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癌掲示板..>膵臓癌の判定方法について教えて下さい

1 名前: ポパイ 投稿日:2005/09/11(日) 17:40
父(73歳)が8月中旬より腹痛を訴え、掛かりつけの医院で検査
も異常無しで、その後も重い痛みが続いたので先日9月3日に総合
病院での血液検査、CTで膵炎と診断され、即入院で絶飲食の鎖骨
部からの点滴治療に入りました。CTで膵臓の尾部に腫瘍のような
小さな影や腹水も少し写っており、癌の可能性もあると主治医から
言われました。

入院時1800ほどあったアミラーゼが3~4日で1/3に下がったみたい
ですが、その後9/10現在は600前後で下げ止まっているみたいです。
腫瘍マーカー(CA19-9)は130位で若干、腹水と胸水も
みられるようですが、膵炎でも同様な結果が出る場合があるので
断定はできないと言います。

細胞検査をするにも膵臓の尾部なので内視鏡(ERCP)での細胞
摂取は出来ないらしく、細胞検査をするには開腹するしかないとの
ことで、しかし、それは現実的ではないので、このまま点滴をして
膵臓の様子と腫瘍マーカー値を見て判断しようと主治医は言ってい
ます。
一般的に今後状態が改善しなければ癌だと想定して、抗がん剤治療
も選択できると言われました。そんなアバウトな・・・とは思いましたが。

お聞きしたいのは膵臓癌の診断方法です。上記の内視鏡、開腹以外
に癌と診断できる方法はないのでしょうか?腹水を摂取しても無理
でしょうか?
また、癌ではなく膵炎だったとして、個人差はあると思いますが、
血清アミラーゼが下がるまでどのくらいの日数がかかるものなの
でしょうか?主治医は通常一週間下がると言っていましたが、ここ
数日横ばいみたいなので・・・。

もし癌だとした場合、駄目もとで代替医療も含め転院や試してみた
いこともあります。のんびりとこのまま様子を見て、ただ待ってい
る間に癌が進行していると思うと心配です。点滴のみで体力も落ち
てくると思いますので。
癌なら癌で開き直ることもできるのですが、どっちかわからないの
は非常に不安です。一刻でも早く癌かどうか診断できる方法があれ
ば良いのですが…。主治医に提案できる検査があればお教え下さい。

現在の状態は、血中アミラーゼは600位。腫瘍マーカー(CA19
-9)130位。血糖値は正常。GOTと総ビリルビンが少し基準
値を超えていますが黄疸は無いです。CRP2.6。
みぞおち部に少しシコリがあり押すと圧痛があります。押さなけれ
ば痛みは無いようです。

どうか宜しくお願い致します。







2 名前: 774 投稿日:2005/09/11(日) 20:05
確定診断を付けるには開腹~組織診しかありません。
ただし、膵生検や膵穿刺細胞診には膵液ろうという最も重篤な
合併症がありますので、間接的な画像診断や経過によりがんの
疑いが濃厚となり、切除による治療を前提として行われるべき
処置となります。
現時点で確定診断をつけようとすれば、このようなリスクを
承知の上で開腹~膵生検・細胞診を検討するしかありません。
主治医はその辺の得失に関して慎重に対応されようとしています。

3 名前: ポパイ 投稿日:2005/09/11(日) 20:58
774様

早速の回答有難うございました。
やはり開腹しないと断定は出来ないのですね。
ERCPで膵液の採取や腹水の採取での判定は
無理なのでしょうか?

仮に現在癌だったとして、今後どんどん数値等が悪化していって
癌と診断されるまで、経過を見ているしかないのでしょうか?


