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癌掲示板..>マイクロウェーブ凝固療法

1 名前: みく 投稿日:2004/02/06(金) 09:19
父が(78歳)進行性肺がんと診断され(余命半年と診断)主治医にマイクロウェーブ凝固療法をすすめられました。今の病状は痰と咳が出る程度で検査入院後は普通に生活しています。CTではB2とB3の分岐部まで浸潤がみられ肺門のリンパ節にも転移を認めるT3、N1、MOのステージⅢAといわれました。マイクロウェーブ凝固療法は肝ガン治療には多く使われ保険適用されるが、肺ガンの場合はまだ臨床例が多くなく保険適用外治療になってしまうとのお話でした。父は高齢なので苦痛のない治療をしてもらいたいと思っています。マイクロウェーブ凝固療法によってすこしでも普通の生活を長く送れるのならばと思っているのですが臨床例が少ないということが少し気になり、迷っています。現時点では父に癌告知はいていません。皆様のご意見を聞かせていただけたらと思います。


2 名前: 774 投稿日:2004/02/06(金) 11:24
肺癌に対するマイクロウェーブ凝固療法は、東京慈恵会医科大学や
東京医科大学などで行われているトライアルです。以下ご参考までに。
http://www.keiyu.or.jp/medical_essay01.htm

3 名前: みく 投稿日:2004/02/06(金) 16:20
774さんへ
参考資料ありがとうございました。やはり抗がん剤治療よりもマイクロウェーブ凝固療法の方が父の場合には適しているのでしょうか?

4 名前: 774 投稿日:2004/02/06(金) 17:30
一般的には全身化学療法や対症療法などの選択という状況だと思いますが、
いずれにしてもお父様の全身状態や各臓器の予備力などにかかわってきます
ので、各治療法の奏効率、弊害なども含めて主治医と良く話し合われたらと
思いますよ。

5 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2004/02/06(金) 17:32
T3N1MOステージⅢAなら、普通にchemoradiationすればいいんじゃ・・・
放射線の説明はありましたか?

6 名前: みく 投稿日:2004/02/06(金) 18:20
774さん、名無しさんへ
御返事ありがとうございます。
主治医の先生から戴いた紹介状には『CTguided biopsyにてNSCcancerとのDX.cytologicalにはsquamous cell,histologicalには低分化ではあるが、腺管構造を持つ部分もあり、adenocarcinomaとDXが別れる。CEA17.4と腫瘍マーカは高値、KL6 1017と間質性肺炎も合併。CTではB2とB3の分岐部まで浸潤がみられ肺門のリンパ節にも転移を認めるT3、N1、MOのstageⅢAである。肺機能はVC2.471%VC79.7%FEV1%87.2%と軽い拘束性障害、BGAはPCO2 34.4mmhg/PO2 71.5%とAaDO2 35mmHgと軽い肺胞換気低下がみられる。本来なら手術、放射線、化学療法の組み合わせがベストだが家族の方が告知を避けたがっており、間質性肺炎の合併を考慮すると積極的治療は困難。』と書いてあります。私は医学知識がまったくないのでよく意味がわかりません。
それから、主治医の先生は放射線治療は適さないといわれたのですが‥苦痛の少ない一番適している治療法を教えていただけたらと思います。

7 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2004/02/06(金) 19:55
「B2とB3の分岐部まで浸潤がみられ」とあることから、上葉原発でしょうか。
間質性肺炎の程度も、あまり重篤ではない。
年齢を考えても放射線を忌避する理由にはならないかな、というのが正直なところ。

もちろん、間質性肺炎合併症例に放射線治療を行うのは、間質性肺炎がない症例よりもハイリスクではあるので、
患者さんに充分説明し、納得していただいた上で、治療を行うというのが普通だろうと思います。

今回の場合、最も問題なのは「家族の方が告知を避けたがっており」だと思います。
患者さんに告知せず、治療の必要性を説明できない状態で、ハイリスクな治療はさすがにできない。

さて、今から少々きついことを書きます。
読みたくなければ無視してください。
読まない方が精神衛生上良いかも知れませんよ。

stageIIIAの肺癌に対するchemoradiationは、ちゃんとデータが揃っているまっとうな治療です。
間質性肺炎合併と言えど、そのリスクはある程度予測できるし、危険性を軽減させる方法もある程度は分かっている。

一方、マイクロウェーブ凝固療法には何のデータもありません。全くの実験と言ってもいい治療法です。
絶対安全というわけでもない。効くか効かないかも分からない。
しかも774先生の示したHPを見ると、あなたのお父さまとほぼ同じ状況の症例では全く効いていない。
リンパ節転移がある症例に対しては、姑息的治療にしかなり得ないのは始めから分かりきっている上に、
局所制御すらできていない(治療としては完全に失敗と言えるでしょう)。

なぜ告知しないのです?
告知さえすれば、ごくごく標準的なchemoradiationを受けることができるのに。
更に言えば、ご本人に真実を知らせずに、実験的治療を受けさせるおつもりですか?
それは本当に患者さんの利益につながる行為でしょうか。

もう一度、よく考えてください。


8 名前: みく 投稿日:2004/02/06(金) 20:19
名無しさんへ
貴重なご意見ありがとうございました。正直今までは告知したときの父の精神状態を考えてしまい、告知をためらっていました。しかし、やはり告知したほうがよいのではと今思いなおしています。chemoradiationについてもっと詳しく知りたいのですが、教えていただけますか?このHPにであえてよかったと今感謝しています。

9 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2004/02/07(土) 10:15
chemoradiationとは、簡単に言うと抗癌剤と放射線の併用療法です。
基本は主治医と相談して頂くとして参考までに。

http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=2000676&tid=4ba4nam9gbepjs8r49&sid=2000676&mid=1867
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=2000676&tid=4ba4nam9gbepjs8r49&sid=2000676&mid=1868

国立がんセンターより
http://www.ncc.go.jp/jp/ncc-cis/pub/cancer/010202.html

CCI Japanより
http://www.ccijapan.com/pdq/summary/japanese.jsp

大変ですが、一度目を通してみてください。

10 名前: みく 投稿日:2004/02/07(土) 20:52
名無しさんへ
参考資料ありがとうございます。yahooのほうとがんセンターのHP拝見しました。とてもわかりやすくなんて自分が父の病気に対して無知だったのか思い知らされました。もう一度主治医の先生に今後の治療方法について相談してみようと思います。有難うございました。