■掲示板に戻る■ ■過去ログ一覧に戻る■
過去ログ表示中

癌掲示板..>肺癌の本当の原因は? _ 戦後肺癌が増えた理由

1 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 08:22

東京電力・福島第一原発事故による放射能汚染は周辺県の野菜や牛乳、飲料水、さらには海水にまで及んでいる。放射能の汚染は拡大の一途をたどっているが、政府や専門家は国民の不安や憤激を抑えるために、「直ちに健康への影響はない」などとマニュアル化された発言をくり返している。そして、このようなウソ偽りが国民の不審と怒りをさらに広げている。これは、広島・長崎に原爆を投下したアメリカと売国政府が戦後、放射能をめぐって、マスコミと御用学者を動員してくり返してきた「日本国民見殺し」政策の帰結である。


 「タバコより安全」という珍論


 宮城県仙台市で発行されている新聞『河北新報』(3月21日付)は東北の被災者が心配している放射能汚染の問題に答える形で、川島隆太・東北大加齢医学研究所教授の見解を掲載した。「被ばく量、普段と同じ/報道・発表、科学的に正確」という見出しで、川島教授は「絶対安全」の「タイコ判」を押している。

 川島教授は、「現在、福島原発事故に伴う放射能は、宮城県の場合、1時間に0・2~0・3マイクロシーベルトの所が多い」ので、このままの状態が丸1年間続いたとしても「被ばくする量」は、「普段自然に浴びている放射線量と同じ」だから安心するようにいっている。

 そのうえ、「確率論で言えば、現在のレベルの放射能を1カ月間浴び続けるよりも、たばこを1箱吸う方が皆さんの寿命を縮めます」という屁理屈で、タバコよりも放射能の方が安全という珍論を押し出している。

 川島教授はさらに、「茨城や福島でホウレンソウ、牛乳から放射能が検出された」というが、「仙台では生鮮食品がとても入手しにくく、捨てるのであればぜひわけていただきたい」「私は50歳をすぎましたが、これらのホウレンソウをばくばく食べ、牛乳をごくごく飲んでも、私の寿命に影響がないことを知っていますので」と、低次元の茶化しで市民を侮蔑して恥じない。

 「脳トレ」で有名になり、任天堂ゲームの監修者として莫大な利益を得た川島教授は、基準値を超えた濃度で汚染された食物も安全だから、仙台市民は積極的に食べるべきだと説教するまでになっている。

http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/gunjikimititatenikokuminnmigorosidaigohukuryuumarujikentoonaji.html



アスベストや喫煙による発ガンの本当の原因


岡山大の研究でアスベストの発ガン機構をあきらかにしマスコミにも公表した。

にかかわらず無視のような状態であり、このような重大なニュースを報じないのはマスコミの原子力への自己規制ではないかと思われます。

 肺に付着しているアスベストにラジウムが高濃度に濃縮しアルファ線が強烈に組織を照射することが発ガンの原因との結論です。

「・・・、海水の数百万倍の濃度に達するラジウム濃度を持つことである。その結果、ラジウムとその娘核種による局所的だが強力なα線被ばく(ホットスポット被爆)が長期に渡って引き起こされ、このことが複雑な発がんメカニズムの中で最も重要な役割をしていることが示された。

肺組織のDNAは重大な損傷を頻繁に受け、悪性中皮腫細胞を含むいろいろなタイプの腫瘍細胞を生じ、がんを発生すると結論づけられた。」


なお、喫煙も同様なメカニズムで発ガン原因になると書かれています。

ラジウムは天然にあるウラン238やトリウム232などの壊変により絶えず生成されています。

タバコはタールが原因と思っていましたが、タール中の鉄分に濃縮してくる放射能が原因とは・・・。


アスベストなどが原因とされる肺悪性腫瘍の発がんメカニズムを解明


 本学地球物質科学センターの中村栄三教授らは、アスベストなどが原因とされる肺悪性腫瘍が、局所的な強力α線被ばくによることを解明し、発表しました。


 中皮腫を含む肺のいろいろな悪性腫瘍は、ある種の繊維や粒子への曝露により引き起こされるといわれていますが、その発生メカニズムは十分に理解されておりませんでした。

中村栄三教授らは、肺中の含鉄タンパク質にラジウムが蓄積され、それがホットスポットとなって局所的な内部被ばくを引き起こし、悪性中皮腫やほかの悪性腫瘍の原因となることを解明しました。


 この論文は、

Proceedings of the Japan Academy, Ser. B, Physical and Biological Sciences №7 Vol.85(7月28日発刊)に表題

「Accumulation of radium in ferruginous protein bodies formed in lung tissue : association of resulting radiation hotspots with malignant mesothelioma and other malignancies」


として掲載されています。

 リリース詳細:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727.pdf

 リリース資料:http://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/soumu-pdf/press-090727-1.pdf

http://senmaya.at.webry.info/201009/article_5.html






2 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 08:22


タバコに放射性物質 日経サイエンス


植物のタバコには低濃度のポロニウム210が蓄積する。その大部分は肥料に含まれている天然の放射性元素から生じたものだ。

喫煙者が吸入したポロニウムは肺の“ホットスポット”に定着し,がんを引き起こす原因となりうる。

ポロニウムはタバコの煙に含まれる発がん物質として主要なものではないだろうが,それでも米国だけで年間に数千人がこのせいで死亡していると考えられる。

http://www.asyura2.com/09/health15/msg/331.html



肺がんの原因は煙草ではなくプルトニウムだった?

