなどで増加するエストロン(E1)の
代謝産物である16α-hydroxylatedエストロンです。そして、エストロゲン誘発性の
がんを抑制する作用があることがわかっているのは、エストロン(E1)の代謝産物である
2-hydroxylatedエストロンの方です。
16α-hydroxylatedエストロンの増加による、フィードバックという説明が妥当でした。
補足訂正いたします。

772 名前: 774 投稿日:2003/10/21(火) 18:20
追加
ただシメチジンには、女性ホルモンへの影響により、女性化乳房や
乳汁分泌増加などの副作用や、子宮に対する影響なども指摘され
ていますので、その部分がホルモン受容体陽性症例にどう影響を
していくのかなどの問題がのこされていますので、適応に際しては、
十分な検討が必要と思います。

773 名前: せれな 投稿日:2003/10/21(火) 20:44
狸様 放射線科医様 
先日はありがとうございました。今日、放射線の受診の日でしたので、
話しをし、呼吸器科の方へ受診させてもらった所、レントゲンと採血の結果
風邪のよる気管支炎ではないかということで薬をいただきました。
服用はしているのですが、あまり効いてませんが・・・。
骨髄抑制のせいかもしれませんので、しばらく様子をみようとおもっています。
色々、考えて不安になってしまいましたが、こちらの掲示板で
ご相談できて本当に良かったと思います。本当にありがとうございました。

774 名前: トニー 投稿日:2003/10/21(火) 22:26
774様、狸様、先日は回答していただきありがとうございました。
先週、胃の検査をしてきました。結果はストレスによる胃炎でした。
検査結果を主治医に伝える為、診断書をお願いしようかと思ってたのですが、説明時に結果を図で示し、記念にと写真までくださいました。来週に診察があるので、そのときに持って行こうかと思います。
回答ありがとうございました。

775 名前: 1年生 投稿日:2003/10/22(水) 19:01
774さま。
丁寧なご回答をありがとうございました。
すでに転移している(まだ発見できない大きさの)癌細胞には無効だが、
これから転移しようと血管内を流れている癌細胞の血管への接着は阻止できる
可能性がある、ということですね?
ただ、乳癌においてはまだ動物実験段階だ、と。

補足訂正と追加の箇所、とても興味深く読ませていただきました。
効く効かない作用するしない、と簡単に考えてしまいがちですが、
人間の体ってそんなシンプルなものではないんですね。

薬理作用の詳細も合わせて、狸さまのご意見も是非お願いします。

本当にありがとうございました。過去ログにも助けられてまいす。

776 名前: がけっぶち 投稿日:2003/10/22(水) 23:29
シメチジンについて僕も興味深く読ませて頂きました。今のうちの母に是非使いたいと思ったのですが、まだ時間が必要のようですね。

777 名前: がけっぷち 投稿日:2003/10/24(金) 00:06
シメチジンは薬局に売ってるんですね。  失礼しました。  副作用に、めまい、興奮、白血球低下、一緒に飲んでいる他の薬の効き目を強める等、あと、女性化乳房というのがよくわからないのですが・・・あるようですね。 母に飲ませてみようか悩んでいます。 ただ、金の無駄、で済むならまだいいんですけど、少し恐いですね

778 名前: 1年生 投稿日:2003/10/24(金) 04:43
がけっぷちさま。
金の無駄、といってもそこらそんじょの健康食品の比じゃないですから、
特にひどい害がないのなら、薬局で胃が痛いと言って買いたいですよね。
乳癌ではホルモンに作用する、というあたりが不安ですが…。

この掲示板、本当にありがたいですね。
主治医に聞いても、口頭の説明では一度で理解なんて絶対無理だもの。
私、難しいところは紙に写して音読しながら理解しようと頑張ってます。
お母様にも宜しく!一緒に頑張りましょうとお伝えくださいませ。


779 名前: せれな 投稿日:2003/10/24(金) 16:48
腫瘍マーカーで教えて下さい!腫瘍マーカーの数値は基準範囲内で上下することは良くあることなのでしょうか?範囲内であれば数値があがっていたとしても心配することは無いのでしょうか?初歩的な質問ですみません。手術して、抗癌剤投与しているのに数値があがってしまったので、ショックです…。

780 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/24(金) 19:25
>>779
腫瘍マーカーは単なる目安です。
少しぐらいの変動、しかも正常範囲内での変動に一喜一憂する必要はありません。
正常範囲を明らかに超えてきたら話は別ですがね。
参考までに。
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/diagnosis/010601.html

781 名前: 投稿日:2003/10/24(金) 23:40
狸です。
たった今まで癌治療学会に参加しておりまして、回答がぜんぜんできませんでした。すいませんでした。
ですが学会ではいろいろ情報を仕入れましたのでまた回答に反映させたいと思います。

782 名前: がけぷち 投稿日:2003/10/25(土) 00:39
一年生さん、こんばんは。ありがとうごさいます。 僕もこういった掲示板がある事にとても感謝しています。親身になって教えて下さる方々や自分達のように癌と闘っている方々が多くみえて、心強く、そして頑張ろうという気持ちになれます。 父の事で、やはり癌には勝てないんだ、と痛感していた矢先の母の乳癌発覚でした。本当に絶望でしたが、また本人共に前向きな気持ちに戻っていっています。共存しながら生き続けている方はいくらでもいますもんね。 母にもこの掲示板を見せました、「みんな頑張ってるんだね、私も頑張らないと」と、また勇気が湧いてきた様子でした。本当にありがとうございます。一緒に頑張りましょう。シメチジンの事は今度、主治医に相談しようと思っています。

783 名前: peppo 投稿日:2003/10/25(土) 02:53
初めて投稿します。
先日左乳房温存手術をしました。その際の病理結果でエストロゲン、プロゲステロン共に+++と出ました。来週よりホルモン治療が始まります。
そこで質問なのですが、「大豆イソブラボン」が乳癌の予防に有効、と聞いたのですが、イソブラボンは女性ホルモンの役割を担うとか。私のようにホルモン感受性が強い場合、イソブラボンをサプリメントとして摂取してもいいのでしょうか?ちなみに、HER2は++でした。
どなたかよろしくお願いします。

784 名前: 投稿日:2003/10/25(土) 09:07
狸と申します
<peppoさん
大豆に含まれるイソフラボンは確かに乳癌の予防効果があると言われています。これは本物のエストロゲンよりも弱いエストロゲン活性を有しているからです。ここまで聞くと”?”になりますが事情はこうです。
エストロゲンは受容体に結合して増殖シグナルを発生させるのですが、生体内で最強のエストロゲン(量質両方考えて、と言う事です)はエストラジオールです。イソフラボンは活性的にはその何十分の一かしかありませんが、それでも確かにエストロゲンとして機能します。受容体に結合するのです。乳癌の予防効果と言うのは大豆を摂取するとこのイソフラボンが体内に存在し(本来はありません)、これが体内のエストロゲンを押しのけて受容体に結合することでより強いエストロゲンであるエストラジオールなどが効果を発揮するのを邪魔するため、元々エストロゲンが増殖するためには必要な乳癌細胞の発生を抑制するためです。
 では乳癌が発生してしまった後の場合ですが、この場合は基本的にはイソフラボンは摂取しない方が良いと思います。理由は単純でホルモン療法の作用機序を邪魔してしまうからです。ホルモン療法とはノルバデックスのようなホルモン受容体をブロックしてエストロゲンが受容体に結合するのを邪魔するか、アロマターゼ阻害剤の様にエストロゲンの身体での合成を邪魔するか、リュープリンやゾラデックスの様にやはりエストロゲンの卵巣での合成を阻害するかのいずれかの方法なのですが、どれも弱いながらもエストロゲンとして機能するイソフラボンが身体にあるとこのイソフラボンがエストロゲンとして活動するのを手助けする事になってしまいます。実際自分でも実験した事がありますが、イソフラボンをヒトの乳癌細胞に掛けてやると増殖が刺激されます。また世間的に良く知られるノルバデックスのエストロゲンとしての作用もわずかに乳癌細胞の増殖に影響するとされていますが、この活性よりもイソフラボンはかなり強い活性です。
 peppoさんはHer-2++と言う事ですが、ホルモン療法の具体的なメニューを主治医に聞いておられますか?また年齢はおいくつでしょうか?検査結果からかなり悩ましいものですので、治療方針を知っている限りカキコ頂けませんでしょうか?せっかくですからより再発の危険性を抑えられる様にしたいと思いますので、、、

785 名前: まいける 投稿日:2003/10/25(土) 12:45
久しぶりのカキコになります。まいけるです。
妻の状態は、タキソール3投1休、アリミデックス(経口)を続けています。また、補助療法としての
ハイパーサーミアも週2回のペースです。8月の転院の時から比べるとやや改善されているようで、主治
医いわく、「毎週の診察がやや楽しみだ」と気休め?ながらも明るい言葉が出ることもあります。マー
カー値も高めながらも減少しているので「よしとしましょう」とのことです。胸水も8月に比べると減少
のようです。まだまだ楽観はできませんが、とにかく、うまくコントロールして付き合っていかなければ
と願っています。
この掲示板では狸様、774様はじめ多くの方々に有用な情報を頂き感謝しています。
今後もよろしくお願いします。まずは、近況報告でした。

786 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/26(日) 01:28
狸さん、とても詳しいご説明ありがとうございました。やはり乳がんが発生した場合は、あまり良くないようですね。
ホルモン療法ですが、来週月曜第1回目の注射を受けます。今後は月1回最低2年間注射をしていきます。(LH-RHと聞いています)
さらに、術翌日より、ノルバデックスを服用してます。(これは今後5年間)ちなみに、年齢は34歳です。
また、現時点では放射線治療もしないということになっています。(リンパ節転移0/8でした)これは今後の妊娠の可能性を考えてのことなのですが…


787 名前: 投稿日:2003/10/26(日) 13:38
狸です
<786名無しさん(peppoさんですね?)
妊娠の可能性を残すとなるといささか悩ましい治療になってしまいます。いささかきつめの事も書きますがご容赦ください。
まず現在受けられているノルバデックスはあなたのようなホルモン受容体陽性だった場合には特に再発抑制効果が出ます。また投与期間は5年が最も良いとされています。ですがノルバデックス服用中は基本的には妊娠はできません。生理的に困難になるのと、副作用の両方の観点からです。またLHRHアゴニストの投与で卵巣機能抑制が掛かりますので人工閉経状態になります。以上の点から治療中は妊娠する事はできなくなります。
 ノルバデックスによる妊娠への影響は比較的早期に回復できますが、LHRHアゴニストの方は加齢に伴い徐々に戻りが悪くなります。年齢をうかがったのはこのあたりの主治医の判断を聞きたかったからです。ノルバデックスは再発抑制を最大限に発揮させるためにも5年が良いと思われますし、LHRHアゴニストも2年から5年が良いと思われます。ですからノルバデックスをフルに使うとなると5年間は妊娠しない方が乳がん再発予防には好適です。
 仮に5年間は妊娠しないとした場合、放射線治療はなさった方が良いと思われます。乳房温存での放射線治療は再発リスク(同じ場所で)を約半分に低減します。リンパ節転移が陰性との判定ですから早期遠隔転移のリスクは低めですので、放射線治療でリスク低減は十分に意味があると思います。しかも局所照射ですので基本的には卵巣機能へは影響がありません。
 以上を考えまして、、、
・もしご結婚されていて後々お子さんが欲しい場合は放射線治療をしてかつ2年間はノルバデックスを服用し、LHRHアゴニストは投与する。そして2年後にお子さんをもうけることにする
・もし乳癌再発リスク低減を最優先とするなら放射線治療をしてかつ5年間のノルバデックス+LHRHアゴニスト投与を受け、5年後以降にお子さんをもうける
・お子さんをもうけることが最優先の場合は、すぐにお子さんをもうけてから出産後ホルモン療法などを再開します。妊娠中は一応閉経状態のようになりますので乳がんの発生リスクはやや低下しますので、、、
以上で説明が不足でしたらまたおっしゃってください

788 名前: peppo 投稿日:2003/10/27(月) 01:20
狸さん、ありがとうございました。
786の名無しは私です、すみませんでした。
5年間はノルバデックスを服用、と私も聞いていますが、もし子供を望む場合は、2年以上後に服用を中止することも可能だそうです。狸さんがおっしゃったことと一緒ですね。狸さんの3番目の方法というのもあるんですね。でも今すぐにとは考えていないので…
放射線については、明日診察を受けるので、もう一度聞いてみます。ただ私の主治医は、いくら遮蔽しているとはいえ、卵巣への影響が全くないわけではない、と言うのですよね…
それで、イソブラボンなのですが、私のようにホルモン感受性が強い場合は避けたほうがいいようですが、弱い場合、「-」の場合は服用してもいいのでしょうか?


789 名前: 投稿日:2003/10/27(月) 05:46
狸です。
放射線の影響はそこまではないと思いますがゼロとも言えないので良く相談してみて下さい。お子さんへの影響は気にしすぎと言う事はないと思います。
イソフラボンの件ですが、むしろ考えが逆ですよ。ホルモン受容体陽性だからこそホルモン療法が著効します。イソフラボンはこういう状況では結局は健康食品ですので過剰な期待は危険ですよ。予防に効くと言う健康食品は癌がわかってからではどうしてもツライものがあります。ましてやイソフラボンは場合によっては癌に栄養を与えるようなものですのでこの場合は向かないと考えます。

790 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/10/27(月) 11:20
peppoさん、狸さん。ちょっと補足します。

>いくら遮蔽しているとはいえ
遮蔽が有効なのは、検査用の放射線です。
治療用の放射線は文字通り「桁が違う」高エネルギー線ですから、
下手な遮蔽は無駄どころか有害です。
照射野を形成する鉛ブロックの厚みは20センチ近くあり、本気で遮蔽するならこれぐらいの厚みのプロテクターが必要。
薄いプロテクターでは、二次電子の放出とかがあって、却って被曝します。

卵巣機能への影響ですが、乳癌術後照射の場合、散乱線による骨盤部への被曝は2~3%程度はあると言われています。
総線量50Gyとして1~1.5Gyは被曝する計算ですから(もう少し多い可能性もあり)、不妊の可能性はあります。
少なくとも、治療期間中のセックスは厳禁です。

以上、補足させていただきました。




791 名前: 投稿日:2003/10/27(月) 11:28
狸です。
<790名無しさん
補足どうもありがとうございました。ご指摘のとおり認識が甘かったです。申し訳ありませんでした。787では影響は少ないと判断して放射線治療を薦めましたが、その後少し調べて、ご指摘のように影響がゼロではない事を認識しましたので789のように答えましたがまだまだリスクの指摘に至りませんでした。以後このような事がないように気をつけます。

792 名前: 790 投稿日:2003/10/27(月) 11:37
狸さん、ご丁寧にどうも。

放射線の専門家じゃない人が放射線について知らないのは当然ですよ。
あまりお気になさらないように。

それよりも放射線の専門家の常連さんがいないのが痛いですよね。
何人かおられるようですが、常駐しているわけではなさそうですし。

ヤフーのlabelleellene先生みたいな方がいるといいんですけどね。

793 名前: 投稿日:2003/10/27(月) 12:57
狸です。
<790さん
どうもありがとうございました。おっしゃる通り私は放射線は専門家ではありませんので素人レベルと思います。乳癌の、それも薬物療法に少々通じているに過ぎません。ですがこの様に補足をいただけますと建設的に情報が整理でき、相談なさった方には大変有用ではないかと思います。もしよろしければ今後ともどうぞお知恵をお貸しください。

794 名前: 投稿日:2003/10/27(月) 15:07
以前、術後の放射線療法について質問させていただきました楓と申します。
主治医と話すことが出来ましたので、ご報告に上がりました。

主治医の結論は、前にお話ししていただいた先生と同じで「不要」でした。
理由は、しこりとそのまわりを1センチくらい大きく切り取り、それを5ミリくらいに
薄く切って、しこりの外に癌細胞が飛んでいないことを確認していることと、放射線を
当てても、その同じところに再発することもあるので、副作用や後発のリスクを考えて
やらない方針をとっていると言うことでした。
それでも局所再発率は、一般に言われているよりも低くなっているそうです。
リンパ節に飛んでいる方の癌細胞は、今のEC療法で対処しているので大丈夫だそうです。
これが今、いちばん最新の治療法だとも言われました。
それで、ネットで調べてみたのですが、癌研究所の付属病院が同じように術後の放射線を
やっていないようですが、こちらも局所再発率が0.8%ととても低いようです。
調べた限りでは、他にはこのやり方のところはないようです。
まだ実験段階なのでしょうか。
ステージやグレードによって、適用基準を変えることはないのかとも訊いてみたのですが
局所再発については、あまり左右されないとも言われました。
説明を聞いているうちに、そうなのかと思ってしまい、セカンドオピニオンについては、
切り出さずに帰ってきてしまいましたが、よく考えると、もしも再発したときにも、
放射線をやっていたとしても再発していたと言われそうですし、再発しなくても同じことを
言われるのではないかと思ってしまいました。
どうなるかは時間が経ってみなければわからないことですが、専門知識を持たない患者が
判断し、選択するには、とても難しいことだと痛感しています。
ホルモン(-)なので今後は経過観察だけだと言われましたが、まだ迷っています。

795 名前: 774 投稿日:2003/10/27(月) 21:31
楓さんへ
これ以上レスを重ねても、かえって楓さんを混乱させるばかりだと思いレスを躊躇
しましたが、他の皆様もご覧になっていますので現状については正確な認識を持っ
ていただきたく、投稿いたします。
まず、乳房温存術、併用療法に関しては、日本乳がん学会のガイドラインがあります
ので、そちらをご覧下さい。http://www.jbcs.gr.jp/onzon/onzon_s.html
ここでは、術後早期(2週間後から)の放射線療法の併用が原則とされていますが、
楓さんの主治医の話や楓さんがお調べになったように、このガイドラインをはずれて、
放射線療法を併用しない施設が癌研病院の他にもいくつかあります。しかし、これは
あくまでも現時点ではトライアルとして行われている方法ですので、そこには十分な
インフォームドコンセントが必要と思います。
楓さんと主治医のやり取りをうかがうと、楓さんサイド主導で何となくそのような形
にはなっている様ですので、あとは楓さんの決断ということなのでしょうか?


796 名前: 投稿日:2003/10/28(火) 00:26
774さま
アドバイス、ありがとうございました。
ホームページの情報もありがとうございました。
また自分の不安にばかりとらわれて、他の皆さまに不安を与えるような
カキコミをしてしまったことをお詫びいたします。ごめんなさい。

放射線をしないのは、まだトライアル中のやり方なのですね。
最初の診察から今まで、とても親身に説明していただいていたのに、
術後の放射線についてだけは説明が具体的でなく、調べても方針の
裏付けになる根拠がどこにもないやり方だったので、「なぜ?」と
理解できずにいました。
別のところでも同じ理由で「不要」と言われたら、納得して
受け入れられそうです。
術後のセカンドオピニオンをお願いできるところを探してみます。
自分で決断を下すのはとても怖いのですが、できるだけ調べて
後悔しないように考えたいと思います。
ありがとうございました。

797 名前: ネコ 投稿日:2003/10/28(火) 13:12
こんにちは。
今日は検査の日でした。
血液検査でアレルギー反応が出ました。
やはり薬のせいでしょうか。
主治医に今月の初めに蕁麻疹が出たことを伝えましたが
処方は変わりませんでした。

798 名前: peppo 投稿日:2003/10/28(火) 23:00
狸さん、790名無しさん、774さん、楓さん
私も放射線治療で迷っています。
一度「放射線はかけなくていい」って言われたのでそのつもりでいたら「やっぱりかけたほうがいい」という話になって。放射線をかけたからといって絶対再発しないとは言い切れないだろうし、かけなかったから再発するというのでもないだろうし。かけることによる卵巣機能への影響やその他の影響、それらを踏まえると、再発のリスクが0%になるわけではないだろうに、かける必要があるのだろうかと…もちろん、現在の標準的治療がかけることだとはわかっていますが…
最初は絶対かけるものだと思ってましたが、一度「必要ない」と言われたので、「そういう選択もあるんだ」と思って。
たくさんの方が見ている掲示板でこういうことをかくのはまちがっているのかもしれませんが、同じように迷っている方がいらっしゃるんだと思って、カキコしてしまいます、すみません。


799 名前: 774 投稿日:2003/10/28(火) 23:12
手術後どのくらい経過しているのでしょう?
術後放射線治療なら、6週間以上の待機期間は腫瘍の加速再増殖のため
一般には好ましくないということになっていますが。

800 名前: 投稿日:2003/10/29(水) 18:43
peppoさん
不安を煽ってしまってごめんなさい。
私の放射線をやらない方法は、まだ一般には行われていないようなので
数値的な基準は広くそろっていないみたいです。
私も、手術の後まで「次は放射線と抗ガン剤」と言われていました。
それが、病理の結果で「不要」になりました。
なかなか詳しい説明が聞けず、どうしてなのか、ずっと不安でした。
先日、主治医の先生からカルテやしこりの写真などを見せていただき、
どういう基準で判断したかなどを図で説明していただいて、ようやく
「不要」と決定したことに納得がいきました。
ただ、標準的治療とは違うことはやっぱり不安です。
局所再発抑制に放射線が有効という報告の方が多いのですから。
自分の場合は、放射線照射リミットの12週を過ぎてしまっているので、
セカンドオピニオンの結果によっては、このままになるかもしれません。

peppoさんの主治医の先生も、いろいろなことを考慮されて「やったほうが
いい」とおっしゃったのだと思いますので、お時間が取れるなら詳しい説明を
お願いしてみてはいかがでしょうか?。
説明していただくだけでも、気分的にかなり違います。
照射することになっても、リスクゼロという訳にはいかないと思いますが、
できるだけ副作用が少ないように放射線科の先生と相談して、よく考えて
くださっていると思います。
混乱させるようなかきこみをしてしまって今更云えた義理ではありませんが、
10年後の卒業目指して、お互いがんばりましょうね。

