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癌掲示板..>サリドマイドによる膵臓がん治験

1 名前: 投稿日:2005/05/21(土) 11:43
母が膵臓がん(Stage IV-b)と闘病中です。今年の2/8に余命3ヶ月の告知を受け、現在、ジェムザールによる、投薬治療を受けております。常に貧血気味で、白血球の減少があり、少量の投与(400ml)しかできません。
本日5/21の読売新聞朝刊に静岡のお医者様による、サリドマイドでのがん治療の記事が出ておりました。この治験についての情報、また、どのステージまでなら有効か?、貧血があっても大丈夫なのか?、さまざまな情報を知りたく思っています。ぜひ書き込み、よろしくお願いいたします。

2 名前: 通りがかりの一患者◆PKCMob6A 投稿日:2005/05/21(土) 22:14
膵臓ガンに対してサリドマイドが有効であるというデーターは
残念ながら国内外を通して現時点ではありません。
したがって、現時点では「海のものとも山のものともいいかねる」
というところでしょう。

サリドマイド自体は、(胎児奇形という副作用がわかる以前は)
一般薬として広く使われていたものですから、きちんと扱えば
副作用のおそれは少ないでしょう。

ところで、ジェムザールの投与量について「400ml」と書かれていますが
400mgというのが正しいのでしょうか?点滴する液量ではなくて、その中に
入れている薬量が「投与量」です。
もしも、400mlの点滴だとすれば、投与時間が長すぎて、
副作用を増大させている可能性があります。
(投与前の吐き気止めとか、投与後の(単なる)生理食塩水を
除いて、ジェムザール自体の投与時間は30分内とされています。

なお、貧血には「輸血」、白血球減少には、白血球を増やす薬(G-CSF)
が普通の対応です。

3 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2005/05/21(土) 23:50
hadaクリニックのホームページに情報があるかとおもいますし
そこの掲示板でご質問されると直接回答いただけるようですよ。

4 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2005/05/22(日) 00:30
膵臓がん治療にサリドマイド剤…治験届提出へ

 深刻な薬害を引き起こし、40年以上前に販売が停止された催眠鎮静剤「サリドマイド」について、静岡県内の医師らが、新たに膵臓(すいぞう)がんの治療薬としての開発を目指すことが20日、分かった。今月中に独立行政法人医薬品医療機器総合機構に治験届を提出する予定。

 治験を行うのは、静岡県沼津市の「愛鷹病院」でがん治療を手がける羽田正人医師(58)らのグループ。製薬会社が行う通常の治験ではなく、医師が中心になって薬の安全性や有効性を確かめる「医師主導治験」を行う。治験に使用するサリドマイドは国内の製薬会社2社から入手する予定。

 計画では、サリドマイドと鎮痛薬、抗がん剤を組み合わせ、がん患者50人に投与する。同病院ではこれまでも個人輸入で入手したサリドマイドでがんの治療を行っており、羽田医師は「過去に使い方を間違えた薬ではあるが、がん治療での効果は確か」と話している。

 サリドマイドは妊婦が服用すると出生児の手足に重い障害が出るなどの副作用が相次ぎ、国内では1962年に販売が停止された。
(読売新聞) - 5月21日3時3分更新

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050520-00000016-yom-soci

5 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2005/05/23(月) 04:56
[ サリドマイドは膵癌患者に有用 ]
http://www.gankeijiban.com/bbs/read.cgi?bbs=jbbsdata&key=1028107772&st=200&to=200&nofirst=true

 がんばれ!

6 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2005/05/23(月) 05:35
>5
↓が科学的に実証された?

(悪液質の薬による治療法)
 サリドマイドは、腫瘍壊死因子-α(TNF-α)と他のサイトカインの作用を阻害し、100~200mgの就寝時投与で悪液質患者の体重減少を止める。魚油に含まれるエイコサペンタエン酸は、筋肉を蛋白分解促進因子から守ることが証明されているが、この双方の投与については研究が進行中である。
トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント(2003),,,98

癌疼痛および終末期の諸症状に対する緩和医療の処方 より
http://www.biwa.ne.jp/~kozai/mano/gan2_7.html#7.7:3

7 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2005/05/23(月) 13:54
期待してます!

Thalidomide,Celecoxib,Irinotecan併用療法により良好な経過を示した進行膵癌の1例
 http://www.gankeijiban.com/osc/v2.2/catalog/product_info.php/products_id/1518

Thalidomide,Celecoxib,Gemcitabineが奏効した切除不能進行膵癌の1例
 http://www.gankeijiban.com/osc/v2.2/catalog/product_info.php/products_id/1081

8 名前: 投稿日:2005/05/26(木) 11:27
たくさんの書き込みありがとうございます。今週、投与された副作用で、母の具合が少し、悪くなり、職場と病院の往復で、ネットにさわることができませんでした。お礼が遅れた事を深謝いたします。
この間、担当医と話をすることができたのですが、サリドマイドの使用には否定的な意見でした。また、母もサリドマイドという名前に恐怖心をもっているらしく、できればこのまま治療を続けたいと申しております。余命宣告を受けたことまでは本人に知らせていないので、ジェムザールで完治すると考えているようです。実際、当初告げられた3ヶ月はクリアしており、まだ劇的な変化もないので、母には命をおびやかす危険のある難しい病気と伝え、余命宣告のあったことは伏せてあります。ただ、サリドマイドの説得にはジェムザールでは完治は難しいことを伝えなければならないので、これは残酷なことかもしれないと、悩みつづけております。サリドマイドについてもっと調べながら、できるだけ早く結論を出そうと考えています。
「通りがかりの一患者◆PKCMob6A 」さま。おっしゃるとおり、ジェムザールの単位は400mlでなく400mgでした。ご指摘ありがとうございます。また、点滴の方法は吐き止めや生理食塩水を2時間入れ、その間に30分、ジェムザールの投与を行っています。
今週の副作用は便秘と吐き気がかなりひどかったようで、できるだけそばで話し掛け、気がまぎれるようにしておりました。
「名無しさん@癌掲示板」論文は早急に取り寄せて読みます。貴重な情報ありがとうございました。