「角砂糖何個で日本全滅」などと言われるプルトニウムですが、実は疫学的にプルトニウムがどれほど危険かは証明されていません。調査に何十年もの時間と莫大なコストがかかるためです(このことがプルサーマル原発の設立の一助となりました)。

しかし、眞鍋攝医師によって、核実験と肺がんの相関が指摘されています。こちらの「肺がん」の項を参照してください 。簡潔にまとめると、核実験を行った数十年後、肺がんが世界中で特異的に上がる。特に喫煙者に顕著である。喫煙者は肺に入った異物の排出機能が低下しているため、プルトニウムが排出できず蓄積し、肺がんを引き起こすのではないか。というものです。

劣化ウラン弾の使用に伴い発ガン率が10倍上がったと言われています。

http://blog.livedoor.jp/jazzim/archives/2755613.html



要するに、肺癌の原因第一位のタバコによる発癌機構はニコチンが吸着する放射性物質による内部被爆だったという事です。

ですから、周りに放射性物質さえ無ければいくらタバコを吸っても肺癌にはならないという事ですね。

戦後、日本で肺癌が急増したのは明らかにアメリカやフランスによる核実験の影響でしょう。


詳細は

調査報告/原子力発電所における秘密
http://www.asyura2.com/09/reki02/msg/363.html


3 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 08:33

タバコを吸わない人でも内部被爆で肺癌になる理由


答えは簡単
ニコチンでなくても肺に固着して放射性物質を吸着する物質は沢山あるからですね:



ディーゼル がんリスクが最高度に WHO (NHK) 
http://www.asyura2.com/09/health15/msg/493.html


健康への悪影響が指摘されているディーゼルエンジンからの排気ガスについて、WHO=世界保健機関は、これまでの研究で肺がんの原因になることが確認されたとして、発がん性のリスクを5段階の危険度のうち、最も高い分類に引き上げると発表しました。

これはWHOの専門機関でIARC=国際がん研究機関が、12日、発表したものです。

ディーゼル車など、ディーゼルエンジンから出される排気ガスにはごく小さな粒子状の大気汚染物質が含まれ、肺がんなど健康への悪影響が指摘されてきました。

IARCでは、高濃度の排気ガスにさらされている鉱山労働者を対象にしたアメリカでの最新の疫学調査など、これまでの研究を分析した結果として「ディーゼルエンジンからの排気ガスは、肺がんの原因になるとともに、ぼうこうがんのリスクを高める可能性もある」と結論付けました。そして、その発がん性のリスクについて、5段階の危険度のうち、上から2番目の分類から、喫煙やアスベストなどと同じ最も高い分類に引き上げました。

WHOの専門家は、先進国を中心に排気ガスの規制が進み、クリーンなディーゼルエンジンの開発が進んでいることを評価する一方で、こうした環境性能が高いエンジンが普及するには時間がかかるとして、とりわけ環境規制が立ち遅れている途上国で対策の強化を呼びかけました。

4 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 08:40

幹線道50m圏内、肺がん発症1.8倍

交通量が多い幹線道路から50メートル圏内に住んでいた人は、それより離れた地域の人より肺がんになる率が約1・8倍も高いことが千葉県がんセンターの三上春夫・疫学研究部長らの調査でわかった。

ディーゼル車の排ガスに含まれる微粒子が、肺がんのなりやすさに関係するとの説はあるが、実際の患者データで裏づけられたのは初めて。 25日から名古屋市で始まる日本癌(がん)学会で発表する。三上部長らは、「トラック街道」と呼ばれる幹線道路が通っている同県内の1市で、1975年以降に肺がんになった患者622人の発症当時の住所を調査。幹線道路から50メートル圏内に住んでいた人と、500メートル圏内の人に分けて、発症率を比べた。

その結果、85年以降、幹線道路から50メートル圏内での発症率が、500メートル圏内より高くなってきたことが判明。特に90―94年の5年間では、1・83倍(男性1・76倍、女性2倍)も、肺がんになる確率が高かった。(平成15年9月22日 読売新聞)



5 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 08:57

<削除>









6 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 08:57

オックスフォード大学保健経済研究所保健経済学のAlastair Gray教授らは,
英国の肺がん死に屋内ラドンが及ぼす影響を調査した結果,毎年約1,100例が
屋内ラドンによる肺がんで死亡しているが,現在の政府の対策はラドン濃度の高い少数の世帯のみを対象としたもので,全体の95%を占める低濃度ラドンによる死亡は見過ごされていると発表した。

同教授らは,英国では毎年1,100例の死亡がラドンに起因したものと推定。

これは肺がん死全体の約3.3%を占めている。

Gray教授らは,英国に比べてラドン濃度の高い国は多いため,今回の知見は他の多くの国々にも当てはまるとしている。 英国の家屋内のラドン濃度は平均21ベクレル(Bq)/m3であるが,EUでは55Bq/m3であることを考慮すると,EU内の肺がん死の約8%,つまり毎年1万8,000例はラドンによる肺がんで死亡していることが示唆される。

http://www5.airnet.ne.jp/shimin/sub300-igakutopics-bk09-5.htm#y5



低濃度でも肺ガンリスク  ラドン濃度規制へ  2006年5月16日朝日新聞夕刊より


ラドンの問題は当初、ウラン鉱山労働者の肺ガン研究で浮上した。

欧州では90年代の国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告を基に、 屋内の大気1立方メートルに含まれるラドン放射線量として200~400ベクレルを対策基準値に決めている国が多い。米国は148ベクレルだ。

日本は基準値を設定していない。風通しのいい木造家屋では、石やコンクリートの家屋に比べ屋内にとどまるラドンが少ないからだ。 政府の調査でも、940家屋で平均15.5ベクレルと欧州より低濃度だった。