これから経過観察になりますが、またいろいろと教えていただけると有り難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

801 名前: peppo 投稿日:2003/10/29(水) 19:12
774さん
手術したのは10/10です。もうすぐ3週です。皮下出血がまだ治まってないのでいますぐかけることはできないのですが。
楓さん
楓さんの書き込みがあったから迷っているわけではないので、気にしないでください。担当医に一度「不要だ」と言われたからなので。それがなければ副作用のことなど考えず、素直に受けていたのですから。

802 名前: 774 投稿日:2003/10/29(水) 19:37
peppo さんへ
主治医は術中所見や切除組織の病理検索の結果、局所再発予防目的に
術後局所放射線療法を併用するのが望ましいと判断し、放射線療法を薦めて
いますので、お受けになった方が良いのではと思いますが。
治療方針については、ご自身で納得の行くまで主治医と良く話し合われることが
大切です。

803 名前: peppo 投稿日:2003/10/31(金) 01:19
774さんへ
いろいろな人から話を聞いて自分なりに納得して、受けることに決めました。
アドバイス、ありがとうございます。
またなにかありましたら、よろしくお願いします。

804 名前: せれな 投稿日:2003/10/31(金) 12:20
こんにちは、以前書かせていただいた者です。その時に咳が止まらないということで、外科→呼吸器科に回してもらいレントゲン、採血をしてもらって薬をもらいましたが、全然治らず何回か薬を変えてもらいましたが全く治らず、抗癌剤投与もできずにいます。主治医も『放射線かなぁ?原因が特定できない』とのことです。喉に異物感があって痰がからみ、たまに息ができなくなる程です。乳癌治療をしていて同じような症状になった方はいらっしゃいますでしょうか?耳鼻咽喉科でみてもらった方が良いのでしょうか?スレ違いでしたらすみません。お願いします。

805 名前: 774 投稿日:2003/10/31(金) 17:15
せれなさんへ
放射線の影響や、抗がん剤による間質性肺炎などが否定的であれば、
一般論ですが、急性上気道炎、急性気管支炎ごの頑固な咳はアレルギー
が関与していることもありますので、その際は抗アレルギー剤や、
ステロイド吸入薬による局所療法などが効果的です。
近年患者数が急増している咳喘息(CVA;cough variant asthma)などの
概念も一般化してきています。治療法は同上です。
一度、主治医とご検討ください。

806 名前: tiyo 投稿日:2003/10/31(金) 23:26
 はじめまして。
 私は関西に住んでいるものです。
いきなりですが、今日乳癌との診断をうけ、細胞をとったので
3.4週間以内に手術をしなければならなくなりました。
2年前に、キリキリと鋭い痛みがあったので探すと小さな粒に
あたりました。病院では乳腺が大きいのでマンモグラフィーを
とると小さい石灰があちこちにありましたが、細胞をとってみ
ると、良性でした。
 今回、2年前にはなかった石灰があったので太い注射針で
しつこく細胞をとりました。その部分には、癌と癌でないもの
がかたまっていました。その部分だけ摘出したいのですが、
他にもある石灰に癌のものがあるかどうかわかりません。
なるべく全摘は避けたいので、検査物を持参してセカンド
オピニオンを今からいこうと思います。
私は、どうしてよいのかわからないので、できれば皆様の
経験や情報を教えて頂きたいです。お願いします。


807 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 00:25
狸と申します
<Tiyoさん
細胞を取ってどういう診断がされたかによって術式が決まります。またリンパ節転移や遠隔転移の有無によっても手術なのか薬物療法なのか、とかも決まります。セカンドオピニオンよりも前にまずはどういう診断がされたかを確認するのが先だと思います。ご希望は温存手術なのですから、腫瘍径が十分に小さく(通常3センチ以下なら温存できる可能性が高くなります)、リンパ節転移がない、とかでしたら温存が選べる可能性が高いですが、もし主治医がそれでも全摘とか言った場合はその判断の根拠を聞いて、納得できないならセカンドオピニオン、と言った流れです。また仮に3センチ以上であっても最近は術前化学療法によって腫瘍を小さくして温存できるようにするとかも選べる施設もあります(再発のリスクなどはまだまだ判断が難しいですが)。いずれにしましてもセカンドオピニオンの前にこちらで診断結果をカキコいただければ私なり、他の先生がご意見をくださいますよ。

808 名前: tiyo 投稿日:2003/11/01(土) 10:11
 狸さん、さっそくのお返事ありがとうございます。
診断を受けてとても不安ですが、こんなに早くお返事を頂けて
とても嬉しかったです。
 診断ですが、2年前のレントゲンでは両胸に石灰の粒が多くあり、
両胸とも癌であることはないとのことなので、今回は新たに増えて
いる右の乳房の疑わしい部分に針を入れて、時計のように全角度か
ら細胞をとりました。その中の石灰の粒には、癌のものとそうで
ないものとがあるのでその部分を摘出するとのことです。
セカンドオピニオンに行こうと思ったので、多くのプレパラートと
写真を持って帰っています。
また、その他にも小さい石灰の粒が乳房全般にあってその一粒一粒
が癌でないとは言いきれないので、全摘が望ましいとのことです。
1粒1粒は3センチより小さいのですが。。
狸さんのご意見を頂き、セカンドオピニオンに行く前に色々
診断結果についてもっとよく調べたりして理解していこうと思いました。
どうか皆様のご意見を頂けないでしょうか。お願いします。

809 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/11/01(土) 10:27
>tiyoさん
関西在住でしたら、一度、成人病センターか市立貝塚病院で乳腺MRIをうけては如何でしょうか?
癌が乳腺のどこまで広がっているか分かりますよ。


810 名前: tiyo 投稿日:2003/11/01(土) 22:52
 こんばんは。
名無しさん、病院名まで具体的にあげて教えてくださってありがとう
ございます。
10月24日、疑わしい部分の石灰の各粒の細胞をとった結果、
その中に癌細胞がいくつかみつかり、もうメスをいれてしまって
いるので手術は今月中旬にしなければならないのです。今から
1週間後に骨シンチ検査、手術の2.3日前にMRIの予約が入って
います。
私はテレビで取材されていた京都市北区の児玉外科と名無しさん
のおっしゃる成人病センターを一応考えています。
市立貝塚病院ははじめて知りました。
今行っている病院で手術をお任せするべきか、やはり、良いとの
されているらしい成人病センターなどに変更するべきか悩んでいます。
今いっている病院は近所であるからか、あまり良いうわさを聞かな
いので不安なのです。

811 名前: 投稿日:2003/11/01(土) 23:23
狸です
<Tiyoさん
かなり事情がわかりました。まだ転移したかどうかも不明というようですね。細胞を取ってみているので乳がんであるのは残念ながら事実でしょう。ですが、同時多発的に乳房中にガンがあるという状況は非常に考えにくいので(そうなっていればとっくに転移しているはずですし)、体質的にカルシウム沈着が起きやすいのかもしれません。ということは、推測ですがかなりホルモン感受性のある乳がんなのではないかと思われます。骨への転移やMRIの結果を見て手術の方法を決めるのでしょうけど、もしどちらも異常がなかった場合にどうするか医師はなんと言っているのですか?
 医師の状況の説明と判断から、ガンの進展具合がわからないのだと思われます。手術はしなくてはいけないとのことですが、このままでは全摘出がベースになりますので、厳しいですね。部分切除術式ベースで術中迅速診断がちゃんとできて、摘出部位の最小化を考えてくれるのならいいのですが、、、、。それに確信が持てないのでしたら、全摘出をしないで済ませるには診断結果についてセカンドオピニオンなりで他の医師の考えを聞くことですね(最初の回答と違っておりますがご容赦ください。状況がお分かりなのだと私も理解できました)。個人的考えですが、もし骨転移がなく、MRIも異常がなかったのなら念のためですが術前補助療法で少しでもガンをたたいてから手術したらよいかもしれません。ただしすでにメスを入れていますので時間的な余裕がないかもしれませんので、その場合は部分切除できたとして、しっかりと術後の補助療法を受けられるといいでしょう。年齢やガンの状態によって処方は違いますが、科学的な証拠の十分な薬剤がそろっています。

812 名前: tiyo 投稿日:2003/11/02(日) 10:30
 おはようございます。
狸さん、全く知らなかった詳しいご意見を頂き、とても感謝して
います。ありがとうございます。
検査物をもって成人病センターなりに判断して頂くのですが、MRI
をとるのが今の病院で手術前日入院の2日前で他の病院へその説明
をもっていくための日が1日しかないのです。
今の病院のキャンセルもその日中にしなければなりません。
狸さんがおっしゃってくださったように、骨への転移やMRIの結果
を見てどちらも異常がなかった場合にどうするかという説明は
受けていないです。今の病院では、他にも石灰の粒があるのででき
れば温存療法にしたいが、全摘が望ましいとのことしか聞いて
いないです。
狸さんがおっしゃってくださるような詳しい説明はそれぞれの
検査後にあるのかもしれないですが、今のところはなく、術後の
傷口の縫い方の上手下手でひきつり具合も違うらしいので成人病
センターなりが引き受けてくださるのであればそちらにお願いする
べきかどうか迷っています。


813 名前: 774 投稿日:2003/11/02(日) 11:59
横レスお許しください。
お時間が限られているようですので、結論だけ言います。
迷わず早急に大阪府立成人病センターの乳腺・内分泌外科
を受診されたらと思います。(今の病院を否定しているわけではありません。)
関西では国内有数の乳がん治療施設で、手術例数は年間約300例で,
通算4,500例という実績のある施設です。特にtiyo さんのような
手術方法の決定に難渋する症例や、的確な術中迅速病理診断、
厳重な術後のフォローなどを考えた時、より厳格に治療してくれる
施設の選択が重要と思います。

814 名前: tiyo 投稿日:2003/11/02(日) 13:43
ありがとうございます。
火曜日に大阪府立成人病センターへ検査物を持って行ってみます。
時間に余裕がないので、その結果をご報告しますので、
また、ご指導いただけたら嬉しいです。
よろしくお願い致します。

815 名前: 投稿日:2003/11/02(日) 22:00
狸です
<774先生
適切なカキコありがとうございました。大阪府成人病センターは術前化学療法でも非常に実績のある病院ですよね。今回のケースでは好適なのではないかと思いました。自宅でカキコしたため手元に資料がなく、具体的な事が書けませんでした。補足深謝いたします。

816 名前: 774 投稿日:2003/11/02(日) 23:04
狸さんのがん治療に対する熱い姿勢には頭が下がります。
今後も皆さんにはできるだけ理想的な治療を受けていただきたいと
思っております。

817 名前: tiyo 投稿日:2003/11/02(日) 23:22
 狸さん、774さん、名無しさん、皆様ありがとうございます。
お忙しい時間を割いてご意見頂き、心強く感謝の気持ちでいっぱい
です。また、ご報告させて頂きますのでよろしくお願い致します。
感謝の気持ちをお伝えさせて頂きたく、カキコしました。
ありがとうございます。

818 名前: 投稿日:2003/11/03(月) 13:35
狸です
<Tiyoさん
774先生がご推薦された大阪府成人病センター乳腺外科には菰池(コモイケ)先生と言う先生がおられます。術前化学療法による温存術の施行について、つい先日の癌治療学会で非常に良い発表をされていました。電話なりで確認の上で聞いてみてはいかがでしょうか?

<774先生
先生のご指摘はいつも的確で私も大変勉強になります。また先生のような方がおられる事は大変相談者の方の励みになります。今後ともより良い医療のためにご一緒させていただければ幸いです。

819 名前: tiyo 投稿日:2003/11/03(月) 21:08
狸さん、ほんとうにありがとうございます。
菰池先生ですね、、確認とってみます!
成人病センターで手術を受けることができるといいのですが。。

 狸さんのおっしゃる通り、この掲示板で狸さんや774さん皆様
にご意見頂けることは、先日カキコした内容と被りますが、
かなり心強く言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもよろしくお願い致します。

820 名前: tiyo 投稿日:2003/11/03(月) 22:24
 狸さん、先ほど生意気にも”確認とってみます!”と申し
上げてしまいましたが、私のような一般の者が連絡をとる術
があるのでしょうか。
明日の朝、病院へ行く予定なので手術方法等いろいろ詳しく診断してくだ
さる先生にお伺いしようと思います。

821 名前: 774 投稿日:2003/11/04(火) 00:18
菰池先生なら丁度、明日(火曜日)乳腺・内分泌外科外来に出ていらっしゃいますよ。
明日(火曜日)受診されれば、菰池先生が診察されることでしょう。

822 名前: 西村 投稿日:2003/11/04(火) 16:07
はじめまして。二十歳の学生です。今日私の友人(二十歳)が胸が痛くて歩いても響くといって学校を休みました。以前から胸にしこりのような固いものがあったそうです。二週間程前に中絶手術をし、出血が止まらないなどと悩みをかかえていたようですが今回は乳癌だろうかと落ち込んでいます。乳癌にはどんな前兆があるのか教えてください。

823 名前: 投稿日:2003/11/04(火) 18:00
狸と申します。
乳癌だからといいましても、特に特徴的な前兆と言うものがあるわけではありません。強いて言えばしこりの触知が挙げられていますが、痛みなども含めまして全てに共通するわけではありません。年齢的な観点からも、また痛みのレベルからも乳癌による痛みとは考えにくいです。乳癌による痛みは病巣が周辺の神経を刺激するとか、炎症性の場合それによる影響など副次的なものですので、ご相談の場合には他の要因の可能性があるのではないでしょうか?またしこりが即乳癌と言うわけでもありませんので、可能性は低そうとの考えの元に診察を受けられるのが一番と考えます。一番いけないのは診断を受けないことですから、安心のためにも是非診断を受けてください。気分的にお辛いでしょうけど、もし万が一癌だったとしたらそれこそ取り返しがつきません。あくまで可能性の問題ですが以下の項目で癌の可能性がより低くなります。
・初潮が12歳よりは後だった
・近親者(実母、女姉妹)に子宮癌、乳癌の人はいない
・しこりの場所は乳頭よりも下側である
・しこりの場所は乳頭の内側(体の中心側)である
などです。どうしても不安感が払拭できなければ又聞いてください。

824 名前: tiyo 投稿日:2003/11/04(火) 23:07
 お陰様で成人病センターにて手術をして頂けることになりました
が、手術は予約者が多いので前の病院で予定していた日より1ヶ月
ほどあとになると思います。細胞にメスを入れているので、手術は3.4
週間以内と以前の病院では言われていたのですが、それはあまり関係
ないので大丈夫だと言われました。また、私の場合、非浸潤性乳がん
だと言われ散らないらしいです。全摘という結果は同じなのですが、
こちらの病院にお任せしようと思っています。
何か注意点等ございましたら、ご指導よろしくお願いします。

825 名前: 西村 投稿日:2003/11/04(火) 23:33
ありがとうございます。友達に伝えます!知識の無い私に詳しく説明していただき本当に感謝しております。また相談にのってください。

826 名前: 投稿日:2003/11/05(水) 07:49
狸です。
<Tiyoさん
結果報告ありがとうございました。詳細がわからぬまでも期待を持たせるような発言をなしまして申し訳ありませんでした。手術までは投薬は一切ないと言うことでしょうか? 術前補助療法はしないとのことでしたらこれと言った注意点はないのですが、規則正しい生活に心がけ、体調の維持をする事が重要と思います。特に季節の変わり目になりますので風邪などをひいてしまうと免疫力が低下したり、喉などに炎症が起きると良い事はありません。成人病センターで言われた事で気になる事がありましたらまたどうぞ聞いてください。

827 名前: tiyo 投稿日:2003/11/05(水) 22:03
 狸さん、私はここ数年白血球が低いので免疫力についてのご忠告を
頂き、気をつけていこうと思いました。ありがとうございます。
手術まで特に投薬はないようです。プレパラートを預けてきており、
2週間後に診断があります。
気になっていることなのですが、細胞をとった以前の病院ではメス
をいれたので、3.4週間以内に手術をするといわれていたのを、
今回の病院ではそれは昔のことで関係ないと言われたことです。
手術が1ヶ月くらい先延ばしだろうと思うので、この点に不安が
残っています。非浸潤性のため問題がないのでしょうか。
また、レントゲンをみて非浸潤性とわかったのでしょうか。
ご意見よろしくお願い致します。

828 名前: 投稿日:2003/11/06(木) 09:03
狸です。
<Tiyoさん
浸潤癌に限らないのですが、昔から”癌を切ると弾ける(広がる)”と信じられてきました。半ば迷信なのですが、副腎腫瘍術中の腹腔内転移など、迷信と一言で片付けられない事情もあるため未だに根強い支持を受けています。ですが乳癌は元々成立環境に対する依存性が強く、転移はするべくして起きるケースがほとんどですので、無理やり癌病巣のかけらを他の臓器に押し付けたりしても生着の可能性は高くはありません。ですから検査で切ったから即転移を助長する、という可能性は高くないと思われます。まして非浸潤性とのことですので、前述の環境依存性(ホルモン濃度や増殖因子の供給が必要な状況)がまだ強いと思われますので、成人病センターでのコメントはまずもって妥当と思われます。ですが先に診察を受けられた医師に言われた、早く取った方が良い、と言うのも誤った判断とはいえません。早期手術は充分意味のあることであると思われます。ですから手術を待つ間、ここ一ヶ月に急速に悪化する危険性をほぼ見切った上での判断ですので、どちらも正解、と言う気がいたします。また細胞の状況をみて判断したと言うよりは、最初に書きましたような切って即転移を誘発するかどうか、を医師たちがどう捕らえたかの違いであろうと推察します。浸潤癌かどうかは細胞の顔つきで見ていると思います。

829 名前: tiyo 投稿日:2003/11/06(木) 21:47
 狸さん、親切なご意見ありがとうございます。
まだ不安ですが、少しほっとしました。
前の病院での検査で骨シンチ検査というのが明日になっているので
迷惑がかかるので全てキャンセルしました。手術自体は早いほうが
正解だと思うのですが、成人病センターに申し込んだので不安は
残りますがこちらに決めています。運とか賭けのようなものだと
思います。普段になく今日は気分が遠のくような感じがし、気持
ちが悪かったのですが、それは細胞をとったことが原因であるの
か、そうでなくとも癌の症状かなぁと思いました。

830 名前: あひる 投稿日:2003/11/08(土) 12:14
初めてご相談します。
10月初旬に右乳癌の手術をしました。
ステージはⅡA 悪性度は2 硬癌 リンパ節転移は21中1
HER2蛋白は1+

術式Bt 腫瘤占拠部位Rt ace 腫瘤径2.0×1.8cm
割面f 中間型
組織型 Scirrhous
構造異型 スコア2、核異型 スコア3、分裂像数 スコア1
1y (+) V (-) n 1
INF β
ER  陽性 占拠率 5-10% 強度弱
PGR 陽性 占拠率 70%   強度強

このような状況で、年内は抗がん剤EC療法を施されています。
現在は点滴を1回受けて、髪が抜け始めたところです。
当初主治医から、あなたの場合はEC療法が終わったら年明けからホルモン療法を始め
ましょうとのことでしたが、先日の外来で、タキソール毎週投与3ヶ月をホルモン療
法の前に受けることになるかもしれないと言われました。抗がん剤治療に対して、副
作用などのことを考えるとあまり前向きに考えることができません。私の場合、やは
りタキソールも受けたほうがよいのでしょうか?
いろいろな先生方のご意見をお聞きしたいと思い、ご相談させていただきます。よろ
しくご返答ください。


831 名前: 774 投稿日:2003/11/08(土) 18:36
一般論ですが、腋窩リンパ節転移(+)、ホルモン受容体(+)例に対しては
術後補助療法として、まずTAM+化学療法が選択されます。
標準化学療法としては、AC療法(CPA+ADR)、
CAF療法(CPA+ADR+5-FU)、
CEF療法(CPA+EPI+5-FU)などが推奨されています。
加えて経口抗がん剤のUFTを追加使用するケースもあります。
Taxotere、TaxolはStageⅣ乳がんや再発乳がんの二次化学療法として
使用されることが多いと思いますが、腋窩リンパ節転移が4個以上の
場合、標準化学療法にタキサン療法を追加して行う施設もあります。


 

832 名前: 投稿日:2003/11/08(土) 22:37
こんばんわ、あひるさん、狸と申します。
詳しく書いてくださったので良くわかりました。ただ年齢の記載がございません。これによってやや判断が変わります。
 現状でタキソ-ルを入れたとしたらどのくらい意味があるか、ですが、ガンセンター病院の統計ではあひるさんのような状況ですと10年無再発生存率が約65%くらいです。タキサンを入れることでこれが恐らく5%くらいあがると思われます。しかしもし30歳台などまだ閉経以前である場合、エストロゲン受容体がやや薄めであることからもホルモン療法適応のベストの状況ではない可能性を考えて、また若いうちの発ガンはそれだけでハイリスクと考えますからタキサンの追加は十分意味があります。なぜなら前述の10年無再発生存率が65%以下になる可能性があるからです。しかしながらHer-2の発現がまだ弱いのでホルモン療法、もし閉経後でしたらアロマターゼ阻害剤がよく効くかもしれません。ちょっと悩ましい所見です。
 化学療法の、それもタキサンの副作用はやはり嫌われるケースが多いのですが、術後補助療法として効果があるのはまず間違いがありません。副作用として想定される血液毒性、アレルギー様作用、神経症状などは投与スケジュールや予防薬の使用でかなり軽減できます。ただしやはり脱毛は出やすいのでそのあたりを一度きちんと聞いてみてはいかがでしょうか?ちなみにあひるさんが言われたWeeklyの投与が副作用軽減で効果があるとされる投与法です。

