癌掲示板..>コバシルの新生血管阻害作用
- 1 名前: 名無しさん 投稿日:2005/08/11(木) 18:16
- ガン細胞が生体内で成長増殖していくためには、そのガン細胞の中での血管新生が必要です。
このため世界中でこの血管新生阻害薬の開発が進められていますが、まだ認可されているものは存在しません。
一方で、現在広く普及しているACE阻害薬にガンによる死亡率を低下させるという報告があります。
その中で特にコバシルには新生血管形成抑制効果、最も強力な肝ガン発育抑制効果が認められました。
コバシルは肝ガン細胞内の血管内皮細胞増殖因子(VEGF)を抑制することにより、
新生血管の形成を抑制することが示唆されています。
http://www.geocities.co.jp/Colosseum-Acropolis/9112/kouza72.htm
アバスチンやサリドマイドなどに比べて、どうなのでしょうか。
- 2 名前: 名無しさん 投稿日:2005/08/11(木) 18:51
- 初めて聞きました。
1さんはどちらでこの情報を見つけてきたんですか?
副作用が少なければ、補助的に使えそうですね。
自分もご存知の方のご意見聞きたいです。
- 3 名前: いのげ 投稿日:2005/08/11(木) 23:20
- ACE阻害薬は製薬会社のドル箱製品でして
この手の研究の資金の出所も想像が付くでしょう
コバシル(perindopril )はACE阻害剤の中でも
最も分子量が小さいので組織移行がいいのかもしれませんし
分子活性が良いのかもしれません
Clin Cancer Resは一流の雑誌ですしこの研究は動物実験も
行っているようですが臨床の結果が出るまでは眉唾と思った方がいいでしょう
もちろん降圧剤が必要な方でがん恐怖症の人には処方しても問題無いです。
いわゆるプロパーとかMR(MedicalRepresentitive)と呼ばれる製薬会社の営業社員は
この程度の根拠の情報を山のように抱えて医者を騙そうとしてるわけです。
医者が騙されるくらいですから一般人に真贋の区別は困難でしょう。
- 4 名前: いのげ 投稿日:2005/08/11(木) 23:33
- 何故かキャッシュしかないんですが論文はこちら
http://64.233.187.104/search?q=cache:PhFRVoqoEBsJ:www.brainlife.org/treatment/antiangiogenesis/yoshiji_2001.htm+perindopril+VEGF&hl=ja
ご本人による解説があるので訳は省略
http://jamr.umin.ac.jp/JAMRSite/5.html
研究としては立派なものである事は間違いありません。
でも薬屋ってこんなウソまで言うので要注意
http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/clnjc02.html#kobashil
- 5 名前: いのげ 投稿日:2005/08/11(木) 23:46
- http://clincancerres.aacrjournals.org/cgi/content/abstract/7/4/1073
キャッシュじゃないのがありました
その後多数引用されてコバシルに限らず癌細胞表面蛋白と
レニンアンギオテンシン系の関連に広がって研究されてるようです
このネタおもろいのでラボで関連文献漁ってみます
- 6 名前: 名無しさん 投稿日:2005/08/12(金) 00:36
- 1 です。
いのげ先生、どうかよろしくお願いします。
シメチジンと同じように、癌患者の福音になれば嬉しいです。
2さん。ウチのお気に入りに入ってました。
って、入れたのは私しかいないのですが、忘れ果てていました。
多分「新生血管」をキーワードにググっていた時に見つけて、
お気に入りに入れて、後で読むつもりで忘れていたものと思われます。
- 7 名前: 2 投稿日:2005/08/12(金) 01:14
- >1
わざわざ、お答えありがとうございます。
私にも、そういう忘れたお気に入りが結構ありますので
掘り起こさなくちゃと思いました。
>いのげ先生
ありがとうございます。
私からもお願いいたします。
癌患者の本音ではソフトな薬であれば多少効果に?があってもいいわけです。
大きな副作用を受けるなら、作用も大きくなければ割りに合いませんが。
膵癌ですので、打てる手は多ければ多いほどいいと思っている一人です。
- 8 名前: 名無しさん 投稿日:2006/01/16(月) 12:43
- その後、どうなったのでしょうか?
- 9 名前: 名無しさん 投稿日:2010/12/21(火) 17:25
- ACE阻害剤とビタミンKの服用が肝がん再発を抑制
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/acek.html
アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害剤とビタミンKを投与することで、
血管新生を阻害し、肝がんの再発を抑制できる可能性が明らかになった。
3年間の臨床研究で、対照群に比べて再発が半分程度になることが示された。
研究成果は10月18日に神戸市で開催されたJDDW2007で奈良県立医科大学第三内科講師の吉治仁志氏が発表した。
2007年の発表ですが。
再発が半減ってなにげにすごくないですか?
まだマウスですが、肺癌にも効果があるようです。
http://www.jkenko.com/news/3921/
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