しかし、最近、肺ガンリスクは低濃度でもそれなりに増えるらしいと分かってきた。 13の研究をまとめた総合解析では、100ベクレル上がるとリスクが8~16%増えると推定された。

こうした状況を受け、WHOは指針作りに着手。ジュネーブで3月に開かれたラドンプロジェクトの会合には23ヶ国から専門家60人余りが集まった。

http://plaza.rakuten.co.jp/osame/diary/200605230000



半減期がたった 3.8日のラドンでもこれですから、半減期が 30.0年のセシウムでどうなるかは明らかですね:



ラジウム温泉で癌が治るのに、原発の放射線被爆では反対に癌になるのはラジウム温泉水に含まれるラドンと原発からの放射性降下物 に含まれるヨウ素・セシウムの半減期の違いにあります。


ラジウム温泉水に含まれるラドンの半減期はたった 3.8日

原発からの放射性降下物 に含まれる

ヨウ素131 の半減期は 8.06日

セシウム 137 の半減期は 30.0年

http://www.ies.or.jp/japanese/mini/mini_hyakka/33/mini33.html



半減期が短いラドン水なら癌が治りますが、ヨウ素・セシウム水では同じ放射線量でも逆に癌や白血病になってしまうのです。

被爆レベルは発病期間に影響しますが、通常は、 白血病は被爆後12年前後、 癌は20-25年後に発病すると言われております。 これがマスコミに良く出てくる東大教授が言う「今すぐに健康に及ぼす影響はない」という言葉の意味です:


1979年に発生した米国スリーマイル島原発2号炉(TMI-2、PWR、96万kW)事故から、今年の3月28日で18年が経過した。今年の2月、TMI周辺でガンが増加しており、その原因は事故時に放出された放射能であろう、という論文が発表された。

TMI事故の調査にあたった大統領委員会の報告では、周辺住民の最大被曝量は、自然放射線による年間被曝量レベルである、1ミリシーベルト程度とされている。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/TMI/JHT9704A.htm

7 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 18:47

放射線被爆には閾値は無い


 LNT仮説(Liner Non-threshold Theory)とは「しきい値なし直線仮説」 です。この仮説あるいはモデルは広島・長崎の被爆者のいわゆる「生涯調査」(詳しくは広島・長崎の被爆者生涯調査を参照)から得られたもので

「放射線の影響は線量に比例して減少はするが、これ以下では影響が消失するという、「しきい値」があるという証拠は見つからない」

ということを示しています。すなわち、放射線はその量がいくら少なくても、それに応じた損傷が起きるため、安全な量は存在しないということになります。

放射線の中・高線量域では疫学調査や実験結果から膨大な量のデータが蓄積しており、その範囲では放射線の量と発がんには直線関係が成り立ちます。しかし、10から50ミリシーベルト以下では、わかっている領域から推定するしかありませんが、その場合どのようなモデルを使って推定するかが問題です。放射線の影響を研究している世界的に著名な学者達が、考えられる五つのモデルを検討した結果「LNT仮説が最も適切なモデルである」という論旨の論文を発表しています(1)。

疫学調査結果の信頼性は、調査集団の大きさ、調査期間の長さ、放射線量の推定の正確さ等いろいろな条件に左右されます。これらの点から見ると、広島・長崎の生涯調査は後に述べるいくつかの欠点はあるものの、数多い疫学調査の中では信頼性が高いものです。さらにこのモデルを支持するような基礎的な実験データも最近発表されました(2)。このようなことからLNT仮説は、日本もそのメンバーである国際放射線防護委員会(ICRP)でも採用されています。

 しかし、生涯調査をもとにしたLNT仮説は過小評価であるとの意見もあります。生涯調査が始まったのは原爆が投下されてから5年後でした。この時期までには感受性の高い人は既になくなっており、生き残った人は放射線に対する抵抗力の強い人だと考えられます。そのため結果的には、調査は抵抗力のある人たちを選んで行ったことになり、この調査結果を一般の人に当てはめると、放射線の影響を過小に評価することになるのではないかという疑問が持たれます。実際調査を行っている研究者の中にも、本当の放射線の影響はこれよりも大きい可能性があるのではないかと考えている人もいるのです。

さらには、この調査には残留放射能、内部被爆や放射性降下物(フォールアウト)が考慮されていません。そのために、直接の被ばくを受けなかったけれど肉親を捜しに市内に入った人、死体の処理などのために爆心地近くで長時間作業した人たちなどの被ばくが無視されています。これら入市者の中には急性障害の症状を示した人、がん死した人がいますが(3)、生涯調査からは除外されています。




8 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 18:47


LNT仮説の妥当性の検証(発表内容の紹介)


 シンポジウムではLNT仮説の妥当性が三つの面から検証されました。第一に「疫学調査研究」、第二に「線量率効果の研究」(同じ線量の放射線を一度にかけた場合と時間をかけて何回かに分けてかけた場合の効果がどのように変わるかの研究)、第三に「放射線に対する適応応答の研究」でした。疫学調査では、上に述べた広島・長崎生涯調査に対抗するものとして、調査規模や調査期間等に問題のある報告が、放射線影響協会から発表されました。第二の線量率効果では、放射線を何回にも分けてかけると、線量当たりの影響は約半分以下になるという結果が発表されました。

第三の適応応答では低線量の放射線をあらかじめ浴びると、一定時間後に高線量を浴びてもその傷害の程度は低くなるという適応応答と、放射線を浴びた細胞から浴びなかった細胞に、まだよく分かっていない遺伝子障害物質が伝達されるという「バイスタンダー 効果」についての発表がなされました。適応応答と免疫反応適応応答については生体の防御反応として非常に強調されました。