833 名前: あひる 投稿日:2003/11/09(日) 06:49
お返事ありがとうございます。ちなみに私の年齢は50歳。まだ生理があります。現在フローエッセンスプラスというハーブティーを飲んでいますが、それには植物性エストロゲンが入っています。これは逆にエストロゲンのバランスを取るということで問題ないと書いてあるのですが、私の場合、飲んでいてもいいものでしょうか?
再度、お返事をよろしくお願いします。

834 名前: 投稿日:2003/11/09(日) 10:14
狸です。
年齢が50歳と言うことですので、閉経前ではありますが、今回の補助療法を受けられますと恐らく閉経状態になります。補助化学療法の終了後、血漿中のエストロゲン濃度を測ってから、術後ホルモン療法のレジメンを決めることになると思われます。もし閉経状態であると確認されればアリミデックスかノルバデックス、もし閉経状態でないとされればリュープリンもしくはゾラデックス+ノルバデックスです。期間は概ね5年とお考えください。
ご質問の件ですが、現状はまだいかなるエストロゲン低下の治療を受けていませんね。正直なやましいのですが、もし可能であれば飲まない方が良いように思われます。理由はせっかく減ったエストロゲンをわざわざ供給するようなものだからです。ホルモン療法を受けてもいないのにちょっと変な物言いに聞こえるかもしれませんが、理由はこうです。
閉経前の術後補助化学療法は効果があることは明らかなのですが、もしホルモン受容体陽性の場合(あひるさんのケースです)、人口閉経操作(リュープリンかゾラデックスを使うこと)+ノルバデックスとどっちが効果があるか、と言う議論があります。今のところほぼ同等だろう、と言う説が優勢ですが、補助化学療法の結果閉経状態になった患者さんで特に再発抑制効果が強い、と言う事が判っています。これはつまり閉経前補助化学療法はその殺細胞活性よりも閉経状態にする事が主の薬効なのではないか、と言うことなのです。ただしこのあたりの議論はまだ決着がついていません(術後補助化学療法にノルバデックスを追加すると効果があがると言うデータもある)。ですから現状は閉経状態にシフトしつつあるわけですから、あひるさんの癌の所見である、ホルモン受容体の状況を考えますと、活性がエストロゲンよりは低いとは申せど、植物ホルモン様物質を含む食品はできればひかえた方がよいように思います。もちろんなんでもかんでもやめろと言うわけではありませんが。また植物性エストロゲンなどは物質としての活性は低くても、体内での安定性が高い場合には長時間残留するため、見かけ以上の活性を示す場合もあります。

835 名前: あひる 投稿日:2003/11/09(日) 17:38
本当に詳しい回答をありがとうございます。タキソールは受けようと思います。また植物性エストロゲンについても見解をお聞きできてとても参考になりました。またいろいろと相談に乗ってください。よろしくお願いします。

836 名前: ドナ 投稿日:2003/11/10(月) 01:05
始めまして。
自分のつきあっている人が、今年の夏に乳癌と診断され、抗癌剤の治療をしています。
何もしてあげられないのがくやしくて、本を読んでみたり、ネット検索をしてみたり・・・
先日、5クール目を打ちました。吐き気止めを飲んでも嘔吐感が続き、10日間ぐらいは寝たきりです。
手術はする予定でしたが、骨盤に転移があり、そっちを直すまではしないとの事でした。

実は、ガン経験者の方にもし知ってる人がいたら聞きたい事があり、検索してました。
今彼女は髪の毛が抜けてありません。
もうすぐ免許の更新があるのですが、その写真はどうなるのでしょう?
かつらはつけても良いのですかね?もしそうなら買わないといけないんですが。



837 名前: がけっぷち 投稿日:2003/11/10(月) 12:29
うちの母ですが先日、カツラをつけて免許更新の写真撮りましたよ。つけて構わないです。 カツラは思うより高かったりしますが。

838 名前: 投稿日:2003/11/10(月) 12:36
狸と申します。
<ドナさん
ご心痛お察しいたします。ですがそばに心配してくれる人がいることはご本人にとって大変な励みになります。ですから少しでも助力なりますよう、微力を尽くさせていただきます。カキコを拝見しますとだいぶご心配な事が多くて、大変な状況にお見受けしますので、治療法などについて相方さんから聞かれて困ったり、調べても判らないことなどがありましたらどうぞこちらに書いてください。知りうる範囲で回答させていただきます。また意思が言うことは残念ながら全て合っているとは限りませんので、その当たりに付きましても疑問を感じましたらどうぞおっしゃってくださいね。ご自身が参ってしまってはいけませんので、ここではどうぞ肩の力を抜いてくださいね。

839 名前: あひる 投稿日:2003/11/10(月) 16:49
本日、2回目のECを受けてきました。その前に血液検査をしたのですが、白血球数が3800ということでした。これは免疫力がかなり落ちているということなのでしょうか?
また最近は足の裏の灼熱感というかじんじんした感じに悩まされています。これはECの副作用なのでしょうか?それとも更年期障害?今年になってから朝方に体中が暑くなって汗をびっしょりかいて目を覚ますことが度々あり、更年期障害が始まったなと思っていました。それが最近はおさまっています。これはやはり飲んでいたハーブティーの植物性エストロゲンの作用なのかと心配になりました。生理も気のせいか量が多かったような気がします。もしそうだとすると、やはり乳癌のためには飲むことをやめたほうがいいですよね。


840 名前: 投稿日:2003/11/10(月) 19:28
横から失礼します。

ドナさん、脱毛しているときは、証明写真などを撮る際、かつらをつけていていいそうです。
と言うか、治療が終われば必ず生えてきますから、長く残る免許証の写真に、わざわざ
髪の毛のない姿を残す必要はないと言われました。
カツラのお値段は数万円から数十万円まで、いろいろあります。
人毛と化学繊維を半々のミックスで15~20万円くらいで、人毛の割合でお値段は
上下します。
夏目雅子ひまわり基金など、貸していただけるところもありますので、買わずに
済ませる方もいらっしゃいます。
吐き気はつらいと思いますが、おつきあいしている方が我慢しないで少しでも楽に
過ごせるように支えて差し上げてくださいね。

あひるさん、私のEC治療中の白血球は、2800~4000の間でした。
2500以下になったら、治療を中断して白血球が増えるのを待つと言われました。
数値はそんな感じですが、免疫力、抵抗力は落ちているので人混みは避けるようにとも
言われました。今からだとインフルエンザが心配ですが、予防接種を受けた方がいいかと
聞いたのですが、止めるように言われました。3000以下の時は人混みではマスクを
付けた方がいいみたいです。
末端のしびれですが、抗ガン剤にはよくある副作用らしいです。
私もありました(と言うか、まだ残っています)
ECのしびれはパクリタキセルなどよりも少ないと言われましたが実際にあるので、
感覚が鈍くなってやけどや怪我をしやすいので注意するようにとも言われました。
それと、私は生理は止まっています。このまま閉経するかどうかは人によるそうです。
止まる前のことですが、出血がいつもより長く続いたり、量が多いときには貧血に
なることもあるそうなので、お医者さんか看護婦さんに言ってくださいとも。
あひるさんは吐き気はだいじょうぶですか?。
体調に合わせて、無理なくゆっくり休んで下さいね。


841 名前: あいりん 投稿日:2003/11/11(火) 23:57
はじめまして。いつも読ませてもらっています。
狸さんや774さんのような専門家の方達の
たいへん丁寧で貴重なご意見がありがたく、
毎度感謝に耐えません。勉強させてもらっています。
最近は勉強しすぎて、寝言にまで薬の種類を
しゃべっていたくらいです。(笑)

私は40代、3週間前に左乳房、リンパ節全切除、
ステージⅡa,病理検査でレベルⅡ、ホルモンレセプター(-)で
現在抗がん剤ECで治療中です。

幸い副作用は全くありませんが、髪が抜けるのに備えて
短くカットし、カツラもネットオークションで購入しました。
見て買えないのは少し不安もありましたが
安かったので惜しげがなくっいいです。5000円くらいから
ありますよ、た~くさん出ています。
こだわりのある方にはお薦めできないかも、ですが
この機会に遊んじゃおうって方(私だ)にはいいかも。

ひとつ質問があります。
次回の来院で血液検査をして、
白血球の数値をチェックすることになっていますが
その時にインフルエンザの予防注射も行う予定です。
白血球が下がってる時に大丈夫かを尋ねたところ
「問題ありません」との主治医のお答えでした。
楓さんは、やめたほうがいいと言われたのですか?
どう考えたらいいんでしょうか?
数値があまり低かったらストップがかかるという事かしら?

まあ、私は全面的に主治医を信頼しておりますので
何も不安なく過ごしております。
心配は、あまりになんともなさすぎて、
薬が効いているのか?ってことぐらいです。




842 名前: 774 投稿日:2003/11/12(水) 12:33
抗がん剤による免疫抑制的作用と、インフルエンザワクチンによる
免疫反応の間での衝突は避けられませんが、現実問題としてインフルエンザ
もいまだに死亡率の高い疾患ですので、特に免疫力の低下している
状況では予防が大切だと思います。ただ、予防接種にも副反応がありますので、
現在使用中の薬剤との相互作用や、現在のお体の状態などを総合して、
主治医の判断で決められればと思います。

843 名前: 投稿日:2003/11/12(水) 17:28
あいりんさん、インフルエンザの予防接種を止められた理由はうかがっていないです。
「う~ん、止めておいた方がいいな」って言われたので、「はい」と。
ただ、私は、ECの副作用の吐き気がすごくて、吐き気止めを倍量にしても症状は変わらず、
丸二日、嘔吐を繰り返して、一週間、食事が取れないほどでしたので、そのあたりも考えて
止めた方がいいと言われたのかと思っていました。
ただし、菌をもらうような人混みは行かずに済むなら行かないようにと言われました。
出来るなら同居している家族に予防接種を受けてもらって、家の中で感染しないようにとも。
私も狸さん、774さん、他の皆さま方の丁寧な説明や経験、アドバイス、本当にありがたく
いつも感謝しながら読ませていただいています。

844 名前: あいりん 投稿日:2003/11/12(水) 20:12
774さん
ありがとうございます。
安心いたしました。

楓さん、そうだったんですね。
同じ薬を使っているのに、、そんなに!!。ごめんなさい。
副作用の個人差はいったいどこからくるのでしょう。。

私は8日に退院したばかりで、
まだこの掲示板をすみからすみまでは
読みつくしておりませんので、まだまだこれからです。
これほど充実した情報が読めるなんて
本当にありがたいと思っております。

845 名前: ナオカ 投稿日:2003/11/13(木) 22:02
はじめまして。私は右側を全適してもうすぐ2年目になります。抗ガン剤はつかってません。月1回ホルモンをおさえる注射をしています。みなさんは病気になる前と後では生活はどうかわりましたか?

846 名前: 投稿日:2003/11/14(金) 23:27
あいりんさん、とんでもない、謝らないで下さい。
副作用がないなんて、とっても羨ましいです。良かったですね。
副作用の出方は、ひとそれぞれだそうなので、たまたま私は消化器系に
強く出ただけなのだと思っています。
ECの点滴の2週間後の血液検査は、特に問題ないと言われましたし。
いっしょに治療していた方は、色素沈着が強かったそうです。
ほんとうに、どうしてこんなに副作用が違うんでしょうね。
そして、お薬によりますが、脱毛は殆ど起きる訳で。
人間の体って、不思議ですよね。

847 名前: あいりん 投稿日:2003/11/15(土) 00:31
楓さん、
私は、なんとなくだけど副作用が出るのは
それだけ薬が効いているのだと思ってたんです。
抗がん剤を始める前、そんな覚悟で
副作用のつらさにも耐えようって。

だから、今こんなになんともないと
はたして効いているのかしら?と
逆に不安になることもあります。
今日 こんな文も見つけてしまって
よけいに気になってきました。

「乳癌患者の約20%に、HER2/neu遺伝子の増幅が認められ、
乳癌組織のホルモンレセプターの陰性率が有意に高く、
予後が不良であると言われています。
また、抗エストロゲン剤や化学療法に
抵抗性を示すことが多いのです。」

私はホルモンレセプターも陰性ですし、
上にあるように「抵抗性」を示してるんでは?と。
このハーセプテストは、まだ行われていないようです。
転移が疑われるようになってから 調べるものなんでしょうか?
取った病巣の組織は そんなに時間がたっていても
調べられるものなのでしょうか?

どなたか教えてください、お願いします。
狸さんはしばらくお留守でしょうか?

>845
ナオカさん、私は病後のほうが 
生きている実感をとっても感じております。




848 名前: 千春 投稿日:2003/11/15(土) 03:50
はじめまして。半月前73才の母が、右胸のしこりを痛みで見つけ、厚生年金病院に行ったのですが、医師は検査の前、母の胸を一目見て、
「なんでこんなになるまで診察しなかったのか?6段階の5番目だ。取るなら全摘だよ。」
と言いました。私には癌の知識がほとんど無く、それでも4ステージに分かれるはずなのに、何故第5ステージなのか疑問でしたが、それからの半月間、まさに地獄の日々を味わいました。
私はパソコンを持っていないので携帯電話でここを見つけ携帯で見られる範囲で見ていた所、第3第4は二つに分ける事を知り、末期の覚悟をして、

849 名前: 千春 投稿日:2003/11/15(土) 04:21
昨日家族として医師の話しを聞いて来ました。それによると、
「リンパ節・肺・骨・腫瘍マーカー等いずれにも変異の認められない、第1ステージの非浸潤癌だが、一応全摘する。資料は少ししか渡せないし、必ず返却してもらうが、来週ならセカンドオピニオンに紹介状を書く。」
と言われました。
この医師の言動・態度共に不信感だけが残り、新たな病院(出来ればこの掲示板にある、化学療法を専門とする医師)に移って、診断治療を受けたいと思うのですが、どうすればいいでしょう?現在の医師には何と言えばいいのでしょう?

850 名前: もうこ 投稿日:2003/11/15(土) 08:59
お久し振りです。以前お世話になったもうこです。最近、書き込みはしていないですがみなさんの意見拝見しております。母の手術も無事終わり、放射線治療もあと一回で終わります。母はまだ閉経前ですので二週に一回注射をして、生理を止める?らしいです。夕方になると随分しんどそうになります。二人で店をしているのですが元々働き者の母なので休めといっても休みません。心配です。これからますますしんどくなっていくのでしょうか?これは病気のせいもあるでしょうが更年期の症状もあるのでしょうか?

851 名前: 投稿日:2003/11/15(土) 09:51
狸と申します
<千春さん
ご心中お察しいたします。状況が良く分らないのですが、第一ステージの非浸潤がん?でも5番目?でも全摘で取る?もしステージ3bというなら遠隔転移ありですので残念ながら手術は完治を望めません。状況を良く聞く必要がありますね。携帯からのカキコではなかなか難しいでしょうが、メール下さっても結構です。

852 名前: 774 投稿日:2003/11/15(土) 09:55
千春さんへ
以前もレスしましたが、この場合”セカンドオピニオン”だと、”他医の参考意見を聞く”
にとどまり、結局、元の主治医のところに戻されて治療することになりそうですので、
主治医と馬が合わなければ、ここは強い意志をもって、より乳癌治療症例の多い施設への
”転医”を決意された方がよさそうです。
ある程度地域が限定できれば、具体的な施設などのご提案は可能です。
乳癌治療では、手術、化学療法のみならず、術中迅速病理診断、術後放射線療法などが可能
な施設での治療が必要となります。

853 名前: 投稿日:2003/11/15(土) 09:59
狸です
<もうこさん
ご無沙汰しております。つかれやすいのは更年期障害様の作用と放射線による影響ではないでしょうか?更年期障害の辛さは私のような男性にはわからないのではありますが、現在受けておられる注射は生理を止めて閉経状態にする薬剤ですので、世間で言う更年期障害のようなゆっくりと閉経していくのよりも更に急激な効果ですので、強めの症状が出ると思われます。ですから放射線による影響でしたら治療がすめば徐々に良くなりますし、更年期障害ならば身体がその変化に対応できれば徐々に良くなると思われます。今が治療の最も重要な時期ですし、ご自身のがんへの恐怖や治療を受けている状況ですので不安感も一番強い時期かと思います。難しい事は承知ですが、なるべくリラックスして、好きな事をして気を紛らせる事ができれば良いですね。


854 名前: 千春 投稿日:2003/11/15(土) 14:22
皆様本当にありがとうございます。
私も違う病院に移り、母娘の納得のいく医療を受けようと思います。
来週水曜日、あと一度来院の予約が入っているので、多数の疑問点を私が紙に書き出し、再度医師に確認を求めようと思っております。
一時は真剣に親子心中も考えたのですが、皆様や友人達の心強い励ましに、「負けてはいられない!」と思いました。
絶対諦めない!!!
また皆様のアドバイス心よりお願い致します。
(やはりパソコンを買おうかしら…携帯はあまりにも不便。でも状況が状況なだけに、時間と気持ちに余裕がありません~。)

855 名前: もうこ 投稿日:2003/11/15(土) 18:46
狸様
親身になってお答え頂きほんとうにありがとうございます。この掲示板を見つけることが出来てほんとうによかったです。初めて書くときはかなり緊張したのですがほんとうに書き込みしてよかったなと思います。母も勇気が出る!といって喜んでいました。治療は始まったばかりなのでこれからもお世話になると思いますがおねがいします。

856 名前: 千春 投稿日:2003/11/15(土) 19:09
774様。私は新宿区に住んでおります。
有楽町線が最も便利ですが、ここら辺は東西線の駅、バス路線等も多く、23区内でしたら比較的何処へ行くのも便利です。
是非お薦めの医療機関、お医者様をお教え下さい。
それから今までの検査結果、カルテ等を今の医師から戴けるのでしょうか?
どんな物を開示してもらえば良いのか等、教えて頂けたらと思います。
ちなみに先程書いたように、母は水曜日に病院に参ります。
お手数をおかけして、本当に申し訳ございません。

857 名前: 投稿日:2003/11/15(土) 23:56
今晩和、胸右上のシコリ経過観察中なのですが、最近シコリが小さくなった気がします…これはどの様な状況なのでしょうか…
次の診察日を待たず、すぐにでも主治医にみてもらった方が良いでしょうか?     以前感じていたシコリの痛みは感じなくなりました。

858 名前: 774 投稿日:2003/11/15(土) 23:59
都内であれば選択肢はたくさんあります。いずれも乳腺外科、外科での診療に
なりますのでご確認ください。
国立がんセンター中央病院,聖路加国際病院,JR東京総合病院,癌研究会病院
東京医科大学病院(第3外科),慶応大学病院、都立駒込病院、三井記念病院
あたりは如何でしょうか?
中でも、癌研究会病院の乳癌治療症例数はダントツです。ただ、症例数の多い
分、最先端のトライアルが行われる傾向にありますので、現状でのスタンダード
な治療法でというなら、その他の施設を選択されればと思います。
どちらにいかれても一級の治療が受けられると思いますが・・・。
上記施設に転医して治療したいからと主治医に紹介状を書いていただければ
資料を含めてお借りすることは可能です。紹介状や資料がいただけなければ、
初診で受診して、検査等もはじめからと言うことになりますので、そこいらも
十分ご検討の上御決断されてください。


859 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/11/16(日) 00:28
最近はX線を用いた検診(マンモグラフィー)が重要視されています。触診・超音波検査でも分からないような石灰化だけでしかチェックできない早期の乳癌に関して有用な場合が多く、検診・精密検査で重要となっています。ただし、同じような乳房だったとしても撮影手技の差が歴然と出る傾向があり、品質管理が重要視されています。乳癌学会関連で、マンモグラフィーの精度管理を行っているマンモグラフィー検診精度管理中央委員会(http://www.mammography.jp/)のサイトで基準を満たした施設名など公表されています。もちろん、基準を満たしながら申請されていない、もしくは申請中の施設もありますので、あくまでも参考とされてください。また、当該施設の乳癌治療成績を反映した資料ではないことを強調しておきます。検査を受けられる施設の選択の一つの参考資料としてご利用ください。

860 名前: 千春 投稿日:2003/11/16(日) 12:48
774様。ありがとうございます。以前父がお世話になった駒込に行こうと思います。
(ちなみに父は、'87年駒込で悪性組織球症にて死去。病名が分からず、結局解剖をして初めて、当時日本で3例目駒込で2例目の珍しい病気だった事が判明しました。)
ところで、やはり水曜日厚生年金に行った後に駒込に行くのが、すじでしょうか?