4 名前: さやさや 投稿日:2005/09/13(火) 13:38
私の父(63才)もお盆頃から食欲低下、倦怠感で近医に受診
黄疸、肝機能上昇、CTにて、膵臓に3cmの腫瘍があると診断され、
総合病院へ紹介、即入院となりました。入院時の所見は、腫瘍が8cmあり、膵炎を
起こしている。門脈閉塞、そのためか、原因は不明だが、血小板が2万と低下している、胆管閉塞があるが、
そのため、PTCDはできないとの事。黄疸回避に内視鏡的にステントを挿入し、一時黄疸も低下アミラーゼも低下
食事も開始になりました。しかしその後嘔吐しました。カメラ、エコーにて
原因は不明だが、腹腔内に血腫(10cmくらい)ができて十二指腸を圧迫しているとの事。
そのため、ステントもきいていず、また黄疸膵炎が悪化しました。
血腫が引くの待ちましょうと言われていた矢先、大量の吐血2000mlと1000ml2回しました。
輸血や凍結血漿、オメプラールの使用で一命をとりとめましたが、その後下血が始まりました。
また輸血の対応で下血も治まってきました。下血した事で十二指腸の圧迫は取れたようです。
医師もエコーで血腫は小さくなってきているとおっしゃていました。
黄疸もひいてきて、アミラーゼも下がってきている様です。今のデータはわかりません。
入院当初は危険な状態なので何度か詳しく説明してもらったのですが、
状態が落ち着いているので最近は細かい説明はありません。
現在、食事が流動食で抹消の点滴のみです。高カロリーは当初は血小板が下がっているのでできない、
今は食事が始まったので感染の危険性のあるものは使いたくないとの事です。
食事が開始して時は、カメラをして、ステントがきいているか、消化管出血の原因を調べると
言われていたのですが、今は余分な負担をかけたくはないと、カメラはしていません。
腹水と胸水もみられるようで、今は利尿剤を使用されています。父はお腹がふくれるので
食事もあまりいないと半分くらいしか入っていません。
先生に質問ですが、父の病気は症状から水癌でしょうか?
内視鏡で確定診断をしたほうがいいのでしょうか?医師は診断がついても
これだけの出血をしたので、すぐには抗癌剤は使用できないと言われています。
私は看護師なので少しはわかる事もあるのですが、状態が激変していたので、
戸惑うばかりです。ちなにみ今は父に痛みはありません。お腹が張ってしんどい
様です。


5 名前: 玉菊 投稿日:2005/09/14(水) 11:11
ポパイ様
主人は膵臓の尾部の癌です。やはりわかるまで時間はかかりました。
確か膵炎の症状が治まった後、ERCPで膵菅の奥から細胞を取ったはずです。
膵臓癌は八割ぐらいが膵頭部、残り二割近くが尾部と聞いています。
尾部が駄目になるとインシュリンなどを作ってる部分なので血糖値のコントロールが出来なくなり糖尿病になりました。
もし早期で手術できるのなら、膵頭部より術後は楽だと聞いています。
主人は放射線も良く効きましたよ。(放射線学会に入ってる先生のいる病院がいいと思います)
頼りない情報だと思いますが参考までに・・・・・

6 名前: 名無しさん@癌掲示板 投稿日:2005/09/14(水) 11:45
膵臓癌が血液検査で100%判明。
14日から開催される 日本癌学会で発表。

国立がんセンターは、血液1滴で膵臓がんを発見できる診断法を開発した。
精度は90%以上で、従来難しかった早期がんも見つけることができる。

78人の採血で調べた結果、2センチ以下の早期も含め、90%以上の高精度で
膵臓がんかどうかを判別できた。
腫瘍マーカーと組み合わせると100%になった。

http://health.nikkei.co.jp/news/top/topCh.cfm?id=20050913d1g1302n13

これが実用化され、一般化されると、今まで発見が困難とされていた膵臓癌が
血液検査で100%発見される、一番発見されやすい癌になるかもしれません。

7 名前: 7 投稿日:2005/09/14(水) 12:35
>>6

 > これが実用化され、一般化されると、今まで発見が困難とされていた膵臓癌が
 > 血液検査で100%発見される、一番発見されやすい癌になるかもしれません。

同感です。
早期の実用化と他の癌への応用を期待致します。

8 名前: ポパイ 投稿日:2005/09/14(水) 12:52
さやさや様、玉菊様、名無しさん@癌掲示板様、レス有難うございます。

昨日父のCTの結果がでて、2週間前の入院時より腫瘍が4cmほどになって
おり、膵臓後部癌?の末期と診断されました。
わずか2週間でこんなに進行するとはビックリです。
仕方がないのかもしれませんが、結果的に2週間絶食で何もできずに
進行させていたと思うと残念です。もっと早く癌とわかっていれば
色々することもあったのですが…。

場所的に手術はほぼ無理で、できたとしても周辺臓器も大部分摘出する大手術
なので体へのダメージなど予後を考えると現実的ではないそうです。
抗がん剤も選択肢としてあるようですが、苦しめるだけになるかも
しれなくお勧めはしないとのことです。
このまま何もしなければ余命1ヶ月と言われました。
一番症状の出にくい箇所だそうで、黄疸や血糖値の以上もありません。
本人の顔色、体調も良く、痛みも無く、とても余命1ヶ月の人間に
は見えません。(これから悪くなっていくのかもしれませんが)

いずれにしても一般的な外科治療、化学療法は有効ではないようですので
、まだ体力があるうちに悔いの残らないように代替医療など出来ることは
チャレンジしようと考えています。
現在、温熱療法、免疫療法、自律神経免疫療法など考えています。