しかし、この反応は自然放射線のある環境で生きている生物には当然なくてはならないものです。放射線から傷を受けた時にその傷を治さないと生物は生きて行けませんから、なおすための酵素を懸命に作ります。その酵素がまだ有効な間に次の放射線がかけられ傷害が起きれば、傷が治しやすくなるというのは当然といえば当然のことです。この適応応答の持続時間は数時間長くても一日で、一生涯続くものもある免疫反応とは大きく異なります。しかも適応応答で治した傷が正しく治されるという保証は全くありません。従って人間が放射線の傷を治す能力があるので、自然放射線以上の被ばくをさせても良いということにはなりません。

 それは、感染症に対する行政の対応と比較すればすぐにわかることです。例えば、ポリオを考えてみます。ポリオウイルスは総ての人に病気を起こすわけではありません。大部分の人は、症状もなしに、あるいは軽い風邪をひいたような症状で治ってしまい、その後終生続く免疫を獲得します。脳炎などの重い症状にかかる人は、全体からみれば少数の抵抗力の弱い人です。だからといってポリオウイルスを環境にまき散らすなどとは誰も考えないでしょう。逆に、だれも感染しないようにするために、あらかじめワクチンをうって予防します。これはいわゆる文化国家といわれる国では何処でもおこなわれていることです。

放射線の場合は、これとは正反対に、適応応答という修復機構があるのだからと宣伝し、浴びる限度線量を引き上げようとしています。 これは免疫ができるのだからといって、ワクチンを接種して予防することなしに、ポリオウイルスをばらまくという発想にあたります。






9 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 18:48

LNT仮説と原子力政策


 放射線にしきい値がなく安全量がないという仮説は、原子力政策を進めたり、放射線や放射能を出す側にとっては非常に都合の悪いものです。

シンポジウムに出席していた元原子力委員の竹内哲夫氏からの

「裁判などで必要なので、科学者は早くこのしきい値線量の合意をうるべきだ」

との発言や、元原子力安全委員の松原純子氏、放射線影響協会の金子正人氏からなされた

「低線量の放射線障害をなおす能力のない人、あるいは低い人は全体の人口から見ると数パーセント以下にすぎない。

それにもかかわらずそのような人をも対象に入れたきびしい防護基準を設けることは国や電力会社にとっては大きな経済的負担となる。従って、切り捨てても良いのではないか。」


という意味の発言がその立場を象徴しています。

日本国内では、このLNT仮説を覆し、何とか

「これ以下では安全である」という「しきい値があるのだ」

と説得しようとする企てや宣伝が、電力会社や行政によって、執拗に続けられています。


原子力教育もその宣伝の重要な一環となっています。日本がそのメンバーである以上、ICRPの基準値には従わざるをえませんから、基準値を緩いものに変えてしまうのが手っ取り早い方法です。そのための国際的な働きかけを積極的におこなおうとする意図がこのシンポジウムで見えてきました。

このようにあからさまな意図を持つシンポジウムに参加している放射線影響の研究者はどのような立場をとっているのでしょうか?

上に述べた元原子力委員や元原子力安全委員の発言に対して研究者達から何ら反対する意見は出されずじまいでした。文部科学省は、原子力政策を進めている役所であり、同時に研究費を握っているところでもあります。研究者は研究費をカットされたら、仕事ができません。自分の研究が原発推進に利用されても当面の研究費をもらうためなら、妥協しているのでしょうか? 

それならば、私たち市民が声をあげて研究者や行政へ、要求を示していかなければならないと思います。

http://www.nuketext.org/topics2.html

10 名前: 777 投稿日:2012/06/23(土) 18:49

被爆と健康:決定版!!・・・広島・長崎の被爆論文がでました


日本人が「大規模」に被爆し、その健康に関するデータが「長期間」にわたって得られるのは、不幸なことですが広島・長崎のものです。そして、その総合論文が今年(2012年)、放射線影響研究所からでました。被爆と健康に関する研究ではもっとも権威のある機関でもあります。


福島原発で多くの人が被爆している最中ですから、本来ならこの論文は毎日のようにテレビ、新聞で報道され、解説されているはずですが、論文内容が「政府に都合が悪い」ということで、ほとんど報道されていません。


なぜ、この論文が政府に都合が悪いかというと、


1) 「これ以下なら安全」という「閾値(しきいち)」がないことを明確に示していること、

2) 低線量被爆でも「被曝量と病気の発生」には比例関係が認められること(直線近似が成立すること)

3) 福島の小学生が被爆した、20ミリシーベルトで子供がガンになる可能性は100人に2人程度と高率になること、


が明らかになったからです。現時点で専門家でこの論文の結論と異なることをいうことはできないでしょう。科学者や医師は事実に忠実ですから。


もともと、日本の法律で「被曝限度は1年1ミリ」と決まっていたり、チェルノブイリの時に1年5ミリ以上の地域が強制退去地域になっているのは、断片的ですが、この論文と同じ知見がかなり多かったことによります。もちろん「1年100ミリ以下はデータがない」などは完全なウソです。子供の健康のことですから、これまで間違っていた専門家はすぐにでもこの論文を読んで、訂正と謝罪をしてください。


・・・・・・・・・


論文内容は少し専門的になりますが、ご紹介します。

学術雑誌名:Radiation Research(英文)

論文題目:「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950-2003、がんおよび非がん疾患の概要」


概要:   1950 年から2003 年まで約10万人の健康状態を調査し、死因についての被爆の影響を明らかにした。がんによる死亡(総固形がん)の過剰相対リスクは被曝放射線量に対して「全線量域で直線の線量反応関係」を示し、「閾値は認められず」、リスクが有意となる最低線量域は0-200ミリシーベルトであった。


