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癌掲示板..>血管新生阻害剤アバスチンについて

1 名前: よう 投稿日:2006/01/04(水) 06:19
はじめまして。ようと申します。
近親のものが虫垂原発の進行がんで、現在闘病しております。

今後はTS-1での治療を行う予定ですが、
奏効しなかった場合や耐性が出た場合のことを考え、
アバスチンの使用を視野に入れております。
主治医の先生に相談してみたところ、薬のことはご存じなく、
また未承認薬はうちでは使えないと無下に言われてしまいました。
いろいろ調べてみると、医師主導の追加治験というものが行われているという
情報がいくつかあったのですが、これは具体的にどのようなものなのでしょうか?
混合診療の形で地方の中核病院でも行えるものなのでしょうか?
金銭的な問題もありますが、何より使用できる病院が限られている状況が
患者家族として大きな不安です。

その他アバスチンに関する情報をいただければ幸いです。

2 名前: ひろ 投稿日:2006/01/04(水) 14:18
このサイトにアバスチンの事や混合診療の事も詳しくかいてあります。
ご参考になさってください。
http://2nd-opinion.jp/


3 名前: とおりがかりのある患者◆PKCMob6A 投稿日:2006/01/04(水) 16:17
アバスチン自体は否定しませんが、保険適応でも、いろいろな
抗ガン剤があるはずです。
まずは、きちんとセカンド・オピニオン(地方で適当な病院が
なければ、web相談(例えば、がんのweb相談室 
http://2nd-opinion.eee.ne.jp/))により、その付近を把握されたら
どうでしょうか。

また、抗ガン剤治療には、医師に経験が必要ですが、経験豊富な
医師は少数です。また、大病院であっても、備えている抗ガン剤
の種類は限られています。
このため、保険適応であれば、その病院で使用可能かはわかりませんが
未承認抗ガン剤よりも現実性は高いと思います。


4 名前: よう 投稿日:2006/01/04(水) 22:54
>お二方様
早速のお返事ありがとうございます。

セカンドオピニオンは静岡がんセンターなど二ヶ所で受けたのですが、
虫垂原発のガンは症例が極めて少ないということで、
どの薬が確実に効くかということは分からないとのことでした。
問題は腹膜播種があることでして、体調がよいうちに
なるべく効果が期待できる抗がん剤を優先的に使ってゆきたいと考えています。

>このため、保険適応であれば、その病院で使用可能かはわかりませんが
未承認抗ガン剤よりも現実性は高いと思います。

おっしゃる通りですね。しかしやはりアバスチンはかなり有望視されている新薬という
話をそこかしこで聞くと(もちろんセカンドオピニオンを頂いた先生からもそのように伺いました)
これを使ってみないまま終わってしまうのでは悔やんでも悔やみ切れないと思います。

いずれにしてももう少し調べてみたいと思います。

5 名前: N 投稿日:2006/01/12(木) 15:26
私の父の場合も、腹膜播種のほか肝臓/肺にも転移がある進行虫垂がんでした。当時、特に虫垂がんという意識はなく大腸がんとしてセカンドオピニオンを受けたり、調べたりしていました。術後抗がん剤は、大腸がんで基本的に用いられるCPT-11を10ヶ月、昨年6月より FOLFOXを3ヶ月投与しました。腫瘍がかなり縮小したため、一度目で取りきれなかった腫瘍の摘出手術が可能になりました。当初余命6ヶ月と言われ、その後も再発はしましたが、3年近くたつ現在は目に見えるがんはなく普通に過ごしております。アバスチンは腫瘍の増大を阻止はするが、縮小はさせないと聞いています。消失を目指すならCPT-11かFOLFOXを併用するのがよいと思います。でも、第一の選択としてCPT-11かFOLFOXのみでもよいのではないでしょうか。以前主治医の先生にアバスチンやサリドマイドなどの血管新生阻害剤について相談したところ、替わりにクリノリル(本来炎症剤ですが、大腸がんにも効くのでは?と記事にでておりました)を処方していただきました。あくまでもご参考までに。。まとまらない文章ですみません。がんばってください。

6 名前: とおりがかりのある患者◆PKCMob6A 投稿日:2006/01/12(木) 17:11
患者ですので、間違っていたらごめんなさい。

稀ながんの場合は、類似のがんの治療方法に準じると聞いたことがあります。
盲腸原発の「腺がん」であれば、大腸がんのほとんどは腺がんですし、場所的にも近いのでNさんの書かれた大腸がんとして治療というのは自然のような気がしました。

この付近について、主治医やセカンドオピニオンではお話はなかったのでしょうか?

7 名前: よう 投稿日:2006/01/14(土) 02:14
>N様
きわめて貴重で希望の持てるお話ありがとうございます。
FOLFOXが有効であったという情報はアメリカの症例でも見ました。
TS-1があまり効かないようであれば、1クールで切り替えようと思います。
かなり進行が早いようで、あまり猶予はありませんが後悔の無い治療をしたいと思います。
確かにアバスチンはしばらく置いておくのが現実的かもしれませんね。
承認を待つべきでしょうか。
ところで、腹膜播種の手術はどのようなものをなされたのでしょうか?
腹膜切除術をなさったのですか?
手術の情報をもう少しお教えいただけると嬉しいのですが。

>とおりがかりのある患者◆PKCMob6A 様
虫垂原発のがんと大腸がんでは性質がかなり異なるそうです。
しかも低分化型だそうで、予後は一般に悪く、
有効な抗がん剤もはっきりしないとのことです。
しかしTS-1はもしかするとベストではないかもしれませんね。

8 名前: N 投稿日:2006/01/17(火) 10:07
父の場合、一番最初の大腸/肝臓転移切除の開腹手術をした際に一緒に切除しました。ただ、目に見える1-3mmのものが5箇所くらいと限定されていたようです。手で念入りにさわってCTに映りにくいものも念入りに調べていただいたようです。ようさんのご近親の方の場合の腹膜播種がどのようなものなのかわかりませんが。。

9 名前: よう 投稿日:2006/01/17(火) 15:47
>N様
早速のお返事ありがとうございます
腹膜播種自体かなり進行しているようです。
幸い他の転移は見つかっていないのですが、、、
切除はもし可能だとしても高いリスクを伴う特殊な手術が必要とのことで、
かなり厳しい選択を迫られています。
またお話を聞かせていただければ幸いです。
なにぶん、珍しい症例ですので、、、