861 名前: 774 投稿日:2003/11/16(日) 15:03
お母様の最善の治療を速やかに実現させることを第一に考えれば、
この際、”たてまえ”や”すじ”と言った部分はお考えにならなくて
よいのではないでしょうか。
今の主治医のところで、治療をお受けになるつもりがなければ、
すぐにでも直接駒込病院に行かれて良いのではと思いますよ。
駒込病院は乳癌治療だけではなく、乳房再建にも力をいれている施設
ですので安心して受診されたらよいと思います。

862 名前: 千春 投稿日:2003/11/16(日) 16:18
ありがとうございます。
そう致します!
明日早速朝一番で駒込病院に行ってまいります。

863 名前: 千春 投稿日:2003/11/17(月) 17:05
駒込病院は、予約が必要で、今予約を入れても来年3月以降になると言われてしまいました。
困りました…(・_・、

864 名前: 774 投稿日:2003/11/17(月) 17:22
前述した他の施設もあたられたらよいと思います。
優良な施設は他にもたくさんありますので、その際は更にご紹介
します。

865 名前: 千春 投稿日:2003/11/17(月) 18:42
ありがとうございます。気ばかり焦り自分で自分に腹が立ちます。一番大切な母の事、素人ながら、一生懸命無い頭を使って、打開策を考えようと思います。またご助言よろしくお願い申し上げます。

866 名前: 千春 投稿日:2003/11/18(火) 15:27
奮闘の末、なんとか駒込を受診出来るメドがつきました。
結果等、また書き込ませて頂きます。
その節には、叱咤、アドバイスよろしくお願い致します。

867 名前: 774 投稿日:2003/11/18(火) 15:48
あとはいよいよ本題の治療ですね。是非頑張ってください。

868 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 01:15
少し冷静になった今、振り返ると前の医師の見立ても、別に間違えてはいないんだろうと思います。
でも、インフォームドコンセントは、なっていなかった。
初診の日、エコーしかしていない状況で言われた思いやりのかけらも無い言葉。
母が帰宅後、心配している娘に見せる為書いて頂いた紙…意味以前に字が全く読めなくて、(アラビア文字かと思った。)
仕方がないから、かかりつけの病院で、お医者様と看護婦さんに一生懸命
「多分こう書いたつもりなんだと思います。」
と訳して頂いたんです。
そして、親子で話しを聞きに行った当日の言動と態度。

869 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 01:16
私が何か質問すると、分からないから聞いているのに、
「素人には分からない。」「心証が悪くなった。」
の一点張り。セカンドオピニオンの事を言えば、
「それは別に構わないけど、資料はほとんど出せない。絶対返してもらう。」
って…そして、
「一応毎年、郵送の尿中ポリアミンを継続して検査していた。」
と言った時の、
「そんなの知らない!」(それを見せようとすると)「そんなの見ない!」
って、それな~に?どうしたの?

870 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 01:17
結局最後(14日)の予約の日も母が散々待っていたのに診断もせず、
看護婦さんから資料を渡されたんですよね。他の患者さんは診てるのに…
よっぽど私が嫌いだったんだな。私が欲しがった資料は最後まで出し渋ったし…
でも今思うと、時間のロスは悔しいけれど、貴重な経験でした。
この掲示板を知り、納得のいく転院も出来、良かったと思います。
医学の知識も技術もあっても、私にはあれは、医者とは認められなかったです。

871 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 01:18
ちょっと悪口の書き込みになってしまいましたが、
自分が納得のいく医療を求め、お医者様の言いなりになるのではなく、二人三脚+周りの人々と共に治療をしていく事が、患者の権利であり義務であると感じました。

長くなりました。おまけに携帯電話から…(`_`;)
それでは、おやすみなさい。

872 名前: あいりん 投稿日:2003/11/21(金) 15:45
千春さんへ。
大変な先生に当たってしまいましたね。
早く見切りをつけて転院、よかったですよ。
主治医が信頼できるのが まず第一ですもの。
長い付き合いになるのですから。
尊敬できて安心して任せられる、そして自分も参加させてもらえる、
そんな信頼関係の結べるお医者さまは 必ずいます。
そんな出会いは、まるで宝物のように感じますよ。




873 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 17:04
そうですよね!この掲示板を通じて、こうして皆様と知り合えたのも、宝物です。
沢山の知識と共に、沢山勇気を頂きました。
私達“同志”ですもの!!
まだ出発点とは知りつつ、相当疲労困ぱいの、へなちょこな私ですが、こうして出会えた皆様と一緒にスクラムを組んで、狸さんや774さんに力強いアドバイスを頂きながら、絶対みんなで希望の星を手にしましょう!
この先また、弱気になったり不安に押し潰されそうになったりもするんだろうとは思いますが、それが人間と言う物ですよね。
私達はひとつのチームです。p(^^)q

874 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 17:11
それから・・・
私間違えました。前の病院の最後の予約日は、一昨日19日で14日ではありません。
…14日は忘れもしない、医者と意志疎通が出来ずもめた日です。m(__)m

875 名前: あいりん 投稿日:2003/11/21(金) 20:19
14日のやりとりは、千春さんの書き込みを見ていて
私もびっくりしてしまいましたよ。。
あんまりひどすぎると思いました。
同じような質問をして、私の主治医の対応と
あまりに違うので、こんな医師もいるのだと。
あらためてよい先生にめぐり合えた事に感謝しました。

「素人にはわからない!」
同じことでも
「それは、、僕たちでもとても難しいことですよー。」
そう言ってくれたら全然印象が違いますもん。

もちろん、診察を無駄に長引かせないように、
自分でできるかぎりの勉強をして、調べてから先生に伺います。


876 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 22:38
良いお医者様に当たって本当に良かったですね!
私の方のあの先生は、何も質問しない、自分の言う事だけを聞くおとなしい患者さんだけが好きなようです。
ま、私の性格では、それは無理だな。
箇条書きにした質問の紙を見て、
「素人のくせに!」
と、思ったみたいでした。
でももう二度と会う事も無いし、思い出して腹を立てるのも勿体ないので、忘れちゃいます。
だけど結構、訳も分からずフト気が付くと、あっちこっち切られてしまっている患者さんが沢山いるのかも…
納得して手術にのぞまなくては、後悔しますよね。
(わっ!またスペースが無くなりました。)

877 名前: 千春 投稿日:2003/11/21(金) 22:51
だけど所詮、人と人ですから、医師としての善し悪し以前に、相性の善し悪しもありますしネ。
あちらからすれば、私も悪かった所があるのでしょうし。
仕方ありませんね。

878 名前: あいりん 投稿日:2003/11/22(土) 00:05
主治医の先生は、穏やかでとても良い方ですが、
私も質問は選んで、生意気にならないように気を使ってます。
それでも、同席していた家族に
「あんな事聞いて!なんて生意気な患者かと思われるでしょ!」
って後で言われましたよ。
無知なまま 全てを先生にお任せしっぱなしの
大昔のやり方しか許容できない人も いるんではないですか?

879 名前: 投稿日:2003/11/22(土) 23:44
狸です。
医師は基本的には専門家としての自負が強いものです。ですから彼らから見た我々素人に頭ごなしに物を言われるのを基本的には快く思いません。また医師も人間ですから話している相手が自分の言う事を聞いていない、とわかるとそれなら知らん、みたいな気分になると思います。例えば相談者がどこかから聞いて来た話を医師に話す場面を想定しますと、これこれがイイと言う話なのでこれをやってください、ではまず拒絶されます。理由は単純でその医師の識見を全く無視しているからです。また何かの事態にはこの医師は施工者として責任を取らなくてはいけないからです。言い方なのですがこういう場合には、これこれと言う話がありますが先生はいかがお考えになりますか?くらいの聞き方が良いと思いますよ。これなら医師の識見が反映される余地がありますし、責任を回避する方策も取れるので受け入れやすいです。医師は万能ではありませんし、普通の人と同じですからやはり最低限相手の立場を尊重した話方が必要と思いますよ。

880 名前: 投稿日:2003/11/23(日) 00:02
狸です。追記です。
最近自分は伯母を胃癌で亡くしました。その際主治医となんどとなく話をしました。私は胃癌の方は良く判らないのですが、それでもいちおうは基礎の研究者ですのであらゆる可能性を考えて素直に主治医にぶつけました。ですが相手は専門家である事は十分に分かっていたので、こちらの希望を伝えると言うよりも、可能性としてどう考えるか、と言う質問形式に終始しました。幸い主治医は全ての質問に非常に丁寧に答えてくれ、その回答も自分の知る限り非常に真っ当であり、正確な知識と誠実さを持って当たってくれている事が分ったので信頼関係を構築できました。この場合、自分が抗癌剤の研究者である事が幸いした部分もありましょうが、それよりも医師の考えを聞いた事が良かったのではないかと思っています。もちろん医師によってはそう言う対応をしてくれない人もいるでしょうが、落ちついて、相手の立場を尊重する事が重要なのではないかと思います。

881 名前: あいりん 投稿日:2003/11/23(日) 09:41
狸さん、、
伯母さまを亡くされたんですね。研究者でいらっしゃるのですから
状況はわかりすぎるくらいで さぞお辛い想いをされたのでは?
私達でも勉強して少し解ってくると かえって余計に辛い心配に
なる時もありますから。
私は主治医の先生には、「希望をつたえる」や「可能性をどう考えるか」
以前の、わからない不明なところをお聞きするって程度です。
それでも10個にひとつも聞けません。
なんだか先生の顔を見るだけで安心してしまってー。
それはそれで幸せな事だと思ってます。

882 名前: 投稿日:2003/11/23(日) 22:17
狸です
<あいりんさん
話が脇にそれてしまい恐縮ですが、、、
主治医と話をしたのは従兄連中がぜひ専門家として聞いて欲しい(注:門外漢から見れば自分は専門家と言う事になります)との要望があったためです。それまでに従兄らから聞いていた事を参考に状況の予想をしていましたが、ズバリ言って聞いていた話よりもかなり厳しいものでした。あらゆる検査データとCTの写真なども見ましたが、主治医の言っている事は決して誇張ではなく、正鵠を射ている事が良く分かりました。その上で行っている治療が他に選択の余地がないために行われている事もはっきり分かりました。結局親戚連中は医師の話を翻訳する者として自分をあてがったわけですが、医師の心配りが痛いほど判りました。一時親戚連中が主治医を信用できないようなことを言っていたのですが、話を聞くうちにこの主治医の判断は全く正しい事が確信出来たので、その通り親戚らに伝え、おかげで最後は信頼関係を持った上での治療が行えました。これはせめてもの救いであったと思っています。
医師との信頼関係を構築するのはなかなか大変な事だと思います。これは単にものを見知っているからできると言うわけではありません。相手(主治医)も人の子ですから、患者さんや家族側は大変である事は承知しておりますが、話の持って行き方を考えなくてはいけないのだろうと思います。医師であるからにはこれは当然、的な考えは禁物ですね。

883 名前: 千春 投稿日:2003/11/23(日) 23:33
狸さん。親戚連中は医師の話を翻訳する者として狸さんをあてがったのではありません! (^-^)
親戚連中は、狸さんが地獄で悶え苦しんでいる時に下りてきた、一筋の蜘蛛の糸に見えたんだと思います。
とにかく、はっきり言って昨日まで他人事で、新聞やテレビの特集もただ好奇心で見ていたものが、
ある日突然降り掛かって来た時の動揺は、不安・悲しみ・後悔等、想像をはるかに超えたものでした。
その上いかんせん、情けないほど素人で、情報も知識も全く無い。

884 名前: 千春 投稿日:2003/11/23(日) 23:35
その状況の中、(特にうちなんて母一人子一人なものですから、自分一人で)
次々と判断、決断をしていくと言うのは、凄まじい限りです。
そんな中、周りのみんなの有り難さを実感すると共に、
狸さんや774さんの専門的、かつ思いやりのある端的な言葉は、
多分ご自分達が想像する以上に、私達を救って下さいます。
まさに地獄で仏を見ました。(^_^!

885 名前: あいりん 投稿日:2003/11/24(月) 00:24
狸さん。
ええ、本当に。その通りだと思います。
人の命を扱うお医者さまが どれだけの重荷を背負うかを
考えると、私達はそれには信頼と尊敬とで答えるしかないと。
大変な状況の闘病中でも そのことに感謝する気持は
常に持っていたいですね。
千春さんも新しい受診先では そんな出会いがありますように。
ところで、、おかあさまはどうしていらっしゃいますか?

886 名前: 千春 投稿日:2003/11/24(月) 02:25
母は今のところいたって元気なんです…本人何処にも痛み違和感無いらしく、
前の病院でお医者様の話しを聞いて来るたびに、弱って帰って来ておりましたのが、
取り敢えず、14日例の日の一件で、昨日まで思っていたのとちょっと違うのかも知れないと感じてから、グンと顔色表情も変わり、無理だと思った転院も出来る事が分かったので、覇気があります。
娘の方が、やつれまくりボロボロで、他の癌患者さんに、私が末期癌で永くはないと思われました。
火曜日診察です。
やっと確かな状況が把握出来る事になりました。
ここまで、呆れる程時間がかかりました。

887 名前: あいりん 投稿日:2003/11/24(月) 07:02
おかあさま、元気なようでほっとしました。よかったです。
気持、意識のありようって、かなり治療にもかかわってくると思います。
きっとおかあさまにとって、千春さんの事も気がかりのひとつかもしれませんよ。
私も自分のことはさておいても 家族がどれだけ心を痛めるか、が
悩みの種って感じでしたから。
どうぞ千春さんもお元気でいてあげて下さいね。
これからですね、希望持って、明るくいきましょう。

888 名前: 千春 投稿日:2003/11/24(月) 11:03
ありがとうございます。お会いした事もないですが、心が近くに感じられて、勇気が出てきます!
特に夜中は、独り色々考えすぎてきつかったりも致しますが、あいりんさん、一緒に頑張っていきましょうネ!!
あいりんさんも風邪などひきませんように。 (^^)v

889 名前: 774 投稿日:2003/11/24(月) 11:53
余談ですみませんが。
ネット上での枠を越えた医療の情報交換が盛んになってきている今、
現場の医師が、最新の医療情報についてこれない現実があります。
日本医師会でも、このことに対する警鐘を鳴らしていますが、日々
進歩している医療の中、従来、日々の診療に追われ学習機会の限られた
医師にとって定期的に開催される専門学会、研究会、勉強会などの最新
知見が重要な知識のよりどころとなっていましたが、、海外の治験情報
までもが瞬時に手に入る現在のネット環境にあって、特に専門を少し外れた
ような知見に対していささか後手に回ってしまうケースも増えてきています。
最新知見=ベストの治療とは限りませんが、社会的に全人的でより効果的な
治療を求められている以上、今後は医療関係者サイドの意識改革も必要に
なってくることと思います。
何の世界でもそうでしょうが、資格を取った時点で、その道の”専門家”
と呼ばれますが、資格取得はあくまでもスタートで、その後、研鑚や経験を
積むことで、ようやく一人前になっていきます。医療関係者の場合は特に
人の命に関わってくる行為となりますので、十分経験や知識のある指導者
の下で研修を重ね、認められて初めて現場に出て、更に研鑚を積んでいく
ことが強く求められていますが、現実はどうでしょうか?
日本は医療環境に恵まれている国です。地域的な差はあれ、医師や医療機関
は星の数ほどあります。中には認識が不十分で本来あってはならない社会的
な問題を起こしてしまう医療機関もあり、様様な制裁を受けるケースも増えて
いますが、逆に日々研鑚を重ね、妥当な医療を提供している医師や医療機関
を評価して盛り立てていくことも大切と思います。
そんな医師や医療機関の中から更に、治療方針が納得できて、人間的にも安心
してお任せできる医師や施設にめぐり合うことができればと思います。


890 名前: あいりん 投稿日:2003/11/24(月) 21:45
774さん、とても考えさせられてしまいました。
「日々の診療に追われ学習機会の限られた医師~」
確かに、傍目にもあまりのハードワークぶりは 私もびっくりしておりました。
ただただ頭が下がる想いでおります。
その中で ほとんどのお医者様は専門家として恥じない
研鑽と経験を日々積んでいらっしゃることと思います。

以前と大きく変わってきたとすれば 患者側なのではないでしょうか?
インターネット環境の整備は、学ぼう 得ようとすれば
果てしなく広く深い知識を得るのも可能です。
療養中の身では、時間だけはたっぷりあるというわけで、、。
(29日にもパシフィコ横浜で乳癌治療に関する公演がありますね。
HERⅡの件が演題になっていたので、行ってきます。)
でも、どんな知識も 先生への信頼にまさるものではないと
認識しております。



891 名前: 774 投稿日:2003/11/24(月) 23:54
あいりん さんへ
”どんな知識も 先生への信頼にまさるものではないと認識しております。”
まったくその通りだと思います。
心より信頼できるスタッフに囲まれての治療以上の”特効薬”はありません。

皆さんがあいりんさんの主治医のような方と巡り会われますように。

892 名前: 投稿日:2003/11/25(火) 00:04
以前にもしたんですが、もう一度書き込みしても宜しいでしょうか…
経過観察中のシコリの大きさが以前より小さくなったのですが、どのような状況なのでしょうか?診察予定月を待たず病院へ行った方がよいのでしょうか…

893 名前: 774 投稿日:2003/11/25(火) 00:10
姫さんへ
シコリが縮小するということは、むしろ好ましい経過と思いますが・・・。
ただし、油断は禁物です。

894 名前: 投稿日:2003/11/25(火) 10:32
774サマ>お忙しい中お返事有難うございます。シコリの縮小は悪い経過ではないのですね…少し安心しました次回診察をこのまま待ちます
お返事本当に有難うございました。

895 名前: 投稿日:2003/11/25(火) 15:21
狸です
長く訪問できませんで失礼いたしました。
774先生のおっしゃることは非常に重みがあります。特に乳癌の世界は外科、内科(薬物療法)、検査、病理、基礎の全てですさまじい進歩が続いており、全てに通ずるのは非常に困難であろうと思います。普段えらそうに回答なぞ書いておりますが私とて極一部を多少知っているに過ぎません。こうなりますと医師が情報に通じていないことを非難するのは酷であろうと思うこともあります。また情報に通じておる医師が必ずしも良い医者であるともいえません。更に医師も人間でありますので、混乱のさなかとは言え患者さん、ご家族としての接し方にも礼儀と申しますか、気をつける面があるかと思います。実は自分の伯母が亡くなった時に親戚の一人がきつい口調で医師に食ってかかった事がありまして、事情を考えると(心情はわかりますが)あれでは医師側が大変であろう、と身内ながら思ったからです。より良い医療を受けるためにはご家族、患者さん側にも努力が求められる時代なのかもしれません。だって主治医の当たり外れのみで決まるのはやはり悔しいじゃないですか、、、

896 名前: ネコ 投稿日:2003/11/25(火) 23:07
こんばんは。
蕁麻疹がまだ出るので5FUとエンドキサンは休止することになりました。
薬を飲まないとなると再発するのではないかと不安になります。
それと何とかポリペプチドという腫瘍マーカーが上がっていました。
正常範囲ないですが、あがっていると聞いただけでまた不安になります。
数値は38でした。
心配は不要でしょうか?