具体的には、30 歳で1シーベルト被曝して70 歳になった時のがんの死亡は、被曝していない場合に比べて42%増加し、また、被爆の時の年齢が10 歳若くなると29%増加した。

従って、20歳で被爆すると83%の増加になり、ほぼ2倍になる。がん以外の疾患では、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患でのリスクが増加した。


解説:   個人が被爆した量と死因別の放射線リスクを総合的に解析した初めての報告である。対象は、被爆者で個人線量が推定される86,611 人、調査期間中に50,620 人(58%)が死亡し、そのうち総固形がん死亡は10,929 人であった。低線量率で若干の緩和がみられるが、直線関係を否定するものではない。


この論文で言う「過剰相対リスク」とは、相対リスク(被曝していない場合に比べて、被曝している場合のリスクが何倍になっているかを表す)から1 を差し引いた数値で、被曝による相対的なリスクの増加分を表している。


(注)放射線影響研究所は、広島・長崎の原爆被爆者を 60 年以上にわたり調査してきた。その研究成果は、国連原子放射線影響科学委員会(UNSCEAR)の放射線リスク評価や国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護基準に関する勧告の主要な科学的根拠とされている。


Radiation Research 誌は、米国放射線影響学会の公式月刊学術誌であり、物理学、化学、生物学、および医学の領域における放射線影響および関連する課題の原著および総説を掲載している。


・・・・・・・・・

政府機関、自治体、御用学者、ご用専門家、テレビ、新聞はあまりあてになりませんが、国民の健康を守り、子供を守るという見地から、大学、医師会などに所属する良心的な方は、積極的にこの論文の結果(おそらくもっとも総合的で、現時点で正確なデータと考えられます)を尊重し、政府に対して被曝の防止(福島の除染、拡散防止、汚染食材や瓦礫の搬出防止など)をするように力を発揮してください。


またテレビ、新聞もうっかり政府の誘導に乗った1年でしたが、本来の報道の目的である、「やや政府に批判的で、事実を伝え、視聴者や読者を危険から守る」ということに戻り、この論文を多くの人が知るようにしてください。


その時、論文を書いた研究者ではなく(研究者は社会に対して倫理的責任を負わない)、科学者、啓蒙家が解説をするのが適切です。
http://takedanet.com/2012/04/post_25e2.html


11 名前: 777 投稿日:2012/06/24(日) 23:10


低線量被曝の実験には、カラクリがあります。放射線に強い動物を用いれば影響は少なく、放射線に弱い動物を使えば影響が強く出ます。

マウス、ラットなんて、種類を選べば、どんな実験結果も出せます。最もひどい実験では、低線量の環境でマウスを系代飼育(子供を産ませる)すれば、数ヶ月で放射能に強いマウスが得られます。勿論、その陰には異常に産まれたマウスが数多く存在する訳です。

では、カネになる研究はどちらでしょう? 答えるまでもなく、放射能に強いマウスを使った実験には、莫大な補助金が付きます。

これが低線量放射線効果実験の真実です。追試験すれば、すぐにボロが出ます。こういう類のインチキ実験と本物の実験が両方存在するので、”低線量の影響は判らない”と公式発表しているのです。

放射線の本当の影響は、研究者はみんな知っていますよ。小出さんはマジメな方なんで、本当の事をしゃべっているだけです。

誰がウソを付いているかは、居住地で判ります。放射能安全説を標榜する人は、福島に住んでいません。彼らの説が正しければ、当然、家族と一緒に福島に住みますよね。(笑)

投稿 製薬会社研究者 | 2012-06-22 20:59
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2011/04/post_089c.html#comment-37479186

12 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/25(月) 08:47
何このクズ投稿?

13 名前: 777 投稿日:2012/06/25(月) 20:34
科学の心と低線量被曝



先日、ある読者の方から「低線量でDNAの損傷がない」という論文を送っていただきました。それは健康に関する医療ニュースでその中に論文が紹介され、理科系とおぼしき人が「このような論文があるのだから、規制は厳しすぎる」というコメントをつけていました。

科学に携わるものとして、残念ですが、エセ科学者がこの世に多いことも確かです.とくに「政権にすり寄る科学者」がいるのはある意味で仕方が無いと思います.

スターリン時代のソ連ではすべてのことに政治が優先され、その中で「ルイセンコ学派」が誕生しました。「共産主義の元で育つ穀類や野菜は良く育つ」という理論で、このばからしい理論が当時のソ連の学会を支配したのです。

科学は「何が正しいかわからない」という疑いが第一ですから、共産主義の元で植物の生育が違うということが起こっても良いのですが、このような画期的な結論をだすには長い間の慎重な研究が必要です。でもルイセンコ学派の場合は「そのほうがお金がもらえるから、名誉が得られるから」というのが動機ですからもちろん科学でも何でも無いのです.

・・・・・・・・・

かつて「石けん・洗剤論争」というのがあり、主婦を中心として「洗剤は環境を汚す」という神話が誕生したことがあります。私はそのようなことがあり得るのか調べるために、当時知られていた200ほどの論文を読んでみました。

その結果、確かに洗剤が環境を汚染するという論文はあるのですが、それがある特定の研究機関だけで、その結果は他の研究機関ではデータとして認められていませんでした。

次に40ばかりある「洗剤は環境を汚染する」というデータのチェックをしました。そうすると論文ですからある程度の信頼性があるのですがやや特殊でデータも少なく、結論にも飛躍が見られました。

つまり、科学論文は結果を示すだけではなく、それに対する著者(学者)の考えが書いてあるものなのですが、それがつじつまが合っていないのです.新しい発見はそれまでの知見で説明できないことがあるのですが、それでも「なぜ、同じ界面活性剤で違いがあるのか?」というぐらいの説明か一部の研究が必要です.