9 名前: とおりがかりのある患者◆PKCMob6A 投稿日:2005/09/14(水) 16:29
温熱療法、免疫療法、自律神経免疫療法などを考えるくらいならば。

1.手術の適応か否かの判断は、腫瘍の大きさではなく、「転移の有無」です。
 (運が悪く、大きな血管との位置関係で手術できないこともありますが)
  今の病院(医師)では手術できなくとも、他の病院(医師)は手術可能な可能性もあります。
  CT画像を借り出されて、がんセンターや大学病院などでセカンドオピニオンを受けられてはどうですか。
 たしかに、膵臓ガンの手術は大きなものであり「負担」の大きいものですので、見込みもなくやることはマイナスが大きいでしょうが、がんの転移がなく、手術で取り切れれば「完治」となります。

2.手術が無理な場合、抗ガン剤治療により、「延命」が見込めます。
 もちろん、全身状態がこれを許さない場合もありますが、そうでなければ、これが標準治療でしょう。
 副作用がきになりますが、まず一回やってみて、副作用の出方をみて許容できなければやめるという選択肢もありえます。
 時間が許すならば、少量からはじめて、様子をみながら量を増やしていくことも一つの方法です。
 なお、膵臓ガンで標準的に使用されるジェムザールは(個人により異なりますが)「比較的」副作用が少ないときいています。

3.その他の代替方法(温熱療法、免疫療法、自律神経免疫療法)は、温熱療法が抗ガン剤治療の「補助」として多少の効果がある可能性があるほかは、効果が見込めるものはありません。
 もちろん「気休め」としてなさるのは自由ですが「悔いの残らないように」ということであれば、上記1、2を考えられるべきと思います。
 個人的には、「代替方法」で貴重な時間を使うくらいならば、無治療で好きなことにその時間をあてる方を選びます。

10 名前: 玉菊 投稿日:2005/09/14(水) 17:49
ポパイ様
この掲示板の治療・検査のスレッド一覧を開いて73を見てください。
局所投与法とあるはずです。
主人もリザーバーを使い腫瘍にだけ抗がん剤を流しています。
埋め込み手術は1~3時間(個人差あります)
手術の出来ないステージⅣbですが副作用もたいしてなく生きていますよ。
余計なお世話かもしれないけれど・・・・・

11 名前: 774 投稿日:2005/09/14(水) 19:51
お近くなら、名大一外でのセカンドオピニオンをおすすめします。
他、肝胆膵領域がんで手術困難と判断された場合も同診療科で
ご相談ください。

12 名前: さやさや 投稿日:2005/09/15(木) 16:24
皆さまなアドバイスありがとうございます。
6》の方の‘膵臓癌血液検査で100%判明’はまだ治験段階なのですね?
できるものならすぐにでも父にしてもらえたら..と思ってしましました。
早く実現できるといいですね。

父ですが、食事が3分粥になり、点滴は1日1000mlになりました。
相変わらず、腹水でお腹は張っています。腹水対策に利尿剤を使用し1日3000ml出ています。
お腹は張ってしんどい様ですが、ベッド上で座ったり、ベッドサイドで立つ練習をしています。

医師と面談をしました。今の状況は血腫がひいてきて、膵炎も治まっている。
膵頭部には、黒い影はあるので、内視鏡で診断はしていきたい。
診断としては、すいのう胞性腫瘍か粘液産生腫瘍を考える。
もう少しして胃カメラで、消化管出血やステントの具合をみて、胆汁が流れている様なら、
ステントは早く抜きたいと。診断に関してはERCPは膵炎後は間を明けたほうがいいので、
食事が入れば一度退院して、落ち着いてから検査入院も可能と言われています。
父に負担がかかるなら、診断の検査は後回しでもいいと思うのですが...
腫瘍マーカーは上がっていないとの事、ただ他の掲示板で腫瘍マーカーが上がらない場合もあると知ったので
やはり診断をしてもらって少しでも早く抗癌剤をした方がいいのかなとも思っています。

セカンドオピニオンですが、今の病院で救命してもらった事、地域の中では大きな総合病院であること
父に私の関連病院に移るか聞いてもこの病院でいいと言っているので、今のところは考えていませんが...
主治医もどんな外科医でもオペはしないと思うと言われていました。

長くなってすみません。地域は近畿なので、名大は無理そうです。

13 名前: 渡部 投稿日:2006/01/08(日) 16:07
昨年、膵体尾部切除を受けました(膵内分泌癌)。偶然に見つかった癌(8ミリ)ですが、初めは急性胆嚢炎で受診した時にCTで膵臓に小さい影が有ると診断され、精査の為に大動脈からの腹部血管造影を受けて確定出来ました。
腹部血管造影検査で精査出来るのではないでしょうか。