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癌掲示板..>全脳照射と血小板の減少(脳転移)

1 名前: あや   投稿日:2004/01/13(火) 01:19
母に乳ガンからの脳転移が見つかり、3グレイ×10日の全脳照射
をしました。2週間程してから、ひどい貧血状態になり、血小板が
7万まで減っていて、ガンが骨髄に浸潤している為だろう、対処と
して血小板の点滴しかない、余命は1ヶ月ないだろうと急に言われ
ました。それまで極端に衰弱もしてなかったので納得いきません。
これは、全脳照射を受けたせいなのでしょうか?何か母を救う
方法はないのでしょうか?


2 名前: ある放射線科医 投稿日:2004/01/13(火) 04:12
御心痛お察し申し上げます。
さて、患者様の背景、今までの治療など情報が乏しく類推でのお話ですから、誤解などあるかもしれませんので、その点はお含み置きの上で・・・。
一般的には、血小板そのものの機能が低下していたり、凝固因子が問題だったりしない限り、血小板7万でしたら自然出血などの出血傾向は出ないと思うのですが。血小板輸血は、もっと血小板が減少して出血傾向が懸念される場合に考慮するという説明だったのではないかと思います。もしくは、輸血(赤血球)と血小板減少の話が混じったのではないでしょうか?
貧血や血小板減少などの原因の一つとして、確かに広範な骨髄病変の可能性は無いわけではありませんが、それこそ放射線治療による影響や、抗癌剤などによる影響の可能性も十分考えられるのではないかと思います。
普通、単発の脳転移でしたら昨今では全脳照射を選ばない傾向となってきていることから、多発脳転移だったのでしょうか?しかも年末だったと類推されるのですが抗癌剤も全身的に投与されたのではないかと想定するのですがいかがでしょうか?全脳照射の場合、当然ながら頭蓋骨も照射野内に入ります。血液は主に赤色髄で造られますが、頭蓋骨もかなりの製造能がありますよね。もし、放射線治療開始と前後して抗癌剤投与があったとすれば、ちょうど放射線治療終了後二週くらいして骨髄抑制がきてもおかしくないと思います。ちなみに、あるサイトで、公開されている患者様のデータを転記しますが、抗癌剤は使用していらっしゃらない進行した状態の患者様で、縦隔(胸の大血管の周りですね)を治療された際のデータです。この場合は胸椎が照射野に入っているのですが、やはり急に貧血が進んでいます。しかし、治療終了後、比較的速やかに回復してきています。

   RBC(4.38~) Hb
○/18   4.27   12.4 
○/22   3.81   11.0
○/26   3.53   9.8 
○/30   4.14   11.9 

病状把握をしっかりされておられるのは主治医の先生ですから、限られた情報でコメントすべきではないかもしれませんが、主治医の先生は最悪の場合を想定されて、急遽対処が必要になった場合のことも考えられて話されたのだと思うのですが?血液像、もしくは骨髄の検査で異常な細胞が見られたのでしたら別ですが。もし、放射線治療(頭蓋骨の骨髄の抑制分)と抗癌剤による抑制であるなら、しばらくしたら回復してくると思います。

3 名前: あや   投稿日:2004/01/14(水) 01:27
ある放射線科医様、ご意見ありがとうございます。ちなみに
母は全脳照射前後には抗癌剤を投与されていません。全脳
照射が終わり落ち着いたらハーセプチンをする予定になって
います。それから、脳転移はかなり広範囲な硬膜への転移
です。母はかなりたくさんの骨転移もあり、頭蓋骨にもあっ
たので、そこから転移したのでは、と言われました。
母は今とりあえず輸血をしています。そして、血液内科の
ある大学病院で診断してもらうよう言われました。確かに
血小板投与はこれ以上数値が下がるようならと言う話だった
と思います。もし、放射線の副作用であれば大丈夫なので
しょうか・・・?また何かわからない点が出てきたら、
ご意見を聞かせて下さい。よろしくお願いします。