もう一つ、私たちは「実験データ」と「科学的原理原則」の関係も核にします.たとえば被曝なら、エネルギーの高い電磁波(放射線)と高分子物質(人体)の関係はさまざまな研究でわかっていて、それと被曝データの関係を考えます.

また、 人間は原始的動物やマウスなどと違って、放射線の損傷に対して素早く修復する力を持っています.だから、ただDNAが破損したからそのままガンになるというものでもありません.

・・・・・・・・・

つまり、石けんと洗剤の問題でも、低線量被曝と健康の問題でも

科学は慎重です.そしてわからない時には「危険側」に重点を置き、徐々にその限界を明らかにするという原則を守ります.その意味では、「石けんと洗剤」という問題は、「石けんでも洗剤でも使用する量を減らす」というのは安全側なのですが、「石けんと洗剤のどちらが危険」という判断は「危険側」がないのです。

低線量被曝は問題がないという論文は多くあります。同時に危険という論文もあります。このようなとき科学は謙虚に「わからないから安全側に」というのが「科学の心」と言うものです.

一般の人をだますのは専門家にとって簡単なことですが、同時に専門家は「専門家の倫理」によってそれを厳しく戒めています.最近の低線量被曝の報道を見ますと、ルイセンコ学派(お金と名誉)の人や、科学の心を持たない人、それに専門家の倫理に厳しくない人が目立ちます.


http://takedanet.com/2012/06/post_2bc1.html

14 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/25(月) 22:36
内容はともかくとして、必要としてる人もいるかも知れませんし

>>777さんへ
せめて、sageでの投稿もご一考ください。


____       ________             ________
|書き込む| 名前: |            | E-mail(省略可): |sage           |
 ̄ ̄ ̄ ̄        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              ∧ ∧  。  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                              ( ゚Д゚) / < ここに「sage」(半角)と
                               ⊂ つ    | 入れるとスレがあがらない。
                            | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   \_____________
                            |          |
                            |          |
                       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|


15 名前: 777 投稿日:2012/06/25(月) 23:12
僕の投稿がみんなの目に留まらないように、ここの人は必死なんだねwwwwwwwww

僕は世間の常識を言ってるだけなのにね。

しかし、この癌掲示板は誰の利益のためにやってるの?

ここの人が癌患者の事は一切考えていないのは良くわかったけど。

16 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/26(火) 01:53
コピペなんぞいらん。



17 名前: 777 投稿日:2012/06/26(火) 07:52
本当に必死だね

この掲示板の管理はネット工作員に任せていたという事だなwwwwwwwwwwww

18 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/26(火) 08:02
目障り

19 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/26(火) 08:31
>僕は世間の常識を言ってるだけなのにね。

世間の常識なら誰も読む必要ないよね。

20 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/26(火) 08:36
>一般の人をだますのは専門家にとって簡単なことですが、

だってよww

あんた騙されてんじゃない?

21 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/26(火) 15:26
>>777 投稿するなとは思わないけど、sageでしましょうよ。


22 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/06/28(木) 08:42
>21

そうかな?

悉くデタラメな内容のサイトのコピペばっかりじゃノイズが増えるだけで何もいいことないと思うのだが。

23 名前: 777 投稿日:2012/10/21(日) 19:50
ここの内容は追認されているよ:

文部科学省委託調査報告書

原子力発電施設等放射線業務従事者等に係る疫学的調査(第Ⅳ期調査 平成17 年度~平成21 年度)

平成22年3月 財団法人 放射線影響協会


3.3 内部比較

累積線量の増加にともなって、慢性リンパ性白血病を除く白血病の死亡率には有意の増加傾向は認められなかった(p=0.841)。一方、白血病を除く全悪性新生物の死亡率には有意の増加傾向が認められたが(p=0.024)、肺の悪性新生物を除くと有意の増加傾向は認められなかった(p=0.171)。

全死因、非新生物疾患および外因死の死亡率には、累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった(全死因; p=0.136、非新生物疾患; p=0.609、外因死;p=0.087)。また非新生物疾患の疾患別(10 疾患)の死亡率にも、有意の増加傾向は認められなかった(いずれの疾患もp≧0.05)。

部位別(16 部位)の悪性新生物では、食道、肝臓および肺の悪性新生物の死亡率に、累積線量にともなう有意の増加傾向が認められた(食道; p=0.039、肝臓;p=0.025、肺; p=0.007)。また非ホジキンリンパ腫、多発性骨髄腫に有意の増加傾向が認められた(非ホジキンリンパ腫; p=0.028、多発性骨髄腫; p=0.032)。
多重比較法では、これらすべての悪性新生物は有意ではなかった(食道; 調整後p=0.471、肝臓; 調整後p=0.333、肺; 調整後p=0.106、非ホジキンリンパ腫; 調整後p=0.365、多発性骨髄腫; 調整後p=0.406)。

喫煙関連の悪性新生物の死亡率には、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向が認められた(p=0.009)。

しかし、喫煙関連の悪性新生物から、肺の悪性新生物を除くと有意の増加傾向は認められなかった(p=0.108)。

また非喫煙関連の悪性新生物の死亡率には、累積線量の増加にともなう有意の増加傾向は認められなかった(p=0.830)。

一方、喫煙関連および非喫煙関連の非新生物疾患の死亡率には累積線量にともなう有意の増加傾向は認められなかった(各々p=0.369、p=0.808)。

http://www.rea.or.jp/ire/pdf/report4.pdf







24 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/10/22(月) 12:08
>すぐに下に下げられてしまいましたwww:

ってYahooに書いてるけど、777が自分で下に押し下げてるじゃんか?