897 名前: 千春 投稿日:2003/11/26(水) 16:46
お陰さまで無事転院出来ました。
今度の主治医の先生並びに病院でしたら、心より信頼して治療をして頂けると確信致しました。
前の先生には、最後までミソを付けられましたが、
(昨日必要な資料が入ってなかったので、今日取りに行くと言う電話を入れると、
「私がせっかく診断つけてやったのに、色んな書類書かされて、あんた達親子には散々振り回された…云々!」
と怒鳴られ、一方的に電話を切られてしまいました。…唖然)
これもまた社会勉強の一貫と諦めて、
ここから心機一転、完治を目標に頑張って参ります。これからもよろしくお願い致します。

898 名前: 774 投稿日:2003/11/26(水) 19:12
千春 さんへ
”散々振り回された”のは千春さんの方だと思います。
不安を抱えてようやく受診した患者さんに対して、穏やかに、しかし厳格に
これからの善後策を検討して、対応していかなければならない立場の医師
として”なんでこんなになるまで診察しなかったのか?”の第一声は、いくら
お母様の体のことを思って出た言葉だとしても、OUTです。
そして検査結果が出る前の”6段階の5番目だ。取るなら全摘”も不確実な判断で、
不安を感じていらっしゃる患者さんに対する配慮を欠いた不適切な言動と思います。
また”私がせっかく診断つけてやったのに”も、乳癌の専門医のみならず
外科医ならごくごく当たり前のことで、恩を着せるようなことではありません。
ご本人のこれからの為にも、医者としてだけでなく人としてもう少しお考えいた
だきたいところだと思います。
千春さんも”社会勉強の一貫と諦めて”一刻も早くお忘れになってください。
そしてこれからはじまる転医先での治療に全力で立ち向かわれますよう願って
おります。

899 名前: 千春 投稿日:2003/11/26(水) 22:54
774様、ありがとうございます。
…私もそう思うのですよね…私達親子のあの2週間の落ち込みもそうですし、
前の病院の待合室で自分の番を待っている時、診察室から女性の患者さん達が結構泣いて出てくるのを見ていると、
勿論どんなに優しく説明されても現実を思い涙するであろう事は、
自身の経験で充分理解は出来るものの、
あの分では医師の言葉で深く傷ついたのではないかしら?って心配になりました。
私達のような経験は、他の人達には決して味合わせたくありません。

900 名前: 千春 投稿日:2003/11/26(水) 22:55
しかし今はこちらの先生方にかかるご迷惑や、
なによりの本心、「それどころではない。」と言う状況下ですので、
「訴えてやる!!」
と言う訳にも参りません。
でも転院先の先生が、とても優しくかつ丁寧に、
母を診察して下さる姿を後ろから見ていて、有り難くて涙が出ました。
これからはお医者様とではなくこの病気と、
“私達親子斯く戦えり”
と言う処を、ぜひ応援・お力添えよろしくお願い致します。
頑張るぞ!! p(^^)qp(^^)q

901 名前: あいりん 投稿日:2003/11/27(木) 02:06
信頼できる病院、先生でよかったですね。
「私達親子斯く戦えりwith主治医の先生」って感じね。
前のところ、診察室から患者さんが泣いて出てくる、ですか?!
私はそのような場面は 今まで見たことないです。
とても穏やかで優しい主治医ですが、はっきりと病状などは
こちらに伝えてくれます。かなり厳しい事でも。。
それはこちらの力を信じていらっしゃるようでもあります。
それでも後の励ましやフォローもしっかりとなさってくださいますし
あんな風にしてもらえたら とても泣いている場合ではないって
思えます。
この病気は気持ちで負けたらダメだと思うんです。
千春さん、その調子でね。


902 名前: より 投稿日:2003/11/27(木) 07:52
はじめまして。本人ではないのですが友達が定期健診で乳がん
と診断されて落ち込みがひどくネットにも精通していない彼女
の代わりに彼女の疑問を解決したくここに来ました。

しこりは触っても確認できず(私も触ってみましたがわかりま
せんでした)、腋窩のリンパの腫れもありません。
45歳、がん細胞は左胸上側9ミリ強ひとつ、浸潤がんという診断
で温存手術を受けることになっています。入院期間は3週間の
予定で腋窩郭清して、後に放射線治療というガイドライン通り
の方法のようです。

念のためセカンドオピニオンを…と担当医に言った途端、「最
近そういう患者が多いんだよね。セカンドオピニオンで何が聞
きたいの?」と迷惑そうに言われ、乳がん宣告を受けたばかりで動
揺していた彼女はそれ以上何もいえなかったそうです。

いろいろ調べると、手術中にセンチネルリンパ節生検というの
をして転移が確認できなければ腋窩郭清をしなくてすむという
情報があり、なるべくなら腋窩郭清をしない方法にしたいです。
今からセンチネルをする病院に再度受診してもいいのでしょうか。
その場合、今の病院に対して伝えなくてはいけないのでしょうか。

またさらに調べるとエコーや触診でリンパ節に転移していないで
あろうと思われる場合、リンパ節を一切切らない方法もあると
わかりました。それだと術後の治療の判断ができないという
デメリットがあるらしいですが。やはり、最初から一切リンパを
切らないという手術は選ぶべきではないのでしょうか。

903 名前: より 投稿日:2003/11/27(木) 07:54
長文になりすぎました。すみません。
どうぞよろしくお願いします。

904 名前: 投稿日:2003/11/27(木) 09:05
狸と申します
<よりさん
腋窩リンパ節郭清は術後の影響が大きいため、生検で転移がない事を確認して腋窩郭清なしで済ませるのは多くの報告で有意義であろうとされてきておりますが、残念ながら標準療法とはいえない状況です。カキコ内容の医師の反応はいささか疑問がありますが、ほぼやむをえない反応と思われます。現在生検実施+腋窩郭清なし、と言う対応ができる病院は限られており、自分の知る限りでは国立癌センター東病院などです。また標準療法になっていないのは効果を示す証拠がまだ揃っていないと言うことですので、一般的な病院(先進医療を試験的に行う病院ではないと言う意味です)でこれを求めるのは無理があります。対応としてはまずは標準療法を考えている主治医に相談して腋窩郭清無しで済ませる方策を聞き、だめなら実施可能な医療機関に電話などで相談してみる、と言うのはいかがでしょうか?
ただし最近はリンパ節での微小な転移をどう扱うかが学会でも議論されている事もあり、これは微小なリンパ節転移をどう検出するかの方法論も含めた議論と証拠集めがされている状況です。ですからエコーや触診でのリンパ節転移の否定は完全には行かないので、諸々を考えると温存ならとりあえず取ってしまおう、となるのは止むを得ない側面もあります。かなりなやましいのですが、センチネルリンパ節生検の専門家の意見を聞かれるのがもっとも有益であろうと自分は思います。

905 名前: より 投稿日:2003/11/27(木) 10:01
狸さん、さっそくのお返事本当にありがとうございます。
やはりセンチネルリンパ節生検はまだ標準ではないのですね。
くわしいご説明で標準になりきれない理由がよくわかりました。
今朝もずっと検索していて東京歯科大学市川総合病院がそれを
行っているというのがわかりました。
http://www.tdc.ac.jp/hospital/igh/section/surgery/ope.html
国立癌センター東病院のほうも調べてみます。

担当医の反応の真意はわかりませんが、担当医の診断が標準的で
妥当であることは理解できます。ただセカンドオピニオンを求める
患者が増えていてそれに関してあまり快くは思っていらっしゃら
ないという感じは伺えます。私自身も別な病気の手術で同じ経験を
したことがあります。患者のほうは素人だから反応によっては
はやはり、担当医を信頼してないみたいに思われたかなと罪悪感を
感じてしまいます…。
それはそれとして、狸さんがおっしゃるように、まずは担当医に
腋窩郭清なしの方策を伺ってから、実際実地している医療機関に
相談という手順にすることにします。
ほんとに丁寧なご説明ありがたいです。感謝します。

906 名前: 774 投稿日:2003/11/27(木) 10:58
よりさんへ
狸さんのおっしゃる通りです。
以前もレスいたしましたが、”早期乳癌に対する乳房温存+放射線+腋窩リンパ節郭清
と非定型的乳房切断術の予後に差が認められなかった。”というところまでが、現段階で
確認されているEvidenceで、その先の乳房温存術に放射線を加えない治療法や、
センチネルリンパ節生検を施行してその結果、腋窩リンパ節郭清を省略する治療法は
あくまでも縮小手術の可能性を追求し、術後の弊害をできるだけ回避しようとする
トライアルです。
現時点では乳がんの”根治性”と”最小限の浸襲”という相反する治療行為の妥協点を
どこにするかを模索する為の臨床研究とお考え下さい。
もちろん患者さんの負担を最小限にして、根治性を保とうという試みですので、近い将来
センチネルリンパ節生検陰性で腋窩リンパ節郭清を行わない場合の安全性が十分確認
されればスタンダードな方法として確立されていくことになると思いますが。



907 名前: より 投稿日:2003/11/27(木) 22:27
774さん、お返事ありがとうございます。
まだセンチネルリンパ節生検による見落としの可能性がある以上
トライアルとしての方法だということなど、774さんのおっしゃ
る標準認識を踏まえて、彼女に伝えたいと思います。
彼女自身マンモでひっかかるまでがんの可能性も考えたこともなく
まだショックが大きく、再発率の軽減(という言い方はないのかも
しれませんが)と、術後のQOLの比較を冷静にできない状態です。
私自身も正直わかりません…。
でもここでおふたりにお答えいただいてかなり参考になりました。
本当にありがとうございます。

908 名前: ひな 投稿日:2003/11/29(土) 12:50
みなさんこんにちは。先日、母が手術をしリンパ節に移転していたので今後の予防の為に抗癌剤を進められました。それには従来の抗癌剤を使う方法と新薬をためす、ボランティアと言うのがあると聞きました。新薬と言うのはまだデータも少なく母に合うか保証はないみたいです。そこで 新薬をためすか、従来の抗癌剤をためすか悩んでいます。もし抗癌剤について知っているひといたら教えて下さい。お願いします。

909 名前: 投稿日:2003/11/29(土) 15:01
狸と申します
<ひなさん
新薬を試すボランティアと言うのは世に言う臨床試験と言うものです。これは新しく開発された薬剤の効果や安全性を実際に患者さんに投与して確認すると言うものです。ただしその段階によって目的が異なりますので注意が必要です。抗癌剤では第一相試験では主に体の中での薬剤の広がり方や効果や副作用が出てくる投与量の決定が主目的で、投与量によっては効果が得られない場合もありますし、副作用が出る場合もあります。第二相では第一相で効果が見られたり、毒性が出たより下の投与量などを考え薬としての有用性を念頭において通常は効果が得られると思われる投与量で実施します。
乳癌の世界では副作用と言っても通常は重篤なものではなく、投薬が終われば回復するケースがほとんどですが、完全な安全性は保証はされていませんが、動物レベルでの安全性を考慮して、かなり安全性を考えてデザインします。ですが絶対安全、とはいえません。
既存の薬剤による効果は得られているデータの期待値ですが、新薬の臨床試験では効果は未確定(新薬ですから通常はより効果があるものですが)、安全性は保証はない、と言ったところです。また臨床試験に入るような薬剤は大体のキャラクターはこちらでもわかりますからカキコくだされば情報をお出しできると思います。その際お母様の状況の説明をしていただければより確実です。

910 名前: ひな 投稿日:2003/11/29(土) 16:38
狸様、お返事ありがとうございます。母のパンフレットにはAC/EC 療法、パクリタキセル、ドセタキセルと書いてあります。これを組み合わせるみたいです。母の状況はステージⅢBでリンパ節に移転がありリンパを20個とりそのうち、2個が癌でした他の場所には移転はないです。私はまったくしろうとなので良くわかりませんが、母が相当悩んでいるのでご意見よろしくお願いします。

911 名前: 投稿日:2003/12/01(月) 08:49
狸です
<ひなさん
回答が遅くなり失礼しました。A、C、Eと言うのはアドリアマイシン、サイクロホスファマイド(エンドキサンが通り名ですが)、エピルビシンの頭文字をとったもので、それらの組み合わせであるAC/ECは現在もっとも有力な術後補助療法とされる薬剤の組み合わせ(レジメン)で、大まかに言いまして心臓への影響が懸念される場合はECを、余り懸念されない場合はACを使いますが効果はほぼ同等とお考えください。ただし日本で汎用されるCMF(Mはメトトレキセート)に比べると効果がある分副作用、特に脱毛があるため避けられるケースも多いです。ですが治療完了と共に徐々に髪の毛は生えてきます。ACTと言うのはこのACに更にパクリタキセルやドセタキセルを加えたもので、その有効性が近年明らかになりつつあります。欧米などではほぼ標準療法となりつつあります。ですが、タキサンは副作用がきつめであり、補助療法に用いるには慎重な意見を述べられる医師も少なからず存在します。
以上の情報から提示されているのは組み合わせとしてはほぼ効果は間違いないところで、副作用情報もほぼ把握できると思います。ですがわざわざ臨床試験とうたっているわけですから恐らくは外来可能な投与スケジュール(阪大などで実施されている)ではないかと思います。このレジメンは副作用低減と効果の維持を目的に実施されているので効果は既定のレベルであり、副作用の低減が望める可能性があります。ただしくじ引きによる割付になるかもしれませんので副作用が低い方になるかは判りません。ですがその場合においても副作用に対するケアは十二分に行われるので、総じて言えばお受けになってもよろしい気がいたします。と申しますのもリンパ節転移が1-3個くらいがもっとも補助化学療法の貢献が期待できるとの研究もあるからです。ですが正確な情報がない中の私見も込みですので、疑問点がありましたらまたご質問ください。

912 名前: ごま 投稿日:2003/12/01(月) 10:32
母が右胸が痛いと言います。
ときには息ができないほど痛むようです。
ガンなのでしょうか?
不安でたまりません。

913 名前: 774 投稿日:2003/12/01(月) 11:31
ごまさんへ
胸膜炎、肋骨肋軟骨骨折、肋骨肋軟骨骨膜炎、乳腺炎、右胸部蜂窩織炎
肋間神経痛などの可能性が高いと思いますが、いずれにしても、早急に
外科受診されることをお薦めいたします。
乳癌がご心配のようですので、外科・乳腺外科の両方を標榜されている
医療機関での診療がよろしいかと思います。

914 名前: ひな 投稿日:2003/12/01(月) 12:29
狸様、ご意見有り難うございました。ボランティアの事とか薬の事良くわかりました。母と相談して、ボランティアをやるか決めたいと思います。本当に有り難うございました。

915 名前: まり 投稿日:2003/12/01(月) 15:17
一週間前には気付かなかったのですが、右胸に鶉の卵大のしこりがあるんです。
乳癌の疑いがあるのなら、急に大きくなるものなのでしょうか?。生理前なので、そのせいかとも思っていますが…。
どうか、教えてくださいm(_ _)m

916 名前: 774 投稿日:2003/12/01(月) 15:57
まりさんへ
”乳癌の疑いがあるのなら、急に大きくなるものなのでしょうか?。”
一般的には1週間で急に大きくはなりません。
良性の乳腺症の可能性が高いと思います。
生理終了後今一度、自己触診されてみてください。それでもシコリが触知
されるようなら、一度乳腺外科受診・精査をお薦めします。

917 名前: 投稿日:2003/12/01(月) 18:13
狸です
<ひなさん
臨床試験はボランティアではございません。お受けになる患者さんにメリットがないのでは意味がないと自分は考えます。ですから承諾なさる前に十分に説明を聞き、ご自身にとって有用であると思われましたらお受けになるのが良いかと思います。納得できなければ止めればよいと思います。治験に参加しますと手厚い検査体制や費用面でのメリットなども確かにありますが、やはり自分の身体に対して有用であるとご納得の上で、お受けいただくのが重要であると思います。説明などで不明な点はいくらでもお聞きください。

918 名前: ごま 投稿日:2003/12/01(月) 23:27
774さま
肋間神経痛でした。
ありがとうございました。

919 名前: ひな 投稿日:2003/12/01(月) 23:35
狸様、またまたご意見有り難うございます。 もう一度、医師や母と話合い、納得してから決めたいと思います。

920 名前: せれな 投稿日:2003/12/02(火) 08:09
8月に乳癌の手術をし、ステージ2b期 グレード3リンパ節転移ありで、放射線照射、EC療法で抗癌剤投与を1週間前にして4回を完了しました。白血球が減少するのが2週間目が多く、なるべくならそこまで休職したいと考えているのですが、上司は許可してくれましたが、同僚はあまりいい顔をしません。大体どれくらいで復職は可能なのでしょうか?レスと違いますがよろしくお願いします。現在の状態は微熱37.3度くらい毎日あるくらいです。

921 名前: 通りすがり 投稿日:2003/12/02(火) 23:04
はじめまして。
>せれなさん
私は会社に行きながら治療しました。点滴日を含めて3,4日休みました。
職場は人数が少ないので金曜日に点滴をしてできるだけ休まないようにしていました。復職は体調や
次第だと思いますよ。ずっと休んでいるよりも体調がいい時は出勤したほうが気が滅入らないかもしれません。
治療がんばってくださいね。


922 名前: あいりん 投稿日:2003/12/03(水) 01:56
せれなさん、どうしてそんなに気を使っているのですか?
こんな時に自分でしたいようにできないで、いつできるでしょう?
1週間目ってことは、休むとしてもあと1週間でしょ?
微熱もある、白血球も下がるー、どうか無理をしないで下さいね。
・・・それにしても、なんでしょうね!その「同僚」さんは。


923 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/03(水) 04:12
>>915 まり様

私も急に鶏卵大の腫瘤が出来て、受信したら乳癌でした。

普通、常識的にはこのような症状が乳癌である場合は、無いです。
でも、本当に特殊な例で、乳癌であることがあるそうです。
私の場合は粘液感で、細胞内の粘液が一気に漏出したのだろうと
言われました。

脅かすつもりではありませんが、こういう例もあることを
知って頂きたくて投稿しました。
初診時でT3、N1、M0。
自己触診で非触知から、5日ほどでしこりが分かるほどになって、
受診した時には8x7センチになっていました。
手術後一年ちょいですが、自分でも未だに信じられない感じです。

924 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/03(水) 06:55
せれなさん
私もステージ2、リンパ節転移ありで手術を受けました。抗ガン剤は入院中で終了し、術後1ヶ月で仕事に復帰。出勤日数を減らし放射線治療を受けながら仕事をしました。私の場合、病気のことは上司1人しか知らず、周りには伝えていません。しかし、職場が超繁忙の時に休職し、復帰しても出勤日数が少ない為周りはよく思っていないようです。直接私に言ってくれれば良いのに上司に言っている様子。

術後、ゾラテックスもしているのでどんな症状(更年期)がでるのか不安もあり年内中はシフトを減らしています。(案の定いろんな症状が出ており少ししんどいです(^。^;))

術後1ヶ月で復帰した事は私なりによく頑張った!と思っています。けど自分の頑張りが周りのみんなと噛み合わず最近は疲れてきました。こんなことならもっと長期間休めば良かったとちょぴり後悔です。(正直からだの疲労もあるので・・・)

病気のことを職場の同僚にきちんと話していれば問題ないのでしょうけど、同僚はとってもおしゃべり。(しかも毒舌)そんなこともあり、内緒にしています。年齢も若いので病名を言ったところで正しい知識もないですし、共感もできないと思うので・・・今後も伝えるつもりはありません。

病院で知り合いになった乳ガンの方々がいます。温存で放射線治療+ホルモン療法の方が多いのですが、それでも2~3ヶ月は休職していましたよ。

せれなさん、無理せず仕事復帰してくださいね。私の近所に10年前に乳ガンを経験した先輩います。その方からのアドバイスは「絶対に無理しないこと!!」とよく言われます。重いものは持たない/疲れたら休むなど。

大変なこともたくさんありますがお互いがんばりましょうね(^o^)/


925 名前: せれな 投稿日:2003/12/03(水) 08:01
921様、924様、あいりん様≪       お返事ありがとうございました!周りに乳癌を経験している方がいない為悩んでいました。仕事は主治医とも相談し、白血球値が安定する1週間後まで休むことにしました。白血球が減ると結局休まなければならないと言われましたので…。みなさんが治療中でもお仕事を続けていらっしゃってすごいなぁと思いました。私も頑張ります!ありがとうございました。

926 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/03(水) 13:52
G-CSFの自己注射を覚えたらいかがですか?
私はそうしてます。主治医の先生の了解済み。

927 名前: あいりん 投稿日:2003/12/03(水) 14:00
>>915 まりさん
私も、初めは突然に「鶉の卵」を左胸に見つけたんです。
ついこの前まで絶対なかった、ってその時思いました。
なのに3・5×4・5もあったんです。
でも、結果は乳癌、進行の速いタイプだったようで
病理診断後「急に大きくなった可能性がある」と言われました。
癌はある程度の大きさになると加速度がついて急に大きくなるって
聞いたこともあります。
生理が終ってもまだしこりを感じたら必ず必ず病院へ行ってくださいね。
それで、なんともないってはっきりすれば安心です。


928 名前: 千春 投稿日:2003/12/03(水) 14:40
あいりんさん、お元気ですか?私の方は只今ベッドの空き待ちをしています。
一昨日はしこりが痛むと言うので、診てもらいに行きました。
なんだかずっと、私の判断で転院させ、時間をロスをした事が、間違っていたらどうしようかと思っていたし、
親戚達も私には言わないまでも、何処かで非難しているような気がして悩んでいたのですが、
一昨日主治医の先生の優しく頼もしいお話しを聞いていて、やはりこちらに転院して良かったと、母娘共々実感しました。
お正月は病院かな?でも来年は明るい師走になるよう、今が踏張り所と思い頑張ります。(^^)v

929 名前: peppo 投稿日:2003/12/03(水) 15:00
せれな様
私も10月に手術しました。私の場合抗ガン剤はしなくて済んだのですが、現在放射線治療中で、治療中でも落ち着いたら仕事に復帰しようと思っていたのですが、疲れ方が半端じゃなく…このままだと治療が終わるまで休んでしまいそうです。
私の場合は自分の状況を理解してもらいたく、また「みんな他人事じゃないんだよ」という思いもあって、周りに病名を言ってしまったので、長期に休んでいることが心苦しくはあるのだけど、この際だから思い切って休んでます。
924名無しさん
術後1ヶ月で復帰なんて、すごいですね。私もゾラデックス、ノルバデックス受けてます。のぼせ、ほてり、不眠、頭痛…いろいろ出てますが、長く続く治療だから、気長に流さないといけないですよね。それより今は放射線による疲労の方がツラいです…
せれな様、924名無しさんも言っているように、無理しないでください。(私もしません)そして、頑張りすぎないでください。(私も頑張りません)


930 名前: あいりん 投稿日:2003/12/03(水) 17:39
わぁ、千春さん、お久しぶり。というほどでもないですかね。。
どうかそんなこと悩まないで、千春さんのせいではありませんって。
私は元気に3日間遊んできました。重い荷物をもったまま
あちこち歩き回り遊び回り、でも体は大丈夫ですよー。
これで抗がん剤投与1週目ですからね。こんなヤツもいます。

peppoさん、
私も同じように考えて、できるだけ周りに話しています。
はじめは「エッ!」と何ともいえない顔をされますが
ちゃんと理解してもらうほうがいいように思いました。

931 名前: せれな 投稿日:2003/12/03(水) 19:41
≫926様
G-CSFを過去に打ったのですが、かなり副作用がでてしまい
(足や手のしびれと痛み、嘔吐)その為抗癌剤投与も遅れて
しまったりした為、どうしてもという時以外は打たないことに
したのです。このような副作用はでないらしいのですが
薬を変えて3回ほど打ちましたが、やはり同じようになってしまった
のです。精神的なものもあったのかもしれませんが‥
ちゃんと説明せず申し訳ありませんでした。