25 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/10/25(木) 11:01
>24

上げて書いて多くの人に原文に当たられると困るからじゃない?

なにしろ総合評価にこんなことが書いてあるからね。

「第Ⅳ期調査までの結果を総合して評価すると、以下のことから、低線量域の放射線
が悪性新生物の死亡率に影響を及ぼしている明確な証拠は認められなかったと言え
る。
~中略~
これらの事実を勘案すると、今回認められた白血病を除く全悪性新生物の死亡率と
累積線量との有意な関連は、生活習慣等の交絡による影響の可能性を否定できない。」

26 名前: 777 投稿日:2012/10/25(木) 12:49
国から金を貰って御用学者が研究してるんだから、結論だけ国に都合が良い様に書いてるだけさ。

27 名前: 777 投稿日:2012/10/25(木) 12:54

ここに常住している製薬会社の営業マンに悪いから、やっぱりに下げとく:



低線量被曝データはあった…なぜ誰もそれに言及しない?

週刊SPA! 8月26日(金)12時6分配信

★夜討ち朝寝リポーター神足裕司のコラムKohtari’s News Columnこれは事件だ


 見えない恐怖が続いている。放射能は無味無臭で見えない。見えないのだから、政治が悪い。トップの菅直人首相が悪い。いや、信用できないから辞めていただこう。いや、できる限りのことはした(菅首相)。こんな不毛な応酬が続く。これでいいのか? そんな国会中継のTVをつけていたら、こんな声が聞こえた。

 「今までICRP(国際放射線防護委員会)も含めてですね、全然データがないんです」

 8月1日、参議院復興特別委員会で質問に立った古川俊治議員の声だった。そして、こう続いた。

 「実際、長崎、広島、原爆の問題。その後チェルノブイリが1回あっただけです。60年前ですね。その頃の科学的知見は十分ではなかった。チェルノブイリではなかなかモニタリングができなかった。ほとんど世界にデータがないんです。何もわかってないのが現状」

 その通り! と相槌を打った。だから、政府、経産省、原子力委員会、東電は、いたずらに「ただちに健康に影響はありません」と繰り返すのでなく、データを公表し、正確にはわからないと告げ、避難については個人の判断にゆだねるべき、と思ってきた。

 ところが、古川議員からは意外な言葉が飛び出した。

 「22万7000人ばかりを調査した、立派な調査があります」

 それは、文科省の委託を受けた財団法人放射線影響協会が作った「原子力発電施設等 放射線業務従事者等に係る疫学的調査(第IV調査)平成17年度~平成21年度」である。原発で働く人を対象にした追跡調査。世界で同様の調査は行われているが、戸籍制度がしっかりしている日本のものが、実は最高に優れているという。








28 名前: 777 投稿日:2012/10/25(木) 12:55

その資料を持ちだして、古川議員は何を問おうというのか。

 「放射線従事者の方々は長期被曝しておられます。一般の方々と比べた場合、癌のリスクは1.04倍になります。明らかに偶然では説明できない差をもって、放射線従事者のほうが、癌がたくさん発生してるんですね」

 原発などで働く放射線業務従事者の通常の放射線被曝限度は、1年で50ミリシーベルト(以下mSvと略)、5年で100mSvと定めている。であれば、少なくとも限度以内では安全、と思う。ところが、1.04倍。100人に4人は癌の発症が増える。

 古川議員はさらに決定的な数字を突きつける。

 「この放射線従事者の方々の平均の被曝線量は累積で13.3です。20ミリ以下ですね」

 そして、労災認定の例を挙げる。

 「過去に癌を発症して労災認定をされた方は10人いますが、最も少ない人は5ミリの被曝だったんですよ。政府が被曝との因果関係を認めてるわけですよ」

 5mSvの労災認定とは、中部電力浜岡原発で働いていた孫請け会社元社員・嶋橋伸之さん(当時29)が慢性骨髄性白血病で91年に死亡し、94年に認定されたものだ。嶋橋さんの放射線管理手帳によれば、約8年10カ月で累積被曝線量は50.93mSv。従事年数で累積線量を割れば、約5.6mSvとなる。

 では、文科省が決め、内閣参与の東大教授が涙ながらに辞任した「校庭利用限度20mSv」は?

 「1年経過後に白血病を発症する生徒の皆さん、みーんな補償することになりますよ」(古川)

 最も大きな問題は原子力安全委員会が持っていた緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI」を5月2日まで公表しなかった点だ。

 細野首相補佐官(当時)が「(公表すれば)パニックになるから」と言ったことを指摘し、古川議員は「被害を知らなかったとすれば無能だが、故意に隠したなら刑事責任を問われる」と責めたてた。

 菅政権が無能かどうかなど問題ではない。原発事故への対応は犯罪だった。これが核心である。



29 名前: 777 投稿日:2012/10/25(木) 12:56

【医師である古川議員が指摘する隠された問題】

 参院議員会館へ古川議員を訪ねた。医学博士でありながら司法試験に合格し、弁護士も務めることで話題になった有名人だ。 議員は、放射線影響協会がまとめたデータと政府が安全指針とするICRPのテキストを並べ、「19年間調査した立派な資料です」と、国会答弁と同様に言った。