≫pepoo様
ありがとうございました!!
心が少し軽くなりました。なるべく無理せず自分の体調をみつつ
復帰することにします!放射線照射の副作用が大変なようですが
大丈夫でしょうか?私はホルモン関与がない為ホルモン療法は
やっていないので、とても大変そうに思えます‥慌てずに治療を
続けていきましょう!気のきいたことが言えずにすみません。

932 名前: 924 投稿日:2003/12/03(水) 21:32
peppoさん
やはり術後1ヶ月の復帰は少々無茶だったように思います。
乳ガンになるまでは健康で体力に自信があったので、大丈夫だろう!と過信してました。復帰して間もなく放射線も始まり、治療を開始してしばらくはすごく疲れました。なので休みの日は家でゆっくりしてましたよ。
今は更年期で疲れを感じてます。ほてり、ほてる時のだるさ、発汗、頭痛、たまに腰痛、かるいめまい、不眠・・・。ゾラテックスを使用し始めて2ヶ月目くらいから症状が出てきました。ホルモン療法はまだ始まったばかり。つくづく更年期って大変と思う今日この頃ですが、お互いゆっくり頑張っていきましょう(^_^)v


933 名前: peppo 投稿日:2003/12/03(水) 23:54
あいりん様
私はそれまで職場で結構いい関係を築けていたので、私が休むことで多大な迷惑をかけてしまう人には男女問わず正直に伝えました。女性には「こういう病気になる人が、こんな身近にいるんだよ、だからあなたも気をつけて」という思いで。男性には「あなたのパートナーも、もしかしたらこういう病気になるかもしれないから気をつけて」という思いを込めて。そのほうが私は気を遣わないし(相手は使うかもしれないけど)「何でこんなに長期で休むの?!」って相手にイヤな思いをさせたくなかったので。
せれな様
私のレスで少し楽になってくれたみたいで、嬉しいです。私は抗ガン剤による副作用は経験していないので、それを越えてきた人たちに比べたら、今の私の疲労感なんて大したことないだろうな、って思うのです。でも、自分の身体は自分の身体。ここで無理しても仕方ないですからね。
924様
副作用の出方は、ほんと人それぞれですものね。私は放射線治療を始めた頃はそんなに疲労感を感じてなかったのですが、ちょうど折り返し地点に来て、顕著に出てきました。私も乳ガンになるまでは無茶も無理もできる身体だったんですけどね(だから乳ガンになったんだって?(^^;)ホルモン療法の副作用も、またこれからさらに出てくるのかもしれませんね。(現在2本目打ち終わったところ)
みなさん焦らずのんびりと、治療を続けていきましょうね。「アセらず、怒らず、イラつかず」病気をして思ったこれからの私のモットーです(^^;


934 名前: スヌーピー 投稿日:2003/12/04(木) 18:15
はじめまして
術後のホルモン療法についてお聞きしたいと思います。
39歳、多発の可能性があり断端陽性の確率が高いため、左胸全摘致しました。
腫瘍の大きさ約2cm(1cmが1つ、5mmぐらいが1つ、数ミリのものが1つ
全部まとめて約2cmぐらいとのこと)
浸潤性乳管癌(乳頭腺管癌)
エストロゲン、プロゲステロン共に陽性
HER2、1
リンパ節転移なし(センチネル生検のみ)
悪性度は検査していないそうです。
10年後生存率は95%と主治医に聞きました。
ホルモン療法はゾラテックス2年、ノルバテックス5年にしましょうと言われました。
私は未婚ですが、まだ妊娠の可能性を残したい旨を主治医に伝えてありますが、
この選択で間違いはないでしょうか。
宜しくお願いします。

935 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/05(金) 10:04
狸と申します
<スヌーピーさん
現在出先なので資料が手元にないのですが、、、所見から選択した療法はまず持って正しいと思います。年齢からしても人工閉経剤を使うのは治療効果が確立しているので疑問の余地がありません。ただし妊娠の可能性の観点ですが,,,
ゾラデックスは休止後約半年ほどで生理が復活するようです。またノルバデックス服用中は、やはり整理が止まりますので勧められた治療をこなすと40歳半ばになってしまいまして、違う意味で妊娠の可能性が低くなってしまいます。ですが治療効果は確かな療法です。総じて考えますとまずは薦められた療法に従っておき,ご結婚や妊娠の希望が現実のものになった場合に止めることをはっきりと伝えてください。なお念のために申しますが休薬即妊娠可能にはならないためある程度の時間やタイミングの読みが必要になります。また当然赤ちゃんへの影響を無視できるようになるまで待ったほうが良いのは言うまでもありません。

936 名前: 投稿日:2003/12/05(金) 10:04
名前入れ忘れました,,,,

937 名前: スヌーピー 投稿日:2003/12/06(土) 15:55
狸さま
早速お返事ありがとうございました。
この年齢でも薬を止めれば生理が戻ることが判って安心しました。
主治医にも確認しましたが、たぶん大丈夫という言い方だったので、不安が残ってしまいました。
狸さまの言うとおり、きちんと治すことが先決ですね。
これで何の心配もなく治療に専念できます。お忙しい中ありがとうございました。


938 名前: kei 投稿日:2003/12/07(日) 10:30
はじめまして。

母の病状についてご意見をお聞かせください。

母は、昨年11月頃乳がん(腫瘍約5cm)であることが発覚し、今年5月まで術前化学療法を受けたの
ですが、一時効果があるように見えたものの、その後効果がなくなり、投薬中にもかかわらず腫瘍が
成長してしまった為に、化学療法を途中で止め、5月前半に乳がんの摘出手術を行いました。
摘出手術自体は上手く行き、リンパ節転移なし、胸筋転移なしということで、予後治療を行っていました。
しかし、この10月頃から母は腹痛を訴え検査を重ねていたのですが、腸内、婦人科、ひ尿科の検査の
結果転移の兆しは見られないということで、腹膜内を調べる為に乳腺から別部門へ検査依頼を行いま
した。この時点で、腹水の発現が見られた為、腹水を抜いて検査をしたところ悪性の播種が検出され
ました。別部門では、現在何らかの要因で大腸を圧迫し、腸閉塞となっている為、食事が摂れないこと
から、検査の組織採取、人工肛門装着を行うため、開腹しないと詳細はわからないといわれました。
この時、医師からは相応のリスクがありますとのことでしたが、母は先生の治療方針に任せるとのこと
で開腹手術を承諾しました。
開腹手術をしたところ、小腸外壁および大腸外壁の広範囲に渡ってガン(らしきもの)が層になっており、
すべての腫瘍を取り除くことはできなかったと説明を受けました。また、今の時点では組織の検査の結果
を待って、乳がんの遠隔転移であるか、新たなガンなのかを判断した上で治療方針を決めるか、確定は
していないが乳がんの遠隔転移の線で見切り発車的に抗がん剤治療を行うかどちらかを選択可能とい
うお話を伺いました。

ここで質問なのですが、こういった場合、やはり検査結果を待つべきなのでしょうか?それとも、可能性
に掛けて見切り発車的に乳がんの治療を進めるべきなのでしょうか?
また、見切り発車的に治療を行う場合、考えうる治療の選択肢はどういったものがありますでしょうか?

母にはあまり時間が残されていないと思われる為、可能な限り早い治療が必須ですが、この難しい選択
に自分のみでは判断が下せない為、判断の参考になるような回答が頂けると幸いです。

ちなみに、先生は乳がんの遠隔転移だとすると、腸の外壁に発生するものは非常に珍しいということ
をおっしゃっていました。

ホルモンステータス、HR2ステータスについては、現在先生からの回答待ちです。

非常に難しい質問であることは重々承知しておりますが、何らかの判断基準を頂ければと思います。
最終判断は当然ですが自己責任にて行います。

その他、判断に当たって不足している情報等あれば教えてください。可能な限り迅速に調べたいと
思います。

何とか少しでも良い方向へ持っていければという藁にもすがる気持ちです。

少し頭が混乱しており、まとまりのない文章で申し訳ありませんが、何卒よろしくお願いします。


939 名前: 投稿日:2003/12/07(日) 13:53
狸と申します。
腹膜内での広がり具合が大きいので原発は乳癌ではないと考えるのが自然なのではないかと思います。しかしながら仮に大腸癌が原発だったとしても、乳癌にだけ特異的に転移するというのは非常に考えにくく,独立して癌が出来たと考えるのが妥当ではないかと思います。こうなりますと乳癌の術後補助療法ではなく、大腸のほうがより生命を脅かす要素になりますので、大腸癌の治療を行うのが良いのではないでしょうか?消化器癌ですので基本的にはFU系の薬剤の使用を考えるべきと思いますが、腹膜への転移がある以上病期がかなり進行していますので体力のほうも心配です。
自分にも名案というのが浮かばなくて恐縮ですが、他の方のご意見もぜひ伺いたいと思います。現在海外出張中でして手元に資料がございませんで申し訳ありません。

940 名前: 774 投稿日:2003/12/07(日) 15:04
kei さんへ
腹水中のがん細胞の種類はどのようなものだったのでしょうか?
乳がん細胞と同様であれば乳がん転移、再発に準じて治療を検討しますが、
主治医や狸さんのおっしゃる通り、非常に稀ですので考えにくいと思います。
そうすると現状は原発不明のがん性腹膜炎の状況ですので、原発巣の更なる
検索と同時に悪化を食い止めるために、原発不明癌に準じた化学療法を検討
していくことになると思います。
ちなみに、腹水中のがん細胞が
adenocarcinoma(腺がん)なら卵巣がんに準じた化学療法や、
         CDDPなどの化学療法、対症療法を状態に応じて選択
poorly differentiated (adeno)carcinoma(未分化(腺)がん)なら
         CDDP+VP-16の併用化学療法(4クール)
などとなります。


941 名前: kei 投稿日:2003/12/07(日) 22:24
狸さま、774さま、迅速な回答誠にありがとうございます。

本日、母の見舞いに行ってきたのですが、何とか開腹手術を乗り切り、回復室から一般病室へ戻りました。
予想されていたことですが、体力はだいぶ消耗しているようですが、長時間でなければ会話は可能です。
痰が多いこととひじ関節の内側が痛み、右腕は曲げることができないそうです(これは筋肉注射を右腕の
肩に行ったためでしょうか。。。?)。後は切開した部分でない腹部が時々強烈に痛むそうです。

実は手術前に、肝機能?が正常に働いていない場合、術後麻酔から正常に醒めない可能性もあると主治
医から言われていました。。。

ちなみに、前回言及しておりませんでしたが、母は現在60歳5ヶ月です。

>狸さま
海外出張中のご多忙の中、ご回答ありがとうございます。
狸さまのおっしゃる通り、主治医の先生も別原発のがんの可能性もなくはないが、病歴その他を考えると
乳がんである可能性を否定しきれないとおっしゃっていました。気になるのは進行速度が非常に早いこと
で、一般的な乳がんの大部分は転移性を含め進行が遅いという認識があった為、HER2+の可能性を考え
たのですが、5月の時点でホルモン療法の選択がなかった為、HER2-なのではないかと思っています。
(5月の時点では乳腺科の主治医に任せきりであった為、状況確認をほとんどしていませんでした。。。)
HER2ステータスは引き続き確認中で、週明けには確認できると思います。

ただ、腹水の細胞検査の途中報告では、「乳がんの細胞に似ている」という報告があるそうで、悩ましい
ところです。だとすると学会発表事例になりうる症例と主治医の先生はおっしゃっていました。やはりここ
は腹水の細胞検査詳細報告を待つべきかとも感じています。時間との戦いだとは思うのですが。。。


>774さま
お忙しい中、ご回答頂きありがとうございます。
腹水中のがん細胞の種類ですが、狸さまへのレスでも言及しましたが、乳がん細胞に似ているという途中
経過が報告されていますが、詳細結果は未だ待ち状態です。まずは詳細結果をギリギリまで待って判断
を行おうと考えています。頂いた貴重なご回答を主治医にも伝えてみようと思います。
(ちなみに主治医の先生は家族が望めばセカンドオピニオン等に対してもやぶさかではないそうです。。。)

月曜日には主治医と再度話すことができると思いますので、それに応じてまたご報告させて頂きます。

その他、気づかれた点等ございましたら些細なことでも結構ですので、ご教示頂ければ幸いです。
大変身勝手なお願いを何卒お許し下さい。


942 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/08(月) 02:42
http://www.bb.e-mansion.com/~mikamo/reffer/manoweb/mokuji.html

いいホームページがありましたよ。みんな読んでね。

943 名前: mori 投稿日:2003/12/10(水) 21:29
はじめまして。
1年前に右乳房温存手術をうけました。リンパレベル1郭清、CAF、放射線、ホルモン療法と
フルコース治療を受けて来ました。
とりあえず、元気で過ごしています。

先日、同じ病院で知り合い、いろいろ教えて下さった方が、VOL-Netというネットの患者会で
乳癌患者のための生活ケアの冊子を作られました。
私も一部いただきましたが、とても良いパンフレットだと思いました。
特にこれから治療を受ける方に、ぜひ見てほしい内容になっています。「おしゃれBook」という名前です。
たぶん、そのネット患者会のサイトで販売しているはずですし、各病院の売店にも置いてもらうようにする、と言っていました。

944 名前: あいりん 投稿日:2003/12/13(土) 01:46
774さん、狸さん、寒くなりましたがお元気ですか?
keiさんママの容態が気になるところですが、待ってる間に
私の質問、よろしくおねがいします。

10月左乳房全摘、2.5×2.0 充実腺乳癌、
リンパ23(0)、ホルモンER,Pgr共にマイナス。
グレードⅡ(管腔形成3、核異型度2、核分裂像の数2)

現在ECで治療中もうすぐ3クール目、副作用は脱毛のみです。

お聞きしたいのは、この治療が終ったらもう打つ手は何もないのか?ということです。
主治医の言うには「あるものは意味がないし、
またあるものはとっておきの治療。」標準的な治療では
これ以上は必要ないとのことです。
でも、私はその後なにもせず3ヶ月おきの経過観察のみでは、
グレードが悪性なこともあるし
転移を待っているような気持になってしまうんです。

このようなケースでは、継続しての予防的な治療は皆無でしょうか?


945 名前: ichiro 投稿日:2003/12/13(土) 02:30
ご無沙汰しておりました。母は4クールの抗癌剤投与を行い、退院致しました。5、6クール行う予定でしたが、体力の回復を待ちながら投与している内に3ヶ月が経ってしまい、精神的にもこれ以上の入院は無理との判断になりました。
結果は、4剤併用でかなり積極的な治療をしたのですが、正直申しましてあまり変化はありませんでした。主治医の話では抗癌剤が効きにくいタイプだそうです。効きにくいのは進行が遅い為でもあるそうです。
薬剤が効きにくいとはいえ進行は遅い方だということで、最低でも現状維持を保ちながら長期延命を目指すのは可能ではないかと手応えは感じています。なにより主治医の「粘っていきましょう」という言葉に救われる思いがしました。
今回、腫瘍内科医により抗癌剤治療を受けましたが、薬剤の使い方はもちろんのこと、発熱時の抗生剤投与や白血球減少時の対応など安心して治療を受ける事ができました。
また、今のところ問題なのは皮膚浸潤と胸水による呼吸苦です。
温熱治療や放射線の併用を考えた方が良さそうですが、自宅に帰っても酸素吸入を続け、積極的な治療により体力を消耗している母を見ると、あれもこれもと治療を追加するのも酷なように思います。
胸膜の癒着術も行いましたが薬が効きにくいせいか完全にはくっつきませんでした。
現在の腫瘍マーカーはCEAが320、入院時と変わりませんが、CA15-3は230から172に減少しました。
今後は薬剤を切り替えながら通院での抗癌剤投与となります。パラプラチン、カンプト、タキソテール、ジェムザール、ゼローダあたりを組合せを変えながら2剤併用での処方になるそうです。
癌はしぶといですが、こちらも負けずにしぶとくいきます。


946 名前: 投稿日:2003/12/13(土) 07:54
狸です
<あいりんさん
おかげさまで無事帰国しまして時差ぼけと戦っております。体調は幸い大丈夫です。ありがとうございます。
さて、実は今良く見ましたら私は前回あいりんさんのご質問(847)に答えておりませんですね?大変申し訳ございませんでした。
Her-2/Neuというたんぱく質は細胞が増殖するためにその司令を受け取る受信機の機能を持ったたんぱく質です。ですからそれがたくさん出ていると言う事はその分増殖に対する執着心が強く、より増殖が粘り強いとお考えください。この増殖の司令はある化学反応によって次々伝えられるのですが、この一部はエストロゲンによる司令を仲介するたんぱく質を活性化する事にも使われます。ですが逆に言いますとそのHer-2が発現した細胞はその分Her-2による増殖司令に頼った細胞とも言えますのでそのHer-2をブロックしてしまえば劇的に増殖を妨害する事ができます。また増殖をブロックした上に癌細胞を叩ける薬剤と一緒に使うとより効果が増す事が分っています。なぜなら増殖司令をブロックするのは”増えないようにする”だけですが、抗癌剤を組み合わせると”増えないようにした上でやっつける”事ができるからです。詳細はもう少し複雑ですがこんなあらましです。このHer-2が多いかどうかはもちろん調べる事ができて、しかも普通に保存された組織標本を使えば作ってから何年も保存が可能な方法もあります。ですからもし調べていなくても後で調べる事も可能ですよ。
と言う状況でようやく944のご質問に行けますが、扱い的には術後補助療法、と言うことになりますので効果が期待できるのは現状即追加するとしたらUFTになります。この薬剤は術後補助療法としての効果が先日発表され、かなり話題になっています。ですが保険適応上どうなっているかちょっと不明です(ご確認ください)。医師のとって置き、と言う考えは現状ちょっと意味がないので(再発は可能な限り防止するのが狙いであり、仮に再発したのなら次に使える薬剤はある)UFTの使用を打診しても良いと思います。なおHer-2は予防的な使用は保険上できませんので今回のケースでは使えません。



947 名前: 774 投稿日:2003/12/13(土) 12:30
あいりん さんへ
ご存知の通り、標準的な術後補助化学療法量を超えての大量化学療法による
予防的効果のEvidenceはありません。それどころか副作用が強く出てくる
だけのようです。さらに、抗がん剤に対する耐性が生じてくる可能性もあるため
推奨されていません。
術後補助療法終了後は、むしろ体力アップ、免疫力増強などがんや抗がん剤治療
で弱った体力を回復させる目的で時間を割かれたほうがよさそうです。
もし抗がん作用を少しでもというなら、UFTはOKと思います。

948 名前: あいりん 投稿日:2003/12/13(土) 14:02
狸さん、774さん お答えありがとうございました。
>847の質問については 890に書いたパシフィコ横浜での
講演会で私のその質問がとりあげてもらえました。
そこで「良い質問だ。」と言っていただけてちょっとうれしかったです、えへ。
お手間とらせてしまって、申し訳ありませんでした。

UFTに関して主治医にお尋ねしてみたいと思います。
質問にはいつも答えていただけるのですが、
時間的に制限もあり、どうしても聞き逃す事も多いです。
そうなると次は3週間後となり、もんもんとしてしまいます。
こちらで先生方にお聞きできるのはたいへんにありがたいと
思っております。
主治医の、「とっておきの~」は、たとえばまだ使用していない
タキサン系などの抗がん剤を転移以前の今、走って使ってしまうと
もしもの時にそれに対して耐性がついてしまう、という意味かな?
と思っておりましたが、その理解でよいでしょうか?
774先生もおっしゃるように、免疫力増強の点でも
私の場合は何もしないでいるより 継続して何かにとりくんでいたほうが
メンタル面においてよいように思うのですが、、私は自分が
精神的なモノに大きな影響をうけてしまうタイプみたいに感じますので。
幸い今回はそれがとてもよい方に出ているようです。

944で しこりの大きさを2.5×2・0としましたが
927では3.5×4.5と書いています。
それは、術前の所見で見かけがそれだけあったのですが
摘出したところ疑わしく思われた部位にがん細胞がなくて
小さめに限定されていたのが解ったのでした。
そして、脇にも術前3つもはっきりとしこりがあったのに
そこにも転移はなかったのです。
そのような事も、もしかすると入院手術治療期においての
自身の精神的な充実度安定度と少しは関係してるのでは?とすら
思ってしまうのです。
ですので、それをこれからも維持していきたいというのが
継続治療を求めることの本音なのです。



949 名前: あいりん 投稿日:2003/12/14(日) 12:29
狸さん、あれから教えていただいた
「現状即追加するとしたらUFTになります。
この薬剤は術後補助療法としての効果が先日発表され、
かなり話題になっています。」をあちこち探しているのですが
どこにその情報がのっているのか見つからないでいます。
あるのは、以前から日本で使われているがたいした効果がない、
というネガティブな情報ばかりで、、。
きっと狸さんのおっしゃる補助療法としての効果が発表になる前の情報かと思います。
どこをみれば、その最新の情報がみられるでしょうか?
お手間とらせてすみませんが教えていただけますか?