 いわば、政府は国際基準よりずっと詳細なデータを持ちながら、低線量被曝のデータに弱いICRPばかりを根拠にしてきた。

 古川議員は「普通の議員では、放影協会のデータは、読み解くことができない」とも言う。

 議員は、120ページにおよぶ平成22年度の調査書を繰りながら、放射線による有意な(偶然ではない)癌発生との関連を「タバコと飲酒のせいにしている」と憤る。

 放射線をたくさん浴びた作業員は喫煙と飲酒量が多いという馬鹿げたグラフがあるのだ。

 59ページには「累積線量との関連が認められた食道、肝臓および肺の悪性新生物(癌のこと:筆者注)に、喫煙等の生活習慣が交絡している可能性も否定できない」とある。

 つまり、放射線と癌の関係は低線量でも認められるのに、それを生活習慣のせいにしている。

 それこそ、無知か故意かはわからないが、閣僚たちは原子力村がねじ曲げた結論を基に、「健康への影響はない」と言い続けているのだ。

 古川議員は議会で被災地域の約20万人のうち3割、6万人が癌で亡くなると断言した。20mSvの被曝なら約960人が、10mSvなら約480人が亡くなる。増えた分はSPEEDIを隠した政府の責任だ。

 菅首相は「(SPEEDIを)知らなかった」と応えた。

 今後の福島県の調査で数十年後癌患者が増える、その補償をどうする、との問いに海江田経産相は驚くべき答弁をした。

 「訴えてください」と言ったのだ。

 議論がかみ合っていなかった、とは私も感じた。だが、それは政府側が自分の頭で考えず、原子力専門家の意見を鵜呑みにしているからだ。医師でもある古川議員は非常に重要なことを言った。

 従来ないとされていた低線量被曝の影響データは、実は日本にある。あるのに国は目を留めず、この日のやり取りは、どの新聞もTVも取り上げていない。






30 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/10/26(金) 08:19
「1.04倍のリスク」という言葉に疑問を感じないような人は何を読んでも無駄だと思うよww

31 名前: 777 投稿日:2012/10/26(金) 08:52
この研究で明らかになったのは放射線障害には閾値が無いという事なんだけど、ここにはそういう基本が理解できていないアホが多いな:


最新の被曝と健康の論文をご紹介します。 武田邦彦(平成24年4月26日)


この研究は広島長崎で被曝した人8万6千人あまりの方を対象として行われていて、被曝量は高い線量から1ミリシーベルト以下の微量な被曝をした人も対象になっています。

そしてこの論文の中心的な結論は、


1)広島長崎の被曝でガンがかなり多いこと、

2)低い線量の被曝でも発がんが見られること(低線量被曝は危険)、

3)被曝量とガンの発生はほぼ比例すること(私はあまり用語が適当ではないと考えて使いませんが、いわゆる「直線仮説」が成り立っているということです)、

4)いわゆる閾値(これ以下は大丈夫という被曝量)という限度はなく、強いて言えば0ミリシーベルトであること、


などです。「被曝したら被曝量に比例してガンが増える」という論文はこれだけではありませんが、「1年100ミリシーベルト以下の被曝で、ガンが増えるなどという知見はない」と言い続けた専門家が間違いであったことも同時にこの論文で確認し、ハッキリすると思います。



もっともこの論文以外にも、低線量で健康障害を起こしたという論文は昔から多く、「被曝は大丈夫」というのは、「知見がない」のではなく、「論文は多くあるが、私の考えは違う」ということなのです。つまり簡単に言えばウソだったのです。



32 名前: 777 投稿日:2012/10/26(金) 08:54
学術雑誌名:Radiation Research(英文)

論文題目:「原爆被爆者の死亡率に関する研究、第14 報、1950-2003、がんおよび非がん疾患の概要」


概要:   1950 年から2003 年まで約10万人の健康状態を調査し、死因についての被爆の影響を明らかにした。がんによる死亡(総固形がん)の過剰相対リスクは被曝放射線量に対して「全線量域で直線の線量反応関係」を示し、「閾値は認められず」、リスクが有意となる最低線量域は0-200ミリシーベルトであった。


具体的には、30 歳で1シーベルト被曝して70 歳になった時のがんの死亡は、被曝していない場合に比べて42%増加し、また、被爆の時の年齢が10 歳若くなると29%増加した。

従って、20歳で被爆すると83%の増加になり、ほぼ2倍になる。がん以外の疾患では、循環器疾患、呼吸器疾患、消化器疾患でのリスクが増加した。


解説:   個人が被爆した量と死因別の放射線リスクを総合的に解析した初めての報告である。対象は、被爆者で個人線量が推定される86,611 人、調査期間中に50,620 人(58%)が死亡し、そのうち総固形がん死亡は10,929 人であった。低線量率で若干の緩和がみられるが、直線関係を否定するものではない。


この論文で言う「過剰相対リスク」とは、相対リスク(被曝していない場合に比べて、被曝している場合のリスクが何倍になっているかを表す)から1 を差し引いた数値で、被曝による相対的なリスクの増加分を表している。


(注)放射線影響研究所は、広島・長崎の原爆被爆者を 60 年以上にわたり調査してきた。その研究成果は、国連原子放射線影響科学委員会(UNSCEAR)の放射線リスク評価や国際放射線防護委員会(ICRP)の放射線防護基準に関する勧告の主要な科学的根拠とされている。


Radiation Research 誌は、米国放射線影響学会の公式月刊学術誌であり、物理学、化学、生物学、および医学の領域における放射線影響および関連する課題の原著および総説を掲載している。

http://takedanet.com/2012/04/post_25e2.html

33 名前: 名無しさん@? 投稿日:2012/10/29(月) 08:43
>最新の被曝と健康の論文をご紹介します。 武田邦彦(平成24年4月26日)

wwwwwww
類は友を呼ぶの典型ww