950 名前: Ama 投稿日:2003/12/14(日) 13:20
はじめまして。2年前に右全摘したアマと申します。
先週、母が大腸がんの手術をしたばかりで、ちょっと精神的に
まいってます。母(74歳)は、15年前に左、10年後に右、そして、
10月に肺、すぐ続いて大腸と4回もがんの手術をしました。
すべて新発との事です。
実母だけでなく、父方の祖母も乳がんでした。
3代つづいた、私は乳がん家系のサラブレッド?!
どうぞ、よろしくお願い致します。


951 名前: ニコニコ笑顔 投稿日:2003/12/14(日) 19:00
はじめまして。Amaさんすごい家系ですね。それはAmaさん自身も癌になる可能性は高いと考えられます。
私の大切な叔母を癌で亡くしました。そのときは何もしてあげられず、とても後悔でした。今でしたら、直してあげられたと確信しております。
私は医者では無く、風水カウンセラーをしております。環境を気をつけることで癌を防ぐことも出来ます。
また、とっておきの物も見つかりました。もしよろしければ、風水的にアドバイスさせていただきます。


952 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/14(日) 20:43
健康・機能食品等々の商業目的の書き込み、
健康・機能食品・代替医療の類を
宣伝、挑発する書き込みは禁止します

>951
こちらは乳癌と取り組んでいる患者さんと、それを手助けしてくださる先生方の
純粋な医療相談の場です。
たとえご好意でも そのような提案はひかえていただきたく
お願いします。


953 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/14(日) 22:22
>>951
>Amaさん自身も癌になる可能性は高いと考えられます

身内が病気で大変な人に対して、
根拠もなく不安を煽り、「自分なら治してあげられる」

……人の不安につけこむその書込みには本当に腹が立ちます。

954 名前: ゆき 投稿日:2003/12/15(月) 00:23
狸様
ご無沙汰をしています。
>>470でご相談させていただいた以来になりますが、
母は別の肋骨への転移があり、10月に2回目の放射線治療を受けた後、白血球が戻らず、今も抗がん剤も休んでいます。

漢方薬の治療も検討したいのですが、住まいが川崎市内なので、神奈川県内・東京都内で、保険内でがん治療の漢方薬を処方していただける病院をご存知でしょうか?

アガリクスや椎茸エキスなどの健康食品に頼るだけでは、心もとなく・・。
アドバイスをいただけましたら幸いです。
宜しくお願い致します。



955 名前: にしき 投稿日:2003/12/15(月) 11:04
7年後の乳癌再発で骨転移だけしている母ですが、医師が1ヶ月後までレセプターやホルモン受容体HER2のレベルなどの検査もせず、ほったらかし状態です。
脊髄の転移だから放射線を当てると下半身麻痺になるから当てられないとか骨やから抗ガン剤も効かないし。。。と言っただけで1月半ばまで待ってられない!と思い自分なりに調べて
放射線治療、ビスフォスホネート剤、ホルモン療法の3つにおいて得意として力を入れてる関西の病院を是非紹介してほしいのです。
自分で調べた中では、ビスフォスホネートの専門の和歌山県立医科大学、癌専門の大阪府立成人病センター、よく学会などに参加され、乳癌の専門医、理事など数々の経歴のある高塚外科部長のおられる
関西労災病院(兵庫県)かなと思ってます。が、成人病センターで母の友人が同じ骨の転移を見落とされ、亡くなった方もおられると聞き、癌専門といえば関西では成人病センターと思ってたのが、今とても不安で。。。
どうか教えて下さい!



956 名前: 投稿日:2003/12/15(月) 11:12
狸です
<949あいりんさん
問題の記載は自分が学会で聞いたものを元に話していますので、どこにもアップされていないか、あるいは引っかかりにくいところにしか載っていないかではないでしょうか?以下に自分の出張報告のメモを載せますね。不明な点はまた聞いてください。
○日本における臨床試験の成績~経口抗癌剤を中心として;池田正先生(慶応大外科)
経口抗癌剤のAdjuvantの効果は明確でないものが多いが、最新のUFTを用いた試験結果(ACETBC)で大変画期的。メタアナリシスでのAdjuvantだがNTvsUFT、TAMvsTAM+UFTなどでUFTの上乗せ効果を検証している。UFT有り無し各約950例の国内臨床試験であり、TTR(再発)延長が有意に示され、再発オッズ減少は約21%と国内外標準療法であるCAF、CEF、ACなどに肉薄するもの。HR(+)に限ればOSも有意に延長。細かい点ではUFTはリンパ節転移陰性もしくは4個以上だと効果が鈍るというやや考察しにくい事象もあった。またFU関連各酵素の発現と効果について検証(ただしレトロスペクティブ)すると、TS(thymidylate synthetase:5FUの主標的)、TP(thymidylate phosphorylase)、DPD(dihydropyrimidine dehydrogenase:5FU分解酵素)のうち、TSのみUFTの上乗せ効果と有意な相関あり。


957 名前: 投稿日:2003/12/15(月) 11:46
狸です。
骨転移に対する国内の対応は正直申しまして非常に遅れています。これは海外では半ば常識になりつつあるビスホスホネート系薬剤が乳癌骨転移適応になっていない点がかなりの部分を占めます。もちろん行政側の問題もあるのですが、実は薬価が安いために企業側が展開したがらないと言う側面もあります(通常適応の骨粗鬆症や高カルシウム血症と同じ価格になると赤字になるだけである)。このような状況でも一部の事情に通じた医師が積極的に骨転移に対して使用するために余計に医療サービスにムラがあるように映ります。こう言った治療をするには医師の”柔軟な姿勢”が大きく影響します。もちろん骨転移にビスホスホネートを使う医師は効果があるコトを知っているからこそ使うわけですが、そのためには効果ではない、健康保険に対する請求の壁をクリアする必要がります。そここそが柔軟性の要るゆえんです。と言いますのは、保険適応外に薬剤を使用すると薬剤費のみならず、治療全体の保険適応を外される事があり(混合医療禁止)、ビスホスホネートを使ったばかりに、他の薬剤や治療が保険適応から外される事になるからです。そうなると患者さんの負担は大変なものです。そこでいろいろな逃げ口上を使ってビスホスホネートを使うことになります。一番単純なのは適応範囲であるとしてしまう事です。これは虚実いずれでも骨粗鬆症か高カルシウム血症を患者さんから”見つけて”適応にしてしまう事です。ですが乳癌は女性の疾患であるために、結構な頻度で骨粗鬆症になっている事がありますので結構使える手です。また高カルシウム血症も骨転移で破骨細胞の活性が高くなると上がってくるのが通例ですので比較的持っていきやすいです。そのほかの方法は臨床試験として組み込んでしまうこと、更に経口剤であるフォサマックなどを自費処方にして出してしまう(注射剤じゃないので薬剤費だけなら値段もそれほど高くない)などです。ですがこうした”違法”な治療はその分処方した医師に責任が掛かる事になり、万が一の責任はとらなくてはいけません。これも多くの医師が躊躇する原因になります。こうした中でも積極的に治療に使われている先生方には本当に頭が下がります。兵庫県立成人病センターの乳腺外科の河野範男先生なども積極的ですよ。

958 名前: 774 投稿日:2003/12/15(月) 11:59
にしきさんへ
繰り返しになりますが、大阪ならなんといっても大阪府立成人病センターですよ。
大切なお母様のお体を預けるのに、マイナス要因のあることはご心配と
おもいますが、お母様のご友人の”同じ骨の転移を見落とされ、亡くなった”
という件に関してどのような状況であったのかなどの詳細は分かりませんが、
画像診断上判断困難な症例もありますし、”見落とされたから亡くなった”
ということではないと思いますよ。
他の施設であれば余計発見されにくかった可能性もあります。
お母様の場合は既に、骨転移は明らかですので、むしろ治療のレベルで選択されることを
希望します。今後の治療のことを考えた場合成人病センターでの診療がベストの選択と考えます。
もし、他の施設ということなら、成人病センターに比べかなり経験症例数は減りますが、
関西労災病院、近畿大学病院(第1外科)、市立堺病院、大阪府立病院
東大阪市立総合病院、大阪赤十字病院、大阪市立総合医療センター
市立豊中病院、淀川キリスト教病院、国立病院 大阪医療センター
大阪厚生年金病院、ブレストピアなんば病院、近畿中央病院などが
検討の対象となります。


959 名前: にしき 投稿日:2003/12/15(月) 12:35
774さんへ
早々の返答ありがとうございました!現在大阪府立病院で7年前から治療しているんですが、まだ主治医の治療計画が一つも教えてもらえず、セカンドオピニオンも受けれないのが現状ですが、ぐずぐずせず、成人病センターに行こうと思います。母は初診で一から検査してもらう!と意欲を持ってますが、やはり府立での7年間の資料や、レセプターやホルモン受容体などの検査結果もいることですし、なんとか主治医に話して気持ちよく年内に成人病センターにかかれるよう行動して参ります。

960 名前: にしき 投稿日:2003/12/15(月) 14:24
やはり気になるのが母の主治医の先生が11日に骨転移の検査結果を報告してくれてから、
今月24日にMRIを撮って年内はおわり。来年1月19日先生の診察の予約までなんにもなしなんです。
普通、骨転移ならまず早めに放射線治療やビスフォス剤点滴などで骨の進行を防いだりするものなんじゃないでしょうか?
先日和歌山県立医大の尾浦先生に質問した所、「放射線脊髄やから当てれない?そんな事ありえない。次は1月半ばの予約?えらいのんびりした病院やねー。」と一言言われ、
本当に不安です。よくいえば今の主治医は慎重なんでしょうが、骨転移のレベルが低いから、ゆっくり?いえいえ遠隔転移だからやはりそんなのんびりはおかしいんでは。。。?
なんとか状況を教えて下さいとだけ言ってまだセカンドオピニオン受けたいので治療計画急いで出して下さいとか、資料を下さいとは言えてません。母も言って今の先生に見捨てられたら。。。って
すごく気にしてて。。。でもなんだか動きが遅くて腹立たしい日々です。。。
骨転移と診断されてからこんなに治療計画まで一ヶ月もかかるものなんでしょうか?



961 名前: 774 投稿日:2003/12/15(月) 15:19
全ては主治医の診療姿勢や進行がん治療に対する熱意の度合いから来ているような気がします。
診療内容は間違ってはいなくても、ご家族にしてみれば”熱意”を感じることができなければ
一層不安になるのは最もだと思います。
先に乳がん治療症例の多い大阪の施設を挙げましたが、当然これらの施設の中でも、医師による
微妙な温度差はあると思いますし、これ以外の施設にも熱意を持った有能な医師がたくさん存在
することも事実です。是非にしきさんが誠意を感じられる医師に出会われますようにお祈り申し
上げます。


962 名前: にしき 投稿日:2003/12/15(月) 17:43
どこに行っても同じでしょうね。病院に限らず。
とりあえず診療内容が今と違って進んでるなら冷たい先生でも774さんの意見を肝に命じて
色々聞いて疑問点は解消していければ。。。と思います。ありがとうございます。
 


963 名前: 投稿日:2003/12/15(月) 18:52
狸です
957で書きましたが、やはり適応外処方に対しては二の足を踏むヒトが多いのだと言う他はありませんね。この上は積極的にビスホスホネートを処方してくれる医師を探すか、適応外を承知で経口剤を出してくれるように頼むしかないのかもしれません。乳癌の分野でいろいろ情報を見聞きしていて一番やきもきするのがこの問題です。ただしビスホスホネートは予防効果については証明されていませんのでその点は誤解のない様にお願いいたします。

964 名前: にしき 投稿日:2003/12/15(月) 20:41
放射線治療と平行してビスホスホネートは使用可能なんですか?
その方がより効果的なんでしょうか?
点滴より、経口の方が吸収率が個人によって差があるという事はないのでしょうか?


965 名前: 三和 投稿日:2003/12/16(火) 23:14
初めまして。
私は高校のときから乳腺症(治療の必要なし)といわれておりましたが、
昨年はっきり分かるしこりを発見して某大学病院に行った所、マンモグラフィーからも
乳腺症といわれ、特に治療は必要なしと言われました。
しかしつい最近しこりが大きくなったというかやけに気になるようになったため、
小さな病院ですが乳腺外来に定評のあるところに行ったところ、1.5cmのしこりが認められたために
組織検を勧められました。
結果はクラス3で、陽性とも陰性とも判断がつかないため、生検をするか、またはしばらく様子を
見るかを自分で選ぶように言われています。
(ちなみに、それ以外にももっと小さなしこりがごろごろといくつかあったようです)
今すぐ取る必要はないのかもしれませんが、一生ほったらかしにできるものでもないような
気もしますので、それであれば取ってしまってはっきりさせたほうが良いのかとも思っています。
やはり日帰りとはいえ手術に抵抗はありますが、心配は払拭したほうがよいですよね・・・

それにしても、去年からずっと癌保険に入っておこうと思いつつも行動を起こさずに
いたのが悔やまれます。
たとえ生検の結果が良性だったとしても、癌保険の加入は難しいでしょうか?

966 名前: 三和 投稿日:2003/12/16(火) 23:22
追加です。30代前半、妊娠・出産歴なしです。
高校時代から甲状腺も年に一度チェックするように言われており、
20台前半で卵巣破裂による片方摘出を経験しており、ホルモンバランスが乱れがちな体質です。
家族に乳癌経験者はいませんが、高校時代より、乳癌には気をつけるように
医者に言われていました。

967 名前: あいりん 投稿日:2003/12/17(水) 02:01
三和さん、こんばんはー。
先生方がいらっしゃるまで私の保険のケース、少しお話させてください。
私は、がん保険ではありませんが、夏の終わりに共済に加入したとたん、
1ヶ月もしないうちにしこりを発見してしまいました。
そしてその2週間後には手術です。
共済金なんて無理かもしれない、3割くらい出るのかも、、と
手続きしたところ、10割、つまり全額おりたのです。

三和さんのクラス3は、癌とはいえないでしょう?
様子を見る間に加入できるものがあるかもしれない、、のでは?
あきらめるのはまだ早いと思います。

でも、生検が早急に望ましかったら
そんなことは言っていられないのはもちろんですが。



968 名前: 774 投稿日:2003/12/17(水) 10:31
三和さんへ
”生検の結果が良性”なら癌ではありませんので、”癌保険の加入”は何ら問題ないと
思いますよ。保険会社によっても色々見解が異なる可能性は否定できませんが、
少なくとも、現代医学では”乳腺症”と”乳がん”の関係は否定的にとらえていますので
ご心配なく。万が一”乳腺症では癌保険に加入できない”という状況になれば、それは
保険会社の認識不足を露呈する結果にもなりますので・・・。
ただ、乳腺のシコリについて、”乳腺症”であれば、基本的に経過観察で、症状の強い場合
に薬物療法を検討しますが、定期的な細胞診や組織診などによる”乳がん”のチェックは
大切だと思います。組織診の方法も腫瘍摘出による生検のほか、より浸襲の少ない針生検など
の方法もあります。


969 名前: 三和 投稿日:2003/12/18(木) 00:36
あいりんさん、774さん、お返事有難うございます。
今回結果がはっきりでて癌ではなかった場合、即効保険に入ろうと思います。
今入っても大丈夫なのかもしれませんが、過去に生命保険も拒否されたことがあるため
(何度か請求したことがあるので)、加入のタイミングを慎重に選んだほうがよいかな、と思っています。

先生は、2cmにさえならなければ経過観察でも良いが、サイズもそここそこあるので
気になるようであれば取ったほうが良いとのことで、あくまでも自分次第とのことです。
夫は、ずっとほったらかしにできないものであれば早く取って楽になったほうが良いとの意見です。
手術の話はまだじっくりとはしなかったのですが、30分くらい、前後処理をあわせて3時間くらいと言われました。
針生検じゃなくて外科生検ぽいですよね。
来週の予約の際にどうするかを話し、もし手術であれば血液検査だそうです。

ところで、しばらくまえから胸骨が時々痛みます。
特に前屈姿勢をとると強い痛みが走ります。
多分細菌性のものかなにかかなー、と思うのですが、しこりの近くなのでタイミング的にも
とっても気になります。来週通院の時に聞いてみたいと思います。
気になり始めるとどんなことも病気との関連性を疑ってしまいますね・・


970 名前: あいりん 投稿日:2003/12/18(木) 11:42
そうですよね、、
確定した診断が出るまでが一番落ち着かないです。
ちゃんと出てしまえば、それがたとえどんなものでも腹もすわってくるんですけど。
良好な結果が出るといいですね。
外科生検って日帰りでできるんですね、すごいな。


971 名前: たけ 投稿日:2003/12/18(木) 17:07
こんにちは、はじめまして。
今までの全て読ませていただきました。
私の母親も12年前の乳ガンが今頃になって
腰骨に転移、鎖骨の上にもしこりができて、
半年前から通院しています。

そこで質問なのですが、
お医者さまによると骨転移は硬化性のものということで
ビスホスホネートをやっても意味がないとのこと。
でも本を見ると昔は効果が見られなかったが今では
効果が見られるというのを見たのですが、どうなんですか?

今はおかげさまで疲れた時以外は、痛みが出ていませんが、
骨の腫瘍マーカーの数値が上がってきたと言われてしまったので、
今のうちからビスホスホネートをしてもらった方が
いいのではないかとひそかに思っています。

お医者さんの方が立場が上!というこの世の中
相談にのっていただけるサイトがどんなに助かるか。
これからもお忙しいと思いますが、
続けていただけるとありがたいです。

972 名前: 投稿日:2003/12/18(木) 18:29
狸と申します
<たけさん
硬化性の骨転移巣と言うのは造骨系が強めの症状と言うことですね。骨量維持は通常は破骨と造骨細胞がバランスよく存在し、総じて骨量の定常化を起こします。通常の骨転移では破骨側が強くなるため骨が消化され、そこに転移した癌細胞が巣食うのですが、造骨系が強い場合もあります。ですがご相談のようなケースでも破骨細胞は存在しますので、ビスホスホネートの効果は期待できるのではないかと個人的には思います。理由はこうです。
破骨細胞による骨の消化はそれ自体も困りますが、もう1つ、骨にある増殖因子を骨消化部位で撒き散らすと言う点があります。これは単純で骨を消化すると骨にあった増殖因子がそこで遊離してきて更に破骨細胞の分化を促進したり、癌細胞の増殖を助けたりします。ご相談のケースでここでビスホスホネートを使って破骨細胞を抑えたとした場合、一見造骨側の手助けになるだけに見えるのですが、一過的なバランスの変化は通常すぐに是正される(造骨も抑えられる)し、増殖因子の溶出が抑えられれば造骨細胞の活性も弱まりますし、癌細胞への餌の供給も抑える事ができます。正直どこまで効果があるのかは何とも言えないのですが、副作用も弱めであることから試してみる価値はあるように思います。ただし保険適応的に高度な処理がいるので主治医の柔軟な姿勢に期待したいですね。またこの回答はかなり個人的な見解を含んでおりますので他の方のご意見も是非お聞きしたいです。

973 名前: 774 投稿日:2003/12/18(木) 21:50
たけさんへ
結論からお話すると、狸さんのおっしゃる通り、”ビスホスホネートの効果は期待できる”
と思います。
ビスホスホネートの作用機序については完全に解明されていない部分もありますが、わが国の現状
では破骨細胞を抑制することで、骨融解による高カルシウム血症に対しての保険適応があります。
一方、欧米ではがんの骨転移の初期にまず破骨細胞の活性化による骨融解が起こるため、骨転移例
に対して臨床応用されています。
欧米でも一般的には骨融解の認められる骨転移例や、骨融解による高カルシウム血症に対しての
適応とされていますが、硬化性骨転移の機序を考えた場合、まず、骨融解~同部位でのがん細胞増殖
~造骨細胞活性化~骨硬化のステップが一般的に考えられていて、このステップの初期、つまり
骨融解の段階での抑制が期待できますので、”今では効果が見られる”と考えている研究者もいます。
更に、海外ではビスホスホネート製剤のZometaによる検討が行われていますが、Zometaには直接がん
細胞を抑制する働きもあるのではとも言われています。
たけさんのお考えは間違ってはいないと思いますが、日本での”保険適応”という壁をどのようにして
打ち砕くかということになってきそうです。


974 名前: たけ 投稿日:2003/12/19(金) 09:34
狸さま、774さま
お返事ありがとうございます。
やっぱり効果はありそうですね。
情報がいろいろ飛び交っていてどれが良くてどれが悪くてと
いうのが迷うところです。
また今うちで通院しているのは、癌センターで精神的フォローが
まったくなく、1時間半待って3分の診療です。
私は精神的なフォローがもっとも必要な病気だと思って
いますので、転院させたいと考えているのですが、
本人は近いしケアセンターもあり、転院は考えていない為
波風を立てられない状態です。
簡単に転移してるかもねーや、検査資料を人のと間違えたりと、
すごくひどい病院です。
もう私的には信頼できなくなってしまいました。
すみません…たくさん他には素晴らしい先生がいるとは思いますが。

話がそれましたが、1月に半年ぶりにひと通りの検査をします。
その結果が出たときに、もう一度ビスホスホネートをお願いしてみたいと思います。
保険適応にしえもらいにくいようですが、それは
硬化性=高カルシウム血症にはなりにくいということですか?
素人でそこらへんの意味がよくわかりません。
またそれを調べる検査はどうやってするのですか?

今現在硬化性の病変に関して効果が期待できるというのを
担当医に告げるときになにかいい資料等はございませんか?
硬化性には意味がないと前に2回言われているので、
話を出しにくいです。
いい資料があればぜひ教えてください。
またそれを見せて提案するというのは、お医者さんにとって
あまりいい気持ちがしないものでしょうか?

私は医者との関係よりも母親が少しでも長く好きな旅行や
散歩をできるようにしてあげたいだけなのですが。
これを機に機嫌を悪くして、母親との関係が悪くなるのではないかと
心配もあります。

また今アリミデックスを服用しているのですが、骨のマーカーが
上がっているかもしれないということで、1月に検査をするのですが、
アリミデックスは骨にはなんの効き目もないのですよね?
どういうことを言っているのでしょうか?
NCC-ST439で以前に転移が見つかったのですが、これは
骨の腫瘍を調べる物ではないですよね?
よく意味がわかりません。
アリミデックスでは効果がなくなり、次に試すのは抗ガン剤に
なっつぃまうのですか?それとも他のホルモン剤がありますか?

長文になってしまってすみません。
またお忙しいとは思いますが、教えてください。

975 名前: 千春 投稿日:2003/12/19(金) 13:56
お久しぶりです。お陰さまで母は16日入院、昨日無事手術を乗り切る事が出来ました。
手術後先生が、取った乳房を見せて下さり、触らせても下さいました。
確かに見覚えのある乳房の形…思わず冷凍個に入れて、連れて帰りたくなっちゃいました。(^_^;
30日退院予定です。
この後詳しい検査結果が出て今後の治療方針が決まっていきますが、
この掲示板での御助言にて転院した後、本当に心から信頼出来る優しく頼もしい主治医の先生と巡り合え、774様、狸様方には感謝の言葉も見つかりません。今後とも何卒よろしくお願い致します。
では母の顔を見てきます。

976 名前: 千春 投稿日:2003/12/19(金) 13:58
たけさん。うちなんて、まだまだ乳癌初心者で、その上ド素人なものですから、何のお役にもたてませんが、
主治医への不信感の辛さは痛いほど分かります。
転医前の医師は、
「忙しい。忙しい。患者がいっぱいで忙しい!」
が口癖で、確かに先生が忙しいのは、とてもよく分かるけど、
忙しい忙しいって言っているうちに、本当に“心を亡くし”ちゃったんだなぁ…って思いました。
でも今の先生は、前の医者より絶対大変そうなのに、いつも穏やかで、でもてきぱきしていて、患者さん一人々にいつでも丁寧に接して下さいます。

977 名前: 千春 投稿日:2003/12/19(金) 13:59
だから安心して治療を受けられるんですよね。
お医者様には、医師としての知識や技術だけでなく、人としての温かさや思いやりがどんなに患者を楽にするか、分かってほしいですよね。
医師の一言で、容体が良くも悪くもなったりしますもん!

978 名前: あいりん 投稿日:2003/12/19(金) 14:11
たけさん、はじめまして あいりんです。
自分で勉強したり、こちらでお聞きした事も、
先生に伝えて希望をきいていただくのは なかなか大変ですよね。
先生を信頼している私でもそうなのですから
対応にいまひとつ納得がいかないたけさんの心労は
いかばかりでしょうか、、お察しします。
癌センターならば最先端の癌治療がうけられるはず、と
素人のこちらは簡単に思ってしまうのですがー。

さて、私は本日3回目のECを受けてまいりました。
774さんや狸さんに教えていただいた事を
どう伝えるかで頭はいっぱい。
なんとか強力にお話してみたのですが、結果はー
ECをもう2回追加して6クールすることになりました。
経口剤を長々と服用するよりは良い、という判断でした。
その後は全く無治療となり、3ヶ月ごとの経過観察ってのには
変わりないのですが、あと3ヶ月は猶予?ができたわけです。
その間にもっともっと勉強して、次の策を提案できたらと
考えております。
もちろんその間に自分でこれでもう充分なのだ、と
納得できればそれでいいと思っています。

色々と相談にのっていただき ありがとうございました。



979 名前: あいりん 投稿日:2003/12/19(金) 14:20
あっ、千春さん!
どうしているかなと思っていたんですよー。
無事手術を終えられたとのこと、よかったですね!
主治医の先生もすばらしい方のようで こちらも嬉しいです。
乳癌の治療は手術後から始まると感じられるので
先生との相性は大事ですね、これから、ですよ。
いっしょにがんばりましょう。

980 名前: 千春 投稿日:2003/12/19(金) 14:58
先程母の見舞いに行くなんて言っていて、まだ行ってませ~ん。
家の事をほとんどほったらかしにしていたので、家事しまくってました。
…の割に掲示板を読んでいる。 (^。^;)>
あいりんさん、私もなんだかあいりんさんが昔からの友達みたいな気がして、
(勝手にすみましぇん!)
いつも、どうしてるかなぁ?って考えてます。
一日のうちでも、強気になったり、崩れそうになったり…人間て自分でもビックリの感情の起伏ですよねぇ。
ほ~んと、これからもローラーコースターみたいな人生、一緒にきゃあきゃあ乗って行きましょうよ!
さてと、掃除の続きだぁ~。

981 名前: あいりん 投稿日:2003/12/19(金) 18:06
千春さん、
元気そうですね、安心しました。
私たちの井戸端会議、ローラーコースターにぴったりのところがありますよ。
ヤフーの癌掲示板ってとこです。乳癌関連で探して見つけてー。
ここは大切な治療のご相談、ってことでー。
おしゃべりはこちらでたっぷりしましょうよ、待ってま~す。


982 名前: 千春 投稿日:2003/12/19(金) 22:14
病院から帰って参りました。母は全く痛みもないらしく、ほっと致しました。
後は体力をつけて、次のステップですネ。
あいりんさん、落ち着いたらパソコン買って捜しに行きますねぇ。
ちょっと時間と気力を要しそうですが… (^m^)

983 名前: あいりん 投稿日:2003/12/20(土) 01:01
千春さんへ
あ、、そうか。
携帯事情がよくのみこめてない私でした、ごめん。

984 名前: 投稿日:2003/12/20(土) 09:27
狸です
<954ゆきさん
お返事遅れましてすいません。いろいろ調べたのですが、漢方薬で名案が浮かびませんでした。肋骨への転移でしたら照射野の問題から放射線もなかなか徹底的にはできないでしょう。また白血球の減少は一過性なら良いのですが、ご相談のケースですと休薬せざるを得ないですね。抗生物質やG-CSFの使用でなんとかなれば良いのですが、、、。肋骨の転移巣は痛みますか?アレディアなどのビスホスホネートは血液毒性はまず問題にならないはずですので打診して見ても良いのではないでしょうか?

985 名前: 投稿日:2003/12/20(土) 10:33
狸です
<974たけさん
まずビスホスホネートの保険適応の件ですが、あちこちで書きましたように乳癌の骨転移に対し、認可がされていないことが最大の理由です。保険適応的には骨粗しょう症か高カルシウム血症での適応です。ですがこれらは乳癌の患者さんでは結構な頻度で併発しているケースがあり、気の効いた医師はそれを乳癌患者さんで”発見する”訳です。この気の効いた医師、というのが難物です。乳癌の薬物治療を行う医師は当然ビスホスホネートの効果は存知ているはずですので、こういう対応はそれほど難しくないと思うのですがなかなかそうもいかないのです、、、。
 次に硬化症での効果を説明する資料ですが、ちょっと手元にはございません。何かファイルになっていれば良いのですが、、、ちょっと探して見ますので御猶予ください。
次にアリミデックス関連ですが、まずNCC-ST439とは原発の乳癌の悪性度を測るマーカーですので骨転移の評価はできません。またアリミデックスは超長期的には造骨細胞を抑制する方向に働きますが、現在の状況にはその効果は期待できません。ですから骨転移巣への著効はあまりあるとは言えません。そこに限れば放射線かビスホスホネートがやはりメカニズム的に優れています。最後にもし仮にアリミデックスが効果がなくなった場合ですが、選択としてホルモン療法だけでも3つあります。一つは別のアロマターゼ阻害剤を使うことです。商品名はアロマシンというもので国内で使用可能です。アリミデックスもアロマシンもアロマターゼ阻害剤として売られていますが微妙に作用機序が違います。ですからアリミデックスが効かない原因がその作用機序部分での耐性だった場合にはアロマシンが効く可能性があります。ただし先日の癌治療学会での少数例の検討結果の報告を聞く範囲では効果を示すのは10ー20%のようです。まだ研究が進行中の範囲である事は申して置きます。次は標準療法の原則に則った処方でヒスロンです。これは第三のホルモン療法剤で、効果はやはり20%程度期待できます。3つめはノルバデックスです。一度使われたかもしれませんが、ノルバデックスは前回使用時期から1年以上開くと効果を示す、との報告もあり、ここでもまだ候補として期待できると思います。

986 名前: 三和 投稿日:2003/12/20(土) 13:22
こんにちは。細胞診でクラス3だった三和です。
来週の通院の際に生検にするかしばらく観察にするかの選択を
するのですが、色々ネットで調べているうちに、いきなり外科生検で
しこりを取ってしまうよりもその前にマンモトーム生検をしたほうが良いのでは、
と思いました。
私の行っているところではマンモトームはやっていないようなので、
そちらでは「しばらく観察」というお答えをしておいて、マンモトームをやっている
病院に行ってみようかなとも考えています。
色々な記事で保険が適用にならないと書いてありましたが、検査費用は高いのでしょうか?
まだ検診の段階なのであまり大きな病院に行くのは他の患者さんに失礼かなと思いますが、
JR病院が予約も必要ないし良いのではと考えています。
他にも新宿近辺でお勧めの病院がございましたらお知らせいただけると幸いです。


987 名前: 774 投稿日:2003/12/20(土) 16:06
国立がんセンター中央病院,聖路加国際病院,JR東京総合病院,癌研究会病院
東京医科大学病院(第3外科),慶応大学病院、都立駒込病院、三井記念病院
あたりでの診療が良いと思いますよ。
中でも癌研病院は乳がん治療症例数ではダントツですが、症例数の多い分、
トライアルが行われるケースが多いため、スタンダードな診断・治療という
ことであれば、他の施設を検討することになります。上記施設での診断・治療
であれば、どの施設でも一級の診療が受けられると思いますよ。
なお施設によっては”紹介患者のみ”、”予約制”などのシステムを取られて
いるところもあるようですので、あらかじめご確認されてくださいね。
JR東京総合病院であれは、乳がん診断~治療に関してはまったく問題ありませんよ。

988 名前: ゆき 投稿日:2003/12/21(日) 21:50
狸様
いつもご助言いただき、本当にありがとうございます。
実は先週の検査で、CEAがここ半年ずっと10台だったのが、7へとだいぶ落ちてきたんです。
抗がん剤を一時中断していたんですが、アガリクス等々が現段階では母には効いたようで・・。
白血球も無事回復しました。
当面は薬と健康食品の併用で様子を見たいと思います。

ビスホスホネートは、医師に相談し、年明けに検討していただけることになりました。
狸様の他のコメントにもあるように、「保険適応的には骨粗しょう症か高カルシウム血症での適応」ということで、そこがやはり問題のようですね。

また、病状が悪化したらご相談させていただきます。

989 名前: たけ 投稿日:2003/12/22(月) 09:39
遅くなりましたが、
千春さん、あいりんさん、またまた狸さん。
ありがとうございます。

でも信頼できるお医者さまに巡り会えたということで
よかったですねー。
うちもいつも強がってる母ですが、やっぱりいやなことを
言われた後には落ち込んでいます。
さらっと言った言葉がどんなに患者にとって
重要かをもう少し考えて欲しいものですよね。
忙しくてホントに心をなくしてしまっているのかもしれませんね。

色々と勉強させてもらって、ビスホスホネートが効果があると
いうことがわかりましたが、肝心な母親にはこのことを
どう考えるかまだ聞いていません。
(先生がビスホスホネートを必要じゃないと言ってるのに、
効果があると言われてきてるから、お願いしようということに関して)
これがまず第一の関門ですね。

その話をするのにも、資料が必要だと思うので、もしどなたか
ご存じでしたら教えてください。
私も探しているのですが、なかなか。
硬化性について実証されているものはないみたいです。

また狸さま、774さま質問ですが、
ビスホスホネートが硬化性について効果があるというのは、
充分わかりましたが、
それは軟化性の骨を溶けにくくするという効果があるため、
ビスホスホネートを使用するのに対して、
硬化性に関して、ビスホスホネートを使用した場合、
骨を作る効果を高めてしまって破骨作用とのバランスが崩れて起こる
デメリットはないのですか?

また以前にここの掲示板で同じく骨転移された方がいらっしゃって
放射線やビスホスホネートをしていないようで、
セカンドオピニオンをしたら、随分のんびりしてるねと言われた
とのコメントを拝見させていただきましたが、
骨転移に関して痛み等がないのに放射線をすぐに使用するものなのですか?
以前にどこかのHPで放射線は痛みが出たときに使うので
最初からかけない方がいいと聞きましたが。
いかがなものでしょうか?

色んな人の体験談を見るとその情報がすごく役にたつ分、
自分の親の診察と比べてしまって不安になる面もあります。

しつこいようですが、お返事お待ちしております。



990 名前: 投稿日:2003/12/22(月) 13:03
狸です。
<たけさん
充分な証拠の元に話ができない点をご了解ください。
まず骨転移ですが、溶骨性の変化が先に起きるのはほぼ間違いがないとされます。この溶骨反応で骨から染み出た増殖因子類にひかれる形で造骨細胞がやってくる、あるいは分化してくるとされます。また単に溶骨性病変といっても造骨細胞の活性も高まっていますので単純に割り切る事ができません。バランス、と前に申したのはこの点をさしたものです。造骨細胞の活性増強の原因を探れば自ずと増殖因子の放出にあることに行き着きますので、その原因である破骨細胞の抑制が造骨細胞の抑制にもなる、と言うのが自分の理解です。一見矛盾するのですが、メカニズム的に無理がないと思います。ここでビスホスホネートが造骨性であっても効果を示すであろう事の理由は、
・骨転移の多くの場合で造骨細胞の活性化も起きているが高頻度でビスホスホネートが有効性を示すことからこれらにも効果を示すと思われる
・骨転移巣全てで同じく破骨、造骨細胞の活性が一定ではなく、破骨優位の場所もあれば造骨優位の場所もある。しかしビスホスホネートの除痛作用は明らかである
放射線は基本的には局所療法だが、薬剤療法は全身性の効果が期待できる
などです。骨転移に対する治療として癌治療のバイブルである臨床腫瘍学にも書いていないので一般性がないのですが、、、
参考にここには有効かも、と書いてありますよ
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5541/pain_con/spec.html

991 名前: たけ 投稿日:2003/12/24(水) 09:27
狸さまいつもご丁寧にありがとうございます。
来年ひと通り検査が終わって診察が2月になります。
それまでに担当医にどうやって伝えるか考えてみます。(本人にも)
いちおう高カルシュウム血症の検査をした方がいいでしょうか?
結果高カルシュウム血症ではないと、わかった場合余計に
ビスホスホネートをやってくれないような気もしますが。

またホルモン剤がまだ種類があるということを聞いてホッとしました。
ありがとうございます。


992 名前: 投稿日:2003/12/24(水) 11:16
狸です。
<たけさん
高カルシウム血症は、それ自体もかなり問題があり、患者さんの状態悪化に荷担する軽視できない疾患です。具体的に起きる症状としては、吐き気、嘔吐、便秘、むくみ、体力低下や精神の混乱などがあります。通常は骨転移があるなら血中カルシウム濃度は測ってしかるべきなので大丈夫と思いますが念のため確認した方がいいと思います。測定する事と高値を示した場合のビスホスホネート使用の是非と少々低値であっても使用してくれないかの打診です。処方を断られた場合、たまたま他の方にも相談されておりますので対策を考えましょう。

993 名前: たけ 投稿日:2003/12/24(水) 13:27
狸さま
早くのお返事ありがとうございます。
高カルシュウム血症の症状初めて知りました。
見た限りでは症状は見られませんが、一応血液検査をお願いして
みようと思っています。
結果、低くても頼んでみようと思います。
以前に書かれていますが、ボナロンかフォサマックも
高カルシュウム血症の診断がないとだめなのですよね!?
またふたつの方がビスホスホネートよりも使用してもらいやすいのでしょうか?

いい対策がありましたら、ぜひ教えてください。

また話が変わりますが、母親は血液検査などのひと通りの検査で
転移を発見しましたが、細胞検査はしていません。
転移の場合でも細胞検査をするべきでしょうか?
ちなみに、12年前乳ガン→現在腰骨転移、鎖骨の上にしこりがあります。
これは乳ガンからの転移とどうしてわかるのでしょうか?
その前に検査ですね。

994 名前: 投稿日:2003/12/24(水) 14:16
狸です
<たけさん
いささか説明が不足だったようです。ビスホスホネート系薬剤の適応と剤型は以下です
アレディア:注射剤-骨粗鬆症、高カルシウム血症
ボナロン、フォサマック(両者は発売元が違うだけで同じ剤です):-骨粗鬆症
高カルシウム血症での使用打診はアレディアでしかできません。ボナロン、フォサマックの良いところは経口剤であることで、これなら最悪自己負担になっても一日薬価がコーヒー1杯分程度で済みます(168円/錠)。ただしもし寝たきりであったなら使用はできません。副作用として食道への刺激があるので服用後30分は横になってはいけないとの注意書があるからです。
以上をまとめますと、あくまで保険適応で使用を迫るためには骨粗鬆症なら上記全てで使用可能、高カルシウム血症ならアレディアだけです。保険適応をあきらめて自己負担で使うなら混合医療禁忌のルールに従うと注射剤ですと全ての医療サービスを自己負担にされると負担増が凄いので経口剤であるボナロン、フォサマックを自己負担で処方してもらい、それを服用するのです。
転移の場合の検査ですが、乳癌は高頻度で骨転移を起こすために基本的には病歴確認でほぼ確定可能です。鎖骨上のできものはちょっと不明ですが、、、。

995 名前: 投稿日:2003/12/24(水) 14:26
狸です
追伸です
アクトネル、という経口剤もありますが、こちらはまだ歴史が浅いので良く分かりません。しかし活性と副作用ではより進化した薬剤である事と、作用機序的に癌細胞を死に追いやる活性があるとされますので、更に好適な可能性もあります。値段もほぼ同じ薬剤です。

996 名前: たけ 投稿日:2003/12/25(木) 09:27
狸さま
おはようございます。
いつもご丁寧なお返事ありがとうございます。
いずれにしても、検査が終わってみないとなんとも言えませんね。

最悪自己負担でやる場合(ビスホスホネート)、保険適用していた
物が適用しなくなるということを聞いたことがありますが、
経口剤の場合もそうなることがあるのですか?

また寝たきりではないので、自己負担で経口剤を頼むことは可能そうですが、
担当医が承知してくれるかどうか…
担当医の責任問題も出てくるのでこれまた交渉しにくそうですね。

997 名前: 投稿日:2003/12/25(木) 10:34
狸です
<たけさん
保険適応の問題は、ご懸念の件は混合医療禁忌のルールの事ですね。例えばハーセプチンを使うことを想定します。ハーセプチンは保険適応的にはHer-2陽性でないと適応外になります。それでも使うとしますと、ハーセプチンは通常単剤では使用しませんから(例え適応外でも)そうなるとハーセプチン薬剤費+医療技術料+入院関係費+併用薬剤費+その処方関連費用、、、の全てが保険適応から外されると言うのが原則です。ですから患者さんの負担は大変重くなります。一方なぜ経口剤ならばそれが良いのかと言いますと、自分で服用できれば医療関係技術料は不要ですし、入院していないならその対応も不要だからです。ただし勘違いしないで頂きたいのは経口抗癌剤なら何でも良いと言っているわけでありません。たとえば消火器癌で汎用されるTS-1を同じように薦めたりはできません。ビスホスホネートはかなり安全性が高い薬剤であるからはじめて可能な対応とお考えください。そのことで処方する側にもある程度の安心感がありますし、服用する患者さんの無用な心配も払拭できます。ただそうは言いましても頻度が低くとも消火器毒性があると言う報告もありますので手放しで喜べる状況ではありません。主治医が処方を断るとしたらその当たりが引っかかるからと思います。

998 名前: たけ 投稿日:2003/12/25(木) 16:36
狸さま

ご丁寧なご説明ありがとうございます。
おかげさまでおっしゃってる事がよくわかりました。

まずここでご相談した内容を父親に見せて考えてみます。
消化器毒性があるとのこと承知しました。
うちは以前に肺に影が見えるとのことでしたので、
その辺も担当医の先生に使えるようになった時に
相談してみます。
ありがとうございました。


999 名前: キャラメル 投稿日:2003/12/25(木) 22:19
皆さん、はじめまして。私は21才、結婚を控えたフリーターです。9月ごろ、右胸のやや内側の下の部分に、1センチ弱のしこりをみつけて、マンモ・エコー・触診を受け、しこりは脂肪のかたまり、痛みは、月経前の緊張症か、乳腺症だから、問題ない、と言われました。でも12月。なんとなくしこりが大きくなった気がするんです…不安なんで、もぅ一度診てもらぃたぃって思うんですが、同じ病院へ行くべきか、違うとこに行こうか、悩んでます。愛知県名古屋市在住です。ぃぃ病院をご存じの方がいたらぜひおしえてください

1000 名前: 774 投稿日:2003/12/26(金) 09:35
キャラメルさんへ
そこまでの検査で乳腺症と診断されたのなら問題はないと思いますが・・。
ただ、他のがんも同様ですが、あくまでも確定診断は細胞診・組織診などの
病理診断をもって行いますので、腫瘍が大きくなっているのであれば、
一度、穿刺細胞診などの病理検査で確認されておいた方がよろしいかとも思います。
ご心配なら名古屋市立大学病院(第2外科),豊橋市民病院,市立四日市病院
藤田保健衛生大学病院,愛知県がんセンターなどでの診察が良いかと思いますよ。


1001 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2003/12/26(金) 09:43
age

1002 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2004/09/07(火) 09:39
えいっ!